JP2008297047A - 給紙装置及び給紙装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び給紙装置を備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】用紙切れ、または用紙の残量を多段階に検出することができるとともに、装置を小型にした給紙装置とその給紙装置を備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体2と、上面に用紙が載置される載置台11と、装置本体2に対して載置台11を昇降させる昇降手段30とを備え、この昇降手段30により載置台11を上昇させた後に、所定の給紙位置Lから載置台11に載置された用紙の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する。給紙時に、載置台11とともに給紙位置側へ上昇し、マーキング62を有するベルト61と、装置本体2に設けられ、マーキング62の有無を検知する検知センサS1、S2とを備え、ベルト61は、可撓性を有し無端状に形成され、装置本体2に設けられた1対のローラ63、64に上昇可能に支持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、またはファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置で用いられる給紙装置に関し、特に、用紙の残量を検出する給紙装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
従来、多数枚の用紙を収容可能な給紙装置を備えた画像形成装置が知られている。この種の給紙装置には、例えば昇降可能な載置台が備えられており、この載置台上に多数枚の用紙を重ねて収容することができるようになっている。給紙装置の最上部には、例えば収容された用紙を1枚ずつ送り出すためのピックアップローラが備えられている。給紙時には、用紙の量に応じて載置台が上昇させられることにより、収容された多数枚の用紙のうち最上位にある用紙がピックアップローラに押し当てられる。このピックアップローラに押し当てられる用紙の位置が給紙位置となっており、収容された用紙は、載置台が徐々に上昇されることにより、上から順次給紙位置に供給され、1枚ずつ送り出されるようになっている。
一般的に、この種の給紙装置には、載置台の位置を検知するための検知センサが備えられている。この検知センサは、用紙切れ、または用紙の残量を何段階かに分けて、知らせるものである。
例えば特許文献1では、発光部と受光部を有する複数の検知センサと、用紙を収容する載置台に取り付けた長方形の検知板とを設けて、その検知板の長辺が載置台とともに上昇すると、発光部からの照射光が検知板の位置により遮断される場合と、遮断されない場合があり、受光部がその光を受光するか、または受光しないことになる。受光部における照射光の受光の有無に応じて、複数の検知センサから信号が出力され、その信号の組み合わせに基づいて、用紙の残量を多段階に検出している。
しかしながら、上述した従来技術では、検知板の長辺が昇降方向に延在して、載置台に取り付けられるために、用紙を載置台に満載した下方位置にあるときに、検知板が載置台より下方に突出する、または、載置台が給紙する給紙位置にあるときに、検知板が載置台より上方に突出するという不都合があった。このため、給紙装置が大型化するという問題点があった。
特開2003−165650号公報(段落[0025]―[0028]、図3)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、用紙切れ、または用紙の残量を多段階に検出することができるとともに、装置を小型にした給紙装置とその給紙装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、装置本体と、上面に用紙が載置される載置台と、前記装置本体に対して該載置台を昇降させる昇降手段とを備え、該昇降手段により前記載置台を上昇させた後に、所定の給紙位置から前記載置台に載置された用紙の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する給紙装置において、給紙時に、前記載置台とともに給紙位置側へ上昇し、マーキングを有する変位部材と、前記装置本体に設けられ、前記マーキングの有無を検知する検知センサとを備え、前記変位部材は、可撓性を有し帯状に形成され、前記装置本体に上昇可能に支持されることを特徴としている。
この構成によれば、検知センサは、載置台とともに上昇する変位部材のマーキングの有無を検出する。また、変位部材は、装置本体に上昇可能に設けられるとともに載置台と一体に上昇し、可撓性を有するために、装置本体の上側及び下側に突出することがない構成になる。
