JP2008300777A - 基板の処理方法、基板の処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】多種類の処理ユニットを複数台ずつ有する塗布現像処理装置において、最終的なウェハの線幅を十分に制御できるようにする。
【解決手段】塗布現像処理装置1において、フォトリソグラフィー処理を行う際にウェハが順に搬送される処理ユニットの組み合わせを限定して、ウェハの搬送順路を限定する。ウェハの搬送順路は、線幅補正を行う露光後ベークユニットの台数と同数に限定され、当該各搬送順路毎に、使用される露光後ベークユニットが異なるようにする。ウェハの搬送順路毎に、露光後ベークユニットの加熱温度を補正して、線幅を制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、基板の処理方法、基板の処理装置及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおけるフォトリソグラフィー処理では、例えばウェハ上にレジスト液を塗布するレジスト塗布処理、レジスト液が塗布されたウェハを加熱する加熱処理、露光後にウェハを加熱する加熱処理(露光ベーク)、その後ウェハを現像する現像処理、現像されたウェハを加熱する加熱処理などが順次行われ、この一連の処理によりウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。
上記一連のフォトリソグラフィー処理は、通常塗布現像処理装置において行われている。当該塗布現像処理装置には、レジスト塗布処理を行うレジスト塗布処理ユニット、各加熱処理を行う熱処理ユニット及び現像処理ユニット等の各種処理ユニットと、各種処理ユニットにウェハを搬送するウェハ搬送装置が搭載されている。当該ウェハ搬送装置によってウェハを各種処理ユニットに所定の順に搬送することによって一連の処理が行われている。
また、上述の塗布現像処理装置には、例えばレシピの同じ複数枚のウェハを同時期に効率的に処理するため、通常上述の各種処理ユニットが複数台ずつ搭載されている。
ところで、上記塗布現像処理装置では、最終的に所望の線幅のレジストパターンを形成する必要がある。このため、線幅に大きな影響を与える、例えば露光後ベークユニットにおける露光後ベークの設定温度を補正することにより、レジストパターンの線幅を調整することが提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−222354号公報
しかしながら、上述したように塗布現像処理装置は、各種処理ユニットを複数台ずつ有しており、処理時の処理ユニット間のウェハの搬送は、一の処理ユニットにおいて処理が終了すると、次の処理を行う複数台の処理ユニットの中からその時点で空いている処理ユニットが選択されてウェハが搬送されるようになっている。このため、上述の塗布現像処理装置では、一連の処理を行うための異種の処理ユニット同士の組み合わせが極めて多く、また不規則になる。つまり、ウェハの搬送順路は、搭載されている異種処理ユニットの総ての組み合わせの数だけ不確定な状態で存在することになる。
この場合、上述のように露光後ベークユニットにおいて設定温度を補正しても、総てのウェハ処理について十分に線幅を制御することは難しい。つまり、線幅補正を行うことができる露光後ベークユニットの台数に対して、実際に使用される処理ユニットの組み合わせ(ウェハの搬送順路)が極端に多く、不確定であるため、露光後ベークユニット以外の処理ユニットのユニット間差や異種の処理ユニット間の相互作用等の補正できない要因が多くなる。このため、線幅の制御を十分に行うことができなくなる。
線幅の制御が十分にできないと、ウェハ間の線幅の均一性を十分に確保することができなくなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、塗布現像処理装置などの基板の処理装置において、露光後ベークユニットなどの特定種類の処理ユニットを用いて、線幅などの最終的な処理状態を十分に制御することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、異なる処理を行う複数種類の処理ユニットをそれぞれ複数台ずつ有し、種類の異なる処理ユニットに所定の順で基板を搬送して基板に複数の処理からなる一連の処理を施す基板の処理装置を用いた、基板の処理方法であって、前記一連の処理を行う際に基板が順に搬送される前記種類の異なる処理ユニット同士の組み合わせを限定して、基板の搬送順路を限定し、当該基板の搬送順路毎に、前記複数種類の処理ユニットのうちの特定種類の処理ユニットの処理条件を補正して、前記一連の処理後の基板の処理状態を制御することを特徴とする。なお、前記一連の処理には、途中で他の装置において処理が行われるものも含まれ、当該他の装置は、1台であってもよいし複数台であってもよい。また、前記基板の処理装置は、前記複数台の処理ユニットの他に、単数の処理ユニットを有していてもよい。
