JP2008294435A5 - - Google Patents

Claims (8)

1. 透磁性材料で作られ四つの内縁をもつ方形開口部を有する方形のコア鋼板が複数積層され、各コア鋼板が、互いに組み合わされる第一の対および第二の対のそれぞれをなす二つの副鋼板部材を有するトランス用コアにおいて、
   上記第一の対の副鋼板部材のうち一方の副鋼板部材は、上記方形開口部の四つの内縁のうちの三つの内縁を有するように形成されていて、該第一の対の副鋼板部材のうちの他方の副鋼板部材に接合する二つの接合縁を有し、
   上記一方の副鋼板部材の二つの接合縁は、上記方形開口部の二つの角部から上記コア鋼板の互いに対向して位置する外側縁部へ向かうとともに該コア鋼板の板面を通る該コア鋼板の中心線に対して傾斜して延びており、
   上記第一の対の副鋼板部材のうち他方の副鋼板部材は、方形開口部の内縁のうち残された一つを有するように形成されていて、上記一方の副鋼板部材の二つの接合縁にそれぞれ接合する二つの接合縁を有し、
   上記他方の副鋼板部材の二つの接合縁は、上記方形開口部の二つの角部から上記コア鋼板の互いに対向して位置する外側縁部へ向かうとともに上記コア鋼板の板面を通る該コア鋼板の中心線に対して傾斜して延びており、
   第二の対をなす副鋼板部材は、第一の対をなす副鋼板部材と同じ形状をなし、該第一の対をなす副鋼板部材に隣接して接面するとともに、該第一の対をなす副鋼板部材の板面に直交する直線まわりで該第一の対をなす副鋼板部材に対して１８０°回転した姿勢で各コア鋼板の方形開口部の位置が一致するように配されており、
   互いに隣接した複数の第一の対そして第二の対のそれぞれにおける副鋼板部材同士が組み合わされていることを特徴とするトンランス用コア。
2. 方形開口部の両側における接合縁は、第一の対そして第二の対をなす二つの副鋼板部材同士を接合したときに中心線に対して自己センタリングされるように形成されていることとする請求項１に記載のトランス用コア。
3. 第一の対そして第二の対をなす二つの副鋼板部材のうち少なくとも一方がＵ字状をなし、端部で接合縁を形成する二つの脚部を有し、該接合縁が脚部の延出方向に対し傾斜していることとする請求項１又は請求項２に記載のトランス用コア。
4. 積層時に、隣接して板面で接面するコア鋼板の補完せる接合縁が異なる面上にあることとする請求項１に記載のトランス用コア。
5. 方形開口部の一方の内縁を境界づけているすべての副鋼板部材が第一コア半体を形成するように積層され、上記方形開口部の他方の内縁を境界づけているすべての副鋼板部材が第二コア半体を形成するように積層されていることとする請求項１に記載のトランス用コア。
6. 第一そして第二コア半体が互いに結合されていることとする請求項５に記載のトランス用コア。
7. 第一そして第二コア半体が、追加的な結合手段を要することなく互いに適合して結合されることをとする請求項６に記載のトランス用コア。
8. 第一の対そして第二の対の副鋼板部材のうち少なくとも一方の対の副鋼板部材の接合縁の延長線同士がコア鋼板の中心線上で交差することとする請求項１に記載のトランス用コア。