また、本発明は、上記の構成の給紙装置において、前記変位部材は、無端状のベルトであり、前記装置本体に取り付けられた一対のローラに上昇可能に支持されることを特徴としている。この構成によれば、載置台とともにベルトが上昇すると、ベルトは、一対のローラに回転させられて、検知センサに対向する側と反対側に移動していくので、装置本体より上側及び下側に突出することがない。
また、本発明は、上記の構成の給紙装置において、前記変位部材は、前記装置本体の給紙位置側に取り付けられたリールに巻き取られることを特徴としている。この構成によれば、載置台とともにベルトが上昇すると、ベルトは、リールに巻き取られていくので、装置本体より上側及び下側に突出することがない。
また、本発明は、上記の構成の給紙装置が搭載された画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、検知センサは、載置台とともに上昇する変位部材のマーキングの位置に応じて、信号を検出するので、検知センサによる検知信号の組み合わせにより、用紙切れ、または用紙の残量を多段階に検出することが可能になる。
また、請求項1に記載の発明によれば、変位部材は、装置本体に上昇可能に設けられるとともに載置台と一体に上昇し、可撓性を有するために、装置本体の上側及び下側に突出することがない構成になるので、給紙装置を小型に構成することができる。
また、請求項2に記載の発明によると、載置台とともにベルトが上昇すると、ベルトは、一対のローラに回転させられて、検知センサに対向する側と反対側に移動していくので、装置本体より上側及び下側に突出することがないので、給紙装置を小型に構成することができる。
また、請求項3に記載の発明によると、載置台とともにベルトが上昇すると、ベルトは、リールに巻き取られていくので、装置本体より上側及び下側に突出することがないので、給紙装置を小型に構成することができる。
また、請求項4に記載の発明によると、上記の給紙装置を備えるようにすれば、用紙切れ、または用紙の残量を多段階に検出できるとともに小型である画像形成装置を提供することができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の画像形成装置100の全体構成の概略を示す断面図である。回転自在である感光体110a〜110dは、感光層を形成する感光材料としては、アモルファスシリコン感光体や有機感光体(OPC感光体)が用いられ、ブラック(B)、イエロー(Y)、シアン(C)及びマゼンタ(M)の各色に対応する。各感光体110a〜110dの周囲に、現像装置101a〜101d、帯電器140a〜140d及び光学露光器(不図示)が配置される。現像装置101a〜101dは現像ローラと各色のトナーの収容容器とを有する。パーソナルコンピュータ等から画像入力部(図示せず)に入力された原稿画像データに基づいて、光学露光器から感光体110a〜110d上にレーザビームが照射される。
中間転写ベルト105がテンションローラ109、駆動ローラ125及び従動ローラ127に張架されており、中間転写ベルト105に接触するように各感光体110a〜110dが中間転写ベルト105の搬送方向(図1中矢印方向)に沿って上流側から隣り合うように対向して配列されている。各1次転写ローラ126a〜126dは、中間転写ベルト105を挟んで各感光体110a〜110dと対向して中間転写ベルト105に接触するよう配置されている。また、2次転写ローラ107は、中間転写ベルト105を挟んで駆動ローラ125と対向して中間転写ベルト105に接触するよう配置されている。
画像形成開始操作がされると、各感光体110a〜110dは図1中反時計周りに回転し、各帯電器140a〜140dが各感光体110a〜110d表面を一様に帯電し、次いで各光学露光器が画像データに基づき各感光体110a〜110d表面に光を照射し、各感光体110a〜110d表面に静電潜像が形成される。次いで各現像装置101a〜101dが有する現像ローラに印加された現像バイアス電圧により、各感光体110a〜110d表面に形成された静電潜像に各色トナーが付着し、トナー像が形成される。
各感光体110a〜110d表面に形成された各色のトナー像は、1次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)を印加された1次転写ローラ126a〜126dにより、図1中矢印方向に搬送されている中間転写ベルト105に順次1次転写されて色重ねされ、中間転写ベルト105上にフルカラーのトナー像が形成される。
