JP2008295607A - パチンコ機 - Google Patents

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みき 西村
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Abstract

【課題】従来に無い全く新規な態様をもって判定結果を報知することの出来るパチンコ機を提供すること。
【解決手段】保留球数表示領域42と大当たり領域48をそれぞれの端部に有すると共に、該保留球数表示領域42と該大当たり領域48の間にはずれ領域44,46を有する変動表示用バー40と、該変動表示用バー40に沿って移動せしめられる報知キャラクタ50と、判定手段116、80、S25、S60の判定結果が大当たりの場合には該報知キャラクタ50を該大当たり領域48に到達せしめる一方、該判定手段116、80、S25、S60の判定結果がはずれの場合には該報知キャラクタ50を該はずれ領域44,46に到達せしめる報知キャラクタ移動手段138、158、S105、S107を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、始動入賞装置への入球に基づいて遊技者に有利な大当たり又ははずれの何れかを抽選すると共に、かかる抽選結果を遊技者に報知するパチンコ機に関するものである。
従来から、遊技領域に設けられた始動入賞装置への入球に基づいて、大当たり又ははずれの何れかが判定されて、大当たりが判定された場合には、遊技者に有利な特典遊技状態が生ぜしめられるパチンコ機が知られている。
現在、この種のパチンコ機は、殆ど全ての機種が、例えば特許文献1に示されているように、複数の変動図柄を変動表示せしめる図柄表示装置を備え、始動入賞装置に遊技球が入った場合には、それら変動図柄を変動表示せしめ、所定時間経過後に所定の図柄組合せで停止せしめることによって、判定結果を遊技者に報知するようにされている。
それ故、何れの機種も変動図柄の図柄組合せによって判定結果を報知する点において同様であり、各機種の差別化を十分に図ることが出来ないという問題を有していた。そこで、従来に無い全く新規な報知態様およびそれを実現する制御手段が切望されていた。
特開2000−14889号公報
ここにおいて、本発明は上述の如き事情を背景として為されたものであって、その解決課題とするところは、従来に無い全く新規な態様をもって判定結果を報知することの出来るパチンコ機を提供することにある。
以下、前述の如き課題を解決するために為された本発明の態様を記載する。なお、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み合わせで採用可能である。
すなわち、本発明の第一の態様は、大当たり又ははずれを判定する判定手段と、保留球数を示す保留球数表示領域を一方の端部に有すると共に大当たりを示す大当たり領域を他方の端部に有しそれら保留球数表示領域と大当たり領域との間にはずれを示すはずれ領域を有して所定寸法に亘って延びる変動表示用バーと、変動表示用バーの延出方向に沿って移動せしめられる報知キャラクタと、報知キャラクタを保留球数表示領域に設けられた保留球数表示部の中で保留球数に対応する保留球数表示部に位置せしめる初期位置設定手段と、報知キャラクタの移動態様を移動態様記憶手段に記憶された移動態様の中から選択する移動態様選択手段と、移動態様選択手段が選択した移動態様に基づいて大当たりの場合には報知キャラクタを前記保留球数表示領域から前記はずれ領域を経て前記大当たり領域に到達せしめる一方、はずれの場合には該報知キャラクタを該保留球数表示領域から該はずれ領域に到達せしめる報知キャラクタ移動手段とを、設けたことを特徴とする。
本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、報知キャラクタが変動表示用バーの何れの領域に到達するかによって、判定手段の判定結果を遊技者に報知するようにされている。これにより、従来一般的であった複数の図柄の組み合わせとは異なる、全く新規な態様をもって、判定手段の判定結果を遊技者に報知することが出来る。
さらに、報知キャラクタが移動せしめられる前の初期位置が保留球数に応じて設定されるようになっていることから、保留球数を変動表示の演出に巧く利用することが可能とされており、恰も保留球数が大当たりの判定結果に影響するような印象を遊技者に与えることが出来て、遊技としての興趣をより高めることが可能とされている。
ここにおいて、選択された変動表示の時間内に報知キャラクタを所定の領域に到達させようとすると、報知キャラクタの初期位置が保留球数によって異なることから、初期位置が目的とする領域から離れている場合には、報知キャラクタをより速やかに移動せしめる必要がある。それ故、報知キャラクタの移動が開始された時点で、報知キャラクタの移動速度から、最終的にどの領域に停止するかが遊技者に容易に予測されてしまうという問題が生じ得る。しかし、本態様においては、移動態様記憶手段および移動態様選択手段を設けたことによって、報知キャラクタの移動態様として複数の移動態様が記憶されていることから、様々な態様で報知キャラクタを移動せしめることが可能とされており、遊技者に対して、報知キャラクタの移動態様から最終的な到達位置が容易に予測されるようなことも有利に防止することが出来るのである。
本発明の第二の態様は、前記第一の態様に係るパチンコ機において、リーチはずれ又は完全はずれを判定するリーチはずれ判定手段と、変動表示用バーのはずれ領域にリーチはずれ領域と完全はずれ領域を設けると共に、移動態様記憶手段には、報知キャラクタの完全はずれ領域における移動速度が異ならされた複数の移動態様が記憶されていることを、特徴とする。このようにすれば、報知キャラクタを完全はずれ領域において様々な態様で移動せしめることによって、報知キャラクタの移動速度から報知キャラクタの到達位置を容易に予測されることを有利に回避することが出来る。
本発明の第三の態様は、前記第二の態様に係るパチンコ機において、第一の始動入賞装置への入賞に基づいて変動表示せしめられる複数の変動図柄を含んで構成された第一の特別図柄と、第二の始動入賞装置への入賞に基づいて移動せしめられる報知キャラクタと変動表示用バーを含んで構成された第二の特別図柄とを有する一方、第一の始動入賞装置への入賞に基づく保留数が所定数以上の場合にはリーチはずれの発生確率が低くされていると共に、第二の始動入賞装置への入賞に基づく保留数が所定数以上の場合にはリーチはずれの発生確率が高くされていることを、特徴とする。
本態様に従う構造とされたパチンコ機においては、始動入賞装置として第一及び第二の2つの始動入賞装置が設けられていると共に、それぞれに対応して、複数の変動図柄から構成された第一の特別図柄と変動表示用バーおよび報知キャラクタから構成された第二の特別図柄が設けられている。これにより、従来から一般的に知られている変動図柄の図柄組み合わせによる変動表示に加えて、報知キャラクタの移動による変動表示によって判定結果の報知を行なうことが出来る。
さらに、特に本態様においては、報知キャラクタを含んで構成された第二の特別図柄は、保留数が多い場合にはリーチはずれの発生確率が高くされている。これにより、遊技者に対して、保留数が多い程、報知キャラクタが大当たり領域に到達し易いような印象を与えることが出来て、保留数の大小と大当たりの発生確率の大小とを見かけ上関連付けた演出を行なうことが可能とされている。
ここにおいて、リーチはずれの場合に行なわれる演出は、一般的に長い時間を要する。それ故、保留球数が多い場合に長い時間を要するリーチはずれの発生確率を高くすることは、保留球の消化効率を考慮すると必ずしも好ましいものではない。しかし、本態様においては、第一の特別図柄は、第二の特別図柄と反対に、保留数が多い場合にはリーチはずれの発生確率が低くされて、比較的短時間で演出が完了する完全はずれが選択され易くなっている。これにより、第二の特別図柄が保留球の消化に長い時間を要するとしても、第一の特別図柄で保留球を比較的速やかに消化できることから、保留球の消化効率の問題を有利に軽減することも可能とされ得るのである。
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
先ず、図1に、本発明の第一の実施形態としてのパチンコ機10を示す。パチンコ機10において機体の外郭をなす外枠12の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の中枠14が開閉および着脱自在に組み付けられている。中枠14の前面側には、中枠14に対して着脱自在に組み付けられた遊技盤16を透視保護するためのガラス板が保持されたガラス枠18と、上皿20を備えた皿板22が、それぞれ、開閉可能な状態で組み付けられている。また、上皿20の下方には、下皿24が設けられており、かかる下皿24の右方には、発射ハンドル26が設けられている。そして、遊技者が発射ハンドル26に対して回動操作可能に装着された発射レバー28を回動操作することにより、上皿20に貯留された遊技球が球送り機構(図示せず)を介して発射装置(図示せず)に送られた後、遊技盤16に形成された遊技領域30に向けて発射されるようになっている。
遊技盤16は、表面に合成樹脂製のシートが被着された遊技板を備えており、かかる遊技板の表面側に固定されたガイドレール32で囲まれた略円形の遊技領域30の略中央には、図柄表示装置としての液晶表示器34が取り付けられている。液晶表示器34は横長な方形状の表示画面35を有しており、図2に示すように、かかる表示画面35の上側部分には第一特別図柄表示領域36aが形成されている一方、下側部分には第二特別図柄表示領域36bが形成されている。
第一特別図柄表示領域36aには、第一の特別図柄を構成する変動図柄としての左特別図柄38a,中特別図柄38b、右特別図柄38cが、それぞれ変動および停止表示されるようになっている。これら三つの特別図柄38a,38b,38cは、何れも、「1」〜「7」までの数字図柄によって構成されており、第一特別図柄表示領域36aにおいて上側から下側に「1」→「7」「1」・・・のループ状にスクロール表示されるようになっている。
また、本実施形態では、これら三つの特別図柄38a,38b,38cは、一斉に変動表示が開始されるようになっている一方、左特別図柄38a,右特別図柄38c,中特別図柄38bの順番で停止表示されるようになっている。なお、本実施形態における変動表示とは、特別図柄の図柄が確定していないように認識される表示状態をいい、例えば、特別図柄36a,36b,36cがスクロール表示されている状態等をいう。そして、これら特別図柄38a,38b,38cの図柄が確定して認識される状態が停止図柄とされている。また、本実施形態における停止表示とは、特別図柄38a,38b,38cの停止図柄が確定したように認識される表示状態をいい、例えば、特別図柄38a,38b,38cのスクロール表示が終了して、停止図柄で止まっている状態等をいう。
一方、第二特別図柄表示領域36bには、表示画面35の下端部において、表示画面35の左端部から右端部に亘って左右方向に直線状に延びる変動表示用バーとしての変動表示バー40が表示されている。変動表示バー40は、4つの領域から構成されており、表示画面35の左端部から順に、保留数表示域42、はずれ領域としての完全はずれ領域44およびリーチはずれ領域46、大当たり領域48が互いに隣接して形成されている。更に、変動表示バー40の上方には、報知キャラクタとしての変動キャラクタ50が表示されており、かかる変動キャラクタ50は、変動表示バー40の上方において、変動表示バー40の延び出し方向に沿って移動表示されるようになっている。そして、これら変動表示バー40および変動キャラクタ50によって、第二の変動図柄としての第二の特別図柄が構成されており、以下の説明において、第二の変動図柄乃至は第二の特別図柄の変動表示とは、変動キャラクタ50が移動表示されている状態をいう。
