JP2008293131A - 情報処理システム、プログラム、および情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、プログラム、および情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高齢者に対して支出に関する情報を容易に提供することができるようにする。
【解決手段】高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理システムであって、高齢者の態様情報に対応付けて予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、高齢者の資産金額を記憶する資産データベースとにアクセス可能に接続される情報処理装置が、期間指定情報と、その期間において高齢者が希望する態様情報とを受け付け、受け付けた態様情報に対応する予想支出金額を取得し、受け付けた期間の長さを一定期間で割った商に取得した予想支出金額を乗じて、生活態様により高齢者が期間に生活した場合にかかると予想される期間予想支出金額を算出し、予想支出金額を出力し、算出した期間予想支出金額を、資産データベースに記憶されている資産金額から引いた金額である資産残額を算出し、資産残額を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、プログラム、および情報処理方法に関する。
ファイナンシャルプランニングを手軽に行うシステムが考案されている。特許文献1に記載された発明では、ネットワーク経由でファイナンシャルプラニングサービスを提供するシステムが提示されている。
特開2004−5552号公報
高齢になると、自分で生活設計を行うことは難しく、先行きの不安のために自分の持っている資産を十分に活用できず、充実した老後を送ることが出来ないことがある。また高齢になると資産の維持管理が難しく、本人の知らないうち横領されていることもまれではない。さらに、認知症などで判断力が殆どなくなった場合には、自分の希望にあった適正なお金の使い方や資産の管理が行えなくなる問題がある。
これに対応するために、自分の収入、支出、資産の状況を示してファイナンシャルプランナ等の専門家にアドバイスを受けることも可能ではあるが、特許文献1に記載のシステムのように、プランニングを行ってもらう度に、家族構成や希望生活計画、収入、資産、支出に関する情報を入力する必要があり、特に高齢者にとっては取り扱いが難しい。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、高齢者に対して支出に関する情報を容易に提供することのできる情報処理システム、プログラムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の主たる発明は、高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理システムであって、前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースと、前記予想支出データベースおよび前記資産データベースにアクセス可能に接続される情報処理装置と、を含み、前記情報処理装置は、期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付ける希望生活態様受付部と、受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得する予想支出取得部と、受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出する期間予想支出金額算出部と、前記予想支出金額を出力する予想支出金額出力部と、算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出する資産残額算出部と、前記資産残額を出力する資産残額出力部と、を備えることとする。
本発明によれば、高齢者に対して支出に関する情報を容易に提供することができる。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、高齢者の生活を支援するためのものであり、高齢者の資産や収入、老後の生活に係る支出、高齢者の望む生活ランク(生活態様)などに基づいて、月額の生活費の予算を作成し、提示する。
==システム構成==
図1は、本実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、本実施形態の情報処理システムは、ライフサポートポータル1、認証情報データベース2、収入資産データベース3、ライフプラニングポリシデータベース4、収入支出実績データベース5、統計データベース6、不動産登記簿データベース7、クレジット会社ホスト8、証券会社ホスト9、銀行ホスト10、プランナ端末12、ユーザ端末13、マネージャ端末14、裁判所端末15を含んで構成されている。
プランナ端末12は、高齢者に対して経済的アドバイスを行うファイナンシャルプランナが操作するコンピュータである。マネージャ端末14は、高齢者に対して健康や介護関連のアドバイスを行うケアマネージャが操作するコンピュータである。裁判所端末15は、高齢者の後見決定などを行う裁判所が操作するコンピュータである。プランナ端末12、マネージャ端末14、および裁判所端末15は、例えば、パーソナルコンピュータやPDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話などである。ファイナルシャルプランナやケアマネージャは、プランナ端末12やマネージャ端末14を操作してライフサポートポータル1にアクセスし、各種データベースのデータにアクセスする。
ユーザ端末13は、高齢者自身あるいは高齢者の後見人や代理人などが操作するコンピュータである。ユーザ端末13は、例えば、パーソナルコンピュータやPDA、携帯電話などである。ユーザ端末13は、生体情報入力装置131を備えている。生体情報入力装置131は、例えば指静脈や指紋、声紋、虹彩などの生体情報を入力する装置である。ユーザ端末13は、生体情報入力装置131から入力された生体情報を、利用者の認証情報としてライフサポートポータル1に送信する。なお、本実施形態では、生体情報入力装置131は、一例として指静脈のパターンを生体情報として読み取るものとする。
ライフサポートポータル1は、高齢者に対して経済的なアドバイスを提供するライフサポートサービスを提供する情報処理装置である。ライフサポートポータル1は、例えば、パーソナルコンピュータやワークステーションなどである。
図1に示すように、ライフサポートポータル1は、アクセス制御部101、アカウント情報制御部102、ユーザ認証部103、ポリシライフプラン管理部104、ユーザ状況管理部105、生活費管理部106、高額支出管理部107、収支資産モニタ部108、レポート出力部109の各機能部を備えている。
アクセス制御部101は、プランナ端末12、ユーザ端末13、マネージャ端末14からのアクセスに応じて、情報へのアクセスを制限する。アクセス制御部101は、例えば、ライフサポートポータル1にログインするユーザに応じて、情報へのアクセスを制限することができる。
認証情報データベース2はライフサポートポータル1にアクセスする高齢者、高齢者の代理人、ファイナルシャルプランナ、ケアマネージャ、などのユーザを認証するための情報を保持する。認証情報データベース2は、ユーザの識別情報であるユーザIDに対応付けて、パスワードや、生体情報入力装置131から読み取った生体情報との照合を行うための生体情報を記憶する。また、認証情報データベース2は、ユーザIDに対応付けて、ユーザのアクセス可能な情報を特定するための情報(アクセス権)を管理する。
ユーザ認証部103は、ライフサポートポータル1にアクセスするユーザの認証を行う。ユーザ認証部103が行うユーザの認証処理は、生体情報の照合やパスワードの照合により行われる。本実施形態では、高齢者が操作するユーザ端末13からは、生体情報入力装置131から取り込んだ生体情報が送信され、プランナ端末12、マネージャ端末14、裁判所端末15からは、ユーザIDとパスワードとが送信されてくるものとし、ユーザ認証部103は、受信した生体情報またはパスワードと、認証情報データベース2に記憶されるパスワードとを照合することによりユーザの認証を行う。なおユーザ認証部103は、この認証方法に限らず、各種の一般的な認証処理を用いてユーザを認証するようにしてもよい。
統計データベース6は、ポリシやライフプラン作成において用いる、例えば家計調査などにより公的な機関により集計された生活費の統計値など、一般的な統計情報を管理しているものとする。なお、本実施形態の情報処理システムにおいて、高齢者から入力された情報の履歴を統計解析した結果を統計データベース6に登録するようにしてもよい。
不動産登記簿データベース7は法務局における維持管理されている電子化された不動産登記簿データベース7である。不動産登記簿データベース7を参照することにより、不動産の登記状況を参照することができる。本実施形態では、不動産登記簿データベース7を参照することにより、予定外の不正な不動産の売却などを検出するようにしている。
ライフプラニングポリシデータベース4は、高齢者の収入や資産に加えて、高齢者の嗜好を反映させたお金の使い方をアドバイスするため情報(以下、ポリシという。)を記憶する。また、後述するように、ポリシに基づいて、高齢者の将来の支出に関する情報(以下、ライフプランという。)が生成され、生成されたライフプランは、ライフプラニングポリシデータベース4に登録される。なお、本実施形態において、生活費に係るライフプラン(以下、生活費プランという。)と、生活費以外の支出(以下、高額支出という。)に係るライフプラン(以下、高額支出プランという。)との2種類のライフプランが生成される。
ポリシライフプラン管理部104は、ポリシおよびライフプランの作成や改定を行う。ポリシライフプラン管理部104によるポリシやライフプランの作成処理の詳細については後述する。
ユーザ状況管理部105は、高齢者の心身状態(本実施形態では、「健常」「衰え」または「要介護」のいずれかで表す。)や居住場所(本実施形態では、「自宅」または「施設」のいずれかで表す。)を管理する。
生活費管理部106は、生活費プランと、実際に生活費として支出された金額とを比較して、生活費の支出に関するアドバイス情報を生成する。なお、本実施形態では、簡単のため、生活費の支出は口座からの引落により行われるものとする。したがって、生活費管理部106は、口座からの引落を監視することにより、生活費として支出された金額を把握するものとする。
高額支出管理部107は高額支出プランと、実際に高額支出として支出された金額とを管理する。
収入資産データベース3は、高齢者の収入および資産に関する情報を管理する。
収入支出実績データベース5は、高齢者の収入および支出の実績を記憶する。
収支資産モニタ部108は、収入支出実績データベース5および収入資産データベース3をモニタすることにより、収支および資産の状態を監視し、多額の出金や資産の減少などにより異常を検知して、警告メッセージの出力などにより、異常をユーザに報知する。
レポート出力部109は、ライフプラン、実際の支出の状況、コメントなどを含むレポート情報を定期的に生成し、生成したレポート情報をユーザ端末13などに送信する。
クレジット会社ホスト8は、ユーザのクレジットカードに関する利用明細を管理するコンピュータである。ライフサポートポータル1は、クレジット会社ホスト8にネットワーク経由でアクセスすることで、クレジットカードの利用明細を取得することができる。
証券会社ホスト9は、証券会社に開設されているユーザの口座に関する情報(以下、口座内容情報という。)を管理するコンピュータである。ライフサポートポータル1は、証券会社ホスト9にネットワーク経由でアクセスすることで、証券会社の口座内容情報を取得することができる。
銀行ホスト10は、銀行に開設されているユーザの口座に関する口座内容情報を管理するコンピュータである。ライフサポートポータル1は、銀行ホスト10にネットワーク経由でアクセスすることで、銀行の口座に関する口座内容情報を取得することができる。
アカント情報制御部102は、銀行口座や証券会社の口座に関する口座情報へのアクセスを制御する。アカウント情報制御部102は、例えば、銀行ホスト10や証券会社ホスト9などに対して、コマンドを送信することにより、銀行口座や証券口座などに関する口座情報を取得する。また、アカウント情報制御部102は、不動産登記簿データベース7にアクセスして、登記簿情報を取得する。
==ハードウェア==
図2は、ライフサポートポータル1のハードウェア構成を示す図である。同図に示すように、ライフサポートポータル1は、CPU121、メモリ122、記憶装置123、通信インタフェース124を備える。記憶装置123は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやフラッシュメモリ、CD−ROMドライブなどである。CPU121は、記憶装置123に記憶されているプログラムをメモリ122に読み出して実行することにより、各種の機能を実現する。通信インタフェース124は、通信路に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタや、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行う通信機などである。ライフサポートポータル1は、通信インタフェース124を介して認証情報データベース2、収入資産データベース3、ライフプラニングポリシデータベース4、収入支出実績データベース5、統計データベース6、不動産登記簿データベース7などの各種データベースにアクセスする。また、ライフサポートポータル1は、通信インタフェース124を介してクレジット会社ホスト8、証券会社ホスト9、銀行ホスト10、プランナ端末12、ユーザ端末13、マネージャ端末14、裁判所端末15など他のコンピュータとの間の通信を行う。
==ログイン==
