JP2008300940A - 通信装置、設備機器及び設備機器通信システム - Google Patents

通信装置、設備機器及び設備機器通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】一つの伝送路上で複数種類の通信方式の信号による通信を行う際、各通信方式での干渉による再送回数を低減することができる通信装置等を得る。
【解決手段】通信線からなる伝送路200を介して伝送される第1通信方式による信号の送受信処理を行う第1通信手段110と、伝送路200を介して伝送される、第1通信方式による信号と通信方式が異なる第2通信方式による信号の送受信処理を行う第2通信手段120と、伝送路200における状況を監視し、伝送路200が第2通信方式による信号におけるデータの信頼性が低下する状態であるかどうかを通信状況に基づいて判断し、信頼性が低下する状態であると判断すると第2通信手段120に送信禁止信号を送信する第1伝送路監視手段150とを備え、第1伝送路監視手段150からの送信禁止信号を受信している間、第2通信手段120は、第2通信方式による信号の送信を停止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、同一の通信線上で複数の通信方式の信号による通信(信号の送受信)を行うための通信装置等に関するものである。
空気調和機、照明、集中コントローラ等の設備機器を通信線(有線)で接続して、信号の伝送路を構成する設備機器システムにおいては、各設備機器同士が信号通信により連携しながら設備機器の制御(以下、機器制御という)を行なっている。従来、設備機器間の通信は、例えば低速なパルス信号(ここでは方形波とする)を用いて通信を行っている。一方で、近年、設備機器システムとホストPC(コンピュータ)とをシステム外部の電気通信回線により通信接続し、ホストPCによる遠隔監視等を行うこともできる。設備機器の監視に必要なデータを含む信号を多く通信し、高度なサービスを提供するために、より高速な通信を行うことができる通信方式の導入が進められている。
そこで、例えば従来より行なってきた機器制御用には低速なパルス信号を用いた通信方式をそのまま利用し、一方で遠隔監視用等の新サービスには高速な通信方式を利用して、二種類の通信方式の信号を機器制御用に使用していた既設の伝送路で伝送する設備機器システムが構築されている。既設の伝送路を用いて二種類の通信方式の信号の通信を行うことは、遠隔監視用等の新サービスに係る導入コストを抑えることができるというメリットがある。
ここで、空気調和機システムにおいて、空気調和機制御用の信号と、例えばホストPC等、空気調和器以外の設備機器との通信用の高周波信号を重畳して通信する有線通信装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−308150号公報
しかしながら、例えば特許文献1のように、二種類の通信方式の信号を単に重畳させて伝送路で伝送を行う場合、干渉により信号が歪んでしまい、正常なデータを通信できない、通信先の通信装置が処理するために十分なレベルの信号を受信できない等のエラーが多発し、再送回数が増加する可能性が高くなるという課題がある。
例えば、機器制御用に利用するパルス信号を用いた通信方式として、RZ(Return to Zero)方式、AMI符号(Alternate Mark Inversion code )方式、マンチェスタ符号方式等がある。そして、パルス信号の通信手段では、パルス信号の制御にスイッチング回路を用いている。スイッチング回路がオン状態であると伝送路に電流が流れ、オフ状態であると電流が流れない。これにより、伝送路(通信装置間)における電圧が変化する。スイッチング回路による電流発生制御により、パルス信号による通信を行うことができる。
ここで、スイッチング回路がオン状態である間、伝送路を構成する通信線は、電源又はグラウンドに接続された状態になるため、入力インピーダンスが通常より低くなる。このとき高周波信号を伝送路に伝送すると、高周波信号もインピーダンスの低い電源又はグラウンドに流入することになり、高周波信号の通信回路では十分なレベルの高周波信号を受信できなくなり、再送等をしなければならない。
また、パルス信号の立ち上がり又は立ち下がりの際、信号が急峻に変化する。立ち上がり、立ち下がりにおけるパルス信号の周波数成分が高周波信号の周波数成分と一致する等の場合、高周波信号が歪んでしまい、信号が乱れて受信できなくなる。
上記のような課題は、例えば、システム上に制御局となる通信制御装置を設け、当該制御局が制御信号により、パルス信号と高周波信号の送信許可期間を周期的に切り替えて時分割多重通信を実現し、信号を重複させないことにより干渉を低減することができる。しかし、機器制御用として利用する信号を処理する通信装置が時分割多重通信に対応できる機能を有していなければならず、機能を有していなければ当該通信方式を変更しなければならない。また、制御局の制御信号による時分割多重通信は、特に低速側の信号通信におけるトラフィック低下を招く可能性があり、そのため、設備機器の動作に影響を及ぼす可能性がある。
そこで、本発明は、一つの伝送路上で複数種類の通信方式の信号による通信を行う際、機器制御用に用いていた通信方式を変更することなく、各通信方式での干渉による再送回数を低減することができる通信装置等を得ることを目的とする。
