JP2008298050A - 可変容量圧縮機用制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】クランク室内の不要な圧力上昇を抑制し、可変容量圧縮機の耐久性を向上させる。
【解決手段】可変容量圧縮機においては、制御弁の弁部近傍に設けた規制構造により、弁体18のリフト量が規制基準値S1を超えると、弁部の開口面積が一定に規制される。そして、さらにリフト量が抑制基準値をS2超えると、弁部の開口面積が減少する。その結果、吐出室からクランク室へ導入される冷媒流量が規制され、クランク室内の不要な圧力上昇が抑制される。
【選択図】図4

Description

本発明は可変容量圧縮機用制御弁に関し、特に自動車用空調装置に好適な冷凍サイクルを構成する可変容量圧縮機に組み込まれる制御弁に関する。
自動車用空調装置は、一般に、その冷凍サイクルを流れる冷媒を圧縮して高温・高圧のガス冷媒にして吐出する圧縮機、そのガス冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮された液冷媒を断熱膨張させることで低温・低圧の冷媒にする膨張装置、その冷媒を蒸発させることにより車室内空気との熱交換を行う蒸発器等を備えている。蒸発器で蒸発された冷媒は、再び圧縮機へと戻され、冷凍サイクルを循環する。
この圧縮機は、車両の走行状態によって回転数が変化するエンジンを駆動源としているため、回転数制御を行うことができない。そこで、エンジンの回転数によらず適切な冷房能力を得るために、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機が用いられている。
この可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)では、エンジンによって回転駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結されている。そして、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整するようにしている。この揺動板の角度は、密閉されたクランク室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることによって連続的に変えられる。クランク室内の圧力(以下、「クランク圧力」という)が高まると揺動板の角度が小さくなる(回転軸に対して垂直に近づく)ため、ピストンのストロークが小さくなり、圧縮機の運転状態は最小容量運転側に移行する。逆に、クランク圧力が低くなると揺動板の角度が大きくなるため、ピストンのストロークが大きくなり、圧縮機の運転状態は最大容量運転側に移行する。このクランク圧力は、例えば圧縮機の吐出室とクランク室との間に設けられてクランク室内に導入する吐出冷媒の流量を制御する可変容量圧縮機用制御弁(単に「制御弁」ともいう)により制御される。
このような圧縮機は、一般に、その回転軸の一端に軸シール室が設けられており、その軸シール室には、回転軸の周面に沿ったいわゆるリップシールとも呼ばれる軸シール部材が配設されている(例えば特許文献1参照)。この軸シール部材は、回転軸の周面に摺接しつつ、その周面に沿った冷媒ガスの漏洩を防止している。
特開2007−23900号公報
ところで、この圧縮機をシャットダウンさせて最小容量運転に移行させる際には、制御弁の駆動部への通電が遮断される。その結果、弁体の開弁方向へのストロークが急激に増加し、弁開度が大きくなってクランク圧力が急上昇する。クランク圧力がこのように高くなると、軸シール部材等の内部構造物にも大きな負荷が作用する。このような内部構造物への高負荷が繰り返されるとその耐久性がおよび信頼性が低下する可能性がある。一方、圧縮機の最小容量運転への移行に際してクランク圧力を過度に上昇させる必要もない。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、クランク室内の不要な圧力上昇を抑制し、可変容量圧縮機の耐久性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の可変容量圧縮機用制御弁は、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御して可変容量圧縮機の吐出容量を変化させる。この可変容量圧縮機用制御弁は、内部に冷媒通路が形成されたボディと、吐出室とクランク室とを連通させる冷媒通路を形成する弁孔にクランク室側から接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、ボディに連結され、供給される電流量に応じた閉弁方向のソレノイド力を弁体に付与可能なソレノイドと、弁体の弁孔からのリフト量が所定の規制基準値を超えたときに、弁部の開口面積の増加を規制する規制構造と、を備える。
