JP2008294216A - スイッチングモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモード電流の原因となる浮遊容量のさらなる低減を図ることで、伝導ノイズや放射ノイズを低減する。
【解決手段】冷却用の銅ベース10上には絶縁性基板11が搭載され、絶縁性基板11上には、互いに分離された銅パターン12、13、18が形成され、絶縁性基板11には、銅パターン18の配置位置に対応して凸部19が形成され、銅パターン18が形成された領域の絶縁性基板11における厚みが、銅パターン12、13が形成された領域の絶縁性基板11における厚みよりも厚くなるように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明はスイッチングモジュールに関し、特に、スイッチング素子とこれに逆並列に接続されたダーオードとを1アームとして構成された上下2アーム直列回路の実装方法に適用して好適なものである。
商用交流電源などから得られた入力電力を半導体スイッチング素子にて所定の周波数の電力に変換して出力するために、インバータなどの電力変換装置が用いられている。
図6は、インバータを用いた電力変換装置の一例を示す図である。
図6において、三相交流電源41は、整流器42および平滑コンデンサC4を介してインバータ43に接続され、インバータ43はモータ44に接続されている。そして、三相交流電源41の各相は、コモンモードノイズを低減するために、接地コンデンサC1〜C3をそれぞれ介して接地されている。ここで、整流器42には、整流ダイオードD1〜D6が設けられるとともに、インバータ43には、スイッチング素子M11〜M16およびスイッチング素子M11〜M16にそれぞれ逆並列接続された帰還ダイオードD11〜D16が設けられている。
なお、スイッチング素子M11〜M16としては、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)やパワーMOSFETを用いることができる。
そして、三相交流電源41にて生成された交流電圧は整流器42および平滑コンデンサC4にて直流電圧に変換され、その直流電圧はインバータ43にて交流電圧に変換されてモータ44に供給される。
ここで、各スイッチング素子M11〜M16と各帰還ダイオードD11〜D16の組で基本回路(アーム)が構成され、インバータ43は、このアームを6個用いることで構成することができる。そして、各スイッチング素子M11〜M16とこれに逆並列に接続された各帰還ダイオードD11〜D16とを1アームとすると、スイッチング素子M11、M14にて上下2アーム直列回路を構成し、スイッチング素子M12、M15にて上下2アーム直列回路を構成し、スイッチング素子M13、M16にて上下2アーム直列回路を構成することができる。そして、これら3組の上下2アーム直列回路を3並列接続することでインバータ43を構成することができる。
なお、インバータモジュールは、上下2アーム分を1組(2in1タイプ)とするか、あるいは6アーム分を1組(6in1タイプ)として構成することができ、3相インバータでは、2アームの組を3並列接続するか、6アームの組をそのまま用いることができる。
また、インバータモジュールは、冷却のためにヒートシンク45上に設置され、このヒートシンク45は、安全のためにアース電位に接続される。
図7は、上下2アーム直列回路が搭載されたスイッチングモジュールの外観構成を示す斜視図である。
図7において、冷却用の銅ベース101上には封止樹脂102が設けられ、負荷側に接続される出力電極103、直流の負側出力電極104、直流の正側出力電極105、上アーム側および下アーム側のIGBTのゲート/エミッタ端子106が封止樹脂102から取り出されている。ここで、銅ベース101は、図4のヒートシンク45と接するように配置され、ヒートシンク45と同電位に設定することができる。
図8は、図7のスイッチングモジュールに搭載されたIGBTの実装状態を示す平面図、図9は、図7のスイッチングモジュールに搭載されたIGBTの実装状態を示す断面図である。
図8および図9において、各半導体チップ114、115には、スイッチング素子とこれに逆並列に接続された帰還ダイオードとを形成することができる。なお、以下の説明では、スイッチング素子としてIGBTを用いる方法について説明する。