本発明に係る通信装置は、通信線からなる伝送路を介して伝送される第1通信方式による信号の送受信処理を行う第1通信手段と、伝送路を介して伝送される、第1通信方式による信号と通信方式が異なる第2通信方式による信号の送受信処理を行う第2通信手段と、伝送路の状況を監視し、伝送路が第2通信方式による信号におけるデータの信頼性が低下する状態であるかどうかを状況に基づいて判断し、信頼性が低下する状態であると判断すると第2通信手段に送信禁止信号を送信する第1伝送路監視手段とを備え、第1伝送路監視手段からの送信禁止信号を受信している間、第2通信手段は、第2通信方式による信号の送信を停止するものである。
本発明によれば、第1伝送路監視手段が、伝送路における通信状況に基づいて第2通信方式による信号におけるデータの信頼性が低下する状態であるかどうかを判断し、その判断に基づいて送信される送信禁止信号を受信している間、第2通信手段は、第2通信方式による信号の送信を停止するようにしたので、伝送路上の信号同士の干渉を低減でき、通信において信頼性向上を確保した装置を得ることができる。
また、第1通信手段については機器構成、処理等に関して特別な変更を要しない。そのため、例えば、第1通信手段を設備機器の機器制御のデータを含む信号の通信に用いれば、設備機器の動作に支障をきたすことなく、遠隔監視等のサービス用のデータを含む信号を同じ伝送路上で利用することができ、設備機器システムを容易に実現できる。
図1は本発明に係る設備機器システムを表す図である。図1の設備機器システムは、例えばビル等の1つのフロアにおいて構成されるシステムを表している。図1の設備機器システムにおいて、集中コントローラ、空気調和機、照明機器等の設備機器本体(以下、設備機器という)310(310a〜310e)は、それぞれ通信装置100(100a〜100e)を有している。ここで、図1では、設備機器310a及び310dが照明機器、310c及び310eが空気調和機、310bが集中コントローラとなっている。
通信装置100(通信装置100a〜100e)は、それぞれ伝送路200に接続されており、各通信装置100は伝送路200を介して通信を行うことができる。ここで、各設備機器310に係る機器制御のための通信は、データの転送速度(転送効率)が低速のパルス信号を用いて行う。これにより、各設備機器310は連携しながら機器を動作することができる。ここで、各通信装置100は各設備機器310に組み込まれているものとして説明するが、之に限定するものではなく、独立した装置であってもよい。
また、集中コントローラである設備機器310bの通信装置100bについては、例えばインターネットに代表される公衆電気通信回線網210とも、さらに接続されているものとする。そして、公衆電気通信回線網210を介してホストPC300との間で通信を行うことができるようになっている。例えば、ホストPC300からの指示が信号として送信されると、設備機器310bの通信装置100bは当該指示に基づいて処理を行い、他の設備機器310との間で、指示に基づく遠隔監視のための通信を、高周波信号を用いて行なう。
ホストPC300は、遠隔対象となる設備機器310に対して状態モニタ、遠隔操作等の処理を要求する旨等を含む遠隔監視情報のデータを信号に含め、公衆電気通信回線網210を介して通信装置100b(後述する公衆網通信手段170b)に送信する。また、要求に対する応答に係る遠隔監視情報のデータを含む信号に基づく処理を行う。以降の各実施の形態は、図1に示すような設備機器システムで用いられる通信について説明するものである。
実施の形態1.
図2は本発明の実施の形態1に係る、通信装置100の構成を中心とした設備機器システムを表す図である。本実施の形態では、主として、図1の設備機器システムにおける、設備機器310aに付された通信装置100aと設備機器310bに付された通信装置100bとの間で行う通信について説明する。
前述したように、設備機器310b(集中コントローラ)が有する通信装置100bと設備機器310aが有する通信装置100aとは伝送路200に接続され、通信を行うことができる。そして、通信装置100aとホストPC300とは公衆電気通信回線網210に接続され、通信を行うことができる。
図2において、通信装置100aは、第1通信方式(ここではパルス信号)による通信を行うための信号処理を行う第1通信手段110aと、第2通信方式(ここでは高周波信号)による通信を行うための信号処理を行う第2通信手段120aと、第1通信手段110aが送信する信号と第2通信手段120aが送信する信号とを伝送路200に送信するための結合手段130aと、例えばバンドパスフィルタで構成し、受信した信号から高周波信号の周波数成分を抽出する分離手段140aと、伝送路200上のパルス信号の通信状況を監視し、パルス信号と高周波信号とが干渉することにより、特に高周波信号におけるデータの信頼性が低下する可能性があるものと判断すると、第2通信手段120aに送信禁止信号を送信する第1伝送路監視手段150aとを備えている。
図3は本実施の形態の第1通信手段110及び第2通信手段120における信号を表す図である。本実施の形態においては、図3(a)に示すように、第1通信手段110が処理する第1通信方式を、RZ方式のパルス信号とし、そのパルス信号によるデータの転送速度を9600bpsとする。以下、第1通信手段110の代表として第1通信手段110aについて説明するが他も同様である。
第1通信手段110aは、設備機器310aが他の設備機器310に送信しようとする機器制御情報のデータに基づいてRZ方式によるシリアル(直列)のパルス信号を生成するための処理を行う。また、他の設備機器310から伝送路200を介して送信されたパルス信号から機器制御情報のデータを得るための処理を行う。ここで、機器制御情報のデータには、信号の通信先、通信元に関するデータが、機器制御をするためのデータとともに含まれているものとし、それらのデータは論理値“0”、“1”の二値(バイナリ)のデータの組み合わせで表されるものとする。そして、第1通信手段110aは、所定のタイミング(周期)毎に信号の電圧が規定値(例えば3V)以上と判断した場合を論理値“1”とし、それ以外の場合を論理値“0”として、パルス信号の生成、受信に係るデータの判断を行う。また、パルスのデューティ率(デューティ比。1周期におけるパルス幅の割合となる)を50%とする。