ここで、「規制基準値」は、クランク室内の圧力について容量制御のための必要圧力を確保するとともに、その圧力が不要に上昇するのを抑制するための指標となる値として予め設定される。ここでは、クランク室内の圧力上昇を必要な範囲に留めるために、弁部の開度が必要以上に大きくなるのを抑制する。この規制基準値は、少なくとも可変容量圧縮機の最小容量運転への移行に必要な下限冷媒流量を確保するものであればよいが、弁部を通過する冷媒流量を実質的にその下限冷媒流量に制限するものでもよい。
この態様によると、弁体のリフト量が規制基準値を超えると、弁部の開口面積の増加が規制される。その結果、吐出室からクランク室へ導入される冷媒流量が規制され、クランク室内の不要な圧力上昇が抑制される。
本発明によれば、クランク室内の不要な圧力上昇を抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
図1は、本実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。
この冷凍サイクルは、車両用空調装置を構成し、冷凍サイクルを循環する冷媒を圧縮する可変容量圧縮機(以下、単に「圧縮機」と表記する)1、圧縮された冷媒を凝縮して冷却する凝縮器2(「外部熱交換器」に該当する)、凝縮された冷媒を断熱膨張させる膨張装置3、および膨張された冷媒を蒸発させる蒸発器4を備えている。
圧縮機1は、蒸発器4側から吸入室51に導入された冷媒ガスをシリンダ52に導入して圧縮し、吐出室53から凝縮器2側へ高温・高圧の冷媒を吐出する。この吐出冷媒の一部は可変容量圧縮機用制御弁(以下、単に「制御弁」と表記する)5を介してクランク室54内に導入され、圧縮機1の容量制御に供される。制御弁5は、ソレノイド駆動の電磁弁として構成され、制御部6により通電制御される。
クランク室54と吸入室51とを連通する冷媒通路には断面積が固定されたオリフィス56(「冷媒漏洩通路」に該当する)が配設されており、クランク室54から吸入室51へ予め設定した最低流量の冷媒の漏れを許容している。それにより、例えば圧縮機1の潤滑用オイルの循環が確保されている。さらに、圧縮機1の吐出室53と凝縮器2との間の冷媒通路には後述する吐出弁7が設けられている。
図2は、可変容量圧縮機の構成を表す断面図である。
圧縮機1は、そのハウジングとして、複数のシリンダ52が形成されたシリンダブロック101と、その前端側に接合されたフロントハウジング102と、後端側にバルブプレート103を介して接合されたリアハウジング104とを備えている。シリンダブロック101とフロントハウジング102とにより囲まれた内部空間によりクランク室54が形成されている。
クランク室54には、その中心を貫通するように回転軸106が配置されている。この回転軸106は、シリンダブロック101に設けられた軸受107と、フロントハウジング102に設けられた軸受108とによって回転自在に支持されている。回転軸106にはラグプレート109が固定されており、そのラグプレート109に突設された支持アーム110等を介して揺動板111が支持されている。揺動板111は、回転軸106の軸線に対して傾動可能となっており、複数のシリンダ52に摺動自在に配置されたピストン112にシュー114を介して連結されている。回転軸106は、その前端部分がフロントハウジング102を貫通して外部に延出しており、その先端部分にはブラケット117が螺着されている。また、回転軸106とフロントハウジング102との前端部分の隙間を外側からシールするように、軸シール部材としてのリップシール115が設けられている。リップシール115は、回転軸106の周面に摺接しつつ、その周面に沿った冷媒ガスの漏洩を防止している。
フロントハウジング102の前端部分には、エンジンからの駆動力を伝達するプーリ118が軸受119を介して回転自在に支持されている。このプーリ118は、エンジンの駆動力をブラケット117を介して回転軸106に伝達する。
リアハウジング104の内部には、吸入室51、吐出室53、制御弁5および吐出弁7が配設されている。吸入室51は、バルブプレート103に設けられた吸入用リリーフ弁121を介してシリンダ52に連通するとともに蒸発器4にも連通している。吐出室53は、バルブプレート103に設けられた吐出用リリーフ弁122を介してシリンダ52に連通するとともに凝縮器2にも連通している。制御弁5は、吐出室53とクランク室54との間を連通する冷媒通路に配置されている。吐出弁7は、吐出室53と吸入室51とをつなぐ冷媒通路に配置されている。