ライフサポートポータル1を利用するには、まず、ユーザ端末13やプランナ端末12、マネージャ端末14、裁判所端末15(以下、これらをまとめて情報端末ともいう。)からログインをする必要がある。図3にライフサポートポータル1へのログインに用いられるログイン画面5300を示す。ログイン画面5300は、ユーザIDを入力するテキストボックス欄5301およびパスワードを入力するテキストボックス欄5303を備えている。テキストボックスとは、文字列情報をキーボードやタッチパネルなどの入力装置から入力するための領域であり、例えばマイクロソフト社のWindows(米国マイクロソフト社の登録商標)などのオペレーティングシステムでは標準の機能として提供される。なお、テキストボックス欄5301には、情報端末で動作するオペレーティングシステムから取得したユーザ名を入力するようにしてもよい。
ユーザが生体情報入力装置131に指を挿入して、指認証ログインボタン5302を押下すると、ユーザ端末13は、生体情報入力装置131が読み取った生体情報とテキストボックス5301に入力されたユーザIDとをライフサポートポータル1に送信する。ライフサポートポータル1では、受信した生体情報と、ユーザIDに対応する認証情報データベース2の生体情報と照合することにより、ユーザの認証処理が行われる。
また、ユーザは、パスワードを入力することもできる。ログイン画面5300は、パスワードを入力するテキストボックス5303を備えており、ユーザはテキストボックス5303にパスワードを入力することができる。情報端末は、テキストボックス5303に入力されたパスワードと、テキストボックス5301に入力されたユーザIDとをライフサポートポータル1に送信する。ライフサポートポータル1では、受信したパスワードと、ユーザIDに対応する認証情報データベース2のパスワードとを照合することにより、ユーザの認証処理が行われる。なお、ログイン画面5300は、情報端末の電源が投入されたときに自動的に表示されるように設定しておくものとする。
ライフサポートポータル1におけるユーザの認証に成功すると、情報端末では、図4に示す画面5400が表示される。
画面5400は、サービスの分類を選択するコンボボックス5401、サービスを選択するコンボボックス5402、サービス開始ボタン5403、ログアウトボタン5404、およびお知らせの表字欄5405を備えている。
表字欄5405には、ユーザに対するメッセージが表示される。表字欄5405に表示されるメッセージは、例えば収支状況が順調か否かなどを示すものである。
ユーザは、画面5400上のコンボボックス5401から、ライフサポートポータル1が提供するサービスの分類を1つ選択する。なお、コンボボックスとは、複数の選択肢の中から1つを選択するためのもので、コンボボックスの右側の三角形の部分をマウスなどでクリックすると、選択肢の一覧が表示され、その一覧に含まれる選択肢の一つをマウスなどでクリックすることにより、1つの選択肢を選択するものであり、マイクロソフト社のWindows(マイクロソフト社の登録商標)などのオペレーティングシステムでは標準的な機能として提供される。
コンボボックス5401からサービスの分類が選択されると、コンボボックス5402には、選択された分類に属するサービスの一覧が表示される。ユーザは、コンボボックス5402から、希望のサービスを選択する。
画面5400において、サービス開始ボタン5403が押下されると、各種のサービスに関する画面が表示される。また、ログアウトボタン5404が押下されると、ライフサポートポータル1からユーザがログアウトする。
==ポリシの入力・ライフプランの作成==
本実施形態の情報処理システムでは、ユーザおよびユーザの家族に関する情報(以下、家族情報という。)、ユーザの収入に関する情報(以下、収入情報という。)、ユーザが有する資産に関する情報(以下、資産情報という。)、およびユーザが希望する生活ランクに関する情報(以下、アンケート情報という。)をポリシとして受け付け、これらに基づいてライフプランを作成する。
図5は、ライフプランの作成処理の流れを示す図である。
なお、これらの処理は主にポリシライフプラン管理部104により行われる。また、先に説明したように、この処理はライフサポートポータル画面5400からサービスが選択されたことに応じて起動される。
ステップ201において、ポリシライフプラン管理部104は、家族情報の入力を受け付ける。図6に、家族情報の入力画面300を示す。入力画面300は、ユーザ端末13において表示される。
入力画面300では、ユーザまたは家族の続柄を選択するコンボボックス301、ユーザまたは家族の氏名が入力されるテキストボックス302、ユーザまたは家族の生年月日を入力するテキストボックス303を備えている。
コンボボックス301には、選択肢として「本人」「夫」「妻」「長男」「長女」などが設定される。ユーザ自身についての情報を入力する場合には「本人」が選択される。
入力ボタン304が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス301、テキストボックス302および303に入力された各項目を含む家族情報をライフサポートポータル1に送信する。
ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信する家族情報を、ライフプラニングデータベース4が管理する家族情報テーブル400に登録する。
図7に、家族情報を格納する家族情報テーブル400の構成例を示す。同図に示すように、家族情報テーブル400は、家族IDカラム401、続柄カラム402、氏名カラム403、生年月日カラム404から構成される。家族IDカラムは、主キーであり、家族情報の識別情報が設定される、続柄カラム402、氏名カラム403および生年月日カラム404には、入力画面300において入力された情報が設定される。
入力画面300の完了ボタン305が押下されると、その旨がユーザ端末13からライフサポートポータル1に通知され、ユーザ端末13からの通知に応じてポリシライフプラン管理部104による処理は終了する。
ステップ202において、ポリシライフプラン管理部104は、収入情報の入力を受け付ける。図8に、収入情報の入力画面500を示す。入力画面500は、ユーザ端末13に表示される。
入力画面500は、収入の種別を選択するコンボボックス501、収入の月額を入力するテキストボックス502を備えている。コンボボックス501には、選択肢として、例えば、「給料」「公的年金」「個人年金」「地代・家賃」などが設定される。入力ボタン503が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス501から選択された収入の種別と、テキストボックス502に入力された収入額とを含む収入情報をライフサポートポータル1に送信する。
ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信した収入情報を、収入資産データベース3が管理する収入情報テーブル600に登録する。図9に、収入情報テーブル600の構成例を示す。同図に示すように、収入情報テーブル600は、収入IDカラム601、種別カラム602および月額カラム603から構成される。収入IDカラム601は、主キーであり、収入情報の識別情報が設定される。種別カラム602および月額カラム603には、入力画面500において入力された情報が設定される。
入力画面500の完了ボタン504が押下されると、その旨がユーザ端末13からライフサポートポータル1に通知され、ユーザ端末13からの通知に応じてポリシライフプラン管理部104による処理は終了する。
ステップ203において、ポリシライフプラン管理部104は、ユーザが金融機関に開設している口座に関する情報(以下、口座情報という。)を受け付ける。
図10は、口座情報の入力画面700を示す図である。入力画面700は、ユーザ端末13に表示される。入力画面700は、金融機関の種別を選択するコンボボックス701、金融機関の名称を選択するコンボボックス702、口座番号を入力するテキストボックス703、ネットワーク経由で金融機関のホストコンピュータに接続するためのURLを入力するテキストボックス704、金融機関のホストコンピュータにアクセスするためのパスワードを入力するテキストボックス705を備えている。
入力画面700において入力ボタン706が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス701および702、並びにテキストボックス703〜706に入力された、金融機関種別、金融機関名、口座番号、URL(Universal Resource Locator)、およびパスワードを設定した口座情報を生成してライフサポートポータル1に送信する。
ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信した口座情報を、収入資産データベース3が管理する口座情報テーブル800に登録する。図11に、口座情報管理テーブルの構成例を示す。同図に示すように、口座情報テーブル800は、口座IDカラム801、金融機関種別カラム802、金融機関名カラム803、口座番号カラム804、URLカラム805およびパスワードカラム806から構成されている。口座IDカラム801は、口座情報テーブル800の主キーであり、口座情報の登録時に割り当てられる、口座情報の識別情報(以下、口座IDという。)が設定される。金融機関種別カラム802〜パスワードカラム806の各カラムには、入力画面700において入力された情報が設定される。なお、パスワードカラム806には、ユーザ端末13から受信した口座情報に含まれるパスワードを暗号化した上で設定して、安全性を向上するようにしてもよい。
ステップ204において、ポリシライフプラン管理部104は、資産情報の入力を受け付ける。図12に、資産情報の入力画面900を示す。
コンボボックス901には、口座情報テーブル800に登録されている各口座情報の口座IDが選択肢として登録される。また、コンボボックス901から口座IDが選択されると、口座IDに対応する口座情報の金融機関名カラム803および口座番号カラム804に設定されている金融機関名および口座番号がテキストボックス902および903に表示される。また、コンボボックス901から口座IDが選択されると、選択された口座IDがライフサポートポータル1に送信され、アカウント情報制御部102は、受信した口座IDに対応する口座情報を口座情報テーブル800から取得し、取得した口座情報のURLカラム805に設定されているURLが示す銀行ホスト10や証券会社ホスト9、クレジット会社ホスト8にアクセスして、上記口座情報の口座番号カラム804およびパスワードカラム806に設定されている口座番号およびパスワードを用いてユーザ認証を受け、金融機関に開設されている口座に関する情報(以下、口座内容情報という。)を取得する。このような口座内容情報の取得処理は、例えば、アカントアグリゲーションと呼ばれる技術により実現可能である。
アカウント情報制御部102は、受信した口座内容情報に基づいて、収入資産データベース3が管理する資産情報テーブル1000に資産情報を登録する。図13に、資産情報テーブル1000の構成例を示す。同図に示すように、資産情報テーブル1000は、資産IDカラム1001、資産名カラム1002、資産種類カラム1003、評価額等カラム1004、単位カラム1005、口座IDカラム1006、満期カラム1007から構成される。資産IDカラム1001には、資産情報の登録時に割り当てられる資産情報の識別情報(以下、資産IDという。)が設定される。資産名カラム1002には、資産の名称が設定され、資産種類カラム1003には資産の種類が設定され、評価額等カラム1004には、資産の金銭的評価を示す資産金額が設定され、単位カラム1005には、資産価格の単位が設定される。口座IDカラム1006には、口座内容情報に対応する口座情報を示す口座IDである。満期カラム1007には、資産の種類が定期預金である場合に、その定期預金が満期となる時点が設定される。なお、上記各カラムに設定される情報は、口座内容情報から取得される。
ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13からの口座IDの受信に応じて、口座内容情報を応答する。ユーザ端末13は、入力画面900のコンボボックス904に、ライフサポートポータル1から受信した口座内容情報に含まれる資産の種類を選択肢として表示し、コンボボックス904から資産の種類が選択されると、対応する資産名や資産額がテキストボックス905および906に表示される。
また、上述したコンボボックス901には、各口座ID以外に選択肢として「未定義」も表示されるものとし、コンボボックス901から「未定義」が選択された場合には、ユーザ端末13は、テキストボックス905および906に入力された、例えば不動産などの資産名や資産金額をライフサポートポータル1に送信し、ライフサポートポータル1のポリシライフプラン管理部104は、受信した資産名や資産金額を設定した資産情報を生成して資産情報テーブル1000に登録する。
なお、一般的なアカウントアグリゲーション技術では、不動産に関する情報を取得することはできないが、例えば、不動産登記簿データベース7へのアカウント、パスワードおよび不動産を特定する情報を口座情報テーブル800に登録しておき、アカウント情報制御部102が、口座内容情報と同様に、不動産に関する登記情報を不動産登記簿データベース7から取得するようにしてもよい。この場合には、定期的に不動産に関する資産情報が確認可能である。
ステップ205において、ポリシライフプラン管理部104は、ライフプランに関するアンケート情報の入力を受け付ける。図14は、アンケート情報の入力画面1100を示す図である。
入力画面1100では、各項目について、ラジオボタンにより選択肢を選択することにより回答を入力するものとする。なお、ラジオボタンとは、マウスでクリックすると中央が黒くなり、選択されていることを示すものである。なお、ラジオボタンについても、例えばWindows(米国マイクロソフト社の登録商標)などのオペレーティングシステムでは標準の機能として提供される。
入力画面1100では、高齢者の心身状態ごとに、どこに居住したいか、またどのような生活ランクでの日常生活を送りたいか、また旅行やリフォームなどのイベントにかかる生活費以外の支出(以下、高額支出という。)についてどのような生活ランクで行いたいかについての希望を受け付ける。
なお、本実施形態では、心身状態とは、「健常」「衰え」「要介護」の3つがあるものとする。また、居住場所については、選択肢として「自宅」および老人ホームなどを示す「施設」の2つがあり、日常生活および各種のイベントについての生活ランクについては、選択肢として「ゆとり」「普通」「つつましく」の3つがあるものとする。