また、1回の送信に係るパルス信号の群(データとしてまとまったもの)を第1通信フレームとする。本実施の形態の設備機器システムにおいては、例えば通信装置100aが第1通信フレームのパルス信号を送信している間及び送信後、少なくとも4msの間は他の通信装置100は伝送路200を介して第1通信フレームを送信できないものと規定されているものとする。したがって、伝送路200上を伝送する当該第1通信フレームが伝送される間隔は少なくとも4ms空いていることになる。
次にパルス信号に含まれるデータについて説明する。本実施の形態では、先頭1ビット分をデータの開始を表すスタートビットとし、次の8ビット分を機器制御情報のデータの一部又は全部を表すデータビット、最終1ビット分をデータの終了を表すストップビットとする。このビット列のデータを1つの単位とする。そして、1又は複数単位のデータを含む信号が第1通信フレームとして伝送路200上を伝送する。ここで、スタートビットは論理値“1”の固定データ、ストップビットは論理値“0”の固定データとする。
図4は通信装置100aの詳細な構成を表す図である。ここでは通信装置100aについて説明するが他の通信装置100についても同様の構成である。まず、第1通信手段110aは、主として、第1受信処理手段(PRX)111a、第1送信処理手段(PTX)112a及びトランジスタ等の素子からなるスイッチング回路113aで構成されている。そして、通信に関する電源供給を電源180aから受けている。
ここで、図4に基づいて通信装置100aによるパルス信号(第1通信フレーム)の送信について説明する。第1通信手段110aにおいて、第1送信処理手段112aは、パルス信号として送信しようとするデータに基づいて、スイッチング回路113aのベース電流を操作することによりスイッチング回路113aのオン・オフを制御する。ここで、論理値“1”を表す信号を送信する場合、デューティ率が50%であることからパルス周期の半分の時間(9600bpsでは約52μsとなる)、スイッチング回路400をオン状態にする。このとき電源180aから結合手段130aに向かって電流が流れる。一方、論理値“0”を表す信号を送信する場合は、約104μs間、スイッチング回路400をオフ状態にする。このときは電流が流れない。このようにして電流の流れに基づいて発生した電圧がパルス信号となって伝送路200を伝送する。なお、パルス信号(第1通信フレーム)が送信されていない状態ではスイッチング回路400はオフ状態となっている。
また、第1受信処理手段111aは結合手段130aを介して送信された第1通信フレームを受信する。受信した第1通信フレームを処理し、通信先(宛先)のデータとして例えば自身のアドレスが含まれているかどうかを判断する。含まれていなければ受信した第1通信フレームについて処理を行わなず、例えば破棄等を行う。含まれていれば、第1通信フレームに含まれる機器制御情報のデータを取り出し、機器制御情報のデータを含む信号を設備機器310aに送信する。ここで、第1受信処理手段111aは、第1送信処理手段112aが送信した第1通信フレームも受信することができるため、信号が正常に送信されているかどうかを監視(モニタ)することもできる。
一方、第2通信手段120aによる高周波信号を用いた通信方式について説明する。高周波信号となる搬送波として、基本的には約1〜10MHzの信号を利用することができるものと考えられるが、本実施の形態では10MHzの高周波信号を搬送波として用いるものとする。第2通信手段120aは、図3(b)に示すように、遠隔監視情報のデータに基づいてPSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)方式により変調した高周波信号で通信を行うものとする。ここで、遠隔監視情報のデータも、監視のためのデータとともに、通信先、通信元に関するデータも含まれているものとし、それらのデータが論理値“0”、“1”の二値(バイナリ)のデータとして、表されるものとする。そして、変調による高調波信号におけるデータ転送速度は200kbpsであるものとする。1回の送信に係る高周波信号の群(データとしてまとまったもの)を第2通信フレームとする。なお、図3(b)では、1つの信号が二値を表しているがこれに限定するものではない。例えば四値“00”、“01”、“10”“11”を表すように変調することもできる。
図4に示すように、第2通信手段120aの第2受信処理手段(HRX)121aは、分離手段140aによって分離された第2通信フレームである高周波信号を受信し、当該信号に基づいて自己宛のものであるかどうかを判断する。自己宛であると判断すると、その遠隔監視情報のデータ含む信号を設備機器310aに送信する。
また、第2送信処理手段(PTX)122aは、設備機器310aから、他の設備機器310(通信装置100)に遠隔監視情報のデータを信号送信を要求されると、第1伝送路監視手段150aから送信禁止信号が送信されていないこと(送信禁止信号を受信していないこと)を確認した後、当該遠隔監視情報をPSK方式で変調した第2通信フレームを送信する。また、第1伝送路監視手段150aからの送信禁止信号を受信している間は、第2通信フレームの送信を停止する。第2通信フレームを送信中に送信禁止信号を受信した場合は送信を中断する。そして、当該送信禁止信号が送信されていない(受信しなくなった)ことを確認した後、同一の第2通信フレームを再送する。