また、液晶表示器34の下方には、第一の始動入賞装置としての第一の始動口52aおよび第二の始動入賞装置としての第二の始動口52bが設けられており、これら始動口52a,52b内には、それぞれ、入球した遊技球を遊技盤16の裏側に排出する球通路上において近接スイッチによって構成された始動入球検出手段としての第一および第二の始動口スイッチ54a,54b(図4参照)が配設されている。そして、第一の始動口52aに遊技球が入球すると第一の始動口スイッチ54aが、第二の始動口52bに遊技球が入球すると第二の始動口スイッチ54bが遊技球の通過を検出して始動信号としての電気信号(検出信号)を出力するようにされており、かかる始動信号をきっかけとして判定が行われた後、判定の結果に基づいて決定された内容によって、第一の始動口52aに遊技球が入球した場合には第一の特別図柄としての特別図柄38a,38b,38cの変動表示が開始される一方、第二の始動口52bに遊技球が入球した場合には第二の特別図柄としての変動キャラクタ50の移動表示が開始されるようになっている。
一方、液晶表示器34の上方には、保留LED56が複数(本実施形態では4つ)設けられている。保留LED56は、特別図柄38a,38b,38cが変動表示されている最中に遊技球が第一の始動口52aに入球したり、変動キャラクタ50が移動表示されている最中に遊技球が第二の始動口52bに入球する毎に1つ点灯せしめられるようになっており、特別図柄38a,38b,38c乃至は変動キャラクタ50の変動表示が所定回数(本実施形態では最大4回)保留されていることを遊技者に報知するようになっている。
更にまた、これら始動口52の下方には、可変入賞口としての大入賞口58が設けられている。かかる大入賞口58の入口には、大当たりが発生した場合に開閉する扉60が配設されている。扉60は、通常の遊技状態では閉状態に維持されて遊技者に不利な状態とされる一方、大当たりが発生した場合には開閉動作せしめられて遊技者に有利な大当たり状態とされるようになっている。
このようなパチンコ機10は、遊技者が上皿20に遊技球を投入して発射レバー28を回動操作することによって、遊技球が遊技領域30内に発射されて、遊技領域30に打ち付けられた障害釘(図示せず)に当たりながら落下するようになっている。
ここにおいて、遊技球が第一の始動口52a内に入球すると、液晶表示器34の第一特別図柄表示領域36aにおいて、三つの特別図柄38a,38b,38cの変動表示が開始される。そして、変動表示の開始から所定時間が経過すると、左特別図柄38aおよび右特別図柄38cが当該順序で停止せしめられて、左特別図柄38aおよび右特別図柄38cの図柄組合せに応じてリーチ状態の有無が報知される。なお、第一の特別図柄におけるリーチ状態とは、左特別図柄38aおよび右特別図柄38cが同じ図柄で停止された状態をいう。
さらに所定時間が経過すると、左特別図柄38aおよび右特別図柄38cに続いて中特別図柄38bが停止せしめられる。そして、左特別図柄38a、右特別図柄38c、および中特別図柄38bが1本の水平なラインに沿って静止した停止図柄とされる。これら三つの特別図柄38a,38b,38cの停止図柄の図柄組合せによって、大当たり状態またははずれ状態が遊技者に報知される。
大当たり図柄となる特定の図柄組合せは、本実施形態においては、三つの特別図柄38a,38b,38cが全て同じ図柄で揃う組合せとされている。他方、それ以外の図柄組合せがはずれ図柄とされている。更に、はずれ図柄は、左特別図柄38aおよび右特別図柄38cが同一で中特別図柄38bが相違する図柄組合せがリーチはずれ図柄とされており、左特別図柄38a及び右特別図柄38cが相違する図柄組合せが完全はずれ図柄とされる。なお、第一の始動口52aへの入球をきっかけとする始動信号の判定結果が、大当たり図柄とされる判定結果を大当たりと称し、完全はずれ図柄とされる判定結果を完全はずれ、リーチはずれ図柄とされる判定結果をリーチはずれと称する。
一方、遊技球が第二の始動口52b内に入球すると、液晶表示器34の第二特別図柄表示領域36bにおいて、変動キャラクタ50の変動表示が開始される。変動キャラクタ50は、変動表示が開始される前は、図3(a)に示すように、保留表示領域42上に停止表示されている。保留表示領域42は、第二の始動口52bに入った保留球の数を示す領域であり、本実施形態においては、表示画面35の左端から順に、保留球が0個であることを示す保留0個表示領域43a,保留球が1個であることを示す保留1個表示領域43b,保留球が2個であることを示す保留2個表示領域43c,保留球が3個であることを示す保留3個表示領域43d,保留球が4個であることを示す保留4個表示領域43eの5つの領域が変動表示バー40の延び出し方向に並んで形成されており、これら保留0個乃至4個表示領域43a〜43eが保留球数表示部とされている。そして、最も多くの保留球を示す保留4個表示領域43eが大当たり領域48に最も近い位置に配設されており、以降保留3個表示領域43dから順に次第に大当たり領域48から離れて位置せしめられている。そして、第二の始動口52bに入った保留球の数に対応する保留0個乃至4個表示領域43a〜43eの何れかの上方に、変動キャラクタ50が停止表示されることによって、第二の始動口52bに入った保留球の数を示すようにされている。
そして、遊技球が第二の始動口52b内に入球すると、変動キャラクタ50が変動表示バー40の上方において、変動表示バー40の延び出し方向に沿って大当たり領域48へ向けて移動せしめられる。ここにおいて、変動キャラクタ50は、様々な移動速度で大当たり領域48へ移動せしめられるようになっており、例えば一定の速度で移動せしめられたり、途中で加速や減速せしめられて移動せしめられるようになっている。これにより、変動キャラクタ50が移動開始前に保留表示領域42の何れの位置に位置せしめられていたとしても、その移動速度から最終的な停止位置が遊技者に容易に予測されないようにされている。
そして、所定時間が経過すると、変動キャラクタ50が、完全はずれ領域44、リーチはずれ領域46、大当たり領域48の何れかの領域の上方で停止表示されることによって、大当たり状態またははずれ状態が遊技者に報知されるようになっており、完全はずれ領域44や、図3(b)に示すように、リーチはずれ領域46の上方で停止表示された場合がはずれ状態とされる一方、図3(c)に示すように、大当たり領域48の上方で停止表示された場合が、大当たり状態とされる。なお、第二の始動口52bへの入球をきっかけとする始動信号の判定結果が、変動キャラクタ50を大当たり領域48上で停止表示する判定結果を大当たりと称し、完全はずれ領域44で停止表示する判定結果を完全はずれ、リーチはずれ領域46上で停止表示する判定結果をリーチはずれと称する。また、変動キャラクタ50は、変動表示中は大当たり領域48に向けて一方向に移動せしめられるようにされており、完全はずれの場合はリーチはずれ領域46に到達すること無く完全はずれ領域44上で停止せしめられると共に、リーチはずれの場合には、大当たり領域48に到達すること無くリーチはずれ領域46上で停止せしめられるようにされている。
さらに、本実施形態における変動キャラクタ50は、移動中において、完全はずれ領域44上においてはその外観が保留表示領域42上にある場合と同じ外観とされる一方、リーチはずれ領域46および大当たり領域48上に到達した場合には外観が変化せしめられるようにされている。本実施形態においては、変動キャラクタ50は人の顔を模した外観とされており、リーチはずれ領域46上に到達すると図3(b)に示すようにその表情が変化せしめられて、大当たり領域48上に到達すると図3(c)に示すようにその表情が更に変化せしめられるようになっている。
そして、三つの特別図柄38a,38b,38cが大当たり図柄で停止されたり、変動キャラクタ50が大当たり領域48上で停止せしめられることによって、大当たり遊技が開始される。大当たり遊技は、大入賞口58の扉60を開放することによって大入賞口58への入賞を許容するものであり、遊技者は、通常の遊技状態、即ち、大当たりが発生していない遊技状態で得ることが出来る賞球よりも多くの賞球を得ることが出来る。かかる扉60は、所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞する個数条件または所定時間(例えば27秒)が経過する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。
このような扉60の一回の開放動作は大当たりラウンドと称されており、上記条件が満足された場合には、扉60が閉状態とされて、所定のラウンド間インターバル(本実施形態においては2秒)が経過した後に、次の大当たりラウンドが開始されるようになっている。なお、一回の大当たり遊技において行なわれる大当たりラウンドの回数は予め定められており、本実施形態においては、一回の大当たり遊技において15回の大当たりラウンドが行なわれるようになっている。
次に、上述の如き大当たり遊技処理や演出表示を制御するための制御構造について説明する。本実施形態におけるパチンコ機10の制御部は、始動口52a,52bに入賞した遊技球が大当たりか否かの判定や、特別図柄38a,38b,38cおよび変動キャラクタ50の変動態様を決定する主制御部としての主制御回路62と、液晶表示器34における特別図柄38a,38b,38cおよび変動キャラクタ50の変動表示や、演出表示を制御するサブ制御部としての表示制御回路64とから構成されている。表示制御回路64は、主制御回路62からの制御信号に基づいて作動するようにされている。
図4に、主制御回路62の構成を示す。主制御回路62には、主制御回路62の全体を制御する主制御CPU66と、各種処理データ等を記憶する主制御RAM68と、制御プログラムや各種制御処理に必要なデータ等が記憶された主制御ROM70と、入力回路72と、出力回路74が設けられており、これらはバスにより相互に接続されている。また、主制御CPU66には、クロック信号を出力するクロック回路76が接続されている。
さらに、入力回路72には、第一の始動口52aに設けられて遊技球の入球を検出する第一の始動口スイッチ54a,第二の始動口52bに設けられて遊技球の入球を検出する第二の始動口スイッチ54b、大入賞口58の内部に設けられて大入賞口58への入賞球のカウントを行う図示しないカウントスイッチ等が接続されている。
更にまた、出力回路74には、液晶表示器34への特別図柄38a,38b,38cや変動表示バー40、変動キャラクタ50等の表示を行うサブ制御部としての表示制御回路64,保留LED56を発光制御する保留LED制御回路78、大入賞口58の入口を塞いでいる扉60を開閉駆動するための扉開閉用ソレノイドを駆動する図示しないソレノイド駆動回路等が接続されている。
そして、主制御CPU66は、所定周期(例えば、本実施形態においては、4ms)毎にクロック回路76からクロック信号が入力された場合には、主制御ROM70に記憶されているパラメータや制御プログラムに従って、後述する始動口処理や特別図柄表示処理を含んで構成された遊技処理を実行するようになっており、それによって、入力回路72を介して入力される入力信号等に基づいて各種制御信号を生成し、それら各種制御信号を出力回路74を介して表示制御回路64や保留LED制御回路78等に出力するようになっている。なお、入力回路72は、外部から入力されたアナログ信号等をデジタル信号に変換して出力する回路である。また、出力回路74は、主制御CPU56によって生成された各種データをシリアルデータ等に変換して出力する回路である。
そして、主制御RAM68には、以下に示す各種のカウンタが用意されている。
大当たり判定カウンタ80は、大当たり判定に用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「299」に加算された後に「0」に戻って加算される。
初期値決定用カウンタ82は、大当たり判定カウンタ80の加算開始値を決定するカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「299」に加算された後に「0」に戻って加算される。
リーチはずれ判定カウンタ84は、リーチはずれまたは完全はずれの判定に用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
大当たり図柄カウンタ86は、大当たり判定時に表示される特別図柄38a,38b,38cの図柄組合せを決定するために用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「6」に加算された後に「0」に戻って加算される。
左図柄カウンタ88は、完全はずれ乃至はリーチはずれ判定時に表示される左特別図柄38aの図柄を選択するために用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「6」に加算された後に「0」に戻って加算される。