用紙搬送部では、給紙装置1に積載された用紙を1枚ずつ繰り出し、搬送ローラ対122が用紙を中間転写ベルト105と2次転写ローラ107の間に搬送する。そして、2次転写バイアス電位(トナーの帯電極性と逆極性)が印加された2次転写ローラ107により、中間転写ベルト105上に形成されたフルカラーのトナー像が用紙に2次転写される。
フルカラーのトナー像が転写された用紙は、定着器108に搬送され、定着ローラにより加熱および加圧されてトナー像が用紙の表面に定着され、フルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された用紙は、排出ローラ対(不図示)によって装置本体外に排出される。
(第1実施形態)
図2〜図6を用いて給紙装置の構造を説明する。図2は給紙装置の外装カバーを取り外した状態を示す斜視図、図3は給紙装置を示す断面平面図、図4は給紙装置の昇降手段を示す平面図、図5は給紙装置の検知センサを示す上面図、及び図6は給紙装置の載置台と変位部材を示す側面図である。
給紙装置1は、図2に示すように、前面フレーム7、背面フレーム6及び側面フレーム4、5により直方体形状に構成される装置本体2を備える。装置本体2には、用紙収容部10、給紙手段20(図3に示す)、昇降手段30(図4に示す)及び用紙残量検知手段60が配設される。
図2に示すように、用紙収容部10は、前面フレーム7、背面フレーム6及び側面フレーム5、4で包囲されることにより、上面が開口した箱形状をなしている。装置本体2は画像形成装置100に対してレール部材を介して前面フレーム6側に引き出し可能に支持されている。装置本体2を画像形成装置100から引き出した状態において、用紙は、その開口を通して、用紙収容部10の上面方向から積載して収容される。
用紙収容部10の内側には載置台11が備えられている。用紙は、この載置台11の上に載置され、積み上げられる。用紙Pは、図3において用紙収容部10の上部から給紙手段20により左方(図3矢印A方向)に向かって送り出される。
図3に示すように、給紙手段20は、用紙収容部10の給紙方向下流部、すなわち図3において上部左方に配置され、ピックアップローラ21、給紙ローラ22、及び分離コロ23を備えている。
ピックアップローラ21は、載置台11の上方で用紙収容部10の給紙方向の下流部に備えられている。載置台11に積み上げられた用紙束が持ち上げられることにより、ピックアップローラ21が用紙束の最上層に圧接する。用紙Pは、ピックアップローラ21の回転により給紙ローラ22へと引き渡され、給紙ローラ22により給紙装置1の外部へと送り出される。
給紙ローラ22は、ピックアップローラ21の給紙方向下流側に配置されている。給紙ローラ22は図示しないモータに連結され回転させられると、給紙ローラ22とピックアップローラ21との間の駆動機構により、ピックアップローラ21も給紙ローラ22と同じ方向に同じ周速で回転させられる。
分離コロ23は、給紙ローラ22の下方に配置され、図示しない付勢手段の作用により給紙ローラ22に圧接されている。この分離コロ23と給紙ローラ22とが圧接して形成されるニップに用紙Pが挿通される。分離コロ23は、給紙ローラ22に圧接していることにより、給紙ローラ22の回転に従って回転させられる。
図4に示すように、昇降手段30は、載置台11を図4中の上下方向に移動させるものであって、給紙時には用紙束とともに載置台11を上昇させ、用紙束の最上層がピックアップローラ21に圧接する給紙位置に導く。昇降手段30は、用紙収容部10を包囲するフレームのうち、前面フレーム7と、背面フレーム6に設けられている。なお、図4では前面フレーム7に設けられた昇降手段30を示し、以降では、前面フレーム7に設けられた昇降手段30を代表させて説明する。
昇降手段30は、ワイヤ31、駆動軸32、昇降リール33、定滑車34、動滑車35、及び支持部材36を備えている。
支持部材36は、載置台11に取り付けられ、前面フレーム7の図4中の上下方向に延びる開口7aから前面フレーム7の外側に突出している。支持部材36には、動滑車35が回転可能に設けられている。定滑車34は、前面フレーム7の外側において図4中の上部に回転可能に設けられている。
昇降リール33は、前面フレーム7の外側において、用紙収容部10の最下部に設けられ、前面フレーム7と背面フレーム6とに延びる共通の駆動軸32に取り付けられている。
ワイヤ31は、その一端が昇降リール33に固定され、定滑車34及び動滑車35に掛け渡されて、その他端が前面フレーム7の外側における図4中の上部に固定されている。
駆動軸32は、背面フレーム6側の端部に駆動軸32を回転駆動させるための駆動入力手段が設けられている。画像形成装置100には駆動軸32を回転駆動するための図示しない駆動手段が設けられている。駆動手段及び駆動入力手段はギアまたはカップリングで構成され、装置本体2を画像形成装置100に挿入すると、駆動手段と駆動入力手段が駆動連結した状態になる。また、装置本体2を画像形成装置100から引き出すと、駆動手段と駆動入力手段の駆動連結が解除される。
