JP2006309867A - 映像記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
不要部分の指定の途中にはいままで指定したサムネイル画は表示されないので、指定の途中では内容を確認できないという問題があった。
【解決手段】
記録媒体に記録されている映像データの任意の部分を指定する部分指定手段と、指定された部分を代表する縮小画を表示するための情報を生成する画面生成手段とを備えた映像記録再生装置において、前記部分指定手段により複数の部分を指定した場合、前記画面生成手段は指定した複数の部分の位置及び長さの情報及びまたは指定した複数の部分の縮小画を表示するための情報を生成することを特徴とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録媒体に記録されている映像データの不要部分を削除することの出来る映像記録再生装置に係り、特に複数の不要部分を削除する時の使い勝手改善に関する。
記録後に不要部分を指定して削除する従来技術では、課題として「複雑な処理を要することなく、情報の不要部分を削除して必要部分のみを残す編集を簡単に行えるようにする。」とされ、解決手段として「テレビモニタに表示される再生映像を見ながら、削除したい映像が表示されたときに特定ボタンを押し、削除したい映像が終了したときに再度特定ボタンを押して区間を指定すると、1回目にボタンを押した時点から2回目にボタンを押すまでの区間における映像が削除され、次回再生時には、必要な映像のみを再生することができる。」としたものがある。例えば、特許文献1参照。
また、記録時に不要部分を指定して削除する従来技術では、課題として「記録ファイルを再生しなくても、録画中に任意に不要部分を指定できるようにして、簡単な操作によって不要部分を削除する。」とされ、解決手段として「録画の開始とともに、映像を映し出す。不要部分が始まると、一時停止キーを操作して、開始点を指定する。
さらに録画が進み、不要部分の終わりになると、一時停止キーを操作して、終了点を指定する。不要部分が他にあるときは、開始点および終了点の指定を繰り返す。録画が終了すると、指定した不要部分を一括して削除する。このように録画が終了することにより、不要部分を削除した記録ファイルが作成される。」としたものがある。例えば、特許文献2参照。
特開2003−319312号公報 特開2004−095089号公報
近年、記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクやハードディスクなどが使用されるようになってきている。さらに、大容量化により映像を記録するための映像記録再生装置にDVDやハードディスクを使用した製品が注目を集めいている。このような映像記録再生装置では、テレビ放送などの番組をDVDやハードディスクに記録するようになっている。
ところで、番組の中にはCM部分やオープニング部分やCM後のCM直前の映像の繰り返し部分などのようにユーザにとって不要な部分があるが、記録時にはその不要部分も記録されてしまうことになる。そのため、不要な部分を指定して削除することが行われている。
上記したような従来技術により不要部分を削除する場合、間違って必要な部分を指定して削除してしまわないようにすることが重要である。1番組の中にはCM部分などの不要部分は複数あるのが一般的であるため、複数の不要部分を削除しようとする時には削除処理開始の前に確認できることが望まれており、さらに指定された複数の不要部分を一括で削除するのが操作性の上で好ましい。
一方、不要部分を複数削除する場合、指定の途中に今までに指定した不要部分のサムネイル画(縮小画)が表示されていると指定した部分が間違っていないか確認しやすく、さらに番組の中でどの部分がどれくらい削除されるかが表示されていると確認しやすく使い勝手がよい。
しかしながら、上記特許文献1記載の従来技術では、複数の不要部分を指定して一括削除しようとしたときに確認のためのサムネイル画を表示することには配慮されていないため、複数の不要部分を削除するには不要部分を1つずつ指定及び削除の操作を繰り返さねばならず操作性が悪いという問題があった。