圧縮機1の揺動板111は、その角度がクランク室54内でその揺動板111を付勢するスプリング125、126の荷重や、揺動板111につながるピストン112の両面にかかる圧力による荷重等がバランスした位置に保持される。この圧縮機1の揺動板111の角度は、クランク室54内に吐出冷媒の一部を導入してクランク圧力Pcを変化させ、ピストン112の両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることによって連続的に変えられる。この揺動板111の角度の変化によってピストン112のストロークを変えることにより、冷媒の吐出容量を調整するようにしている。このクランク室54内の圧力は、制御弁5により制御される。
制御弁5は、圧縮機1の吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧に基づいて自律的に弁部を開閉し、その差圧(Pd−Ps)が制御目標値である設定差圧(「第1の差圧」に該当する)に近づくように吐出室53からクランク室54に導入する冷媒流量を調整する。これにより、圧縮機1の吐出容量が変化する。
図1に戻り、制御部6は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース等を備える。制御部6は、エンジン回転数、車室内外の温度、蒸発器4の吹き出し空気温度等、各種センサにて検出された所定の外部情報に基づいて上記設定差圧を決定し、その設定差圧が保持されるソレノイド力が得られるように制御弁5への通電制御を行う。また、車両の加速時や登坂走行時などのエンジンの高負荷状態において圧縮機1の負荷トルク低減を目的とする加速カット要求があると、制御部6は、その通電を遮断または所定の下限値に抑制して、可変容量圧縮機を最小容量運転に移行させたりする。
膨張装置3は、いわゆる温度式膨張弁として構成されており、蒸発器4の出口側の冷媒温度をフィードバックしてその弁開度を調整し、熱負荷に応じた液冷媒を蒸発器4へ供給する。蒸発器4を通過した冷媒は圧縮機1に戻され、再び圧縮される。
吐出弁7は、圧縮機1の吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)が所定の開弁差圧ΔP(「第2の差圧」に該当する)以上になると自律的に開弁する差圧弁として構成されている。この開弁差圧ΔPは、圧縮機1の最小容量運転時において揺動板111のわずかな傾きにより生じ得る吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの微少差圧よりも大きく設定される一方、容量制御時において制御弁5に設定され得る設定差圧よりも小さくなるように設定されている。このため、吐出弁7は、圧縮機1の最小容量運転時には閉弁状態となって凝縮器2側からの逆流を防止するが、圧縮機1の容量制御時には開弁状態を保持するので冷媒の流れを阻害することはない。
図3は、可変容量圧縮機用制御弁の構成を示す断面図である。
制御弁5は、圧縮機1の吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)を設定差圧に保つように、吐出室53からクランク室54に導入する冷媒流量を制御するいわゆるPd−Ps差圧弁として構成されている。
この制御弁5は、吐出冷媒の一部をクランク室54へ導入するための冷媒通路を開閉する弁本体8と、弁本体8の弁部の開度を調整してクランク室54へ導入する冷媒流量を制御するソレノイド9とを一体に組み付けて構成される。
弁本体8は、プレス成形により得られたボディ10の内部に弁機構を備えている。ボディ10の上部には、圧縮機1の吐出室53に連通して吐出圧力Pd(正確には吐出室53の出口の圧力Pdh)を受けるポート11が設けられている。ポート11は、ボディ10の側部に設けられたポート13と内部で連通している。ポート13は、圧縮機1のクランク室54に連通し、そのクランク室54に制御されたクランク圧力Pcを導出する。
ボディ10の上部においてポート11とポート13とを連通する冷媒通路には、円筒状の弁座形成部材14が圧入されており、その内部通路により弁孔15が形成されている。弁座形成部材14のクランク室54側の端面により弁座16が形成されている。弁座16にクランク室54側から対向して、長尺状の作動ロッド17に一体成形された弁体18が接離自在に配置されている。