また、駆動軸32は、画像形成装置100の駆動手段により、回転させられると、昇降リール33がワイヤ31を巻き取る。ワイヤ31が巻き取られると、動滑車35が開口4aに沿って上昇し、それに伴い、載置台11が上昇する。載置台11に積載された用紙の最上面又は載置台11の上面がピックアップローラ21に当接するのを検知して駆動手段を停止させ、その位置に保持される。装置本体2を画像形成装置100から引き出し、駆動手段と駆動入力手段の駆動連結が解除されると、駆動軸32は回転自在の状態となり、載置台11は自重及び載置した用紙の重さで最下端まで下降する。
次に、図2を用いて用紙残量検知手段60を説明する。用紙残量検知手段60は、複数の検知センサS1、S2、変位部材としてのベルト61及びローラ63、64を備える。
複数の検知センサS1、S2は、背面フレーム6の外側に、画像形成装置100のフレームに設けた支持板6aに載置台11の上昇方向に並べて取り付けられる。図5に示すように、検知センサS1、S2は、ともに発光部65および受光部66を有し、載置台11の上昇方向とは垂直方向に並置されている。発光部65は、例えば発光ダイオードを有し、受光部65に向けて光を照射するものである。一方、受光部66は、フォトトランジスタを有し、発光部65からの照射光のうち、ベルト61の反射光を受光するものである。発光部65からの照射光が、ベルト61に反射して、受光部66に入射する場合にはOFF信号が制御部(不図示)に送信され、発光部65からの照射光が、ベルト61に反射することがなく、入射しない場合にはON信号が制御部(不図示)に送信されるようになっている。
図2に示すように、ベルト61は、可撓性を有し無端状に形成され、検知センサS1、S2に対向する表面の一部には、黒色のマーキング62が施されている。このマーキング62では、発光部65の照射光が吸収されて反射しないので、受光部66が照射光を受光することがなく、ON信号が制御部(不図示)に送信されることになる。
また、ベルト61は、背面フレーム6の外側に載置台11の上昇方向に並置された1対のローラ63、64に昇降可能に張架されている。
図6に示すように、ベルト61にはタブ61aが形成され、そのタブ61aは、背面フレーム6の開口6bから外側に張り出た載置台11の突出部11aに貼り付けて固定されているので、ベルト61は、載置台11が上昇すると、載置台11とともに上昇する。
ローラ63は、載置台11の最下降位置の下側に回転可能に背面フレーム6に取り付けられ、ローラ64は、給紙位置Lより上側に回転可能に背面フレーム6に取り付けられている。従って、ベルト61は、載置台11の最下降位置から給紙位置Lの範囲で上昇し、ベルト61に形成したマーキング62も同じ範囲で上昇する。
次に、図7は、マーキング62と複数の検知センサS1、S2との位置関係を示す。図8は、検知センサS1、S2による検知信号の組み合わせと用紙残量との関係を示す。
図7に示すように、2つの検知センサS1、S2の検知信号の組み合わせ(パターンA1〜A4の計4パターン)に基づいて、用紙の残量を4段階に分けて検知することができるようになっている。検知センサS1、S2の載置台11上昇方向(図7中の上下方向)の間隔は、マーキング62の載置台11上昇方向(図7中の上下方向)の長さより短くなっている。
図7及び図8に示すように、用紙残量が約4/4(ほぼ載置台11の用紙が満載)のとき、マーキング62は図7に示す(a)の位置にあって、この状態では、各検知センサS1、S2の検知信号はともにOFF信号の組み合わせ(パターンA1)となっている。その後、用紙が徐々に減ってきて、マーキング62が図7に示す(b)の位置に到達すると、検知センサS1の照射光が遮断され、検知センサS1の検知信号がON信号となる(パターンA2)。この状態では、用紙残量は約3/4である。
次に、マーキング62が図7に示す(c)の位置に到達すると、検知センサS1だけでなく検知センサS2の照射光も遮断され、検知センサS1、S2の検知信号がともにON信号となる(パターンA3)。この状態では、用紙残量は約2/4である。さらに用紙が減ってきて、マーキング62が図7に示す(d)の位置に到達すると、遮断されていた検知センサS1の照射光が再び受光部66に入射するようになり、マーキング62が図7に示す(e)の位置に到達するまで、検知センサS2の検知信号だけがON信号となる(パターンA4)。この状態では、用紙残量は約1/4である。
上述の検知センサS1、S2による検知信号の組み合わせの各パターンA1〜A4に対応する用紙残量は、例えば操作パネルの表示部(不図示)に表示されるようになっている。これにより、用紙残量を常にユーザーに報知することができるので、用紙がなくなったときに突然報知がされるといったことがない。
