JP2008298707A - 位置検出システム - Google Patents

位置検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008298707A
JP2008298707A JP2007147676A JP2007147676A JP2008298707A JP 2008298707 A JP2008298707 A JP 2008298707A JP 2007147676 A JP2007147676 A JP 2007147676A JP 2007147676 A JP2007147676 A JP 2007147676A JP 2008298707 A JP2008298707 A JP 2008298707A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile station
antenna
antennas
transmitted
received power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007147676A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuya Kusaka
卓也 日下
Masakatsu Maruyama
政克 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2007147676A priority Critical patent/JP2008298707A/ja
Publication of JP2008298707A publication Critical patent/JP2008298707A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】位置検出のための演算処理が簡易な位置検出システムを提供する。
【解決手段】移動局6から所定強度の電波信号が発信されており,移動局6からの電波信号を受信するアンテナ2,3,4,5の中から,少なくとも2個のアンテナ2,3を抽出し,抽出したアンテナ2,3について,それぞれの受信電力に対応する各アンテナ2,3から移動局6までの各距離,或いは,各アンテナ2,3に対する移動局6の各方位を導出し,抽出された各アンテナ2,3から移動局6までの各距離,或いは各方位に基づいて移動局6の位置座標を算出するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は,電波信号を発信する移動局の位置を検出する位置検出システムに関するものである。
工場等において,物流管理を行うためには,物品を運搬する車両や台車等の現在位置を把握する必要がある。車両や台車等,移動体の現在位置を把握するために,GPS(全地球測位システム)を用いることも可能である。しかしながら,移動体が,GPS衛星からの電波信号を受信できない場所を移動するとき,GPSによっては移動体の現在位置を把握することができない。
そこで,図8に示すように,固定局91と,移動局92に搭載された複数の無線通信手段92a,92bとの間で無線LAN通信による信号の送受信が行われるようにして,それぞれ異なる位置に配置した複数の受信装置93,94,95によって,移動局92の各無線通信手段92a,92bと固定局91との間で送受信される信号を受信し,信号を受信した時刻等のデータを含む受信測定結果を,LAN96を経由してサーバ97に送信し,サーバ97は,各受信装置93,94,95から送信された受信測定結果,受信装置93,94,95の位置,及び固定局91の位置等により移動局92の位置を推定する(例えば,特許文献1)。
特開2005−117440号公報
しかしながら,上記のような位置検出システムによれば,固定局91と移動局92の他にも,サーバ97とLAN96を介して接続された多数の受信装置93,94,95が必要であり,また,これらを各場所に設置しなければならないで,構成要素が多く設置作業が煩雑であり,更には,移動局92の位置を推定するために,受信装置93,94,95により信号を受信した時刻に関する時刻データを用いるので,時刻データに含まれるクロック誤差を補正するための処理が必要となり,移動局の位置を推定するための処理手順が複雑になる。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,位置検出のための演算処理が簡易な位置検出システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,所定強度の電波信号を発信する移動局の位置を検出する位置検出システムであって,以下(1)と(2)の構成要素を具備している。
(1)前記移動局から発信された電波信号を受信する複数のアンテナ。
(2)各前記アンテナに接続され,前記各アンテナの受信電力に対応する信号が入力される演算手段。
該演算手段によって,前記複数のアンテナの中から,少なくとも2個の前記アンテナを抽出し,抽出した各前記アンテナについて,それぞれの受信電力に対応する前記各アンテナから前記移動局までの各距離,或いは,前記各アンテナに対する前記移動局の各方位を導出し,前記抽出された各アンテナから前記移動局までの各距離,或いは各方位に基づいて前記移動局の位置座標を算出する。
上記本発明の位置検出システムによれば,移動局の位置を検出するために,アンテナから移動局に電波信号を送信した時刻や,アンテナが移動局からの電波信号を受信した時刻等の時刻データを取得する必要がなく,このような時刻データを取得するための手段,例えばクロック等を用いる必要がなく,また,時刻データの誤差を補正する必要もないので,移動局の位置を算出するための処理手順を,移動局の位置検出のために時刻データを用いる場合に比べて,簡素化することができる。
演算手段は,以下のようにして,抽出した各アンテナの各受信電力に基づき,移動局の位置座標を算出する。
各アンテナが指向性を有するとき,一般的なレーダ方程式によれば,各アンテナが移動局から発信された電波信号を受信したことによる受信電力は,各アンテナから移動局までの距離,及び各アンテナに対する移動局の方位(各アンテナと移動局を結ぶ直線と,各アンテナの送受信面の法線とが成す角度)に応じて変化する。
