JP2008294887A - 録画装置 - Google Patents

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博信 高橋
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Abstract

【課題】ユーザが放送受信障害による損傷の激しい映像を見て不快に感じることを防ぐことができる録画装置を提供する。
【解決手段】HDD10は、ハードディスクにトランスポートストリームに基づく映像データを記録させる際に放送受信障害が発生している間は記録を一時停止し、記録後に録画時間に対する記録一時停止時間の割合に応じた損傷ランクをハードディスクに記録させ、リモコン17においてタイトル一覧表示用のキーが入力されると、OSD部11がOSD映像データを生成し、ハードディスクに記録された映像データに基づくサムネイルおよびハードディスクに記録された番組名が映像データ毎にテレビ16に表示され、このときハードディスクに記録された損傷ランクに応じて色分けされた放送受信障害を表すアイコンも表示される。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送受信に対応した録画装置に関するものである。
従来から、デジタル放送を受信しデジタル放送の映像情報を記録可能な録画装置が様々に開発されている。このような録画装置として、例えば特許文献1に次のような録画装置が提案されている。
特許文献1に提案された録画装置では、録画開始時刻になると、ストリーム記録用ファイルを作成しファイル管理テーブルに記録開始時刻を記録し、放送受信状態が良好である間はストリーム記録ファイルにストリームを記録し、放送受信状態が悪化すると記録を一時停止し、ストリーム記録ファイルを閉じてファイル管理テーブルに一時停止時刻を記録し、その後放送受信状態が復帰すると、新たなストリーム記録用ファイルを作成しファイル管理テーブルに一時停止解除時刻(つまり次のストリームの記録開始時刻)を記録し、作成されたファイルへの記録を開始し、受信状態が良好な間は記録を継続し、放送受信状態が再び悪化すると記録を一時停止し、以降同様の動作となり、録画終了時刻になると記録を停止し、記録中のファイルを閉じてファイル管理テーブルに録画終了時刻を記録し、録画終了となる。
そして録画終了後、再生キー等によって再生処理が開始されると、ストリーム記録ファイルが順次再生され、再生中、OSDメニュー表示項目選択操作で中断時間履歴表示という項目が選択されると、ファイル管理テーブルの一時停止時刻および記録開始時刻に基づき中断時間の履歴が表示される。これにより、録画状況をユーザに的確に認識させることを可能としている。
特開2006−92665号公報(第10頁−第15頁)
しかし、上記特許文献1に提案された録画装置では、再生させてから初めてユーザは中断時間履歴表示により録画状況を把握でき、放送受信障害による損傷の激しい映像の場合でもユーザは少なくとも1回は見る必要があり、ユーザに不快感を与えてしまうといった問題点があった。
上記問題点を鑑み、本発明は、ユーザが放送受信障害による損傷の激しい映像を見て不快に感じることを防ぐことができる録画装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の録画装置は、デジタル放送信号からトランスポートストリームを取出すトランスポートストリーム取出し手段と、
前記トランスポートストリーム取出し手段が取出したトランスポートストリームに基づく映像データを記録媒体に記録させ、映像データの記録の際、放送受信障害の発生から放送受信障害からの復帰までの間は映像データの記録を一時停止する第一の記録手段と、
前記第一の記録手段による記録開始から記録終了までの時間に対する前記第一の記録手段が記録一時停止をした時間の割合に応じたランク情報を前記記録媒体に記録させる第二の記録手段と、
前記第一の記録手段により前記記録媒体に記録された映像データを表す画像と共に、前記第二の記録手段により前記記録媒体に記録されたランク情報に応じた放送受信障害発生を表す画像を表示手段に表示させるための表示用信号を前記表示手段に出力する表示用信号出力手段と、を備える構成としている。
