JP2008293131A - 情報処理システム、プログラム、および情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理システムであって、高齢者の態様情報に対応付けて予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、高齢者の資産金額を記憶する資産データベースとにアクセス可能に接続される情報処理装置が、期間指定情報と、その期間において高齢者が希望する態様情報とを受け付け、受け付けた態様情報に対応する予想支出金額を取得し、受け付けた期間の長さを一定期間で割った商に取得した予想支出金額を乗じて、生活態様により高齢者が期間に生活した場合にかかると予想される期間予想支出金額を算出し、予想支出金額を出力し、算出した期間予想支出金額を、資産データベースに記憶されている資産金額から引いた金額である資産残額を算出し、資産残額を出力する。
【選択図】図1
Description
図1は、本実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の情報処理システムは、ライフサポートポータル1、認証情報データベース2、収入資産データベース3、ライフプラニングポリシデータベース4、収入支出実績データベース5、統計データベース6、不動産登記簿データベース7、クレジット会社ホスト8、証券会社ホスト9、銀行ホスト10、プランナ端末12、ユーザ端末13、マネージャ端末14、裁判所端末15を含んで構成されている。
高額支出管理部107は高額支出プランと、実際に高額支出として支出された金額とを管理する。
収入支出実績データベース5は、高齢者の収入および支出の実績を記憶する。
レポート出力部109は、ライフプラン、実際の支出の状況、コメントなどを含むレポート情報を定期的に生成し、生成したレポート情報をユーザ端末13などに送信する。
図2は、ライフサポートポータル1のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、ライフサポートポータル1は、CPU121、メモリ122、記憶装置123、通信インタフェース124を備える。記憶装置123は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ、CD−ROMドライブなどである。CPU121は、記憶装置123に記憶されているプログラムをメモリ122に読み出して実行することにより、各種の機能を実現する。通信インタフェース124は、通信路に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行う通信機などである。ライフサポートポータル1は、通信インタフェース124を介して認証情報データベース2、収入資産データベース3、ライフプラニングポリシデータベース4、収入支出実績データベース5、統計データベース6、不動産登記簿データベース7などの各種データベースにアクセスする。また、ライフサポートポータル1は、通信インタフェース124を介してクレジット会社ホスト8、証券会社ホスト9、銀行ホスト10、プランナ端末12、ユーザ端末13、マネージャ端末14、裁判所端末15など他のコンピュータとの間の通信を行う。
ライフサポートポータル1を利用するには、まず、ユーザ端末13やプランナ端末12、マネージャ端末14、裁判所端末15(以下、これらをまとめて情報端末ともいう。)からログインをする必要がある。図3にライフサポートポータル1へのログインに用いられるログイン画面5300を示す。ログイン画面5300は、ユーザIDを入力するテキストボックス欄5301およびパスワードを入力するテキストボックス欄5303を備えている。テキストボックスとは、文字列情報をキーボードやタッチパネルなどの入力装置から入力するための領域であり、例えばマイクロソフト社のWindows(米国マイクロソフト社の登録商標)などのオペレーティングシステムでは標準の機能として提供される。なお、テキストボックス欄5301には、情報端末で動作するオペレーティングシステムから取得したユーザ名を入力するようにしてもよい。
画面5400は、サービスの分類を選択するコンボボックス5401、サービスを選択するコンボボックス5402、サービス開始ボタン5403、ログアウトボタン5404、およびお知らせの表字欄5405を備えている。
表字欄5405には、ユーザに対するメッセージが表示される。表字欄5405に表示されるメッセージは、例えば収支状況が順調か否かなどを示すものである。
本実施形態の情報処理システムでは、ユーザおよびユーザの家族に関する情報(以下、家族情報という。)、ユーザの収入に関する情報(以下、収入情報という。)、ユーザが有する資産に関する情報(以下、資産情報という。)、およびユーザが希望する生活ランクに関する情報(以下、アンケート情報という。)をポリシとして受け付け、これらに基づいてライフプランを作成する。
図5は、ライフプランの作成処理の流れを示す図である。