入力画面1100の完了ボタン1103が押下されると、ラジオボタンにより選択された選択肢を含むアンケート情報がユーザ端末13からライフサポートポータル1に送信され、ポリシライフプラン管理部104は、受信したアンケート情報に基づいて、例えばコンジョイント法として知られる手法により分析を行い、心身状態ごとの居住場所の希望度を示す情報(以下、居住場所希望度情報という。)を生成し、生成した居住場所希望度情報を、ライフプラニングポリシデータベース4が管理する居住場所希望度テーブル1200に登録する。図15に、居住場所希望度テーブル1200の構成例を示す。同図に示すように、居住場所希望度テーブル1200は、「健常」1201、「衰え」1202、および「要介護」1203のそれぞれについて、「自宅」1204および「施設」1205のそれぞれについて希望度を管理する。図15の例では、「健常」時には「自宅」で過ごしたいとの希望度を示しており、「衰え」を感じても概ね(8割)自宅で、介護が必要になった場合には、概ね(8割)施設で生活したいとの希望があることを示している。
図16は、心身状態と居住場所との組み合わせ(以下、ケースという。)を示すケースIDを記憶する生活ケース定義テーブル1300の構成を示す図である。生活ケース定義テーブル1300は、ライフプラニングポリシデータベース4に管理される。図16の例では、心身状態が「健常」1301である場合、居住場所が「自宅」1304であればケースIDは「ケース1」であり、居住場所が「施設」1305であれば、ケースIDが「ケース4」であることを示している。同様に、心身状態が「衰え」1302である場合に、居住場所が「自宅」1304であれば、ケースIDが「ケース2」であり、「施設」1305であればケースIDは「ケース5」である。心身状態が「要介護」1303である場合、居住場所が「自宅」1304であればケースIDが「ケース3」であり、「施設」1305であればケースIDは「ケース6」である。
ポリシライフプラン管理部104は、居住場所希望度テーブル1200から、各心身状態について、より希望度の高い居住場所を選択し、各心身状態と選択した居住場所とに対応するケース(以下、希望ケースという。)を生活ケース定義テーブル1300から選択する。
図17は、一般的な人間の年齢に対応する標準的な心身状態を記憶する標準心身状態テーブル1500の構成例を示す図である。標準心身状態テーブル1500は、例えば、政府による統計調査の結果として、予め統計データベース6に登録されているものとする。なお、標準心身状態テーブル1500には、一般的な統計情報ではなく、情報処理システムの各ユーザからのアンケートを集計して求めるようにしてもよい。
図18は、本実施形態の情報処理システムのユーザである高齢者の年齢と、心身状態との対応付けを管理する心身状態テーブル1400の構成を示す図である。同図に示すように、心身状態テーブル1400は、心身状態カラム1401と、開始予定年月日カラム1402とから構成される。心身状態カラム1401には、心身状態が設定され、開始予定年月日カラム1402には、高齢者がその心身状態になると予想される年月日が設定される。開始予定年月日カラム1402に設定される年月日は、上述した家族情報テーブル400に登録されている「本人」に対応する生年月日と、現在日時と、標準心身状態テーブル1500に登録されている想定年齢とに基づいて算出される。
図19は、上述の生活ケース定義テーブル1300に登録されている各ケースについて、高齢者が希望する生活ランクでの生活に係る標準的な日常生活費を記憶する標準生活費テーブル1600の構成例を示す図である。なお、標準生活費テーブル1600は、例えば政府による家計調査などによる調査結果の統計値として、予め統計データベース6に登録されているものとする。
図19に示すように、標準生活費テーブル1600には、ケースおよび生活ランクに対応する標準的な日常生活費が記憶される。すなわち、「ケース1」1601、「ケース2」1602、「ケース3」1603、「ケース4」1604、「ケース5」1605およびケース「ケース6」1606と、「ゆとり」1607、「普通」1608および「つつましく」1609との組み合わせに対応する標準的な日常生活費が記憶される。また、標準生活費テーブル1600には、「最低額」1610に対応付けて、各ケースの場合に、日常生活に最低限かかると考えられる費用も記憶される。
図19において、数値上の○印は、ポリシライフプラン管理部104が選択した希望ケースに対応する標準的な日常生活費である。
図20は、標準的な高額支出(以下、標準高額支出という。)についての情報を管理する標準高額支出テーブル1700の構成例を示す図である。標準高額支出テーブル1700は、例えば、政府による家計調査などによる調査結果の統計値として、予め統計データベース6に登録されているものとする。
図20に示すように、標準高額支出テーブル1700は、高額費目IDカラム1701、費目カラム1702、支出弾性カラム1703、有効ケースカラム1704、ゆとりカラム1705、普通カラム1706、つつましくカラム1707、および最低額カラム1708から構成される。
高額費目IDカラム1701は、標準高額支出テーブル1700の主キーであり、標準高額支出の費目を特定する識別情報(以下、高額費目IDという。)が設定される。費目カラム1702には、高額支出の使途である費目が設定される。支出弾性カラム1703には、高額支出の支出弾性係数が設定される。支出弾性係数とは、1家計における高額支出の総支出の伸び率(%)に対して各費目の伸び率(%)の比をとったもので、家計の総支出が増加した場合、すなわち収入が増えた場合に、どの費目に重点的にまわされるかを示すものであり、この係数が高いほどその費目は贅沢品とみなせるものである。有効ケースカラム1704には、この費目が通常必要となるケースを示す情報が設定される。ゆとりカラム1705には、生活ランクが「ゆとり」である場合にこの費目に支出される標準的な額が設定される。普通カラム1706には、生活ランクが「普通」である場合にこの費目に支出される標準的な支出額が設定される。つつましくカラム1708には、生活ランクが「つつましく」である場合に、この費目に支出される標準的な支出額が設定される。最低額カラム1708には、高齢者の生活に必要最小限度の支出額が設定される。
図20において、数値上の○印は、アンケート情報に含まれる費目に対応する生活ランクを示す。図20の例では、「旅行」の費目については、上述したアンケート情報の入力時に「ゆとり」の生活ランクが選択され、その他の費目については「普通」の生活ランクが選択されたことを示している。
ポリシライフプラン管理部104は、上記標準生活費テーブル1600および標準高額支出テーブル1700から、アンケート情報に対応する金額、すなわち図19および図20において○印をつけた金額を抽出し、費目毎にまとめた情報(以下、支出基本情報という。)を生成して、ライフプラニングポリシデータベース4に管理される支出基本情報テーブル2300に登録する。支出基本情報テーブル2300の構成例を図21に示す。
図21に示すように、支出基本情報テーブル2300は、希望ケースごとに、日常生活費2310および高額支出2311の各費目についての予定額2301、最低額2302、および重み2303を記憶している。予定額2301は、希望ケースと、高齢者が希望する生活ランクとに対応する標準的な日常生活費であり、最低額2302は、希望ケースに対応する最低限日常生活にかかる金額である。重み2303は、予定外支出等で予算に変動があった場合に、最低額に対して上積みを行う際の重要度を示す指数である。
ポリシライフプラン管理部104は、日常生活費については、希望ケースごとに、希望ケースに対応する心身状態を生活ケース定義テーブル1300から取得し、取得した心身状態に対応する生活ランクをアンケート情報から取得し、取得した生活ランクと希望ケースとに対応する金額を標準生活費テーブル1600から取得して、予定額2301に設定するとともに、希望ケースと「最低額」とに対応する金額を標準生活費テーブル1600から取得して、最低額2302に設定する。また、ポリシライフプラン管理部104は、日常生活費について、希望ケースに対応する希望度を居住場所希望度テーブル1200から取得し、取得した希望度を重み2303に設定する。
一方、ポリシライフプラン管理部104は、高額支出については、標準高額支出テーブル1700に登録されている各費目について、希望ケースごとに、費目に対応する標準高額支出テーブル1700の有効ケースカラム1704に希望ケースが含まれているかどうかを判定する。希望ケースが含まれていれば、ポリシライフプラン管理部104は、希望ケースに対応する心身状態を生活ケース定義テーブル1300から取得し、取得した心身状態と費目とに対応する金額を標準高額支出テーブル1700から取得して、予定額2301に設定するとともに、費目と「最低額」とに対応する金額を標準高額支出テーブル1700から取得して最低額2302に設定する。希望ケースが含まれていなければ、ポリシライフプラン管理部104は、予定額2301および最低額2302ともに「0」を設定する。また、ポリシライフプラン管理部104は、希望ケースに対応する希望度を居住場所希望度テーブル1200から取得して、取得した希望度と、費目に対応する支出弾性指数とに基づいて重み2303を算出する。
ステップ207において、ポリシライフプラン管理部104は、収入情報テーブル600、資産情報テーブル1000および支出基本情報テーブル2300に基づいて、ライフプランを生成してユーザ端末13に送信する。図22は、ユーザ端末13において表示されるライフプラン1800を示す図である。ライフプランには、心身状態ごとの居住場所1801と、心身状態ごとの日常生活費1802と、高額支出の費目ごとの予定額1803と、高齢者が100歳のときに残存すると予想される資産額(以下、残存資産額という。)1804とが含まれる。
ポリシライフプラン管理部104は、心身状態ごとに、その心身状態に対応する希望ケースに対応する居住場所を生活ケース定義テーブル1300から取得して、ライフプラン1800に居住場所1801として設定する。
ポリシライフプラン管理部104は、心身状態ごとに、その心身状態に対応する希望ケースと、日常生活費2310とに対応する予定額2301を支出基本情報テーブル2300から取得して、ライフプラン1800に日常生活費1802として設定する。
ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300に登録されている各高額支出2311の費目ごとに、予定額2301の合計額を算出して、ライフプラン1800に高額支出1803として設定する。
ポリシライフプラン管理部104は、家族情報テーブル400から「本人」に対応する生年月日を取得し、生年月日に100年を足した年月日(以下、100歳年月日という。)を算出する。ポリシライフプラン管理部104は、収入情報テーブル600から月額の収入の合計額を算出し、現在日時から、算出した100歳年月日までの月数を算出し、算出した合計額に、算出した月数を乗じて、100歳年月日までの総収入額を算出する。ポリシライフプラン管理部104は、資産情報テーブル1000から資産額を合計して総資産額を算出する。
ポリシライフプラン管理部104は、心身状態テーブル1400から「衰え」に対応する年月日(以下、衰え年月日という。)と、「要介護」に対応する年月日(以下、要介護年月日という。)とを取得する。ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300から、「健常」に対応する希望ケースと日常生活費2310とに対応する予定額2301を取得し、取得した予定額2301に、現在日時から衰え年月日までの月数を乗じて、健常時の日常生活費の総額を算出する。ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300から、「衰え」に対応する希望ケースと日常生活費2310とに対応する予定額2301を取得し、取得した予定額2301に、衰え年月日から要介護年月日までの月数を乗じて、衰え時の日常生活費の総額を算出する。ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300から、「要介護」に対応する希望ケースと日常生活費2310とに対応する予定額2301を取得し、取得した予定額2301に、要介護年月日から100歳年月日までの月数を乗じて、要介護時の日常生活費の総額を算出する。ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300から、高額支出2311の各費目および各希望ケースにたいおうするすべての予定額2301を合計して、高額支出の予定総額を算出する。
ポリシライフプラン管理部104は、上記のようにして算出した総収入額と総資産額との合計額から、健常時の日常生活費の総額と、衰え時の日常生活費の総額と、要介護時の日常生活の総額と、高額支出の予定総額とを減じて、100歳時における残存資産額を算出して、ライフプラン1800に残存資産額1804として設定する。
ステップ208以下のステップは、ライフプランをユーザが修正する処理である。
ステップ208において、ポリシライフプラン管理部104は、日常生活費の修正を受け付ける。図23に、ユーザ端末13に表示される日常生活費の修正画面2000を示す。コンボボックス2001には、希望ケースが選択肢として設定され、コンボボックス2002には、「ゆとり」「普通」「つつましく」が生活ランクの選択肢として設定される。コンボボックス2001から希望ケースが選択されると、希望ケースに対応する生活ランクがコンボボックス2002で選択され、希望ケースおよび生活ランクに対応する標準生活費テーブル1600の金額がテキストボックス2003に表示される。また、生活ランクに対応する上記算出した月数にテキストボックス2003に表示された金額を乗じた金額が、期間の支出合計額としてテキストボックス2004に表示される。ユーザは、テキストボックス2003に表示されている金額を編集することができる。入力ボタン2005が押下されると、ユーザ端末13はコンボボックス2001および2002で選択されたケースおよび生活ランクと、テキストボックス2003で編集された金額とをライフサポートポータル1に送信する。ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信したケースに対応する、支出基本情報テーブル2300の予定額2301を、ユーザ端末13から受信した金額に更新する。
