JP2008298699A - 自車位置認識装置及び自車位置認識方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自車両Cに搭載された撮像装置により撮像した画像情報を取得する画像情報取得手段と、自車両Cの現在位置を示す自車位置情報を取得する自車位置情報取得手段と、自車位置情報に基づいて撮像装置により撮像される対象地物の位置及び形態の情報を含む地物情報を取得する地物情報取得手段と、地物情報に基づいて画像情報に含まれている対象地物の画像認識を行う画像認識手段と、画像認識手段により認識された画像認識結果と地物情報とに基づいて自車位置情報を補正する自車位置補正手段と、を備え、自車位置補正手段は、自車位置情報に基づいて自車両Cが高速道路上にあることが認識されている場合に、高速道路の本線車道とこれに接続する道路との接続部に存在する道路標示40の太破線41と実線43とが分岐又は合流する部分の画像認識結果に基づいて自車位置情報の補正を行う。
【選択図】図3
Description
本発明の第一の実施形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る自車位置認識装置1の全体構成を模式的に示すブロック図である。図2は、図1に示される地物形態データベースDB1、地物配置データベースDB2、及び測定点形態データベースDB3のそれぞれに格納される情報の内容を示す説明図である。図3、図4は、本実施形態に係る対象地物の輪郭形状及び代表点Rの位置の例を示す図である。本実施形態においては、図3、図4に示すように、自車位置認識のための画像認識処理の対象とする対象地物を、高速道路面上に配置された本線車道とこれに接続する道路との接続部に存在する道路標示である区画線40とする。具体的には、図3、図4に示すように、当該接続部に存在する区画線40は、本線車道とこれに接続する道路とが分岐又は合流することを示すとともに、本線車道の車両通行帯最外側線であることを示す太破線41、42、及び実線43からなる。したがって、本実施形態においては、上記接続部としての分岐の部分に設けられる太破線41、合流の部分に設けられる太破線42、これら太破線41又は42と分岐又は合流する実線43を対象地物とするものである。ここで、上記接続部は、本線車道とこれに接続する道路とが接続される部分であり、例えば、高速道路上の本線車道とサービスエリア、パーキングエリア、インターチェンジ、高速バス停等との間の往来を可能にするために設けられた道路が本線車道と分岐又は合流する部分である。なお、上記太破線41,42は、図3、図4に示すように、車両通行帯境界線や車道中央線等の破線44とは異なる区画線40である。
まず、図2に基づいて各データベースの構成について説明する。地物形態情報格納手段としての地物形態データベースDB1には、一つの地物種別の地物が備える形態を規定した地物形態情報Faが、地物種別毎に複数格納されている。各地物種別についての地物形態情報Faは、地物種別を表す地物種別コードCfに関連付けられてそれぞれデータベースに格納されている。地物形態情報Faは、対象地物としての区画線40の形態を示す情報(対象地物の形態の情報)であり、各地物種別の対象地物の輪郭形状を示す輪郭情報を有して構成されている。本実施形態では、少なくとも、車両通行帯最外側線を構成し、本線車道とこれに接続する道路とが分岐する部分に設けられる太破線41(以下、「分岐部太破線41」と呼ぶ。)、本線車道とこれに接続する道路とが合流する部分に設けられる太破線42(以下、「合流部太破線42」と呼ぶ。)、これら分岐部太破線41又は合流部太破線42と分岐又は合流する実線43(以下、「実線43」と呼ぶ。)の、地物形態情報Faを格納する。図3及び図4は、複数の地物種別の地物の輪郭形状及び代表点Rの位置の例を示している。すなわち、図3は「分岐部太破線41」、図4は「合流部太破線42」の各区画線40の輪郭形状を示している。このような各区画線名に対応して地物種別コードCfが設定されている。そして、この図3及び図4に示されるような輪郭形状の情報が各区画線40を示す地物種別コードCfと関連付けられた状態で地物形態情報Faとして格納されている。
地物配置情報格納手段としての地物配置データベースDB2には、複数の対象地物について、各対象地物の地物種別を示す地物種別情報Fbと各対象地物の位置及び方向を示す地物配置情報Fc(対象地物の位置の情報)とが格納されている。各対象地物についての地物種別情報Fb及び地物配置情報Fcは、各対象地物に固有の地物識別符号IDfに関連付けられてそれぞれデータベースに格納されている。地物識別符号IDfは、各対象地物に重複することなく付される固有の符号である。地物種別情報Fbは、各対象地物の属する地物種別を示す情報であって、ここでは、各対象地物の属する地物種別を表す地物種別コードCfとしている。