また、上記特許文献2記載の従来技術では、複数指定後一括削除前に削除しようとしている不要部分のサムネイル画を表示するので内容を確認できるが、指定の途中にはいままで指定したサムネイル画は表示されないので、指定の途中では内容を確認できないという問題があった。さらには番組の中でどの部分がどれくらい削除されるかがビジュアル的に表示されていなので確認できないという問題があった。
本発明の目的は、不要部分を指定している途中の段階でも不要部分のサムネイル画及び不要部分の開始位置、終了位置を表示することにより確認しやすい使い勝手の改善した映像記録再生装置を提供することにある。
上記目的は、特許請求の範囲に記載の発明により達成される。
本発明によれば、不要部分を指定している途中の段階でも不要部分のサムネイル画及び不要部分の開始位置、終了位置を表示することにより確認しやすく使い勝手を改善することができる。
以下、本発明による映像記録再生装置の一実施例を図1〜図8を用いて説明する。
本発明による映像記録再生装置の第1の実施例を、図1〜図6及び図8を用いて説明する。
図1は本発明の第1の実施例の映像記録再生装置であるHDD内蔵DVDレコーダのブロック図を示し、内部構成及び動作を図1を用いて説明する。
101はアナログのテレビ放送受信用のアナログ受信手段、102は外部装置から映像信号を入力するための外部入力端子、103はデジタルのテレビ放送受信用のデジタル受信手段、104はアナログ受信手段101と外部入力端子102とを切替えるための入力切替手段、105はアナログの映像信号をデジタルの映像データに変換するA/D、106はMPEG方式で映像データを圧縮または伸張するとともに各種の信号処理を行うデジタル信号処理手段、107は記録媒体としてハードディスク(HDD)を使用して圧縮された映像データを記録するHDDドライブ、108は記録媒体としてDVDを使用して圧縮した映像データを記録するDVDドライブ、109は文字やアイコン等の表示用の各種情報を生成してデジタル信号処理手段106からの映像信号に重畳するOSD生成手段、110は外部に接続した表示装置に映像信号を出力するための外部出力端子、111はHDDドライブ107またはDVDドライブ108から再生された映像信号からサムネイル画を生成するためのサムネイル画生成手段、112は本レコーダ全体を制御するための制御手段、113はユーザが本レコーダを操作するときに使用する各種釦等から構成される操作手段、114はサムネイル画生成手段111で生成したサムネイル画データや時間情報等を記憶するための記憶手段(メモリ)である。
まず記録及び再生時の動作を説明する。記録時はアナログ受信手段101によりテレビ放送を受信し出力される映像信号を切替手段104で選択し、A/D105でアナログの映像信号からデジタルの映像データに変換されデジタル信号処理手段106に入力される。デジタル信号処理手段106に入力された映像データはMPEG方式により圧縮されHDDドライブ107及びまたはDVDドライブ108に送られ記録される。
一方、デジタル信号処理手段106からは外部の表示装置に画面表示するための映像信号が出力されており、OSD生成手段109により文字やアイコン等の表示情報が重畳され外部出力端子110から外部表示装置に出力される。
また、再生時はHDDドライブ107またはDVDドライブ108に記録されている圧縮された映像データがデジタル信号処理手段106で伸張され、映像信号となってOSD生成手段109により文字やアイコン等の表示情報が重畳された後外部出力端子110から外部表示装置に出力される。
ここで、ユーザは操作手段113により記録モードや再生モード等にするための所定の操作をする。
次に、本実施例に係る映像の不要部分を削除する場合の動作について説明する。尚、ここでは、HDDドライブ107に記録されている番組の不要部分を削除する場合で説明する。
操作手段113からの所定の操作により不要部分を削除する対象の番組を選択後不要部分削除のための部分削除機能を起動すると、部分削除用の表示画面をOSD生成手段109で生成し外部表示装置に表示させる。その後、操作手段113により本レコーダを再生状態にしてHDDドライブ107の映像データを再生し、デジタル信号処理手段106で伸張し部分削除用の表示画面に再生画を表示する。
