JP2008295258A - 回転電機 - Google Patents

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進 兼重
Atsushi Ishikawa
敦詞 石川
Iwao Nakane
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Abstract

【課題】外側のモータ特性と内側のモータ特性とを等しくして、回転電機の使い勝手を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る回転電機は、巻き線34を備える筒状のステータ30と、そのステータ30の内側に同軸に位置決めされており、外周面に磁石43を備える内ロータ40と、ステータ30の外側に同軸に位置決めされており、内周面に磁石23を備える外ロータ20とを備える回転電機であって、内ロータ40の磁石43を通る磁束量と外ロータ20の磁石23を通る磁束量とが等しくなるように、内ロータ40と外ロータ20とが構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、巻き線を備える筒状のステータと、そのステータの内側に同軸に位置決めされており、外周面に磁石を備える内ロータと、前記ステータの外側に同軸に位置決めされており、内周面に磁石を備える外ロータとを備える回転電機に関する。
ステータの内側と外側とにロータを備える回転電機が特許文献1に記載されている。
前記回転電機は、ロータの一方をモータとして使用し、前記ロータの他方を発電機として使用する構成である。この回転電機は、図6(A)に示すように、内ロータ101における磁石102の部分の軸方向における長さ寸法と、外ロータ103における磁石104の部分の軸方向における長さ寸法とが、ステータ106において巻き線107が巻装される磁極部108の軸方向における長さ寸法に等しい値に設定されている。
特開平11−275826号
上記した回転電機では、外ロータ103の内径寸法R3は、内ロータ101の外径寸法R1よりも十分大きく設定されている。また、前述のように、外ロータ103における磁石104の部分の軸方向における長さ寸法と内ロータ101における磁石102の部分の軸方向における長さ寸法とが等しい値に設定されている。このため、外ロータ103における磁石の内周面の面積A3は、内ロータ101における磁石の外周面の面積A1よりも十分大きな値になる。
ここで、外ロータ103の磁石を通る磁束量Φ3と内ロータ101の磁石を通る磁束量Φ1とは各々の磁石の表面積A3,A1に比例するため、Φ1÷Φ3=A1÷A3となり、Φ1<Φ3となる。
外ロータ103をモータとして使用する場合のトルクT3は、
トルクT3=磁束量Φ3×巻き線巻数n×電流値Iで表される。
同様に、内ロータ101をモータとして使用する場合のトルクT1は、
トルクT1=磁束量Φ1×巻き線巻数n×電流値Iで表される。
前述のように、Φ1<Φ3であるから、内ロータ101と外ロータ103との回転数が等しい場合でもトルクT1<トルクT3となる。即ち、内モータ特性と外モータ特性とをグラフに表すと、図6(B)に示すようになり、内モータと外モータとを同じトルク、同じ回転で使用することは困難である。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、外側のモータ特性と内側のモータ特性とを等しくして、回転電機の使い勝手を向上させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、巻き線を備える筒状のステータと、そのステータの内側に同軸に位置決めされており、外周面に磁石を備える内ロータと、前記ステータの外側に同軸に位置決めされており、内周面に磁石を備える外ロータとを備える回転電機であって、前記内ロータの磁石を通る磁束量と前記外ロータの磁石を通る磁束量とが等しくなるように、前記内ロータと前記外ロータとが構成されていることを特徴とする。
本発明によると、内ロータの磁石を通る磁束量と外ロータの磁石を通る磁束量とが等しくなるため、回転数が等しいときに内ロータの回転トルクと外ロータの回転トルクとが等しくなる。即ち、内ロータの回転数と回転トルクとの関係を表す内モータ特性と、外ロータの回転数と回転トルクとの関係を表す外モータ特性とは等しくなる。したがって内モータと外モータとを同じトルク、同じ回転で使用することができ、回転電機の使い勝手が向上する。