地図情報格納手段としての地図データベースDBmは、地図情報Eを格納したデータベースである。図5は、地図データベースDBmに格納されている地図情報Eの内容を示す説明図である。この図に示すように、本実施形態に係る地図データベースDBmには、地図情報Eとして、道路ネットワークレイヤX1、道路形状レイヤX2、地物レイヤX3が格納されている。そして、本例では、この地物レイヤX3が、上述の地物配置データベースDB2を構成する。
道路形状レイヤX2は、道路ネットワークレイヤX1に関連付けられて格納され、道路の形状を示すレイヤである。具体的には、2つのノードNの間(リンクL上)に配置されて緯度及び経度で表現された地図上の位置の情報を有する多数の道路形状補完点Qの情報と、各道路形状補完点Qにおける道路幅Wの情報とを有して構成されている。
図2に示すように、測定点形態情報格納手段としての測定点形態データベースDB3には、各地物種別の対象地物についての測定点P(図3、図4参照)の形態を規定した測定点形態情報Ma(測定点についての形態情報)が格納されている。そして、各地物種別コードCfに関連付けられて当該地物種別に設定された測定点Pと、各測定点Pについての測定点形態情報Maとが格納されている。
地物情報生成部3は、地物情報Fを生成する地物情報生成手段、及び地物情報Fを取得する地物情報取得手段として機能する。すなわち、地物情報生成部3は、自車位置演算部5から取得した自車位置情報Sを指定位置とし、その位置近傍の地物の地物配置情報(対象地物の位置の情報)Fc及び地物種別情報Fbを地物配置データベースDB2から取得する。また、地物情報生成部3は、取得された地物種別情報Fbに従って当該地物種別の地物形態情報(対象地物の形態の情報)Faを地物形態データベースDB1から取得する。そして、これらの地物配置情報Fc及び地物形態情報Faに基づいて、自車位置情報Sに示される位置近傍の地物の道路面上における配置及び形態を示す地物情報Fを生成して取得する。この地物情報生成部3により生成された地物情報Fは、図1に示すように、測定点情報生成部4及び画像認識部7に出力される。
測定点情報生成部4は、測定点情報を生成する測定点情報生成手段、及び測定点情報を取得する測定点情報取得手段として機能する。すなわち、測定点情報生成部4は、地物情報生成部3から出力された地物情報Fに基づいて、当該地物情報Fに示される対象地物の測定点Pについて、その形態情報及び位置情報を含む測定点情報Mを生成して取得する。そのため、測定点情報生成部4は、まず、地物情報Fに含まれる地物種別情報Fbに示される地物種別に対応する測定点形態情報Maを、測定点形態データベースDB3から取得する。また、測定点情報生成部4は、取得した測定点形態情報Maと、地物情報Fとに基づいて測定点Pの位置情報を導出する。そして、測定点情報生成部4は、地物情報Fに示される対象地物の測定点Pの形態情報及び位置情報を含む測定点情報Mを生成して取得する。この測定点情報生成部4により生成された測定点情報Mは、図1に示すように、画像認識部7及び自車位置補正部9に出力される。
自車位置演算部5は、自車両Cの現在位置を示す自車位置情報Sを取得する自車位置情報取得手段、及び地物情報生成部3に対して指定位置を入力する位置入力手段として機能する。ここでは、自車位置演算部5は、GPS受信機11、方位センサ12、及び距離センサ13と接続されている。ここで、GPS受信機11は、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信する装置である。このGPS信号は、通常1秒おきに受信され、自車位置演算部5へ出力される。自車位置演算部5では、GPS受信機11で受信されたGPS衛星からの信号を解析し、自車の位置(緯度及び経度)、進行方位、移動速度等の情報を取得することができる。方位センサ12は、自車両Cの進行方位又はその進行方位の変化を検出するセンサである。この方位センサ12は、例えば、ジャイロセンサ、地磁気センサ、ハンドルの回転部に取り付けた光学的な回転センサや回転型の抵抗ボリューム、車輪部に取り付ける角度センサ等により構成される。そして、方位センサ12は、その検出結果を自車位置演算部5へ出力する。距離センサ13は、自車両Cの移動距離や車速を検出するセンサである。この距離センサ13は、例えば、車両のドライブシャフトやホイール等が一定量回転する毎にパルス信号を出力する車速パルスセンサ、自車両Cの加速度を検知するヨー・Gセンサ及び検知された加速度を2回積分する回路等により構成される。そして、距離センサ13は、その検出結果を自車位置演算部5へ出力する。