中図柄カウンタ90は、完全はずれ乃至はリーチはずれ判定時に表示される中特別図柄38bの図柄を選択するために用いられるカウンタであって、左図柄カウンタ88が「0」にリセットされる桁上げ毎に「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「6」に加算された後に「0」に戻って加算される。
右図柄カウンタ92は、完全はずれ乃至はリーチはずれ判定時に表示される右特別図柄38cの図柄を選択するために用いられるカウンタであって、中図柄カウンタ90が「0」にリセットされる桁上げ毎に「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「6」に加算された後に「0」に戻って加算される。
変動パターンカウンタ94は、変動態様としての変動パターンを選択するために用いられるカウンタであって、クロック回路76から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
第一の変動表示用タイマカウンタ96は、特別図柄38a,38b,38cの変動表示時間を計測するために用いられるカウンタであり、後述する第一の特別図柄表示処理において選択された変動パターンに応じた変動表示時間がセットされる。
第二の変動表示用タイマカウンタ98は、変動キャラクタ50の変動表示時間を計測するために用いられるカウンタであり、後述する第二の特別図柄表示処理において選択された変動パターンに応じた変動表示時間がセットされる。
始動入球数カウンタ100は、第一及び第二の始動口52a,52bに入球した遊技球の個数をカウントするために用いられるカウンタであって、初期値「0」から最大値「5」までの範囲で、遊技球が第一乃至は第二の始動口52a,52bに入球する毎に「1」ずつ加算され、大当たり判定処理が行なわれる毎に「1」ずつ減算される。
さらに、主制御RAM68には、各判定処理等の際に使用される、以下に示す各種のフラグが設けられている。以下の説明においてフラグとは、「0」か「1」か何れかの値が格納されるものであり、「フラグをONにする」とは、フラグに「1」を格納することを示し、「フラグをOFFにする」とは、フラグに「0」を格納することを示すものとする。また、各フラグは、特に説明の無い限り、電源投入時にはOFFに設定されている。
大当たりフラグ102は、大当たり判定の結果を示すフラグであり、「ON」である場合には、大当たりであることを示す一方、「OFF」である場合には、大当たりでないことを示す。
第一の変動処理フラグ104は、特別図柄38a,38b,38cが変動表示中であるか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が行われていることを示す一方、「OFF」である場合には、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が行われていないことを示す。
第二の変動処理フラグ106は、変動キャラクタ50が変動表示中であるか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、変動キャラクタ50の変動表示が行われていることを示す一方、「OFF」である場合には、変動キャラクタ50の変動表示が行われていないことを示す。
さらに、主制御RAM68には、遊技処理に用いる情報の一時的な格納場所として、以下に示す各種の記憶エリアが設けられている。
第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜eには、遊技球が第一乃至は第二の始動口52a,52bに入球したときの大当たり判定カウンタ80,リーチはずれ判定カウンタ84,大当たり図柄カウンタ86の各カウンタ値、および始動口番号(第一の始動口52aへの入球の場合は「1」、第二の始動口52bへの入球の場合は「2」)が記憶される。
第一の変動パターン記憶エリア110には、後述する第一の変動パターン選択テーブルから選択された第一の変動パターンのデータが記憶される。
第二の変動パターン記憶エリア112には、後述する第二の変動パターン選択テーブルから選択された第二の変動パターンのデータが記憶される。
停止図柄記憶エリア114には、特別図柄38a,38b,38cの図柄組合せのデータが記憶される。
一方、主制御ROM70には、各種の判定や選択に用いられるテーブルを記憶する、以下に示す各種のテーブル記憶エリアが設けられている。
Figure 2008295607
大当たり判定テーブル記憶エリア116には、表1に示す大当たり判定テーブルが記憶されている。大当たり判定テーブルは、大当たり判定カウンタ80のカウンタ値を示す「大当たり判定カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり判定」から構成されており、大当たり判定テーブルと取得した大当たり判定カウンタ80のカウンタ値に基づいて大当たりであるか否かを判定するようになっている。そして、本実施形態では、取得した大当たり判定カウンタ80のカウンタ値が「7」の場合に「大当たり」と判定される一方、それ以外の数値の場合には「はずれ」と判定される。
Figure 2008295607
Figure 2008295607
第一のリーチはずれ判定テーブル記憶エリア118および第二のリーチはずれ判定テーブル記憶エリア120には、それぞれ、表2および表3に示す第一のリーチはずれ判定テーブルおよび第二のリーチはずれ判定テーブルが記憶されている。これらリーチはずれ判定テーブルは、リーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値を示す「リーチはずれ判定カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「リーチはずれ判定」から構成されており、リーチはずれ判定テーブルと取得したリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定するようになっている。そして、本実施形態では、第一のリーチはずれ判定テーブルは、取得したリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値が「3」である場合に「リーチはずれ」と判定されて、それ以外の場合には、「完全はずれ」と判定される一方、第二のリーチはずれ判定テーブルは、取得したリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値が「3」、「4」、「5」である場合に「リーチはずれ」と判定されて、それ以外の場合には、「完全はずれ」と判定されるようになっている。
Figure 2008295607
当たり図柄選択テーブル記憶エリア122には、表4に示す当たり図柄選択テーブルが記憶されている。当たり図柄選択テーブルは、大当たり図柄カウンタ86のカウンタ値を示す「大当たり図柄カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「大当たり図柄組み合わせ」から構成されており、当たり図柄選択テーブルと取得した大当たり図柄カウンタ86のカウンタ値に基づいて特別図柄38a,38b,38cの大当たり図柄組み合わせを選択するようになっている。そして、本実施形態では、大当たり図柄カウンタ86のカウンタ値が「0」の場合「111」が、「1」の場合「222」が、「2」の場合「333」が、「3」の場合「444」が、「4」の場合「555」が、「5」の場合「666」が、「6」の場合「777」が、それぞれ、特別図柄38a,38b,38cの大当たり図柄組み合わせとして選択されるようになっている。そこにおいて、本実施形態では、このようにして選択された特別図柄38a,38b,38cの大当たり図柄組み合わせが停止図柄記憶エリア114に記憶される場合には、大当たり図柄組み合わせを構成する特別図柄38a,38b,38cの各停止図柄のデータが記憶されるようになっている。
Figure 2008295607
左図柄選択テーブル記憶エリア124aには、表5に示す左図柄選択テーブルが記憶されている。左図柄選択テーブルは、左図柄カウンタ88のカウンタ値を示す「左図柄カウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「左特別図柄」から構成されており、左図柄選択テーブルと取得した左図柄カウンタ88のカウンタ値に基づいて左特別図柄38aの停止図柄を選択するようになっている。そして、本実施形態では、左図柄カウンタ88のカウンタ値が「0」の場合「1」が、「1」の場合「2」が、「2」の場合「3」が、「3」の場合「4」が、「4」の場合「5」が、「5」の場合「6」が、「6」の場合「7」が、それぞれ、左特別図柄38aの停止図柄として選択されるようになっている。
Figure 2008295607
Figure 2008295607
また、中図柄選択テーブル記憶エリア124bおよび右図柄選択テーブル記憶エリア124cには、それぞれ、表6および表7に示す中図柄選択テーブルおよび右図柄選択テーブルが記憶されている。これら中図柄選択テーブルおよび右図柄選択テーブルのテーブル構成および記憶内容は、それぞれ、上述の左図柄選択テーブルと同様とされおり、中図柄選択テーブルと取得した中図柄カウンタ90のカウンタ値に基づいて中特別図柄38bの停止図柄を選択する一方、右図柄選択テーブルと取得した右図柄カウンタ92のカウンタ値に基づいて右特別図柄38cの停止図柄を選択するようになっている。
Figure 2008295607
Figure 2008295607
第一の変動パターン選択テーブル記憶エリア126には表8に示す第一の変動パターン選択テーブルが記憶されている一方、第二の変動パターン選択テーブル記憶エリア128には表9に示す第二の変動パターン選択テーブルが記憶されている。第一の変動パターン選択テーブルは、特別図柄38a,38b,38cの変動表示に要する時間を決定する変動パターンを選択するものであり、第二の変動パターン選択テーブルは、変動キャラクタ50の変動表示に要する時間を決定する変動パターンを選択するものである。これらの変動パターン選択テーブルは、大当たり判定の判定結果を示す「判定結果」と、変動パターンカウンタ94のカウンタ値を示す「変動パターンカウンタ値」と、このカウンタ値に対応する「変動パターン」、および当該変動パターンの変動時間を示す「変動時間」から構成されており、変動パターン選択テーブルと大当たり判定の判定結果および取得した変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて変動パターンを選択するようになっている。このように、本実施形態においては、第一および第二の変動パターン選択テーブル記憶エリア126、128を含んで、変動態様記憶手段が構成されている。
表8に示す第一の変動パターン選択テーブルは、判定結果が「完全はずれ」で、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「変動パターン1A」が、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「5」〜「9」の場合には「変動パターン1B」が選択されるようになっている。また、判定結果が「リーチはずれ」で、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「変動パターン1C」が、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「5」〜「9」の場合には「変動パターン1D」が選択されるようになっている。また、判定結果が「大当たり」で、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「変動パターン1E」が、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「5」〜「9」の場合には「変動パターン1F」が選択されるようになっている。