請求項2の発明によると、内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法を外ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法より一定寸法だけ大きくして、前記内ロータの磁石を通る磁束量と前記外ロータの磁石を通る磁束量とを等しくすることを特徴とする。
このため、比較的容易に内ロータの磁石を通る磁束量と外ロータの磁石を通る磁束量とを等しくすることが可能になる。
請求項3の発明によると、ステータは、円筒部と、その円筒部の外周面に周方向等間隔で配置されて、巻き線が巻装される複数の磁極部とからなり、前記円筒部の軸方向における長さ寸法は、前記内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法より大きく、前記磁極部の軸方向における長さ寸法は、前記内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法より小さく設定されていることを特徴とする。
このように、ステータの円筒部分の軸方向における長さ寸法が内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法よりも大きく設定されているため、ステータと内ロータとの間の漏れ磁束を小さくできる。
請求項4の発明によると、ステータは、環状の電磁鋼板を軸方向に積層することにより構成されており、電磁鋼板のうち軸方向両端に配置された電磁鋼板は、断面略L字形に形成されて、前記ステータの磁極部の端部と円筒部の端部とを構成していることを特徴とする。
このように、電磁鋼板を使用してステータを構成するため、前記ステータを経済的に製作できる。
請求項5の発明によると、ステータは、磁性粉末と絶縁物とを混合して圧縮成形した圧粉磁心により構成されていることを特徴とする。
このため、ステータの成形性が向上する。
請求項6の発明によると、ステータは、断面略L字形に形成されて、磁極部の両端部と前記円筒部の両端部とを構成する一対の圧粉磁心と、それらの圧粉磁心の間に積層された状態で配置されて、前記磁極部と円筒部との両端部以外を構成する複数枚の電磁鋼板とを備えることを特徴とする。
このため、高価な圧粉磁心の使用量を必要最小限にしてステータの成形性を向上させることができる。
請求項7の発明によると、内ロータの磁石の磁束密度を外ロータの磁石の磁束密度より大きくして、前記内ロータの磁石を通る磁束量と前記外ロータの磁石を通る磁束量とを等しくすることを特徴とする。
このため、内ロータと外ロータとの長さ寸法を従来のままで、前記内ロータの磁石を通る磁束と前記外ロータの磁石を通る磁束とを等しくすることが可能になる。
本発明によると、外側のモータ特性と内側のモータ特性とを等しくできるため、回転電機の使い勝手が向上する。
(実施形態1)
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施形態1に係る回転電機の説明を行う。本実施形態に係る回転電機は、主として電気自動車やハイブリッド電気自動車等に使用される回転電機である。図1は本実施形態に係る回転電機の縦断面図であり、図2は図1のII-II矢視断面図である。図3は本実施形態に係る回転電機を使用した電気自動車の模式図等、図4はハイブリッド電気自動車の模式図等である。また、図5は変更例に係る回転電機の縦断面図である。
<回転電機10の全体構成について>
回転電機10は、図1、図2に示すように、円筒状のハウジング12と、そのハウジング12内に同軸に固定されたステータ30と、そのステータ30の内側に同軸に配置された内ロータ40と、前記ハウジング30の外側に同軸に配置された外ロータ20とから構成されている。
ハウジング12の軸方向一端側(図1中右側)には、円盤状の底板部12bが設けられており、その底板部12bの中心に内ロータ40の回転軸41を支持する軸受14bが固定されている。また、前記ハウジング12の軸方向他端側(底板部12bと反対側)は、円盤状の蓋材12fによって塞がれており、その蓋材12fの中心に外ロータ20の回転軸21を支持する軸受14aが固定されている。
ステータ30は、図2に示すように、円筒部33と、その円筒部33の外周面に周方向等間隔で配置されて、巻き線34が巻装される複数(図では6個)の磁極部31とから構成されている。円筒部33の軸方向における長さ寸法は、図1に示すように、磁極部31の軸方向における長さ寸法よりも大きく設定されており、その円筒部33の両端部が磁極部31の両端から一定寸法だけ軸方向に突出している。そして、ステータ30の円筒部33の一端側(図1で左端側)がハウジング12の底板部12bに固定されている。
