JP2008302638A - ヘッド検査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機能液吸引手段を活用して、簡易な構成で液滴吐出ヘッド内を洗浄することができるヘッド検査装置を提供する。
【解決手段】液滴吐出ヘッド1に接続される供給チューブ49と、供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1に機能液を供給する機能液供給手段40と、供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッドに洗浄液を供給する洗浄液供給手段38と、機能液供給手段40と洗浄液供給手段38とを流路切替えする流路切替え手段39と、液滴吐出ヘッド1の全吐出ノズルから機能液を吸引する機能液吸引手段61と、流路切替え手段39および機能液吸引手段61を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、検査終了後、流路切替え手段39を駆動して機能液供給手段40から洗浄液供給手段38に流路切替えを行なうと共に、機能液吸引手段61を駆動して液滴吐出ヘッド1に洗浄液を通液する。
【選択図】図4
【解決手段】液滴吐出ヘッド1に接続される供給チューブ49と、供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1に機能液を供給する機能液供給手段40と、供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッドに洗浄液を供給する洗浄液供給手段38と、機能液供給手段40と洗浄液供給手段38とを流路切替えする流路切替え手段39と、液滴吐出ヘッド1の全吐出ノズルから機能液を吸引する機能液吸引手段61と、流路切替え手段39および機能液吸引手段61を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、検査終了後、流路切替え手段39を駆動して機能液供給手段40から洗浄液供給手段38に流路切替えを行なうと共に、機能液吸引手段61を駆動して液滴吐出ヘッド1に洗浄液を通液する。
【選択図】図4
Description
本発明は、インクジェット方式の液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査するヘッド検査装置に関するものである。
従来、この種のヘッド検査装置として、吐出ヘッドに設けられたノズルを介して、吐出ヘッド内に充填されたインク(機能液)を吸引する吸引手段(機能液吸引手段)を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この吸引手段は、検査対象となる吐出ヘッドが、目詰まり等の吐出不良となった場合に、吐出ヘッドのノズルを介してインクの吸引を行なうことにより吐出状態を回復させるものである。
特開2004−361234号公報
ところで、検査終了後の吐出ヘッドは、次工程に移送されるが、このとき、吐出ヘッド内部に、インクが充填された状態で移送されると、インクの溶媒が蒸発することで、インクが固化してしまい、検査合格となった吐出ヘッドのノズルが目詰まりし、吐出不良となってしまう問題がある。このため、次工程に移送する前に、吐出ヘッド内部からインクを排出すると共に、吐出ヘッド内部を洗浄する必要がある。
しかしながら、上記のヘッド検査装置の構成において、別体で、吐出ヘッド内部の洗浄を行うためのユニットを設けようとすると、装置が大型化・複雑化してしまう問題が想定される。
しかしながら、上記のヘッド検査装置の構成において、別体で、吐出ヘッド内部の洗浄を行うためのユニットを設けようとすると、装置が大型化・複雑化してしまう問題が想定される。
本発明は、機能液吸引手段を活用して、簡易な構成で液滴吐出ヘッド内を洗浄することができるヘッド検査装置を提供することを課題とする。
本発明のヘッド検査装置は、機能液滴を吐出するインクジェット方式の液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査するヘッド検査装置において、液滴吐出ヘッドがセットされるセットホルダと、液滴吐出ヘッドに接続される供給チューブと、供給チューブを介して液滴吐出ヘッドに機能液を供給する機能液供給手段と、供給チューブを介して液滴吐出ヘッドに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、供給チューブの上流端に配設され、機能液供給手段と洗浄液供給手段とを流路切替えする流路切替え手段と、液滴吐出ヘッドのノズル面に密接し、全吐出ノズルから機能液を吸引する機能液吸引手段と、流路切替え手段および機能液吸引手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、検査終了後、流路切替え手段を駆動して機能液供給手段から洗浄液供給手段に流路切替えを行なうと共に、機能液吸引手段を駆動して液滴吐出ヘッドに洗浄液を通液することを特徴とする。
