JP2008295861A - カウンター - Google Patents
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Abstract
【課題】製品の部位によって異なる特性を得ることができ、製品コストの上昇を抑制することができるようにすること。
【解決手段】カウンター10は、相互に異なる第1及び第2の成形材料M1,M2を同時に圧縮して成形される。カウンター10は、第1の成形材料M1により形成されるカウンター本体12と、第2の成形材料M2により形成され、カウンター本体12に連なって設けられるボウル13とを備えている。カウンター本体12と、ボウル13とでは、特性が異なっている。
【選択図】図1
【解決手段】カウンター10は、相互に異なる第1及び第2の成形材料M1,M2を同時に圧縮して成形される。カウンター10は、第1の成形材料M1により形成されるカウンター本体12と、第2の成形材料M2により形成され、カウンター本体12に連なって設けられるボウル13とを備えている。カウンター本体12と、ボウル13とでは、特性が異なっている。
【選択図】図1
Description
本発明は、カウンターに係り、更に詳しくは、異なる成形材料を同時に圧縮することで成形されるカウンターに関する。
従来より、型内の成形材料を圧縮することにより得られる成形品が広く利用されている。かかる成形品としては、特許文献1及び2に開示されたカウンターが知られており、当該カウンターは、全ての部位を一種類の成形材料により成形している。
しかしながら、前記カウンターのシンクでは、製品価格の低廉化を図るべく熱冷性能が低く安い成形材料を用いると、熱湯等による急激な温度変化により、クラックが発生し易くなる。また、トラップでは汚水等が溜まるため、抗菌性能が低く安い成形材料を用いた場合、不衛生になり易くなる。このように、成形材料を安くすると、熱冷性能や抗菌性等の必要な特性が低下する、という不都合を生じる。
ここで、あらゆる特性を高めることができる成形材料を用いることも考えられるが、この場合、成形材料がコストアップするために製品価格が上昇する、という反射的不都合を招来する。
そこで、本発明者は、試行錯誤を重ねつつ鋭意検討を行ったところ、必要な特性は製品の利用態様により相違する、すなわち、製品の部位ごとに異なることを知見した。しかも、本発明者は、前記知見を考慮しつつ更なる検討を行い、相互に異なる成形材料を同時に圧縮し、製品の部位が異なると、異なる特性を発揮する構成とすることで前記不都合が改善されることを知見した。
[発明の目的]
本発明は、前述の知見及び不都合に基づいて案出されたものであり、その目的は、製品の部位によって異なる特性を得ることができるカウンターを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製品コストの上昇を抑制することができるカウンターを提供することにある。
本発明は、前述の知見及び不都合に基づいて案出されたものであり、その目的は、製品の部位によって異なる特性を得ることができるカウンターを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製品コストの上昇を抑制することができるカウンターを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、 相互に異なる第1及び第2の成形材料を同時に圧縮して成形されるカウンターであって、
前記第1の成形材料により形成されたカウンター本体と、前記第2の成形材料により形成され、前記カウンター本体に連なって設けられるシンク又はボウルとを備え、
前記カウンター本体と、前記シンク又はボウルとでは、特性が異なる、という構成を採っている。
前記第1の成形材料により形成されたカウンター本体と、前記第2の成形材料により形成され、前記カウンター本体に連なって設けられるシンク又はボウルとを備え、
前記カウンター本体と、前記シンク又はボウルとでは、特性が異なる、という構成を採っている。
また、本発明は、相互に異なる第1ないし第3の成形材料を同時に圧縮して成形されるカウンターであって、