ステータ30は、複数枚の環状の電磁鋼板Stを軸方向に積層することにより構成されている。ここで、ステータ30の軸方向両側に位置する電磁鋼板SLtは、図1に示すように、断面L字形に折り曲げ成形されており、円筒部33の端部と磁極部31の端部とを構成している。
ステータ30の内側に同軸に配置される内ロータ40は、回転軸41の軸端外周面に固定された円筒形の内ロータ本体42と、その内ロータ本体42の外周面を全体的に覆うように固定された永久磁石43とから構成されている。永久磁石43は、図2に示すように、円周方向において90°毎に極性が変わるように固定されている。また、内ロータ40における永久磁石43の部分の軸方向における長さ寸法は、図1に示すように、ステータ30の円筒部33の軸方向における長さ寸法よりは小さく、磁極部31の軸方向における長さ寸法よりは大きく設定されている。永久磁石43としてはフェライト磁石が好適に使用される。
内ロータ40は、ステータ30の内側に収納された状態で、その内ロータ40の永久磁石43の軸端(図1において左端面)がステータ30の円筒部33の軸端と軸方向において一致するように、ハウジング12に装着されている。
外ロータ20は、円筒カップ状に形成されたロータ本体22を備えており、図1に示すように、そのロータ本体22の円盤状底板の中心に回転軸21の軸端が固定される固定孔25が形成されている。また、ロータ本体22の内周面22eには、図2に示すように、ステータ30の磁極部31の先端面31r(外周面31r)と対向する位置に永久磁石23が円周方向全体に渡って固定されている。永久磁石23は、円周方向において45°毎に極性が変わるように固定されている。また、外ロータ20における永久磁石23の部分の軸方向における長さ寸法は、図1に示すように、ステータ30の磁極部31の軸方向における長さ寸法と等しい値に設定されている。永久磁石23としてはフェライト磁石が好適に使用される。
外ロータ20は、ステータ30の外側にセットされた状態で、その外ロータ20の永久磁石23の軸方向における両端面がステータ30の磁極部31の軸方向における両端面と軸方向において一致するように、ハウジング12に装着されている。
ここで、外ロータ20における永久磁石23の部分の軸方向における長さ寸法と内ロータ40における永久磁石43の部分の軸方向における長さ寸法とは、外ロータ20の永久磁石23の内周面23eの面積A3が内ロータ40の永久磁石43の外周面43rの面積A1と等しくなるように、設定されている。このように、外ロータ20の永久磁石23の面積A3と内ロータ40の永久磁石43の面積A1とが等しくなるため、外ロータ20の永久磁石23を通る磁束量Φ3と内ロータ40の永久磁石43を通る磁束量Φ1とが等しくなる(Φ3=Φ1)。このため、外ロータ20を外モータのロータとして使用する場合(以下、外モータという)のトルクT3(T3=磁束量Φ3×巻き線巻数n×電流値I)と、内ロータ40を内モータのロータとして使用する場合(以下、内モータという)のトルクT1(T1=磁束量Φ1×巻き線巻数n×電流値I)とは等しくなる。
なお、図2の細線で示すループは磁束を表している。
即ち、内モータ特性と外モータ特性とをグラフに表すと、図3(B)に示すように等しくなり、内モータと外モータとは等しい回転数Nにおいて等しいトルクTを発生するようになる。
<電気自動車への応用例について>
このように、回転電機10の内モータと外モータとは等しい回転数Nで等しいトルクTを発生するようになるため、図3(A)に示すように、回転電機10の内モータ、外モータで電気自動車の右車輪、左車輪を駆動させることが可能になる。なお、図3(A)では、回転電機10のステータ30は省略されている。また、図3(A)における符号Tは、電気自動車の前後左右の車輪を表している。
また、図3(C)は、電気自動車を直線走行させる場合の内モータ、外モータの一回転分の電流波形を表しており、図3(D)は電気自動車を左折させる場合の内モータ、外モータの一回転分の電流波形を表している。なお、図3(C)、(D)では、説明を簡単にするため、内ロータ40を二極、外ロータ20を四極と仮定して電流波形を表している。