マーキング62が図7に示す(a)〜(e)に上昇しても、ベルト61は、ローラ63、64により回転させられて、検知センサS1、S2に対向する側と反対側に移動していくので、背面フレーム6より上側に突出することがなく、また背面フレーム6より下側に突出することがない。
第1実施形態によれば、装置本体2と、上面に用紙が載置される載置台11と、装置本体2に対して載置台11を昇降させる昇降手段30とを備え、この昇降手段30により載置台11を上昇させた後に、所定の給紙位置Lから載置台11に載置された用紙の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する。給紙時に載置台11とともに給紙位置側へ上昇し、マーキング62を有するベルト61と、装置本体2に設けられ、マーキング62の有無を検知する検知センサS1、S2とを備え、ベルト61は、可撓性を有し無端状に形成され、装置本体2に設けられた1対のローラ63、64に上昇可能に支持される。
この構成によれば、載置台11とともに上昇するベルト61のマーキング62の位置に応じて、検知センサS1、S2が光を受光する場合と受光しない場合がある。検知センサS1、S2によるその光の検知信号の組み合わせにより、用紙残量を多段階に検出することができる。
また、この構成によれば、載置台11とともにベルト61が上昇しても、ベルト61は、ローラ63、64により回転させられて、検知センサS1、S2に対向する側と反対側に移動していくので、側面フレーム6より上側に突出することがなく、また側面フレーム6より下側に突出することがないので、給紙装置1を小型に構成することができる。
また、第1実施形態によれば、画像形成装置100において、上記の給紙装置1を備えるようにすれば、用紙の残量を多段階に検出できるとともに、小型である画像形成装置100を提供することができる。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係る給紙装置の最下降位置にある載置台とベルトを示す斜視図である。図9では、前面フレーム7、背面フレーム6、側面フレーム6、7及び昇降手段30を省き、主に第1実施形態と異なるベルト61の保持構成を示す。また第1実施形態と異なる、ベルト61の保持構成について説明し、以降、第1実施形態と同じ部分の説明を省略する。
複数の検知センサS1、S2は、背面フレーム6の外側に一体に設けた支持板6aに載置台11の上昇方向に並べて取り付けられる。
ベルト61は、可撓性を有し、載置台11の上昇方向に並置された1対のリール67、68に昇降可能に張架されている。また、ベルト61は、その裏面(マーキング62面の反対面)が載置台11の突出部11aに貼り付けて固定されているので、載置台11とともに上昇する。
リール67、68は、各その内部に設けたバネにより、ベルト61を互いに反対方向に引っ張るように保持し、ベルト61が上昇すると、リール68内にベルト61を巻き込み、ベルト61が下降すると、リール67内にベルト61を巻き込む。また、リール67は、載置台11の最下降位置の下側に背面フレーム(不図示)に取り付けられ、リール68は、給紙位置より上側に背面フレーム(不図示)に取り付けられている。従って、ベルト61は、載置台11の最下降位置から給紙位置の範囲で上昇し、ベルト61に形成したマーキング62も同じ範囲で上昇する。
従って、マーキング62が載置台11とともに上昇しても、ベルト61は、リール68に巻き取られていくので、側面フレーム6より上側に突出することがなく、また、マーキング62が載置台11とともに下降しても、ベルト61は、リール67に巻き取られていくので、側面フレーム6より下側に突出することがない。
第2実施形態によれば、装置本体2と、上面に用紙が載置される載置台11と、装置本体2に対して載置台11を昇降させる昇降手段30とを備え、この昇降手段30により載置台11を上昇させた後に、所定の給紙位置Lから載置台11に載置された用紙の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する。給紙時に載置台11とともに給紙位置側へ上昇し、マーキング62を有するベルト61と、装置本体2に設けられ、マーキング62の有無を検知する検知センサS1、S2とを備え、ベルト61は、可撓性を有し、装置本体2の給紙位置側に配設されるリール68に巻き取られる。
この構成によれば、載置台11とともに上昇するベルト61のマーキング62の位置に応じて、検知センサS1、S2が光を受光する場合と受光しない場合がある。検知センサS1、S2によるその光の検知信号の組み合わせにより、用紙残量を多段階に検出することができる。