入力画面300では、ユーザまたは家族の続柄を選択するコンボボックス301、ユーザまたは家族の氏名が入力されるテキストボックス302、ユーザまたは家族の生年月日を入力するテキストボックス303を備えている。
コンボボックス301には、選択肢として「本人」「夫」「妻」「長男」「長女」などが設定される。ユーザ自身についての情報を入力する場合には「本人」が選択される。
入力ボタン304が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス301、テキストボックス302および303に入力された各項目を含む家族情報をライフサポートポータル1に送信する。
ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信する家族情報を、ライフプラニングデータベース4が管理する家族情報テーブル400に登録する。
ステップ203において、ポリシライフプラン管理部104は、ユーザが金融機関に開設している口座に関する情報(以下、口座情報という。)を受け付ける。
図19において、数値上の○印は、ポリシライフプラン管理部104が選択した希望ケースに対応する標準的な日常生活費である。
ポリシライフプラン管理部104は、心身状態ごとに、その心身状態に対応する希望ケースと、日常生活費2310とに対応する予定額2301を支出基本情報テーブル2300から取得して、ライフプラン1800に日常生活費1802として設定する。
ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300に登録されている各高額支出2311の費目ごとに、予定額2301の合計額を算出して、ライフプラン1800に高額支出1803として設定する。
ステップ208において、ポリシライフプラン管理部104は、日常生活費の修正を受け付ける。図23に、ユーザ端末13に表示される日常生活費の修正画面2000を示す。コンボボックス2001には、希望ケースが選択肢として設定され、コンボボックス2002には、「ゆとり」「普通」「つつましく」が生活ランクの選択肢として設定される。コンボボックス2001から希望ケースが選択されると、希望ケースに対応する生活ランクがコンボボックス2002で選択され、希望ケースおよび生活ランクに対応する標準生活費テーブル1600の金額がテキストボックス2003に表示される。また、生活ランクに対応する上記算出した月数にテキストボックス2003に表示された金額を乗じた金額が、期間の支出合計額としてテキストボックス2004に表示される。ユーザは、テキストボックス2003に表示されている金額を編集することができる。入力ボタン2005が押下されると、ユーザ端末13はコンボボックス2001および2002で選択されたケースおよび生活ランクと、テキストボックス2003で編集された金額とをライフサポートポータル1に送信する。ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信したケースに対応する、支出基本情報テーブル2300の予定額2301を、ユーザ端末13から受信した金額に更新する。
なお、ポリシライフプラン管理部104は、支出基本データベース2300の該当ケースに対応する予定額2301および最低額2302を更新するようにしてもよい。
ステップ213において、ポリシライフプラン管理部104は、居住場所の希望度の入力を受け付けて、居住場所希望度テーブル1200を更新する。図28に、ユーザ端末13に表示される、居住場所の希望度の入力を受け付ける修正画面1900を示す。
コンボボックス1901から心身状態が選択されると、選択された心身状態に対応する開始予定年月日がテキストボックス1902に表示され、選択された心身状態に対応する居住場所のうち希望度の高い方がコンボボックス1903において選択される。
ユーザは、テキストボックス1902を編集することができる。また、ユーザは、コンボボックス1904において、希望度を設定することができる。
図29は、現在時点に対応するケース(以下、現在ケースという。)を記憶する、ライフプラニングポリシデータベース4が管理するケーステーブル2600の構成を示す図である。図29に示すように、ケーステーブル2600には、現在ケースを示す情報が1レコードのみ登録される。ポリシライフプラン管理部104が、心身状態テーブル1400および生活ケース定義テーブル1300から、定期的に現在ケースを特定し、特定した現在ケースを示す情報によりケーステーブル2600を更新する。
高額支出に関する実績を示す情報(以下、高額支出実績情報という。)は、収入支出実績データベース5が管理する高額支出実績テーブル2800に累積される。図31に高額支出実績テーブル2800の構成を示す。同図に示すように、高額支出実績テーブル2800は、高額支出IDカラム2801、費目カラム2802、実績カラム2803、支出年月2804、および高額支出予定IDカラム2805から構成される。