内ロータ40の極数は外ロータ20の極数の半分であるため、内モータ、外モータが等速で回転する場合には、図3(C)に示すように、内モータの電流波形周期は外モータの電流波形周期の二倍に等しくなる。実線で表す電流波形は、内モータの電流波形(一点鎖線)と外モータの電流波形(点線)とを合成した電流波形であり、その合成電流波形(実線)に相当する電流Iを巻き線34に流すことで、電気自動車を直線走行させることが可能になる。
また、電気自動車を左折させる場合には、右車輪側の内モータの回転数を左車輪側の外モータの回転数よりも所定値だけ大きくする必要がある。このため、図3(D)に示すように、内モータの電流波形(一点鎖線)の周期を外モータの電流波形(点線)の周期の二倍よりも一定量小さくする必要がある。したがって、周期を調整した内モータの電流波形と外モータの電流波形の合成電流波形(図3(D)において実線)に相当する電流Iを巻き線34に流すことで、電気自動車を左折させることが可能になる。
なお、電気自動車を右折させる場合には、上記とは逆に、右車輪側の内モータの回転数を左車輪側の外モータの回転数よりも所定値だけ小さくする必要があるため、内モータの電流波形周期を外モータの電流波形周期の二倍よりも一定量大きくする必要がある。
<ハイブリッド電気自動車への応用例について>
上記した回転電機10の内ロータ40を発電機のロータとして使用し、外ロータ20をモータのロータとして使用することで、回転電機10をハイブリッド電気自動車に応用することが可能になる。即ち、図4(A)に示すように、回転電機10の内ロータ40をエンジンEGに接続し、外ロータ20を減速機G、デファレンシャルギアDを介して左右の前輪Tに接続する。前述のように、内ロータ40を二極、外ロータ20を四極と仮定すれば、内ロータ40を外ロータ20の二倍で回転させることで、図4(B)に示すように、内ロータ40による発電機の電流波形(一点鎖線)と、外ロータ20によるモータの消費電流波形(実線)との周期が等しくなる。このため、モータの消費電流波形(実線)に対する発電機の電流波形(一点鎖線)の不足分(点線)を入力することで、ハイブリッド電気自動車を走行させることが可能になる。
<本実施形態に係る回転電機10の長所について>
本実施形態に係る回転電機10によると、内ロータ40の永久磁石43を通る磁束量Φ1と外ロータ20の永久磁石23を通る磁束量Φ3とが等しくなるため、内ロータ40の回転トルクT1と外ロータ20の回転トルクT3とが等しくなる。このため、内ロータ40の回転数と回転トルクT1との関係を表す内モータ特性と、外ロータ20の回転数と回転トルクT3との関係を表す外モータ特性とは等しくなる。したがって内モータと外モータとを同じトルク、同じ回転で使用することができ、回転電機10の使い勝手が向上する。
また、内ロータ40における永久磁石43の部分の軸方向における長さ寸法を外ロータ20における永久磁石23の部分の軸方向における長さ寸法より一定寸法だけ大きくして、内ロータ40の永久磁石43を通る磁束量と外ロータ20の永久磁石23を通る磁束量とを等しくする構成である。このため、比較的容易に内ロータ40の永久磁石43を通る磁束量と外ロータ20の永久磁石23を通る磁束量とを調整できるようになる。
また、ステータ30は、円筒部33と複数の磁極部31とからなり、円筒部33の軸方向における長さ寸法は、内ロータ40における永久磁石43の部分の軸方向における長さ寸法より大きく設定されている。このため、ステータ30と内ロータ40との間の漏れ磁束を小さくできる。
また、ステータ30は、環状の電磁鋼板Stを軸方向に積層することにより構成されており、電磁鋼板Stのうち軸方向両端に配置された電磁鋼板SLtは断面略L字形に形成されて、ステータ30の磁極部31の端部と円筒部33の端部とを構成する。このように、電磁鋼板St(SLt)を使用してステータ30を製作するため、ステータ30を比較的経済的に製作できる。
<変更例>
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態1では、ステータ30を積層した電磁鋼板Stから構成する例を示したが、図5(A)に示すように、ステータ30の軸方向両端に配置された断面略L字形の電磁鋼板SLtの部分を磁性粉末と絶縁物とを混合して圧縮成形した圧粉磁心Jにより成形することも可能である。さらに、図5(B)に示すように、ステータ30の全体を圧粉磁心Jにより成形することも可能である。
このように、圧粉磁心Jを使用することにより、ステータ30の成形性が向上する。