また、この構成によれば、載置台11とともにベルト61が上昇しても、ベルト61は、リール68に巻き取られていくので、側面フレーム6より上側に突出することがなく、また側面フレーム6より下側に突出することがないので、給紙装置1を小型に構成することができる。
尚、上記第1および第2実施形態では、2個の検知センサS1、S2と黒色のマーキング62により4段階の用紙残量を検知する構成を示したが、本発明はこれに限らず、3個の検知センサと黒色のマーキング62で構成し、6段階の用紙残量を検知するようにしてもよい。また、1個の検知センサと黒色マーキング62で構成し、用紙切れを検出するようにしてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、検知センサS1、S2において、発光部65および受光部66が載置台11の上昇方向とは垂直方向に並置され、受光部66がベルト61の反射光を受光する構成を示したが、本発明はこれに限らず、発光部65の発光面および受光部66の受光面が互いに対向し、ベルト61が発光部65と受光部66との間で上昇するようにしてもよい。この場合には、ベルト61は、発光部65の光を透過させる部分と発光部65の光を遮断する部分を備えるマーキングが施される構成にする。例えば、光を透過させる部分は、孔にしてもよい。
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置における給紙装置及びこれを用いた画像形成装置に利用することができる。
は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置を示す斜視図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置を示す断面平面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置の昇降手段を示す平面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置の検知センサを示す上面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置の載置台と変位部材を示す側面図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置の検知センサと変位部材との位置関係を示す図である。 は、本発明の第1実施形態に係る給紙装置の検知センサによる検知信号の組み合わせと用紙残量との関係を示す図である。 は、本発明の第2実施形態に係る給紙装置の載置台と変位部材を示す斜視図である。
符号の説明
1 給紙装置
2 装置本体
4、5 側面フレーム
6 背面フレーム
6b 開口
7 前面フレーム
7a 開口
10 用紙収容部
11 載置台
20 給紙手段
21 ピックアップローラ
30 昇降手段
36 支持部材
31 ワイヤ
34 定滑車
35 動滑車
60 用紙残量検知手段
61 ベルト(変位部材)
62 マーキング
63、64 ローラ
67、68 リール
100 画像形成装置
S1、S2 検知センサ

Claims (4)

  1. 装置本体と、上面に用紙が載置される載置台と、前記装置本体に対して該載置台を昇降させる昇降手段とを備え、該昇降手段により前記載置台を上昇させた後に、所定の給紙位置から前記載置台に載置された用紙の最上層から用紙を1枚ずつ分離供給する給紙装置において、
    給紙時に、前記載置台とともに給紙位置側へ上昇し、マーキングを有する変位部材と、前記装置本体に設けられ、前記マーキングの有無を検知する検知センサとを備え、
    前記変位部材は、可撓性を有し帯状に形成され、前記装置本体に上昇可能に支持されることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記変位部材は、無端状のベルトであり、前記装置本体に取り付けられた一対のローラに上昇可能に支持されることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記変位部材は、前記装置本体の給紙位置側に取り付けられたリールに巻き取られることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給紙装置が搭載された画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016113271A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 株式会社リコー シート状媒体積載装置、画像形成装置、制御方法およびプログラム

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