画像情報取得部6は、自車両Cに搭載された撮像装置14により撮像した画像情報Gを取得する画像情報取得手段として機能する。撮像装置14は、例えばCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子と、この撮像素子に光を導くための光学系を構成するレンズ等を有して構成される。この撮像装置14は、自車両Cの前方や後方に向けて搭載され、図6(a)、図7(a)に示すように、少なくとも自車両Cが走行する高速道路上の車両通行帯最外側線(区画線40としての分岐部太破線41、合流部太破線42及び実線43)が撮像されるように設けられる。この際、車両通行帯最外側線が車道の左右のどちら側に設けられている場合でも、本線車道とこれに接続する道路との接続部の上記区画線40が撮像されるように設けるとよい。このような撮像装置14としては、自車両Cの前方や後方の映像を撮像するために既に設けられている車載カメラが好適に用いられる。
画像認識部7は、画像情報Gに含まれている対象地物についての測定点Pの画像認識を行う画像認識手段として機能する。画像認識部7は、主として測定点情報Mに含まれる形態情報に基づいて測定点Pの画像認識を行う。本例では、上記のとおり、地物情報生成部3は、自車両Cの進行方向dに存在し、自車両Cが進行することにより撮像装置14により撮像されることになる一つの対象地物、本例では、分岐部太破線41又は合流部太破線42についての地物情報Fを先行的に生成して取得する。そこで、画像認識部7は、地物情報生成部3から地物情報Fが出力された後に画像情報取得部6によりほぼ連続的に取得される複数フレームの画像情報Gに対して、当該地物情報Fに示される対象地物の測定点Pの画像認識を行う。具体的には、画像認識部7は、まず、画像情報Gに対する二値化処理やエッジ抽出処理等により、地物情報Fに示される対象地物の輪郭形状を抽出する。その後、測定点情報生成部4から出力された当該対象地物についての測定点情報Mに含まれる形態情報に基づいて、パターン認識処理により、画像情報Gの中に含まれる測定点Pの画像認識を行う。具体的には、図6(a)に示すように自車両Cの後方に設けられた撮像装置14により「分岐部太破線41」が撮像された場合には、二値化処理やエッジ抽出処理等により画像情報G中の当該分岐部太破線41の輪郭形状を抽出する。さらに、当該実線43に対して最初に分離した分岐部太破線41のブロック41aを抽出する。そして、当該ブロック41a上に予め設定された測定点Pの画像認識処理を行なう。また、図7(a)に示すように、自車両Cの後方に設けられた撮像装置14により「合流部太破線42」が撮像された場合には、二値化処理やエッジ抽出処理等により画像情報G中の当該合流部太破線42の輪郭形状を抽出する。さらに、当該実線43との間隔が所定幅y以下となる最初の合流部太破線42のブロック42aを抽出する。そして、当該ブロック42a上に予め設定された測定点Pの画像認識処理を行なう。なお、当該合流部太破線42と実線43との間隔は、図7(a)に示すように、合流部太破線42と平行な直線に直交する方向の間隔である。また、所定幅yは、当該合流部太破線42と実線43とを1フレーム上に収めることができる幅であれば特に制限されないが、当該合流部太破線42自体の幅と同じに設定すると好適である。
位置関係演算部8は、画像認識部7により認識された測定点Pの画像認識結果に基づいて自車両Cと当該測定点Pとの位置関係を演算する。この際、用いられる画像認識結果は、自車位置情報Sに基づいて自車両Cが高速道路上にあることが認識されている場合に、高速道路の本線車道とこれに接続する道路との接続部に存在する道路標示(区画線40)の分岐部太破線41又は合流部太破線42と実線43とが分岐又は合流する部分の測定点Pについての画像認識結果である。これにより、自車両Cが高速道路上を走行している場合であっても、高速道路上に確実に存在する上記分岐部太破線41又は合流部太破線42と実線43とが分岐又は合流する部分の画像認識結果を用いて確実に自車両Cと測定点Pとの位置関係を演算することができる。