前記第1の成形材料により形成されたカウンター本体と、第2の成形材料により形成され、前記カウンター本体に連なって設けられるシンク又はボウルと、第3の成形材料により形成され、前記シンク又はボウルに連なって設けられるトラップとを備え、
前記カウンター本体と、前記シンク又はボウルと、前記トラップとでは、特性が異なる、という構成も採っている。
前記第1の成形材料により形成されたカウンター本体と、第2の成形材料により形成され、前記カウンター本体に連なって設けられるシンク又はボウルと、第3の成形材料により形成され、前記シンク又はボウルに連なって設けられるトラップとを備え、
前記カウンター本体と、前記シンク又はボウルと、前記トラップとでは、特性が異なる、という構成も採っている。
なお、本明細書及び特許請求の範囲において、「特性」とは、強度、耐熱性、耐熱水性、熱冷性能、耐クラック性、熱膨張係数、耐薬品性、耐汚染性、抗菌性、耐光性、成形性、成形後の加工性のうち少なくとも一つを含む概念として用いる。
本発明によれば、熱冷性能が高い成形材料を選択してシンク又はボウルを成形でき、当該シンク又はボウルでのクラックの発生を抑制することができる。しかも、カウンター本体では、シンク等に比べて熱冷性能が低くなるものの、コストが安い成形材料を用いることができる。このように、製品部位が異なることで相反する特性が必要となっても、全ての製品部位で必要な特性を達成することが可能となる。
また、シンクがトラップを有する場合、抗菌性が高い成形材料を用いることで、トラップを衛生に保つことができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1には、第1実施形態に係るカウンターの概略斜視図が示され、図2には、図1のA−A線に沿う断面図が示されている。これらの図において、カウンター10は、洗面台等に設置される。カウンター10は、上面を載置面11として形成するカウンター本体12と、載置面11の面内に連なって設けられたボウル13とを備えている。
図1には、第1実施形態に係るカウンターの概略斜視図が示され、図2には、図1のA−A線に沿う断面図が示されている。これらの図において、カウンター10は、洗面台等に設置される。カウンター10は、上面を載置面11として形成するカウンター本体12と、載置面11の面内に連なって設けられたボウル13とを備えている。
前記カウンター10は、図3に示される成形型20を用いて成形される。この成形型20は、内部にカウンター10に対応する形状のキャビティ空間21を形成する上型22及び下型23を備えている。下型23のキャビティ空間21側には、前記カウンター本体12を形成するための第1の凹部25と、前記ボウル13を形成するための第2の凹部26とが形成されている。
前記カウンター10の成形は、先ず、型開きした状態で、前記第1の凹部25内であって第2の凹部26を覆うように第1の成形材料M1を配置し、第2の凹部26内に第2の成形材料M2を配置する。次いで、上型22及び下型23を加熱しつつ、型締め力を付与して第1及び第2の成形材料M1,M2を同時に圧縮し、キャビティ空間21内に第1及び第2の成形材料M1,M2を流動させる。その後、所定の型締めキープ時間を経た後、キャビティ空間21内を所定時間減圧状態とし、各成形材料M1,M2を硬化させて脱型する。これにより、カウンター本体12を含む図1及び図2中網点が付されていない領域が第1の成形材料M1により形成されるとともに、ボウル13の同図中網点が付された領域が第2の成形材料M2により形成される。カウンター本体12とボウル13との境界部分では、第1及び第2の成形材料M1,M2が相互に融合して一体化した状態となるとともに、当該境界部分がボウル13の上端若しくは上端と上下方向中間部との間に位置する。なお、図面中の網点は、説明の便宜上、付したものであり、実際のカウンター10の色彩や模様に影響を与えるものでない。
