JP2008302205A - スロットマシン及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転リールの停止状態におけるシンボルの検出精度が向上するスロットマシン及びその制御方法を提供する。
【解決手段】回転リールの周面にリール帯4A〜4Cが取り付けられている。リール帯4A〜4Cに描かれた複数のシンボル5A〜5Cと各シンボル5A〜5Cに対応する複数の識別子6A〜6Cとが、回転リールの回転方向に間隔をおいてリール帯4A〜4C上にそれぞれ配置されている。識別子6A〜6Cは、ディスプレイに表示されるリール帯4A〜4C上のシンボルに対応する内容の識別情報を有している。この識別情報は、回転リールの回転軸方向に展開されている。そこで、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子6A〜6Cからセンサ7A〜7Cが識別情報を読み取る際には、センサ7A〜7Cを回転リールの回転軸方向に移動させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、シンボルセンサを有するスロットマシン及びその制御方法に関する。
米国特許第4138114号公報には、それぞれの周面にシンボルが描かれた複数の回転リールを回転及び停止させることで単位ゲーム(スロットゲーム)を行うスロットマシンが開示されている。
このスロットマシンに代表されるような、複数の回転リールを用いたスロットマシンにおいては、新たな内容及び配置のシンボルを表面に描いたリール帯を各回転リールの周面に取り付けることで、各回転リールのシンボルの内容や配置を実質的に容易に変更することができる。
複数の回転リールを用いるスロットマシンにおいては、単位ゲームにおいて回転リールの回転を停止させた結果、表示窓を通して見ることのできる各回転リールの周面上のシンボルがどのような組み合わせになったかによって、ペイアウトを発生させるか否かが決定される。そのため、複数の回転リールを用いたスロットマシンにおいては、回転させた各回転リールを停止させた後に、表示窓を通して見える状態にあるシンボルを各回転リールについて検出する必要がある。
このようなシンボルの検出に関して、米国特許第4138114号公報には、シンボルと共にそのシンボルを検出するためのバイナリコードによるマーキングを各回転リールに描くことが開示されている。
したがって、米国特許第4138114号公報の各回転リールに、上述したリール帯を取り付けて、各回転リールのシンボルの内容や配置を変更する場合には、リール帯のシンボルの位置と回転リールのマーキングの位置とがずれないように、回転リールにリール帯を精度良く取り付ける必要がある。
リール帯の回転リールへの取り付けが精度良く行われないと、回転リールの停止後にマーキングのバイナリコードを読み取って検出したシンボルの内容が、実際に表示窓に表示されているシンボルの内容と一致しなくなる。この不一致が発生すると、ペイアウトが誤って発生したり、発生すべきペイアウトが発生しなくなったりする。
しかし、リール帯を回転リールに精度良く取り付ける作業は、非常に熟練を要し困難を極めるものとなるので、現実的ではない。
米国特許第4074258号公報には、移動可能な部材の位置を検出する装置が開示されている。この装置においては、移動部材に連結された帯状のスケールに、互いに内容の異なる複数の識別マークを、その移動部材の移動方向に間隔をおいて書き込み、移動部材の移動中にその識別マークを光学的に読み取って、読み取った識別マークの内容から移動部材の位置を検出している。
しかし、米国特許第4074258号公報に開示された関連技術は、帯状のスケール自身の移動後の位置を検出するものであって、リール帯に描かれたシンボルの検出とは関連性がない。
日本国公開特許特開2003−803号公報、日本国公開特許特開平6−170033号公報、日本国公開特許特開2006−187529号公報には、表面にシンボルを描き裏面にシンボルの内容を示すバーコードを描いたリール帯を回転リールの外周に取り付けたスロットマシンが開示されている。
日本国公開特許特開平6−246032号公報、日本国特許第2772455号公報(日本国公開特許特開平6−277328号公報)には、シンボルの内容を示す情報コードマークをリール帯の表面又は裏面に描いたスロットマシンが開示されている。
日本国公開特許特開2002−35200号公報には、シンボルの内容を示す情報が記録された磁気テープをリール帯の裏面に取り付けたスロットマシンが開示されている。
これらの各公報に開示された関連技術はいずれも、予め決定しておいたコンビネーションどおりのシンボルが、回転リールの回転を停止させた後のスロットマシンの表示窓に実際に表示されていることを、シンボルと共にリール帯に設けられたバーコード、情報コードマーク、又は、磁気テープに記録された情報の読取結果を通じて、単に確認するだけのものである。
米国特許第4138114号公報 米国特許第4074258号公報 特開2003−803号公報 特開平6−170033号公報 特開2006−187529号公報 特開平6−246032号公報 特許第2772455号公報 特開2002−35200号公報
これらの各公報に開示された関連技術は、回転停止後の回転リールをプレーヤが不正に回転させて、ペイアウトが発生するシンボルの組み合わせを表示窓に不正に揃えた場合に、プレーヤが不正なペイアウトを手に入れることに対して、何ら効果的な対策をもたらすものではない。
したがって、回転リールの回転が停止することで表示窓に表示されるシンボルを正確に検出できるスロットマシンの出現が望まれる。
特に、回転リールは停止状態にあっても、外部から加わる振動等によって若干の回転を起こしてしまう場合がある。そのため、回転リールが完全に静止していない状態であっても、表示窓に表示されるシンボルを正確に検出できるスロットマシンの出現が、強く望まれる。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、周面にシンボルを配置した回転リールを用いて遊技を行うスロットマシンにおいて、回転リールの停止状態におけるシンボルの検出精度が向上するスロットマシン及びその制御方法を提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1に記載した本発明のスロットマシンは、
回転及び停止が可能な回転リールと、
前記回転リールの周面に取り付けられ、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯と、
前記リール帯のうち一部分を表示するディスプレイと、
前記リール帯のうち前記ディスプレイに表示されている部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサと、
下記制御、
(a)前記回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行し、
(b)前記回転リールの停止時点において、前記センサを前記回転リールの回転軸方向に移動させ、
(c)前記回転リールの停止時点において、前記回転軸方向に移動させた前記センサが該回転軸方向における全長に亘り前記識別子から読み取った前記識別情報に基づいて、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定し、
(d)前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する、
を行うコントローラと、
を備えることを特徴とする。
請求項1に記載した本発明のスロットマシンによれば、回転リールの停止時点において、回転リールの回転軸方向に移動したセンサが回転リールの周面に取り付けたリール帯の識別子から識別情報を読み取る。センサが識別情報を読み取る識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置にあり、その識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を有している。
識別子の識別情報は、回転リールの停止時点においてセンサが移動する方向と同じ回転リールの回転軸方向に展開されている。したがって、回転リールの停止時点において回転軸方向に移動するセンサは、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子から、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を、その展開方向である回転軸方向の全長に亘って識別子から確実に読み取ることとなる。
したがって、回転リールが停止時点において回転方向に完全に静止していなくても、センサが識別子から読み取る識別情報に基づいて、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出することができる。
請求項2に記載した本発明のスロットマシンは、請求項1に記載した本発明のスロットマシンにおいて、
前記コントローラは、
前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記センサを前記回転軸方向に繰り返し移動させる制御と、
前記回転軸方向への各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する制御と、
前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する制御と、
をさらに行う、
ことを特徴とする。
請求項2に記載した本発明のスロットマシンによれば、請求項1に記載した本発明のスロットマシンにおいて、回転リールの回転軸方向への移動と、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子からのセンサによる識別情報の読み取りとが、回転リールの回転が停止した時点の後も、次の回転が開始されるまで繰り返して行われる。
そして、単位ゲームの実行により停止された回転リールが次の単位ゲームの実行により回転されるまでの所定期間中に、回転方向における静止が不完全であるという状態を逸脱し、本来停止しているべき回転リールが実質的に回転すると、センサに対する回転リールの相対位置が回転方向に変化して、識別子によって識別情報が読み取られる対象の識別子が変化する。
このように、センサによる識別情報の読み取り対象の識別子が変化しても、回転リールの回転軸方向に移動するセンサは、新たな読み取り対象の識別子の全長に亘って識別情報を読み取ることになる。
このため、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出できるセンサによって、所定期間中に識別子から読み取られる識別情報の内容が、変化したかどうかを監視することで、本来停止しているべき回転リールの異常(不正)な回転の有無についても、検出することができる。
請求項3に記載した本発明のスロットマシンは、
回転及び停止が可能な回転リールと、
前記回転リールの周面に取り付けられ、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯と、
前記リール帯のうち一部分を表示するディスプレイと、
前記リール帯のうち前記ディスプレイに表示されている部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子を走査信号により走査することで、該識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサと、
下記制御、
(a)前記回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行し、
(b)前記回転リールの停止時点において、前記走査信号を前記回転リールの回転軸方向に移動させ、