本発明によれば、処理ユニットの組み合わせが限定され、基板の搬送順路が限定されるので、特定種類の処理ユニットの処理条件の補正により最終的な基板の処理状態を十分に制御できる。この結果、基板の処理装置における基板間の処理結果のばらつきが低減され、基板処理を均質化できる。
前記基板の搬送順路は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数と同数に限定され、当該各搬送順路毎に、使用される前記特定種類の処理ユニットが異なっていてもよい。
前記特定種類の処理ユニット以外の他の処理ユニットの使用台数は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数の約数に設定されていてもよい。
前記一連の処理は、基板のフォトリソグラフィー処理であり、前記特定種類の処理ユニットは、フォトリソグラフィー処理においてレジスト塗布後の加熱処理を行う熱処理ユニット、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理を行う熱処理ユニット又は現像処理ユニットの少なくともいずれかであってもよい。
別の観点による本発明は、異なる処理を行う複数種類の処理ユニットをそれぞれ複数台ずつ有し、種類の異なる処理ユニットに所定の順で基板を搬送して基板に複数の処理からなる一連の処理を施す基板の処理装置であって、前記一連の処理を行う際に基板が順に搬送される前記種類の異なる処理ユニット同士の組み合わせを限定して、基板の搬送順路を限定し、当該基板の搬送順路毎に、前記複数種類の処理ユニットのうちの特定種類の処理ユニットの処理条件を補正して、前記一連の処理後の基板の処理状態を制御する制御部を有することを特徴とする。
前記基板の処理装置における前記基板の搬送順路は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数と同数に限定され、当該各搬送順路毎に、使用される前記特定種類の処理ユニットが異なっていてもよい。
前記特定種類の処理ユニット以外の他の処理ユニットの使用台数は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数の約数に設定されていてもよい。
前記一連の処理は、基板のフォトリソグラフィー処理であり、前記特定種類の処理ユニットは、フォトリソグラフィー処理においてレジスト塗布後の加熱処理を行う熱処理ユニット、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理を行う熱処理ユニット又は現像処理ユニットの少なくともいずれかであってもよい。
別の観点による本発明によれば、上記基板の処理方法を基板の処理装置によって実行させるために、当該基板の処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供される。
本発明によれば、基板の処理状態が十分に制御できるので、基板処理の均質化が図られ、歩留まりが向上する。
以下、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる基板の処理装置としての塗布現像処理装置1の構成の概略を示す平面図であり、図2は、塗布現像処理装置1の正面図であり、図3は、塗布現像処理装置1の背面図である。
塗布現像処理装置1は、図1に示すように例えば外部から塗布現像処理装置1に対して複数枚のウェハWをカセット単位で搬入出するためのカセットステーション2と、フォトリソグラフィー処理の中で枚葉式に所定の処理を施す複数種類の処理ユニットを備えた処理ステーション3と、処理ステーション3に隣接する図示しない露光装置との間でウェハWの受け渡しを行うインターフェイスステーション4とを一体に接続した構成を有している。
カセットステーション2には、カセット載置台10が設けられ、当該カセット載置台10には、複数のカセットCをX方向(図1中の上下方向)に一列に載置できる。カセットステーション2には、搬送路11上をX方向に沿って移動可能なウェハ搬送装置12が設けられている。ウェハ搬送装置12は、カセットCに収容されたウェハWの配列方向(Z方向;鉛直方向)にも移動自在であり、カセットC内の複数枚のウェハWに対して選択的にアクセスできる。またウェハ搬送装置12は、鉛直方向の軸周り(θ方向)に回転可能であり、後述する処理ステーション3の第3の処理ユニット群G3の各ユニットに対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