この構成によれば、検査終了後、流路切替え手段により洗浄液供給手段に流路切替えを行なった後、機能液吸引手段を、液滴吐出ヘッドのノズル面に密接させて吸引することで、全吐出ノズルを介して液滴吐出ヘッド内部から機能液を排出すると共に、液滴吐出ヘッド内部に洗浄液を通液させることができる。これにより、簡易な構成で液滴吐出ヘッド内部を洗浄することができる。
この場合、制御手段は、検査開始前に、流路切替え手段を駆動して機能液供給手段に流路切替えを行った後、機能液吸引手段を駆動して液滴吐出ヘッドに機能液を通液することが、好ましい。
この構成によれば、検査開始前、流路切替え手段により機能液供給手段に流路切替えを行なった後、機能液吸引手段を、液滴吐出ヘッドのノズル面に密接させて吸引することで、液滴吐出ヘッド内部に機能液を初期充填することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係るヘッド検査装置について説明する。このヘッド検査装置は、セットされた液滴吐出ヘッド(いわゆる、インクジェットヘッド)に機能液を充填すると共に、駆動電圧を印加し、吐出ノズルから液滴を吐出させて、インクジェットヘッドの吐出性能を検査するものである。先ず、ヘッド検査装置の説明に先立ち、検査対象となる液滴吐出ヘッドについて説明する。
図1に示すように、液滴吐出ヘッド1は、いわゆる2連のものであり、2連の接続針を有する機能液導入部2と、機能液導入部2の側方に連なる2連のヘッド基板3と、機能液導入部2の下方に連なり、内部に機能液で満たされるヘッド内流路(図4参照)5が形成されたヘッド本体4と、を備えている。
各接続針7は、配管アダプタ(図示省略)を介して機能液を貯留する機能液タンク50に接続されており、機能液導入部2は、各接続針7から機能液の供給を受けるようになっている。また、ヘッド本体4は、ピエゾ素子等で構成される2連のポンプ部8と、多数の吐出ノズル9を形成したノズル面10を有するノズルプレート11と、を有している。
図1(b)に示すように、ノズルプレート11のノズル面10に形成された多数の吐出ノズル9は、相互に平行に列設された2列のノズル列15で構成されており、各ノズル列15は、等ピッチで並べた180個の吐出ノズル9で構成されている。この場合、180個の吐出ノズル9のうち、両外端に位置する各10個の吐出ノズル9は、無効吐出ノズル(ダミーノズル)16であり、実際の描画には使用しない。このため、ヘッド検査装置20により液滴吐出ヘッド1を検査する場合は、無効吐出ノズル9を考慮することなく検査が行われる。なお、後述する吐出量測定ユニット42により、液滴吐出ヘッド1から吐出される機能液滴の吐出重量を測定する場合は、ノズル列15単位で行うよう構成されている。
ヘッド基板3には、2連のコネクタ18,18が設けられており、各コネクタ18はフレキシブルフラットケーブ(図示省略)を介してヘッド検査装置20の制御装置26に接続されている。そして、この制御装置26から出力された駆動波形が各コネクタ18を介して各ポンプ部8に印加されることで、各吐出ノズル9から機能液滴が吐出される。このようにして、制御装置26により液滴吐出ヘッド1の駆動が制御されている。
次に、図2および3を参照して、上記した液滴吐出ヘッド1の吐出性能を検査するヘッド検査装置20について説明する。ヘッド検査装置20は、機台21と、機台21上に載置され、液滴吐出ヘッド1を搭載した吐出検査装置22と、同様に機台21上に載置され、吸引装置61およびワイピング装置60を有するメンテナンス装置23と、吐出検査装置22およびメンテナンス装置23を内部に収容し、機台21を覆うようにして設けられたチャンバ装置24と、を備えており、チャンバ装置24のカバーケース25には、吐出検査装置22、メンテナンス装置23およびチャンバ装置24を制御する制御装置26の一部(図示では、ディスプレイ等)が付設されている。
ヘッド検査装置20は、吐出検査装置22に搭載した液滴吐出ヘッド1を1つずつ検査すべく、メンテナンス装置23により液滴吐出ヘッド1の機能維持・回復を行いながら、吐出検査装置22により機能液滴を吐出して、液滴吐出ヘッド1の吐出性能を検査している。また、チャンバ装置24は、内部雰囲気を温度管理すると共に、クリーンブースを構成している。なお、ヘッド検査装置20は、温度管理されたクリーンルーム内に設置されており、チャンバ装置24の温度管理は、チャンバ装置24の内部を換気し、内部雰囲気をクリーンルームの雰囲気に置換することで行われる。