(c)前記回転リールの停止時点において、前記回転軸方向に移動させた前記走査信号により前記回転軸方向における全長に亘り走査された前記識別子から前記センサが読み取った前記識別情報に基づいて、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定し、
(d)前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定し、
(e)前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記走査信号を前記回転軸方向に繰り返し移動させ、
(f)前記回転軸方向への前記走査信号の各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定し、
(g)前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する、
を行うコントローラと、
を備えることを特徴とする。
請求項3に記載した本発明のスロットマシンによれば、回転リールの停止時点において、回転リールの回転軸方向に移動させた走査信号により回転リールの周面に取り付けたリール帯の識別子を走査したセンサが、その識別子から識別情報を読み取る。センサが識別情報を読み取る識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置にあり、その識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を有している。
識別子の識別情報は、回転リールの停止時点においてセンサが走査信号を移動させる方向と同じ回転リールの回転軸方向に展開されている。したがって、回転リールの停止時点において回転軸方向に移動させた走査信号により識別子を走査するセンサは、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子から、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を、その展開方向である回転軸方向の全長に亘って識別子から確実に読み取ることとなる。
したがって、回転リールが停止時点において回転方向に完全に静止していなくても、センサが識別子から読み取る識別情報に基づいて、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出することができる。
請求項4に記載した本発明のスロットマシンは、
回転及び停止が可能な回転リールと、
前記回転リールの周面に取り付けられ、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯と、
前記リール帯のうち一部分を表示するディスプレイと、
前記リール帯のうち前記ディスプレイに表示されている部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサと、
下記制御、
(a)前記回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行し、
(b)前記回転リールの停止時点において、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別子から前記センサが読み取った前記識別情報に基づいて、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定し、
(c)前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定し、
(d)前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別子から前記センサが繰り返し読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定し、
(e)前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する、
を行うコントローラと、
を備えることを特徴とする。
請求項4に記載した本発明のスロットマシンによれば、回転リールの停止時点において、回転リールの周面に取り付けたリール帯の識別子からセンサが識別情報を読み取る。センサが識別情報を読み取る識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置にあり、その識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を有している。
識別子の識別情報は、回転リールの停止時点においてセンサが移動する方向と同じ回転リールの回転軸方向に展開されており、センサは回転軸方向における全長に亘って識別子から識別情報を読み取る。したがって、回転リールの停止時点においてセンサは、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子から、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を、その展開方向である回転軸方向の全長に亘って識別子から確実に読み取ることとなる。
したがって、回転リールが停止時点において回転方向に完全に静止していなくても、センサが識別子から読み取る識別情報に基づいて、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出することができる。
請求項5に記載した本発明のスロットマシンの制御方法は、
コントローラを有するスロットマシンを制御する方法であり、
前記コントローラが、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯を周面に取り付けた回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行する段階と、
前記コントローラが、前記リール帯のうちディスプレイに表示されている一部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサを、前記回転リールの停止時点において前記回転リールの回転軸方向に移動させる段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記回転軸方向に移動させた前記センサにより、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別情報を読み取る段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記センサにより読み取った前記識別情報に基づいて、前記回転リールの停止時点において前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定する段階と、
前記コントローラが、前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する段階と、
を有することを特徴とする。
請求項5に記載した本発明のスロットマシンの制御方法によれば、回転リールの停止時点において、回転リールの回転軸方向に移動したセンサが回転リールの周面に取り付けたリール帯の識別子から識別情報を読み取る。センサが識別情報を読み取る識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置にあり、その識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を有している。
識別子の識別情報は、回転リールの停止時点においてセンサが移動する方向と同じ回転リールの回転軸方向に展開されている。したがって、回転リールの停止時点において回転軸方向に移動するセンサは、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子から、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を、その展開方向である回転軸方向の全長に亘って識別子から確実に読み取ることとなる。
したがって、回転リールが停止時点において回転方向に完全に静止していなくても、センサが識別子から読み取る識別情報に基づいて、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出することができる。
請求項6に記載した本発明のスロットマシンの制御方法は、請求項5に記載した本発明のスロットマシンの制御方法において、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記センサを前記回転軸方向に繰り返し移動させる段階と、
前記コントローラが、前記回転軸方向への各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する段階と、
前記コントローラが、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する段階と、
をさらに有することを特徴とする。
請求項6に記載した本発明のスロットマシンの制御方法によれば、請求項5に記載した本発明のスロットマシンの制御方法において、回転リールの回転軸方向への移動と、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子からのセンサによる識別情報の読み取りとが、回転リールの回転が停止した時点の後も、次の回転が開始されるまで繰り返して行われる。
そして、単位ゲームの実行により停止された回転リールが次の単位ゲームの実行により回転されるまでの所定期間中に、回転方向における静止が不完全であるという状態を逸脱し、本来停止しているべき回転リールが実質的に回転すると、センサに対する回転リールの相対位置が回転方向に変化して、識別子によって識別情報が読み取られる対象の識別子が変化する。
このように、センサによる識別情報の読み取り対象の識別子が変化しても、回転リールの回転軸方向に移動するセンサは、新たな読み取り対象の識別子の全長に亘って識別情報を読み取ることになる。
このため、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出できるセンサによって、所定期間中に識別子から読み取られる識別情報の内容が、変化したかどうかを監視することで、本来停止しているべき回転リールの異常(不正)な回転の有無についても、検出することができる。
請求項7に記載した本発明のスロットマシンの制御方法は、
コントローラを有するスロットマシンを制御する方法であり、
前記コントローラが、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した配置の複数の識別子と、が描かれたリール帯を周面に取り付けた回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行する段階と、
前記コントローラが、前記リール帯のうちディスプレイに表示されている一部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサが、該識別情報の読み取りのために出力する走査信号を、前記回転リールの停止時点において、前記回転リールの回転軸方向に移動させる段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記回転軸方向に移動させた前記走査信号により走査された、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別情報を前記センサにより読み取る段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記センサにより読み取った前記識別情報に基づいて、前記回転リールの停止時点において前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定する段階と、