一方、表9に示す第二の変動パターン選択テーブルは、判定結果が「完全はずれ」で、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「変動パターン2A」が、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「5」〜「9」の場合には「変動パターン2B」が選択されるようになっている。また、判定結果が「リーチはずれ」で、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「変動パターン2C」が、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「5」〜「9」の場合には「変動パターン2D」が選択されるようになっている。また、判定結果が「大当たり」で、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「変動パターン2E」が、変動パターンカウンタ94のカウンタ値が「5」〜「9」の場合には「変動パターン2F」が選択されるようになっている。
なお、これら変動パターン1A乃至1Fおよび2A乃至2Fはそれぞれ、特別図柄38a,38b,38c、変動キャラクタ50の変動表示に要する時間が異ならされており、本実施形態においては、変動パターン1Aおよび変動パターン2Aは5秒、変動パターン1Bおよび変動パターン2Bは7秒、変動パターン1Cおよび変動パターン2Cは20秒、変動パターン1Dおよび変動パターン2Dは25秒、変動パターン1Eおよび変動パターン2Eは30秒、変動パターン1Fおよび変動パターン2Fは33秒に設定されている。
次に、表示制御回路64の構成について、図5に基づいて説明する。表示制御回路64は、表示制御CPU130,表示制御CPU130に接続された入力回路132,表示制御RAM134、プログラムROM136、およびVDP138,特別図柄38a,38b,38c、変動表示バー40、変動キャラクタ50の画像データや演出表示に用いられる画像データおよび動画データ等が記憶されて、VDP138に接続されるキャラクタROM140,作業RAM142,出力回路144を含んで構成されている。また、表示制御CPU130には、クロック信号を出力するクロック回路146が接続されている。更にまた、入力回路132には、主制御回路62を構成する出力回路74が接続されている。また、出力回路144には、液晶表示器34が接続されている。
そして、表示制御CPU130は、所定周期(例えば、本実施形態においては、4ms)毎にクロック回路146からクロック信号が入力された場合には、プログラムROM136に記憶されているパラメータや制御プログラムに従って、後述する表示制御処理を実行するようになっており、それによって、主制御回路62からの制御信号に基づいて画像の編集内容を示す制御信号を生成し、VDP138との間で制御信号のやり取りを行う。VDP138は、表示制御CPU130からの制御信号に基づいて、キャラクタROM140から特別図柄38a,38b,38cや変動キャラクタ50の画像データ,演出表示としての動画データ等を読み出し、作業RAM142を作業エリアとして編集し、これらの画像データを出力回路144を介して液晶表示器34に出力するようになっている。
また、表示制御RAM134には、以下に示すように、表示制御を行うために用いる各種のカウンタやフラグ等が設けられている。
演出パターンカウンタ148は、演出パターンを選択するために用いられるカウンタであって、クロック回路146から入力されるクロック信号に基づいて「1」ずつ加算され、初期値「0」から最大値「9」に加算された後に「0」に戻って加算される。
第一の変動パターン記憶エリア150には、受信した第一の変動パターンのデータが記憶される。
第二の変動パターン記憶エリア152には、受信した第二の変動パターンのデータが記憶される。
停止図柄記憶エリア154には、受信した特別図柄38a,38b,38cの図柄組み合わせのデータが記憶される。
第一の演出パターン記憶エリア156には、演出表示として選択された第一の演出パターンが記憶される。
第二の演出パターン記憶エリア158には、演出表示として選択された第二の演出パターンが記憶される。
保留球数記憶エリア160には、受信した保留球情報の保留球数が記憶される。
第一の変動表示フラグ162は、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が行われているか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が行われていることを示す一方、「OFF」である場合には、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が行われていないことを示す。
第二の変動表示フラグ164は、変動キャラクタ50の変動表示が行われているか否かを示すフラグであり、「ON」である場合には、変動キャラクタ50の変動表示が行われていることを示す一方、「OFF」である場合には、変動キャラクタ50の変動表示が行われていないことを示す。
一方、プログラムROM136には、各種の判定や選択に用いられるテーブルを記憶する、以下に示すテーブル記憶エリアが設けられている。
Figure 2008295607
第一の演出選択テーブル記憶エリア166には、表10に示す第一の演出選択テーブルが記憶されている。第一の演出選択テーブルは、第一の始動口52aへの入球によって特別図柄38a,38b,38cが変動表示される際に行なわれる第一の演出パターンを選択するために用いられるテーブルであり、受信した変動パターンを示す「変動パターン」と、演出パターンカウンタ148のカウンタ値を示す「演出パターンカウンタ値」と、これら変動パターンとカウンタ値に対応する「第一の演出パターン」、および当該演出パターンが表示された後の最終結果を示す「最終結果」から構成されている。
本実施形態においては、「変動パターン1A」を受信した場合には、演出パターンカウンタ148のカウンタ値に関わらず、「演出パターン1A1」が選択される。
また、「変動パターン1B」を受信した場合には、演出パターンカウンタ148のカウンタ値に関わらず、「演出パターン1B1」が選択される。
また、「変動パターン1C」を受信して、演出パターンカウンタ148のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「演出パターン1C1」が、「5」〜「9」の場合には「演出パターン1C2」が選択される。
また、「変動パターン1D」を受信して、演出パターンカウンタ148のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「演出パターン1D1」が、「5」〜「9」の場合には「演出パターン1D2」が選択される。
また、「変動パターン1E」を受信して、演出パターンカウンタ148のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「演出パターン1E1」が、「5」〜「9」の場合には「演出パターン1E2」が選択される。
また、「変動パターン1F」を受信して、演出パターンカウンタ148のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「演出パターン1F1」が、「5」〜「9」の場合には「演出パターン1F2」が選択される。
Figure 2008295607
第二の演出選択テーブル記憶エリア168には、表11に示す第二の演出選択テーブルが記憶されている。第二の演出選択テーブルは、第二の始動口52bへの入球によって変動キャラクタ50が変動表示される際に行なわれる第二の演出パターンを選択するために用いられるテーブルであり、受信した変動パターンを示す「変動パターン」と、保留球数記憶エリア160に記憶された保留球数を示す「保留球数」と、演出パターンカウンタ148のカウンタ値を示す「演出パターンカウンタ値」と、これら変動パターン、保留球数、およびカウンタ値に対応する「第二の演出パターン」、および当該演出パターンが表示された後の最終結果を示す「最終結果」から構成されている。
本実施形態においては、「変動パターン2A」を受信した場合で、保留球数が0の場合には演出パターンカウンタ148のカウンタ値に関わらず、「演出パターン2A01」が選択される。また、保留球数が1〜4の場合も同様に、演出パターンカウンタ148のカウンタ値に関わらず、「演出パターン2A11」〜「演出パターン2A41」が選択される。
また、「変動パターン2B」を受信した場合で、保留球数が0の場合には演出パターンカウンタ148のカウンタ値に関わらず、「演出パターン2B01」が選択される。また、保留球数が1〜4の場合も同様に、演出パターンカウンタ148のカウンタ値に関わらず、「演出パターン2B11」〜「演出パターン2B41」が選択される。
また、「変動パターン2C」を受信して、保留球数が0の場合で、演出パターンカウンタ148のカウンタ値が「0」〜「4」の場合には「演出パターン2C01」が、「5」〜「9」の場合には「演出パターン2C02」が選択される。また、保留球数が1〜4の場合も同様に、演出パターンカウンタ148のカウンタ値に基づいて、「演出パターン2C11」〜「演出パターン2C42」が選択される。
以下、「変動パターン2D」〜「変動パターン2F」を受信した場合にも、保留球数と演出パターンカウンタ148のカウンタ値に基づいて、「演出パターン2D01」〜「演出パターン2F42」が選択されるようになっている。
そして、特に第二の演出パターンには、変動キャラクタ50が変動表示される場合に行われる演出表示に加えて、変動キャラクタ50の移動態様が記憶されており、本実施形態においては、第二の演出選択テーブル記憶エリア168を含んで、移動態様記憶手段が構成されている。ここにおいて、特に最終結果がリーチはずれ乃至は大当たりとなる変動パターン2C〜2Fを受信した場合には、各保留球数において2つの第二の演出パターンが設けられている。例えば、最終結果がリーチはずれとなる変動パターン2Cを受信した場合において、保留球数が0の場合に選択され得る第二の演出パターンとして、第二の演出パターン2C01と2C02が設けられている。
これら同一変動パターンの同一保留球数において選択され得る2つの演出パターンは、変動キャラクタ50の移動態様が異ならされている。即ち、図2に示したように、保留0個表示領域43aと保留4個表示領域43eでは、リーチ表示領域46までの距離が異なることから、変動キャラクタ50を所定の変動パターンで設定された所定時間内にリーチ表示領域46に到達させる場合、各保留表示領域43a〜43eから一様の態様で移動せしめるのみでは、変動キャラクタ50の移動速度から、変動キャラクタ50が変動表示バー40の何れの領域で停止せしめられるかが変動キャラクタ50が停止される前に遊技者に予測されるおそれがある。そこで、同一変動パターンにおいても、各保留球数毎に複数の演出パターン(移動態様)を設けることによって、変動キャラクタ50の移動態様に幅を持たせて、変動キャラクタ50が何れの領域で停止せしめられるかが遊技者に予測困難にされているのである。
具体的には、各演出パターンには、変動キャラクタ50の移動速度の変化が設定されている。図6に、変動パターン2Cを受信した場合の保留球数0と保留球数4の場合に選択され得る演出パターン2C01、2C02、2C41,2C42に設定された変動キャラクタ50の移動速度の変化を例示する。図6の横軸は変動時間、縦軸は変動表示バー40上の位置を示し、各演出パターンの傾きが変動キャラクタ50の移動速度を示す。図6に示すように、例えば保留0個表示領域43aから変動キャラクタ50を移動せしめる演出パターン2C01は、変動キャラクタ50を一定の速度で移動せしめた後に完全はずれ領域44内で加速せしめてリーチはずれ領域46で停止せしめる一方、演出パターン2C02は、変動キャラクタ50を一定の速度で移動せしめた後に完全はずれ領域44内で減速せしめてリーチはずれ領域46で停止せしめるようにされている。また、保留4個表示領域43bから変動キャラクタ50を移動せしめる演出パターン2C41は、変動キャラクタ50を一定の速度で移動せしめた後に完全はずれ領域44内で加速せしめてリーチはずれ領域46で停止せしめる一方、演出パターン2C42は、変動キャラクタ50を一定の速度で移動せしめた後に完全はずれ領域44内で所定時間停止せしめて、その後、再び加速せしめてリーチはずれ領域46で停止せしめるようにされている。このように、本実施形態においては、同一の保留数表示領域43a〜43eから同一の所定時間:t内にリーチはずれ領域46に至る変動キャラクタ50の移動態様として、複数種類の移動態様が用意されていることによって、変動キャラクタ50の移動速度から停止位置を予測することが困難とされている。なお、図6から明らかなように、変動キャラクタ50の停止位置は、例えば最終結果がリーチはずれの演出パターンの場合、全ての演出パターンにおいてリーチはずれ領域46の1箇所に設定されているのではなく、それぞれの演出パターン毎にリーチはずれ領域46内で適当に異ならされている。