更に,移動局が,各アンテナから所定間隔を介する面内を移動するとき,抽出された各アンテナから移動局までの距離は,これらアンテナに対する移動局の方位によって一義的に決まるものである。従って,演算手段は,各アンテナの受信電力に対応した各アンテナに対する移動局の方位を導出することができる。
演算手段により導出された各アンテナに対する移動局の方位が,それぞれθ1,θ2,…であるとき,演算手段は,更に,移動局が移動する面において各アンテナに対する移動局の方位がそれぞれθ1,θ2,…となる円周の交点座標を算出し,該交点座標を移動局の位置として検出する。
尚,演算手段によって,各アンテナの上記受信電力に対応する各アンテナから移動局までの距離X1,X2,…を導出し,演算手段により,更に,移動局が移動する面において各アンテナまでの距離がX1,X2,…となる円周の交点座標を算出し,該交点座標を移動局の位置として検出する構成が可能であることは,いうまでもない。
また,無指向性のアンテナを用いるとき,各アンテナの受信電力は,各アンテナに対する移動局の方位によらず,各アンテナから移動局までの距離に対応するものであるので,演算手段は,上記のように導出したアンテナから移動局までの距離に基づき移動局の位置を検出する。
また,移動局が,各アンテナの周囲を移動するとき,各アンテナに対する移動局の方位θが一定であっても,各アンテナから移動局までの距離Xを一義的に決めることができない場合もある。しかし,一般的な指向性アンテナにおいて,移動局は,当該アンテナの受信電力に応じた一定の曲線f(X,θ)上に存在可能であり,アンテナの受信電力が一定であるとき,該曲線f(X,θ)は,移動局が該アンテナの受信面の正面に位置する場合,即ち,θ=0°の場合,移動局がアンテナの側方に位置する他の場合に比べて,該アンテナから移動局までの距離が離れるものとなる。
そこで,抽出した各アンテナについて,各アンテナに対応した受信電力一定の曲線f1(X1,θ1),f2(X2,θ2),…が算出可能であり,演算手段は,これら曲線f1(X1,θ1),f2(X2,θ2)の交点座標を,移動局の位置として検出することができる。
尚,各アンテナの受信電力に対応した各アンテナに対する移動局の方位,各アンテナの受信電力に対応する各アンテナから移動局までの距離は,例えば,一般的なレーダ方程式を用いて算出することができる。また,演算手段が各アンテナについて,それぞれ各受信電力に対応する移動局の方位を示すテーブルを記憶しており,該テーブルから各アンテナに対する移動局の方位,或いは距離を導出する構成とすることも可能である。
考えられる構成においては,前記各アンテナは,所定方向からの受信電力を最大とし,前記所定方向から外れるに従って受信電力が減衰する指向性を有している。
移動局が各アンテナから何れの方向にある場合にも,各アンテナにより移動局から発信された電波信号を受信するためには,各アンテナを無指向性とすることが望ましいとも考えられる。
しかしながら,アンテナの受信電力に基づいて移動局の位置を正確に検出するためには,アンテナが,移動局から直接送信された電波信号のみを受信する必要がある。一方,移動局が工場内等の室内を移動するとき,移動局の移動する経路は壁面に囲まれているので,移動局から発信された電波信号が壁面に反射され,壁面に反射された電波信号がアンテナの受信面に入射することがある。
このとき,無指向性のアンテナでは,移動局から直接送信された電波信号だけではなく,壁面から反射された電波信号も受信してしまう。このようなアンテナの受信電力は,アンテナから移動局までの距離や,アンテナに対する移動局の方位に正確には対応しておらず,アンテナの受信電力に基づく移動局の位置検出を正確に行うことができない。
これに対して,上記指向性を有する各アンテナによれば,各アンテナから壁面に向かう方向を受信電力が最大となる上記所定方向から外す,具体的には略垂直方向とすることで,壁面から反射された電波信号が各アンテナに受信されることを防止することができる。従って,上記指向性を有するアンテナによれば,無指向性のアンテナに比べて,各アンテナの受信電力に基く移動局の位置検出を正確に行うことができる。
具体的な構成においては,前記複数のアンテナが,前記移動局の移動経路に沿って並設されると共に,該移動経路の全体に亘って設置されている。
このような構成によれば,移動局が移動経路内の何れの位置に存在する場合であっても,移動局の位置を検出することができる。
他の具体的な構成においては,互いに異なる方向に並設された前記アンテナの対を複数有し,これら複数のアンテナが正n角形(nは偶数)の各々対向する辺の中央に配置されている。
このような構成によれば,移動局から発信された電波信号が,移動局の移動方向に沿って並設されたアンテナの対により受信されるので,移動局から発信された電波信号を受信したアンテナの対の並設方向を,移動局の移動方向として検出することができ,また,各対のアンテナの並設方向が全方向に亘り均一に分散しているので,移動局の移動方向が何れの方向であっても,移動局の移動方向の検出,及び移動局の位置の検出を同等に行うことができる。
具体的な構成においては,更に,以下(3)〜(6)の構成要素を具備する。
(3)前記移動局との間で電波信号による通信を行う固定局。
(4)該固定局と前記各アンテナの間に介在して接続された分配器。
(5)前記分配器と前記アンテナの間を流れる信号が,前記分配器から伝送されたものか否かを検知する検波器。
(6)前記各アンテナと,前記分配器及び前記演算手段を接続する分岐部に設けられ,前記検波器の検出結果によって,そこを経由する信号を,前記演算手段側に伝送させることなく前記各アンテナに伝送させる状態と,前記分配器側に伝送させる共に,前記演算手段にも伝送させる状態とを切替えるスイッチ。
該構成によれば,移動局との間で電波信号により通信を行うためのアンテナを,移動局の位置を検出するために移動局からの電波信号を受信するためのアンテナとして兼用することができ,通信用のアンテナと位置検出用のアンテナを別に設けた場合に比べて構成部品点数が少なくなり,設置作業を容易に行うことができる。