結合手段130aは、第1通信手段110aから送信されたパルス信号と第2通信手段120aから送信された高調波信号とを伝送路200に送信する。一方、伝送路200を介して送信された信号については、第1通信手段110aと分離手段140aに送信する。
バンドパスフィルタを有する分離手段140aは、結合手段130aを介して入力された信号から高周波信号を抽出し、第2通信手段120aに送信する。第2通信手段120aから送信された高調波信号については、結合手段130aに送信する。
第1伝送路監視手段150aは、伝送路200上に伝送する第1通信フレーム(第1送信処理手段112aが送信する第1通信フレームも含む)の通信状況を監視する。そして、その通信状況に基づいて判断を行い、第2通信手段120aに送信禁止信号を送信する。ここでは、伝送路200上を伝送している第1通信フレームを検出し、第1通信フレームが伝送している間、送信禁止信号を第2通信手段120aに送信するものとする。
図5は伝送路200上の通信状態を表す図である。上述したように、伝送路200上で第1通信フレームが伝送されているときには、第1伝送路監視手段150aは送信禁止信号を第2通信手段120aに送信しているため、第2通信フレームが伝送されない。そして、第1通信フレームが伝送されていないときに第2通信フレームを伝送することができる。したがって、本実施の形態では図5のような形で伝送路200上に第1通信フレームと第2通信フレームとが伝送することになる。
次に図2に基づいて通信装置100bについて説明する。通信装置100bは、第1通信手段110b、結合手段130b、分離手段140b、第1伝送路監視手段150b及び公衆網通信手段170bで構成されている。第1通信手段110b、結合手段130b、分離手段140b及び第1伝送路監視手段150bについては、それぞれ第1通信手段110a、結合手段130a、分離手段140a、第1伝送路監視手段150aと同様の動作を行うので説明を省略する。
公衆網通信手段170bは、ホストPC300と第2通信手段120bの間で通信を行うインターフェースとなる。ホストPC300から公衆電気通信回線網210を介して遠隔監視情報のデータを含む信号を受信すると、第2通信手段120bに送信する。また、第2通信手段120bからの信号を受信すると公衆電気通信回線網210を介してホストPC300に送信する。そのため、第2通信手段120bは、第2通信手段120aが行う処理動作だけでなく、遠隔監視情報のデータに係る通信を公衆網通信手段170bとの間で行うことができる。
次に図2等に基づいて本実施の形態におけるシステムにおける動作の一例について説明する。ここでは、ホストPC300が設備機器310aに対して行った遠隔監視情報のデータを含む第2通信フレームを第2通信手段120bが送信している最中に、設備機器310a(第1通信手段110a)から設備機器310b(第1通信手段110b)に対する機器制御情報のデータを含む信号を送信した場合の処理に関して説明する。
(S1)ホストPC300が、設備機器310aに対して電源状態のモニタ要求を行うため、その旨の遠隔監視情報のデータを含む信号を、公衆電気通信回線網210を介して通信装置100bに送信する。
(S2)通信装置100bの公衆網通信手段170bは、ホストPC300からの遠隔監視情報のデータを含む信号を第2通信手段120bに送信する。
(S3)第2通信手段120bは、当該遠隔監視情報のデータに基づいてPSK方式により変調を行い、生成した第2通信フレームを結合手段130bを介して伝送路200に送信する。
(S4)第2通信手段120bから第2通信フレームを送信している最中、設備機器310aが、設備機器310bへの機器制御情報のデータを含む信号の送信を第1通信手段110aに要求する。
(S5)第1通信手段110aは、その機器制御情報のデータに基づく第1通信フレームを結合手段130aを介して伝送路200に送信する。
(S6)第1伝送路監視手段150a及び第1伝送路監視手段150bは、第1通信手段110aの送信に係る伝送路200上の第1通信フレームをそれぞれ検出する。そして、それぞれ第2通信手段120aと第2通信手段120bとに送信禁止信号を送信する(伝送路200に接続された他の通信装置100についても同様の処理が行われる)。
(S7)第2通信手段120bは第2通信手段120bからの送信禁止信号を受信すると、第2通信フレームの送信を中断する。一方、送信が中断した第2通信フレームを処理している第2通信手段120aは、第2通信手段120aからの送信禁止信号を受信すると、中断に係る第2通信フレームを破棄する。また、新たな第2通信フレームの送信を行わない。
(S8)第1伝送路監視手段150a及び第1伝送路監視手段150bは、伝送路200上において第1通信フレームが検出できなくなったものと判断すると、送信禁止信号の送信を停止する。
(S9)また、第1通信手段110aは、受信した第1通信フレームを処理し、機器制御情報のデータを含む信号を設備機器310aに送信する。設備機器310bは、機器制御情報のデータに基づいて機器制御の動作を行う。
(S10)第2通信手段120bは、送信を中断した第2通信フレームを再送する。
(S11)第2通信手段120aは、第2通信フレームを受信して処理を行い、通信先が自己宛であると判断すると、さらに遠隔監視情報のデータを得るための処理を行う。
(S12)第2通信フレームにおける遠隔監視情報のデータにおける監視内容は、設備機器310aの電源状態のモニタ要求である。そこで、第2通信手段120aは、その応答である当該電源状態(例えばオン状態)に係る遠隔監視情報のデータを含む第2通信フレームを結合手段130aを介して伝送路200に送信する。このときも、伝送路200上に第1通信フレームの伝送を検出すると、第2通信手段120aは、第2通信フレームの送信を中断する。