次に、主制御CPU56が実行する遊技処理について、図7に基づいて説明する。先ず、ステップ(以下、Sとする)1において、電源が投入された主制御CPU66は、電源投入時にのみ、電源投入処理を実行する。この電源投入処理において、主制御CPU66は、主制御RAM68等の各RAMの初期化を行ない、主制御CPU66周辺の各機器の初期設定を行なう。そして、主制御CPU66は、割り込み許可を設定し、割り込み処理を開始する。これにより、電源投入処理(S1)が実行された後は、S2以降の処理が割り込み毎に繰り返して実行されることとなる。
そして、主制御CPU66は、S2において、入力処理を実行する。この入力処理は、大当たり判定カウンタ80,初期値決定用カウンタ82、リーチはずれ判定カウンタ84,大当たり図柄カウンタ86,左図柄カウンタ88,変動パターンカウンタ94の各カウンタ値をそれぞれ1加算することによって行われる。そこにおいて、大当たり判定カウンタ80のカウンタ値が一周した場合には、初期値決定用カウンタ82の値を大当たり判定カウンタ80の初期値として設定する。これにより、大当たり判定カウンタ80が大当たりを示す値(本実施形態では「7」)となるタイミングを変化せしめることが出来る。また、左図柄カウンタ88のカウンタ値を1加算することより左図柄カウンタ88のカウンタ値が一周した場合には中図柄カウンタ90のカウンタ値を1加算する。また、中図柄カウンタ90のカウンタ値が一周した場合には右図柄カウンタ92のカウンタ値を1加算する。
続いて、主制御CPU66は、S3において、始動口処理を実行する。この始動口処理について、図8に基づいて説明する。先ず、主制御CPU66は、S10において、遊技球が第一の始動口52aに入球したか否か、即ち、第一の始動口スイッチ54aが遊技球の通過を検出した場合に出力する検出信号が入力されたか否かを判定し、遊技球が第一の始動口52aに入球していない場合(S10:NO)には、S11において、遊技球が第二の始動口52bに入球したか否か、即ち、第二の始動口スイッチ54bが遊技球の通過を検出した場合に出力する検出信号が入力されたか否かを判定し、遊技球が第二の始動口52bに入球していない場合(S11:NO)には、始動口処理を終了する一方、遊技球が第一の始動口52a乃至は第二の始動口52bに入球した場合(S10:YES又はS11:YES)には、S12において、始動入球数カウンタ100のカウンタ値が「5」以上であるか否か、即ち、保留球数が上限であるか否かを判定する。
保留球数が上限に達している場合(S12:YES)には、主制御CPU66は、始動口処理(S3)を終了する。一方、保留球数が上限に達していない場合(S12:NO)には、主制御CPU66は、S13において、現在の大当たり判定カウンタ80,リーチはずれ判定カウンタ84および大当たり図柄カウンタ86の各カウンタ値および始動口番号を取得して第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜eのうち第一のカウンタ値記憶エリア108a側の空いている記憶エリアに記憶する。
具体的には、第一のカウンタ値記憶エリア108aにカウンタ値が記憶されていない、即ち、第一のカウンタ値記憶エリア108aが空いている場合には第一のカウンタ値記憶エリア108aに、第一のカウンタ値記憶エリア108aに各カウンタ値が既に記憶されている、即ち、第一のカウンタ値記憶エリア108aが空いていない場合には第二のカウンタ値記憶エリア108bに、第一および第二のカウンタ値記憶エリア108a,bが空いていない場合には第三のカウンタ値記憶エリア108cに、第一乃至第三のカウンタ値記憶エリア108a〜cが空いていない場合には第四のカウンタ値記憶エリア108dに、第一乃至第四のカウンタ値記憶エリア108a〜dが空いていない場合には第五のカウンタ値記憶エリア108eに、取得した各カウンタ値が記憶される。このように、本実施形態においては、第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜108eを含んで、保留球記憶手段が構成されている。
その後、主制御CPU66は、S14において、始動入球数カウンタ100のカウンタ値を1加算する。そして、主制御CPU66は、S15において、保留表示処理を実行する。この保留表示処理は、始動入球数カウンタ100のカウンタ値から1減算した数、即ち、保留球数の数だけ保留LED56を点灯させる制御信号を保留LED制御回路78に送信することによって行われる。そして、保留LED制御回路78は、受信した制御信号に基づいて保留LED56を点灯する。
次に、主制御CPU66は、S16において、当該入球が第二の始動口52bへの入球である場合(S16:YES)には、S17において、第一乃至第四のカウンタ値記憶エリア108a〜108eに記憶された始動入球情報のうち、始動口番号が2である始動入球情報の数から1減算した数、即ち、第二の始動口52bに入球した保留数を表示制御回路64に送信する。そして、主制御CPU66は、始動口処理(S3)を終了する。
上述の如き始動口処理(S3)を終了した主制御CPU66は、次に第一特別図柄表示処理(S4)を実行する。この第一特別図柄表示処理について、図9に基づいて説明する。先ず、主制御CPU66は、S20において、大当たりフラグ102がONになっているか否かを判定し、大当たりフラグ102がONになっている場合(S20:YES)には、第一特別図柄表示処理(S4)を終了する。
大当たりフラグ102がOFFになっている場合(S20:NO)には、主制御CPU66は、S21において、第一の変動処理フラグ104がONであるか否かを判定する。第一の変動処理フラグ104がONでない場合(S21:NO)には、主制御CPU66は、S22において、始動入球数カウンタ100のカウンタ値が「1」以上であるか否かを判定し、始動入球数カウンタ100のカウンタ値が「0」である場合(S22:NO)には、第一特別図柄表示処理(S4)を終了する一方、始動入球数カウンタ100のカウンタ値が「1」以上である場合(S22:YES)には、第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜108eの中で、始動口番号が1の始動入球情報があるか否かを判定し、始動口番号が1の始動入球情報が無い場合(S23:NO)には、第一特別図柄表示処理(S4)を終了する。
始動口番号が1の始動入球情報がある場合(S23:YES)には、主制御CPU66は、S24において、第一の変動処理フラグ104をONにした後、S25において、大当たり判定テーブルと当該カウンタ値記憶エリア108a〜108dの何れかに記憶された大当たり判定カウンタ80のカウンタ値に基づいて大当たり判定カウンタ80のカウンタ値が大当り数値であるか否かを判定する。
大当たり数値である場合(S25:YES)には、主制御CPU66は、S26において、大当たり図柄選択テーブルと当該カウンタ値記憶エリア108a〜108dの何れかに記憶されている大当たり図柄カウンタ86のカウンタ値に基づいて特別図柄38a、38b,38cの大当たり図柄組み合わせを選択し、選択した特別図柄38a、38b,38cの大当たり図柄組み合わせのデータを停止図柄記憶エリア114に記憶する。次に、主制御CPU66は、S27において、第一の変動パターン選択テーブルで判定結果が大当たりであるものの中から、現在の変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて第一の変動パターンを選択し、選択した第一の変動パターンのデータを第一の変動パターン記憶エリア110に記憶した後、S36以降の処理を実行する。
大当たりでない場合(S25:NO)には、主制御CPU66は、S28において、第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜108eに記憶された始動入球情報のうち現在処理中の始動入球情報を除いたもので、始動口番号が1の始動入球情報が3つ以上あるか否か、即ち、始動口番号が1の保留球数が3以上か否かを判定する。始動口番号が1の保留球数が3以上の場合(S28:YES)には、主制御CPU66は、S29において、第一のリーチはずれ判定テーブルと当該カウンタ値記憶エリア108a乃至は108dに記憶されているリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定する一方、始動口番号が1の保留球数が3以上でない場合(S28:NO)には、主制御CPU66は、S30において、第二のリーチはずれ判定テーブルと当該カウンタ値記憶エリア108a乃至は108dに記憶されているリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定する。
そして、リーチハズレである場合(S31:YES)には、主制御CPU66は、S32において、左図柄選択テーブルと現在の左図柄カウンタ88のカウンタ値に基づいて左特別図柄38aの図柄を選択し、中図柄選択テーブルと現在の中図柄カウンタ90のカウンタ値に基づいて中特別図柄38bの図柄を選択し、更に、右特別図柄38cの図柄として左特別図柄38aの図柄と同じものを選択した後、このように選択された左,中,右の特別図柄38a、38b,38cの組み合わせを停止図柄記憶エリア114に記憶する。そこにおいて、左特別図柄38aの図柄と中特別図柄38bの図柄が同じものになってしまった場合には、中特別図柄38bの図柄を左特別図柄38aの図柄と異なるものに変更する。具体的には、例えば、中特別図柄38bの図柄を左特別図柄38aの図柄よりも1大きくしたり、或いは、中特別図柄38bの図柄を左特別図柄38aの図柄よりも1小さくしたりする。次に、主制御CPU66は、S33において、第一の変動パターン選択テーブルで判定結果がリーチはずれであるものの中から、現在の変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて第一の変動パターンを選択し、選択した第一の変動パターンのデータを第一の変動パターン記憶エリア110に記憶した後、S36以降の処理を実行する。
リーチハズレでない場合(S31:NO)には、主制御CPU66は、S34において、左図柄選択テーブルと現在の左図柄カウンタ88のカウンタ値に基づいて左特別図柄38aの図柄を選択し、中図柄選択テーブルと現在の中図柄カウンタ90のカウンタ値に基づいて中特別図柄38bの図柄を選択し、更に、右図柄選択テーブルと現在の右図柄カウンタ92のカウンタ値に基づいて右特別図柄38cの図柄を選択した後、このように選択された左,中,右の特別図柄38a、38b,38cの組み合わせを停止図柄記憶エリア118に記憶する。そこにおいて、左特別図柄38aの図柄と右特別図柄38cの図柄が同じものになってしまった場合には、右特別図柄38cの図柄を左特別図柄38aの図柄と異なるものに変更する。具体的には、例えば、右特別図柄38cの図柄を左特別図柄38aの図柄よりも1大きくしたり、或いは、右特別図柄38cの図柄を左特別図柄38aの図柄よりも1小さくしたりする。次に、主制御CPU66は、S35において、第一の変動パターン選択テーブルで判定結果が完全はずれであるものの中から、現在の変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて第一の変動パターンを選択し、選択した第一の変動パターンのデータを第一の変動パターン記憶エリア110に記憶した後、S36以降の処理を実行する。
そして、主制御CPU66は、S36において、第一の変動パターン記憶エリア110に記憶されている変動パターンの変動表示時間に対応するようにして、第一の変動表示用タイマカウンタ96の初期値をセットする。