考えられる構成においては,前記複数のアンテナから2個のアンテナを抽出する場合において,前記2個のアンテナは,受信電力最大のアンテナと,受信電力第2位のアンテナである。
考えられる構成においては,前記複数のアンテナは何れも円偏波アンテナであり,互いに隣り合うアンテナの旋回方向が逆向きである。
当該構成によれば,複数のアンテナと移動局との間で送受信される電波信号は,互いに干渉することがない。
本発明の位置検出システムによれば,位置検出のための演算処理を簡易なものとすることができる。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに,図1は,本願発明の位置検出システムの全体を示す側面図,図2は,アンテナの指向性を模式的に示す説明図,図3は,移動局の位置を検出するための方法について説明するための図,図4は,モジュールの構成を示すブロック図,図5は,他の実施形態を示す平面図,図6は,図5に示す実施形態の応用例を示す平面図,図7は,移動局の位置を検出するための他の方法について説明するための図である。
図1に,本発明の位置検出システムを,工場内の物流管理のために用いる一例を示す。この例においては,工場内で物品を運搬する車両7は,工場内の床面82上の定められた移動経路を走行し,当該車両7に,所定強度の電波信号を発信する移動局6が搭載されている。移動局6は,車両7の走行に伴って,工場の床面82と平行な面内を,車両7の移動経路に沿って移動する。この移動局6は,工場の天井81部分に設置された固定局10と,IEEE802.11規格に対応した無線LAN通信を行う。
固定局10は固定局ユニット1内に設けられており,該固定局ユニット1に4台のアンテナ2,3,4,5が接続されている。固定局ユニット1内においては,固定局10に接続された分配器11(4分配器)が設置されており,4台のアンテナ2,3,4,5は,分配器11を介して固定局10に接続されている。
4台のアンテナ2,3,4,5は,工場の天井81部分の移動局6が搭載された車両7の移動範囲を覆う領域に,車両7の移動経路に沿って,互いに等間隔,或いは適宜の間隔で並設されている。また,これらアンテナ2,3,4,5は,何れも,その送受信面2a,3a,4a,5aを工場の床面82に対向させた状態で固定されている。
具体的には,4台のアンテナ2,3,4,5の送受信面2a,3a,4a,5aは,何れも,移動局6が移動する直線経路Pから10m程度離れており,4台のアンテナ2,3,4,5の設置間隔は,10m程度である。
これらアンテナ2,3,4,5は,図2に一点鎖線で示すような床面82に向かって伸びる紡錘型,或いは涙滴型の指向性を有している。即ち,床面82の垂直方向からの受信電力を最大とし,床面82の垂直方向から外れるに従って受信電力が減衰する指向性を有している。
このようなアンテナ2,3,4,5によれば,移動局6が移動する経路P内において,移動局6が,各アンテナ2,3,4,5の各送受信面2a,3a,4a,5aの正面方向の所定領域P2,P3,P4,P5内に位置するとき,移動局6から発信された電波信号は各アンテナ2,3,4,5により受信されるが,移動局6が,上記所定領域P2,P3,P4,P5の外に位置するとき,移動局6から発信された電波信号が各アンテナ2,3,4,5により受信されることは殆どない。具体的には,各アンテナ2,3,4,5の利得は,何れも12dBi程度,半値角は±25°程度である。この場合,各アンテナ2,3,4,5の送受信面2a,3a,4a,5aの法線方向から±25°の方向から発信された電波信号を各アンテナ2,3,4,5により受信した場合,各アンテナ2,3,4,5の送受信面2a,3a,4a,5aの法線方向から発信された電波信号を受信した場合と比較して,電波信号の発信強度,及び移動局6から各アンテナ2,3,4,5までの距離が同一であっても,受信電力が半分になる。
図1に示すように,固定局ユニット1内においては,更に,4台のアンテナ2,3,4,5に接続された演算装置12が設置され,4台のアンテナ2,3,4,5を,それぞれ分配器11と演算装置12とに接続する分岐部に,モジュール13,14,15,16が設けられている。このようにして,4台のアンテナ2,3,4,5は,それぞれモジュール13,14,15,16を介して分配器11と演算装置12の間で並列に接続されている。
これらモジュール13,14,15,16によって,4台のアンテナ2,3,4,5は,後述のように,固定局10と移動局6との間の無線通信用と,移動局6の位置検出用に兼用可能となる。
4台のアンテナ2,3,4,5を,固定局10と移動局6とが無線通信を行うための電波信号を送受信するために用いるとき,固定局10から分配器11に伝送された信号は,分配器11により4分配され,分配器11から4台のアンテナ2,3,4,5に向けてそれぞれ伝送される。
このとき,図4に示すように,分配器11と各アンテナ2,3,4,5の間に介在する各モジュール13,14,15,16においては,それぞれが具備する検波器31によって,分配器11と各アンテナ2,3,4,5の間を流れる信号が分配器11から各アンテナ2,3,4,5に向けて伝送されていることが検知されたとき,高周波スイッチ32がオフ状態となる。このとき,分配器11から各モジュール13,14,15,16に伝送された信号は,演算装置12側に伝送されることなく,各モジュール13,14,15,16から各アンテナ2,3,4,5に伝送される。
尚,図1に示す分配器11から4台のアンテナ2,3,4,5に略同一の信号が伝送されるように,分配器11と4台のアンテナ2,3,4,5との間を接続するケーブルの長さを略均一にして信号の減衰によるバラツキを抑制することが望ましい。
このようにして,分配器11から4台のアンテナ2,3,4,5に略同一の信号が伝送され,4台のアンテナ2,3,4,5から略同一の電波信号が発信される。
また,4台のアンテナ2,3,4,5は何れも円偏波アンテナであり,互いに隣り合うものの間で,旋回方向が逆向きとなっている。このことによって,これら4台のアンテナ2,3,4,5から発信された電波信号は,互いに干渉することなく移動局6に向けて送信され,移動局6に受信される。