(S13)第2フレームを受信した第2通信手段120bは、遠隔監視情報のデータを含む信号を公衆網通信手段170bに送信し、公衆網通信手段170bは公衆電気通信回線網210を介してホストPC300に送信する。
以上のように実施の形態1によれば、通信装置100において、伝送路200に接続されたいずれかの通信装置100の第1通信手段110から送信された第1通信フレームが伝送路200上を伝送していることを検出している間、第1伝送路監視手段150が送信禁止信号を送信し、この送信禁止信号を受信している間、第2通信手段120は、第2通信フレームの送信を停止又は中断して第2通信フレームを送信しないようにしたので、第1通信フレームであるパルス信号におけるパルスの立ち上がり又は立ち下がり成分に高周波信号と同じ周波数成分が含まれることによる高周波信号の歪み等といった、パルス信号から高周波信号への干渉の機会を低減できる。また、第1通信フレームが伝送路200上を伝送していなければ、どの第1通信手段110のスイッチング回路400もオフ状態であり、その間に伝送された第2通信フレームを第2通信手段120は十分な信号レベルで受信することができる。以上のことから、本実施の形態の通信装置100は、第2通信フレームを通信する際における高い信頼性を確保することができる。
また、第2通信フレームの送信中にいずれかの通信装置100が第1通信フレームの送信を開始し、当該第2通信フレームへ干渉したとしても、同一の第2通信フレームを再送するため、高い通信信頼性を確保できる。
さらに、従来より設備機器310の機器制御をパルス信号の通信により行なっている設備機器システムにおいて、例えばホストPC300からの遠隔監視という新しい機能を高周波信号により行なわせる場合であっても、パルス信号での通信方法、通信手段となる第1通信手段110には変更は加えなくてもよいため、設備機器310の制御に支障をきたすことを防ぐことができる。
実施の形態2.
図6は本発明の実施の形態2に係る伝送路200上のパルス信号と高周波信号の状態を表す図である。次に、実施の形態2における通信方式が異なる複数の信号通信について説明する。本実施の形態における設備機器システム等の構成については、図1、図2等で説明した構成と同様であるので説明を省略する。
次に本実施の形態における通信装置100が行う通信について、通信装置100aを代表として説明する。本実施の形態の通信装置100aにおける第2通信手段120aは、他の設備機器310(通信装置100)に対して遠隔監視情報のデータを含む信号の送信を設備機器310aに要求された場合、当該遠隔監視情報のデータを複数に分割処理する。そして、分割した遠隔監視情報のデータに、パケット番号を含むヘッダのデータを付したデータ(以下、このデータをパケットデータという)に基づいて、PSK(Phase Shift Keying:位相偏移変調)方式により変調した高周波信号で通信を行う。一方、高周波信号を受信した場合、第2通信手段120aは通信先が自己宛のものであるかどうかを判断する。そして、自己宛のものであると判断すると、パケット番号に基づいて、分割した遠隔監視情報のデータを元の遠隔監視情報のデータにして、遠隔監視情報のデータを含む信号を設備機器310aに送信する。
ここで、1つのパケットデータのデータ長については固定長であるか可変長であるかは問わない。ただ、デューティ率との関係等を考慮し、例えばデューティ率が50%である場合には、最大、パルス周期の50%(1/2)の時間内に第2通信パケットによる送信が行える長さであることが望ましい。理論的には、パルス周期の1/4、1/6、…の時間で1つの第2通信パケットの通信を行えるようにすると、効率よくパケット通信を行うことができる。さらに、パルス信号の立ち上がり、立ち下がりの時間を含めて長さを考慮するとさらに望ましい。
図7は伝送路200上を伝送する信号の一例を表す図である。例えば、伝送路200に接続した通信装置100の第1伝送路監視手段150は、伝送路200上の電圧レベルを監視する。そして、当該電圧レベルに基づいて、ある第1通信手段110からの第1通信フレーム(パルス信号)送信開始を検出する。例えば、第1通信手段110による第1通信フレームにおけるパルス周期、デューティ率、データ(ビット)数は決まっているものとする。例えば、データの転送速度が9600bpsのパルス信号の場合、周期は約104μsである。デューティ率が50%であるため、実質的に信号として扱う部分は約52μsとなる。ここではパルス周期の前半部分が実質的に信号として扱う部分となる。
そこで、第1伝送路監視手段150は、第1通信フレーム送信開始と共に、104μsの周期で、52μs間、第1通信フレームのビット数分の回数、送信禁止信号を第2通信手段120に送信する。送信禁止信号を受信している間、第2通信手段120は第2通信パケットの送信を行わないため、本実施の形態では図7のような形で伝送路200上に信号が伝送することになる。
次に、実施の形態1と同様に、図2を用いて本実施の形態における通信装置100が行う処理動作の一例について説明する。本動作はホストPC300が設備機器310aに対して行った遠隔監視に係る第2通信フレームの送信中に、設備機器310aから設備機器310bに対して機器制御情報のデータを含む信号送信を発生させた場合の処理動作に関するものである。
(T1)ホストPC300が、設備機器310aに対して電源状態のモニタ要求を行うための遠隔監視情報のデータを含む信号を、公衆電気通信回線網210を介して通信装置100bに送信する。