以上の手順により、支出基本情報テーブル2300に格納されている日常生活費2310に対応する予定額2301が修正される。
ステップ209において、ポリシライフプラン管理部104は、高額支出に関する修正を受け付ける。図21に、ユーザ端末13に表示される高額支出の修正画面2100を示す。コンボボックス2101には、支出基本情報テーブル2300の高額支出2311の各費目が選択肢として設定される。コンボボックス2102には、「ゆとり」「普通」「つつましく」が生活ランクの選択肢として設定される。コンボボックス2101から費目が選択され、コンボボックス2102から生活ランクが選択されると、生活ランクに対応する希望ケースと費目とに対応する、支出基本情報テーブル2300の予定額2301および最低額2302がテキストボックス2103および2104に表示される。また、費目に対応する、各希望ランクに対応する予定額2301の合計額がテキストボックス2105に表示される。ユーザは、テキストボックス2103および2104を編集することができる。入力ボタン2106が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス2101から選択された費目、コンボボックス2102から選択された生活ランク、テキストボックス2103に入力された予定額およびテキストボックス2104に入力された最低額をライフサポートポータル1に送信する。ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信した生活ランクに対応する希望ケースと、ユーザ端末13から受信した費目とに対応する支出基本情報テーブル2300の予定額2301および最低額2302を、ユーザ端末13から受信した予定額および最低額に更新する。
以上の手順により、支出基本情報テーブル2300に格納されている高額支出2311に関する予定額2301および最低額2302が修正される。
ステップ210において、ポリシライフプラン管理部104は、高額支出の支出予定時期および支出予定額を含む情報(以下、高額支出予定情報という。)の入力を受け付ける。高額支出予定情報は、同一費目の支出が複数回に分けて行われる場合に対応するためのものである。図25に、高額支出予定情報の入力画面2200を示す。
コンボボックス2201には、支出基本情報テーブル2300に登録されている高額支出2311の各費目が選択肢として設定される。コンボボックス2201から費目が選択されると、費目に対応する支出基本情報テーブル2300の予定額2301の合計額がテキストボックス2202に表示される。テキストボックス2203には、高額支出の支出予定時期が入力され、テキストボックス2204には、その時点における支出予定額が入力される。テキストボックス2205には、最低必要な支出予定額が入力され、テキストボックス2206には、ユーザのコメントが入力される。テキストボックス2207には、予定額2301の合計額から、テキストボックス2204に入力された支出予定額を引いた残額が表示される。
入力ボタン2208が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス2201から選択された費目、テキストボックス2203〜2206に入力された支出予定時期、支出予定額、支出最低予定額、およびコメントを含む高額支出予定情報をライフサポートポータル1に送信する。
ポリシライフプラン管理部104は、受信した高額支出予定情報を、ライフプラニングポリシデータベース4が管理する高額支出予定情報テーブル2400に登録する。高額支出予定情報テーブル2400の構成例を図26に示す。同図に示すように、高額支出予定情報テーブル2400は、高額支出予定IDカラム2401、費目カラム2402、支出予定額カラム2403、支出最低予定額カラム2404、支出予定時期2405、該当ケースカラム2406、コメントカラム2407から構成される。
高額支出予定IDカラム2401は、高額支出予定情報テーブル2400の主キーであり、高額支出予定情報の識別情報(以下、高額支出予定IDという。)が設定される。費目カラム2402、支出予定額カラム2403、支出最低予定額カラム2404、支出予定時期カラム2405、およびコメントカラム2407には、ユーザ端末13から受信した高額支出予定情報に含まれる費目、支出予定額、支出最低予定額、支出予定時期およびコメントが設定される。該当ケースカラム2406には、支出予定時期に対応する希望ケースが設定される。
なお、ポリシライフプラン管理部104は、支出基本データベース2300の該当ケースに対応する予定額2301および最低額2302を更新するようにしてもよい。
入力画面2200において完了ボタン2208が押下されると、その旨がライフサポートポータル1に通知され、ポリシライフプラン管理部104は、ステップ210に係る処理を終了する。
ステップ211において、ポリシライフプラン管理部104は、現在日時から100歳時年月日までの資産総額の推移を示す情報(以下、資産額推移情報という。)をユーザ端末13に送信する。図27は、資産額推移情報をグラフ表示する表示画面2500を示す図である。資産額推移情報には、日常生活費に係る資産額推移2501と、高額支出に係る資産額推移2502とが含まれる。
日常生活費に係る資産額推移2501は、資産額から高額支出に必要な支出額を差し引いた金額の推移を示すものである。日常生活費に係る資産額推移2501は、収入情報、資産情報および高額支出の予定額に基づいて、総資産額と総収入額との合計額から高額支出の予定額の合計額を引いた金額を算出し、算出した金額から、日常生活費の予定額を引いた金額として容易に算出することができる。
高額支出に係る資産額推移2502は、高額支出に用いられる予定の資産が、どのように使われるかを示したものである。高額支出に係る資産額推移2502は、収入情報および資産情報に基づいて総資産額と総収入額との合計から、日常生活費の予定額の合計額を引いた金額から、高額支出の予定額を引いた金額として容易に算出することができる。
なお、表示画面2500では、日常生活費に係る資産額推移と高額支出に係る資産額推移とを分けて表示しているが、両方を重ね合わせて表示してもよい。
ステップ213において、ユーザ端末13は、図22に示すライフプラン1800でよいかどうかの入力を受け付け、受け付けた結果をライフサポートポータル1に送信する。ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信した結果に基づいて、ライフプラン1800がユーザに承認されたかどうかを判定する。ライフプラン1800がユーザに承認された場合、ステップ214に進み、承認されなかった場合は、ステップ213に進む。
ステップ213において、ポリシライフプラン管理部104は、居住場所の希望度の入力を受け付けて、居住場所希望度テーブル1200を更新する。図28に、ユーザ端末13に表示される、居住場所の希望度の入力を受け付ける修正画面1900を示す。
コンボボックス1901には、「健常」「衰え」「要介護」が心身状態の選択肢として設定される。コンボボックス1903には、居住場所の選択肢として「自宅」と「施設」とが設定される。
コンボボックス1901から心身状態が選択されると、選択された心身状態に対応する開始予定年月日がテキストボックス1902に表示され、選択された心身状態に対応する居住場所のうち希望度の高い方がコンボボックス1903において選択される。
ユーザは、テキストボックス1902を編集することができる。また、ユーザは、コンボボックス1904において、希望度を設定することができる。
入力ボタン1905が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス1901で選択された心身状態、テキストボックス1902に入力された開始予定年月日、コンボボックス1903で選択された居住場所、およびコンボボックス1904で選択された希望度をライフサポートポータル1に送信する。ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信した心身状態に対応する心身状態テーブル1400の開始予定年月日カラム1402を、ユーザ端末13から受信した開始予定年月日に更新し、ユーザ端末13から受信した心身状態および居住場所に対応する希望度を、ユーザ端末13から受信した希望度に更新する。
完了ボタン1906が押下されるとその旨がライフサポートポータル1に通知され、ポリシライフプラン管理部104は、ステップ213に係る処理を終了し、ステップ208に戻り、ステップ208からの処理を続ける。
ステップ214において、ポリシライフプラン管理部104は、以上の処理により更新された内容を有効にする。ここでポリシライフプラン管理部104は、例えば、データベースのトランザクションをコミットすることにより、更新を有効にすることができる。
ステップ215において、レポート出力部109は、印刷するように指示するコマンドに、ライフプランおよび資産額推移を付帯させてユーザ端末13に送信し、ユーザ端末13は、コマンドに応じてライフプランおよび資産額推移を印刷する。ユーザ端末13は、例えば図22に示すようなライフプラン1800や、図27に示すような資産額の推移を印刷する。
以上の処理により、ライフサポートポータル1は、ユーザからポリシの入力を受け付けて、ライフプランを作成することができる。
==日常生活費に関する実際の支出==
図29は、現在時点に対応するケース(以下、現在ケースという。)を記憶する、ライフプラニングポリシデータベース4が管理するケーステーブル2600の構成を示す図である。図29に示すように、ケーステーブル2600には、現在ケースを示す情報が1レコードのみ登録される。ポリシライフプラン管理部104が、心身状態テーブル1400および生活ケース定義テーブル1300から、定期的に現在ケースを特定し、特定した現在ケースを示す情報によりケーステーブル2600を更新する。
アカウント情報制御部102は、銀行ホスト10、証券会社ホスト9、クレジット会社ホスト8などに定期的にアクセスして、銀行口座や証券会社の口座、クレジット会社の口座の残高を監視することにより、日常生活費として実際に支出された金額(以下、日常生活費実績額という。)を取得する。生活費管理部106は、アカウント情報制御部102が取得した日常生活費実績額の履歴を、収入支出実績データベース5が管理する生活費実績テーブル2700に登録する。図30に、生活費実績テーブル2700の構成を示す。
同図に示すように、生活費実績テーブル2700は、年月カラム2701、予定額カラム2702、よび実績カラム2703から構成される。本実施形態では、アカウント情報制御部102は、月単位に日常生活費実績額を取得するものとし、年月カラム2701には、日常生活費実績額に対応する年月が設定される。予定額カラム2702は、ケーステーブル2600に登録されている現在ケースおよび日常生活費に対応する、支出基本情報テーブル2300の予定額が設定される。実績カラム2703は、日常生活費実績額が設定される。
==高額支出に関する実際の支出==
高額支出に関する実績を示す情報(以下、高額支出実績情報という。)は、収入支出実績データベース5が管理する高額支出実績テーブル2800に累積される。図31に高額支出実績テーブル2800の構成を示す。同図に示すように、高額支出実績テーブル2800は、高額支出IDカラム2801、費目カラム2802、実績カラム2803、支出年月2804、および高額支出予定IDカラム2805から構成される。
高額支出IDカラム2801は、高額支出実績テーブル2800の主キーであり、高額支出実績情報の識別情報(以下、高額支出IDという。)が設定される。高額支出IDは、高額支出実績情報が高額支出実績テーブル2800に登録される順の番号が付与されるものとする。費目カラム2802は、高額支出の費目が設定される。実績カラム2803には、高額支出としての実際の支出額(以下、高額支出実績額という。)が設定される。実際の支出額は、後述のように、ユーザ端末13がユーザからの入力を受け付けることにより取得される。支出年月カラム2804には、実際に支出された年月が設定される。高額支出予定IDカラム2805には、対応する高額支出予定情報の高額支出予定IDが設定される。なお、高額支出実績テーブル2800には、予定されていない支出に関する高額支出実績情報も登録することが可能であり、予定されていない支出に関する高額支出実績情報の場合、高額支出予定IDカラム2805には、NULLが設定される。
本実施形態では、実際に高額支出を行う場合に、高齢者はまず、ユーザ端末13からライフサポートポータル1に対して高額支出実績情報の登録を行った後に、銀行からの引き出し等による実際の支出を行うものとする。
図32は、ユーザ端末13に表示される高額支出実績情報の登録画面2900を示す図である。
コンボボックス2901には、支出基本情報テーブル2300に登録されている高額支出2311の各費目が選択肢として設定される。ユーザは、実際に支出する高額支出に関する費目をコンボボックス2901から選択する。なお、予定されていない支出についての費目を入力する場合には、ユーザはテキストボックス2902に入力するものとする。コンボボックス2901から費目が選択されると、選択された費目に対応する高額支出予定情報テーブル2400の支出予定時期および前後所定年が選択肢としてコンボボックス2903に設定される。また、費目および支出予定時期に対応する支払予定額およびコメントがテキストボックス2904および2905に表示される。
ユーザは、テキストボッックス2906に実際に支出する金額を入力する。この時、参考のために、テキストボックス2907には、費目に対応する、支出基本情報テーブル2300の予定額の合計額から、テキストボックス2906に入力された金額を減算した金額が表示される。
入力ボタン2909が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス2901から選択された、またはテキストボックス2902に入力された費目と、コンボボックス2903から選択された支出予定時期、テキストボックス2906に入力された支出額を含む高額支出実績情報をライフサポートポータル1に送信する。高額支出管理部107は、ユーザ端末13から受信した高額支出実績情報を高額支出実績テーブル2800に登録する。図33に、高額支出実績情報の登録処理手順を示す。なお、ここでは、予定された支出についての高額支出実績情報の登録処理についてのみ述べる。予定外の高額支出については後述する。