次に、主制御CPU66は、S37において、第一の変動パターン記憶エリア110に記憶されている第一の変動パターンのデータを表示制御回路64に送信した後に、S38において、停止図柄記憶エリア114に記憶されている特別図柄38a、38b,38cの図柄組み合わせのデータを表示制御回路64に送信する。そして、主制御CPU66は、かかるS38の処理の後、S39において、始動入球数カウンタ100のカウンタ値が2以上であるか否かを判定し、始動入球数カウンタ100のカウンタ値が2以上で無い場合(S39:NO)には、S41以降の処理を実行する。
始動入球数カウンタ100のカウンタ値が2以上の場合(S39:YES)には、主制御CPU66は、S40において、現在処理中の第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜108eの何れか以降のカウンタ値記憶エリア108b〜108eに記憶されている始動入球情報を、第一の始動入球情報記憶エリア108a側の始動入球情報エリアに一つシフトして記憶する。具体的には、例えば、現在処理中のカウンタ値記憶エリアが、第三のカウンタ値記憶エリア108cであった場合には、第三の始動入球情報記憶エリア108c以降の第四のカウンタ値記憶エリア108dの始動入球情報を第三のカウンタ値記憶エリア108cにシフトすると共に、第五のカウンタ値記憶エリア108eの始動入球情報を第四のカウンタ値記憶エリア108dにシフトする。
その後、主制御CPU66は、S41において、始動入球数カウンタ100のカウンタ値を1減算して第一特別図柄表示処理(S4)を終了する。
また、第一の変動処理フラグ104がONである場合(S21:YES)には、主制御CPU66は、S42において、第一の変動表示用タイマカウンタ96のカウンタ値が「0」であるか否か、即ち、変動表示時間が終了したか否かを判定し、変動表示時間が終了していない場合(S42:NO)には、S43において、第一の変動表示用タイマカウンタ96のカウンタ値を1減算した後、第一特別図柄表示処理(S4)を終了する。一方、変動表示時間が終了している場合(S42:YES)には、S44において、特別図柄38a、38b,38cの変動表示を終了し、特別図柄38a、38b,38cを停止表示させるための制御信号を表示制御回路64に送信する停止表示処理を実行する。
次に、主制御CPU66は、S45において、第一の変動処理フラグ104をOFFにした後、S46において、第一の変動パターン記憶エリア110に記憶されている第一の変動パターンのデータが大当たりの場合における変動パターンのデータであるか否かを判定する。
大当たりの場合における変動パターンのデータでない場合(S46:NO)には、主制御CPU66は、後述するS48以降の処理を実行する一方、大当たりの場合における変動パターンのデータである場合(S46:YES)には、主制御CPU66は、S47において、大当たりフラグ102をONにする。
続いて、主制御CPU66は、S48において、変動表示処理を終了する。この変動表示終了処理は、第一の変動パターン記憶エリア110に記憶されている第一の変動パターンのデータ,停止図柄記憶エリア114に記憶されている特別図柄38a,38b,38cの図柄組合せのデータをそれぞれ消去するものである。
このような第一特別図柄表示処理(S4)を終了した主制御CPU66は、次に、第二特別図柄表示処理(S5)を実行する。この第二特別図柄表示処理について、図10に基づいて説明する。なお、第二特別図柄表示処理は、上述の第一特別図柄表示処理(S4)と略同様の処理内容であることから、第一の変動表示用タイマカウンタ96と第二の変動表示用タイマカウンタ98、第一の変動処理フラグ104と第二の変動処理フラグ106、第一の変動パターン記憶エリア110と第二の変動パターン記憶エリア112が異なるのみなど、略同様の処理については、第一特別図柄表示処理(図9参照)と同様のステップ番号を付することによって、詳細な説明を適宜に省略する。
第二特別図柄表示処理において、主制御CPU66は、S24において、第二の変動処理フラグ106をONにした後、S60において、大当たり判定テーブルと処理中のカウンタ値記憶エリア108a〜108dの何れかに記憶された大当たり判定カウンタ80のカウンタ値に基づいて大当たり判定カウンタ80のカウンタ値が大当り数値であるか否かを判定する。
大当たり数値である場合(S60:YES)には、主制御CPU66は、S61において、第二の変動パターン選択テーブルで判定結果が大当たりであるものの中から、現在の変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて第二の変動パターンを選択し、選択した第二の変動パターンのデータを第二の変動パターン記憶エリア112に記憶した後、S36以降の処理を実行する。
大当たりでない場合(S60:NO)には、主制御CPU66は、S62において、第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜108eに記憶された始動入球情報のうち現在処理中の始動入球情報を除いたもので、始動口番号が2の始動入球情報が3つ以上あるか否か、即ち、始動口番号が2の保留球数が3以上か否かを判定する。始動口番号が2の保留球数が3以上の場合(S62:YES)には、主制御CPU66は、S63において、第二のリーチはずれ判定テーブルと当該カウンタ値記憶エリア108a乃至は108dに記憶されているリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定する一方、始動口番号が2の保留球数が3以上でない場合(S62:NO)には、主制御CPU66は、S64において、第一のリーチはずれ判定テーブルと当該カウンタ値記憶エリア108a乃至は108dに記憶されているリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定する。
そして、リーチハズレである場合(S65:YES)には、主制御CPU66は、S66において、第二の変動パターン選択テーブルで判定結果がリーチはずれであるものの中から、現在の変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて第二の変動パターンを選択し、選択した第二の変動パターンのデータを第二の変動パターン記憶エリア112に記憶した後、S36以降の処理を実行する。
リーチハズレでない場合(S65:NO)には、主制御CPU66は、S67において、第二の変動パターン選択テーブルで判定結果が完全はずれであるものの中から、現在の変動パターンカウンタ94のカウンタ値に基づいて第二の変動パターンを選択し、選択した第二の変動パターンのデータを第二の変動パターン記憶エリア112に記憶した後、S36以降の処理を実行する。
そして、主制御CPU66は、S36において、第二の変動パターン記憶エリア112に記憶されている変動パターンの変動表示時間に対応するようにして、第二の変動表示用タイマカウンタ98の初期値をセットする。
また、主制御CPU66は、S41において、始動入球数カウンタ100のカウンタ値を1減算した後に、S68において、第一乃至第五のカウンタ値記憶エリア108a〜108eに記憶された始動入球情報のうち、始動口番号が2である始動入球情報の数から1減算した数、即ち、第二の始動口52bに入球した保留数を表示制御回路64に送信した後に、第二特別図柄表示処理(S5)を終了する。
このような第二特別図柄表示処理(S5)を終了した主制御CPU66は、次に、特典付与処理(S6)を実行する。この特典付与処理は、所謂大当たり遊技を実行するための従来公知の制御方法が適宜に採用可能であり、かかる特典付与処理において、主制御CPU66は、大入賞口58を閉じる扉60を所定数のラウンドに亘って開状態にすると共に、大入賞口58に入った遊技球に応じて賞球の払出を行なう。そして、大当たり遊技が終了した時点で、大当たりフラグ102をOFFにする。
次に、特典付与処理(S5)を終了した主制御CPU66は、S7において、出力処理を実行する。この出力処理は、主制御回路62が保持する各種データの出力や、主制御回路62に接続されている、図示しない払出制御基板、ランプ制御基板、音声制御基板等へのコマンド送信を行うものである。
そして、主制御CPU66は、S8において、残余時間処理を行なう。残余時間処理は、次の割り込み処理が行なわれるまでの残余時間において、主制御RAM68の初期値決定用カウンタ82のカウンタ値を加算するものである。
続いて、表示制御回路64における、表示制御CPU130が実行する表示制御処理について、図11に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU130は、S80において、カウンタ値更新処理を実行する。
カウンタ値更新処理は、演出パターンカウンタ148のカウンタ値を1加算することによって行われる。
カウンタ値更新処理(S80)を終了した表示制御CPU130は、S81において、第一特別図柄表示処理を実行する。かかる第一特別図柄表示処理について、図12に基づいて説明する。先ず、表示制御CPU130は、S90において、第一の変動表示フラグ162がONであるか否かを判定し、第一の変動表示フラグ162がOFFである場合(S90:NO)には、S91において、第一の変動パターンのデータを受信しているか否かを判定する。
第一の変動パターンのデータを受信していない場合(S91:NO)には、表示制御CPU130は、第一特別図柄表示処理(S81)を終了する一方、第一の変動パターンのデータを受信している場合(S91:YES)には、表示制御CPU130は、S92において、第一の表示処理フラグ162をONにした後、S93において、第一の演出選択テーブルと、受信した第一の変動パターン及び演出パターンカウンタ148のカウンタ値に基づいて、対応する演出パターンを選択して、第一の演出パターン記憶エリア156に記憶する。
そして、表示制御CPU130は、S94において、第一の演出パターン記憶エリア156に記憶されている演出パターンのデータ、停止図柄記憶エリア154に記憶されている特別図柄38a,38b,38cのデータとを、VDP138に送信して、VDP138にこれらのデータに基づく画像を液晶表示器34に表示させる表示開始処理を実行する。これにより、特別図柄38a,38b,38cの変動表示および演出表示が開始される。そして、表示制御CPU130は、第一特別図柄表示処理(S81)を終了する。
一方、第一の表示処理フラグ162がONになっている場合(S90:YES)には、表示制御CPU130は、S95において、特別図柄38a,38b,38cを停止表示するための制御信号(停止コマンド)を受信したか否かを判定し、停止コマンドを受信していない場合(S95:NO)には、表示制御CPU130は、第一特別図柄表示処理(S81)を終了する。
一方、停止コマンドを受信した場合(S95:YES)には、表示制御CPU130は、S96において、VDP138に対して、特別図柄38a,38b,38cの変動表示を終了して、S94で送信した特別図柄38a,38b,38cのデータに基づいて、特別図柄38a,38b,38cを停止表示させる停止表示処理を実行する。
そして、表示制御CPU130は、S97において、第一の表示処理フラグ162をOFFにした後に、S98において、第一の変動パターン記憶エリア150に記憶されている変動パターンのデータ、停止図柄記憶エリア154に記憶されている特別図柄38a,38b,38cのデータ、第一の演出パターン記憶エリア156に記憶されている演出パターンのデータを、それぞれ消去するデータ消去処理を実行して、第一の特別図柄表示処理(S81)を終了する。
このような第一特別図柄表示処理(S81)を終了した表示制御CPU130は、S82において、第二特別図柄表示処理を実行する。かかる第二特別図柄表示処理について、図13に基づいて説明する。
先ず、表示制御CPU130は、S100において、第二の表示処理フラグ164がONであるか否かを判定し、第二の表示処理フラグ164がOFFである場合(S100:NO)には、S101において、VDP118に対して、変動キャラクタ50を保留球数記憶エリア160に記憶された保留球数に対応する保留表示領域43a〜43e上に表示させる。これにより、変動キャラクタ50は、保留球数が0の場合は保留0個表示領域43aの上方に、保留球数が1の場合は保留1個表示領域43bの上方に、保留球数が2の場合は保留2個表示領域43cの上方に、保留球数が3の場合は保留3個表示領域43dの上方に、保留球数が4の場合は保留4個表示領域43eの上方に位置せしめられる。