前記コントローラが、前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記走査信号を前記回転軸方向に繰り返し移動させる段階と、
前記コントローラが、前記回転軸方向への前記走査信号の各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する段階と、
前記コントローラが、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する段階と、
を有することを特徴とする。
請求項7に記載した本発明のスロットマシンの制御方法によれば、回転リールの停止時点において、回転リールの回転軸方向に移動させた走査信号により回転リールの周面に取り付けたリール帯の識別子を走査したセンサが、その識別子から識別情報を読み取る。センサが識別情報を読み取る識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置にあり、その識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を有している。
識別子の識別情報は、回転リールの停止時点においてセンサが走査信号を移動させる方向と同じ回転リールの回転軸方向に展開されている。したがって、回転リールの停止時点において回転軸方向に移動させた走査信号により識別子を走査するセンサは、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子から、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を、その展開方向である回転軸方向の全長に亘って識別子から確実に読み取ることとなる。
したがって、回転リールが停止時点において回転方向に完全に静止していなくても、センサが識別子から読み取る識別情報に基づいて、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出することができる。
請求項8に記載した本発明のスロットマシンの制御方法は、
コントローラを有するスロットマシンを制御する方法であり、
前記コントローラが、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した配置の複数の識別子と、が描かれたリール帯を周面に取り付けた回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行する段階と、
前記コントローラが、前記リール帯のうちディスプレイに表示されている一部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を、前記回転軸方向における前記識別子の全長に亘り、センサにより前記回転リールの停止時点において読み取る段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記センサにより読み取った前記識別情報に基づいて、前記回転リールの停止時点において前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定する段階と、
前記コントローラが、前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する段階と、
前記コントローラが、前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別子から前記センサが繰り返し読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する段階と、
前記コントローラが、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する段階と、
を有することを特徴とする。
請求項8に記載した本発明のスロットマシンの制御方法によれば、回転リールの停止時点において、回転リールの周面に取り付けたリール帯の識別子からセンサが識別情報を読み取る。センサが識別情報を読み取る識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置にあり、その識別子は、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を有している。
識別子の識別情報は、回転リールの停止時点においてセンサが移動する方向と同じ回転リールの回転軸方向に展開されており、センサは回転軸方向における全長に亘って識別子から識別情報を読み取る。したがって、回転リールの停止時点においてセンサは、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する位置の識別子から、ディスプレイに表示されているシンボルに対応する内容の識別情報を、その展開方向である回転軸方向の全長に亘って識別子から確実に読み取ることとなる。
したがって、回転リールが停止時点において回転方向に完全に静止していなくても、センサが識別子から読み取る識別情報に基づいて、ディスプレイに表示されているシンボルを正確に検出することができる。
本発明によれば、周面にシンボルを配置した回転リールを用いて遊技を行うスロットマシンにおいて、回転リールの停止状態におけるシンボルの検出精度を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態に係るスロットマシンの特徴部分を、図1乃至図5を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシンのスロットゲームで用いる回転リールとセンサ部分の概略構成を示す斜視図である。図2は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの回転リール部分の斜視図である。図3及び図4は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの回転リールの周面に配置されたシンボル及び識別子の概略構成を示す斜視図である。図5は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。
図1に示す3つの回転リール3A〜3Cの周面には、その全周を覆うリール帯4A〜4Cが取り付けられている。各リール帯4A〜4Cの回転リール3A〜3Cへの取り付けは、各リール帯4A〜4Cの裏面を回転リール3A〜3Cの周面に接着することによって実行することができる。また、図2に示すように、回転リール3A〜3Cの回転方向における各リール帯4A〜4Cの両端を接着して各リール帯4A〜4Cを環状とし、この環状の各リール帯4A〜4Cを対応する各回転リール3A〜3Cの周面に装着することによっても、各リール帯4A〜4Cの回転リール3A〜3Cへの取り付けを実現することができる。リール帯4A〜4Cを周面に取り付けた各回転リール3A〜3Cは、対応するステッピングモータ45A〜45Cによって回転駆動される。
図1に示すように、各リール帯4A〜4Cの表面には、回転リール3A〜3Cの回転方向に一定の間隔をおいて、複数のシンボル5A〜5Cが描かれている。但し、各リール帯4A〜4Cの表面には、シンボル5A〜5Cに代えてブランクが一部配置されている。したがって、各リール帯4A〜4Cのシンボル5A〜5Cは、必ずしも等間隔で配置されているとは限らない。
また、各リール帯4A〜4Cの表面には、各シンボル5A〜5Cに対応する複数の識別子6A〜6Cが描かれている。各識別子6A〜6Cは、読み取ることによって対応する各シンボル5A〜5Cの内容を識別することができる内容の識別情報を含んでいる。また、シンボル5A〜5Cに代えてブランクを配置した部分に対応する識別子6A〜6Cは、読み取ることで対応する位置にブランクが配置されている(シンボル5A〜5Cが配置されていない)ことを識別することができる内容の識別情報を含んでいる。各識別子6A〜6Cは、対応する各シンボル5A〜5C又はそれに代わるブランクに対して、回転リール3A〜3Cの回転方向に90゜分位置をずらし、かつ、回転リール3A〜3Cの回転軸方向においても両者が重ならない程度位置をずらして配置されている。
各識別子6A〜6Cの識別情報は、各回転リール3A〜3Cに対応するセンサ7A〜7Cによって読み取ることができる。各センサ7A〜7Cは、対応する各回転リール3A〜3Cに近接して配置されている。また、各センサ7A〜7Cは、図3及び図4に示すように、ステッピングモータ8A〜8Cを動力とするスライダ9A〜9Cによって、回転リール3A〜3Cの回転軸方向に移動可能に支持されている。
各センサ7A〜7Cは、各識別子6A〜6Cの形態に応じて、光学式と磁気式とから選ぶことができる。即ち、図3に示すように、各識別子6A〜6Cが、回転リール3A〜3Cの回転軸方向に延在する複数のバーを組み合わせたバーコードである場合は、センサ7A〜7Cとして光学式のペン型バーコードリーダ(以下、「ペンリーダ」ということがある。)を用いることができる。また、図4に示すように、各識別子6A〜6Cが、回転リール3A〜3Cの回転軸方向に延在し識別情報が磁気的に再生可能に記録された磁気テープである場合は、センサ7A〜7Cとして磁気式の再生ヘッドを用いることができる。
各識別子6A〜6Cの識別情報は、光学式であれ磁気式であれ、上述したように回転リール3A〜3Cの回転軸方向に展開されている。したがって、各センサ7A〜7Cは、ステッピングモータ8A〜8Cの動力によるスライダ9A〜9Cの動作によって、回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って移動する。これにより、各センサ7A〜7Cは、対応する識別子6A〜6Cから識別情報をもれなく読み取る。各センサ7A〜7Cが対応する識別子6A〜6Cから読み取った識別情報は、スロットゲーム(請求項中の単位ゲームに相当)を実行するために用いられる。そのために、回転リール3A〜3C及びセンサ7A〜7Cは、スロットゲームを実行する図5のスロットマシン10に設けられている。
スロットマシン10は、キャビネット11と、キャビネット11の上側に設置されたトップボックス12と、キャビネット11の前面に設けられたメインドア13とを備えている。キャビネット11は、プレーヤに臨む面に、上側ディスプレイ33と下側ディスプレイ16とを有している。下側ディスプレイ16は、液晶表示パネル17によって構成されている。この液晶表示パネル17の構成については、図6及び図7を参照して後述する。
下側ディスプレイ16は、液晶表示パネル17の中央部の背後に配置された3つの回転リール3A〜3Cの前方に位置している。液晶表示パネル17の中央部は常時透明表示状態とされる。これにより、下側ディスプレイ16の中央にスロットゲームエリアA1が設けられる。このスロットゲームエリアA1は、後述するように各回転リール3A〜3Cの周面に取り付けられたリール帯4A〜4C上のシンボル5A〜5Cの一部を、最大で9個表示することができる。そのためにスロットゲームエリアA1は、3列、3行の表示領域を備えている。なお、各識別子6A〜6Cは各シンボル5A〜5Cよりも回転リール3A〜3Cの回転軸方向に位置をずらして配置されているので、スロットゲームエリアA1の表示領域に識別子6A〜6Cが表示されることはない。
このスロットマシン10では、下側ディスプレイ16の下方に配置されたメダル投入口21よりプレーヤがメダルを投入するか、或いは、メダル投入口21の近傍に配置されたMAXBETスイッチ24、BETスイッチ25、スピンリピートベットスイッチ26のいずれかをプレーヤが操作することで、プレーヤが所望する数のクレジットがスロットゲームに対してベットされる。その後、プレーヤがスタートスイッチ27を操作すると、3つの回転リール3A〜3Cの回転が開始される。これにより、スロットゲームエリアA1の各表示領域に表示されるシンボル5A〜5Cのスクロールが開始される。その後、所定時間の経過に伴う回転リール3A〜3Cの停止によりシンボル5A〜5Cのスクロールが停止する。この回転リール3A〜3Cの回転及び停止により、スロットゲームエリアA1におけるスロットゲームが実行される。そして、実行されたスロットゲームにおいて、スロットゲームエリアA1の中央の行に設定されたペイラインL上に停止したシンボル5A〜5Cの組み合わせに応じて、クレジットのペイアウトが発生する。