一方,移動局6は,4台のアンテナ2,3,4,5に向けて所定強度の電波信号を発信する。
4台のアンテナ2,3,4,5は,移動局6の移動経路Pに沿って並設されると共に,移動局6の移動経路P全体に亘って配置されている。移動局6から発信された電波信号は,これらアンテナ2,3,4,5のうちの何れかであり,その受信領域に移動局6を含むものにより受信される。
図4に示す各アンテナ2,3,4,5に接続された各モジュール13,14,15,16において,高周波スイッチ32は,検波器31により分配器11から各アンテナ2,3,4,5に向けて伝送される信号が検知されないとき,オン状態となっており,この状態で各アンテナ2,3,4,5により受信された電波信号は,分配器11側へと伝送されると共に,移動局6の位置を検出するために演算装置12側にも伝送される。
分配器11側へと伝送された電波信号は,分配器11により合成された後,分配器11から固定局10へと伝送され,固定局10の通信モデムによりデータとして符合化される。
一方,演算装置12側に伝送された電波信号は,各モジュール13,14,15,16内において,増幅された後に検波器33に入力される。該検波器33は,入力された電波信号を,その受信電力の大きさに応じた電圧信号に変換して出力する。この電圧信号は,更に,サンプリングホールド回路34を介して演算装置12に伝送される。
このようにして,各アンテナ2,3,4,5の受信電力の大きさに応じた電圧信号が,各アンテナ2,3,4,5に接続された各モジュール13,14,15,16から演算装置12に伝送される。
図1に示す演算装置12は,各モジュール13,14,15,16から伝送された各電圧信号,即ち,各アンテナ2,3,4,5の各受信電力に基づき,以下のような処理により,移動局6の位置を検出する。
演算装置12は,先ず,4台のモジュール13,14,15,16から出力された電圧信号を比較し,4台のアンテナ2,3,4,5の中から,受信電力最大のアンテナ2と,受信電力第2位のアンテナ3を選択する。
一般的なレーダ方程式によれば,アンテナ2,3の受信電力は,移動局6の送信電力,移動局6の利得,各アンテナ2,3の利得,各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2による伝搬距離減衰,及びその他減衰をパラメータとする変数である。
移動局6が移動するとき,上記パラメータのうち,移動局6の位置によらないパラメータ,即ち移動局6の送信電力,移動局6の利得,及びその他減衰は一定であるから,各アンテナ2,3の受信電力は,各アンテナ2,3の利得,及び各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2による伝搬距離減衰の変化に応じて変化する。
ところで,図3に示す各アンテナ2,3の利得は,各アンテナ2,3の指向性に依存し,各アンテナ2,3の送受信面2a,3aに対する移動局6の方位θ1,θ2,即ち,各アンテナ2,3と移動局6を結ぶ直線と,各アンテナ2,3の送受信面2a,3aの法線とが成す角度をパラメータとする変数である。
また,各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2による伝搬距離減衰は,各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2をパラメータとする変数である。
このように,一般的なレーダ方程式によれば,移動局6が移動するとき,各アンテナ2,3の受信電力は,各アンテナ2,3の指向性に依存し,各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2,及び各アンテナ2,3の送受信面2a,3aに対する移動局6の方位θ1,θ2の変化に応じて変化する。
更に,図1に示すように,移動局6が搭載された車両7は工場の床面82上を走行するものであるから,図3に示すように,移動局6は,工場の床面82と平行な面内を移動し,移動局6が移動する面は,工場の天井81に設置された各アンテナ2,3の各送受信面2a,3aと,それぞれ一定の間隔T1,T2を介して平行に対向している。従って,各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2は,各アンテナ2,3の送受信面2a,3aに対する移動局6の方位θ1,θ2により,それぞれT1/cosθ1,T2/cosθ2と表現され,方位θ1,θ2により一義的に決まるものである。
このようにして,演算装置12は,一般的なレーダ方程式を用いることによって,受信電力最大のアンテナ2の受信電力に対応している該アンテナ2の送受信面2aに対する移動局6の方位θ1と,受信電力第2位のアンテナ3の受信電力に対応している該アンテナ3の送受信面3aに対する移動局6の方位θ2を算出することができる。
演算装置12により算出された受信電力最大のアンテナ2の送受信面2aに対する移動局6の方位と,受信電力第2位のアンテナ3の送受信面3aに対する移動局6の方位が,それぞれθ1,θ2であるとき,移動局6が移動する面内において,アンテナ2の送受信面2aに対する方位がθ1となる位置座標,及びアンテナ3の送受信面3aに対する方位がθ2となる位置座標は,それぞれ円周上に形成される。
そこで,演算装置12は,次に,移動局6が移動する面内において,アンテナ2の送受信面2aに対する方位がθ1となる円周と,アンテナ3の送受信面3aに対する方位がθ2となる円周との交点座標を算出し,該交点座標を移動局6の位置として検出する。
尚,アンテナ2の送受信面2aに対する方位がθ1となる円周と,アンテナ3の送受信面3aに対する方位がθ2となる円周との交点が2個ある場合,演算装置12は,移動局6の既知の移動経路Pと交わる交点座標を,移動局6の位置として検出することも可能である。
また,上記実施の形態においては,各アンテナ2,3の受信電力を各アンテナ2,3の送受信面2a,3aに対する移動局6の方位θ1,θ2に対応しているものとして,移動局6の位置を検出したが,各アンテナ2,3の受信電力を各アンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2に対応しているものとして,移動局6の位置を検出する構成が可能であることは,いうまでもない。