次に、表示制御CPU130は、S102において、第二の変動パターンを受信しているか否かを判定し、第二の変動パターンのデータを受信していない場合(S102:NO)には、表示制御CPU130は、第二特別図柄表示処理(S82)を終了する一方、第二の変動パターンのデータを受信している場合(S102:YES)には、表示制御CPU130は、S103において、第二の変動表示フラグ164をONにした後、S104において、第二の演出選択テーブルと、受信した第二の変動パターン、保留球数記憶エリア160に記憶された保留球数、及び演出パターンカウンタ148のカウンタ値に基づいて、対応する演出パターンを選択して、第二の演出パターン記憶エリア158に記憶する。このように、本実施形態においては、第二の演出選択テーブル記憶エリア168、第二の変動パターン記憶エリア152、保留球数記憶エリア160、演出パターンカウンタ148、およびS104を含んで、移動態様選択手段が構成されている。
そして、表示制御CPU130は、S105において、第二の演出パターン記憶エリア158に記憶されている演出パターンのデータをVDP138に送信して、VDP138にかかる演出パターンのデータに基づいて変動キャラクタ50を変動表示バー40の延出方向に沿って大当たり領域48に向けて移動せしめる表示処理を開始する。これにより、変動キャラクタ50が、演出パターンに設定された移動態様に基づいて、大当たり領域48へ向けて移動せしめられる。そして、表示制御CPU130は、第一特別図柄表示処理(S81)を終了する。
一方、第二の表示処理フラグ164がONになっている場合(S100:YES)には、表示制御CPU130は、S106において、変動キャラクタ50を停止表示するための制御信号(停止コマンド)を受信したか否かを判定し、停止コマンドを受信していない場合(S106:NO)には、第二特別図柄表示処理(S82)を終了する。
一方、停止コマンドを受信した場合(S106:YES)には、表示制御CPU130は、S107において、VDP138に対して、変動キャラクタ50の移動を停止して、変動表示バー40における第二の演出パターン記憶エリア158に記憶された演出パターンの最終結果に対応する領域上で停止せしめる停止表示処理を実行する。これにより、変動キャラクタ50は、第二の演出パターン記憶エリア158に記憶された演出パターンの最終結果が完全はずれの場合には完全はずれ領域44上で、最終結果がリーチはずれの場合には完全はずれ領域44を経てリーチはずれ領域46上で、最終結果が大当たりの場合には完全はずれ領域44およびリーチはずれ領域46を経て大当たり領域48上で停止せしめられる。
そして、表示制御CPU130は、S108において、第二の表示処理フラグ164をOFFにした後に、S109において、S101と同様に、VDP118に対して、変動キャラクタ50を保留球数記憶エリア160に記憶された保留球数に対応する保留表示領域43a〜43e上に表示させる。
続いて、表示制御CPU130は、S110において、第二の変動パターン記憶エリア152に記憶されている変動パターンのデータ、第二の演出パターン記憶エリア158に記憶されている演出パターンのデータを、それぞれ消去するデータ消去処理を実行して、第二特別図柄表示処理(S82)を終了する。
このように、本実施形態におけるパチンコ機10においては、大当たり判定テーブル記憶エリア116、大当たり判定カウンタ80、およびS25、S60を含んで判定手段が構成されている。また、第一及び第二のリーチはずれ判定テーブル記憶エリア118,120、リーチはずれ判定カウンタ84、およびS29、S30、S63、S64を含んで、リーチはずれ判定手段が構成されている。また、変動パターンカウンタ94、第一及び第二の変動パターン選択テーブル記憶エリア126,128、およびS27、S33、S35、S61、S66、S67を含んで、変動態様選択手段が構成されている。また、保留球数記憶エリア160、S101,S109を含んで、初期位置設定手段が構成されている。また、VDP138、第二の演出パターン記憶エリア158、S105、S107を含んで、報知キャラクタ移動手段が構成されている。
このような構造とされたパチンコ機10は、第一の始動口52aに遊技球が入った場合には、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が開始されて、これら特別図柄38a,38b,38cが所定の大当たり図柄組み合わせで停止表示された場合には、遊技者に有利な大当たり遊技が開始されるようになっている。
そして、特に本実施形態におけるパチンコ機10においては、第二の始動口52bに遊技球が入った場合には、特別図柄38a,38b,38cの変動表示とは別に、変動キャラクタ50が変動表示バー40に沿って大当たり領域48へ向けて移動せしめられる変動表示が行われるようになっている。そして、変動キャラクタ50が停止せしめられた領域によって、大当たり判定の結果が遊技者に報知されるようになっている。これにより、本実施形態においては、大当たり判定の結果を、従来の図柄組み合わせとは異なる新たな表示態様をもって遊技者に報知することが可能とされているのである。
ここにおいて、変動キャラクタ50が移動表示される前に位置せしめられる保留表示領域42は、保留4個表示領域43eから順に、大当たり領域48に近い位置に配設されている。これにより、保留球数が多い程、変動キャラクタ50の移動前の初期位置が大当たり領域48により近づけられるようになっており、保留球数が多い程、大当たりが発生する可能性が高いような印象を遊技者に与えることが出来る。
そして、保留球数の違いによって変動キャラクタ50が移動を開始する初期位置が異ならされていることから、変動パターンによって定められた所定の時間内に大当たり領域48まで変動キャラクタ50を移動せしめようとすると、大当たり領域48からより遠い位置にある保留0個表示領域43aから移動を開始する場合には、大当たり領域48により近い位置にある保留4個表示領域43eから移動を開始する場合に比して、変動キャラクタ50をより速やかに移動せしめる必要がある。それ故、変動キャラクタ50を単に一定の速度で大当たり領域48まで移動せしめるようでは、保留0個表示領域43aから移動を開始して最終的に大当たり領域48で停止せしめる場合には、その他の保留表示領域から移動を開始する場合に比してより速やかに移動せしめる必要があって、変動キャラクタ50の移動速度の違いによって、変動キャラクタ50が停止される前に最終的な停止位置が遊技者に容易に予測されてしまうおそれが生じ得る。しかし、本実施形態においては、所定の変動パターン且つ所定の保留球数において選択され得る演出パターンとして、複数の演出パターンが用意されていることによって、変動キャラクタ50を様々な態様で移動せしめることが可能とされている。これにより、遊技者に対して、変動キャラクタ50が停止表示される前に判定結果を予測されてしまうおそれも軽減することが可能とされている。
さらに、特に本実施形態においては、特別図柄38a,38b,38cを変動せしめる第一の始動口52aへの入球に基づく保留球数が多いほど、特別図柄38a,38b,38cのリーチはずれが発生し難くされている一方、変動キャラクタ50を変動せしめる第二の始動口52bへの入球に基づく保留球数が多いほど、変動キャラクタ50がリーチはずれ領域46で停止表示され易くされている。これにより、第二の始動口52bへの入球に基づく保留球数が多い場合には、変動キャラクタ50の移動開始前の初期位置が大当たり領域48により近くされると共に、リーチはずれ領域46にまで到達する可能性が高くされている。これにより、変動キャラクタ50の移動前の位置が大当たり領域48に近いほど変動キャラクタ50が大当たり領域48に到達する可能性が高いような印象を遊技者に与えることが出来て、遊技者の大当たりへの期待をより大きくすることが出来る。そして、一般的に、リーチはずれの演出表示時間は完全はずれの演出表示時間よりも長くされており、リーチはずれの演出表示が多く行なわれると、1回の変動に要する時間が多くなって、保留球を消化する効率が低下するおそれが生じ得る。しかし、本実施形態においては、変動キャラクタ50の変動表示とは別に特別図柄38a,38b,38cの変動表示が行われると共に、かかる特別図柄38a,38b,38cの変動表示は、変動キャラクタ50の変動表示と反対に、保留球数が多いほどリーチはずれが発生し難くされていることから、特別図柄38a,38b,38cの変動表示が速やかに完了して、次の変動表示を開始することによって、保留球の消化の効率低下のおそれも有利に低減することが可能とされているのである。
なお、変動表示バー40および変動キャラクタ50は、必ずしも特別図柄38a,38b,38cと組み合わせて用いられる必要は無いのであって、例えば変動表示バー40および変動キャラクタ50のみを設けて、これら変動表示バー40および変動キャラクタ50を変動図柄として大当たり判定の結果を報知することも勿論可能である。そのような態様として、本発明の第二の実施形態としてのパチンコ機の表示内容を図14に示す。なお、以下に説明する第二の実施形態は、基本的に前記第一の実施形態におけるパチンコ機10から、特別図柄38a,38b,38cに関連する構造および処理を取り除くことによって実現可能であることから、前述の第一の実施形態と実質的に同様とされた構造については、それぞれ、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付することにより、それらの詳細な説明を省略する。
本実施形態における変動表示バー40は、表示画面35の下端部において左右方向に延びると共に、表示画面35の右端部でリーチはずれ領域46が上方に屈曲せしめられて表示画面35の右端部を上方に延びる全体として略L字形状とされている。これにより、本実施形態における変動表示用バー40の大当たり領域48は、リーチはずれ領域46の上端部に隣接して設けられおり、表示画面35の右上端部に配設されている。
さらに、特に本実施形態における保留表示領域42においては、保留0個乃至4個表示領域43a〜43eが、前記第一の実施形態とは逆に、保留球数の少ないものから順に大当たり領域48に近い位置に配設されて変動表示バー40の延び出し方向に並んで形成されている。従って、本実施形態においては、保留0個表示領域43aが大当たり領域48に最も近く、保留4個表示領域43eが大当たり領域48から最も遠く位置せしめられている。
また、図示は省略するが、本実施形態においては、遊技領域32に第二の始動口52b(図1参照)が設けられており、第二の始動口52bに遊技球が入った場合には、変動キャラクタ50が変動表示バー40の延び出し方向に沿って移動せしめられる。特に本実施形態においては、変動表示バー40が表示画面35の右端部で上方に延び出す形状とされていることから、変動キャラクタ50は、リーチはずれ領域46の上方への屈曲部分に到達した後は、上方に移動せしめられる。そして、変動キャラクタ50が、前述の第一の実施形態と同様に、第二の始動口52bへの入球に基づく抽選結果が大当たりの場合には完全はずれ領域44、リーチはずれ領域46を経て大当たり領域48で、抽選結果がリーチはずれの場合には完全はずれ領域44を経てリーチはずれ領域46で、抽選結果が完全はずれの場合には完全はずれ領域44で停止せしめられることによって、第二の始動口52bへの入球に基づく抽選の結果を遊技者に報知するようにされている。
このような変動表示バー40および変動キャラクタ50の変動表示は、基本的に、前述の第一の実施形態における特別図柄38a,38b,38cに関連する構造および処理を取り除くことによって実現可能である。図15に、第二の実施形態としてのパチンコ機に設けられる主制御基板170を示す。主制御基板170は、前述の第一の実施形態としてのパチンコ機10の主制御基板62から、特別図柄38a,38b,38cのみに関連する構造である第一の始動口スイッチ54a,大当たり図柄カウンタ86、左図柄カウンタ88、中図柄カウンタ90、右図柄カウンタ92、第一の変動表示用タイマカウンタ96、第一の変動処理フラグ104、第一の変動パターン記憶エリア110、停止図柄記憶エリア114、当たり図柄選択テーブル記憶エリア122、左図柄選択テーブル記憶エリア124a,中図柄選択テーブル記憶エリア124b、右図柄選択テーブル記憶エリア124c、第一の変動パターン選択テーブル記憶エリア126を取り除いたもので、その他の構造については前記第一の実施形態における主制御基板62と同様であることから、主制御基板62と同一の符号を付することによって、詳細な説明を省略する。