このような構成によれば、表示手段に表示される放送受信障害発生を表す画像によりユーザは放送受信障害による映像データの損傷程度を再生前に把握できるので、ユーザが放送受信障害発生により損傷の激しい映像データを再生させて再生映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。
上記構成において、前記放送受信障害発生を表す画像は、前記ランク情報に応じた色のアイコンであればよい。
また、上記構成において、前記映像データを表す画像および前記放送受信障害発生を表す画像の表示中に操作手段の操作により映像データが選択されると、前記表示用信号出力手段は、選択された映像データについての前記第一の記録手段の記録開始から記録終了までの期間を表すバーと、前記選択された映像データについての前記第一の記録手段の記録一時停止期間を表す前記バーの部分とを前記表示手段に表示させるための表示用信号を前記表示手段に出力する構成にしてもよい。
このような構成によれば、ユーザはバーの表示により放送受信障害の発生状況すなわち映像データの損傷程度を直感的に把握できる。
また、本発明の録画装置は、デジタル放送信号からトランスポートストリームを取出すトランスポートストリーム取出し手段と、
前記トランスポートストリーム取出し手段が取出したトランスポートストリームに基づく映像データを記録媒体に記録させ、映像データの記録の際、放送受信障害の発生から放送受信障害からの復帰までの間は映像データの記録を一時停止する第一の記録手段と、
前記第一の記録手段による記録開始から記録終了までの時間に対する前記第一の記録手段が記録一時停止をした時間の割合に応じたランク情報を前記記録媒体に記録させる第二の記録手段と、
前記第二の記録手段により前記記録媒体に記録されたランク情報のうち所定のランクのランク情報以外のランク情報に対応する前記第一の記録手段により前記記録媒体に記録された映像データを表す画像を表示手段に表示させるための表示用信号を前記表示手段に出力する表示用信号出力手段と、を備える構成としている。
このような構成によれば、所定の損傷程度の映像データをユーザが選択して再生させることができないので、ユーザが放送受信障害発生により損傷の激しい映像データを再生させて再生映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。
また、上記構成において、前記所定のランクは、操作手段の操作による設定に応じたランクであることが望ましい。これにより、ユーザが鑑賞を所望する損傷程度の映像データをユーザが選択して再生させることができる。
また、本発明の録画装置は、デジタル放送信号からトランスポートストリームを取出すトランスポートストリーム取出し手段と、
前記トランスポートストリーム取出し手段が取出したトランスポートストリームに基づく映像データを記録媒体に記録させ、映像データの記録の際、放送受信障害の発生から放送受信障害からの復帰までの間は映像データの記録を一時停止する第一の記録手段と、
前記第一の記録手段による記録開始から記録終了までの時間に対する前記第一の記録手段が記録一時停止をした時間の割合に応じたランク情報を前記記録媒体に記録させる第二の記録手段と、
前記第二の記録手段により前記記録媒体に記録されたランク情報のうち所定のランクのランク情報に対応する前記第一の記録手段により前記記録媒体に記録された映像データを削除する削除手段と、を備える構成としている。
このような構成によれば、所定の損傷程度の映像データが削除されるので、ユーザが放送受信障害発生により損傷の激しい映像データを再生させて再生映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。また、記録媒体の残り容量を増やして有効活用できる。
また、上記構成において、前記所定のランクは、操作手段の選択操作に応じたランクであることが望ましい。これにより、ユーザが削除を所望する損傷程度の映像データを削除できる。
本発明の録画装置によれば、ユーザが放送受信障害による損傷の激しい映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、デジタル放送受信に対応したハードディスクレコーダを一例として説明する。