そして、上アーム側の半導体チップ114は、IGBTのエミッタが上側、コレクタが下側を向くようにして銅パターン112上に半田付けにて実装され、下アーム側の半導体チップ115は、IGBTのエミッタが上側、コレクタが下側を向くようにして銅パターン113上に半田付けにて実装されている。そして、半導体チップ114の上側の端子と銅パターン113とをボンディングワイヤ116にて接続することで、半導体チップ114に搭載されたIGBTのエミッタと半導体チップ115に搭載されたIGBTのコレクタとを接続し、上下2アーム直列回路を形成することができる。
ここで、銅パターン112、113はセラミック基板111を介して銅ベース101と向き合うため、銅パターン112、113と銅ベース101との間には浮遊容量が形成される。すなわち、上アーム側のIGBTのコレクタと銅ベース101との間および下アーム側のIGBTのコレクタと銅ベース101との間に浮遊容量が形成される。
図10は、図6の2素子構成のインバータを用いた場合におけるコモンモード電流経路を示す図である。
図10において、インバータモジュールは、アース電位と同電位のヒートシンク45上に実装され、上アーム側のIGBTのコレクタと銅ベース101との間および下アーム側のIGBTのコレクタと銅ベース101との間に形成される浮遊容量C5、C6もアース電位に接続される。そして、コモンモード電流は、浮遊容量C5、C6を通るコモンモード電流経路RCを介して主に流れる。
ただし、IGBTが実際にスイッチング動作した場合、浮遊容量C5では理想的には電位変動がないため充放電電流が流れることはなく、主として浮遊容量C6に流れる充放電電流がコモンモード電流となる。そして、このコモンモード電流に起因して生じる電位変動が伝導ノイズとして他の装置に伝わると、誤動作の原因となる。また、このコモンモード電流は通常は高周波電流であるため、このコモンモード電流が流れると、コモンモード電流経路RCがループアンテナとなって不要な電磁波が放射ノイズとして放射され、他の装置の誤動作の原因となる。
ここで、伝導ノイズや放射ノイズはコモンモード電流の大きさに依存し、コモンモード電流の大きさはIGBTの浮遊容量に比例することから、IGBTの浮遊容量が大きくなるに従って、伝導ノイズや放射ノイズも大きくなる。
このようなコモンモード電流に起因する伝導ノイズや放射ノイズの対策として、インバータモジュール外の部分について、配線とアース電極とのラミネート化や、接地コンデンサC1〜C3を設けるなどの方法がとられる。また、コモンモード電流を小さくすることで、放射ノイズを低減する方法も提案されている(特許文献1)。
さらに、本出願人による先願(特願2005−378743)には、上アームの低電位側端子と下アームの高電位側端子とを接続する実装パターンの面積を小さくすることで、コモンモード電流量を低減し、伝導ノイズや放射ノイズを低減する方法が提案されている。
図4は、先願のスイッチングモジュールの概略構成を示す断面図、図5は、図4のスイッチングモジュールの概略構成を示す平面図である。
図4および図5において、銅ベース30上には絶縁性基板31が搭載され、絶縁性基板31上には、互いに分離された銅パターン32、33、38が形成されている。また、半導体チップ34、35には、IBGTとこれに逆並列に接続された帰還ダイオードとがそれぞれ形成されている。
そして、上アーム側の半導体チップ34は、IGBTのエミッタが上側、コレクタが下側を向くようにして銅パターン32上に半田付けにて実装され、下アーム側の半導体チップ35は、IGBTのコレクタが上側、エミッタが下側を向くようにして銅パターン33上に半田付けにて実装されている。そして、半導体チップ34の上側の端子と銅パターン38とをボンディングワイヤ36にて接続するとともに、半導体チップ35の上側の端子と銅パターン38とをボンディングワイヤ37にて接続することで、半導体チップ34に搭載されたIGBTのエミッタと半導体チップ35に搭載されたIGBTのコレクタとを接続し、上下2アーム直列回路を形成することができる。
ここで、銅パターン38は、ボンディングワイヤ36、37を接続するための最小限の面積に設定することで、図10の浮遊容量C6を小さくすることができ、コモンモード電流量を低減することができる。
また、特許文献2には、実装基板に形成されたグランド電極と高周波回路との間に生じる寄生容量を低減し、良好な高周波特性を得ることができるようにするために、ダイパッド部にグランド電位が印加される高周波スイッチICパッケージにおいて、高周波スイッチICをダイパッド部にエポキシ樹脂から成るスペーサを介して搭載する方法が開示されている。