このとき,演算装置12によって,アンテナ2,3のそれぞれの受信電力に対応するアンテナ2,3から移動局6までの距離X1,X2を導出し,演算装置12により,更に,移動局6が移動する面内においてアンテナ2,3までの距離が,それぞれX1,X2となる円周の交点座標を算出し,該交点座標を移動局6の位置として検出する。
更には,演算装置12は,4台のアンテナ2,3,4,5について,それぞれ,各受信電力に対応する移動局6の方位,或いは距離を示すテーブルを記憶していてもよい。このような演算装置12は,移動局6の位置を検出する際,各アンテナ2,3,4,5用のテーブルから,各アンテナ2,3,4,5の受信電力に対応する移動局6の方位,或いは距離を導出することができる。
ところで,受信電力Prのパラメータである伝搬距離減衰は,図1に示す工場内の壁83や床面82の配置,材料等により変化する場合もあるので,移動局6の位置を正確に検出するためには,予めこれら環境に依存する較正データを取得しておくことが望ましい。
演算装置12は,このようにして,移動局6の位置を,各アンテナ2,3,4,5の受信電力に基づき検出する。
このように,演算装置12は,固定局10,或いは移動局6により電波信号を送受信した時刻データを取得することなく,移動局6の位置を検出することができるので,時刻データを取得するための手段,例えばクロック等を用いる必要がなく,また,時刻データの誤差を補正する必要もないので,移動局6の位置を検出するための処理手順を,移動局6の位置検出のために時刻データを用いる場合に比べて,簡素化することができる。
また,4台のアンテナ2,3,4,5を,固定局10と移動局6との間の無線通信用と,移動局6の位置検出用に兼用できるので,通信用のアンテナと位置検出用のアンテナを別に設けた場合に比べて構成部品点数が少なくなり,設置作業を容易に行うことができる。
尚,上記実施例においては,大きい受信電力が得られることから,図3に示すように,受信電力最大のアンテナ2と,受信電力第2位のアンテナ3との組み合わせを用いて移動局6の位置として検出したが,受信電力最大のアンテナ2と受信電力第2位のアンテナ3の組み合わせ以外にも,他の2台,或いはそれ以上アンテナの組み合わせを採用することも可能である。
ところで,移動局6が,各アンテナ2,3,4,5に対して何れの方向にある場合にも,各アンテナにより移動局から発信された電波信号を受信するためには,各アンテナ2,3,4,5を無指向性とすることが望ましいとも考えられる。
しかしながら,各アンテナ2,3,4,5の受信電力に基づいて移動局6の位置を正確に検出するためには,各アンテナ2,3,4,5が,移動局6から直接送信された電波信号Dのみを受信する必要がある。一方,移動局6が工場内を移動するとき,移動局6から発信された電波信号が工場の壁面83に反射され,工場の壁面83に反射された電波信号Rが各アンテナ2,3,4,5の送受信面2a,3a,4a,5aに入射することがある。
このとき,無指向性のアンテナでは,移動局6から直接送信された電波信号だけではなく,工場の壁面83から反射された電波信号Rも受信してしまう。このようなアンテナの受信電力は,アンテナから移動局6までの距離や,アンテナに対する移動局6の方位に正確には対応しておらず,アンテナの受信電力に基づく移動局6の位置検出を正確に行うことができない。
このような無指向性のアンテナに対し,上述のような指向性を有する各アンテナ2,3,4,5は,移動局6の移動経路P内において,送受信面2a,3a,4a,5aの正面方向の所定領域P2,P3,P4,P5内から発信された電波信号を受信するものであり,該所定領域外から発信された電波信号を受信することは殆どない。
このような指向性を有する各アンテナ2,3,4,5によれば,移動局6に移動経路Pを囲む工場の壁面83は,当然に,上記所定領域P2,P3,P4,P5から外れているので,工場の壁面83から反射された電波信号が各アンテナ2,3,4,5により受信されることは,殆どない。従って,演算装置12は,上記処理手順によって,無指向性のアンテナを用いた場合に比べて,各アンテナ2,3,4,5の受信電力に基づく移動局6の位置を正確に検出することができる。
一方,図1に示す工場の壁面83に反射された電波信号Rが,各アンテナ2,3,4,5に受信された場合であっても,演算装置12が行う上記処理手順に,工場の壁面83により反射された電波信号Rの寄与を各アンテナ2,3,4,5の受信電力から排除するための処理を追加することによって,上記と同様の方法により移動局6の座標位置を算出することができる。次に,壁面83により反射された電波信号Rの寄与を各アンテナ2,3,4,5の受信電力から排除するための処理について説明する。
各アンテナ2,3,4,5の受信電力は,移動局6から直接送信された電波信号Dのみを受信しているとき,移動局6が各アンテナ2,3,4,5に接近,或いは各アンテナ2,3,4,5から離れることによって,移動局6の移動に応じて連続的に変化する。一方,壁面83により反射された電波信号Rは,各アンテナ2,3,4,5に受信されるとき,移動局6から直接送信された電波信号Dと干渉する。このことによって,移動局6の移動に応じた各アンテナ2,3,4,5の受信電力の連続的な変化に,移動局6から直接送信された電波信号Dと反射された電波信号Rとの干渉によって,移動局6の移動に関わらず時間的に増減する変動が重畳される。
そこで,演算装置12は,各アンテナ2,3,4,5の受信電力から反射された電波信号Rの寄与を排除するために,各モジュール13,14,15,16から伝送され,各アンテナ2,3,4,5の受信電力に対応する電圧信号(受信電力値データ)について,反射された電波信号Rと,直接送信された電波信号Dとの干渉による影響を打ち消すため,時間的に平均化する処理を行うか,或いは,移動局6の移動に関わりなく時間的に増減し,バラツキの大きな受信電力値データを削除する等の統計的手法を適用する。