図1に、本発明に係るハードディスクレコーダの概略構成図を示す。本図に示すよう、本発明に係るハードディスクレコーダは、チューナ2と、復調部3と、エラー訂正部4と、デマルチプレクサ5と、デコード部6と、映像合成部7と、映像D/A変換部8と、エンコード/デコード部9と、HDD(ハードディスクドライブ)10と、OSD(On Screen Display)部11と、内部時計12と、不揮発性メモリ13と、リモコン受信部14と、制御部15とを備えている。チューナ2にはアンテナ1が接続され、映像D/A変換部8にはテレビ16が接続される。
アンテナ1は、デジタル放送の放送電波を受信し放送電波を高周波信号に変換してチューナ2に出力する。チューナ2は、アンテナ1から入力される高周波信号から所望の周波数の高周波信号を抽出し、抽出された高周波信号を周波数変換して中間周波信号を生成し、生成された中間周波信号を復調部3に出力する。復調部3は、チューナ2から入力された中間周波信号に対してデジタル復調を行い、トランスポートストリームをエラー訂正部4に出力する。エラー訂正部4は、復調部3から入力されたトランスポートストリームに対してエラー訂正を行い、エラー訂正されたトランスポートストリームをデマルチプレクサ5に出力する。デマルチプレクサ5は、トランスポートストリームから映像ストリームを分離しデコード部6に出力する。デコード部6は、映像ストリームを伸長復号化し、復号映像データを映像合成部7に出力する。
また、デコード部6は、復号映像データをエンコード/デコード部9に出力もする。エンコード/デコード部9は、復号映像データを圧縮符号化し、圧縮映像データをHDD10に出力する。HDD10は、ハードディスクを内蔵しており、圧縮映像データをハードディスクに記録させる。
また、HDD10は、ハードディスクから圧縮映像データを再生しエンコード/デコード部9に出力する。エンコード/デコード部9は、再生された圧縮映像データを伸長復号化し、復号映像データを映像合成部7に出力する。
また、OSD部11は、OSD映像データを生成して映像合成部7に出力する。映像合成部7は、デコード部6またはエンコード/デコード部9からの復号映像データとOSD映像データとを合成して合成映像データを映像D/A変換部8に出力する。また、映像合成部7は、上記合成をせずに復号映像データやOSD映像データを映像D/A変換部8に出力もする。映像D/A変換部8は、映像合成部7からの合成映像データ、復号映像データ、OSD映像データをアナログ映像信号に変換してテレビ16に出力し、テレビ16に映像が表示される。
内部時計12は、時刻を計測する。不揮発性メモリ13は、例えばフラッシュメモリであり、各種設定情報が記憶される。リモコン受信部14は、リモコン17から赤外線信号を受信し赤外線信号をコード信号に変換して制御部15に出力する。
次に、本発明に係るハードディスクレコーダの録画動作について説明する。
録画動作の前には予め録画予約設定が行われる。リモコン17の操作により録画予約画面がテレビ16に表示され、チャンネル、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻、録画モードがリモコン17の操作により指定されると、指定された内容の録画予約設定情報が制御部15により不揮発性メモリ13に記憶される。このとき、HDD10のハードディスクが有する管理領域には、録画中に放送受信障害が発生した時刻および放送受信障害から復帰した時刻が記録される領域である障害地点タグ、および番組名、録画開始時刻、録画終了時刻、後述する損傷ランクが記録される各領域が確保される。録画予約設定がされるたびに、ハードディスクには同様の新たな領域が確保される。例えば、4つの録画予約設定がされた場合は、図4に示すような領域がハードディスクの管理領域に確保される。
そして、録画予約設定の後、不揮発性メモリ13に記憶された録画予約設定情報の録画日および録画開始時刻で表される時刻になると、図2のフローチャートにおけるステップS20で、制御部15の指示によりチューナ2が録画予約設定情報のチャンネルを選局し、HDD10がトランスポートストリームに基づく圧縮映像データの記録を開始し、放送番組の録画が開始される。
その後、制御部15が放送受信障害の発生を検出しない間は(ステップS21のN)、録画が継続され、制御部15が放送受信障害の発生を検出すると(ステップS21のY)、ステップS22に進む。ここで、放送受信障害の発生は、エラー訂正部4が測定したエラーレートがエラー訂正限界を超えたことを検出することにより検出すればよい。