再生画を見ながら早送りやコマ送りをして削除したい不要部分の開始位置を探し、開始位置となる再生画が表示されたときに操作手段113からの操作により開始位置を指定すると、サムネイル生成手段111で開始位置のサムネイル画を作成し、開始位置の時間情報とともにサムネイル画データを記憶手段114に記憶する。
次に再生画を見ながら不要部分の終了位置を探し、終了位置となる再生画が表示されたときに操作手段113からの操作により終了位置を指定すると、サムネイル生成手段111で終了位置のサムネイル画を作成し、終了位置の時間情報とともにサムネイル画データを記憶手段114に記憶する。不要部分が複数あるときには再度不要部分の開始位置となる再生画を探し、操作手段113を用いて指定する。
このとき、最初に登録した不要部分の開始位置のサムネイル画及び開始位置と終了位置の時間情報が記憶手段114より読み出されてOSD生成手段109により表示画面に表示される。以下、上記操作を繰り返し行うと、不要部分として指定した不要部分のサムネイル画及び開始位置と終了位置の時間情報が表示されていく。
全ての不要部分を指定した後、操作手段113の操作により削除を実行すると、制御手段112の制御によりHDDドライブ107にある対象となる番組中の不要部分に指定された映像データ部分を一括して削除する。
このように、任意の位置にある不要部分を指定することができ、指定している途中の段階でも不要部分のサムネイル画と不要部分の開始位置及び終了位置の時間情報を表示することにより削除しようとしている内容を確認しやすく、使い勝手を改善することができる。
さらに、一括して削除することが可能であるため操作性も向上できる。
次に、本実施例による部分削除機能時の画面表示例を、図2〜図4及び図8を用いて説明する。図2(a)は部分削除機能時における1番目の削除開始位置検索後の表示例、図2(b)は部分削除機能時における1番目シーンの削除開始位置指定後の表示例、図2(c)は部分削除機能時における1番目シーンの削除終了位置指定後の表示例、図2(d)は部分削除機能時における2番目シーンの削除を開始するときの表示例、図3(a)は部分削除機能時における4番目シーンの削除終了位置指定後の表示例、図3(b)は部分削除機能時における5番目シーンの削除開始位置の検索を開始するときの表示例、図4(a)は部分削除機能時における9番目シーンの削除終了位置指定後の表示例、図4(b)は部分削除機能時における10番目シーンの削除開始位置の検索を開始するときの表示例、図8は一括削除確認時の表示例である。
尚、ここでは2時間番組のオープニング部、CM部、エンディング部等のシーンを不要部分として削除する場合で説明する。削除するシーンは具体的には、3〜6分、15〜17分、30〜32分、45〜47分、1時間〜1時間2分、1時間15分〜1時間17分、1時間30〜1時間32分、1時間45〜1時間47分、1時間55〜2時間の9箇所のシーンを指定後、一括して削除する。
部分削除機能を起動し操作手段113の再生釦を押して再生状態になると、図2(a)に示すように画面201には再生画202、番組中の再生位置をイメージ的に示す再生ポイント205、再生中の番組における再生位置時間206、再生中の番組の記録時間から削除に指定したシーン(不要部分)を除いた削除後時間207、次の操作を促すための操作バー208、番組全体の長さをイメージ的に示す番組バー209が表示されている。
この例では、番組の初めから3分(00:03:00)の所を再生しており、削除位置はまだ指定されていないので削除開始位置サムネイル画203と削除終了位置サムネイル画204は表示されず、削除後時間207は2時間(02:00:00)となっている。ユーザは再生画202を見ながら、早送りやコマ送りをしながら削除するシーン(不要部分)の削除開始位置(3分)(00:03:00)を探し、操作バー208を参考に決定釦を押すと、3分(00:03:00)の位置が削除開始位置として指定されこの時のサムネイル画を作成するとともに図2(b)で示す表示画面に切り替わる。また同時に削除開始位置のサムネイル画と時間情報(3分)(00:03:00)を記録手段114に登録する。
削除開始位置を指定すると図2(b)に示すように、削除開始位置サムネイル画203にサムネイル画が表示される。ここで、ユーザは再生画202を見ながら削除終了位置(6分)(00:06:00)を探すことになるが、再生位置を移動すると番組バー209には削除開始位置3分(00:03:00)の位置から現在再生中の再生ポイント205(6分)(00:06:00)の間を示す1番目シーンバー2091が表示される。