図5に,本発明の位置検出手段における他の実施形態を示す。図1に示す実施形態においては,工場の天井81部分に設置された4台のアンテナ2,3,4,5が,移動局6の移動経路Pに沿って一列に配置されていたが,図5に示す実施形態においては,工場の天井81部分に設置された8台のアンテナ20,30,40,50,60,70,80,90が,正八角形の各々対向する辺の中央に配置されている。これら8台のアンテナ20〜90は,それぞれの送受信面を工場の床面に対向させた状態で固定されており,上記実施形態のアンテナと同様の指向性を有している。
これら8台のアンテナ20〜90から構成されるアンテナ群Gは,一方向に並設された一対のアンテナ30,70,該一対のアンテナ30,70の並設方向と直交する方向に並設された他の一対のアンテナ50,90,更に,一対のアンテナ30,70を結ぶ直線L4と他の一対のアンテナ50,90を結ぶ直線L2との交点Zを通り,直線L2,L4に対して45°の方向に並設された一対のアンテナ40,80,該一対のアンテナ40,80の並設方向と直交する方向に並設された他の一対のアンテナ20,60から構成されている。
上記アンテナ群Gが接続された固定局ユニット100は,図示していないが,上記実施形態の前記固定局ユニット同様,固定局,分配器(8分配器),モジュール,及び演算装置を具備している。この固定局ユニット100は,上記実施形態の固定局ユニットに対して接続されるアンテナの台数が増えただけであり,上記実施形態の固定局ユニットと同様の構成を具備している。
移動局6から発信された電波信号は,アンテナ群Gのうち,移動局6の移動経路の方向に沿って配置された一対のアンテナ,例えば,アンテナ20,60に受信される。そして,各アンテナ20,60の各受信電力に基づいて,上記実施形態と同様の演算処理により移動局6の位置を検出することができる。
該実施形態によれば,移動局6の移動経路が既知でない場合であっても,移動局6から発信された電波信号が,L1方向に並設されたアンテナ20,60の対,L2方向に並設されたアンテナ50,90の対,L3方向に並設されたアンテナ40,80の対,L4方向に並設されたアンテナ30,70の対のうち,何れの対に受信されたのかによって,移動局6から発信された電波信号を受信したアンテナの対の並設方向を,移動局6の移動方向として検出することができる。
また,一対のアンテナ20,60の並設方向L1,一対のアンテナ50,90の並設方向L2,一対のアンテナ40,80の並設方向L3,一対のアンテナ30,70の並設方向L4は,全方向に亘り均一に分散しているので,移動局6の移動方向が何れの方向であっても,移動局6の移動方向の検出,及び移動局の位置の検出を同等に行うことができる。
図5においては,8台のアンテナ20,30,40,50,60,70,80,90が,正八角形の各々対向する辺の中央に配置されたアンテナ群Gを示したが,アンテナ群Gを構成する複数のアンテナが,正四角形等,他の正n角形(nは偶数)の各々対向する辺の中央に配置されている場合にも同様の効果を得ることができる。
尚,アンテナ群Gは,正四角形,或いは正八角形の各々対向する辺の中央にアンテナを配置した構成が望ましい。これは,分配器として,信号を2の階乗に分配するものが製作しやすいこと,および,アンテナを16台以上設けると,固定局から各アンテナまでのケーブル長が増え,且つアンテナ一台当たりの送信電力が減り,カバーエリアが狭くなるおそれがあるためである。
更には,図6に示すように,上記アンテナ群Gを複数用いて,1組のアンテナ群G0周囲に8組のアンテナG1,G2,G3,G4,G5,G6,G7,G8が配置されるようにして,各アンテナ群において,L1方向,L2方向,L3方向,L4方向に並設されたアンテナの対を備え,中央のアンテナ群G0においてL1方向,L2方向,L3方向,L4方向に並設された一方のアンテナ20,90,80,70と他方のアンテナ60,70,80,90が,それぞれ,他のアンテナ群においてL1方向,L2方向,L3方向,L4方向に並設されたアンテナ対の一方と共有されている構成とすることも可能である。
このような構成によれば,各アンテナ群の各方向に並設された各アンテナ対によって,移動局6の移動経路に沿って並設された各アンテナの受信電力に基づき,図1に示す上記実施形態と同様に,移動局6の位置検出を行うことができる。
尚,以上の実施の形態においては,4台,或いは8台のアンテナを用いたが,アンテナの台数を増やし,アンテナ間の間隔を狭くすることによって,移動局6の位置の検出,或いは,移動局6の移動方向の検出を,より高精度に行うことができる。また,図1に示す実施形態においては,移動局の移動範囲が拡大される場合であっても,アンテナの台数を増やすことによって,アンテナ間の間隔,即ち検出精度を変えることなく移動局の位置の検出を行うことができる。
また,上記実施形態は,図1に示すように,移動局6を搭載した車両7が工場の床面82上を走行し,工場の床面82と平行な一定の面内を移動する移動局6の位置を検出するものであったが,車両7がリフトに乗って移動する場合等,移動局6が,工場の床面82に垂直な面内Mを移動する場合にも,演算装置12は,上記実施形態と同様,各アンテナ2,3,4,5の各受信電力に基づき,移動局6の位置を検出することができる。
このとき,図7に示すように,各アンテナ2,3の送受信面2a,3aに対する移動局6の方位θが一定であるときにも,各アンテナ2,3から移動局6までの距離Xを一義的に決めることができない。しかし,一般的なレーダ方程式によれば,通常の指向性アンテナの場合,移動局6の位置座標は,当該アンテナの受信電力に応じた一定の曲線f(X,θ)上に存在可能であり,該アンテナの受信電力が一定であるとき,該曲線f(X,θ)は,移動局が該アンテナの受信面の正面に位置する場合,即ち,θ=0°の場合,移動局がアンテナの側方に位置する他の場合に比べて,該アンテナから移動局までの距離が離れるものとなる。
そこで,演算装置12は,一般的なレーダ方程式を用いて,受信電力最大のアンテナ2の受信電力に対応する一定の曲線f1(X1,θ1),及び受信電力第2位のアンテナ3の受信電力に対応する一定の曲線f2(X2,θ2)を算出する。