図16に、第二の実施形態としてのパチンコ機に設けられる表示制御基板172を示す。表示制御基板172は、前述の第一の実施形態としてのパチンコ機10の表示制御基板64から、特別図柄38a,38b,38cのみに関連する構造である第一の変動パターン記憶エリア150、停止図柄記憶エリア154、第一の演出パターン記憶エリア156、第一の表示処理フラグ162、第一の演出選択テーブル記憶エリア166を取り除いたもので、その他の構造については前記第一の実施形態における表示制御基板64と同様であることから、表示制御基板64と同一の符号を付することによって、詳細な説明を省略する。
図17に、主制御基板170の主制御CPU66が実行する遊技処理を示す。かかる遊技処理は、上述の第一の実施形態における遊技処理(図7参照)における第一特別図柄表示処理(S4)を取り除いたものであり、主制御CPU66は、S5において、第二特別図柄表示処理を実行する。
図18に、第二特別図柄表示処理(S5)を示す。第二特別図柄表示処理は、上述の第一の実施形態における第二特別図柄表示処理(図10参照)のS23が省かれると共に、S63、S64が後述するS120、S121に変更されている点を除いて略同様のものである。特に、本実施形態においては、主制御CPU66は、S62において、始動口番号が2の保留球数が3以上か否かを判定し、始動口番号が2の保留球数が3以上の場合(S62:YES)には、主制御CPU66は、S120において、第一のリーチはずれ判定テーブルとカウンタ値記憶エリア108aに記憶されているリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定する一方、始動口番号が2の保留球数が3以上でない場合(S62:NO)には、S121において、第二のリーチはずれ判定テーブルとカウンタ値記憶エリア108aに記憶されているリーチはずれ判定カウンタ84のカウンタ値に基づいてリーチはずれであるか否かを判定する。なお、本実施形態においては、始動入賞口は第二の始動口52bのみが設けられていることから、カウンタ値記憶エリア108a〜108eに記憶された始動入球情報の始動口番号は全て2とされており、カウンタ値記憶エリア108aに記憶された始動入球情報から順に処理される。
このように、本実施形態においては、保留球数が多い場合は、前述の第一の実施形態とは逆に、第一のリーチはずれ判定テーブルに基づいてリーチはずれが判定されるようになっている。これにより、本実施形態においては、第一の実施形態とは逆に、保留球数が多い場合は、リーチはずれと判定され難いようにされている。
次に、表示制御CPU130が実行する表示制御処理を、図19に基づいて説明する。本実施形態における表示制御処理は、上述の第一の実施形態における表示制御処理(図11参照)における第一特別図柄表示処理(S81)を取り除いたものであり、表示制御CPU130は、S82において、第二特別図柄表示処理を実行する。ここにおいて、第二特別図柄表示処理(S82)は、前述の第一の実施形態における第二特別図柄表示処理(図12参照)と同様の処理内容であることから、図示および詳細な説明は省略する。かかる第二特別図柄表示処理によって、主制御基板62で判定された大当たり判定の結果に基づいて、変動キャラクタ50が変動表示されることとなる。
ここにおいて、特に本実施形態においては、保留球数の少ない保留0個表示領域43aから順に、大当たり領域48に近い位置に配設されていると共に、保留球数が少ない場合に、リーチはずれの発生する確率が高くされている。これにより、変動キャラクタ50が大当たり領域48に近い保留0個表示領域43aに位置せしめられている場合にはリーチはずれ領域46にまで到達する確率が高くされており、変動キャラクタ50の移動前の位置が大当たり領域48に近いほど変動キャラクタ50が大当たり領域48に到達する可能性が高いような印象を遊技者に与えることが出来て、遊技者の大当たりへの期待をより大きくすることが出来る。それと共に、保留球数が多い場合には、リーチはずれと判定される確率を低くして、変動時間の比較的短い完全はずれを多く表示することによって、保留球の消化を効率よく行なうことも可能とされている。
以上、本発明の幾つかの実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示であって、本発明は、かかる実施形態における具体的な記載によって、何等、限定的に解釈されるものではない。
例えば、前記第二の実施形態として示した変動表示バー40からも明らかなように、変動表示用バーの具体的な形状は、必ずしも直線状に延び出すものに限定されない。従って、保留表示領域42に配設された保留0個乃至4個表示領域43a〜43eの並びは、必ずしも直線方向に限定されるものではなく、曲線上に並べて配設する等しても良い。
また、上記報知キャラクタとしての変動キャラクタ50もあくまでも例示であって、そのようなキャラクタを移動表示せしめるのみならず、例えば、変動表示用バーの色を変化せしめる等しても良い。そのような場合には、変動表示用バーの色領域が報知キャラクタとされる。
更にまた、前記実施形態においては、報知キャラクタとしての変動キャラクタ50の移動方向は、変動表示バー40の大当たり領域48へ向かう一方向のみとされて、その移動速度が変化せしめられることによって複数の移動態様が設けられていたが、例えば、移動速度の変化に代えて、或いは加えて、報知キャラクタの移動方向を変化せしめる複数の移動態様を設けること等も可能である。例えば前記第一の実施形態において、変動キャラクタ50を変動表示バー40の完全はずれ領域44上で、一旦折り返して保留表示領域42へ向けて移動せしめた後に、再び大当たり領域48へ移動せしめたり、完全はずれ領域44内で往復変位を複数回行なわせる等しても良い。
さらに、変動表示用バーおよび報知キャラクタは、液晶表示器34上で表示されるものに限定されることは無く、例えば、所定寸法に亘って延びる部材を変動表示用バーとして遊技領域に設けると共に、かかる変動表示バーに沿って駆動せしめられる可動部材によって報知キャラクタを構成する等のように、物理的な構造をもって構成する等しても良い。
本発明の第一の実施形態としてのパチンコ機を示す正面図。 同パチンコ機の表示内容を説明するための説明図。 同パチンコ機の表示内容を説明するための説明図。 同パチンコ機の主制御回路のブロック図。 同パチンコ機の表示制御回路のブロック図。 報知キャラクタの移動態様を説明するための説明図。 主制御CPUが実行する遊技処理を示すフローチャート。 主制御CPUが実行する始動口処理を示すフローチャート。 主制御CPUが実行する第一特別図柄表示処理を示すフローチャート。 主制御CPUが実行する第二特別図柄表示処理を示すフローチャート。 表示制御CPUが実行する表示制御処理を示すフローチャート。 表示制御CPUが実行する第一特別図柄表示処理を示すフローチャート。 表示制御CPUが実行する第二特別図柄表示処理を示すフローチャート。 本発明の第二の実施形態としてのパチンコ機の表示内容を説明するための説明図。 同パチンコ機の主制御回路のブロック図。 同パチンコ機の表示制御回路のブロック図。 主制御CPUが実行する遊技処理を示すフローチャート。 主制御CPUが実行する第二特別図柄表示処理を示すフローチャート。 表示制御CPUが実行する表示制御処理を示すフローチャート。
符号の説明
10:パチンコ機、34:液晶表示器、40:変動表示バー、42:保留表示領域、44:完全はずれ領域、46:リーチはずれ領域、48:大当たり領域、50:変動キャラクタ、52a:第一の始動口、52b:第二の始動口

Claims (3)

  1. 遊技領域に設けられた始動入賞装置への入球を検出する始動入賞検出手段と、
    該始動入賞検出手段の検出に基づいて、大当たり又ははずれを判定する判定手段と、
    該判定手段の判定結果を遊技者に報知する変動表示に要する時間を定めた複数の変動態様を記憶する変動態様記憶手段と、
    前記判定手段の判定結果に基づいて、前記変動態様記憶手段に記憶された変動態様の何れか一つを選択する変動態様選択手段と、
    前記変動表示を開始出来ない状態下で前記始動入賞検出手段が前記始動入賞装置への入球を検出した場合には該始動入賞検出手段の検出を保留球として所定数記憶する保留球記憶手段と、
    該保留球記憶手段に記憶された保留球数を表示する保留球数表示領域を一方の端部に有すると共に、前記判定手段の判定結果が大当たりであることを示す大当たり領域を他方の端部に有し、それら保留球数表示領域と大当たり領域との間に該判定手段の判定結果がはずれであることを示すはずれ領域を有して所定寸法に亘って延びる変動表示用バーと、
    前記保留球数表示領域において前記変動表示用バーの延出方向に並んで設けられて前記保留球数記憶手段に記憶された保留球数にそれぞれ対応する複数の保留球数表示部と、
    前記変動表示用バーの延出方向に沿って移動せしめられる報知キャラクタと、
    該報知キャラクタを前記保留球数記憶手段に記憶された保留球数に対応する前記保留球数表示部に位置せしめる初期位置設定手段と、
    前記報知キャラクタの移動態様を複数記憶する移動態様記憶手段と、
    前記変動態様選択手段が選択した前記変動態様に基づいて、前記移動態様記憶手段に記憶された移動態様の何れか一つを選択する移動態様選択手段と、
    前記移動態様選択手段が選択した前記移動態様に基づいて、前記判定手段の判定結果が大当たりの場合には前記報知キャラクタを前記保留球数表示領域から前記はずれ領域を経て前記大当たり領域に到達せしめる一方、該判定手段の判定結果がはずれの場合には該報知キャラクタを該保留球数表示領域から該はずれ領域に到達せしめる報知キャラクタ移動手段とを、
    備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記判定手段の判定結果がはずれの場合にはリーチはずれ又は完全はずれを判定するリーチはずれ判定手段と、前記変動表示用バーの前記はずれ領域において前記大当たり領域と隣接して設けられて該リーチはずれ判定手段の判定結果がリーチはずれであることを示すリーチはずれ領域と、該変動表示用バーの該はずれ領域において前記保留球数表示領域と隣接して設けられて該リーチはずれ判定手段の判定結果が完全はずれであることを示す完全はずれ領域とを設ける一方、前記移動態様記憶手段には、前記報知キャラクタの移動態様として該報知キャラクタの該完全はずれ領域における移動速度が異ならされた複数の移動態様が記憶されていると共に、前記報知キャラクタ移動手段は、該リーチはずれ判定手段の判定結果がリーチはずれの場合には該報知キャラクタを該保留球数表示領域から該完全はずれ領域を経て該リーチはずれ領域に到達せしめる一方、該リーチはずれ判定手段の判定結果が完全はずれの場合には該報知キャラクタを該保留球数表示領域から該完全はずれ領域に到達せしめるようにした請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記始動入賞装置としての第一の始動入賞装置への入球に基づいて変動表示せしめられて前記判定手段および前記リーチはずれ判定手段の判定結果に基づく図柄組み合わせで停止表示せしめられる複数の変動図柄を含んで構成された第一の特別図柄と、該始動入賞装置としての第二の始動入賞装置への入球に基づいて移動せしめられる前記報知キャラクタと前記変動表示用バーを含んで構成された第二の特別図柄とを有する一方、該第一の始動入賞装置への入球に基づく前記保留球数が所定数以上の場合で該判定手段の判定結果がはずれの場合には該保留球数が該所定数より少ない場合に比して該リーチはずれ判定手段がリーチはずれと判定する確率が低くされていると共に、該第二の始動入賞装置への入球に基づく前記保留球数が所定数以上の場合で該判定手段の判定結果がはずれの場合には該保留球数が該所定数より少ない場合に比して該リーチはずれ判定手段がリーチはずれと判定する確率が高くされている請求項2に記載のパチンコ機。
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