特開2004−7888号公報 特開2006−237450号公報
しかしながら、図4および図5の先願のスイッチングモジュールでは、銅パターン32、33、38が絶縁性基板31の同一面上に形成されているため、図10の浮遊容量C6を小さくするには限界があり、コモンモード電流量を低減するには限界があった。
そこで、本発明の目的は、コモンモード電流の原因となる浮遊容量のさらなる低減を図ることで、伝導ノイズや放射ノイズを低減することが可能なスイッチングモジュールを提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1記載のスイッチングモジュールによれば、少なくとも1相分の上下アームを構成するスイッチング素子と、前記スイッチング素子を実装する実装基板と、前記実装基板に実装されたスイッチング素子を冷却するベース板とを備え、前記スイッチング素子を動作させた時に電位変動がある端子と前記ベース板との距離が、理想的には電位変動がない端子と前記ベース板との距離よりも大きくなるように前記スイッチング素子が実装されていることを特徴とする。
また、請求項2記載のスイッチングモジュールによれば、少なくとも1相分の上下アームを構成するスイッチング素子と、上アームを構成するスイッチング素子の高電位側端子が対向するように前記スイッチング素子が配置された第1の実装パターンと、下アームを構成するスイッチング素子の低電位側端子が対向するように前記スイッチング素子が配置された第2の実装パターンと、前記上アームを構成するスイッチング素子の低電位側端子および前記下アームを構成するスイッチング素子の高電位側端子が接続され、前記スイッチング素子が配置された前記第1の実装パターンおよび前記第2の実装パターンよりも高い位置に形成された第3の実装パターンとを備えることを特徴とする。
また、請求項3記載のスイッチングモジュールによれば、前記第1から第3の実装パターンが形成された絶縁性基板を備え、前記第3の実装パターンが形成された領域の前記絶縁性基板における厚みが、前記第1および第2の実装パターンが形成された領域の前記絶縁性基板における厚みよりも厚いことを特徴とする。
また、請求項4記載のスイッチングモジュールによれば、前記第1および第2の実装パターンが形成された絶縁性基板と、前記絶縁性基板上に配置され、前記第3の実装パターンが表面に形成された絶縁性スペーサとを備えることを特徴とする。
また、請求項5記載のスイッチングモジュールによれば、前記絶縁性スペーサは前記絶縁性基板よりも比誘電率が小さいことを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、スイッチング素子を動作させた時に電位変動がある端子とベース板との距離を、理想的には電位変動がない端子とベース板との距離よりも大きくなるようにスイッチング素子を実装することができ、スイッチング素子の放熱性を確保しつつ、コモンモード電流の原因となる浮遊容量のさらなる低減を図ることが可能となる。このため、スイッチング素子を安定的に動作させつつ、スイッチングモジュールから発生する伝導ノイズや放射ノイズを低減することが可能となり、外部装置の誤動作を低減することが可能となるとともに、伝導ノイズや放射ノイズの規格を容易に満足させることができ、スイッチングモジュールの設計を効率よく行うことができる。
以下、本発明の実施形態に係るスイッチングモジュールについて図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るスイッチングモジュールの概略構成を示す断面図、図2は、図1の凸部が設けられた絶縁性基板の概略構成を示す斜視図である。
図1および図2において、冷却用の銅ベース10上には絶縁性基板11が搭載され、絶縁性基板11上には、互いに分離された銅パターン12、13、18が形成されている。ここで、絶縁性基板11には、銅パターン18の配置位置に対応して凸部19が形成され、銅パターン18が形成された領域の絶縁性基板11における厚みが、銅パターン12、13が形成された領域の絶縁性基板11における厚みよりも厚くなるように構成されている。
また、半導体チップ14、15には、IBGTとこれに逆並列に接続された帰還ダイオードとがそれぞれ形成されている。