削除するシーン(不要部分)の削除終了位置を探した後操作バー208を参考に決定釦を押すと、6分(00:06:00)の位置が削除終了位置として指定されこの時のサムネイル画を作成するとともに図2(c)で示す表示画面に切り替わる。また同時に削除終了位置のサムネイル画と時間情報(6分)(00:06:00)を記録手段114に登録する。これで、削除するシーン(不要部分)として3分(00:03:00)から6分(00:06:00)の間が指定されたことになる。
削除終了位置を指定すると図2(c)に示すように、削除終了位置サムネイル画204にサムネイル画が表示される。ここで、ユーザが次に削除する2番目のシーン(不要部分)を指定するために操作バー208を参考に決定釦を押すと、図2(d)で示す表示画面となる。
次の2番目のシーン指定の画面になると図2(d)に示すように、削除開始位置サムネイル画203と削除終了位置サムネイル画204の表示を消し、削除に指定した1番目シーンの削除開始位置のサムネイル画と削除開始位置の時間(00:03:00)と削除終了位置の時間(00:06:00)を1番目削除アイコン2101として表示する。また、この時削除後時間207には3分から6分の間の3分を削除した場合の残り時間である(01:57:00)を表示する。ここの画面の状態で、ユーザからの次に削除する2番目のシーンの削除開始位置の指定を待ち、以降繰り返す。
4番目の削除するシーン(不要部分)の削除終了位置を指定すると図3(a)に示すように、削除開始位置サムネイル画203及び削除終了位置サムネイル画204には開始位置と終了位置のサムネイル画がそれぞれ表示されるとともに現在の再生位置時間206には(00:47:00)が表示される。同時に、1番目削除アイコン2101、2番目削除アイコン2102、3番目削除アイコン2103及び、1番目シーンバー2091、2番目シーンバー2092、3番目シーンバー2093、4番目シーンバー2094も表示される。ここで、ユーザがさらに次に削除する5番目のシーンを指定するために操作バー208を参考に決定釦を押すと、図3(b)で示す表示画面となる。
次の5番目のシーン指定の画面になると図3(b)に示すように、削除開始位置サムネイル画203と削除終了位置サムネイル画204の表示を消し、削除に指定した4番目シーンの削除開始位置のサムネイル画と削除開始位置の時間(00:45:00)と削除終了位置の時間(00:47:00)を4番目削除アイコン2104として追加表示する。また、この時削除後時間207には4個の削除シーンの合計である9分を削除した場合の残り時間である(01:51:00)を表示する。ここの画面の状態で、ユーザからの次に削除する5番目のシーンの削除開始位置の指定を待ち、以降繰り返す。
9番目の削除するシーン(不要部分)の削除終了位置を指定すると図4(a)に示すように、削除開始位置サムネイル画203及び削除終了位置サムネイル画204には開始位置と終了位置のサムネイル画がそれぞれ表示されるとともに現在の再生位置時間206には(02:00:00)が、削除後時間207には(01:43:00)が表示される。同時に、1番目削除アイコン2101、2番目削除アイコン2102、3番目削除アイコン2103、4番目削除アイコン2104、5番目削除アイコン2105、6番目削除アイコン2106、7番目削除アイコン2107、8番目削除アイコン2108及び、1番目シーンバー2091、2番目シーンバー2092、3番目シーンバー2093、4番目シーンバー2094、5番目シーンバー2095、6番目シーンバー2096、7番目シーンバー2097、8番目シーンバー2098、9番目シーンバー2099も表示される。ここで、ユーザがさらに次に削除する10番目のシーンを指定するために操作バー208を参考に決定釦を押すと、図4(b)で示す表示画面となる。