ステップS22で、HDD10は圧縮映像データの記録を一時停止し録画が一時停止され、HDD10は制御部15が内部時計12より取得した現在時刻をハードディスクに確保された障害地点タグに障害発生時刻として記録させる。
その後、制御部15が放送受信障害からの復帰を検出しない間は(ステップS23のN)、録画の一時停止状態が継続され、制御部15が放送受信障害からの復帰を検出すると(ステップS23のY)、ステップS24に進む。ここで、放送受信障害からの復帰は、エラー訂正部4が測定したエラーレートがエラー訂正限界以下であることを検出することにより検出すればよい。
ステップS24で、HDD10は制御部15が内部時計12より取得した現在時刻をハードディスクに確保された障害地点タグに障害復帰時刻として記録させ、HDD10は圧縮映像データの記録を再開し録画が再開される。そして、ステップS21に戻り、以降同様の動作となる。
図2のフローチャートの動作は、不揮発性メモリ13に記憶された録画予約設定情報の録画終了時刻になると終了し、図3のフローチャートが開始される。
録画終了時刻になったとき録画中である場合は、ステップS30で、HDD10は圧縮映像データの記録を停止し録画が停止される。また、録画終了時刻になったとき録画の一時停止状態である場合は、ステップS31で、HDD10は制御部15が内部時計12より取得した現在時刻をハードディスクに確保された障害地点タグに障害復帰時刻として記録させる。
ステップS30またはステップS31の後、障害地点タグになんらかの記録が有る場合は(ステップS32のY)、ステップS33で、制御部15は、障害地点タグに記録された障害発生時刻および障害復帰時刻間の経過時間の総和を算出し、不揮発性メモリ13に記憶された録画開始時刻および録画終了時刻間の経過時間に対する上記算出された総和の割合を算出する。つまり、録画時間に対する録画中断時間の割合を算出する。そして、ステップS34で、算出された録画時間に対する録画中断時間の割合に応じた損傷ランクをHDD10がハードディスクの管理領域に記録させる。例えば、算出された録画時間に対する録画中断時間の割合が0%より大きく10%以下であれば損傷小の損傷ランクを、10%より大きく30%以下であれば損傷中の損傷ランクを、30%より大きければ損傷大の損傷ランクをそれぞれ記録するようにすればよい。ここでの10%および30%というしきい値は固定値でもよいし、リモコン17の操作により可変としてもよい。
また、ステップS30またはステップS31の後、障害地点タグに記録がない場合は(ステップS32のN)、ステップS34で、HDD10は損傷なしの損傷ランクをハードディスクの管理領域に記録させる。
ステップS34の後は、HDD10は、不揮発性メモリ13に記憶された録画予約設定情報の録画開始時刻および録画終了時刻をハードディスクの管理領域に記録させ、制御部15が不揮発性メモリ13に記憶された録画予約設定情報を削除する。また、図2のフローチャート開始後、デマルチプレクサ5がトランスポートストリームから分離した付加データより制御部15が取得した番組名を、HDD10がハードディスクの管理領域に記録させる。以上で録画動作が完了する。
ここで図5は、4つの録画予約設定がされ図4のような領域がハードディスクの管理領域に確保された後、各録画予約設定情報に基づき以上で説明した録画動作が行われた後のハードディスクの管理領域の状態例を示している。損傷ランクの記録の際のしきい値については前述のように10%および30%としており、番組名AAAについては録画時間2時間に対して録画中断時間6分であり録画時間に対する録画中断時間の割合が5%となるから損傷小の損傷ランクが記録され、番組名CCCについては録画時間2時間に対して録画中断時間24分(=13分+11分)であり録画時間に対する録画中断時間の割合が20%となるから損傷中の損傷ランクが記録され、番組名DDDについては録画時間1時間に対して録画中断時間25分であり録画時間に対する録画中断時間の割合が42%となるから損傷大の損傷ランクが記録されている。また、番組名BBBについては障害地点タグに記録がないので、損傷なしの損傷ランクが記録されている。
次に、以上のような録画動作の後のタイトル一覧表示動作に関して説明する。