(T2)通信装置100bの公衆網通信手段170bは、ホストPC300からの遠隔監視情報のデータを含む信号を第2通信手段120bに送信する。
(T3)第2通信手段120bは、当該遠隔監視情報のデータを分割処理し、パケットデータを生成する。さらにパケットデータに基づいて、PSK方式により変調を行って生成した第2通信パケットを結合手段130bを介して伝送路200に送信する。
(T4)第2通信手段120aは、第2通信パケットを受信して処理を行い、自己宛のものであると判断すると、記憶手段(図示せず)に記憶する。
(T5)第2通信手段120bから第2通信パケットを送信している途中、設備機器310aにおいて、設備機器310bへの機器制御情報のデータを含む信号の送信要求が発生する。
(T6)第1通信手段110aは、機器制御情報のデータに基づく第1通信フレームを結合手段130aを介して伝送路200に送信する。
(T7)第1伝送路監視手段150aと第1伝送路監視手段150bは、第1通信手段110aの送信に係る伝送路200上の第1通信フレームの送信開始をそれぞれ検出する。そして、あらかじめ定められた周期で所定の回数及び所定の時間、それぞれ第2通信手段120a、第2通信手段120bに送信禁止信号を送信する(これは伝送路200により接続された他の通信装置100についても同様である)。
(T8)第2通信手段120bは第2通信手段120bからの送信禁止信号を受信すると、第2通信パケットの送信を中断する。また、第2通信手段120aからの送信禁止信号を受信した第2通信手段120aは中断に係る第2通信パケットを破棄する。また、新たな第2通信パケットの送信を行わない。
(T9)第2通信手段120bは、送信禁止信号を受信しなくなったものと判断すると、送信を中断した第2通信パケットから再送する。
(T10)第2通信手段120bは、送信禁止信号を受信していない間、さらに第2通信パケットを送信する。
(T11)第2通信手段120aは、受信した第2通信パケットに基づいて処理を行い、自己宛のものであると判断したパケットデータを記憶する。そして、すべての第2通信パケットの送信が完了したものと判断すると、記憶したすべてのパケットデータに基づいて遠隔監視情報のデータを再構築(再構成)する。そして、遠隔監視情報のデータを含む信号を設備装置310aに送信する。
(T12)再構築した遠隔監視情報のデータの内容は、設備機器310aの電源状態のモニタ要求である。そこで、第2通信手段120aは、その応答である当該電源状態(例えばオン状態)の遠隔監視情報のデータを含む第2通信パケットを結合手段130aを介して伝送路200に送信する。
(T13)第2フレームを受信した第2通信手段120bは、遠隔監視情報のデータを含む信号を公衆網通信手段170bに送信し、公衆網通信手段170bは公衆電気通信回線網210を介してホストPC300に送信する。
以上のように、実施の形態2によれば、通信装置100において、伝送路200に接続されたいずれかの通信装置100の第1通信手段110から送信されたパルス信号による通信開始を判断すると、あらかじめ定められた周期で所定の回数及び所定の時間、第1伝送路監視手段150が送信禁止信号を送信する。そして、送信禁止信号を受信している間、第2通信手段120は、高周波信号の送信を停止又は中断するようにしたので、パルス信号におけるパルスの立ち上がり又は立ち下がり成分に高周波信号と同じ周波数成分が含まれることによる高周波信号の歪み等といった、パルス信号から高周波信号への干渉の機会を低減できる。また、第2通信手段120は十分な信号レベルで高周波信号を受信することができ、また、干渉し、送信中断した第2通信パケットを再送することができる。そのため、特に高周波信号を通信する際における高い信頼性を確保することができる。
また、第2通信手段120はパケット通信により、遠隔監視情報のデータを含む信号に係る処理を行うようにしたので、実質的にパルス信号が伝送路200上を伝送していない期間を有効に利用して、高周波信号を用いた通信を行うことができる。そして、第2通信手段120は、第2通信パケットが干渉したとしても、同一の第2通信パケットを再送するため、高い通信信頼性を確保できる。
さらに、実施の形態1と同様に、従来より設備機器310の機器制御をパルス信号の通信により行なっている設備機器システムにおいて、例えばホストPC300からの遠隔監視という新しい機能を高周波信号により行なわせる場合であっても、パルス信号での通信方法、通信手段となる第1通信手段110には変更は加えなくてもよいため、設備機器310の制御に支障をきたすことを防ぐことができる。
ここで、本実施の形態において説明した第1伝送路監視手段150a、150bは、第1通信フレームの伝送開始から所定の周期、回数、時間だけ送信禁止信号を送信する処理を行うようにしているが、この処理に限定するものではない。例えば、伝送路200における電圧レベルが規定範囲外であるものと判断すると、送信禁止信号を送信する等、パルス信号伝送によって変化する伝送路200の電圧に基づいて判断するようにしてもよい。
この場合には、例えば、伝送路200のインダクタンスの影響によりパルス信号が各ビットの前半50%より遅延する等、周期等について伝送開始からのずれが生じたとしても、パルス信号が第2通信パケット(高周波信号)に干渉する機会を低減することができる。また、この判断に基づいた処理を行うようにすれば、例えば、論理値“0”のパルス信号が送信されている期間についても、第2通信パケット(高周波信号)による通信を行うことができる。また、伝送路200における第1通信フレーム伝送以外にデータの信頼性が低下する要因(例えばノイズ等)が発生しても、第2通信手段120の通信を中断、停止することができ、信頼性向上につながる。
実施の形態3.