ステップ3001において、高額支出管理部107は、高額支出実績テーブル2800から、ユーザ端末13から受信した高額支出実績情報に含まれる費目に対応する実績カラム2803を合計して、支払済みの高額支出実績額を算出する。
ステップ3002において、高額支出管理部107は、支出基本情報テーブル2300から、該当費目に対応する予定額2301を合計して、予定額の残額を算出する。
ステップ3003において、高額支出管理部107は、高額支出予定情報テーブル2400から、該当費目に対応する支出予定額を合計して、支出予定総額を算出する。
ステップ3004において、高額支出管理部107は、ユーザ端末13から受信した支出額と、支出予定総額との和が、予定額の残額を超えるかどうかを判定する。超えた場合には、高額支出管理部107は、「予算超過」の旨を示すメッセージをユーザ端末13に送信し、ユーザ端末13は、登録画面2900のテキストボックス2908にそのメッセージを表示する(ステップ3005)。
一方、支出額が予定額の残額を超えない場合には、ステップ3006において、支出額を高額支出実績テーブル2800に登録する。
ステップ3006において、高額支出管理部107は、「登録完了」の旨を示すメッセージをユーザ端末13に送信し、ユーザ端末13は、登録画面2900のテキストボックス2908にそのメッセージを表示する(ステップ3007)。
なお、本実施形態では、高額支出予定情報テーブル2400に記憶されている予算額以上の支出も許すことを想定しているが、予算額を超えないことを前提としてもよい。
登録画面2900において完了ボタン2810が押下されると、高額支出管理部107による高額支出実績情報の登録処理は終了する。
以上のようにして、予定された高額支出に係る高額支出実績情報が高額支出実績情報テーブル2800に登録される。
==資産のモニタリング==
本実施形態のライフサポートポータル1では、高齢者の収入および資産の監視(モニタリング)を行うサービスが提供される。このサービスを受けるためには、口座への入金(収入)に関する情報(以下、入金情報という。)、および、口座からの出金(支出)に関する情報(以下、出金情報という。)を、ライフサポートポータル1が管理するデータベースに登録することが必要である。なお、これらの処理は、上述したポリシの入力およびライフプランの作成手順の中で行われてもよい。
図34に、ユーザ端末13に表示される入金情報の入力画面3100を示す。同図に示すように、入力画面3100は、入金の種別を選択するコンボボックス3101、口座への振込元を入力するテキストボックス3102、入金金額を入力するテキストボックス3103、入金される口座を示す口座IDを選択するコンボボックス3104、および入金が発生する間隔を選択するコンボボックス3105を備えている。
コンボボックス3101には、収入情報テーブル600に登録されている種別が選択肢として設定される。コンボボックス3101から種別が選択されると、種別に対応する収入情報テーブル600の月額がテキストボックス3103に表示される。入金が発生する間隔とは、例えば、「毎月」や「隔月」「毎週」「毎日」などである。
入力ボタン3106が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス3101から選択された種別、テキストボックス3102に入力された振込元、コンボボックス3104および3105から選択された振込先の口座IDおよび入金間隔を含む入金情報を、ライフサポートポータル1に送信する。収支資産モニタ部108は、ユーザ端末13から送信される入金情報を、ライフプラニングポリシデータベース4が管理する入金情報テーブル3200に登録する。図35に入金情報テーブル3200の構成例を示す。
入金情報テーブル3200は、入金IDカラム3201、種別カラム3020、口座IDカラム3203、振込元カラム3204、入金時期カラム3205、金額カラム3206から構成される。入金IDカラム3201は、入金情報テーブル3200の主キーであり、入金情報を識別する入金IDが設定される。種別カラム3202には、入力画面3100のコンボボックス3101で選択された、入金の種別が設定される。口座IDカラム3203には、入力画面3100のコンボボックス3104で選択された口座IDが設定される。振込元カラム1204には、入力画面3100のテキストボックス3102に入力された振込元を示す情報が設定される。入金時期カラム3205には、入力画面3100のコンボボックス3105から選択された入金間隔が設定される。金額カラム3206には、収入情報に含まれる収入金額が設定される。
入力画面3100において、完了ボタン3107が押下されるとその旨がユーザ端末13からライフサポートポータル1に通知され、収支資産モニタ部108による入金情報の入力処理は終了する。
図36は、ユーザ端末13に表示される、出金情報を入力するための入力画面3300を示す図である。入力画面3300は、出金費目を選択するコンボボックス3301、出金先を入力するテキストボックス3302、1度に出金される最大額を入力するテキストボックス3303、出金元になる口座を示す口座IDを選択するコンボボックス3304、および、出金が行われる間隔を選択するためのコンボボックス3305を備えている。
コンボボックス3301には、例えば、「電気料金」や「ガス料金」など、口座からの支払が行われうる費目が設定される。テキストボックス3303には、例えば、電力会社やガス会社などの出金先を示す情報が入力される。コンボボックス3304には、口座情報テーブル800に登録されている各口座情報の口座IDが選択肢として設定される。出金間隔としては、例えば「毎月」や「隔月」などがある。
入力ボタン3306が押下されると、ユーザ端末13は、入力された各項目の情報を設定した出金情報をライフサポートポータル1に送信する。収支資産モニタ部108は、ユーザ端末13から受信した出金情報に、出金IDを付与して出金情報テーブル3400に登録する。なお、1つの出金情報を入力したら入力ボタン3306が押下されるものとする。また、完了ボタン3307が押下されると、出金情報の入力処理は終了する。
出金情報テーブル3400の構成例を図37に示す。同図に示すように、出金情報テーブルは出金IDカラム3401、出金費目カラム3402、口座IDカラム3403、出金先カラム3404、最大額カラム3405、出金間隔3406から構成される。出金IDカラム3401は、出金情報テーブル3400の主キーであり、出金情報の識別情報(以下、出金IDという。)が設定される。
なお、出金情報に設定される最大額は、出金実績を記憶し、季節変動などを考慮して各口座の出金額を予測し、予測値に一定の安全率を加えた値としてもよい。あるいは、統計情報から平均的な支出額を求め、これに一定の倍率をかけたものを最大額にしてもよい。
図38は、ライフサポートポータル1を利用する高齢者のキャッシュフローを説明するためのイメージ図である。本実施形態では、高齢者のキャッシュフローは、全て銀行口座3510を介して行われている。すなわち、公的年金3501や個人年金3502、地代・家賃3503といった収入は、高齢者の銀行口座3510に入金され、電気料金の支払3504や、ガス料金の支払3505、電話料金の支払3506、水道料金の支払3507、クレジットカードによる決済の支払3508、現金の引き落とし3059などの各種の支出は、銀行口座3510から引き落としなどにより出金される。したがって、本実施形態では、銀行口座3510を監視することにより、高齢者に関するお金の出入りを監視することができる。なお、銀行口座3510は、複数であってもよい。
図39に、キャッシュフローと資産額を監視する処理手順を示す。
ステップ3601において、収支資産モニタ部108は、口座の残高の増加額を監視して、その増加額が、入金情報テーブル3200に登録されている入金金額であり、かつ入金情報テーブル3200に登録されている入金時期の間隔で入金されているかどうかにより、入金に異常がないかどうかを判断する。
ステップ3602において、収支資産モニタ部108は、口座の残高の減少額を監視して、その減少額が、出金情報テーブル3400に登録されている最大額以下であり、かつ出金情報テーブル3400に登録されている出金間隔で出金されているかどうかにより、出金に異常がないかどうかを判断する。
ステップ3603において、収支資産モニタ部108は、定期預金、投資信託、株式の解約や売却がないかどうかにより、出金に異常がないかどうかを判断する。
ステップ3604において、収支資産モニタ部108は、ステップ3601からステップ3603における判断において、異常があったかどうかを判定する。
異常があった場合には、ステップ3605において、収支資産モニタ部108は、ユーザ端末13に対して、異常があった旨を示すメッセージを送信する。収支資産モニタ部108は、例えば、電子メールにより上記メッセージを送信するようにしてもよい。
以上のようにして、本実施形態のライフサポートポータル1は、高齢者の収支や資産の状況を監視することができる。
==レポートの出力==
また、本実施形態のライフサポートポータル1は、高齢者の支出や資産の状況についてのレポートを出力する。図40は、レポート出力部109により作成されるレポート3700の一例を示す図である。同図に示すように、レポート3700は、日常生活費の予定額3701、日常生活費実績額3702、日常生活費の繰越額3703、高額支出の予定額3704、高額支出実績額3705、高額支出の繰越額3706、およびコメント3707を含んでいる。
日常生活費の予定額3701は、支出基本情報テーブル2300における、現在ケースおよび日常生活費2310に対応する予定額である。日常生活費実績額3702は、上述したように、アカウント情報制御部102が取得した日常生活費実績額である。日常生活費の繰越額3703は、過去の日常生活費の予定額と日常生活費実績額との差の累計である。レポート出力部109は、上述した生活費実績テーブル2700から予定額および日常生活日実績額を取得することが可能であり、予定額カラム2702と実績カラム2703との差の累計を、例えば1年分集計することにより算出することができる。
高額支出の予定額3704は、支出基本情報テーブル2300における、現在ケースおよび高額支出2311の各費目に対応する予定額の合計額である。高額支出実績額3705は、高額支出管理部107が算出した高額支出実績額である。高額支出の繰越額3706は、過去の高額支出の予定額と高額支出実績額との差の累計である。レポート出力部109は、上述した支出基本情報テーブル2300から、現在ケースに対応する予定額を取得することが可能であり、上述した高額支出実績テーブル2800から実績額を取得することが可能である。
コメント3707は、上記の金額に応じたメッセージであり、例えば、繰越額3703および3706の合計額がプラスであれば、「繰越が残り、順調です。」というメッセージとし、合計額がマイナスであれば「支出オーバです。気をつけましょう。」というメッセージとすることができる。
また、レポート出力部109は資産額の推移も出力する。図41に、資産額の推移状況の表示画面3800を示す。表示画面3800は、上述した図27の表示画面2500に重ねて、実績値に基づく資産額推移情報を表示するものである。日常生活費に係る資産額推移情報3801には、日常生活費に係る予定額に基づく資産額推移情報(図41の表示画面2500の資産額推移2501に表示される資産額推移情報である。)が細線で表示され、日常生活費実績額に基づく資産額推移情報が太線で表示される。また、高額支出に係る資産額推移情報3802には、高額支出に係る予定額に基づく資産額推移情報(図41の表示画面2500の資産額推移2502に表示される資産額推移情報である。)が細線で表示され、高額支出実績額に基づく資産額推移情報が太線で表示される。なお、レポート出力部109は、生活費実績テーブル2700の実績カラム2703から生活費実績額の推移を取得可能であり、アカウント情報制御部102が定期的に取得している口座内容情報から実際の資産額の推移を取得可能であり、これらに基づいて、日常生活費実績額に基づく資産推移情報を生成することができる。また、レポート出力部109は、高額支出実績テーブル2800の実績カラム2803から高額支出実績額の推移を取得可能であり、日常生活費実績額と同様に口座内容情報から実際の資産額の推移を取得可能であり、これらに基づいて、高額支出実績額に基づく資産推移情報を生成することができる。
==ライフプランの再作成==
次に、高齢者に関する状況が変化した場合について説明する。心身状態や居住場所などが同一であれば、高齢者はほぼ同じような生活を続けると考えられる。しかし、高齢者の心身状態や居住場所が変化することは一般に起こりうる。このような場合には、経済的な面においても変化が出てくるため、ライフサポートポータル1は、ライフプランを再作成する。本実施形態では、高齢者が現在ケースを入力したことに応じて、ライフプランが再作成されるものとする。図42に現在ケースを入力するための入力画面3900を示す。
入力画面3900では、コンボボックス3901に、「ケース1」〜「ケース6」の6つのケースが選択肢として設定される。入力ボタン3902が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス3901において選択されたケースをライフサポートポータル1に送信し、完了ボタン3903が押下されると現在ケースの入力処理を終了する。
ポリシライフプラン管理部104は、受信したケースをケーステーブル2600に登録するとともに、ライフプランを再作成する。
なお、現在ケースの入力は高齢者本人が自分の判断で行っても良いが、高齢者が適切な判断ができない心身状況の場合には代理人が行ってもよい。また、高齢者が出来るだけ最初に設定したプランに沿って生活したいと考えれば、実際の心身状態に係わらず、予定年齢に達した時に自動的に現在ケースを変更するようにしてもよい。もちろん、高齢者が「健常」な心身状態であり、「健常」な生活を過ごしたいと考えるような場合には、「衰え」の心身状態となる予定年齢に達しても、これまでの心身状態を継続、すなわち同じケースをコンボボックス3901に指定しても良い。例えば、「健常」時に、趣味娯楽などのためゆとりのある生活費を想定したのに対して、「衰え」時には、自宅でゆっくりし、また、「要介護」時の生活費増のために節約しておくなど、生活費を減らすことが考えられる。