ここで、第1及び第2の成形材料M1,M2としては、特に限定されるものではないが、不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂に、充填材や硬化剤等を含む各種添加剤を混合したSMC(シートモールディングコンパウンド)、或いはBMC(バルクモールディングコンパウンド)等を好適に用いることができる。第1及び第2の成形材料M1,M2は、相互に異なる配合により構成され、カウンター本体12と、ボウル13とでは、特性が異なるようになっている。カウンター本体12とボウル13との外観を同一に見せる場合には、第1及び第2の成形材料M1,M2の色差ΔE=0.5以下、好ましくは、ΔE=0.3以下とするとよい。色差の測定機は、日本電色工業株式会社製ZE−2000を用いた。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同一若しくは同等の構成部分については必要に応じて同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下の説明において、前記第1実施形態と同一若しくは同等の構成部分については必要に応じて同一符号を用いるものとし、説明を省略若しくは簡略にする。
図4ないし図6には、本発明の第2実施形態が示されている。この第2実施形態のカウンター10は、キッチンに設置されるものである。
同実施形態のカウンター10は、カウンター本体12を横長形状とするとともに、カウンター本体12の左右方向中央から左寄りの領域にシンク31が設けられている。図5に示されるように、シンク31の底部には、図示しない排水路が接続されるトラップ32が設けられている。
同実施形態のカウンター10は、カウンター本体12を横長形状とするとともに、カウンター本体12の左右方向中央から左寄りの領域にシンク31が設けられている。図5に示されるように、シンク31の底部には、図示しない排水路が接続されるトラップ32が設けられている。
第2実施形態のカウンター10は、図6に示される成形型20により成形される。この成形型20において、第1の凹部25の領域内にシンク31を形成するための第2の凹部26が形成され、この第2の凹部26内に前記トラップ32を形成する第3の凹部27が形成される。
第2実施形態のカウンター10を成形する場合、第1の成形材料M1は、第1の凹部24内に左右に分けて必要重量配置し、第2の成形材料M2は、第3の凹部27を覆うように第2の凹部26内に配置した。これにより、第1の成形材料M1により前記カウンター本体12が形成されるとともに、第2の成形材料M2により、図4及び図5中網点が付された領域のシンク31及びトラップ32が形成される。第1及び第2の成形材料M1,M2の境界位置は、シンク31の上端若しくは上端と上下方向中間部との間に位置する。第1実施形態と同様に、第1及び第2の成形材料M1,M2は、相互に異なる配合により構成され、カウンター本体12と、シンク31とでは、特性が異なるようになっている。
[第3実施形態]
図7及び図8には、本発明の第3実施形態が示されている。この第3実施形態のカウンター10は、第2実施形態の前記第3の凹部27内に第3の成形材料M3を配置して成形し、当該第3の成形材料M3により図7中濃い方の網点で示されるトラップ32を形成する。第3の成形材料M3は、第1及び第2の成形材料M1,M2と相互に異なる配合により構成され、カウンター本体12と、シンク31と、トラップ32とでは、特性が異なるようになっている。なお、第2及び第3の成形材料M2,M3の境界位置は、トラップ32の上端若しくは上端と上下方向中間部との間に位置する。
図7及び図8には、本発明の第3実施形態が示されている。この第3実施形態のカウンター10は、第2実施形態の前記第3の凹部27内に第3の成形材料M3を配置して成形し、当該第3の成形材料M3により図7中濃い方の網点で示されるトラップ32を形成する。第3の成形材料M3は、第1及び第2の成形材料M1,M2と相互に異なる配合により構成され、カウンター本体12と、シンク31と、トラップ32とでは、特性が異なるようになっている。なお、第2及び第3の成形材料M2,M3の境界位置は、トラップ32の上端若しくは上端と上下方向中間部との間に位置する。
以下に本発明の実施例を比較例とともに説明する。
[実施例1及び2、比較例1及び2]