処理ステーション3は、複数台の処理ユニットが多段に配置された例えば5つの処理ユニット群G1〜G5を備えている。処理ステーション3のX方向負方向(図1中の下方向)側には、カセットステーション2側からインターフェイスステーション4側に向けて第1の処理ユニット群G1と、第2の処理ユニット群G2が順に配置されている。処理ステーション3のX方向正方向(図1中の上方向)側には、カセットステーション2側からインターフェイスステーション4側に向けて第3の処理ユニット群G3、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5が順に配置されている。第3の処理ユニット群G3と第4の処理ユニット群G4の間には、第1の搬送装置20が設けられている。第1の搬送装置20は、第1の処理ユニット群G1、第3の処理ユニット群G3及び第4の処理ユニット群G4内の各処理ユニットに対し選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。第4の処理ユニット群G4と第5の処理ユニット群G5の間には、第2の搬送装置21が設けられている。第2の搬送装置21は、第2の処理ユニット群G2、第4の処理ユニット群G4及び第5の処理ユニット群G5内の各処理ユニットに対して選択的にアクセスしてウェハWを搬送できる。
図2に示すように第1の処理ユニット群G1には、ウェハWに所定の液体を供給して処理を行う液処理ユニット、例えばウェハW上にレジスト液を塗布する4台のレジスト塗布処理ユニット30〜33が下から順に重ねられている。第2の処理ユニット群G2には、液処理ユニット、例えばウェハWに現像液を供給して現像処理する4台の現像処理ユニット40〜43が下から順に重ねられている。また、第1の処理ユニット群G1及び第2の処理ユニット群G2の最下段には、各処理ユニット群G1、G2内の前記液処理ユニットに各種処理液を供給するためのケミカル室50、51がそれぞれ設けられている。
例えば図3に示すように第3の処理ユニット群G3には、ウェハWの温度調整を行うための4台の温調処理ユニット60〜63、ウェハWの受け渡しを行うためのトランジションユニット64が下から順に重ねられている。
第4の処理ユニット群G4には、ウェハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えばレジスト塗布処理後にウェハWを加熱処理する4台のプリベークユニット70〜73及び現像処理後にウェハWを加熱処理する4台のポストベークユニット80〜83が下から順に重ねられている。なお、このプリベークユニット70〜73及びポストベークユニット80〜83は、例えば後述する露光後ベークユニットと同じ構成を有している。
第5の処理ユニット群G5では、ウェハWを熱処理する複数の熱処理ユニット、例えば露光後にウェハWを加熱処理する4台の特定種類の処理ユニットとしての露光後ベークユニット90〜93が下から順に重ねられている。
例えば露光後ベークユニット90は、図4に示すようにケーシング90a内に、上側に位置して上下動自在な蓋体100と、下側に位置して蓋体100と一体となって処理室Kを形成する熱板収容部101を有している。
蓋体100の上面中央部には、処理室K内の雰囲気を排気する排気部100aが設けられている。
熱板収容部101の中央部には、ウェハWを載置して加熱する熱板110が設けられている。熱板110には、給電により発熱するヒータ111が内蔵されている。ヒータ111の発熱量は、例えば温度制御装置112により調整され、この温度制御装置112により、熱板110を所定の設定温度に制御できる。温度制御装置112における温度設定は、例えば後述する制御部170により行われている。
熱板110の下方には、ウェハWを下方から支持し昇降させるための昇降ピン120が設けられている。昇降ピン120は、昇降駆動機構121により上下動できる。熱板110の中央部付近には、熱板110を厚み方向に貫通する貫通孔122が形成されており、この貫通孔122内を昇降ピン120が上下動できる。
熱板収容部101は、例えば熱板110を収容して熱板110の外周部を支持する環状の支持部材130と、その支持部材130の外周を囲む略筒状のサポートリング131を備えている。支持部材130の上面には、処理室K内に不活性ガス又は窒素ガスを供給する給気部130aが形成されている。
なお、露光後ベークユニット90は、例えば熱板110の隣に図示しない冷却板を有し、この冷却板上にウェハWを載置して冷却できる。したがって、露光後ベークユニット90は、加熱と冷却の両方を行うことができる。
露光後ベークユニット91〜93の構成については、露光後ベークユニット90と同様であるので説明を省略する。