図43は、ライフプランの再作成手順4000を示す。
ステップ4001において、ポリシライフプラン管理部104は、基本ライフプランに従って、図27に示した資産額推移情報を生成する。すなわち、支出基本情報テーブル2300に設定されているケースに応じた日常生活費の予定額に基づいて、資産額推移情報を算出する。この際、ユーザの心身状態が変化する年齢が、図18に示した心身状態テーブルと異なる場合には、時期の違いをそのまま平行移動するものする。例えば、「衰え」が76歳から、「要介護」が86歳からと想定していて、実際には、3年後ろにずれた場合には、「衰え」が79歳、「要介護」が89歳として算定する。
ステップ4002において、ポリシライフプラン管理部104は、算出した資産額推移情報が有効であるかどうか、すなわち、100歳での残存資産額が一定額以上かどうかを判定する。資産額推移情報が有効であればステップ4004に進み、有効でなければステップ4003に進む。
ステップ4003において、ポリシライフプラン管理部104は、支出基本情報テーブル2300の日常生活費2310およびユーザ端末13から受信したケースに対応する最低額を予定額として日常生活費の予定額の推移を算出した後、重みカラム2303に設定されている各ケースについての重みで余剰資産額を按分して、按分した金額を各ケースについての予定額に加算する。
なお、余剰資産額は、次の式1により求められる。
余剰資産額=全資産額−残存資産額−Σ(最低額×月数) (式1)
また、各ケースについての日常生活費の予定額は、次の式2により求められる。
予定額=最低額+余剰資産額×重み÷Σ(重み) (式2)
ステップ4004において、ポリシライフプラン管理部104は、上記のようにして算出した日常生活費の予定額と、日常生活費の予定額に基づく資産額推移情報とを含むライフプランを生成してユーザ端末13に送信する。ユーザ端末13では、ライフプランが表示される。
ステップ4005において、ポリシライフプラン管理部104は、上記のライフプランを承認するかどうかを示す情報をユーザ端末13から受信し、受信した情報によりライフプランが承認されたかどうかを判定する。承認された場合は、ステップ4010に進み、承認されなかった場合はステップ4006に進む。
ステップ4006において、ポリシライフプラン管理部104は、高齢者の資金の割り振りの調整を行う。なお、上述した図23の日常生活費の修正画面2000がユーザ端末13に表示され、ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から送信される金額を、日常生活費の予定額として設定するようにする。
ステップ4007において、ポリシライフプラン管理部104は、修正された日常生活費の予定額に基づく資産額推移情報を算出する。
ステップ4008において、ポリシライフプラン管理部104は、算出した資産額推移情報をユーザ端末13に送信して、ユーザ端末13は、受信した資産額推移情報を表示する。
ステップ4009において、ポリシライフプラン管理部104は、修正された日常生活費の予定額に基づく資産額推移情報を高齢者が承認するかどうかを示す情報をユーザ端末13から受信し、受信した情報に応じて修正された上記の資産額推移情報が承認されたかどうかを判定する。承認された場合は、ステップ4010に進み、承認されない場合は、ステップ4006に戻り、再度日常生活費の予定額の修正を行う。
ステップ4010において、ポリシライフプラン管理部104は、上記のようにして作成されたライフプランを、支出基本情報テーブル2300に登録する。すなわち、ポリシライフプラン管理部104は、ユーザ端末13から受信した現在ケースおよび日常生活費2310に対応する予定額カラム2301を、上記算出した予定額に更新する。また、ポリシライフプラン管理部104は、予定額カラム2301に設定されている予定額に応じて、各ケースの日常生活費2310に対応する重みカラム2303を更新する。
以上のようにして、高齢者の心身状態が予定と異なる変化をした場合でも、日常生活費が高齢者の希望するように再設定されることがわかる。
==超過額の回復アドバイス==
通常、日常生活費として係る金額は、様々な事情で変動する。そこで、例えば予定よりも使いすぎたような場合には、所定期間では超過額分を使わないようにするような支出額についての情報が出力されると便利である。
図44に、日常生活費が支出超過した場合の予定額の提示手順4100を示す。なお、この処理は、図40に示した支出状況の報告画面3700において、支出状態の報告を行う際に起動されるようにしてもよいし、ユーザからのリクエストに応じて起動するようにしてもよい。
ステップ4101において、生活費管理部106は、日常生活費の支出超過額を算定する。なお、生活費管理部106は、日常生活実績値から日常生活費の予定額を引いた金額を支出超過額として算出することができるが、これは例えば資産額推移情報の生成時に作成されたものを使ってもよいし、ここで算出するようにしてもよい。
ステップ4102において、生活費管理部106は、予定額の資産額推移情報(以下、目標カーブという。)が描くカーブに、実績額に基づく資産額推移情報が描くカーブ(以下、実績カーブという。)が重なるようになるまでに要する時間(以下、回復時間という。)を算出する。図45は、目標カーブ4201および実績カーブ4202の様子を説明する図である。
目標カーブ4201に比べ、実績カーブ4202は、資産額ΔAだけ余分に資産が減っている。対策開始時点4206から、日常生活費を削減することにより、実績カーブ4202を、目標カーブ4201に近づけることを考える。
例えば、実績カーブ4202を時間ΔTの間に目標カーブ4201と重なるようにするためには、時点4206以降の実績カーブ4202をカーブ4203のようにする必要がある。
また、実績カーブ4202を時間ΔTの間に目標カーブ4201と重なるようにするためには、時点4206以降の実績カーブ4202をカーブ4204のようにする必要がある。
実績カーブ4202を時間ΔTの間に目標カーブ4201と重なるようにするためには、時点4206以降の実績カーブ4202をカーブ4205のようにする必要がある。
本実施形態では、支出超過額に応じて回復時間を決定するための情報(以下、回復時間情報4300という。)が、3種類ライフプラニングポリシデータベース4に記憶されているものとする。回復時間情報は、支出超過額に応じて回復時間を決定するための例えば関数である。生活費管理部106は、支出超過額ΔAと回復時間情報とに基づいて回復時間ΔTを決定することができる。図46に、3種類の回復時間情報α4301、β4302およびγ4303のそれぞれについての支出超過額ΔAと、回復時間ΔTとの関係を示す。なお、これらの回復時間情報の中から1つが予め選択されているものとする。
ステップ4103において、実績カーブ4202が回復時間内に目標カーブ4201に重なるようにする日常生活費を産出する。これは、回復時点の資産額を算定し、その資産なるような支出額を決めればよい。
ステップ4104において、算定した生活費が、支出基本情報テーブル2300において規定されている最低額以上であるかどうかを判定する。最低額以上の場合、ステップ4106に進む。最低額未満の場合は、ステップ4105に進む。
ステップ4105において、生活費管理部106は、日常生活費を最低額にした場合の回復時間を算出する。
ステップ4106において、生活費管理部106は、算出した回復時間および日常生活費を含む情報(以下、回復案という。)をユーザ端末13に送信し、ユーザ端末13は回復案を高齢者に提示する。
ステップ4107において、生活費管理部106は、高齢者が回復案を承認するか否かを示す情報をユーザ端末13から受信し、回復案が承認されたかどうかを判定する。承認された場合はステップ4110に進み、承認されない場合はステップ4108に進む。
ステップ4108において、生活費管理部106は、回復時間あるいは日常生活費を修正するために、高齢者から回復時間あるいは日常生活費をユーザ端末13から受信する。
ステップ4109において、生活費管理部106は、ユーザ端末13から日常生活費を受信した場合には、受信した日常生活費と回復時間情報とに基づいて回復時間を算出し、ユーザ端末13から回復時間を受信した場合には、受信した回復時間と回復時間情報とに基づいて回復時間を算出する。
ステップ4110では、生活費管理部106は、算定された回復時間における日常生活費を、ライフプランニングポリシデータベース4に登録する。
このようにして、生活費の支出超過を回復するために期間限定の生活費が利用者にアドバイスされることになる。以上の手順により、生活費が支出超過になった場合には、ライフサポートポータル1は、所定の回復時間によりライフプランに沿った予定額の日常生活費を利用可能になるように、高齢者に対して支出額をアドバイスすることができる。また、本実施形態のライフサポートポータル1によれば、最低額に基づいてアドバイスする支出額を算出しているので、実際の生活に即した支出額を提示することができる。
==超過額の割当===
日常生活費が支出過剰になり、上述のように新たな日常生活費の予定額が提示された場合に、高齢者は、日常生活費を食料費、住居費、光熱水道費などの費目にどのように振り分けたらよいか、あるいはどこの費目を節約したら良いか分からないことが考えられる。そこで、本実施形態のライフサポートポータル1は、高齢者に対して、費目への振り分け方のアドバイスを提示する。
まず、ポリシライフプラン管理部104は、日常生活費の各費目の金額の入力を受け付ける。図47に、ユーザ端末13に表示される、日常生活費の費目別金額の入力画面4400を示す。
テキストボックス4401には、目標となる日常生活費が入力される。本実施形態では、ライフサポートポータル1から提示された日常生活費の予定額がテキストボックス4401に入力されることになる。コンボボックス4402には、費目が選択肢として設定される。テキストボックス4403には、支出実績額が入力される。テキストボックス4404には、参考のために、入力した費目の累計額が表示される。
入力ボタン4405が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス4402から選択された費目と、テキストボックス4403に入力された実績額とがライフサポートポータル1に送信される。
図48に上記アドバイスを行うための生活費内訳提案手順4500を示す。
ステップ4501において、ユーザ端末13は、生活費情報の入力画面4400のテキストボックス4401に、目標となる日常生活費が入力され、ステップ4502において、入力画面4400のコンボボックス4402およびテキストボックス4403に、費目別の実績額が入力される。
ステップ4503において、ユーザ状況管理部105は、ユーザの支出状況に近い家計統計情報を検索する。ユーザ状況管理部105は、例えば、60代の健常な夫婦二人世帯などの家計情報を統計データベース6から検索する。図49に、検索された統計情報として、生活費統計情報テーブル4700を示す。
ケースカラム4701には、高齢者の状況、すなわちケースが設定される。データ項目カラム4702には項目が設定される。
食料カラム4703は食料費についての支出金額が設定される。住居カラム4704は住居費についての支払金額が設定される。
高熱水道カラム4705は光熱水道費についてのデータが設定される。
被覆履物カラム4706は被服や履物についてのデータが設定される。
保険医療カラム4707は保健医療費についてのデータが設定される。
交通通信カラム4708は交通通信費についてのデータが設定される。
教養娯楽カラム4709は教養娯楽費についてのデータが設定される。
その他カラム4710には、その他の費用についてのデータが設定される。
生活費統計情報テーブル4700は、各費目について、平均額4711、支出弾性係数4712、および切片が設定される4713。支出弾性係数とは、生活費の総支出の伸び率(%)に対して各費目の伸び率(%)の比をとったもので、収入が増えた場合など、総支出が伸びたときに、どの費目に重点的に支出がなされているかを示すもので、この係数が高いほど贅沢品とみなせる。切片とは、総支出と費目の支出額の関係を直線で表したときの、総支出が0に相当する時の値である。
図48のステップ4504において、生活費管理部106は、目標生活費額における各費目の標準額を、上記生活費統計情報テーブル4700から算出する。すなわち、生活費管理部106は、目標日常生活費額と統計上の平均の日常の生活費額とを比較し、伸び率あるいは縮小率を算定して、各費目の弾性係数を用いて、各費目の標準的な額を算定する。これらは、下記式3および式4により算出することができる。
伸び率=目標生活費−標準生活費 (式3)
費目額=費目の標準額×(1+弾性係数×伸び率) (式4)
ステップ4505において、生活費管理部106は、各費目について、現在の予定額、提案額、標準的な支出額をユーザ端末13に送信して、ユーザ端末13が表示する。ユーザ端末13において表示される表示画面4600を図50に示す。ユーザは、この表示を参考にすることにより、目的の生活費の中で生活する助けとなる。
以上の手順により、一定の生活費内で生活しなければならない時に、費目毎の支出額を木目細かくアドバイスすることができる。
==予定外の高額支出実績の登録==
一方、高額支出で予定外の支出が必要になることも有り得る。想定される場合としては、費目としては登録しされているが支出予定になかった場合や、費目自体想定されていなかった場合がある。
図32の高額支出登録画面2900では、実際に高額支出が支払われる前に費目別の高額支出実績情報が登録されるが、費目としては登録されているが支出予定にない場合は、コンボボックス2901にて費目を選択し、コンボボックス2903において「予定無」を選択して、テキストボックス2906に支出額を入力することにより、予定外支出であることを示す高額支出実績情報の入力が行われる。
一方、費目自体想定されていなかった高額支出については、コンボボックス2901にて「予定外費目」を選択し、テキストボックス2902に費目を入力し、コンボボックス2903では「予定無」を選択して、テキストボックス2906に支出額を入力する。