上述したスロットゲームにおいては、各回転リール3A〜3Cの回転停止によりスロットゲームエリアA1に表示されてペイラインL上に停止しているシンボル5A〜5Cに対応する識別子6A〜6Cから、図1の各センサ7A〜7Cが識別情報をそれぞれ読み取る。したがって、各センサ7A〜7Cが識別子6A〜6Cからそれぞれ読み取った識別情報により、ペイラインL上に停止しているシンボル5A〜5Cの内容を特定することができる。
図5に示すように、下側ディスプレイ16の前面には、タッチパネル72が設けられている。プレーヤはこのタッチパネル72を操作して各種の指示を入力することかできる。
また、下側ディスプレイ16の左下の領域には、液晶表示パネル17によってペイアウト数を表示するためのペイアウト数表示領域48が設けられている。
下側ディスプレイ16の下方には、上述したメダル投入口21と、紙幣の適否を識別するとともに正規の紙幣を受け入れるための紙幣識別器22とが設けられている。また、これらメダル投入口21及び紙幣識別器22の近傍には、各種の操作スイッチが設けられている。
操作スイッチとして、キャッシュアウトスイッチ23と、上述したMAXBETスイッチ24、BETスイッチ25、スピンリピートベットスイッチ26、及び、スタートスイッチ27とが設けられている。
BETスイッチ25は、スロットゲームエリアA1で実行されるスロットゲームに対してプレーヤがベットするクレジット数を決定するためのスイッチである。このBETスイッチ25をプレーヤが押す毎に、メダル1枚分のクレジットがスロットゲームにベットされる。プレーヤによりスロットゲームに対してクレジットがベットされると、その後にスロットゲームエリアA1で実行されるスロットゲームにおいて、ペイラインL上にウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが停止した場合に、クレジットのペイアウトが発生する。
スピンリピートベットスイッチ26は、プレーヤが、上記したBETスイッチ25で前回のスロットゲームにベットしたクレジットの数と同じ数のクレジットを、次のスロットゲームに再度ベットするためのスイッチである。
スタートスイッチ27は、スロットゲームを開始させるためにプレーヤが操作するスイッチである。所望の数のクレジットをスロットゲームにベットした後、プレーヤがこのスタートスイッチ27を操作すると、3つの回転リール3A〜3Cの回転が開始されて、スロットゲームエリアA1におけるスロットゲームが開始される。
キャッシュアウトスイッチ23は、スロットマシン10に投入されているメダルを払い出すためのスイッチである。このキャッシュアウトスイッチ23をプレーヤが操作すると、メインドア13の正面下部に開口されたメダル払い出し口28からメダルが払い出され、メダルトレイ18に溜められる。
MAXBETスイッチ24は、1回のゲームでBET可能なクレジットの最大数(例えば、メダル3枚分のクレジット)を、1回の操作でベットするためのスイッチである。
メインドア13の下部前面には、フットディスプレイ34が設けられている。フットディスプレイ34は、スロットマシン10のゲームに関する各種の画像を表示する。この画像としては、例えば、スロットマシン10のキャラクタ等を挙げることができる。
フットディスプレイ34の両サイドには、ランプ47が設けられている。ランプ47は、スロットマシン10のプレイに際して、予め設定されている発光パターンに基づいて発光する。フットディスプレイ34の下側にはメダル払い出し口28が設けられている。
トップボックス12の前面には、上側ディスプレイ33が設けられている。上側ディスプレイ33は、表示パネルを備えている。この表示パネルには、ペイラインL上に揃った場合にクレジットのペイアウトが発生するシンボル5A〜5Cのウイニングコンビネーションと、発生するクレジットのペイアウト数との対応等が表示される。
トップボックス12には、スピーカ29が設けられている。上側ディスプレイ33の下側には、チケットプリンタ35と、カードリーダ36と、データディスプレイ37と、キーパッド38とが設けられている。チケットプリンタ35は、クレジット数、日時、スロットマシン10の識別番号等の各データがコード化されたバーコードをチケットに印刷し、バーコード付チケット39として出力するものである。
プレーヤは、バーコード付チケット39を他のスロットマシンに読み取らせて、このスロットマシンで遊技を行ったり、バーコード付チケット39を遊技施設の所定箇所(例えばカジノ内のキャッシャ)で紙幣等に交換したりすることができる。
カードリーダ36は、スマートカードを挿入可能であり、挿入されたスマートカードからのデータの読み取り、及びスマートカードへのデータの書き込みを行うものである。スマートカードは、プレーヤが携行するカードであり、プレーヤを識別するためのデータ、プレーヤが行った遊技の履歴に関するデータ等が記憶される。
図8は、本実施形態に係るスロットマシン10に設けられているコントローラ40、及び、このコントローラ40に接続される各種機器の電気的構成を示すブロック図である。図8に示すスロットマシン10のコントローラ40は、マイクロコンピュータであり、インターフェイス回路群102と、入出力バス104と、CPU106と、ROM108と、RAM110と、通信用インターフェイス回路111と、乱数発生器112と、モータ駆動回路120,126と、スピーカ駆動回路122と、ホッパー駆動回路124と、表示駆動回路128と、表示コントローラ140とを備えている。
インターフェイス回路群102は、入出力バス104に接続されており、この入出力バス104は、CPU106に対するデータ信号、或いはアドレス信号の入出力を行う。
インターフェイス回路群102には、スタートスイッチ27が接続されている。このスタートスイッチ27から出力された始動信号は、インターフェイス回路群102において所定の信号に変換された後、入出力バス104を介してCPU106に送信される。
インターフェイス回路群102には、BETスイッチ25、MAXBETスイッチ24、スピンリピートベットスイッチ26、及び、キャッシュアウトスイッチ23と、各センサ7A〜7Cとが接続される。そして、これらの各スイッチ25,24,26,23より出力される各スイッチング信号、及び、各センサ7A〜7C出力される各センサ信号は、インターフェイス回路群102に供給され、このインターフェイス回路群102にて所定の信号に変換された後、入出力バス104を介してCPU106に送信される。
インターフェイス回路群102には、メダルセンサ43が接続されている。メダルセンサ43は、メダル投入口21に投入されたメダルを検出するためのセンサであって、メダル投入口21のメダル投入部位に設けられている。このメダルセンサ43より出力される検出信号は、インターフェイス回路群102に供給され、このインターフェイス回路群102によって所定の信号に変換された後、入出力バス104を介してCPU106に送信される。
インターフェイス回路群102には、タッチパネル72が接続されている。タッチパネル72は、下側ディスプレイ16に表示されるスロットゲームエリアA1(本実施形態では9個に分かれている)に対するプレーヤの接触操作を検出するためのものであって、液晶表示パネル17の表面に設けられている。このタッチパネル72より出力される位置検出信号は、インターフェイス回路群102に供給され、このインターフェイス回路群102によって所定の信号に変換された後、入出力バス104を介してCPU106に送信される。
入出力バス104には、システムプログラムが格納されるROM108、及び各種のデータを保存するためのRAM110が接続されている。更に、入出力バス104には、乱数発生器112と、通信用インターフェイス回路111と、モータ駆動回路120,126と、表示コントローラ140と、ホッパー駆動回路124と、スピーカ駆動回路122と、表示駆動回路128が接続されている。
CPU106は、スタートスイッチ27によりゲームのスタート操作が受け付けられたことを契機として、ROM108に格納されたシステムプログラム中のゲーム実行プログラムをROM108から読み出してゲームを実行する。ゲーム実行プログラムは、モータ駆動回路120や表示コントローラ140を介して、下側ディスプレイ16のスロットゲームエリアA1でスロットゲームを実行するためのプログラムである。
即ち、ゲーム実行プログラムは、回転リール3A〜3Cの回転及び停止により、スロットゲームエリアA1でシンボル5A〜5Cをスクロールさせ、かつ、その後シンボル5A〜5Cを停止させて、停止したシンボル5A〜5Cにより、ペイラインL上にウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃ったときに、ペイアウトを発生させるスロットゲームを実行するようにプログラミングされている。
通信用インターフェイス回路111は、ホールサーバ等と接続され、本スロットマシン10で実行したプレイ履歴のデータ等をホールサーバに送信する。また、ホールサーバより送信される各種のデータを受信する。
乱数発生器112は、スロットゲームエリアA1で実行されるスロットゲームにおいて、ウイニングコンビネーションを発生させるか否かを決めるための乱数を発生させる。
表示駆動回路128は、下側ディスプレイ16の左下の領域に設定されたペイアウト数表示領域48に、液晶表示パネル17によってペイアウト数を表示させる制御を行う。
スピーカ駆動回路122は、スピーカ41に音声データを出力する。即ち、CPU106は、ROM108に記憶されている音声データを読み出し、入出力バス104を介して、この音声データをスピーカ駆動回路122に送信する。これにより、スピーカ41から所定の効果音が発せられる。
ホッパー駆動回路124は、キャッシュアウトが発生したときに、ホッパー44に払い出し信号を出力する。即ち、キャッシュアウトスイッチ23より、キャッシュアウト信号が入力されると、CPU106は、駆動信号を入出力バス104を介して、ホッパー駆動回路124に出力する。これにより、ホッパー44は、RAM110の所定のメモリ領域に記憶されたその時点におけるクレジットの残数分に相当するメダルを払い出す。
モータ駆動回路120は、下側ディスプレイ16のスロットゲームエリアA1にて、回転リール3A〜3Cによるスロットゲームを実行させる制御を行う。そのために、モータ駆動回路120は、内部にリール用CPUとリール用ROMとリール用RAMとを備えて構成されている。CPU106は、スロットゲームエリアA1についての、スロットゲームの状態、及びスロットゲームの結果に応じた画像表示命令の信号を生成し、入出力バス104を介して、この画像表示命令の信号をモータ駆動回路120に出力する。モータ駆動回路120は、CPU106より出力された画像表示命令の信号が入力されると、この画像表示命令に基づいて、各回転リール3A〜3Cをそれぞれ回転駆動させるステッピングモータ45A〜45C用の駆動信号を生成し、この生成した駆動信号を各ステッピングモータ45A〜45Cに出力する。これにより、スロットゲームエリアA1には、各回転リール3A〜3Cの周面の一部分に配置されたシンボル5A〜5Cが表示される。
モータ駆動回路126は、各センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って移動させる制御を行う。CPU106は、各センサ7A〜7Cを移動させるための命令信号を生成し、入出力バス104を介して、この命令信号をモータ駆動回路126に出力する。モータ駆動回路126は、CPU106より出力された命令信号が入力されると、この命令に基づいて、各センサ7A〜7Cをそれぞれ移動させるステッピングモータ8A〜8C用の駆動信号を生成し、この生成した駆動信号を各ステッピングモータ8A〜8Cに出力する。これにより、スロットゲームエリアA1に表示されてペイラインL上に停止しているシンボル5A〜5Cに対応する識別子6A〜6Cから、回転リール3A〜3Cの回転軸方向における全長に亘り、識別情報が各センサ7A〜7Cによりそれぞれ読み取られる。