露光後ベークユニット90〜93は、例えば処理条件である熱板110の設定温度を補正することにより、フォトリソグラフィー処理後のウェハWの処理状態、例えばレジストパターンの線幅を制御できる。
図1に示すように第1の搬送装置20のX方向正方向側には、複数の処理ユニットが配置されており、例えば図3に示すようにウェハWを疎水化処理するための2台のアドヒージョンユニット140、141が下から順に重ねられている。図1に示すように第2の搬送装置21のX方向正方向側にも、複数の処理ユニットが配置されており、例えば図3に示すようにウェハWのエッジ部のみを選択的に露光する2台の周辺露光処理ユニット150、151が配置されている。
インターフェイスステーション4には、例えば図1に示すようにX方向に延伸する搬送路160上を移動するウェハ搬送装置161と、バッファカセット162が設けられている。ウェハ搬送装置161は、Z方向に移動可能でかつθ方向にも回転可能であり、インターフェイスステーション4に隣接した露光装置と、バッファカセット162及び第5の処理ユニット群G5の各処理ユニットに対してアクセスしてウェハWを搬送できる。
以上のように塗布現像処理装置1の処理ステーション3には、処理ユニットが、それぞれ複数台ずつ配置され、例えば図5に示すように線幅制御を行う露光後ベークユニットが最大数の4台配置され、それ以外の温調処理ユニット、アドヒージョンユニット、レジスト塗布処理ユニット、プリベークユニット、周辺露光処理ユニット、現像処理ユニット及びポストベークユニットが、露光後ベークユニットの約数である例えば4台又は2台配置されている。
また、塗布現像処理装置1には、図1に示すように上述の各種処理ユニットやウェハ搬送装置の動作等を制御してウェハ処理を実行する制御部170が設けられている。制御部170は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、例えばメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、塗布現像処理装置1におけるウェハ処理を実現できる。当該ウェハ処理を実現するための各種プログラムは、例えばコンピュータ読み取り可能なCDなどの記憶媒体Nに記憶されていたものであって、その記憶媒体Nから制御部170にインストールされたものが用いられてもよい。
例えば制御部170には、ウェハWの処理レシピが設定されている。本実施の形態における処理レシピは、例えば次のようなフォトリソグラフィー処理を実行するものである。例えばカセット載置台10上のカセットC内のウェハWが、ウェハ搬送装置12によって処理ステーション3の第3の処理ユニット群G3の温調処理ユニットに搬送され、所定温度に温度調節される。その後ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えばアドヒージョンユニットに搬送され、アドヒージョン処理される。その後ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えばレジスト塗布処理ユニットに搬送され、ウェハW上にレジスト液が塗布されて、レジスト膜が形成される。
レジスト塗布処理後、ウェハWは、第1の搬送装置20によって例えばプリベークユニットに搬送され、プリベーク処理される。続いてウェハWは、第2の搬送装置21によって周辺露光処理ユニットに搬送されて、周辺露光処理される。その後、ウェハWは、インターフェイスステーション4のウェハ搬送装置161によって図示しない露光装置に搬送され、露光される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置161によって処理ステーション3の例えば露光後ベークユニットに搬送され、露光後ベーク処理される。
その後、ウェハWは、第2の搬送装置21によって現像処理ユニットに搬送され、ウェハW上のレジスト膜が現像される。現像後、ウェハWは、第2の搬送装置21によってポストベークユニットに搬送され、ポストベーク処理される。その後ウェハWは、第1の搬送装置20によってトランジションユニット64に搬送され、ウェハ搬送装置12によってカセットCに戻されて、一連のフォトリソグラフィー処理が終了する。
ところで、処理ステーション3の各種処理ユニットは、上述のように複数台ずつ配置されており、本来上記一連の処理を行うための処理ユニットの組み合わせは無数にある。本実施の形態の制御部170には、それらの処理ユニットの組み合わせを限定する搬送レシピが設定されている。本実施の形態では、処理ユニットの組み合わせが例えば図5に示すように露光後ベークユニットの台数と同じ4つの搬送順路R1、R2、R3、R4に限定されている。これらの4つの搬送順路R1〜R4は、それぞれが違う露光後ベークユニットを通るように設定されている。また、搬送順路が4つであるので、露光後ベークユニット以外の処理ユニットであって4台配置されているものは、各搬送順路毎に違う処理ユニットが用いられる。また、2台ある処理ユニットは、2つの搬送順路毎に違う処理ユニットが用いられる。