なお、本実施形態では、費目は、階層構造に定義されているものとし、費目の階層構造は、例えば、ライフプラニングポリシデータベース4に記憶される。図51は、費目の階層構造を説明する図である。同図の例では、リフォーム費用4802、住宅買換え費用4803、住宅賃貸費用4804、および住宅新築費用4805は親として住居費4801を有している。高額支出管理部107は、支出基本情報テーブル2300に登録されていない費目がテキストボックス2902に入力された場合には、テキストボックス2902に入力された費目の親となる費目の子となる費目のうち、支出基本情報テーブル2300に登録されているものを選択し、選択した費目を用いて登録を行う。登録画面2900のテキストボックス2902に「住宅買換え費用」が入力された場合で、「住宅買換え費用」は支出基本情報テーブル2300に費目として登録されていないときには、高額支出管理部107は、「住宅買換え費用」の親となる「住居費」を特定し、特定した「住居費」の子となる「リフォーム費用」「住宅賃貸費用」「住宅新築費用」のうち、支出基本情報テーブル2300に費目として登録されているものを費目とする。
図52に予定外高額支出を受け付ける処理手順を示す。この処理は、図29の高額支出登録画面2900についての処理として、ライフサポートポータル1で行われる。
ステップ4901において、高額支出管理部107は、費目の入力を受け付ける。費目は、前記画面2900を介して入力されたデータがユーザ端末13から送信されてくる。
ステップ4902にて、入力した費目が支出予定に無い場合には、高額支出管理部107は、上述したようにして費目を決定する。なお、支出基本情報テーブル2300に登録されている費目についてはこの処理を省略することができる。
ステップ4903において、高額支出管理部107は、支出額の入力を受け付ける。支出額は、前述の画面2900のテキストボックス2906に入力され、ユーザ端末13からライフサポートポータル1に送信される。
ステップ4904において、高額支出管理部107は、支出基本情報テーブル2300に記憶されている費目の予定金額の総額から、高額支出実績テーブル3400に記憶されている既に支出した金額と、高額支出予定情報テーブル2400に記憶されている今後の支出予定金額とを差し引いて留保分を算出する。高額支出管理部107は、算出した留保分を予定外の高額支出に割り当てる。予定外の高額支出の金額が、割り当てた留保分よりも大きい場合には、不足分を算出する。
ステップ4905において、ステップ4904において、すべての高額支出について留保分からの割当ができたかどうかを判定し、割当ができたなら、ステップ4911に進み、割当ができなかったなら、ステップ4906に進む。
ステップ4906において、ステップ4904の処理における不足分を、高額支出予定情報テーブルに記憶されている該当費目の今後の支出予定から割り当てる。すなわち、該費目の支出予定の総額から同支出予定の最低額の総額を差し引いた額を不足分に割り当てることになる。高額支出管理部107は、余裕がある場合には、支出予定が一律の割合で減額されるように割り当て、余裕が無い場合には、該費目の支出予定を最低額とし、不足分を算出する。高額支出予定情報テーブル2400に上記変更を反映する。
ステップ4907において、高額支出管理部107は、割当が完了したかを判定し、すべての割り当てられた場合はステップ4911に進み、割当できなかった場合は、ステップ4908に進む。
ステップ4908では、高額支出管理部107は、ステップ4906で算出した不足分を、他の費目の留保分から割り当てる。割当ができない場合には、高額支出管理部107は、不足分を算出する。留保分に余剰ができる場合は、支出基本情報テーブル2300に記憶されている費目の重みに応じた比率で、各費目の留保分が残るように割り当てる。すなわち、重みに比例した割合で留保分が残るようにする。
上記の割り当てにより、支出基本テーブル2300の高額支出2311の各費目に対応する予定額を更新する。
ステップ4909では、高額支出管理部107は、ステップ4908で割当が完了したかどうかを判定し、完了した場合にはステップ4911に進み、完了しなかった場合には、ステップ4910に進む。
ステップ4910では、ステップ4908での不足分を、他の費目の支出予定分から割り当てる。すなわち、高額支出管理部107は、他の費目の支出予定の予定額の総額から、最低額の総和を差し引いた額を算出し、ステップ4908で算定した不足額を賄うことを考える。賄えない場合は、高額支出管理部107は、不足額分少ない支出額とする。賄えた場合には、費目が異なる場合には費目の重みの率で残るように、同一費目では、一定割合で残るように、高額支出予定を組みなおす。上記割当により、高額支出予定情報テーブル2400を更新する。
ステップ4911では、高額支出管理部107は、目的に高額支出の額、この支出のために変更になった費目の総額、高額支出の予定を提示する。
ステップ4912では、高齢者からの承認を受ける。承認された場合、ステップ4914に進む。承認されない場合にはステップ4913にすすむ。
ステップ4913では、利用者が直接、目的の高額支出金額、この支出のために変更になった費目の総額、高額支出の予定を修正し、その後、ステップ4911に進む。この時、修正内容によっては、支出基本情報テーブル2300および高額支出予定情報テーブル2400を更新する。
ステップ4914では、高額支出管理部107は、あらたな高額支出予定情報を高額支出予定情報テーブル2400に登録する。
以上の手順により、当初予定していなかた高額支出に対して、高齢者の意図にそった形で、予算の組みなおしが行われることが分かる。
==高額支出の予定取消し==
高額支出については、本人の考えや社会状況から、予定していた高額支出を取りやめて、他のものに支出する、あるいは、予備として留保しておくことが考えられる。図53に高額支出予定情報の取り消し画面5000を示す。
コンボボックス5001には、支出基本情報テーブル2300に登録されている高額支出2311の各費目が選択肢として設定される。コンボボックス5001から費目が選択されると、選択された費目に対応する高額支出予定情報のうち、高額支出実績テーブル2800に登録されていないものを示す高額支出予定IDが、コンボボックス5002の選択肢として設定される。コンボボックス5002から高額支出予定IDが選択されると、テキストボックス5003には、高額支出予定情報の支払予定時間カラム2405の内容が表示され、テキストボックス5004には、高額支払予定情報の支払予定額カラム2403の内容が表示され、テキストボックス5005には、高額支出予定情報のコメントカラム2407の内容が表示される。テキストボックス5006には、参考のため、該当費目での留保額が表示される。
ユーザは、取り消し画面5000を見ることにより、取り消し対象の支出予定であることを確認する。入力ボタン5007が押下されると、ユーザ端末13は、コンボボックス5002において選択されていた高額支出予定IDをライフサポートポータル1に送信する。取り消し画面5000において、完了ボタン5008が押下されると、高額支出予定情報の取り消し処理が終了する。
図54に高額支出予定取り消し処理手順を示す。
ステップ5101において、高額支出管理部107は、ユーザ端末13から高額支出予定IDを受信する。
ステップ5102にて、高額支出管理部107は、ユーザ端末13から受信した高額支出予定IDに対応する高額支出予定情報を高額支出予定情報テーブル2400から削除する。
ステップ5102において、高額支出管理部107は、上記の費目に割り当てられた支出の予定額から、支出した実績額および支出予定額を差し引くことにより留保額を算出して表示する。これは、図21に示した支出基本情報テーブル2300および図26に示した高額支出予定情報テーブル2400、図31に示した高額支出実績テーブル2800を参照することにより算出可能である。
==アクセス権==
利用者本人が情報端末13から操作することを前提に説明してきたが、本人の他に、法的な根拠をもつ後見人、妻などの代理人が操作を行うことになる。高齢になると、パスワードなどの管理が難しいため、生体認証入力装置131から、指静脈などの生体情報をライフサポートポータル1に送ることにより、容易にユーザ認証を行うようにしている。
認知症などで、後見人が全ての管理を行う際にも、後見人が、本実施形態の情報処理システムから出力されるライフプランを参考にすることができるので、後見人は本人の希望を容易に理解し、本人の希望に沿った介護を行うことが可能となる。
また、後見人が、本発明のライフサポートポータルを用いることにより、裁判所が、後見人が正当な資産の使い方を行っているかどうかを容易に監視することができる。
また、ライフサポートポータルのアドバイス機能を補完するために、ファイナンシャルプランナが、収入、支出、資産に関する情報を参照することにより、診断を行い、高齢者に直接あるいは電子媒体によりアドバイスを届けることができる。この際に、資産や個人を特定する情報をファイナンシャルプランナに見えないようにすることにより、プライバシの確保や横領などのリスクを低減することもできる。
さらに、ケアマネーシャが、本人のライフプランや居住場所希望度テーブル1200を参照することにより、要介護の時にどのような暮らしをしたいのか、また、経済的にどのような準備をしているのかを容易に把握することが可能となり、本人の希望にあった介護を行うことができる。
ライフサポートポータル1では、アクセスされるユーザごとにアクセス制御を行う。図55は、ユーザに応じたアクセス権を管理するアクセス権管理テーブル5200の構成を示す図である。アクセス権管理テーブル5200は、ライフプラニングポリシデータベース4に格納される。
図55に示すように、アクセス権管理テーブル5200には、ユーザを特定する情報(例えば氏名やパスワードなどである。)を登録したり変更したりできるかどうか(5202)、ライフプランを作成できるかどうか(5203)、現在ケースを変更したり高額支出を登録したりすることができるかどうか(5204)、利用者を特定した情報を検索できるかどうか(5205)、居住場所希望度テーブル1200にアクセスできるかどうか(5206)、高額支出予定情報テーブル2400にアクセスできるかどうか(5207)、収入資産データベース3にアクセスできるかどうか(5208)、介護のための支出可能額を参照することができるかどうか(5209)などの権限がユーザ5201ごとに設定されている。なお、図55では「○」がアクセス可能なことを示しており、「×」はアクセスできないことを示している。
アクセス制御部101は、プランナ端末12、ユーザ端末13、マネージャ端末14、裁判所端末15からのアクセスに応じて、アクセス権管理テーブル5200を参照して、ユーザが情報にアクセス可能かどうかを判定し、情報へのアクセス制御を行う。
なお、以上の説明では、ユーザ端末13の使用を前提としたが、プランナ端末12やマネージャ端末14、裁判所端末15からのアクセスも受け付ける。
以上説明したように、本実施形態の情報処理システムによれば、老後の生活プランを、収入、支出、資産、および生活に対する本人の希望をとりいれて、一元的に管理することにより、計画的に老後を過ごすことができる。計画に変更があったときも破綻の無いプランを生成し提示することができる。さらに、本人の判断力が低下したときにおいても、本人の意思を反映したプランニングを行うことができる。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本実施形態の情報処理システムの全体構成を示す図である。 ライフサポートポータル1のハードウェア構成を示す図である。 ログイン画面5300を示す図である。 画面5400の構成を示す図である。 ライフプランの作成処理の流れを示す図である。 家族情報の入力画面300を示す図である。 家族情報を格納する家族情報テーブル400の構成例を示す図である。 収入情報の入力画面500を示す図である。 収入情報テーブル600の構成例を示す図である。 口座情報の入力画面700を示す図である。 口座情報管理テーブルの構成例を示す図である。 資産情報の入力画面900を示す。 資産情報テーブル1000の構成例を示す。 アンケート情報の入力画面1100を示す図である。 居住場所希望度テーブル1200の構成例を示す。 生活ケース定義テーブル1300の構成を示す図である。 標準心身状態テーブル1500の構成例を示す図である。 心身状態テーブル1400の構成を示す図である。 標準生活費テーブル1600の構成例を示す図である。 標準高額支出テーブル1700の構成例を示す図である。 支出基本情報テーブル2300の構成例を示す図である。 ライフプラン1800を示す図である。 日常生活費の修正画面2000を示す図である。 高額支出の修正画面2100を示す図である。 高額支出予定情報の入力画面2200を示す図である。 高額支出予定情報テーブル2400の構成例を示す図である。 資産額推移情報をグラフ表示する表示画面2500を示す図である。 居住場所の希望度の入力を受け付ける修正画面1900を示す図である。 ケーステーブル2600の構成を示す図である。 生活費実績テーブル2700の構成を示す図である。 高額支出実績テーブル2800の構成を示す図である。 高額支出実績情報の登録画面2900を示す図である。 高額支出実績情報の登録処理手順を示す。 入金情報の入力画面3100を示す図である。 入金情報テーブル3200の構成例を示す図である。 出金情報を入力するための入力画面3300を示す図である。 出金情報テーブル3400の構成例を示す図である。 キャッシュフローを説明するためのイメージ図である。 キャッシュフローと資産額を監視する処理手順を示す。 レポート3700の一例を示す図である。 資産額の推移状況の表示画面3800を示す。 現在ケースを入力するための入力画面3900を示す図である。 ライフプランの再作成手順4000を示す図だろう。 予定額の提示手順4100を示す図である。 目標カーブ4201および実績カーブ4202を説明する図である。 支出超過額ΔAと、回復時間ΔTとの関係を示す図である。 日常生活費の費目別金額の入力画面4400を示す図である。 生活費内訳提案手順4500を示す図である。 生活費統計情報テーブル4700を示す図である。 表示画面4600を示す図である。 費目の階層構造を説明する図である。 予定外高額支出を受け付ける処理手順を示す図である。 高額支出予定情報の取り消し画面5000を示す図である。 高額支出予定取り消し処理手順を示す図である。 アクセス権管理テーブル5200の構成を示す図である。
符号の説明
1 ライフサポートポータル 2 認証情報データベース
3 収入資産データベース 4 ライフプラニングポリシデータベース