ステップ3002において、高額支出管理部107は、支出基本情報テーブル2300から、該当費目に対応する予定額2301を合計して、予定額の残額を算出する。
ステップ3003において、高額支出管理部107は、高額支出予定情報テーブル2400から、該当費目に対応する支出予定額を合計して、支出予定総額を算出する。
ステップ3004において、高額支出管理部107は、ユーザ端末13から受信した支出額と、支出予定総額との和が、予定額の残額を超えるかどうかを判定する。超えた場合には、高額支出管理部107は、「予算超過」の旨を示すメッセージをユーザ端末13に送信し、ユーザ端末13は、登録画面2900のテキストボックス2908にそのメッセージを表示する(ステップ3005)。
ステップ3006において、高額支出管理部107は、「登録完了」の旨を示すメッセージをユーザ端末13に送信し、ユーザ端末13は、登録画面2900のテキストボックス2908にそのメッセージを表示する(ステップ3007)。
なお、本実施形態では、高額支出予定情報テーブル2400に記憶されている予算額以上の支出も許すことを想定しているが、予算額を超えないことを前提としてもよい。
登録画面2900において完了ボタン2810が押下されると、高額支出管理部107による高額支出実績情報の登録処理は終了する。
本実施形態のライフサポートポータル1では、高齢者の収入および資産の監視(モニタリング)を行うサービスが提供される。このサービスを受けるためには、口座への入金(収入)に関する情報(以下、入金情報という。)、および、口座からの出金(支出)に関する情報(以下、出金情報という。)を、ライフサポートポータル1が管理するデータベースに登録することが必要である。なお、これらの処理は、上述したポリシの入力およびライフプランの作成手順の中で行われてもよい。
ステップ3601において、収支資産モニタ部108は、口座の残高の増加額を監視して、その増加額が、入金情報テーブル3200に登録されている入金金額であり、かつ入金情報テーブル3200に登録されている入金時期の間隔で入金されているかどうかにより、入金に異常がないかどうかを判断する。
ステップ3602において、収支資産モニタ部108は、口座の残高の減少額を監視して、その減少額が、出金情報テーブル3400に登録されている最大額以下であり、かつ出金情報テーブル3400に登録されている出金間隔で出金されているかどうかにより、出金に異常がないかどうかを判断する。
ステップ3603において、収支資産モニタ部108は、定期預金、投資信託、株式の解約や売却がないかどうかにより、出金に異常がないかどうかを判断する。
ステップ3604において、収支資産モニタ部108は、ステップ3601からステップ3603における判断において、異常があったかどうかを判定する。
異常があった場合には、ステップ3605において、収支資産モニタ部108は、ユーザ端末13に対して、異常があった旨を示すメッセージを送信する。収支資産モニタ部108は、例えば、電子メールにより上記メッセージを送信するようにしてもよい。
また、本実施形態のライフサポートポータル1は、高齢者の支出や資産の状況についてのレポートを出力する。図40は、レポート出力部109により作成されるレポート3700の一例を示す図である。同図に示すように、レポート3700は、日常生活費の予定額3701、日常生活費実績額3702、日常生活費の繰越額3703、高額支出の予定額3704、高額支出実績額3705、高額支出の繰越額3706、およびコメント3707を含んでいる。
次に、高齢者に関する状況が変化した場合について説明する。心身状態や居住場所などが同一であれば、高齢者はほぼ同じような生活を続けると考えられる。しかし、高齢者の心身状態や居住場所が変化することは一般に起こりうる。このような場合には、経済的な面においても変化が出てくるため、ライフサポートポータル1は、ライフプランを再作成する。本実施形態では、高齢者が現在ケースを入力したことに応じて、ライフプランが再作成されるものとする。図42に現在ケースを入力するための入力画面3900を示す。
ステップ4001において、ポリシライフプラン管理部104は、基本ライフプランに従って、図27に示した資産額推移情報を生成する。すなわち、支出基本情報テーブル2300に設定されているケースに応じた日常生活費の予定額に基づいて、資産額推移情報を算出する。この際、ユーザの心身状態が変化する年齢が、図18に示した心身状態テーブルと異なる場合には、時期の違いをそのまま平行移動するものする。例えば、「衰え」が76歳から、「要介護」が86歳からと想定していて、実際には、3年後ろにずれた場合には、「衰え」が79歳、「要介護」が89歳として算定する。
余剰資産額=全資産額−残存資産額−Σ(最低額×月数) (式1)
また、各ケースについての日常生活費の予定額は、次の式2により求められる。
予定額=最低額+余剰資産額×重み÷Σ(重み) (式2)