ボディ10の中央部にはガイド孔19が形成されている。作動ロッド17は、このガイド孔19に摺動可能に軸支されている。弁体18は、弁孔15の下流側でクランク室54に連通する圧力室21に配置され、その先端面の外周縁が弁座16に着脱することにより弁孔15を開閉する。作動ロッド17の下端部とボディ10との間には、作動ロッド17をソレノイド9側、つまり開弁方向に付勢するスプリング41が介装されている。
作動ロッド17には、その上端面中央から上方に延出する延出部83が設けられている。延出部83は、弁孔15の内径よりも小さい外径を有する円柱状をなし、弁孔15を貫通してポート11側に突出している。延出部83は、軸線方向に沿って概ね一定断面を有する固定断面領域を有し、その先端に半径方向外向きに突出したフランジ部84が設けられている。このフランジ部84の外径は弁孔15の内径とほぼ同じ大きさを有するが、若干小さくなっている。ポート11から導入された冷媒は、開弁時において延出部83と弁孔15との間隙を通ってポート13側へ導出される。すなわち、図示のように長尺状の延出部83を設けたことにより、弁体18が開弁方向へストロークしても、延出部83と弁孔15との間隙が一定以上に大きくならない構造となっている。つまり、弁部の開口面積の増加を規制する規制構造が設けられているが、その詳細については後述する。
ボディ10の側部のポート13から下方に離間した位置には、吸入室51に連通して吸入圧力Psを受けるポート22が形成されている。ボディ10とソレノイド9とにより囲まれたこのポート22と連通する内部空間は、吸入圧力Psが導入される圧力室25を形成する。吸入圧力Psは、ソレノイド9の内部にも導入される。
一方、ソレノイド9は、ヨークとしても機能する段付円筒状のケース31と、ケース31内に配設されたコア32と、コア32と軸線方向に対向配置されたプランジャ33と、外部からの供給電流により磁気回路を生成する電磁コイル34とを備えている。ケース31は、その上端部がボディ10の下端部に接合固定されている。コア32は、その上端部がボディ10の下端開口部に圧入されている。
コア32には、その中央を軸線方向に貫通する挿通孔35が設けられており、ソレノイド力を弁体18へ伝達するためのシャフト20を挿通している。コア32の上端開口部には内方に突出した軸受部が形成されており、シャフト20の上端部を摺動可能に支持している。この軸受部には軸線方向の連通孔が設けられており、この連通孔を介して圧力室25内の吸入圧力Psがソレノイド9の内部に導入される。
コア32には、また、円筒状のスリーブ36が外挿されている。スリーブ36内においては、プランジャ33がコア32の下方で軸線方向に進退可能に配置されている。ケース31の下端部には、その内部を下方から封止する有底筒状の軸受部材37が圧入されている。この軸受部材37は、シャフト20の下端部を挿通してこれを摺動可能に支持している。一方、プランジャ33は、円筒状をなし、シャフト20の下半部に圧入されている。プランジャ33とコア32との間には、プランジャ33をコア32から離間させる方向に付勢するスプリング42が介装されている。また、プランジャ33と軸受部材37との間には、プランジャ33をコア32に近接させる方向に付勢するスプリング43が介装されている。本実施の形態において、スプリング41およびスプリング42による開弁方向のばね荷重はスプリング43による閉弁方向の荷重よりも大きくなるように設定されている。
以上の構成において、作動ロッド17の径は弁孔15の内径よりもやや大きいものの、ほぼ同じ大きさを有するため、開弁時においては圧力室21に導入されたクランク圧力Pcがほぼキャンセルされる。このため、弁体18には、ほぼ弁孔15の大きさの受圧面積に対して吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)が実質的に作用する。弁体18は、差圧(Pd−Ps)がソレノイド9に供給された制御電流にて設定された設定差圧に保持されるように動作する。
次に、可変容量圧縮機用制御弁の基本的動作について説明する。
図4は、弁部周辺の動作を示す断面図である。(A)は閉弁状態を表し、(B)および(C)は、可変容量圧縮機がシャットダウンされてソレノイド9への通電が遮断されたときの過渡期の状態を表している。図5は、弁体のストロークと弁部の開口面積との関係を示す図である。同図の横軸は弁体の開弁方向へのストローク量を表し、縦軸は弁部の開口面積を表している。
図3に示した制御弁5において、自動車用空調装置の起動時または冷房負荷が最大のときにはソレノイド9に供給される電流値は最大になり、プランジャ33は、コア32に最大の吸引力で吸引される。このとき、弁体18を含む作動ロッド17、シャフト20およびプランジャ33が、一体になって閉弁方向に動作する。その結果、図4(A)に示すように、弁体18が弁座16に着座する。この閉弁動作によってクランク圧力Pcが低下するため、圧縮機1は吐出容量が最大となる最大容量運転を行うことになる。