実施例1及び2、比較例1及び2では、前記第1実施形態と同じ形態のカウンター10を成形した。カウンター10厚は、9mmに設定した。実施例1では、第1の成形材料M1は表1の配合AのBMCを10kg、第2の成形材料M2は配合BのBMCを6kgとした。実施例2では、実施例1に対し、第2の成形材料M2の配合を配合Cに変えた。比較例1では、使用する成形材料全てを配合Aとし、比較例2では、使用する成形材料全てを配合Cとした。表1中、材料単価は、配合Aを100とした場合の比率で記載した。配合Aの不飽和ポリエステル樹脂は、スチレンモノマー含有量25%、MMA含有量10%品を使用した。表1中、不飽和ポリエステル樹脂の引っ張り伸び率は、1.8%、ビニルエステル樹脂の引っ張り伸び率は、5.0%とした。配合Bは、配合Aより耐熱冷性能が高い仕様とし、配合Aと配合Bとの境界部分が確認できるように色調を変えた材料とした。配合Cは、配合Aより耐熱冷性能が高い仕様とし、樹脂の違いにより表面の色目が若干異なる不具合を着色トナーの添加量を変えることで調整した。配合Aと配合Cの色差ΔE=0.3とした。配合A〜Cの混練は、公知の方法で行った。成形条件は、上型22のキャビティ空間21側の加熱温度140℃、下型23のキャビティ空間21側の加熱温度125℃、型締めキープ時間480秒、減圧時の圧力−0.06MPa、減圧状態の時間15秒とした。
実施例1及び2、比較例1及び2では、前記第1実施形態と同じ形態のカウンター10を成形した。カウンター10厚は、9mmに設定した。実施例1では、第1の成形材料M1は表1の配合AのBMCを10kg、第2の成形材料M2は配合BのBMCを6kgとした。実施例2では、実施例1に対し、第2の成形材料M2の配合を配合Cに変えた。比較例1では、使用する成形材料全てを配合Aとし、比較例2では、使用する成形材料全てを配合Cとした。表1中、材料単価は、配合Aを100とした場合の比率で記載した。配合Aの不飽和ポリエステル樹脂は、スチレンモノマー含有量25%、MMA含有量10%品を使用した。表1中、不飽和ポリエステル樹脂の引っ張り伸び率は、1.8%、ビニルエステル樹脂の引っ張り伸び率は、5.0%とした。配合Bは、配合Aより耐熱冷性能が高い仕様とし、配合Aと配合Bとの境界部分が確認できるように色調を変えた材料とした。配合Cは、配合Aより耐熱冷性能が高い仕様とし、樹脂の違いにより表面の色目が若干異なる不具合を着色トナーの添加量を変えることで調整した。配合Aと配合Cの色差ΔE=0.3とした。配合A〜Cの混練は、公知の方法で行った。成形条件は、上型22のキャビティ空間21側の加熱温度140℃、下型23のキャビティ空間21側の加熱温度125℃、型締めキープ時間480秒、減圧時の圧力−0.06MPa、減圧状態の時間15秒とした。
[実施例3及び4、比較例3〜5]
実施例3、比較例3〜5では、前記第2実施形態と同じ形態のカウンター10を成形し、実施例4では、第3実施形態と同様の構造とした。カウンター10の厚みは、8mmに設定した。実施例3では、第1の成形材料M1は表1の配合AのBMCを図6中左側に6kg、同右側に15kg、第2の成形材料M2は配合CのBMCを10kgとした。実施例4では、実施例3の第1及び第2の成形材料M1,M2に加え、表1中の配合Dの第3の成形材料M3を1kgセットした。比較例3では、使用する成形材料全てを配合Aとし、比較例4では、使用する成形材料全てを配合Cとし、比較例5では、使用する成形材料全てを配合Dとした。
その他の条件は、実施例1と同様とした。
実施例3、比較例3〜5では、前記第2実施形態と同じ形態のカウンター10を成形し、実施例4では、第3実施形態と同様の構造とした。カウンター10の厚みは、8mmに設定した。実施例3では、第1の成形材料M1は表1の配合AのBMCを図6中左側に6kg、同右側に15kg、第2の成形材料M2は配合CのBMCを10kgとした。実施例4では、実施例3の第1及び第2の成形材料M1,M2に加え、表1中の配合Dの第3の成形材料M3を1kgセットした。比較例3では、使用する成形材料全てを配合Aとし、比較例4では、使用する成形材料全てを配合Cとし、比較例5では、使用する成形材料全てを配合Dとした。
その他の条件は、実施例1と同様とした。
以下の表2に示されるように、実施例1〜4、比較例1〜5の各性能を比較、評価した。
表2中の耐熱冷サイクル試験は、出願人の社内試験法によりシンク又はボウルの底部で行い、配合Aの材料にクラックが入ったサイクル数を1とした場合の相対的なサイクル数として表す。
表2中の抗菌試験は、出願人の社内試験法により行った。この試験法では、初期100000個の黄色ブトウ球菌培養し、24時間後の菌の増減割合を測定した。実施例1及び2、比較例1及び2では、ボウルの底部で試験を行い、実施例3及び4、比較例3〜5ではトラップの内部で行った。