図3は吐出検査装置22を模式的に表した上面図であり、吐出検査装置22は、機台21上に立設した一対の支柱30と、一対の支柱30に架け渡された第1Y軸テーブル31と、第1Y軸テーブル31上に配設されると共にX軸テーブル32および第2Y軸テーブル33から成るXYテーブル34と、X軸テーブル32に垂設されたキャリッジ35と、キャリッジ35に搭載されると共に、1の液滴吐出ヘッド1が工具レスでセットされるセットホルダ36と、を備えている。また、吐出検査装置22は、供給チューブ(図4参照)49を介して液滴吐出ヘッド1に機能液を供給する機能液供給ユニット40と、供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1に洗浄液を供給する洗浄液供給ユニット38と、供給チューブ49の上流端に配設され、機能液供給ユニット40と洗浄液供給ユニット38とを流路切替えする流路切替え手段(図4参照)39と、吐出された機能液滴の飛行曲がりや飛行速度を検査する飛行検査ユニット41と、吐出された機能液滴の吐出重量を測定する吐出量測定ユニット42と、ガラス基板Wを載置するターゲットステージ43と、ガラス基板Wを仮置きする仮置きステージ44と、を備えている。機能液供給ユニット40は、第1Y軸テーブル31に付設されるとともに、飛行検査ユニット41および吐出量測定ユニット42は、第1Y軸テーブル31および第2Y軸テーブル33によりY軸方向に移動する液滴吐出ヘッド1の移動軌跡の下方に臨むよう、機台21上にそれぞれ並べて配設されている。
吐出検査装置22により液滴吐出ヘッド1の検査を行う場合は、機能液供給ユニット40により液滴吐出ヘッド1に機能液を供給しつつ、各テーブル31,32,33により液滴吐出ヘッド1をX軸方向およびY軸方向に移動させて、飛行検査ユニット41、吐出量測定ユニット42およびターゲットステージ43にそれぞれ臨ませ、順次各検査を行う。
図4に示すように、機能液供給ユニット40は、R・G・B色の機能液をそれぞれ貯留する3つの機能液タンク(図4では1つ)50と、各機能液タンク50と液滴吐出ヘッド1の間に介設された供給チューブ49と、供給チューブ49を2つの接続針7に接続させるよう分岐させる分岐継手51を有する接続ユニット80と、分岐継手51の上流側に設けられた自己封止弁52と、を備えている。各機能液タンク50は、液滴吐出ヘッド1の上方に配設され、セットした液滴吐出ヘッド1の色別に応じて選択的に使用されている。このため、各機能液は、自然水頭により各機能液タンク50から供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1へ供給される。このとき、供給チューブ49に介設された自己封止弁52が、自然水頭圧を調整するため、液滴吐出ヘッド1から機能液が漏れることはない。
洗浄液供給ユニット38は、洗浄液を貯留する洗浄液タンク56を有しており、上記の供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1に洗浄液を供給する。なお、詳細は後述するが、洗浄液供給ユニット38は、後述する吸引装置61と協働して、検査終了後の液滴吐出ヘッド1内部を洗浄するものである。
流路切替え手段39は、例えば、エアー駆動の三方弁や防爆型の電磁三方弁で構成されており、供給チューブ49の上流側に配設されると共に、機能液供給ユニット40から供給チューブ49への機能液の送液と、洗浄液供給ユニット38から供給チューブ49への洗浄液の送液と、を切り替えている。
接続ユニット80は、ケーシング内に分岐継手51および2つの接続口81を有する接続用ブロック82と、接続用ブロック82を昇降させる接続用シリンダ83と、を有している。接続用シリンダ83と接続用ブロック82との間には、図示では省略したが、バネが介設されており、接続用シリンダ83を駆動して接続用ブロック82を下降させることにより、接続用ブロック82の2つの接続口81が液滴吐出ヘッド1の2つの接続針7に液密に接続される。また、この状態から、液滴吐出ヘッド1を上昇させることにより、2つの接続口81と2つの接続針7との接合が解かれるようになっている。なお、各接続口81には、接続針7の接合時に開放されると共に、非接合時に自動閉塞するバルブが組み込まれている。