次に,演算装置12は,受信電力最大のアンテナ2の受信電力に対応する曲線(X1,θ1)と,受信電力第2位のアンテナ3の受信電力に対応する曲線(X2,θ2)とが,移動局6の移動面M内において重なる座標を算出し,この座標を移動局6の位置座標として検出する。
本発明は,工場等の物流管理等に利用できるものである。
本願発明の位置検出システムの全体を示す側面図。 アンテナの指向性を模式的に示す説明図。 移動局の位置を検出するための方法について説明するための図。 モジュールの構成を示すブロック図。 他の実施形態を示す平面図。 図5に示す実施形態の応用例を示す平面図。 移動局の位置を検出するための他の方法について説明するための図。 従来の位置検出システムを示す図。
符号の説明
1…固定局ユニット
2,3,4,5…アンテナ
6…移動局
7…車両
10…固定局
11…分配器
12…演算装置
13,14,15,16…モジュール

Claims (7)

  1. 所定強度の電波信号を発信する移動局の位置を検出する位置検出システムにおいて,
    前記移動局から発信された電波信号を受信する複数のアンテナと,
    各前記アンテナに接続され,前記各アンテナの受信電力に対応する信号が入力される演算手段を具備し,
    該演算手段によって,前記複数のアンテナの中から,少なくとも2個の前記アンテナを抽出し,抽出した各前記アンテナについて,それぞれの受信電力に対応する前記各アンテナから前記移動局までの各距離,或いは,前記各アンテナに対する前記移動局の各方位を導出し,前記抽出された各アンテナから前記移動局までの各距離,或いは各方位に基づいて前記移動局の位置座標を算出することを特徴とする位置検出システム。
  2. 前記各アンテナは,所定方向からの受信電力を最大とし,前記所定方向から外れるに従って受信電力が減衰する指向性を有している請求項1に記載の位置検出システム。
  3. 前記複数のアンテナが,前記移動局の移動経路に沿って並設されると共に,該移動経路の全体に亘って設置されている請求項2に記載の位置検出システム。
  4. 互いに異なる方向に並設された前記アンテナの対を複数有し,これら複数のアンテナが正n角形(nは偶数)の各々対向する辺の中央に配置されている請求項2に記載の位置検出システム。
  5. 前記移動局との間で電波信号による通信を行う固定局と,
    該固定局と前記各アンテナの間に介在して接続された分配器と,
    前記分配器と前記アンテナの間を流れる信号が,前記分配器から伝送されたものか否かを検知する検波器と,
    前記各アンテナと,前記分配器及び前記演算手段を接続する分岐部に設けられ,前記検波器の検出結果によって,そこを経由する信号を,前記演算手段側に伝送させることなく前記各アンテナに伝送させる状態と,前記分配器側に伝送させる共に,前記演算手段にも伝送させる状態とを切替えるスイッチと,
    を更に具備する請求項1乃至請求項4の何れかに記載の位置検出システム。
  6. 前記複数のアンテナから2個のアンテナを抽出する場合において,前記2個のアンテナは,受信電力最大のアンテナと,受信電力第2位のアンテナである請求項1乃至請求項5の何れかに記載の位置検出システム。
  7. 前記複数のアンテナは何れも円偏波アンテナであり,互いに隣り合うアンテナの旋回方向が逆向きである請求項1乃至請求項6の何れかに記載の位置検出システム。
JP2007147676A 2007-06-04 2007-06-04 位置検出システム Pending JP2008298707A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007147676A JP2008298707A (ja) 2007-06-04 2007-06-04 位置検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007147676A JP2008298707A (ja) 2007-06-04 2007-06-04 位置検出システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008298707A true JP2008298707A (ja) 2008-12-11

Family

ID=40172342

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007147676A Pending JP2008298707A (ja) 2007-06-04 2007-06-04 位置検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008298707A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269620A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Mitsubishi Electric Corp 車両位置検知装置
CN107870319A (zh) * 2016-09-28 2018-04-03 松下电器(美国)知识产权公司 位置估计系统、位置估计方法以及基站控制装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546157A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency Processing system for location estimate
JPS6047973A (ja) * 1983-08-26 1985-03-15 Meisei Electric Co Ltd 情報圧縮/再生回路および情報圧縮/再生方法
JPH03210833A (ja) * 1990-01-13 1991-09-13 Toyota Autom Loom Works Ltd 移動体通信における移動体位置判定方法
JPH0511039A (ja) * 1991-07-02 1993-01-19 Shimizu Corp 所在確認システム
JPH11231037A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Mitsubishi Electric Corp 共用アンテナ装置