容量制御時においてソレノイド9に供給される電流値が所定値に設定されているときには、弁体18を含む作動ロッド17、シャフト20およびプランジャ33が一体動作する。このとき、弁体18は、作動ロッド17を開弁方向に付勢するスプリング41のばね荷重と、プランジャ33を開弁方向に付勢するスプリング42のばね荷重と、プランジャ33を閉弁方向に付勢しているソレノイド9の荷重(ソレノイド力)およびスプリング43のばね荷重と、弁体18が開弁方向に受圧する吐出圧力Pdによる力と、弁体18が閉弁方向に受圧する吸入圧力Psによる力とがバランスした弁リフト位置にて停止する。この容量制御は、一般に図4(A)に示した状態よりも弁部がやや開いた寸開の状態にて行われる。
このバランスが取れた状態で、エンジンの回転数とともに圧縮機1の回転数が上がって吐出容量が増えると、差圧(Pd−Ps)が大きくなって弁体18に開弁方向の力が作用し、弁体18は、さらにリフトして吐出室53からクランク室54へ流す冷媒の流量を増やす。これにより、クランク圧力Pcが上昇し、圧縮機1は、その吐出容量を減少させる方向に動作し、差圧(Pd−Ps)が設定差圧になるように制御される。エンジンの回転数が低下した場合には、その逆の動作が行われ、差圧(Pd−Ps)が設定差圧になるように制御される。
一方、圧縮機1のシャットダウンに際してソレノイド9への通電が遮断されると、図4(B)および(C)に示すように、弁体18が弁座16からリフトして弁部は全開状態へ移行する。このとき、圧縮機1の吐出室53からポート11に導入された吐出圧力Pdの高圧冷媒は、全開状態の弁部を通過して制御された圧力となり、ポート13からクランク室54へと流れる。その結果、クランク室54内のクランク圧力Pcが上昇し、圧縮機1は吐出容量が最小となる最小容量運転を行うことになる。すなわち、図2に示した揺動板111が回転軸106に対してほぼ垂直な状態となる。その結果、ピストン112のストロークが最小となり、吐出容量がゼロに近い値となる。
この弁部の全開状態への移行に際しては、弁体18が弁座16(つまり弁孔15の開口部)からリフトするにつれて弁部が徐々に開弁する。そして、そのリフト量が図4(B)に示すS1(「規制基準値」に対応する)となったときに、弁部は実質的に全開状態となる。リフト量がS1を超えると、弁孔15に開口部に延出部83の固定断面領域が位置するため、その延出部83と弁孔15との間隙による弁部の開口面積はしばらく一定状態となる。本実施の形態において、この開口面積は、圧縮機1の最小容量運転への移行時に最低限必要な冷媒流量(「下限冷媒流量」に対応する)に実質的に等しくなるように設定されている。
さらに、弁体18がリフトしてそのリフト量が図4(C)に示すS2(「抑制基準値」に対応する)を超えると、フランジ部84が弁孔15に近接し、延出部83と弁孔15との間隙S3を狭くする方向に変位するため、弁部の開口面積が徐々に減少していく。すなわち、図5に示すように、弁部の開口面積は、弁体18の閉弁位置からのストロークがS1になるまで徐々に増加し、そこからストロークがS2になるまでは一定状態となる。そして、ストロークがS2を超えると、その開口面積は徐々に減少する。このように弁部の開口面積を減少させることにより、クランク圧力Pcの高まりを確実に抑制している。
図6は、可変容量圧縮機において制御弁により実現される圧力特性を表す図である。同図の横軸は最小容量運転への移行時の時間の経過を表し、縦軸はクランク圧力Pcを表している。図中実線は、弁部の開口面積が2段階に規制される本実施の形態による圧力特性を示している。図中一点鎖線は、開口面積が1段階に規制される場合の圧力特性を示している。ここでは、弁体のストロークに応じた抑制基準値は設けられていない。すなわち、作動ロッド17の延出部83においてフランジ部84を省略した態様であり、弁体18のリフト量が規制基準値を超えると、弁部の開度は一定状態を保持することになる。図中破線は、延出部83による規制構造を設けない比較例を示している。
図示の例では、時刻t0においてソレノイド9への供給電流が遮断され、最小容量運転への移行が開始されている。同図より、比較例において時刻t0の後にクランク圧力Pcが高く上昇しているのに対し、本実施の形態においてはクランク圧力Pcの上昇が低く抑制されているのが分かる。また、開口面積が一定となる1段階の態様でも比較例に比べてクランク圧力Pcの上昇を低く抑えられるが、開口面積がさらに減少される2段階の態様のほうがクランク圧力Pcの高まりをより効果的に抑制できることが分かる。
図7は、吐出弁の構成を示す断面図である。