飛行検査ユニット41は、液滴吐出ヘッド1から吐出された機能液滴の飛行曲がり、飛行速度や吐出抜け等を検査するものであり、吐出された機能液滴を高速度撮影している。飛行検査ユニット41は、パルス光源であるパルスレーザを有する照明部53と、照明部53に対向して配置され、パルスレーザによるパルス光を受光する顕微鏡カメラ54と、液滴吐出ヘッド1から吐出された機能液滴を受ける機能液受け部55と、を備えている。これにより、液滴吐出ヘッド1から吐出された機能液滴は、照明部53と顕微鏡カメラ54との間のパルス光を遮って、機能液受け部55に着弾するよう構成されている。飛行検査ユニット41により高速度撮影された機能液滴は、その撮影結果に基づいて、液滴吐出ヘッド1からの飛行速度が計測されると共に、飛行曲がりがあるか否か、また、吐出抜けがあるか否かを検査する。なお、図示は省略するが、上記の機能液受け部55は、液滴吐出ヘッド1からの捨て吐出を受けるフラッシング部を兼ねており、機能液受け部55に貯留した機能液は、廃液チューブを介して機能液受け部55に接続された後述するイジェクターにより吸引されることで、後述する廃液タンク70へ回収される。
吐出量測定ユニット42は、液滴吐出ヘッド1から吐出された機能液滴の重量を測定するものであり、液滴吐出ヘッド1から吐出された機能液滴を受ける容器58と、容器58内の機能液の重量を測定する電子天秤59と、を備えている。この吐出量測定ユニット42により機能液滴の吐出量を測定する場合は、液滴吐出ヘッド1を容器58に臨ませた後、ノズル列15単位で数万発の機能液滴を吐出し、電子天秤59により機能液の吐出重量を測定する。機能液の吐出重量が測定されると、測定された吐出重量から、1の吐出ノズル9あたりの吐出量を、吐出回数と吐出ノズル9の数分、除算して算出する。なお、液滴吐出ヘッド1に印加する駆動電圧は、吐出量測定ユニット42により測定された機能液滴の吐出重量に基づいて決定されている。
ターゲットステージ43は、ガラス基板Wを載置するものであり、載置されたガラス基板Wには、上方に臨んだ液滴吐出ヘッド1から所定の検査パターンに基づいて機能液滴が吐出される。機能液滴が着弾したガラス基板Wは、仮置きステージ44に仮置きされ、着弾した機能液滴を自然乾燥させる。乾燥後のガラス基板Wは、図示しない別体の体積測定装置に移送され、着弾した機能液滴の個々の吐出量(体積)が測定される。
メンテナンス装置23は、上記したようにワイピング装置60と、吸引装置61と、を備えており、各テーブル31,32,33によりY軸方向に移動する液滴吐出ヘッド1の移動軌跡の下方に臨むよう、機台21上にそれぞれ並べて配置されている。
ワイピング装置60は、ノズル面10に当接するワイピングシートSと、ワイピングシートSに洗浄液を噴霧する噴霧ノズル(図示省略)とを有しており、ワイピングシートSに対し、噴霧ノズルから洗浄液を噴霧すると共に、洗浄液を含侵したワイピングシートSを液滴吐出ノズル9のノズル面10に押し当て、液滴吐出ノズル9を第1Y軸テーブル31によりY軸方向に前後させることで、液滴吐出ヘッド1のノズル面10を払拭する。
図4に示すように、吸引装置61は、液滴吐出ヘッド1のノズル面10に密接すると共に、R・G・B色に対応した3つのキャップ部62と、一端を各キャップ部62に接続した吸引チューブ64と、吸引チューブ64の他端に接続された廃液タンク70と、廃液タンク70の上部に接続されたイジェクター71と、を有している。また、吸引装置61は、手動でX軸方向に移動するための手動X軸テーブル63を有しており、吐出される機能液の色に応じて、各キャップ部62をX軸方向に移動させて、Y軸方向に移動する液滴吐出ヘッド1の直下に位置決めする。
各キャップ部62は、断面凹状に形成されており、その内部には、機能液を吸収する吸収材68が敷設されている。また、各キャップ部62の底面には、吸引チューブ64が接続される吸引孔69が形成されている。
各キャップ部62を液滴吐出ヘッド1のノズル面10に密接させ、この状態で、イジェクター71により機能液の吸引を行なうと、液滴吐出ヘッド1内部の機能液がノズル面10を介してキャップ部62に排出され、排出された機能液は、吸引孔69および吸引チューブ64を介して廃液タンク70に回収される。これにより、液滴吐出ヘッド1の吐出ノズル9の目詰まりによる吐出不良を解消する。なお、吸引装置61は、上記の機能液供給ユニット40と協働して、液滴吐出ヘッド1内部に機能液を初期充填するよう構成されると共に、上記の洗浄液供給ユニット38と協働して、液滴吐出ヘッド1内部を洗浄するよう構成されている。
