JP2008293258A - リモートメンテナンスシステム - Google Patents
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Abstract
ある端末のソフトウェアを更新した以降は、他の端末でソフトウェアを更新しても正常に動作しなくなる事態を回避する。
【解決手段】
サーバ11と複数の端末21とをネットワークを介して接続し、サーバ11のリモートアクセスにより、端末21が有するソフトウェアを更新するリモートメンテナンスシステムにおけるソフトウェア更新の制御方法であって、第1の端末21が有するソフトウェアを更新した後の動作状況を示す動作状況データを第1の端末21から受信し、受信した動作状況データの動作状況に応じて、他の端末21のソフトウェアを更新する制御を行う。
【選択図】図1
Description
〔実施例1〕
まず、図1を参照して、本実施例に係るリモートメンテナンスシステムについて説明する。
図1は、ソフトウェア更新を制御するリモートメンテナンスシステム100の構成例を示す図である。
リモートメンテナンスシステム100は、サーバ11、サーバ側ルータ41、サーバ側LAN10、端末21、支店側ルータ42、支店側LAN20及びWAN200から構成されている。WAN200とサーバ側LAN10、及びWAN200と支店側LAN20との間にはそれぞれサーバ側ルータ41、支店側ルータ42が設けられており、WAN−LAN間のデータを中継する。サーバ側LAN10と支店側LAN20との間は直接接続されることはなく、WAN200を介して接続されている。ここで、サーバ側LAN10は、各拠点ごと、あるいは地域ごとに設ける構成としてもよい。サーバ側LAN10にはサーバ11が、支店側LAN20には端末21が接続されている。
サーバ11は、中央処理装置(CPU)13、入力部14、出力部15、ネットワークインタフェース(NIC)16及び記憶部17から構成されている。CPU13は、サーバ11の制御やデータの演算/加工を行う。演算/加工されたデータは、記憶部17に記憶され、あるいは出力部15に出力される。入力部14は、例えばキーボード、マウスである。出力部15は、CPU13がデータ演算/加工したデータを出力する。NIC16は、ネットワークインタフェースカードであり、サーバ11をサーバ側LAN10に接続する。
配布ファイル171は、各端末21に配布されるプログラムモジュールやデータ表等を記憶するファイルである。
配布先リスト172は、図3に示すように、端末識別番号50及び拠点識別番号51から構成されている。端末識別番号50は、端末21を識別するために付された数字、文字、記号を組み合わせた列であり、ユニークでなければならない。端末21の識別番号が決まれば拠点の識別番号は一意に決まる。拠点識別番号51は、端末21が設置されている拠点を示す識別番号である。
図4に示すように、更新制御ファイル175は、拠点識別番号60及び許容異常台数61のフィールドから構成される。
許容異常台数61は、サーバ11が端末21へのソフトウェア更新を中止する契機となる、更新後ソフトウェア動作が正常ではない端末21の数を表す。更新後のソフトウェアの動作が正常でない端末21の数が、更新制御ファイル175に記述されている許容異常台数61を超えた場合、サーバはその拠点の端末21に対して、以降のソフトウェア更新を実行しない。例えば、拠点Xの許容異常台数が0の場合、拠点Xの端末21が1台でもソフトウェア更新後の動作が正常でないと通知されれば、サーバ11はそれ以降、拠点Xの端末21に対してソフトウェア更新を実行しない。
異常発生台数ファイル176は、拠点識別番号80及び異常発生台数81のフィールドから構成されている。拠点識別番号80は、拠点を識別するための数字、文字、記号を組み合わせた列であり、ユニークでなければならない。異常発生台数81は、サーバ11がリモートメンテナンスシステム100のネットワークに接続された端末21に対するソフトウェア更新処理中に、異常を検知した端末21の台数であり、拠点ごとに集計した数である。
端末21は、CPU23、入力部24、出力部25、NIC26及び記憶部27から構成されている。CPU23は、端末21の動作を制御する。入力部24は、例えばキーボード、マウスである。出力部25は、CPU23がデータ演算/加工した結果のデータを出力する。NIC26は、ネットワークインタフェースカードであり、端末21を支店側LAN20に接続する。記憶部27は、アプリケーションソフトウェア31、ログファイル32及び診断プログラム33の各データを記憶する。
図7から図9は、サーバ11が配布先リスト172から次のソフトウェア更新対象となる端末21の情報を取得した後、端末21にソフトウェア更新を行い、端末21からソフトウェア動作状況情報を受信してソフトウェア更新処理を続行するか否かを判断する動作を示すフローチャートである。特に、図9は、ソフトウェア更新の際のエラー発生時の動作を示すフローチャートである。
サーバ11のCPU13はソフトウェア更新処理中にエラーが発生したか否かを判定する(S121)。エラーが発生していない場合、配布先リスト172から次の配布先を取得する処理(S102)に戻る。エラーが発生した場合、そのエラーに対する処理が更新制御ファイル175に記述してあるか否かを判定する(S122)。記述がない場合、処理を終了する。
〔実施例2〕
次に、実施の形態2に係るソフトウェア更新を制御するリモートメンテナンスシステムについて説明する。尚、実施の形態2に係るリモートメンテナンスシステムの構成例は実施の形態1と同一のため、実施例1の符号を参照する。
実施の形態3に比して実施の形態1と異なる点は、サーバ11は、最初は端末1台ずつファイル配布を行い、ある時点で残りの全端末に一斉にソフトウェア更新をさせるという点である。ここで、ある時点とは例えば3台の端末から更新後のソフトウェア動作状況が正常であると通知された時点などである。
Claims (3)
- サーバと複数の端末とをネットワークを介して接続し、該サーバのリモートアクセスにより、該端末が有するソフトウェアを更新するリモートメンテナンスシステムにおけるソフトウェア更新の制御方法であって、
第1の端末が有する該ソフトウェアを更新した後の動作状況を示す動作状況データを該第1の端末から受信し、受信した該動作状況データの動作状況に応じて、他の端末のソフトウェアを更新する制御を行うことを特徴とするソフトウェア更新の制御方法。 - サーバと複数の端末とをネットワークを介して接続し、該サーバのリモートアクセスにより、該端末が有するソフトウェアを更新するリモートメンテナンスシステムであって、
該端末は、該ソフトウェアの更新後の動作に関するログ情報に基づいて、更新後の該ソフトウェアが正常に動作しているか否かの動作状況を診断する診断プログラムを格納する記憶手段と、該診断プログラムが診断した結果である動作状況データを、該サーバ装置へ送信する通信手段とを有し、
該サーバは、該端末の該動作状況データを該端末から受信する通信手段と、該端末から受信した該動作状況データを格納する記憶手段と、該記憶手段に格納された該動作状況データに基づいて該他の端末の該ソフトウェアを更新する制御を行う更新制御手段とを有することを特徴とするリモートメンテナンスシステム。 - 端末とネットワークを介して接続され、該端末へのリモートアクセスにより、該端末が有するソフトウェアを更新するサーバであって、
第1の端末が有する該ソフトウェアの更新後の動作状況を示す動作状況データを該第1の端末から受信する通信手段と、
受信した該動作状況データの動作状況に応じて、該第1の端末以外の他の端末に対するソフトウェアの更新に関する更新処理データを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶された該更新処理データに基づいて、該他の端末の該ソフトウェアを更新する制御を行う更新制御手段とを有することを特徴とするサーバ。
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