表示コントローラ140は、液晶表示パネル17による表示の制御を行う。即ち、CPU106は、液晶表示パネル17に表示する画像に応じた画像表示命令の信号を生成し、入出力バス104を介して、この画像表示命令の信号を表示コントローラ140に出力する。表示コントローラ140は、CPU106より出力された画像表示命令の信号が入力されると、この画像表示命令に基づいて液晶表示パネル17を駆動するための駆動信号を生成し、この生成した駆動信号を液晶表示パネル17に出力する。これにより、液晶表示パネル17に所望の画像が表示される。
図6は、液晶表示パネル17を背面側から見た斜視図であり、図7は、図6に示す液晶表示パネル17の正面側から見た分解斜視図である。なお、図7では、図6に示す構成を一部省略するものとする。
液晶表示パネル17は、下側ディスプレイ16に対応する形状及び大きさで形成されており、図6及び図7に示すように、スロットマシン10の前面側から順に、液晶ユニット74と、導光板75と、反射フィルム76とを重ねて構成されている。
液晶ユニット74は、薄膜トランジスタ層が形成されたガラス板等の透明な基板と、これに対向する別の透明な基板との間隙部に、液晶が封入されることによって形成されたものである。この液晶ユニット74は、通常時、すなわち液晶表示を行っていない非アクティブ状態で、白色となるように設定されている。このため、液晶を駆動していない非アクティブ状態で白表示となり、表示面側に透過した光が外部より視認されることとなる。なお、この液晶ユニット74は、回転リール3A〜3Cをプレーヤに視認させるために、中央部分が常時非アクティブ状態とされ透明となっている。
導光板75は、蛍光ランプ77a,77bからの光を液晶ユニット74へ導き出し、液晶ユニット74を照明する。具体的に導光板75は、2cm程度の厚さを有するアクリル系樹脂等の透明部材であり導光機能を有するものによって構成されている。なお、導光板75の上端面及び下端面には、ランプホルダ79a〜79dを介して蛍光ランプ77a,77bが取り付けられている。
反射フィルム76は、例えば、ポリエステルフィルム等の透明フィルムを基材としており、中央のスロットゲームエリアA1に対応する形状、位置、及び、大きさの非反射領域76Bと、その周囲の反射領域76Aとを有している。非反射領域76Bは基材のままで構成された光透過面となっており、反射領域76Aは、基材の片面にアルミニウムや銀の薄膜を蒸着して構成された光反射面となっている。
この反射フィルム76の反射領域76Aは、導光板75の上端面及び下端面から導光板75の内部に導入された蛍光ランプ77a,77bの光の一部が、導光板75の背面から外部に出射した際に、その光を導光板75側に反射させてその背面から再び導光板75の内部に入射させ、その前面から液晶ユニット74側に向けて出射させる。
反射フィルム76の背面側には、ランプホルダ79e〜79hを介して蛍光ランプ78a,78bが支持されている。この蛍光ランプ78a,78bは、回転リール3A〜3Cの上方及び下方から回転リール3A〜3Cの周面を照明する。
なお、液晶ユニット74の正面側には表示板73が配置されており、この表示板73の正面側に、タッチパネル72が配置されている。タッチパネル72は、プレーヤからの操作等を受け付けるものであり、透明な部材で構成されている。表示板73は、各種絵柄やキャラクター等が描かれる部分であり、透明な部材で構成されている。絵柄やキャラクター等は、下側ディスプレイ16のスロットゲームエリアA1を除く部分に形成されている。このため、プレーヤは、スロットマシン10のプレイ時には、スロットゲームエリアA1を除く部分に描かれる絵柄やキャラクター等を視認できることとなる。なお、表示板73は省略してもよい。
図15は、ウイニングコンビネーションとなるシンボルの配置を示す説明図である。図15に示すように、「7」のシンボル5A〜5CがペイラインL上に揃った場合には、ボーナスゲームが開始される。また、「APPLE」のシンボルが揃った場合には、メダル15枚の払い出しが発生し、「BELL」のシンボルが揃った場合には、メダル10枚の払い出しが発生し、左側の表示領域に「CHERRY」のシンボルが停止したときには、2枚の払い出しが発生する。
次に、図9〜図14に示すフローチャートを参照して、本実施形態に係るスロットマシンの動作について説明する。図9は、図8に示すCPU106がROM108に格納されたゲーム実行プログラムにしたがって行う、スロットゲームの実行処理の手順を示すフローチャートである。
まず、CPU106は、スロットゲームに対するクレジットのベットを受け付けるベット受付処理を行う(ステップS11)。このベット受付処理では、プレーヤによるMAXBETスイッチ24、BETスイッチ25、又は、スピンリピートベットスイッチ26の押圧操作を検出して、クレジットのベット数を割り出す。そして、CPU106は、ベットされたクレジット分だけ、現在のクレジットを減算する(ステップS13)。例えば、クレジットが「50」のときに、「30」のベットが行われると、これらが減算されて、クレジットが「20」となる。
なお、スロットゲームに対してベットするクレジットの受け付けは、プレーヤによるメダル投入口21からのメダルの投入によっても行うことができる。この場合、CPU106は、プレーヤがメダル投入口21から投入したメダルの数を、ベットするクレジット数として認識する。プレーヤによりMAXBETスイッチ24、BETスイッチ25、又は、スピンリピートベットスイッチ26が押されて、スロットゲームにベットするクレジットの受け付けが行われた場合には、ステップS13のクレジットの減算は行う必要がない。
次いで、CPU106は、ステップS11で受け付けたクレジットをスロットゲームに対してベットするベット処理を行う(ステップS15)。そして、CPU106は、スロットゲームに対するクレジットのベット処理が終了すると、プレーヤによりスタートスイッチ27がオンとされたか否かを判定し(ステップS17)、スタートスイッチ27がオンとされた場合には、スロットゲームを実行する(ステップS19)。
次に、図10を参照して、スロットゲームの処理手順について説明する。まず、CPU106は、ボーナスフラグが「0」であるか、或いは「1」であるかを判定する(ステップS21)。ボーナスフラグは、ボーナスゲームが実行されたときに「1」となるものであり、初期的には「0」である。
次いで、CPU106は、回転リール3A〜3Cを回転させてシンボル5A〜5Cをスクロールさせる。そして、所定時間が経過すると、回転リール3A〜3Cを停止させてシンボル5A〜5Cのスクロールを終了させる(ステップS23)。
そして、CPU106は、ペイラインL上に停止したシンボル5A〜5Cの内容を特定する停止シンボル特定処理を行う(ステップS24)。この処理の詳細は、図13を用いて後述する。次に、CPU106は、ステップS24で特定した結果に基づいて、ペイラインLにボーナストリガーを示す「7」のシンボル5A〜5Cが揃ったか否かを判定する(ステップS25)。ペイラインLに「7」のシンボル5A〜5Cが揃った場合には、ボーナストリガーが成立したことになり、CPU106は、ボーナスゲーム開始処理を実行する(ステップS26)。このボーナスゲーム開始処理については、図11にて後述する。
また、ペイラインLに「7」のシンボル5A〜5Cが揃わなかった場合には、CPU106は、ペイラインLにウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃ったか否かを判定し(ステップS27)、ウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃った場合には、このウイニングコンビネーションに対応する枚数のペイアウトを発生させる(ステップS28)。そして、スロットゲームを終了させる。ペイアウトが発生する場合には、このペイアウト分のメダルが払い出し口28より払い出される場合と、ペイアウト分のクレジットが現在のクレジットに加算される場合とがある。
また、ペイラインLにウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃わなかった場合には、CPU106は、ペイアウトを発生させず、回転リール3A〜3Cの不正回転の有無を監視する不正監視処理を実行する(ステップS29)。この不正監視処理については、図14にて後述する。不正監視処理が終了すると、CPU106は、スロットゲームを終了させる。
なお、本実施形態では、ステップS27でNOの場合に不正監視処理(ステップS29)を行うこととしているが、本発明はこれに限定されず、ステップS28の後においても不正監視処理(ステップS29)を行うこととしてもよい。
次に、図11に示すフローチャートを参照して、ボーナスゲーム開始処理の手順について説明する。図10のステップS25の処理で、ペイラインLに「7」のシンボル5A〜5Cが揃ってボーナストリガーが成立した場合には、ボーナスフラグを「1」に設定する(図11のステップS31)。
その後、CPU106は、ボーナスゲームのゲーム数Tを決定する(ステップS32)。ゲーム数Tは例えば、50ゲームであり、常時一定のゲーム数としても良いし、その都度CPU106がランダムに決定するようにしても良い。このゲーム数「T」は、RAM110に記憶される。
次いで、ボーナストリガーが成立したことに対するペイアウトを発生させる(ステップS33)。この処理では、例えば、メダル15枚、或いはメダル15枚分のクレジットがペイアウトされる。そして、本処理を終了する。
図11に示したボーナスゲーム開始処理で、ボーナスフラグが「1」に設定されると、次回のスロットゲームではボーナスフラグが「1」となっていることにより、図10のステップS21で「1」となり、ボーナスゲーム実行処理が行われる(ステップS22)。
以下、図12に示すフローチャートを参照して、ボーナスゲーム実行処理について説明する。ボーナスゲームが実行されると、CPU106は、回転リール3A〜3Cを回転させてシンボル5A〜5Cをスクロールさせる。そして、所定時間が経過すると、回転リール3A〜3Cを停止させてシンボル5A〜5Cのスクロールを終了させる(ステップS41)。この処理は、図10のステップS23と同様である。
そして、CPU106は、ペイラインL上に停止したシンボル5A〜5Cの内容を特定する停止シンボル特定処理を行う(ステップS42)。このステップS42は、図10のステップS29と同様の処理であり、この処理の詳細は、図13を用いて後述する。
次に、CPU106は、ステップS42で特定した結果に基づいて、ペイラインLにウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃ったか否かを判定し(ステップS43)、ウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃った場合には、このウイニングコンビネーションに対応する枚数のペイアウトを発生させる(ステップS44)。また、CPU106は、ペイラインLにウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃わなかった場合にはペイアウトを発生させない。
その後、CPU106は、RAM110に記憶されているゲーム数「T」をデクリメントして「T−1」とする(ステップS45)。
CPU106は、RAM110に記憶されているゲーム数「T」が「T=0」であるか否かを判定し(ステップS46)、「T=0」である場合には、ボーナスフラグを「0」とする(ステップS47)。つまり、予め決定されたボーナスゲーム数を消化した場合には、ボーナスフラグを「0」として、ボーナスゲームを終了させる。また、RAM110に記憶されているゲーム数「T」が「T=0」でない場合には、CPU106は、回転リール3A〜3Cの不正回転の有無を監視する不正監視処理を実行する(ステップS49)。この不正監視処理は、図14にて後述する図10のステップS29の不正監視処理と同様である。不正監視処理が終了すると、CPU106は、ボーナスゲームを終了させる。