吐出弁7は、圧縮機1の吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)(正確には差圧(Pdh−Ps))が所定の開弁差圧ΔP以上になったときに自律的に開弁する機械式の差圧弁として構成されている。
この吐出弁7は、筒状のボディ61内にピストン62を摺動可能に配置して構成されている。ボディ61は、有底円筒状の第1ボディ63と段付円筒状の第2ボディ64とをその軸線方向に連設して構成されている。第2ボディ64の上端部には外方にやや延出したフランジ部65が設けられており、このフランジ部65を第1ボディ63の下端開口部に突き当てた状態で第1ボディ63の下端縁を内方に加締めることにより、両ボディが接合されている。第1ボディ63と第2ボディ64との間には、金属薄板からなる可撓性を有するダイヤフラム67(「シール部材」に該当し、「感圧部」を構成する)が介装され、ボディ61内を仕切るように配置されている。なお、本実施の形態においては、ダイヤフラム67を金属薄膜により構成したが、ポリイミドフィルム等から構成することもできる。
第1ボディ63の上底部中央には、吸入圧力Psを内部へ導入するための連通孔79が形成されている。また、第1ボディ63の内部には、ダイヤフラム67の一方の面に溶接されたばね受け部材69が摺動可能に配置され、ばね受け部材69と第1ボディ63の内壁との間には、ダイヤフラム67を下方、つまり閉弁方向に付勢するスプリング70(「付勢部材」に該当する)が介装されている。このスプリング70により吐出弁7の開弁差圧が調整されている。
第2ボディ64は、その下半部にやや小径化したガイド部66を有し、そのガイド部66の基端部により弁座71が形成されている。第2ボディ64の側部には、吐出室53の出口と圧縮機1の出口とを連通する連通孔72が形成されている。第2ボディ64の内部には、有底筒状の弁体73が摺動可能に配設されている。弁体73とばね受け部材69とによりピストン62が構成される。
ばね受け部材69には、その中央を軸線方向に貫通する連結孔91が形成される一方、弁体73の上底部中央には、連結部92がダイヤフラム67および連結孔91を貫通するように突設されている。そして、連結孔91から露出した連結部92の上端周縁部を外方に加締めることにより、弁体73、ダイヤフラム67、ばね受け部材69が一体的に接合されて固定され、ピストン62が構成されている。なお、図示のようにダイヤフラム67の中央には、弁体73の連結部92が貫通する孔が形成されているが、ダイヤフラム67の中央部は、弁体73とばね受け部材69との加締め接合により両者に密着している。このため、吐出室53と吸入室51との間の気密性は保持される。
弁体73の下端縁は、弁座71に着脱して連通孔72を開閉可能になっている。弁体73の下端面からは3つの脚部75が下方に延出するように設けられており(なお、同図には1つのみ表記されている)、ガイド部66にガイドされることにより、弁体73の軸線方向に沿った安定した動作を確保している。
図2にも示すように、ボディ61は、シール用のOリング77、78を介してリアハウジング104に固定される。その結果、ダイヤフラム67が吐出室53と吸入室51とをつなぐ冷媒通路(「第1冷媒通路」に該当する)を仕切るように配置される。つまり、その冷媒通路は、吸入圧力Psが導入される第1ボディ63側の領域と、吐出圧力Pdが導入される第2ボディ64側の領域とに気密に区画される。また、吐出弁7の弁部が吐出室53の出口と圧縮機1の出口とをつなぐ冷媒通路(「第2冷媒通路」に該当する)に配置されることになる。吐出室53の出口から第2ボディ64に導入された圧力Pdhは、連通孔72を通過することにより圧力Pdlとなって圧縮機1の出口から吐出される。
次に、吐出弁7の動作について説明する。
吐出弁7は、その前後差圧(Pd−Ps)が所定の開弁差圧ΔP(例えば0.1Mpa)以上になったときに自律的に開弁し、吐出室53の吐出冷媒を凝縮器側へ導出させる。このため、差圧(Pd−Ps)が開弁差圧ΔPに満たなければ、スプリング70による閉弁方向の付勢力がダイヤフラム67が受ける差圧(Pd−Ps)による開弁方向の荷重に打ち勝つため、弁体73が弁座71に着座して閉弁状態を保持する。このため、例えば圧縮機1の最小容量運転時などにはその閉弁状態が保持され、凝縮器2側からの吐出冷媒の逆流が防止される。
一方、差圧(Pd−Ps)が開弁差圧ΔP以上になると、ダイヤフラム67が受ける差圧(Pd−Ps)による開弁方向の荷重がスプリング70による閉弁方向の付勢力に打ち勝つため、弁体73が弁座71から離間して開弁状態を保持する。この開弁差圧ΔPは、制御弁5の容量制御時に想定される設定差圧よりも小さく設定されているため、圧縮機1の容量制御時などにはその開弁状態が保持される。したがって、吐出弁7が凝縮器2側への冷媒の流れを阻害することはない。