制御装置26は、吐出検査装置22、メンテナンス装置23およびチャンバ装置24を制御しており、制御装置本体(図示省略)と、制御装置本体に接続され、データを入力するキーボード65およびマウス66と、チャンバ装置24のカバーケース25の正面側に付設され、入力結果等を表示するディスプレイ67と、を有している。制御装置本体には、ヘッド検査装置を制御する各種プログラムや、各ユニットを駆動させるデバイスドライバ等が記憶されており、キーボード65や各ユニット等から各種検出信号、各種指令、各種データ等が入力されると、制御装置26は、各種プログラムおよびデバイスドライバ等に従って、各種データを処理し、ヘッド検査装置20全体を制御するようになっている。
ここで、検査開始前において、液滴吐出ヘッド1内部に機能液を初期充填する一連の動作について説明する。キャリッジ35に、セットホルダ36を介して液滴吐出ヘッド1がセットされると、接続用シリンダ83が駆動して、接続用ブロック82が液滴吐出ヘッド1に接続され、機能液の供給が可能となる。続いて、制御装置26は、各テーブル31,32,33を駆動させて、液滴吐出ヘッド1を吸引装置61に臨ませると共に、吸引装置61を駆動させて、液滴吐出ヘッド1のノズル面に、供給する機能液に対応するキャップ部62を密接させる。この動作に相前後して、流路切替え手段39により、機能液供給ユニット40側の流路を開放すると共に、洗浄液供給ユニット38側の流路を閉塞するよう流路切替えを行う。
この後、吸引装置61は、イジェクター71を作動させ、ノズル面10を介して液滴吐出ヘッド1内部を吸引することで、機能液タンク50から供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1のヘッド内流路5に機能液が通液され、液滴吐出ヘッド1に機能液が初期充填される。
次に、検査終了後の液滴吐出ヘッド1内部を洗浄する一連の動作について説明する。液滴吐出ヘッド1の各種検査が終了すると、制御装置26は、各テーブル31,32,33を駆動させて、液滴吐出ヘッド1を吸引装置61に臨ませると共に、吸引装置61を駆動させて、液滴吐出ヘッド1のノズル面10にキャップ部62を密接させる。この動作に相前後して、流路切替え手段39により、洗浄液供給ユニット38側の流路を開放すると共に、機能液供給ユニット40側の流路を閉塞するよう流路切替えを行う。
この後、吸引装置61は、イジェクター71を作動させ、ノズル面10を介して液滴吐出ヘッド1内部の機能液を吸引して排出させると共に、洗浄液タンク56から供給チューブ49を介して液滴吐出ヘッド1のヘッド内流路5に洗浄液が一定時間、通液される。なお、液滴吐出ヘッド1は、洗浄液を充填したまま、セットホルダ36から外され、次工程に搬送される。
以上の構成によれば、吐出ノズル9の目詰まりを解消するために設けられた吸引装置61を活用するため、装置構成を複雑・大型化することなく、簡易な構成により液滴吐出ヘッド1内部を洗浄することができる。
1…液滴吐出ヘッド 5…ヘッド内流路 9…吐出ノズル 10…ノズル面 20…ヘッド検査装置 26…制御装置 36…セットホルダ 38…洗浄液供給ユニット 39…流路切替え手段 40…機能液供給ユニット 49…供給チューブ 50…機能液タンク 51…分岐継手 52…自己封止弁 61…吸引装置 62…キャップ部 64…吸引チューブ 70…廃液タンク 71…イジェクター
Claims (2)
- 機能液滴を吐出するインクジェット方式の液滴吐出ヘッドの吐出性能を検査するヘッド検査装置において、
前記液滴吐出ヘッドがセットされるセットホルダと、
前記液滴吐出ヘッドに接続される供給チューブと、
前記供給チューブを介して前記液滴吐出ヘッドに機能液を供給する機能液供給手段と、
前記供給チューブを介して前記液滴吐出ヘッドに洗浄液を供給する洗浄液供給手段と、
前記供給チューブの上流端に配設され、前記機能液供給手段と前記洗浄液供給手段とを流路切替えする流路切替え手段と、
前記液滴吐出ヘッドのノズル面に密接し、全吐出ノズルから機能液を吸引する機能液吸引手段と、
前記流路切替え手段および前記機能液吸引手段を制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、検査終了後、前記流路切替え手段を駆動して前記機能液供給手段から前記洗浄液供給手段に流路切替えを行なうと共に、前記機能液吸引手段を駆動して前記液滴吐出ヘッドに洗浄液を通液することを特徴とするヘッド検査装置。 - 前記制御手段は、検査開始前に、前記流路切替え手段を駆動して前記機能液供給手段に流路切替えを行うと共に、前記機能液吸引手段を駆動して前記液滴吐出ヘッドに機能液を通液することを特徴とする請求項1に記載のヘッド検査装置。
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ID=40231754
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