ステップ4006において、ポリシライフプラン管理部104は、高齢者の資金の割り振りの調整を行う。なお、上述した図23の日常生活費の修正画面2000がユーザ端末13に表示され、ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から送信される金額を、日常生活費の予定額として設定するようにする。
ステップ4008において、ポリシライフプラン管理部104は、算出した資産額推移情報をユーザ端末13に送信して、ユーザ端末13は、受信した資産額推移情報を表示する。
通常、日常生活費として係る金額は、様々な事情で変動する。そこで、例えば予定よりも使いすぎたような場合には、所定期間では超過額分を使わないようにするような支出額についての情報が出力されると便利である。
例えば、実績カーブ4202を時間ΔT1の間に目標カーブ4201と重なるようにするためには、時点4206以降の実績カーブ4202をカーブ4203のようにする必要がある。
実績カーブ4202を時間ΔT3の間に目標カーブ4201と重なるようにするためには、時点4206以降の実績カーブ4202をカーブ4205のようにする必要がある。
ステップ4104において、算定した生活費が、支出基本情報テーブル2300において規定されている最低額以上であるかどうかを判定する。最低額以上の場合、ステップ4106に進む。最低額未満の場合は、ステップ4105に進む。
ステップ4105において、生活費管理部106は、日常生活費を最低額にした場合の回復時間を算出する。
ステップ4107において、生活費管理部106は、高齢者が回復案を承認するか否かを示す情報をユーザ端末13から受信し、回復案が承認されたかどうかを判定する。承認された場合はステップ4110に進み、承認されない場合はステップ4108に進む。
ステップ4109において、生活費管理部106は、ユーザ端末13から日常生活費を受信した場合には、受信した日常生活費と回復時間情報とに基づいて回復時間を算出し、ユーザ端末13から回復時間を受信した場合には、受信した回復時間と回復時間情報とに基づいて回復時間を算出する。
ステップ4110では、生活費管理部106は、算定された回復時間における日常生活費を、ライフプランニングポリシデータベース4に登録する。
日常生活費が支出過剰になり、上述のように新たな日常生活費の予定額が提示された場合に、高齢者は、日常生活費を食料費、住居費、光熱水道費などの費目にどのように振り分けたらよいか、あるいはどこの費目を節約したら良いか分からないことが考えられる。そこで、本実施形態のライフサポートポータル1は、高齢者に対して、費目への振り分け方のアドバイスを提示する。
テキストボックス4401には、目標となる日常生活費が入力される。本実施形態では、ライフサポートポータル1から提示された日常生活費の予定額がテキストボックス4401に入力されることになる。コンボボックス4402には、費目が選択肢として設定される。テキストボックス4403には、支出実績額が入力される。テキストボックス4404には、参考のために、入力した費目の累計額が表示される。
入力ボタン4405が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス4402から選択された費目と、テキストボックス4403に入力された実績額とがライフサポートポータル1に送信される。
ステップ4501において、ユーザ端末13は、生活費情報の入力画面4400のテキストボックス4401に、目標となる日常生活費が入力され、ステップ4502において、入力画面4400のコンボボックス4402およびテキストボックス4403に、費目別の実績額が入力される。
食料カラム4703は食料費についての支出金額が設定される。住居カラム4704は住居費についての支払金額が設定される。
高熱水道カラム4705は光熱水道費についてのデータが設定される。
被覆履物カラム4706は被服や履物についてのデータが設定される。
保険医療カラム4707は保健医療費についてのデータが設定される。
交通通信カラム4708は交通通信費についてのデータが設定される。
教養娯楽カラム4709は教養娯楽費についてのデータが設定される。
その他カラム4710には、その他の費用についてのデータが設定される。
伸び率=目標生活費−標準生活費 (式3)
費目額=費目の標準額×(1+弾性係数×伸び率) (式4)
一方、高額支出で予定外の支出が必要になることも有り得る。想定される場合としては、費目としては登録しされているが支出予定になかった場合や、費目自体想定されていなかった場合がある。
ステップ4901において、高額支出管理部107は、費目の入力を受け付ける。費目は、前記画面2900を介して入力されたデータがユーザ端末13から送信されてくる。
ステップ4903において、高額支出管理部107は、支出額の入力を受け付ける。支出額は、前述の画面2900のテキストボックス2906に入力され、ユーザ端末13からライフサポートポータル1に送信される。
ステップ4912では、高齢者からの承認を受ける。承認された場合、ステップ4914に進む。承認されない場合にはステップ4913にすすむ。