例えば搬送順路R1は、温調処理ユニット60→アドヒージョンユニット140→レジスト塗布処理ユニット30→プリベークユニット70→周辺露光処理ユニット150→露光後ベークユニット90→現像処理ユニット40→ポストベークユニット80の順に定められ、搬送順路R2は、温調処理ユニット61→アドヒージョンユニット141→レジスト塗布処理ユニット31→プリベークユニット71→周辺露光処理ユニット151→露光後ベークユニット91→現像処理ユニット41→ポストベークユニット81の順に定められている。また、搬送順路R3は、温調処理ユニット62→アドヒージョンユニット142→レジスト塗布処理ユニット32→プリベークユニット72→周辺露光処理ユニット152→露光後ベークユニット92→現像処理ユニット42→ポストベークユニット82の順に定められ、搬送順路R4は、温調処理ユニット63→アドヒージョンユニット143→レジスト塗布処理ユニット33→プリベークユニット73→周辺露光処理ユニット153→露光後ベークユニット93→現像処理ユニット43→ポストベークユニット83の順に定められている。
そして、塗布現像処理装置1においてウェハWの処理が実行される際には、各ウェハWがいずれかの搬送順路R1〜R4を通って処理される。そして、処理が終了したウェハWについて、各搬送順路R1〜R4毎にレジストパターンの線幅が測定され、その測定結果に基づいて、各露光後ベークユニット90〜93の熱板110の設定温度が補正される。こうして、搬送順路R1〜R4毎に、レジストパターンの線幅が所望の目標値に調整される。
以上の実施の形態によれば、フォトリソグラフィー処理を行う際にウェハWが順に搬送される異種の処理ユニット同士の組み合わせを限定して、ウェハWの搬送順路を限定し、その搬送順路毎に、露光後ベークユニットの熱板温度を補正して、レジストパターンの線幅を制御するようにした。かかる場合、ウェハWの搬送順路が一定でなおかつその数が限られるため、レジストパターンの線幅を十分に制御できる。この結果、搬送順路間の線幅のばらつきが低減され、塗布現像処理装置1により処理されたウェハWの線幅の均一性を向上できる。
また、以上の実施の形態では、ウェハWの搬送順路が、線幅制御に用いられる露光後ベークユニットの台数と同数に限定され、当該各搬送順路毎に、違う露光後ベークユニットが用いられている。このため、総ての搬送順路における線幅誤差を各露光後ベークユニットにより補正することが可能になるので、総てのウェハWについて高い精度で所望の線幅を形成できる。
また、以上の実施の形態では、処理ステーション3における露光後ベークユニット以外の他の処理ユニットの台数が、露光後ベークユニットの約数に設定されるので、搬送順路を限定する際の処理ユニットの組み合わせを比較的簡単に行うことができる。また、搬送順路を限定してウェハWを処理する際に、総ての処理ユニットを有効に使用することができ、処理ユニットの台数の最適化を図ることができる。
また、塗布現像処理装置1で行われるフォトリソグラフィー処理は、多数の処理ユニットを用いて行われるものであり、特にウェハ間の処理後の線幅のばらつきは大きな問題になる。本実施の形態では、本発明を当該フォトリソグラフィー処理に適用し、ウェハ間の線幅の均一化を図ることができるので、その効果は大きい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に相到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態における塗布現像処理装置1の各種処理ユニットの台数は、他の数であってもよく、任意に選択できる。また、塗布現像処理装置1の処理ユニットの種類についてもこれに限られるものではない。また、処理条件の補正が行われる処理ユニットや、その補正によって制御される処理状態は、上記例に限られるものではない。例えば線幅や、それ以外のレジストパターンの形状例えばレジストパターンの溝の側壁角度(サイドウォールアングル)やレジストパターンの膜厚などは、例えば露光後ベークユニットにおける処理室内への給排気量や、プリベークユニットにおける加熱温度、処理室内への給排気量、現像処理ユニットにける現像時間、現像液温度などにより補正してもよい。また、レジストパターンの面内の線幅の疎密度は、例えばプリベークユニットにおける加熱温度や、処理室内への給排気量により補正してもよい。また、各処理状態の制御には、複数種類の処理ユニットを用いてもよい。