ここで予めユーザはタイトル一覧表示の表示形式を設定することができる。リモコン17における所定の操作によりOSD部11がOSD映像データを生成し、テレビ16に図6に示すようなタイトル一覧表示設定画面が表示される。ここで、リモコン17により「全てを表示」が選択されると、制御部15は対応する設定情報を不揮発性メモリ13に記憶させる。
それから、リモコン17においてタイトル一覧表示用のキーが入力されると、OSD部11がOSD映像データを生成し、ハードディスクに記録された映像データの最初のフレームのサムネイルおよびハードディスクに記録された番組名が映像データ毎に全ての映像データについてテレビ16に表示される。また、損傷ランクが損傷なし以外の映像データについてはサムネイルに重なるよう放送受信障害の発生を表すアイコンが表示される。このアイコンは、損傷ランクに応じて色分けされており、例えば、損傷大であれば赤色、損傷中であればオレンジ色、損傷小であれば黄色に色分けされる。
図7は、ハードディスクの管理領域が前述した図5のような状態でタイトル一覧表示させた場合の画面を示している。ここで、上記アイコンの色分け例であれば、番組名AAAについてのアイコンは黄色で、番組名CCCについてのアイコンはオレンジ色で、番組名DDDについてのアイコンは赤色でそれぞれ表示されることになる。
このようなタイトル一覧表示においてある映像データがリモコン17の操作により選択されると、図8に示すような各種項目を含んだメニューが表示される(図8は番組名CCCが選択されたところ)。ここで、再生の項目がリモコン17の操作により選択されると、選択された映像データをHDD10がハードディスクから再生し、テレビ16に再生映像が表示される。
上記のような色分けされたアイコン表示によりユーザは放送受信障害の程度すなわち記録された映像データの損傷程度を再生前に把握でき、放送受信障害により損傷の激しい映像データを再生させてユーザが再生映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。
また、タイトル一覧表示で映像データが選択されて表示される上記メニューにおいて受信障害状況という項目がリモコン17の操作により選択されると、OSD部11がOSD映像データを生成し、テレビ16にバーグラフが表示される。ここでは、横長のバーが表示され、バーの両端の上部に選択された映像データの録画開始時刻および録画終了時刻が表示される。また、選択された映像データの障害地点タグに記録された障害発生時刻および障害復帰時刻間の障害発生期間に対応するバーの部分と、それ以外のバーの部分とが色分けされて表示される。例えば、障害発生期間に対応する部分は赤色で表示され、それ以外の部分は白色で表示される。なお、選択された映像データの障害地点タグに記録がない場合は、バーと録画開始時刻および録画終了時刻が表示され、バーは正常期間の色(上記色分け例であれば白色)の一色で表示される。
図9は、図8のように番組名CCCが選択されてメニューが表示された状態で受信障害状況の項目が選択された場合に表示されるバーグラフを示している。ここでは、バーの両端上部に録画開始時刻の16:00と録画終了時刻の18:00が表示され、左側の斜線部分は16:05〜16:18の障害発生期間を表し、右側の斜線部分は17:34〜17:45の障害発生期間を表す。上記の色分け例であれば、斜線部分が赤色、それ以外の部分が白色で表示される。このようなバーグラフ表示により、ユーザは放送受信障害の発生状況すなわち映像データの損傷程度を直感的に把握できる。
また、前述した図6に示すタイトル一覧表示設定画面において「損傷大を表示しない」「損傷大・中を表示しない」「損傷大・中・小を表示しない」のいずれかの項目がリモコン17の操作により選択されると、制御部15が対応する設定情報を不揮発性メモリ13に記憶させる。それから、リモコン17においてタイトル一覧表示用のキーが入力されると、OSD部11がOSD映像データを生成し、ハードディスクに記録された映像データの最初のフレームのサムネイルおよびハードディスクに記録された番組名が映像データ毎にテレビ16に表示される。ここで、上記で「損傷大を表示しない」が選択された場合は、損傷ランクが損傷大である映像データ以外の映像データについてサムネイルおよび番組名が表示され、上記で「損傷大・中を表示しない」が選択された場合は、損傷ランクが損傷大および損傷中である映像データ以外の映像データについてサムネイルおよび番組名が表示され、上記で「損傷大・中・小を表示しない」が選択された場合は、損傷ランクが損傷大、損傷中および損傷小である映像データ以外の映像データについてサムネイルおよび番組名が表示される。このとき、損傷ランクが損傷なし以外の映像データについてはサムネイルに重なるよう放送受信障害発生を表すアイコンが表示され、このアイコンは損傷ランクに応じて色分け表示される。例えば、前述した色分け例であればよい。