5 収入支出実績データベース 6 統計データベース
7 不動産登記簿データベース 8 クレジット会社ホスト
9 証券会社ホスト 10 銀行ホスト
12 プランナ端末 13 ユーザ端末
14 マネージャ端末 15 裁判所端末
101 アクセス制御部 102 アカウント情報制御部
103 ユーザ認証部 104 ポリシライフプラン管理部
105 ユーザ状況管理部 106 生活費管理部
107 高額支出管理部 108 収支資産モニタ部
109 レポート出力部 131 生体情報入力装置
300 入力画面 400 家族情報テーブル
500 入力画面 600 収入情報テーブル
700 入力画面 800 口座情報テーブル
900 入力画面 1000 資産情報テーブル
1100 入力画面 1200 居住場所希望度テーブル
1300 生活ケース定義テーブル 1400 心身状態テーブル
1500 標準心身状態テーブル 1600 標準生活費テーブル
1700 標準高額支出テーブル 1800 ライフプラン
1900 修正画面 2000 修正画面
2100 修正画面 2200 入力画面
2300 支出基本情報テーブル 2400 高額支出予定情報テーブル
2500 表示画面 2600 ケーステーブル
2700 生活費実績テーブル 2800 高額支出実績テーブル
2900 登録画面 3100 入力画面
3200 入金情報テーブル 3300 入力画面
3400 出金情報テーブル 3700 レポート
3800 表示画面 3900 入力画面
4000 ライフプランの再作成手順 4100 予定額の提示手順
4300 回復時間情報 4400 入力画面
4500 生活費内訳提案手順 4600 表示画面
4700 生活費統計情報テーブル 5000 取り消し画面
5200 アクセス権管理テーブル 5300 ログイン画面
5400 画面

Claims (15)

  1. 高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理システムであって、
    前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、
    前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースと、
    前記予想支出データベースおよび前記資産データベースにアクセス可能に接続される情報処理装置と、
    を含み、
    前記情報処理装置は、
    期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付ける希望生活態様受付部と、
    受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得する予想支出取得部と、
    受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出する期間予想支出金額算出部と、
    前記予想支出金額を出力する予想支出金額出力部と、
    算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出する資産残額算出部と、
    前記資産残額を出力する資産残額出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  2. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記高齢者が前記一定期間に得る収入の金額である収入金額を受け付ける収入金額受付部と、
    前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に、前記収入金額を乗じて、前記高齢者が前記期間中に得る収入の金額である期間収入金額を算出する期間収入金額算出部と、
    を備え、
    前記資産残額算出部は、前記資産金額と前記期間収入金額との合計から前記期間予想支出金額を引くことにより前記資産残額を算出すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  3. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置からアクセス可能に接続される、過去の前記期間について入力された前記態様情報に対応する前記予想支出金額を、前記期間指定情報に対応付けて記憶する支出予定管理データベースを含み、
    前記情報処理装置は、
    前記過去の期間において実際に支出された支出金額を受け付ける支出金額受付部と、
    受け付けた前記支出金額が、前記過去の期間に対応する前記予想支出金額を超えるかどうかを判定する予算超過判定部と、
    前記支出金額が前記予想支出金額を超える場合に、その旨のメッセージを出力する予算超過メッセージ出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  4. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、前記高齢者が保有する口座を管理する金融機関システムと通信可能に接続され、
    前記情報処理装置は、
    前記口座を特定する口座番号を設定した、前記口座の残高を取得するためのコマンドを前記金融機関システムに送信し、前記コマンドに応じて前記金融機関システムから送信される前記残高を取得する残高取得部と、
    前記残高の履歴を記憶する残高履歴記憶部と、
    を備え、
    前記支出金額受付部は、前記残高の履歴から前記過去の期間における前記残高の減少額を算出し、算出した前記減少額を前記支出金額として受け付けること、
    を特徴とする情報処理システム。
  5. 請求項4に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、前記減少額が所定のしきい値よりも大きいか否かにより、支出の異常を検知する異常検知部を備え、
    前記メッセージ出力部は、前記支出の異常を示すメッセージを出力すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  6. 請求項3に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、前記過去の期間についての前記支出金額である過去支出金額が、前記過去の期間についての前記予想支出金額である過去予想支出金額を超える場合に、前記過去支出金額から前記過去予想支出金額を引いた超過金額を算出する超過金額算出部を備え、
    前記予想支出金額出力部は、前記予想支出金額から前記超過金額を引いた金額を出力し、
    前記期間予想支出金額算出部は、前記予想支出金額から前記超過金額を引いた金額に前記商を乗じて前記期間予想支出金額を算出すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記予想支出データベースは、前記高齢者の日常生活に最低限必要な支出である最低支出金額を記憶し、
    前記過去支出金額が前記過去予想支出金額を超える場合に、前記予想支出取得部は、前記予想支出金額とともに前記最低支出金額を前記予想支出データベースから取得し、
    前記予想支出金額出力部は、前記予想支出金額から前記超過金額を引いた金額である修正予想金額が前記最低支出金額以下であれば、前記最低支出金額を出力し、
    前記期間予想支出金額算出部は、前記修正予想金額が最低支出金額以下であれば、前記最低支出金額に前記商を乗じて前記期間予想支出金額を算出すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項6に記載の情報処理システムであって、
    前記予想支出データベースは、前記態様情報と費目とに対応付けて、費目別予想支出金額と前記費目の重要度とを記憶しており、
    前記予想支出金額は前記態様情報に対応する前記費目別予想支出金額の合計値であり、
    前記予想支出金額出力部は、前記費目別に前記重要度に応じて前記超過金額を按分した金額である費目別超過金額を算出し、前記費目別予想支出金額から前記費目別超過金額を減算した金額を出力すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置からアクセス可能に接続される、前記期間指定情報に対応付けて、前記期間において予想される前記高齢者の心身状態を示す心身状態情報を記憶する予想心身状態データベースを含み、
    前記予想支出データベースは、前記心身状態情報および前記態様情報に対応付けて前記予想支出金額を記憶し、
    前記希望生活態様受付部は、前記心身状態情報と、前記高齢者が前記心身状態の場合に希望する前記生活態様を示す前記態様情報の入力を受け付け、
    前記予想支出取得部は、受け付けた前記心身状態情報および前記態様情報に対応付けて前記予想支出金額を取得し、
    前記期間予想支出金額算出部は、受け付けた前記心身状態情報に対応する前記期間指定情報を前記心身状態データベースから取得し、取得した前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを前記一定期間で割って、前記商を算出すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置からアクセス可能に接続される、前記期間指定情報に対応付けて、前記期間において予想される前記高齢者の居住場所を示す居住場所情報を記憶する予想居住場所データベースを含み、
    前記予想支出データベースは、前記居住場所情報および前記態様情報に対応付けて前記予想支出金額を記憶し、
    前記予想支出取得部は、前記期間指定情報に対応する前記居住場所情報を前記予想居住場所データベースから取得し、取得した前記居住場所情報および、入力された前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得すること、
    を特徴とする情報処理システム。
  11. 高齢者の支出に関する情報を提供するプログラムであって、
    前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースとのそれぞれにアクセス可能に接続される情報処理装置に、
    期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付けるステップと、
    受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得するステップと、
    受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出するステップと、
    前記予想支出金額を出力するステップと、
    算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出するステップと、
    前記資産残額を出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムであって、
    前記情報処理装置にさらに、
    前記高齢者が前記一定期間に得る収入の金額である収入金額を受け付けるステップと、
    前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に、前記収入金額を乗じて、前記高齢者が前記期間中に得る収入の金額である期間収入金額を算出するステップと、を実行させ、
    前記情報処理装置に、前記資産金額と前記期間収入金額との合計から前記期間予想支出金額を引くことにより前記資産残額を算出させる、
    ためのプログラム。
  13. 請求項1に記載の情報処理システムであって、
    前記情報処理装置は、過去の前記期間について入力された前記態様情報に対応する前記予想支出金額を、前記期間指定情報に対応付けて記憶する支出予定管理データベースにアクセス可能に接続され、
    前記情報処理装置にさらに、
    前記過去の期間において実際に支出された支出金額を受け付けるステップと、
    受け付けた前記支出金額が、前記過去の期間に対応する前記予想支出金額を超えるかどうかを判定するステップと、
    前記支出金額が前記予想支出金額を超える場合に、その旨のメッセージを出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムであって、
    前記情報処理装置は、前記高齢者が保有する口座を管理する金融機関システムと通信可能に接続されており、
    前記情報処理装置にさらに、
    前記口座を特定する口座番号を設定した、前記口座の残高を取得するためのコマンドを前記金融機関システムに送信し、前記コマンドに応じて前記金融機関システムから送信される前記残高を取得するステップと、
    前記残高の履歴を記憶するステップと、
    を実行させ、
    前記情報処理装置に、前記残高の履歴から前記過去の期間における前記残高の減少額を算出し、算出した前記減少額を前記支出金額として受け付けさせるためのプログラム。
  15. 高齢者の支出に関する情報を提供する情報処理方法であって、
    前記高齢者の生活態様を示す情報である態様情報に対応付けて、前記生活態様により前記高齢者が一定期間生活する場合にかかると予想される費用である予想支出金額を記憶する予想支出データベースと、前記高齢者が現在有する資産の金額である資産金額を記憶する資産データベースとのそれぞれにアクセス可能に接続される情報処理装置が、
    期間を指定する期間指定情報と、前記期間において前記高齢者が希望する生活態様を表す前記態様情報とを受け付け、
    受け付けた前記態様情報に対応する前記予想支出金額を前記予想支出データベースから取得し、
    受け付けた前記期間指定情報により指定される前記期間の長さを、前記一定期間で割った商に取得した前記予想支出金額を乗じて、前記生活態様により前記高齢者が前記期間に生活した場合にかかると予想される費用である期間予想支出金額を算出し、
    前記予想支出金額を出力し、
    算出した前記期間予想支出金額を、前記資産データベースに記憶されている前記資産金額から引いた金額である資産残額を算出し、
    前記資産残額を出力すること、
    を特徴とする情報処理方法。
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