また、本実施形態では、内ロータ40、外ロータ20の永久磁石23,43としてフェライト磁石を使用する例を示した。しかし、内ロータ40の永久磁石43にフェライト磁石よりも残留飽和磁束密度の大きい希土類磁石を使用することも可能である。これにより、内ロータ40の永久磁石43の軸方向における長さ寸法を外ロータ20の永久磁石23の軸方向における長さ寸法より大きくしなくても、内ロータ40の永久磁石43を通る磁束量と外ロータ20の永久磁石23を通る磁束量とを等しくすることが可能になる。
また、回転電機10を電気自動車、ハイブリット電気自動車に使用する例を示したが、例えば、風力で回転する羽根車を回転電機10の内ロータ40に接続して発電し、外ロータ20によるモータでポンプ等を駆動させることも可能である。
本発明の実施形態1に係る回転電機の縦断面図である。 回転電機の横断面図(図1のII-II矢視断面図)である。 実施形態1に係る回転電機を使用した電気自動車の模式平面図(A図)、回転電機の内モータ特性、外モータ特性を表すグラフ(B図)、回転電機の電流波形を表すグラフ(C図、D図)である。 ハイブリッド電気自動車の模式平面図(A図)、回転電機の電流波形を表すグラフ(B図)である。 変更例に係る回転電機の縦断面図(A図、B図)である。 従来の回転電機の縦断面図(A図)、回転電機の内モータ特性、外モータ特性を表すグラフ(B図)である。
符号の説明
20・・・・・外ロータ
23・・・・・永久磁石
30・・・・・ステータ
31・・・・・磁極部
33・・・・・円筒部
34・・・・・巻き線
40・・・・・内ロータ
43・・・・・永久磁石
St・・・・・電磁鋼板
SLt・・・・電磁鋼板(断面L字形に形成された電磁鋼板)
J・・・・・・圧粉磁心

Claims (7)

  1. 巻き線を備える筒状のステータと、そのステータの内側に同軸に位置決めされて、外周面に磁石を備える内ロータと、前記ステータの外側に同軸に位置決めされて、内周面に磁石を備える外ロータとを備える回転電機であって、
    前記内ロータの磁石を通る磁束量と前記外ロータの磁石を通る磁束量とが等しくなるように、前記内ロータと前記外ロータとが構成されていることを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載された回転電機であって、
    前記内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法を前記外ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法より一定寸法だけ大きくして、前記内ロータの磁石を通る磁束量と前記外ロータの磁石を通る磁束量とを等しくすることを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載された回転電機であって、
    前記ステータは、円筒部と、その円筒部の外周面に周方向等間隔で配置されて、巻き線が巻装される複数の磁極部とからなり、
    前記円筒部の軸方向における長さ寸法は、前記内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法より大きく、前記磁極部の軸方向における長さ寸法は、前記内ロータにおける磁石の部分の軸方向における長さ寸法より小さく設定されていることを特徴とする回転電機。
  4. 請求項3に記載された回転電機であって、
    前記ステータは、環状の電磁鋼板を軸方向に積層することにより構成されており、
    前記電磁鋼板のうち軸方向両端に配置された電磁鋼板は、断面略L字形に形成されて、前記ステータの磁極部の端部と円筒部の端部とを構成していることを特徴とする回転電機。
  5. 請求項3に記載された回転電機であって、
    前記ステータは、磁性粉末と絶縁物とを混合して圧縮成形した圧粉磁心により構成されていることを特徴とする回転電機。
  6. 請求項3に記載された回転電機であって、
    前記ステータは、断面略L字形に形成されて、前記磁極部の両端部と前記円筒部の両端部とを構成する一対の圧粉磁心と、それらの圧粉磁心の間に積層された状態で配置されて、前記磁極部と円筒部との両端部以外を構成する複数枚の電磁鋼板とを備えることを特徴とする回転電機。
  7. 請求項1に記載された回転電機であって、
    前記内ロータの磁石の磁束密度を前記外ロータの磁石の磁束密度より大きくして、前記内ロータの磁石を通る磁束量と前記外ロータの磁石を通る磁束量とを等しくすることを特徴とする回転電機。
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