ステップ4913では、利用者が直接、目的の高額支出金額、この支出のために変更になった費目の総額、高額支出の予定を修正し、その後、ステップ4911に進む。この時、修正内容によっては、支出基本情報テーブル2300および高額支出予定情報テーブル2400を更新する。
ステップ4914では、高額支出管理部107は、あらたな高額支出予定情報を高額支出予定情報テーブル2400に登録する。
高額支出については、本人の考えや社会状況から、予定していた高額支出を取りやめて、他のものに支出する、あるいは、予備として留保しておくことが考えられる。図53に高額支出予定情報の取り消し画面5000を示す。
ステップ5101において、高額支出管理部107は、ユーザ端末13から高額支出予定IDを受信する。
ステップ5102にて、高額支出管理部107は、ユーザ端末13から受信した高額支出予定IDに対応する高額支出予定情報を高額支出予定情報テーブル2400から削除する。
ステップ5102において、高額支出管理部107は、上記の費目に割り当てられた支出の予定額から、支出した実績額および支出予定額を差し引くことにより留保額を算出して表示する。これは、図21に示した支出基本情報テーブル2300および図26に示した高額支出予定情報テーブル2400、図31に示した高額支出実績テーブル2800を参照することにより算出可能である。
利用者本人が情報端末13から操作することを前提に説明してきたが、本人の他に、法的な根拠をもつ後見人、妻などの代理人が操作を行うことになる。高齢になると、パスワードなどの管理が難しいため、生体認証入力装置131から、指静脈などの生体情報をライフサポートポータル1に送ることにより、容易にユーザ認証を行うようにしている。
3 収入資産データベース 4 ライフプラニングポリシデータベース
5 収入支出実績データベース 6 統計データベース
7 不動産登記簿データベース 8 クレジット会社ホスト
9 証券会社ホスト 10 銀行ホスト
12 プランナ端末 13 ユーザ端末
14 マネージャ端末 15 裁判所端末
101 アクセス制御部 102 アカウント情報制御部
103 ユーザ認証部 104 ポリシライフプラン管理部
105 ユーザ状況管理部 106 生活費管理部
107 高額支出管理部 108 収支資産モニタ部
109 レポート出力部 131 生体情報入力装置
300 入力画面 400 家族情報テーブル
500 入力画面 600 収入情報テーブル
700 入力画面 800 口座情報テーブル
900 入力画面 1000 資産情報テーブル
1100 入力画面 1200 居住場所希望度テーブル
1300 生活ケース定義テーブル 1400 心身状態テーブル
1500 標準心身状態テーブル 1600 標準生活費テーブル
1700 標準高額支出テーブル 1800 ライフプラン
1900 修正画面 2000 修正画面
2100 修正画面 2200 入力画面
2300 支出基本情報テーブル 2400 高額支出予定情報テーブル
2500 表示画面 2600 ケーステーブル
2700 生活費実績テーブル 2800 高額支出実績テーブル
2900 登録画面 3100 入力画面
3200 入金情報テーブル 3300 入力画面
3400 出金情報テーブル 3700 レポート
3800 表示画面 3900 入力画面
4000 ライフプランの再作成手順 4100 予定額の提示手順
4300 回復時間情報 4400 入力画面
4500 生活費内訳提案手順 4600 表示画面
4700 生活費統計情報テーブル 5000 取り消し画面
5200 アクセス権管理テーブル 5300 ログイン画面
5400 画面
Claims (15)
- 高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理システムであって、
前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、
前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースと、
前記予想支出データベースおよび前記資産データベースにアクセス可能に接続される情報処理装置と、
を含み、
前記情報処理装置は、
期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付ける希望生活態様受付部と、
受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得する予想支出取得部と、
受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出する期間予想支出金額算出部と、
前記予想支出金額を出力する予想支出金額出力部と、
算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出する資産残額算出部と、
前記資産残額を出力する資産残額出力部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記高齢者が前記一定期間に得る収入の金額である収入金額を受け付ける収入金額受付部と、