なお、本実施形態では、ステップS46でNOの場合に不正監視処理(ステップS49)を行うこととしているが、本発明はこれに限定されず、ステップS47の後にも不正監視処理(ステップS49)を行うこととしてもよい。
次に、図13に示すフローチャートを参照して、図10のステップS24で実行されると共に、図12のステップS42で実行される停止シンボル特定処理について説明する。各停止シンボル特定処理は、回転リール3A〜3Cを停止させてシンボル5A〜5Cのスクロールを終了させた時点で実行される。
CPU106は、まず、各センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って移動させる(ステップS51)。次に、CPU106は、この移動中に各センサ7A〜7Cが対応する識別子6A〜6Cから読み取った識別情報を取り込む(ステップS53)。最後に、CPU106は、取り込んだ各センサ7A〜7Cからの識別情報によって、スロットゲームエリアA1に表示されてペイラインL上に停止しているシンボル5A〜5Cを特定する(ステップS55)。
続いて、図14に示すフローチャートを参照して、図10のステップS29で実行されると共に、図12のステップS49で実行される不正監視処理について説明する。各不正監視処理は、回転リール3A〜3Cを停止させてシンボル5A〜5Cのスクロールを終了させた時点の後、次のスロットゲーム(ボーナスゲームを含む)を開始する前の所定期間に亘って、繰り返し実行される。
CPU106は、まず、各センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って移動させる(ステップS61)。次に、CPU106は、この移動中に各センサ7A〜7Cが対応する識別子6A〜6Cから読み取った識別情報を取り込む(ステップS63)。そして、CPU106は、取り込んだ各センサ7A〜7Cからの識別情報によって、スロットゲームエリアA1に表示されてペイラインL上に停止しているシンボル5A〜5Cを特定する(ステップS65)。次に、ステップS65において特定したシンボル5A〜5Cが、ステップS24やステップS42において停止シンボル特定処理を行った際の、ステップS55において特定したシンボル5A〜5Cと同じであるか否かを判定する(ステップS67)。ステップS55において特定したシンボル5A〜5Cと同じでない場合は、不正フラグを「1」とする(ステップS69)。この不正フラグは、初期的には「0」に設定されている。「1」に設定された不正フラグを、CPU106は、回転リール3A〜3Cが停止後に不正に回転されたことを報知するためのデータをホールサーバに送信するきっかけとして利用することができる。また、CPU106は、「1」に設定された不正フラグを、スロットマシン10をTILT状態に制御するきっかけとして利用することもできる。
ステップS65において特定したシンボル5A〜5CがステップS55で特定したシンボル5A〜5Cと同じである場合は、CPU106は、MAXBETスイッチ24、BETスイッチ25、又は、スピンリピートベットスイッチ26のプレーヤによる押圧操作が発生したか否かを確認する(ステップS71)。これらのスイッチ24〜26のプレーヤによる押圧操作が発生していない場合は、ステップS61に処理を戻す。スイッチ24〜26のプレーヤによる押圧操作が発生した場合は、CPU106は、不正監視処理を終了させる。
このように構成された本実施形態のスロットマシン10では、各回転リール3A〜3Cの回転及びその停止によって、スロットゲームエリアA1に表示されるシンボル5A〜5Cをスクロールするスロットゲームが実行される。そして、今回のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が停止された時点から、次のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が開始される前までの所定期間に亘って、各回転リール3A〜3Cの識別子6A〜6Cの識別情報が、各センサ7A〜7Cによって磁気的又は光学的に読み取られる。
各回転リール3A〜3Cの識別子6A〜6Cから識別情報を読み取る際に、各センサ7A〜7Cは、ステッピングモータ8A〜8Cの動力によるスライダ9A〜9Cの動作によって、回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って移動する。これにより、各センサ7A〜7Cは、対応する識別子6A〜6Cから、回転リール3A〜3Cの回転軸方向に展開された識別情報をもれなく読み取る。このとき、回転リール3A〜3Cが若干回転移動しても、回転リール3A〜3Cの回転方向におけるセンサ7A〜7Cの回転リール3A〜3Cに対する相対位置が、識別子6A〜6Cの存在する範囲を越えて変化しない限り、識別情報の読み取り動作に支障は生じない。
したがって、各センサ7A〜7Cによる識別子6A〜6Cからの識別情報の読み取り動作時に、各回転リール3A〜3Cが回転方向において静止状態にない場合であっても、その影響を受けることなく、識別情報をもれなく確実にセンサ7A〜7Cで読み取って、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されたシンボル5A〜5Cの内容を正確に特定することができる。
なお、本実施形態のスロットマシン10において、各センサ7A〜7Cが対応する識別子6A〜6Cから読み取った識別情報によって特定された、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されたシンボル5A〜5Cの内容は、今回のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が停止された時点において、ペイアウトが発生する入賞組み合わせのシンボル5A〜5CがペイラインL上に揃ったか否かの判定に用いられる。
また、本実施形態のスロットマシン10において、各センサ7A〜7Cが対応する識別子6A〜6Cから読み取った識別情報によって特定された、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されたシンボル5A〜5Cの内容は、今回のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が停止された時点から、次のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が開始される前までの所定期間において、回転リール3A〜3Cが停止後に不正に回転されたか否かの判定に用いられる。
このような、回転リール3A〜3Cが停止後に不正に回転されたか否かの判定を行うために、今回のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が停止された時点から、次のスロットゲームにおける各回転リール3A〜3Cの回転が開始される前までの所定期間において、各センサ7A〜7Cが対応する識別子6A〜6Cから読み取った識別情報によって、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されたシンボル5A〜5Cの内容を特定するための構成は、省略してもよい。
しかし、このような構成を設けると、各回転リール3A〜3Cの回転が停止された後に、プレーヤがキャビネット11を揺らす等して回転リール3A〜3Cを不正に回転させて、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されるシンボル5A〜5Cのパターンを不正に変えようとした場合に、そのことを把握できるようになる。
これにより、ペイアウトが発生しないようなパターンでシンボル5A〜5CがスロットゲームエリアA1に表示される位置で、各回転リール3A〜3Cの回転が停止された場合に、上述したような回転リール3A〜3Cの不正な回転によって、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されるシンボル5A〜5Cがペイアウトを発生させるパターンに変更されることが、防止される。そのため、プレーヤが不正にペイアウトを受け取ることが発生しないようにすることができる。
なお、本実施形態では、各識別子6A〜6Cからの識別情報の読み取り時に、センサ7A〜7Cが回転リール3A〜3Cの回転軸方向に移動される場合について説明した。しかし、センサ7A〜7Cの形式によっては、センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの回転軸方向に移動させずに識別子6A〜6Cの識別情報の読み取りを実行できるように構成することもできる。
以下、この内容を踏まえた本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係るスロットマシンを説明する。
まず、第2実施形態のスロットマシンは、図16の説明図に示すように、識別子6A〜6Cとしてバーコードを用いており、また、第2実施形態のスロットマシンは、センサ7A〜7Cとして、固定のレーザバーコードスキャナを用いている。そして、第2実施形態のスロットマシンは、第1実施形態のスロットマシン10が有していたステッピングモータ8A〜8C及びスライダ9A〜9Cを省略し、識別子6A〜6Cの識別情報の展開方向である回転リール3A〜3Cの回転軸方向にセンサ7A〜7Cが移動しないように構成している。
このレーザバーコードスキャナは、例えば、発光ダイオードからの読取光(請求項中の走査信号に相当)の光路をガルバノミラーにより走査方向に移動させることで、回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って読取光を照射し、この読取光によって識別子6A〜6Cを走査するように構成されている。識別子6A〜6Cを走査した読取光は、識別子6A〜6Cからの反射光となって、レーザバーコードスキャナの例えばCCDラインセンサによって受光され、識別情報の内容に応じた識別信号にデコードされる。
次に、第3実施形態のスロットマシンは、図17の説明図に示すように、識別子6A〜6Cとして、バーコードとは異なるパターン認識用の2ビット×複数列の情報コードエレメントを用いている。なお、各情報コードエレメントは、例えば、正方形状の枠を白又は黒のいずれかによって表記するものとすることで、2ビットの情報を有する形式とすることができる。また、第3実施形態のスロットマシンは、センサ7A〜7Cとして、情報コードエレメントの列数に対応する反射型リニアフォトセンサアレイを用い、第2実施形態のスロットマシンと同様にセンサ7A〜7Cを固定としている。
このような固定のセンサ7A〜7Cを用いる第2実施形態及び第3実施形態の各スロットマシンは、図18のブロック図に示すように、第1実施形態のスロットマシン10のコントローラ40からモータ駆動回路126を省略したコントローラ40Aを有している。このコントローラ40AのCPU106は、第1実施形態のスロットマシン10のコントローラ40のCPU106が行う処理と、ほぼ同様の処理を行う。但し、第1実施形態のCPU106が図10のステップS24及び図12のステップS42でそれぞれ実行する停止シンボル特定処理の内容(図13)や、図10のステップS29及びステップS49でそれぞれ実行する不正監視処理の内容(図14)に対して、本実施形態のCPU106が実行する停止シンボル特定処理の内容(図19)や不正監視処理の内容(図20)が、少々異なっている。