また、弁部がその前後差圧(Pdh−Pdl)ではなく、差圧(Pd−Ps)により開弁状態となるため、吐出弁7の前後で圧力損失が生じることがない。このため、吐出室53の出口の圧力Pdhと圧縮機1の出口の圧力Phlとの間に圧力降下はなく、圧縮機1における圧縮エネルギーの無駄な消費がなくなる。
以上に説明したように、本実施の形態の圧縮機1においては、制御弁5の弁部近傍に設けた規制構造により、弁体18のリフト量が規制基準値を超えると、弁部の開口面積が一定に規制される。そして、さらにリフト量が抑制基準値を超えると、弁部の開口面積が減少する。その結果、吐出室53からクランク室54へ導入される冷媒流量が規制され、クランク室54内の不要な圧力上昇が抑制される。また、クランク室54内の圧力上昇を抑制しているため、圧縮機1をシャットダウンさせた直後に起動させる場合の起動性(応答性)を向上させることができるというメリットもある。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はその特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施の形態では、圧縮機1の最小容量運転への移行に際し、弁部を通過する冷媒流量を実質的に下限冷媒流量に規制する例を示したが、必ずしも下限冷媒流量に設定することは要しない。弁部を通過する冷媒流量を規制しつつ、下限冷媒流量よりも所定量多くの流量が得られるように設定してもよい。
上記実施の形態では、弁部の冷媒流量を規制する規制構造の一例について述べたが、具体的構造はこれに限られず、同様の機能を発揮するものであれば種々の構造を採用することができる。すなわち、弁体と弁孔の相対的な形状の違いによって冷媒流量を段階的に規制するものであればよい。
図8は、変形例に係る制御弁の弁部周辺の構成を表す部分拡大断面図である。同図の構成は、図6において一点鎖線にて示した圧力特性を有する制御弁に対応する。図9は、その変形例による弁体のストロークと弁部の開口面積との関係を示す図である。
図8に示すように、この制御弁は、作動ロッド217の延出部83において、図3に示されるようなフランジ部84を省略したものである。この制御弁によれば、弁体18が大きくストロークしても弁部の開口面積が減少する段階が実質的に存在しない。すなわち、図9に示すように、弁体18のリフト量がS1(規制基準値)を超えると、弁部の開度が一定状態を保持することになる。このような構成によっても弁部の開口面積の増加が抑制されるので、上記実施の形態には及ばないものの、クランク室54内の圧力上昇を抑制する効果は得られる。
上記実施の形態では、制御弁5を、吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)に基づいて容量制御を行ういわゆるPd−Ps弁として構成した例を示した。変形例においては、可変容量圧縮機用制御弁を可変容量圧縮機の吸入圧力Psに基づいて弁開度を調整して容量制御を行ういわゆるPs感知弁として構成してもよい。
また、上記実施の形態では、制御弁5を、吐出室53からクランク室54に導入する冷媒流量を制御するいわゆる入れ制御の弁として構成した例を示したが、吐出室53からクランク室54に導入する冷媒流量、およびクランク室54から吸入室51に導出する冷媒流量の双方を制御するいわゆる三方弁として構成することもできる。すなわち、制御弁5を、最小容量運転時にクランク室54と吸入室51との間の弁部を閉じる方向に作用するとともに、クランク室54へ導入する冷媒流量を規制する三方弁として構成してもよい。
上記実施の形態では、吐出弁7において吐出室53から吸入室51への冷媒の漏洩を防止するシール部材としてダイヤフラム67を用いた例を示した。変形例においては、ダイヤフラムではなくOリングその他のシール部材を用いてもよい。例えば、図6に示したダイヤフラム67を省略してばね受け部材69と弁体73とを一体成形したピストンを形成し、その弁体73とこれが摺動するボディとの間にOリングを配設するなどして冷媒の漏洩を防止するようにしてもよい。
上記実施の形態では、弁体73をダイヤフラム67に固定した例を示したが、弁体73をダイヤフラム67に接離可能に当接させる構成としてもよい。その場合、例えば吐出圧力Pdが急低下して圧縮機1の出口の圧力Pdlが吐出室53の出口の圧力Pdhよりも高くなると、弁体73がダイヤフラム67から離間して弁部を閉じる。つまり、吐出弁が逆止弁として機能する。このような構成においても、ダイヤフラム67によって吐出室53から吸入室51への冷媒の漏洩が防止されるとともに、吐出冷媒の逆流が防止される。