JP2006023261A (ja) * 2003-07-28 2006-01-26 Rcs:Kk アクテイブタグ装置
JP2006324880A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Brother Ind Ltd 無線タグ検出システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546157A (en) * 1978-09-28 1980-03-31 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency Processing system for location estimate
JPS6047973A (ja) * 1983-08-26 1985-03-15 Meisei Electric Co Ltd 情報圧縮/再生回路および情報圧縮/再生方法
JPH03210833A (ja) * 1990-01-13 1991-09-13 Toyota Autom Loom Works Ltd 移動体通信における移動体位置判定方法
JPH0511039A (ja) * 1991-07-02 1993-01-19 Shimizu Corp 所在確認システム
JPH11231037A (ja) * 1998-02-13 1999-08-27 Mitsubishi Electric Corp 共用アンテナ装置
JP2006023261A (ja) * 2003-07-28 2006-01-26 Rcs:Kk アクテイブタグ装置
JP2006324880A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Brother Ind Ltd 無線タグ検出システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269620A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Mitsubishi Electric Corp 車両位置検知装置
CN107870319A (zh) * 2016-09-28 2018-04-03 松下电器(美国)知识产权公司 位置估计系统、位置估计方法以及基站控制装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN113039101B (zh) 车辆用uwb精确位置预测方法及系统
US9612342B2 (en) GNSS positioning system including an anti-jamming antenna and utilizing phase center corrected carrier
RU2365939C1 (ru) Способ навигации подводного объекта
RU2371738C1 (ru) Гидроакустическая навигационная система
CN102404843A (zh) 定位方法及无线通信系统
KR20070064255A (ko) 하나의 무선수신국을 이용한 무선발신기의 위치측정 방법및 장치
JP2010147519A (ja) 無線通信システム
KR102208552B1 (ko) 고집적 배열 안테나를 이용하는 무선 전력 송신기, 컴팩트 mimo 안테나를 이용하는 무선 전력 송신기 및 무선 전력 송신 시스템
KR101121907B1 (ko) 지향성 안테나를 이용한 실시간 위치추적 시스템 및 방법
JP6106929B2 (ja) 位置標定方法、及び位置標定システム
JP2007304118A (ja) 到来方向推定装置、到来方向推定方法及び障害物推定装置
Tamura et al. Simple and accurate received signal strength-based localization using compact null-steering antennas
JP5159718B2 (ja) アンテナ装置
JP2008298707A (ja) 位置検出システム
JP5730506B2 (ja) 到来方向標定装置および位置標定装置
JP2006170698A (ja) 無線局方向推定装置及び無線局方向推定・電波発射装置、並びに無線局方向推定方法
CN113556674B (zh) 基于蓝牙通信的室内定位方法、系统和ble芯片
JP2009250865A (ja) 測位システム及び測位方法
JP5968844B2 (ja) 位置検知システム及び位置検知方法
JP2007187563A (ja) 位置同定方法及び位置同定システム
CN110346757B (zh) 基于移动式测量站的抗多径时差定位方法、装置及系统
JP2018004609A (ja) 無線通信端末の位置計測方法、および無線装置
JP2013164333A (ja) 追尾アンテナ指向方向制御方法および装置
JP5340509B1 (ja) 位置標定方法、及び位置標定システム
JP6106928B2 (ja) 位置標定方法、及び位置標定システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090929

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20110315

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110315

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111004

A521 Written amendment

Effective date: 20111205

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20111227

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120508