図10は、ハードディスクの管理領域が前述した図5のような状態でタイトル一覧表示設定画面において「損傷大・中を表示しない」が選択され、タイトル一覧表示させた場合の画面を示している。ここでは、損傷ランクが損傷大および損傷中である映像データ以外の番組名AAAおよびBBBの映像データについてサムネイルおよび番組名が表示され、損傷ランクが損傷小である番組名AAAの映像データについてアイコンが表示される。
このようなタイトル一覧表示において、リモコン17の操作によりある映像データが選択されると、選択された映像データをHDD10がハードディスクから再生し、テレビ16に再生映像が表示される。
このようにタイトル一覧表示設定画面での設定により、設定に応じた損傷程度の映像データについてはタイトル一覧表示されなくなり選択再生不可能となるので、ユーザが放送受信障害により損傷の激しい映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。
次に、録画動作後のタイトル一括削除に関して説明する。
リモコン17における所定の操作によりOSD部11がOSD映像データを生成し、テレビ16に図11に示すようなタイトル一括削除画面が表示される。ここで、「損傷大を削除」「損傷大・中を削除」「損傷大・中・小を削除」の各項目のいずれかがリモコン17の操作により選択されると、図12に示すような確認用ダイアログが表示され、ここで「はい」がリモコン17の操作により選択されると、上記で選択された項目に応じた損傷ランクの映像データをHDD10はハードディスクから削除する。
図5のようなハードディスクの管理領域の状態で、タイトル一括削除画面において「損傷大を削除」が選択された場合は、番組名DDDの映像データがハードディスクから削除され、「損傷大・中を削除」が選択された場合は、番組名CCCおよびDDDの映像データがハードディスクから削除され、「損傷大・中・小を削除」が選択された場合は、番組名AAA、CCCおよびDDDの映像データがハードディスクから削除される。
これにより、ユーザが削除を所望する損傷程度の映像データが削除され再生不可能となるので、ユーザが放送受信障害により損傷の激しい映像を見て不快に感じることを防ぐことができる。また、ハードディスクの残り容量を増やして有効活用することができる。
なお、以上の実施形態において、障害地点タグには障害発生時刻および障害復帰時刻として内部時計の時刻を記録していたが、トランスポートストリーム中のタイムコードを記録するようにしてもよい。
また、以上の実施形態において、ハードディスクの管理領域に記録していた各種データについてはハードディスク以外の記録媒体(例えば、不揮発性メモリ)に記録させるようにしてもよい。
また、本発明はハードディスクレコーダに限らず、DVDレコーダ、Blu−ray Disk(登録商標)レコーダ等、あらゆる録画装置に適用可能である。
は、本発明に係るハードディスクレコーダの概略構成図である。 は、本発明に係るハードディスクレコーダにおける録画動作に関するフローチャートである。 は、本発明に係るハードディスクレコーダにおける録画完了の際の動作に関するフローチャートである。 は、ハードディスクの管理領域に確保された領域の例を示す図である。 は、録画動作後のハードディスクの管理領域の状態例を示す図である。 は、タイトル一覧表示設定画面を示す図である。 は、タイトル一覧表示の例を示す図である。 は、タイトル一覧表示におけるメニュー表示を示す図である。 は、バーグラフ表示の例を示す図である。 は、タイトル一覧表示の例を示す図である。 は、タイトル一括削除画面を示す図である。 は、タイトル一括削除画面における確認用ダイアログ表示を示す図である。
符号の説明
1 アンテナ
2 チューナ
3 復調部
4 エラー訂正部
5 デマルチプレクサ
6 デコード部
7 映像合成部
8 映像D/A変換部
9 エンコード/デコード部
10 HDD
11 OSD部
12 内部時計
13 不揮発性メモリ
14 リモコン受信部
15 制御部
16 テレビ