自車位置補正部9は、位置関係演算部8による演算結果としての現在の自車両Cと測定点Pとの位置関係と、測定点情報Mに含まれる測定点Pの位置情報とに基づいて自車位置情報Sを補正する。すなわち、上述のとおり、位置関係演算部8による演算結果から、現在の自車両Cと測定点Pとの位置関係が定まる。また、当該測定点Pについての測定点情報Mに含まれる位置情報は、当該測定点Pの地図上の正確な位置(緯度及び経度)を示している。したがって、これらの情報に基づいて、測定点Pの地図上の正確な位置を基準とする自車両Cの詳細位置を演算して導出することができる。この際、位置情報の精度を向上させるため複数の測定点Pと自車両Cとの詳細位置を演算して導出することもできる。そして、自車位置補正部9は、この自車両Cの詳細位置の演算結果に基づいて、自車位置演算部5から出力された現在の自車位置情報Sを補正する。これにより、自車両Cの位置を高精度に特定することができる。この自車位置補正部9から出力される補正後の自車位置情報S´は、ナビゲーション装置における自車位置表示や走行案内等、又は車両制御装置による操舵や加減速等といった自車両Cの走行制御等に利用される。
次に、本実施形態に係る自車位置認識装置1において実行される自車位置認識方法の具体例について、図8に示すフローチャートに従って説明する。まず、自車位置演算部5において、自車位置情報Sを取得する(ステップ#01)。次に自車両Cが高速道路を走行中か否かを判定する(ステップ#02)。この判定は、自車位置情報Sに基づいて地図データベースDBmから取得した地図情報Eを用いたマップマッチングの結果、自車両Cが高速道路上を走行しているか否かの判定により行なう。判定の結果、自車両Cが高速道路上を走行していない場合には(ステップ#02:NO)、処理はステップ#01へ戻り、新たな自車位置情報Sを取得する。一方、自車両Cが高速道路上を走行している場合には(ステップ#02:YES)、地物情報生成部3において、ステップ#01で取得した自車位置情報Sに基づいて、自車両Cの進行方向dの所定距離内に存在する対象地物(本例では、分岐部太破線41又は合流部太破線42)を、地物配置情報Fcに基づいて地物配置データベースDB2から抽出する(ステップ#03)。自車両Cの進行方向dの所定距離内に対象地物が存在しない場合には(ステップ#04:NO)、処理はステップ#01へ戻り、新たな自車位置情報Sを取得する。一方、自車両Cの進行方向dの所定距離内に対象地物が存在する場合には(ステップ#04:YES)、地物情報生成部3において、当該対象地物についての地物情報Fを生成して取得する(ステップ#05)。次に、測定点情報生成部4において、ステップ#04で取得された地物情報Fに示される対象地物の測定点Pについての測定点情報Mを生成して取得する(ステップ#06)。
次に、本発明の第二の実施形態について説明する。図9は、本実施形態に係るナビゲーション装置30及び車両制御装置31の両方を兼ねる装置の概略構成を示すブロック図である。この図に示すように、この装置は、上記第一の実施形態に係る自車位置認識装置1に加えて、地図情報格納手段としての地図データベースDBmから地図情報Eを取得する地図情報取得部21と、自車両Cの走行制御を行うための走行制御部22と、自車両Cの進路案内のための各種演算処理を行うナビゲーション用演算部23とを備えている。また更に、任意の情報を表示可能な表示手段としてのモニタ24と、任意の音声情報を出力可能な音声出力手段としてのスピーカ25とを備えている。
(1)上記の実施形態では、対象地物の測定点Pの測定点形態情報Ma(測定点Pについての形態情報)と地物情報F(対象地物の位置及び形態の情報)とを用いて測定点情報M(測定点Pについての形態情報及び位置情報を含む)を生成し、当該測定点情報Mに含まれる測定点Pについての位置情報と、画像情報Gの画像認識結果に基づく現在の自車両Cと当該測定点Pとの位置関係と、に基づいて自車位置情報Sを補正した。しかし、これに限らず、上記地物情報Fに含まれる対象地物(代表点R)の位置の情報と、画像情報Gの画像認識結果に基づく現在の自車両Cと上記代表点Rとの位置関係と、に基づいて自車位置情報Sを補正することも好適な実施形態の一つである。この場合、上記測定点情報Mを生成せずに現在の自車位置情報Sを補正することができる。
2:地物情報出力装置
3:地物情報生成部(地物情報取得手段)
4:測定点情報生成部(測定点情報取得手段、測定点状態情報取得手段)
5:自車位置演算部(自車位置情報取得手段)
6:画像情報取得部(画像情報取得手段)
7:画像認識部(画像認識手段)
8:位置関係演算部
9:自車位置補正部
10:自車位置補正手段
14:撮像装置
24:モニタ(表示手段)
25:スピーカ(音声出力手段)
30:ナビゲーション装置
31:車両制御装置
40:区画線(道路標示)
41、41a:分岐部太破線(太破線)
42、42a:合流部太破線(太破線)
43:実線
44:車両通行帯境界線や車道中央線等の破線