次の10番目のシーン指定の画面になると図4(b)に示すように、削除開始位置サムネイル画203と削除終了位置サムネイル画204の表示を消し、現在の再生位置時間206には(02:00:00)が、削除後時間207には(01:38:00)が表示されるとともに、削除に指定した9番目シーンの削除開始位置のサムネイル画と削除開始位置の時間(01:55:00)と削除終了位置の時間(02:00:00)を9番目削除アイコン2109として表示する。この時、1番目削除アイコン2101〜8番目削除アイコン2108は表示が消えるが、左スクロールアイコン211を押すことにより表示がスクロールして表示できるようになっている。尚、ここで、1番目削除アイコン2101を消して、2番目削除アイコン2102〜9番目削除アイコン2109までを表示するようにしても構わない。
ここで、ユーザが削除を続ける場合には削除開始位置を探すことになるが、削除の指定を完了した場合には、一括削除の操作に入ることになる。削除の前にユーザは1番目削除アイコン2101〜9番目削除アイコン2109のサムネイル画を見て、本当に削除してよいかを確認し、間違いなければ操作バー208を参考にして、操作手段113にある赤釦を押す。間違いに気付いた場合には、操作手段113にある左右カーソル釦を使用して、1番目削除アイコン2101〜9番目削除アイコン2109を選択し、青釦を押すと削除対象から解除することができる。削除対象から解除すると、その削除アイコン及びシーンバーの表示はされなくなり、削除後時間207の表示を再計算されて表示される。尚、削除アイコンの選択時、選択されている削除アイコン内のサムネイル画は例えば黄色等の色付きの枠で囲うとともにシーンバーも黄色等の色を付けることにより、選択しているものがわかりやすいようになっている。
図4(b)の画面で赤釦を押すと、図8に示す一括削除の確認画面に切り替わる。図8に示すように、画面801の操作バー808には「本当に削除してよろしいですか?」の確認文字を表示し、ユーザの操作間違いがないか確認を促し、間違いない場合は「はい」8082を押し一括削除処理を開始する。間違っているときが付いた場合は「いいえ」8083を押し削除処理を中止する。
尚、本実施例では、図2(a)、図2(d)、図3(b)、図4(b)の画面のときに戻り釦を押すと削除機能を中止できるようになっている。
次に、本実施例による映像記録再生装置の部分削除の処理の流れを、図5を用いて説明する。図5は本実施例による映像記録再生装置のフローチャートを示す。
操作手段113からの所定の操作により削除するシーン(不要部分)の対象となる番組をステップ501で選択しさらにステップ502で部分削除機能を起動すると、図2(a)で示した部分削除用の画面が表示される。ステップ503で番組を再生して再生画を見ながら削除するシーン(不要部分)の削除開始位置を探し、削除開始位置を指定するために決定釦が押されるのを待つ。ステップS504で戻る釦が押された場合は、ステップS502に戻り部分削除機能を中止する。ユーザは削除開始位置のときに決定釦を押すので、ステップS504で決定釦が押されたことを判断すると、ステップS505で削除開始位置のサムネイル画を生成し、削除開始位置の時間情報ととともにサムネイル画データを記憶手段114に記憶する。その後削除シーン(不要部分)の終了位置を探して削除終了位置を指定するために決定釦が押されるのを待つ。
ステップS506で戻る釦が押された場合は、ステップS503に戻り削除開始位置を探す。ユーザは削除終了位置のときに決定釦を押すので、ステップS506で決定釦が押されたことを判断すると、ステップS507で削除終了位置のサムネイル画を生成し、削除終了位置の時間情報とともにサムネイル画データを記憶手段114に記憶する。
ここで、1番目に削除するシーンの指定ができたことになる。その後次のシーンを削除するために決定釦が押されるのを待つ。ステップS508で戻る釦が押された場合は、ステップS506に戻り削除シーン(不要部分)の終了位置を探して削除終了位置を指定するために決定釦が押されるのを待つ。
ユーザが次のシーンを削除するために決定釦を押した場合は、ステップS508で決定釦が押されたことを判断し、ステップS509で記憶手段114に記録した削除開始位置のサムネイル画と削除開始位置の時間情報と削除終了位置の時間情報を読み出し画面に削除アイコンとして表示するとともに指定したシーンを削除した場合の削除後時間を算出し画面に表示する。その後ユーザは次の2番目のシーンを削除する場合は削除開始位置を探した後決定釦を押すので、ステップS510で決定釦が押されたことを判断してステップS505に戻り、2番目の削除開始位置のサムネイル画を生成し、2番目の削除シーンの削除開始位置の時間情報とともにサムネイル画データを記憶手段114に記憶し、削除部分として指定するシーンがなくなるまで繰り返す。削除するシーンが無くなるとユーザは、指定したシーンが間違っていないかを図4(a)(b)の表示画面により確認し、間違っていなければ削除のための赤釦を押すのでステップS511で指定された複数のシーンを一括して削除する処理に入り、削除に指定したシーンをつめた形の映像データとする。