即ち、第2実施形態及び第3実施形態の各スロットマシンでは、上述したように、センサ7A〜7Cが固定されていて、ステッピングモータ8A〜8C及びスライダ9A〜9Cが省略されている。そのため、第2実施形態及び第3実施形態の各スロットマシンにおいては、コントローラ40AのCPU106が図10のステップS24で実行する停止シンボル特定処理と、図10のステップS29及びステップS49でそれぞれ実行する不正監視処理とにおいて、図19及び図20のフローチャートにそれぞれ示すように、各センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの回転軸方向に移動させる処理(図13のステップS51、及び、図14のステップS61)を省略している。
このように構成された第2実施形態のスロットマシンにおいては、各回転リール3A〜3Cの識別子6A〜6Cから識別情報を読み取る際に、各センサ7A〜7Cが、回転リール3A〜3Cの回転軸方向における識別子6A〜6Cの全長に亘って読取光を照射し、この読取光によって識別子6A〜6Cを走査する。また、第3実施形態のスロットマシンにおいては、各回転リール3A〜3Cの識別子6A〜6Cから識別情報を読み取る際に、各センサ7A〜7Cを構成する反射型リニアフォトセンサアレイが、各識別子6A〜6Cの対応する列の情報コードエレメントの有無を検出する。このため、第2実施形態及び第3実施形態のどちらのスロットマシンにおいても、各センサ7A〜7Cが、対応する識別子6A〜6Cから、回転リール3A〜3Cの回転軸方向に展開された識別情報をもれなく読み取る。このとき、回転リール3A〜3Cが若干回転移動しても、回転リール3A〜3Cの回転方向におけるセンサ7A〜7Cの回転リール3A〜3Cに対する相対位置が、識別子6A〜6Cの存在する範囲を越えて変化しない限り、識別情報の読み取り動作に支障は生じない。
したがって、第2実施形態及び第3実施形態のどちらのスロットマシンにおいても、各センサ7A〜7Cによる識別子6A〜6Cからの識別情報の読み取り動作時に、各回転リール3A〜3Cが回転方向において静止状態にない場合であっても、その影響を受けることなく、識別情報をもれなく確実にセンサ7A〜7Cで読み取って、スロットゲームエリアA1のペイラインL上に表示されたシンボル5A〜5Cの内容を正確に特定することができる。よって、各回転リール3A〜3Cの回転の停止後から次の回転が開始される前の所定期間に亘って、識別子6A〜6Cから識別情報をセンサ7A〜7Cにより繰り返し読み取って、回転リール3A〜3Cの不正な回転の有無を判別するのに当たって、停止後の回転リール3A〜3Cの僅かな回転で不正な回転が発生したものと誤って検出することが抑制される。このため、回転リール3A〜3Cの不正回転の判別精度を高くすることができる。
以上、本発明のスロットマシン及びスロットマシンの制御方法を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上記した実施形態では、下側ディスプレイ16のスロットゲームエリアA1が3列、3行の表示領域を備えている場合について説明した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、5行、5列の表示領域等、「3」以外の行列の表示領域を備えるスロットゲームエリアのスロットマシンにも適用可能である。また、例えば、5行、3列の表示領域等、行列の数が同じでないスロットゲームエリアのスロットマシンにも本発明は適用可能である。
そして、スロットゲームエリアの行列の構成次第で、ペイラインは、縦、横、斜め(V字形状、逆V字形状等を含む)の任意の方向に1又は複数設定することができる。しかも、ウイニングコンビネーションとなるシンボル5A〜5Cが揃うことでペイアウトが発生するペイラインを、クレジットのベット数によって増減させることもできる。そのようないずれのスロットマシンにおいても、本発明は適用可能である。
また、上述した各実施形態では、識別子6A〜6Cが対応するシンボル5A〜5Cと共にリール帯4の表面に描かれているものとした。そのため、センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの外側に配置して、識別子6A〜6Cの識別情報を回転リール3A〜3Cの外側からセンサ7A〜7Cに読み取らせる構成とした。
しかし、識別子6A〜6Cをリール帯4の裏側に描いて回転リール3A〜3Cの内側に露出させ、これに合わせて、センサ7A〜7Cを回転リール3A〜3Cの内側に配置して、識別子6A〜6Cの識別情報を回転リール3A〜3Cの内側からセンサ7A〜7Cに読み取らせる構成としてもよい。
また、上述した各実施形態では、図14のステップS65において特定したシンボル5A〜5Cが、図10のステップS24や図12ステップS42において停止シンボル特定処理を行った際の、図13のステップS55において特定したシンボル5A〜5Cと同じであるか否かを、図14のステップS67において判定することとした。しかし、図14のステップS65において特定したシンボル5A〜5Cが既に存在する場合には、今回のステップS65において特定したシンボル5A〜5Cが、前回のステップS65において特定したシンボル5A〜5Cと同じであるか否かを、図14のステップS67において判定する構成としてもよい。例えば、1回目のステップS65において特定したシンボル5A〜5Cと2回目のステップS65において特定したシンボル5A〜5Cとが同じであるか否かを、図14のステップS67において判定する構成としてもよい。
上述した詳細な説明では、本発明をより容易に理解できるように、特徴的部分を中心に説明した。本発明は、上述した詳細な説明に記載する実施形態に限定されず、その他の実施形態にも適用することができ、その適用範囲は多様である。また、本明細書において用いた用語及び語法は、本発明を的確に説明するために用いたものであり、本発明の解釈を制限するために用いたものではない。また、当業者であれば、本明細書に記載された発明の概念から、本発明の概念に含まれる他の構成、システム、方法等を推考することは容易であると思われる。したがって、請求の範囲の記載は、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で均等な構成を含むものであるとみなされなければならない。また、要約書の目的は、特許庁及び一般的公共機関や、特許、法律用語又は専門用語に精通していない本技術分野に属する技術者等が本出願の技術的な内容及びその本質を簡易な調査で速やかに判断し得るようにするものである。したがって、要約書は、請求の範囲の記載により評価されるべき発明の範囲を限定することを意図したものではない。また、本発明の目的及び本発明の特有の効果を充分に理解するために、すでに開示されている文献等を充分に参酌して解釈されることが望まれる。
上述した詳細な説明は、コンピュータで実行される処理を含むものである。以上での説明及び表現は、当業者が最も効率的に理解することを目的として記載している。本明細書では、1の結果を導き出すために用いられる各ステップは、自己矛盾がない処理として理解されるべきである。また、各ステップでは、電気的又は磁気的な信号の送受信、記録等が行われる。各ステップにおける処理では、このような信号を、ビット、値、シンボル、文字、用語、数字等で表現しているが、これらは単に説明上便利であるために用いたものであることに留意する必要がある。また、各ステップにおける処理は、人間の行動と共通する表現で記載される場合があるが、本明細書で説明する処理は、原則的に各種の装置により実行されるものである。また、各ステップを行うために要求されるその他の構成は、以上の説明から自明になるものである。
ゲーミングシステムに新たなエンターテインメント性を付与する上で極めて有用である。
本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの表示窓に表示されるシンボルを回転リールの停止位置から特定するのに用いるセンサ部分の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの回転リール部分の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの回転リールの周面に配置されたシンボル及び識別子とセンサとの概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの回転リールの周面に配置されたシンボル及び識別子とセンサとの概略構成を示す説明図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの液晶表示パネルの背面側から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの液晶表示パネルの正面側から見た分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの制御回路を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの、ウイニングコンビネーションとペイアウトとの関係を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの回転リールの周面に配置されたシンボル及び識別子とセンサとの概略構成を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係るスロットマシンの回転リールの周面に配置されたシンボル及び識別子とセンサとの概略構成を示す説明図である。 本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係るスロットマシンの制御回路を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係るスロットマシンの処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
3A〜3C 回転リール
4A〜4C リール帯
5A〜5C シンボル
6A〜6C 識別子
7A〜7C センサ
8A〜8C ステッピングモータ
9A〜9C スライダ
10 スロットマシン
11 キャビネット
12 トップボックス
13 メインドア
15 メダル
16 下側ディスプレイ
17 液晶表示パネル
18 メダルトレイ
21 メダル投入口
22 紙幣識別器
23 キャッシュアウトスイッチ
24 MAXBETスイッチ
25 BETスイッチ
26 スピンリピートベットスイッチ
27 スタートスイッチ
28 払い出し口
29 スピーカ
33 上側ディスプレイ
34 フットディスプレイ
35 チケットプリンタ
36 カードリーダ
37 データディスプレイ
38 キーパッド
39 バーコード付チケット
40,40A コントローラ
41 スピーカ
43 メダルセンサ
44 ホッパー
45A〜45C ステッピングモータ
47 ランプ
48 ペイアウト数表示領域
72 タッチパネル
73 表示板
74 液晶ユニット
75 導光板
76 反射フィルム
76A 反射領域
76B 非反射領域
77a,77b 蛍光ランプ
78a,78b 蛍光ランプ
79a〜79d ランプホルダ
79e〜79h ランプホルダ
102 インターフェイス回路群
104 入出力バス
106 CPU
108 ROM
110 RAM
111 通信用インターフェイス回路
112 乱数発生器
120,126 モータ駆動回路
122 スピーカ駆動回路
124 ホッパー駆動回路
128 表示駆動回路
140 表示コントローラ
A1 スロットゲームエリア
L ペイライン

Claims (8)

  1. 回転及び停止が可能な回転リールと、
    前記回転リールの周面に取り付けられ、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯と、
    前記リール帯のうち一部分を表示するディスプレイと、
    前記リール帯のうち前記ディスプレイに表示されている部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサと、
    下記制御、