図8は本発明の実施の形態3に係る通信装置100cを表す図である。本実施の形態においては、通信装置100cを代表として説明するが、他の通信装置100にも適用することができる。図8において、第2通信手段120c、結合手段130c、分離手段140c及び第1伝送路監視手段150cは実施の形態1又は実施の形態2における通信手段120a、結合手段130a、分離手段140a及び第1伝送路監視手段150aと同様の動作を行うので説明を省略する。
本実施の形態の通信装置100cは、第2伝送路監視手段160cを有している。第2伝送路監視手段160cは、伝送路200における第2通信フレーム、第2通信パケット等、通信装置100c又は他の通信装置100の第2通信手段120の送信に係る信号(例えば実施の形態1、2における第2通信フレーム、第2通信パケット)の通信状況を監視する。そして、その通信状況に基づく判断により第1通信手段110cに送信禁止信号を送信する。
そして、第1通信手段110cは、結合手段130cを介して送信される信号を受信し、当該信号から自己宛の第1通信フレームを検出する。そして第1通信フレームに含まれる機器制御情報に従い設備機器310aを動作させる。また、他の設備機器または通信装置に対し機器制御情報を通信する要求を設備機器310cから受け付けた場合、第2伝送路監視手段160cから送信禁止信号を受信していなければ、第1通信フレームを送信する。第1通信フレーム送信中に送信禁止信号を受信した場合、当該第1通信フレームの送信を中断し、当該送信禁止信号を受信しなくなった後に同一の第1通信フレームを再送する。ここで、第1伝送路監視手段150cと第2伝送路監視手段160cとの間で通信等を行う等の処理を行い、どちらかの送信禁止信号を優先させるようにしてもよい。
以上のように実施の形態3のような通信装置100によれば、第2伝送路監視手段160cを設け、伝送路200上を伝送する第2通信手段120の送信に係る信号の通信状況を監視し、その通信状況に基づく判断により第1通信手段110に送信禁止信号を送信し、この送信禁止信号を受信している間、第1通信手段110は、第1通信フレームの送信を停止又は中断して第1通信フレームを送信しないようにしたので、パルス信号から高周波信号への干渉の機会を低減できる。また、第2通信手段120は十分な信号レベルで信号を受信することができる。そのため、第2通信フレームを通信する際における高い信頼性を確保することができる。
実施の形態4.
図9は本発明の実施の形態4に係る通信装置100dを表す図である。本実施の形態においては、通信装置100dを代表として説明するが、他の通信装置100にも適用することができる。図9において、第1通信手段110d、第2通信手段120d、結合手段130d、分離手段140d、第1伝送路監視手段150d及び第2伝送路監視手段160dは、上述の実施の形態3における第1通信手段110c、通信手段120c、結合手段130c、分離手段140c、第1伝送路監視手段150c及び第1伝送路監視手段150aと同様の動作を行うので説明を省略する。
第3通信手段190dは、第1通信手段110d及び第2通信手段120dとは異なる通信方式による信号の送受信処理を行う手段である。そして、第1伝送路監視手段150d又は第2伝送路監視手段160dから送信される送信禁止信号を受信すると、信号を送信中の場合には、第1通信手段110d及び第2通信手段120dと同様に送信を中断する。信号を受信中の場合には、中断に係る信号を破棄等する。第3通信手段190dのように、本発明に係る通信装置100は、伝送路200上で伝送する信号及びその信号の処理を行う通信手段を2種に限定するものではなく、1又は複数の通信手段を設けて通信を行うことができる。なお、例えば伝送路200に接続したすべての通信装置100がそれぞれ同じ通信手段を備える必要はなく、例えば特定の通信装置100だけが、特定の通信方式の信号で通信するための通信手段を有していてもよい。
実施の形態5.