これにより、本実施例では映像データの容量が2時間から1時間38分となり、データ量を減少させることができる。また、指定したシーンが間違っている場合は、ユーザは間違ったシーンの削除を解除するためにカーソル釦で間違ったシーンを選択するので、ステップS512でカーソル釦に従って削除アイコンのサムネイル画を選択し、ステップS513で青釦が押された場合は、選択中の削除アイコンのシーンを削除の対象から外して表示をやめ赤釦からの一括削除処理を待つ。
ここで、本実施例では削除アイコンに表示するサムネイル画を削除開始位置のサムネイル画としたが、削除終了位置のサムネイル画としても構わない。さらに、削除開始位置と削除終了位置の両サムネイル画を交互に表示するようにしても構わない。
また、削除アイコンに表示するサムネイル画を動画サムネイルにしても構わない。動画とすることで削除しようとするシーンの内容がさらに確認しやすくなる。動画サムネイル用の動画サムネイル画データは、再生中に削除開始位置を決定釦を押して指定してから一定時間の再生画の動画サムネイル画データをサムネイル画生成手段111で生成することで達成できる。また、削除終了位置を探している間の再生画から動画サムネイル画データを生成しても構わないし、他の方法でもよい。
次に、本実施例による映像記録再生装置における一括削除時の映像データの減少処理について、図6を用いて説明する。図6は本実施例による映像記録再生装置の映像データの減少イメージ図を示す。
図6(a)に示すように、不要部分のある番組の記録時間は2時間あり、その中で削除シーンはシーン2、4、6、8,10、12、14、16、18の9箇所ある。ステップS510で赤釦が押されると一括削除の処理動作に入る。まず最初に、シーン1の終了部分(00:03:00)からシーン3以降の1時間54分の映像データを上書きし、図6(b)に示す映像データとする。次に、シーン3の終了部分(00:12:00)からシーン5以降の1時間43分の映像データを上書きし、図6(c)に示す映像データとする。
これを繰り返して図6(d)に示すような不要部分のシーンが削除された1時間38分の映像データができ、減少処理が終了する。このように一括削除処理時にデータを減少できるので、記録容量が有限なHDDやDVDにおいては、データ容量を有効に使用することができる。
本発明による映像記録再生装置における一括削除時の映像データの減少処理の第2の実施例について、図7を用いて説明する。図7は本発明による映像記録再生装置における第2の実施例の映像データの減少イメージ図を示す。
図7(a)に示すように、不要部分のある番組の記録時間は2時間あり、その中で削除シーンはシーン2、4、6、8,10、12、14、16、18の9箇所ある。ステップS510で赤釦が押されると一括削除の処理動作に入る。シーン1の終了部分(00:03:00)からシーン3の映像データを上書きする。シーン3の上書きが終了したらシーン3の終了部分(00:12:00)からシーン5の映像データを上書きする。これを繰り返してシーン17が上書きされたところで映像データの減少処理が終了する。
ここで、実施例1と違うところは、実施例1では削除シーンより後ろの削除するシーンを含めたシーンの映像データを上書きしていたので、上書きするデータが多くなり一括処理に時間がかかる場合があったが、実施例2では削除シーンの次のシーンの映像データのみを順番に上書きしていくので、上書きするデータ量が少なくて済み一括削除処理の時間を短くすることができることである。本実施例のでは実施例1では10時間35分に当たる映像データを上書きすることになるが、実施例2では1時間35分にあたる映像データを上書きするだけでよいことになる。
以上説明した本発明の各実施例によれば、不要部分を指定している時に不要部分のサムネイル画及び不要部分の位置、長さを表示することにより確認しやすく使い勝手を改善することができる。