DB1:地物形態データベース
DB2:地物配置データベース
DB3:測定点形態データベース(測定点形態情報格納手段)
DBm:地図データベース(地図情報格納手段)
E:地図情報
F:地物情報
M:測定点情報
S:自車位置情報
S´:補正後の自車位置情報
G:画像情報
G´:変換後の画像情報
R:代表点
P:測定点
C:自車両
L:測定点と自車両との距離
y:太破線と実線との幅
d:自車両の進行方向
Fa:地物形態情報(対象地物の形態の情報)
Fb:地物種別情報
Fc:地物配置情報(対象地物の位置の情報)
Ma:測定点形態情報
Claims (8)
- 自車両に搭載された撮像装置により撮像した画像情報を取得する画像情報取得手段と、
自車両の現在位置を示す自車位置情報を取得する自車位置情報取得手段と、
前記自車位置情報に基づいて、前記撮像装置により撮像される対象地物の位置及び形態の情報を含む地物情報を取得する地物情報取得手段と、
前記地物情報に基づいて、前記画像情報に含まれている前記対象地物の画像認識を行う画像認識手段と、
前記画像認識手段により認識された画像認識結果と前記地物情報とに基づいて前記自車位置情報を補正する自車位置補正手段と、を備え、
前記自車位置補正手段は、前記自車位置情報に基づいて自車両が高速道路上にあることが認識されている場合に、前記高速道路の本線車道とこれに接続する道路との接続部に存在する道路標示の破線と実線とが分岐又は合流する部分の前記画像認識結果に基づいて前記自車位置情報の補正を行う自車位置認識装置。 - 前記自車位置補正手段は、前記破線と実線とが所定の位置関係となる部分に設定された測定点の前記画像認識結果に基づいて、前記自車位置情報の補正を行う請求項1に記載の自車位置認識装置。
- 前記道路標示の破線と実線とが分岐する部分では、前記測定点は、前記実線に対して最初に分離した前記破線のブロックに設定される請求項2に記載の自車位置認識装置。
- 前記道路標示の破線と実線とが合流する部分では、前記測定点は、前記実線との間隔が所定幅以下となる最初の前記破線のブロックに設定される請求項2に記載の自車位置認識装置。
- 前記地物情報に基づいて、前記対象地物の地物種別に応じて予め定められた測定点について、その形態情報及び位置情報を含む測定点情報を取得する測定点情報取得手段を更に備え、
前記画像認識手段は、前記測定点情報に含まれる前記形態情報に基づいて、前記画像情報に含まれている前記対象地物についての測定点の画像認識を行い、前記自車位置補正手段は、前記画像認識手段により認識された前記測定点の画像認識結果と、当該測定点の前記位置情報とに基づいて前記自車位置情報を補正する請求項2から5のいずれか一項に記載の自車位置認識装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の自車位置認識装置と、地図情報を格納した地図情報格納手段と、を備え、
前記地図情報格納手段から取得した自車両の進行方向の地図情報と、前記自車位置補正手段による補正後の自車位置情報とに基づいて、自車両の走行制御を行う車両制御装置。 - 請求項1から5のいずれか一項に記載の自車位置認識装置と、地図情報を格納した地図情報格納手段と、任意の情報を表示可能な表示手段及び任意の音声情報を出力可能な音声出力手段の一方又は双方と、を備え、
前記地図情報格納手段から取得した自車両の周辺の地図情報と、前記自車位置補正手段による補正後の自車位置情報とに基づいて、前記表示手段及び前記音声出力手段の一方又は双方を用いて自車両の進路案内を行うナビゲーション装置。 - 自車両に搭載された撮像装置により撮像した画像情報を取得する画像情報取得ステップと、
自車両の現在位置を示す自車位置情報を取得する自車位置情報取得ステップと、
前記自車位置情報に基づいて、前記撮像装置により撮像される対象地物の位置及び形態の情報を含む地物情報を取得する地物情報取得ステップと、
前記地物情報に基づいて、前記画像情報に含まれている前記対象地物の画像認識を行う画像認識ステップと、
前記画像認識ステップにより認識された画像認識結果と前記地物情報とに基づいて前記自車位置情報を補正する自車位置補正ステップと、を備え、
前記自車位置補正ステップでは、前記自車位置情報に基づいて自車両が高速道路上にあることが認識されている場合に、前記高速道路の本線車道とこれに接続する道路との接続部に存在する道路標示の破線と実線とが分岐又は合流する部分の前記画像認識結果に基づいて前記自車位置情報の補正を行う自車位置認識方法。
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