上述の実施の形態では、第1通信手段110はRZ方式のパルス信号の通信を行い、第2通信手段120はPSK方式により変調した高周波信号の通信を行うようにしたが、之に限定するものではない。例えば、第1通信手段110はAMI符号のパルス信号等、他の方式のパルス信号で通信を行ってもよいし、パルス信号ではなく、他の方式の信号を用いてもよい。また、第2通信手段120についても変調方式はPSKのような位相変調だけに限らず、振幅変調、周波数変調等を用いてもよい。
本発明は、異なる通信方式の信号を同一の伝送路で伝送する場合に、互いの通信方式の干渉を低減できるので、例えば機器制御と遠隔監視のそれぞれで異なる通信方式を利用する設備機器システムに好適である。
本発明における設備機器システムの構成を表す図である。 実施の形態1に係る通信装置100の構成中心のシステムを表す図である。 第1通信手段110及び第2通信手段120における信号を表す図である。 通信装置100aの詳細な構成を表す図である。 伝送路200上の通信状態を表す図である。 実施の形態2に係るパルス信号と高周波信号の状態を表す図である。 伝送路200上を伝送する信号の一例を表す図である。 実施の形態3に係る通信装置100cを表す図である。 実施の形態4に係る通信装置100dを表す図である。
符号の説明
100,100a,100b,100c,100d,100e 通信装置、110,110a,110b,110c,110d 第1通信手段、111a 第1受信処理手段、112a 第1送信処理手段、113a スイッチング回路、120,120a,120b,120c,120d 第2通信手段、121a 第2受信処理手段、122a 第2送信処理手段、130,130a,130b,130c,130d 結合手段、140,140a,140b,140c,140d 分離手段、150,150a,150b,150c,150d 第1伝送路監視手段、160c,160d 第2伝送路監視手段、170b 公衆網通信手段、180a 電源、190d 第3通信手段、200 伝送路、210 公衆電気通信回線網、300 ホストPC、310,310a,310b,310c,310d,310e 設備機器。

Claims (13)

  1. 通信線からなる伝送路を介して伝送される第1通信方式による信号の送受信処理を行う第1通信手段と、
    前記伝送路を介して伝送される、前記第1通信方式による信号と通信方式が異なる第2通信方式による信号の送受信処理を行う第2通信手段と、
    前記伝送路の状況を監視し、前記伝送路が前記第2通信方式による信号におけるデータの信頼性が低下する状態であるかどうかを前記状況に基づいて判断し、信頼性が低下する状態であると判断すると前記第2通信手段に送信禁止信号を送信する第1伝送路監視手段とを備え、
    前記第1伝送路監視手段からの前記送信禁止信号を受信している間、前記第2通信手段は、前記第2通信方式による信号の送信を停止することを特徴とする通信装置。
  2. 前記第1伝送路監視手段は、前記伝送路を伝送する前記第1通信方式による信号を検出している間、前記送信禁止信号を前記第2通信手段に送信することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  3. 前記第1通信手段は、前記第1通信方式による信号として、あらかじめ定められたデューティ比及び通信速度のパルス信号による通信を行い、
    前記第1伝送路監視手段は、前記伝送路上の第1通信方式による信号が前記伝送路に伝送されたものと判断すると、前記デューティ比及び前記通信速度に基づいて設定した周期、時間及び回数で、前記送信禁止信号を前記第2通信手段に送信することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信装置。
  4. 前記第1通信手段は、前記第1通信方式による信号としてパルス信号による通信を行い、
    前記第1伝送路監視手段は、前記伝送路における電圧値に基づいて、前記伝送路上の前記第1通信方式による信号の伝送を監視することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信装置。
  5. 前記伝送路における第2通信方式による信号の通信状況を監視し、第2通信方式による信号での通信が行われている間、送信禁止信号を前記第1通信手段に送信する第2伝送路監視手段をさらに備え、
    前記第2伝送路監視手段からの前記送信禁止信号を受信している間、前記第1通信手段は、前記第1通信方式による信号の送信を停止することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の通信装置。
  6. 前記第1通信手段は、第1通信方式による信号を送信中に、前記第2伝送路監視手段からの前記送信禁止信号を受信すると送信を中断し、当該送信禁止信号を受信しなくなると、中断に係る前記第1通信方式による信号を再送することを特徴とする請求項5記載の通信装置。
  7. 前記第2通信手段は、第2通信方式による信号を送信中に、前記第1伝送路監視手段からの前記送信禁止信号を受信すると送信を中断し、当該送信禁止信号を受信しなくなると、中断に係る前記第2通信方式による信号を再送することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の通信装置。
  8. 前記第2通信手段は、前記第2通信方式による信号をパケット通信することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の通信装置。
  9. 前記第2通信手段は、パケット単位で第2通信方式による信号を送信中に、前記第1伝送路監視手段からの前記送信禁止信号を受信すると送信を中断し、当該送信禁止信号を受信しなくなると、中断に係るパケットの前記第2通信方式による信号を再送することを特徴とする請求項8記載の通信装置。
  10. 前記伝送路を介して伝送される、前記第1通信方式による信号及び前記第2通信方式による信号と異なる通信方式による信号の送受信処理を行い、前記送信禁止信号を受信している間、前記異なる通信方式による信号の送信を停止する1又は複数の通信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の通信装置。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載の通信装置を備えることを特徴とする設備機器。
  12. 請求項11記載の設備機器を複数備え、前記設備機器の信号の伝送する伝送路を構成する通信線で複数の前記設備機器を接続することを特徴とする設備機器通信システム。
  13. 前記第1通信方式による信号は前記設備機器を制御するためのデータを含み、前記第2通信方式による信号は前記設備機器を監視するためのデータを含むことを特徴とする請求項12記載の設備機器通信システム。
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