前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に、前記収入金額を乗じて、前記高齢者が前記期間中に得る収入の金額である期間収入金額を算出する期間収入金額算出部と、
を備え、
前記資産残額算出部は、前記資産金額と前記期間収入金額との合計から前記期間予想支出金額を引くことにより前記資産残額を算出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置からアクセス可能に接続される、過去の前記期間について入力された前記態様情報に対応する前記予想支出金額を、前記期間指定情報に対応付けて記憶する支出予定管理データベースを含み、
前記情報処理装置は、
前記過去の期間において実際に支出された支出金額を受け付ける支出金額受付部と、
受け付けた前記支出金額が、前記過去の期間に対応する前記予想支出金額を超えるかどうかを判定する予算超過判定部と、
前記支出金額が前記予想支出金額を超える場合に、その旨のメッセージを出力する予算超過メッセージ出力部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記高齢者が保有する口座を管理する金融機関システムと通信可能に接続され、
前記情報処理装置は、
前記口座を特定する口座番号を設定した、前記口座の残高を取得するためのコマンドを前記金融機関システムに送信し、前記コマンドに応じて前記金融機関システムから送信される前記残高を取得する残高取得部と、
前記残高の履歴を記憶する残高履歴記憶部と、
を備え、
前記支出金額受付部は、前記残高の履歴から前記過去の期間における前記残高の減少額を算出し、算出した前記減少額を前記支出金額として受け付けること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項4に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記減少額が所定のしきい値よりも大きいか否かにより、支出の異常を検知する異常検知部を備え、
前記メッセージ出力部は、前記支出の異常を示すメッセージを出力すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記過去の期間についての前記支出金額である過去支出金額が、前記過去の期間についての前記予想支出金額である過去予想支出金額を超える場合に、前記過去支出金額から前記過去予想支出金額を引いた超過金額を算出する超過金額算出部を備え、
前記予想支出金額出力部は、前記予想支出金額から前記超過金額を引いた金額を出力し、
前記期間予想支出金額算出部は、前記予想支出金額から前記超過金額を引いた金額に前記商を乗じて前記期間予想支出金額を算出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項6に記載の情報処理システムであって、
前記予想支出データベースは、前記高齢者の日常生活に最低限必要な支出である最低支出金額を記憶し、
前記過去支出金額が前記過去予想支出金額を超える場合に、前記予想支出取得部は、前記予想支出金額とともに前記最低支出金額を前記予想支出データベースから取得し、
前記予想支出金額出力部は、前記予想支出金額から前記超過金額を引いた金額である修正予想金額が前記最低支出金額以下であれば、前記最低支出金額を出力し、
前記期間予想支出金額算出部は、前記修正予想金額が最低支出金額以下であれば、前記最低支出金額に前記商を乗じて前記期間予想支出金額を算出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項6に記載の情報処理システムであって、
前記予想支出データベースは、前記態様情報と費目とに対応付けて、費目別予想支出金額と前記費目の重要度とを記憶しており、
前記予想支出金額は前記態様情報に対応する前記費目別予想支出金額の合計値であり、
前記予想支出金額出力部は、前記費目別に前記重要度に応じて前記超過金額を按分した金額である費目別超過金額を算出し、前記費目別予想支出金額から前記費目別超過金額を減算した金額を出力すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置からアクセス可能に接続される、前記期間指定情報に対応付けて、前記期間において予想される前記高齢者の心身状態を示す心身状態情報を記憶する予想心身状態データベースを含み、
前記予想支出データベースは、前記心身状態情報および前記態様情報に対応付けて前記予想支出金額を記憶し、
前記希望生活態様受付部は、前記心身状態情報と、前記高齢者が前記心身状態の場合に希望する前記生活態様を示す前記態様情報の入力を受け付け、
前記予想支出取得部は、受け付けた前記心身状態情報および前記態様情報に対応付けて前記予想支出金額を取得し、