    (a)前記回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行し、
    (b)前記回転リールの停止時点において、前記センサを前記回転リールの回転軸方向に移動させ、
    (c)前記回転リールの停止時点において、前記回転軸方向に移動させた前記センサが該回転軸方向における全長に亘り前記識別子から読み取った前記識別情報に基づいて、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定し、
    (d)前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する、
    を行うコントローラと、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記コントローラは、
    前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記センサを前記回転軸方向に繰り返し移動させる制御と、
    前記回転軸方向への各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する制御と、
    前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する制御と、
    をさらに行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のスロットマシン。
  3. 回転及び停止が可能な回転リールと、
    前記回転リールの周面に取り付けられ、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯と、
    前記リール帯のうち一部分を表示するディスプレイと、
    前記リール帯のうち前記ディスプレイに表示されている部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子を走査信号により走査することで、該識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサと、
    下記制御、
    (a)前記回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行し、
    (b)前記回転リールの停止時点において、前記走査信号を前記回転リールの回転軸方向に移動させ、
    (c)前記回転リールの停止時点において、前記回転軸方向に移動させた前記走査信号により前記回転軸方向における全長に亘り走査された前記識別子から前記センサが読み取った前記識別情報に基づいて、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定し、
    (d)前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定し、
    (e)前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記走査信号を前記回転軸方向に繰り返し移動させ、
    (f)前記回転軸方向への前記走査信号の各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定し、
    (g)前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する、
    を行うコントローラと、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  4. 回転及び停止が可能な回転リールと、
    前記回転リールの周面に取り付けられ、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯と、
    前記リール帯のうち一部分を表示するディスプレイと、
    前記リール帯のうち前記ディスプレイに表示されている部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサと、
    下記制御、
    (a)前記回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行し、
    (b)前記回転リールの停止時点において、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別子から前記センサが読み取った前記識別情報に基づいて、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定し、
    (c)前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定し、
    (d)前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別子から前記センサが繰り返し読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定し、
    (e)前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する、
    を行うコントローラと、
    を備えることを特徴とするスロットマシン。
  5. コントローラを有するスロットマシンを制御する方法であり、
    前記コントローラが、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した位置の複数の識別子と、が描かれたリール帯を周面に取り付けた回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行する段階と、
    前記コントローラが、前記リール帯のうちディスプレイに表示されている一部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサを、前記回転リールの停止時点において前記回転リールの回転軸方向に移動させる段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記回転軸方向に移動させた前記センサにより、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別情報を読み取る段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記センサにより読み取った前記識別情報に基づいて、前記回転リールの停止時点において前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定する段階と、
    前記コントローラが、前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する段階と、
    を有することを特徴とするスロットマシンの制御方法。
  6. 前記コントローラが、前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記センサを前記回転軸方向に繰り返し移動させる段階と、
    前記コントローラが、前記回転軸方向への各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する段階と、
    前記コントローラが、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する段階と、
    をさらに有することを特徴とする請求項5記載のスロットマシンの制御方法。
  7. コントローラを有するスロットマシンを制御する方法であり、
    前記コントローラが、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した配置の複数の識別子と、が描かれたリール帯を周面に取り付けた回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行する段階と、
    前記コントローラが、前記リール帯のうちディスプレイに表示されている一部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を読み取るセンサが、該識別情報の読み取りのために出力する走査信号を、前記回転リールの停止時点において、前記回転リールの回転軸方向に移動させる段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記回転軸方向に移動させた前記走査信号により走査された、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別情報を前記センサにより読み取る段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記センサにより読み取った前記識別情報に基づいて、前記回転リールの停止時点において前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定する段階と、
    前記コントローラが、前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記走査信号を前記回転軸方向に繰り返し移動させる段階と、
    前記コントローラが、前記回転軸方向への前記走査信号の各移動において前記センサが前記識別子からそれぞれ読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する段階と、
    前記コントローラが、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する段階と、
    を有することを特徴とするスロットマシンの制御方法。
  8. コントローラを有するスロットマシンを制御する方法であり、
    前記コントローラが、複数のシンボルと、各前記シンボルにそれぞれ対応した配置の複数の識別子と、が描かれたリール帯を周面に取り付けた回転リールを回転及び停止させる単位ゲームを実行する段階と、
    前記コントローラが、前記リール帯のうちディスプレイに表示されている一部分に描かれた前記シンボルに対応する位置の前記識別子から、前記回転リールの回転軸方向に展開された識別情報であって、かつ、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルに対応する内容の前記識別情報を、前記回転軸方向における前記識別子の全長に亘り、センサにより前記回転リールの停止時点において読み取る段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点において前記センサにより読み取った前記識別情報に基づいて、前記回転リールの停止時点において前記ディスプレイに表示されている前記シンボルを特定する段階と、
    前記コントローラが、前記特定したシンボルに基づいて、前記単位ゲームの結果を確定する段階と、
    前記コントローラが、前記回転リールの停止時点後から該回転リールの次の回転開始前までの所定期間において、前記回転軸方向における全長に亘り前記識別子から前記センサが繰り返し読み取った各前記識別情報に基づいて、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点について、前記ディスプレイに表示されている前記シンボルをそれぞれ特定する段階と、
    前記コントローラが、前記所定期間中の前記センサの各読み取り時点についてそれぞれ特定した前記シンボルに基づいて、前記所定期間中における前記回転リールの回転の有無を判定する段階と、
    を有することを特徴とするスロットマシンの制御方法。
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