そして、上アーム側の半導体チップ14は、IGBTのエミッタが上側、コレクタが下側を向くようにして銅パターン12上に半田付けにて実装され、下アーム側の半導体チップ15は、IGBTのコレクタが上側、エミッタが下側を向くようにして銅パターン13上に半田付けにて実装されている。そして、半導体チップ14の上側の端子と銅パターン18とをボンディングワイヤ16にて接続するとともに、半導体チップ15の上側の端子と銅パターン18とをボンディングワイヤ17にて接続することで、半導体チップ14に搭載されたIGBTのエミッタと半導体チップ15に搭載されたIGBTのコレクタとを接続し、上下2アーム直列回路を形成することができる。
ここで、上アーム側の半導体チップ14のIGBTのコレクタと銅ベース10との間には図10の浮遊容量C5が形成され、下アーム側の半導体チップ15のIGBTのコレクタと銅ベース10との間には、図10の浮遊容量C6が形成される。
ただし、半導体チップ14、15のIGBTが実際にスイッチング動作した場合、浮遊容量C5では理想的には電位変動がないため充放電電流が流れることはなく、主として浮遊容量C6に流れる充放電電流がコモンモード電流となる。
そして、銅ベース10との間で浮遊容量C6を構成する銅パターン18は、ボンディングワイヤ16、17を接続するための最小限の面積に設定することで、図8の浮遊容量C6を小さくすることができ、コモンモード電流量を低減することができる。
また、銅パターン18が形成された領域の絶縁性基板11における厚みを、銅パターン12、13が形成された領域の絶縁性基板11における厚みよりも厚くなるように構成することで、IGBTを動作させた時に電位変動がある銅パターン18と銅ベース10との距離を、電位変動がほとんどない銅パターン12、13と銅ベース10との距離よりも大きくすることができる。
このため、銅パターン18とベース板10との距離を大きくして、コモンモード電流の原因となる浮遊容量C6のさらなる低減を図ることが可能となるとともに、コモンモード電流量をほとんど増大させることなく、銅パターン12、13とベース板10との距離を小さくして、半導体チップ14、15から発生する熱を銅ベース10に効率よく逃がすことが可能となる。このため、半導体チップ14、15の放熱性を確保しつつ、スイッチングモジュールから発生する伝導ノイズや放射ノイズを低減することが可能となり、外部装置の誤動作を低減することが可能となるとともに、伝導ノイズや放射ノイズの規格を容易に満足させることができ、スイッチングモジュールの設計を効率よく行うことができる。
図3は、本発明の第2実施形態に係るスイッチングモジュールの概略構成を示す断面図である。
図3において、冷却用の銅ベース20上には絶縁性基板21が搭載され、絶縁性基板21上には、互いに分離された銅パターン22、23が形成されている。また、絶縁性基板21には、絶縁性スペーサ29が配置され、絶縁性スペーサ29上には、銅パターン28が形成されている。なお、絶縁性スペーサ29は、接着剤などによって絶縁性基板21上に固定することができる。また、絶縁性スペーサ29は絶縁性基板21と比誘電率が同じ材料を用いるようにしてもよいし、絶縁性基板21よりも比誘電率が小さい材料を用いるようにしてもよい。
また、半導体チップ24、25には、IBGTとこれに逆並列に接続された帰還ダイオードとがそれぞれ形成されている。
そして、上アーム側の半導体チップ24は、IGBTのエミッタが上側、コレクタが下側を向くようにして銅パターン22上に半田付けにて実装され、下アーム側の半導体チップ25は、IGBTのコレクタが上側、エミッタが下側を向くようにして銅パターン23上に半田付けにて実装されている。そして、半導体チップ24の上側の端子と銅パターン28とをボンディングワイヤ26にて接続するとともに、半導体チップ25の上側の端子と銅パターン28とをボンディングワイヤ27にて接続することで、半導体チップ24に搭載されたIGBTのエミッタと半導体チップ25に搭載されたIGBTのコレクタとを接続し、上下2アーム直列回路を形成することができる。