前記期間予想支出金額算出部は、受け付けた前記心身状態情報に対応する前記期間指定情報を前記心身状態データベースから取得し、取得した前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを前記一定期間で割って、前記商を算出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置からアクセス可能に接続される、前記期間指定情報に対応付けて、前記期間において予想される前記高齢者の居住場所を示す居住場所情報を記憶する予想居住場所データベースを含み、
前記予想支出データベースは、前記居住場所情報および前記態様情報に対応付けて前記予想支出金額を記憶し、
前記予想支出取得部は、前記期間指定情報に対応する前記居住場所情報を前記予想居住場所データベースから取得し、取得した前記居住場所情報および、入力された前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 高齢者の支出に関する情報を提供するプログラムであって、
前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースとのそれぞれにアクセス可能に接続される情報処理装置に、
期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付けるステップと、
受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得するステップと、
受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出するステップと、
前記予想支出金額を出力するステップと、
算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出するステップと、
前記資産残額を出力するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 請求項11に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置にさらに、
前記高齢者が前記一定期間に得る収入の金額である収入金額を受け付けるステップと、
前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に、前記収入金額を乗じて、前記高齢者が前記期間中に得る収入の金額である期間収入金額を算出するステップと、を実行させ、
前記情報処理装置に、前記資産金額と前記期間収入金額との合計から前記期間予想支出金額を引くことにより前記資産残額を算出させる、
ためのプログラム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、過去の前記期間について入力された前記態様情報に対応する前記予想支出金額を、前記期間指定情報に対応付けて記憶する支出予定管理データベースにアクセス可能に接続され、
前記情報処理装置にさらに、
前記過去の期間において実際に支出された支出金額を受け付けるステップと、
受け付けた前記支出金額が、前記過去の期間に対応する前記予想支出金額を超えるかどうかを判定するステップと、
前記支出金額が前記予想支出金額を超える場合に、その旨のメッセージを出力するステップと、
を実行させるためのプログラム。 - 請求項13に記載のプログラムであって、
前記情報処理装置は、前記高齢者が保有する口座を管理する金融機関システムと通信可能に接続されており、
前記情報処理装置にさらに、
前記口座を特定する口座番号を設定した、前記口座の残高を取得するためのコマンドを前記金融機関システムに送信し、前記コマンドに応じて前記金融機関システムから送信される前記残高を取得するステップと、
前記残高の履歴を記憶するステップと、
を実行させ、
前記情報処理装置に、前記残高の履歴から前記過去の期間における前記残高の減少額を算出し、算出した前記減少額を前記支出金額として受け付けさせるためのプログラム。 - 高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理方法であって、
前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースとのそれぞれにアクセス可能に接続される情報処理装置が、
期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付け、
受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得し、
受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出し、
前記予想支出金額を出力し、
算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出し、
前記資産残額を出力すること、
を特徴とする情報処理方法。
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