さらに、本発明は、フォトリソグラフィー処理以外の一連の処理を行う基板の処理装置にも適用できる。また、本発明は、ウェハ以外の例えばFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板を処理方法にも適用できる。
本発明は、多種類の処理ユニットを複数台ずつ有する基板の処理装置において、最終的な処理状態を十分に制御する際に有用である。
塗布現像処理装置の構成の概略を示す平面図である。 図1の塗布現像処理装置の正面図である。 図1の塗布現像処理装置の背面図である。 露光後ベークユニットの構成の概略を示す縦断面の説明図である。 ウェハの搬送順路の一例を示す模式図である。
符号の説明
1 塗布現像処理装置
90〜93 露光後ベークユニット
170 制御部
R1〜R4 搬送順路
W ウェハ

Claims (9)

  1. 異なる処理を行う複数種類の処理ユニットをそれぞれ複数台ずつ有し、種類の異なる処理ユニットに所定の順で基板を搬送して基板に複数の処理からなる一連の処理を施す基板の処理装置を用いた、基板の処理方法であって、
    前記一連の処理を行う際に基板が順に搬送される前記種類の異なる処理ユニット同士の組み合わせを限定して、基板の搬送順路を限定し、
    当該基板の搬送順路毎に、前記複数種類の処理ユニットのうちの特定種類の処理ユニットの処理条件を補正して、前記一連の処理後の基板の処理状態を制御することを特徴とする、基板の処理方法。
  2. 前記基板の搬送順路は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数と同数に限定され、当該各搬送順路毎に、使用される前記特定種類の処理ユニットが異なることを特徴とする、請求項1に記載の基板の処理方法。
  3. 前記特定種類の処理ユニット以外の他の処理ユニットの使用台数は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数の約数に設定されることを特徴とする、請求項2に記載の基板の処理方法。
  4. 前記一連の処理は、基板のフォトリソグラフィー処理であり、
    前記特定種類の処理ユニットは、フォトリソグラフィー処理においてレジスト塗布後の加熱処理を行う熱処理ユニット、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理を行う熱処理ユニット又は現像処理ユニットの少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の基板の処理方法。
  5. 異なる処理を行う複数種類の処理ユニットをそれぞれ複数台ずつ有し、種類の異なる処理ユニットに所定の順で基板を搬送して基板に複数の処理からなる一連の処理を施す基板の処理装置であって、
    前記一連の処理を行う際に基板が順に搬送される前記種類の異なる処理ユニット同士の組み合わせを限定して、基板の搬送順路を限定し、当該基板の搬送順路毎に、前記複数種類の処理ユニットのうちの特定種類の処理ユニットの処理条件を補正して、前記一連の処理後の基板の処理状態を制御する制御部を有することを特徴とする、基板の処理装置。
  6. 前記基板の搬送順路は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数と同数に限定され、当該各搬送順路毎に、使用される前記特定種類の処理ユニットが異なることを特徴とする、請求項5に記載の基板の処理装置。
  7. 前記特定種類の処理ユニット以外の他の処理ユニットの使用台数は、前記特定種類の処理ユニットの使用台数の約数に設定されることを特徴とする、請求項6に記載の基板の処理装置。
  8. 前記一連の処理は、基板のフォトリソグラフィー処理であり、
    前記特定種類の処理ユニットは、フォトリソグラフィー処理においてレジスト塗布後の加熱処理を行う熱処理ユニット、露光処理後で現像処理前に行われる加熱処理を行う熱処理ユニット又は現像処理ユニットの少なくともいずれかであることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の基板の処理装置。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の基板の処理方法を基板の処理装置によって実行させるために、当該基板の処理装置を制御する制御部のコンピュータ上で動作するプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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