これにより、半導体チップ24、25のIGBTを動作させた時に電位変動がある銅パターン28と銅ベース20との距離を、理想的には電位変動がない銅パターン22、23と銅ベース20との距離よりも大きくなるように半導体チップ24、25を実装することができ、半導体チップ24、25の放熱性を確保しつつ、コモンモード電流の原因となる浮遊容量C6のさらなる低減を図ることが可能となる。このため、IGBTを安定的に動作させつつ、スイッチングモジュールから発生する伝導ノイズや放射ノイズを低減することが可能となり、外部装置の誤動作を低減することが可能となるとともに、伝導ノイズや放射ノイズの規格を容易に満足させることができ、スイッチングモジュールの設計を効率よく行うことができる。
また、絶縁性スペーサ29として、絶縁性基板21よりも比誘電率が小さい材料を用いることで、コモンモード電流の原因となる浮遊容量C6のより一層の低減を図ることが可能となり、スイッチングモジュールから発生する伝導ノイズや放射ノイズをより一層低減することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、2in1タイプのIGBTが搭載されたインバータモジュールを例にとって説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、アーム数やスイッチング素子の種類を問わずに適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るスイッチングモジュールの概略構成を示す断面図である。 図1の凸部が設けられた絶縁性基板の概略構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るスイッチングモジュールの概略構成を示す断面図である。 先願のスイッチングモジュールの概略構成を示す断面図である。 図4のスイッチングモジュールの概略構成を示す平面図である。 上下2アーム直列回路が搭載されたインバータを用いた電力変換装置の一例を示す図である。 スイッチングモジュールの外観構成を示す斜視図である。 図7のスイッチングモジュールに搭載されたIGBTの実装状態を示す平面図である。 図7のスイッチングモジュールに搭載されたIGBTの実装状態を示す断面図である。 図6の2素子構成のインバータを用いた場合におけるコモンモード電流経路を示す図である。
符号の説明
10、20 銅ベース
11、21 絶縁性基板
12、13、18、22、23、28 銅パターン
14、15、24、25 半導体チップ
16、17、26、27 ボンディングワイヤ
19 凸部
29 絶縁性スペーサ

Claims (5)

  1. 少なくとも1相分の上下アームを構成するスイッチング素子と、
    前記スイッチング素子を実装する実装基板と、
    前記実装基板に実装されたスイッチング素子を冷却するベース板とを備え、
    前記スイッチング動作に伴う電位変動が大きい端子と前記ベース板との距離が、スイッチング動作に伴う電位変動が小さい端子と前記ベース板との距離よりも大きくなるように前記スイッチング素子が実装されていることを特徴とするスイッチングモジュール。
  2. 少なくとも1相分の上下アームを構成するスイッチング素子と、
    上アームを構成するスイッチング素子の高電位側端子が対向するように前記スイッチング素子が配置された第1の実装パターンと、
    下アームを構成するスイッチング素子の低電位側端子が対向するように前記スイッチング素子が配置された第2の実装パターンと、
    前記上アームを構成するスイッチング素子の低電位側端子および前記下アームを構成するスイッチング素子の高電位側端子が接続され、前記スイッチング素子が配置された前記第1の実装パターンおよび前記第2の実装パターンよりも高い位置に形成された第3の実装パターンとを備えることを特徴とするスイッチングモジュール。
  3. 前記第1から第3の実装パターンが形成された絶縁性基板を備え、
    前記第3の実装パターンが形成された領域の前記絶縁性基板における厚みが、前記第1および第2の実装パターンが形成された領域の前記絶縁性基板における厚みよりも厚いことを特徴とする請求項2記載のスイッチングモジュール。
  4. 前記第1および第2の実装パターンが形成された絶縁性基板と、
    前記絶縁性基板上に配置され、前記第3の実装パターンが表面に形成された絶縁性スペーサとを備えることを特徴とする請求項2記載のスイッチングモジュール。
  5. 前記絶縁性スペーサは前記絶縁性基板よりも比誘電率が小さいことを特徴とする請求項4記載のスイッチングモジュール。
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