特に、本発明の一実施形態は、記録媒体に記録されている映像データの任意の部分を指定する部分指定手段と、指定された部分を代表する縮小画を表示するための情報を生成する画面生成手段とを備えた映像記録再生装置において、前記部分指定手段により複数の部分を指定した場合、前記画面生成手段は指定した複数の部分の位置の情報及びまたは指定した複数の部分の縮小画を表示するための情報を生成することを特徴とする。これにより、不要部分を指定している時に不要部分のサムネイル画及び不要部分の位置、長さを表示することにより削除しようとしている内容を確認しやすく、使い勝手を改善することができる。
さらに、前記縮小画は静止画像及びまたは動画像であることを特徴とする。縮小画(サムネイル画)を動画とすることで、削除しようとしている内容を確認しやすくできる。
さらに、前記部分指定手段により指定した部分を削除する削除手段を設け、前記部分指定手段により複数の部分を指定した後前記削除手段により削除を行った場合は、一括して指定された部分を削除することを特徴とする。複数の不要部分を指定した後に一括して削除を行うようにすることにより、操作性を向上できる。
さらに、前記部分指定手段による部分の指定は、映像データを再生中に開始位置と終了位置を指定することであることを特徴とする。削除しようとしている不要部分は、再生画を見ながら、決定釦等の釦操作により開始位置と終了位置を任意に指定できることにより、CM部分やオープニング部分などの不要な部分を削除することができる。
本発明によるHDD内蔵DVDレコーダのブロック図 部分削除機能時における1番目シーン削除の表示例 部分削除機能時における1番目シーン削除の表示例 部分削除機能時における1番目シーン削除の表示例 部分削除機能時における1番目シーン削除の表示例 部分削除機能時における4番目シーン削除の表示例 部分削除機能時における9番目シーン削除の表示例 本発明による映像記録再生装置のフローチャート 本発明による映像記録再生装置の映像データの減少イメージ図 本発明による映像記録再生装置における第2の実施例の映像データの減少イメージ図 一括削除確認時の表示例
符号の説明
101…アナログ受信手段、102…外部入力端子、103…デジタル受信手段、
104…入力切替手段、105…A/D、106…デジタル信号処理手段、
107…HDDドライブ、108…DVDドライブ、109…OSD生成手段、
110…外部出力端子、111…サムネイル画生成手段、112…制御手段、
113…操作手段、114…記憶手段、201…画面、202…再生画、
203…削除開始位置サムネイル画、204…削除終了位置サムネイル画、
205…再生ポイント、206…再生位置時間、207…削除後時間、
208…操作バー、209…番組バー、2091〜2099…シーンバー、
2101〜2109…削除アイコン。

Claims (4)

  1. 記録媒体に記録されている映像データの任意の部分を指定する部分指定手段と、
    指定された部分を代表する縮小画を表示するための情報を生成する画面生成手段とを備えた映像記録再生装置において、
    前記部分指定手段により複数の部分を指定した場合、前記画面生成手段は、指定した複数の部分が前記映像データのどの部分であるかの位置の情報、及びまたは指定した複数の部分の縮小画を表示するための情報を生成することを特徴とする映像記録再生装置。
  2. 請求項1記載の映像記録再生装置において、前記縮小画は静止画像及びまたは動画像であることを特徴とする映像記録再生装置。
  3. 請求項1乃至2のいずれかに記載の映像記録再生装置において、前記部分指定手段により指定した部分を削除する削除手段を設け、
    前記部分指定手段により複数の部分を指定した後、前記削除手段により削除を行った場合は、一括して指定された部分を削除することを特徴とする映像記録再生装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の映像記録再生装置において、前記部分指定手段による部分の指定は、映像データを再生中に開始位置と終了位置を指定することであることを特徴とする映像記録再生装置。
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