表2中の耐熱冷サイクル試験は、出願人の社内試験法によりシンク又はボウルの底部で行い、配合Aの材料にクラックが入ったサイクル数を1とした場合の相対的なサイクル数として表す。
表2中の抗菌試験は、出願人の社内試験法により行った。この試験法では、初期100000個の黄色ブトウ球菌培養し、24時間後の菌の増減割合を測定した。実施例1及び2、比較例1及び2では、ボウルの底部で試験を行い、実施例3及び4、比較例3〜5ではトラップの内部で行った。
比較例1の材料コストを100とした場合の比率で実施例1及び2、比較例2の材料コストをあらわすと、実施例1及び2は109、比較例2は125となる。従って、比較例1の構成からボウルの熱冷性能を向上させる場合、比較例2に比べて実施例1及び2の方が材料コストのアップ額を抑制することができ、商品の価格競争力を高めることが可能となる。
また、比較例3の材料コストを100とした場合の比率で実施例3及び4、比較例4及び5の材料コストをあらわすと、実施例3は108、実施例4は109、比較例4は125、比較例5は150となる。従って、比較例3の構成からシンクの熱冷性能を向上させる場合、比較例4及び5に比べて実施例3及び4の方がコストアップ額を抑制することができる。特に、実施例3に対し、熱冷性能と抗菌性との両方を高めた実施例4及び比較例5を比べるべく、実施例3の材料コストを100とした場合の比率で実施例4及び比較例5の材料コストをあらわすと、実施例4は101、比較例5は139となり、約40%のコストダウンを図ることができる。
なお、実施例2において、配合Aと配合Cの材料の境界部分は視認できなかった。
また、比較例3の材料コストを100とした場合の比率で実施例3及び4、比較例4及び5の材料コストをあらわすと、実施例3は108、実施例4は109、比較例4は125、比較例5は150となる。従って、比較例3の構成からシンクの熱冷性能を向上させる場合、比較例4及び5に比べて実施例3及び4の方がコストアップ額を抑制することができる。特に、実施例3に対し、熱冷性能と抗菌性との両方を高めた実施例4及び比較例5を比べるべく、実施例3の材料コストを100とした場合の比率で実施例4及び比較例5の材料コストをあらわすと、実施例4は101、比較例5は139となり、約40%のコストダウンを図ることができる。
なお、実施例2において、配合Aと配合Cの材料の境界部分は視認できなかった。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
すなわち、本発明は、特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施形態に対し、形状、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、第1ないし第3の成形材料に更に成形材料の種類を増やし、これに応じて異なる要求特性を発揮する製品面も増やしてもよい。
10・・・カウンター、12・・・カウンター本体、13・・・ボウル、31・・・シンク、32・・・トラップ、M1・・・第1の成形材料、M2・・・第2の成形材料、M3・・・第3の成形材料
Claims (2)
- 相互に異なる第1及び第2の成形材料を同時に圧縮して成形されるカウンターであって、
前記第1の成形材料により形成されたカウンター本体と、前記第2の成形材料により形成され、前記カウンター本体に連なって設けられるシンク又はボウルとを備え、
前記カウンター本体と、前記シンク又はボウルとでは、特性が異なることを特徴とするカウンター。 - 相互に異なる第1ないし第3の成形材料を同時に圧縮して成形されるカウンターであって、
前記第1の成形材料により形成されたカウンター本体と、第2の成形材料により形成され、前記カウンター本体に連なって設けられるシンク又はボウルと、第3の成形材料により形成され、前記シンク又はボウルに連なって設けられるトラップとを備え、
前記カウンター本体と、前記シンク又はボウルと、前記トラップとでは、特性が異なることを特徴とするカウンター。
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