上記実施の形態では、膨張装置3としていわゆる温度式膨張弁を採用した例を示したが、例えば固定オリフィスを有するオリフィスチューブを採用することもできる。
上記実施の形態の可変容量圧縮機は、冷媒として代替フロン(HFC−134a)など使用する冷凍サイクルに好適に適用されるが、二酸化炭素のように作動圧力が高い冷媒を用いる冷凍サイクルに適用することも可能である。その場合には、冷凍サイクルにおいて凝縮器に代わってガスクーラなどの外部熱交換器を配置してよい。
実施の形態に係る冷凍サイクルを表すシステム構成図である。 可変容量圧縮機の構成を表す断面図である。 可変容量圧縮機用制御弁の構成を示す断面図である。 弁部周辺の動作を示す断面図である。 弁体のストロークと弁部の開口面積との関係を示す図である。 可変容量圧縮機において制御弁により実現される圧力特性を表す図である。 吐出弁の構成を示す断面図である。 変形例に係る制御弁の弁部周辺の構成を表す部分拡大断面図である。 変形例による弁体のストロークと弁部の開口面積との関係を示す図である。
符号の説明
1 圧縮機、 2 凝縮器、 3 膨張装置、 4 蒸発器、 5 制御弁、 6 制御部、 7 吐出弁、 8 弁本体、 9 ソレノイド、 10 ボディ、 15 弁孔、 16 弁座、 17 作動ロッド、 18 弁体、 20 シャフト、 32 コア、 33 プランジャ、 34 電磁コイル、 51 吸入室、 53 吐出室、 54 クランク室、 56 オリフィス、 61 ボディ、 62 ピストン、 67 ダイヤフラム、 71 弁座、 73 弁体、 83 延出部、 84 フランジ部、 101 シリンダブロック、 106 回転軸、 111 揺動板、 112 ピストン、 115 リップシール、 118 プーリ。

Claims (7)

  1. 吐出室からクランク室に導入する冷媒流量を制御して可変容量圧縮機の吐出容量を変化させる可変容量圧縮機用制御弁において、
    内部に冷媒通路が形成されたボディと、
    前記吐出室と前記クランク室とを連通させる冷媒通路を形成する弁孔に前記クランク室側から接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、
    前記ボディに連結され、供給される電流量に応じた閉弁方向のソレノイド力を前記弁体に付与可能なソレノイドと、
    前記弁体の前記弁孔からのリフト量が所定の規制基準値を超えたときに、前記弁部の開口面積の増加を規制する規制構造と、
    を備えたことを特徴とする可変容量圧縮機用制御弁。
  2. 前記規制構造は、前記可変容量圧縮機の最小容量運転への移行に必要な下限冷媒流量を確保することを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  3. 前記規制構造は、前記可変容量圧縮機の最小容量運転への移行に際し、前記弁部を通過する冷媒流量を実質的に前記下限冷媒流量に規制することを特徴とする請求項2に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  4. 前記弁体が一体に形成されて前記弁部の開閉方向に動作するとともに、前記弁孔内に延出する延出部が設けられた作動ロッドを備え、
    前記規制構造は、前記弁体が前記規制基準値を超えて開弁方向に移動したときに、前記弁孔内における前記延出部の配置によって前記弁部の開口面積の増加が規制されることにより実現されることを特徴とする請求項1に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  5. 前記延出部は、前記弁体の前記弁孔からのリフト量が前記規制基準値よりも大きい所定の抑制基準値を超えると、前記弁部の開口面積を減少させる流量抑制部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  6. 前記延出部は、前記弁体の前記弁孔からのリフト量が前記規制基準値から前記抑制基準値に変化するまでの間、前記弁部の開口面積を一定に保持する固定断面領域を有することを特徴とする請求項5に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
  7. 前記流量抑制部は、前記延出部において前記弁孔の前記弁体と反対側に突出した突出部からなり、前記弁孔に近接するにつれて前記弁孔との間隙に形成される冷媒通路を小さくすることを特徴とする請求項5に記載の可変容量圧縮機用制御弁。
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