17 リモコン

Claims (7)

  1. デジタル放送信号からトランスポートストリームを取出すトランスポートストリーム取出し手段と、
    前記トランスポートストリーム取出し手段が取出したトランスポートストリームに基づく映像データを記録媒体に記録させ、映像データの記録の際、放送受信障害の発生から放送受信障害からの復帰までの間は映像データの記録を一時停止する第一の記録手段と、
    前記第一の記録手段による記録開始から記録終了までの時間に対する前記第一の記録手段が記録一時停止をした時間の割合に応じたランク情報を前記記録媒体に記録させる第二の記録手段と、
    前記第一の記録手段により前記記録媒体に記録された映像データを表す画像と共に、前記第二の記録手段により前記記録媒体に記録されたランク情報に応じた放送受信障害発生を表す画像を表示手段に表示させるための表示用信号を前記表示手段に出力する表示用信号出力手段と、を備えることを特徴とする録画装置。
  2. 前記放送受信障害発生を表す画像は、前記ランク情報に応じた色のアイコンであることを特徴とする請求項1に記載の録画装置。
  3. 前記映像データを表す画像および前記放送受信障害発生を表す画像の表示中に操作手段の操作により映像データが選択されると、前記表示用信号出力手段は、選択された映像データについての前記第一の記録手段の記録開始から記録終了までの期間を表すバーと、前記選択された映像データについての前記第一の記録手段の記録一時停止期間を表す前記バーの部分とを前記表示手段に表示させるための表示用信号を前記表示手段に出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の録画装置。
  4. デジタル放送信号からトランスポートストリームを取出すトランスポートストリーム取出し手段と、
    前記トランスポートストリーム取出し手段が取出したトランスポートストリームに基づく映像データを記録媒体に記録させ、映像データの記録の際、放送受信障害の発生から放送受信障害からの復帰までの間は映像データの記録を一時停止する第一の記録手段と、
    前記第一の記録手段による記録開始から記録終了までの時間に対する前記第一の記録手段が記録一時停止をした時間の割合に応じたランク情報を前記記録媒体に記録させる第二の記録手段と、
    前記第二の記録手段により前記記録媒体に記録されたランク情報のうち所定のランクのランク情報以外のランク情報に対応する前記第一の記録手段により前記記録媒体に記録された映像データを表す画像を表示手段に表示させるための表示用信号を前記表示手段に出力する表示用信号出力手段と、を備えることを特徴とする録画装置。
  5. 前記所定のランクは、操作手段の操作による設定に応じたランクであることを特徴とする請求項4に記載の録画装置。
  6. デジタル放送信号からトランスポートストリームを取出すトランスポートストリーム取出し手段と、
    前記トランスポートストリーム取出し手段が取出したトランスポートストリームに基づく映像データを記録媒体に記録させ、映像データの記録の際、放送受信障害の発生から放送受信障害からの復帰までの間は映像データの記録を一時停止する第一の記録手段と、
    前記第一の記録手段による記録開始から記録終了までの時間に対する前記第一の記録手段が記録一時停止をした時間の割合に応じたランク情報を前記記録媒体に記録させる第二の記録手段と、
    前記第二の記録手段により前記記録媒体に記録されたランク情報のうち所定のランクのランク情報に対応する前記第一の記録手段により前記記録媒体に記録された映像データを削除する削除手段と、を備えることを特徴とする録画装置。
  7. 前記所定のランクは、操作手段の選択操作に応じたランクであることを特徴とする請求項6に記載の録画装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107295407A (zh) * 2017-08-03 2017-10-24 青岛海信电器股份有限公司 用于确定vbo信号的故障来源的装置
CN107295407B (zh) * 2017-08-03 2020-01-31 青岛海信电器股份有限公司 用于确定vbo信号的故障来源的装置

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