JP4762357B1 - 診断システム及び診断プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】診断システム1は、ユーザが勤務先から入手した給与明細書の内容を、第1のコンピュータ装置100を介してユーザに入力させる給与明細書入力手段(S301〜S305)と、給与明細書入力手段によって得られた給与明細書情報が法的に適正であるか否かを判断する適否判断手段(S307)と、適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、第1のコンピュータ装置100を介してユーザに通知する判断結果通知手段(S309)とを備える。
【選択図】図4
Description
ユーザの負債に関する情報を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる負債情報入力手段、及び、支出情報入力手段によって得られた支出情報、資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、ユーザの個人的な財務諸表を作成する財務諸表作成手段として機能させる。財務諸表作成手段は、給与明細書入力手段によって入力された給与明細書情報から収入情報を得る。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る診断システム1のハードウエア的構成を示すブロック図である。図1において、診断システム1は、第1のコンピュータ装置100と、第2のコンピュータ装置200とを備える。第1のコンピュータ装置100と第2のコンピュータ装置200とは、ネットワーク2を介して、双方向に通信可能である。第1のコンピュータ装置100は、労働者であるユーザが所有するコンピュータ装置であり、パーソナルコンピュータや、携帯電話、各種携帯端末などである。第1のコンピュータ装置100は、制御部101と、通信部102と、記憶部103と、表示部104と、入力部105とを含む。第2のコンピュータ装置200は、制御部201と、通信部202と、記憶部203と、表示部204と、入力部205とを含む。記憶部203には、給与プログラム206と、資産プログラム207と、管理データ208とが格納されている。制御部201は、給与プログラム206及び資産プログラム207を実行することによって、各種ハードウエアを制御し、第1のコンピュータ装置100から必要な情報を入手し、必要な情報処理を実行する。なお、第2のコンピュータ装置200におけるプログラムの一部の機能が第1のコンピュータ装置100に記憶されているプログラムによって実行されてもよい。また、第2のコンピュータ装置200におけるプログラムは、たとえば、クラウドコンピューティングのように、第2のコンピュータ装置200とは異なるコンピュータ装置内に格納されていてもよく、第2のコンピュータ装置200の制御部201が当該プログラムを読み込んで実行することによって、必要な情報処理を実行してもよい。すなわち、診断システム1では、第1及び第2のコンピュータ装置上で協働して動作するコンピュータプログラムがネットワーク上に存在し、当該プログラムによって、以下に説明する情報処理を実行するための手段が診断システム1上で実現されれば、プログラムが格納されているコンピュータ装置は、特に限定されない。ただし、以下では、動作の説明を容易にするために、典型的な動作環境として、第2のコンピュータ装置にプログラムが格納され、必要な情報処理が実行される例を示すが、これに限られるものではない。
図3は、給与プログラムを実行中に、初期条件を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。図3において、まず、第2のコンピュータ装置200は、初期条件の入力を要求する画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS101)。次に、第1のコンピュータ装置100は、初期条件の入力画面を表示し(ステップS102)、給与に関する初期条件(給与初期条件D1)をユーザに入力させ(ステップS103)、入力された給与初期条件D1を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS104)。給与初期条件D1としては、たとえば、以下のような条件が存在する。
・働き方は何か。正社員か、パート労働者か、アルバイトかなど。
・給与の分類は何か。月給制か、日給制か、時給制かなど。
・仕事の種類は何か。事務職、営業、製造など。
・ユーザの住所
・ユーザの生年月日
・税法上の扶養家族の人数
・ユーザの入社年月日
・基本給(月給の場合)、日給、又は時給
・毎月の給与算定期間(たとえば、毎月16日から翌月15日など)
・毎月の給与支払い時期(たとえば、毎月25日など)
・残業計算の基礎に入れる各種手当ての額(たとえば、役職手当、職能手当、資格手当など)
・残業計算から省かれる各種手当ての額(たとえば、臨時手当、見込み残業手当、家族手当、住宅手当など)
・交通費
・健康保険の種類
・年金の種類
ただし、給与初期条件D1は、上記以外であってもよい。
・毎月の出勤日数
・毎月又は毎日の労働時間
・毎月又は毎日の残業時間
・毎月又は毎日の深夜残業時間
・毎月の休日出勤日数
・毎月の休日時間
・毎年付与される有給休暇日数
・社会保険への加入状況
・雇用保険への加入状況
・月給制の場合の始業時刻
・月給制の場合の終業時刻
・月給制の場合の休憩時間
・一日の平均残業時間
・三六協定で認められている残業時間
ただし、労働初期条件D2は、上記以外であってもよい。
・日給制の場合、日給と毎日の労働時間とから算出した時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
・時給制の場合、時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合も、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
ただし、給与初期条件D1の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
・毎週1日の休日があるか。
・毎月の労働時間が177時間を超えていないか。
・有給休暇は付与されているか。
ただし、労働初期条件D2の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
(第1の入力場面)給与プログラム206を最初に実行し、給与初期条件D1及び労働初期条件D2を入力した直後に、初めて給与明細書情報D4を入力する場面。この場面では、入力された給与明細書の内容及び労働条件が法的に適切であるか否かが診断される。
(第2の入力場面)ユーザが給与プログラム206を継続して利用しており、さらに、タイムカード機能を利用してユーザの出退勤情報D3が第2のコンピュータ装置200に記録されている状況において、給与明細書情報を入力する場面。この場面では、入力された給与明細書の内容及び労働条件が法的に適切であるかが診断されることに加え、第2のコンピュータ装置200に記録されている労働時間と給与明細書に示されている労働時間とを比較して、実際の労働時間が反映された上で、給与明細書が作成されているか否か、すなわち、サービス残業や残業手当のごまかしがないか否かを含めて診断される。
以下では、第1の入力場面での動作を主に説明しつつ、適宜、第2の入力場面での動作を補充しながら説明する。
・毎週1日の休日が無い場合、割増率に応じた給与が支給されているか。
・毎月の労働時間が所定の時間を超えている場合、残業時間が適切にカウントされて、適切な残業代が支給されているか。ここで、所定の時間とは、たとえば、1ヶ月が31日の場合は、177時間、1ヶ月が30日の場合は、171時間、1ヶ月が28日の場合は、168時間である。
・毎月の労働時間が基本的には132時間を超えている場合、社会保険への加入が行われているか。
・深夜残業について、深夜割増分が支給されているか。
・労働時間、基本給(又は日給、時給)及び各種手当てから算出した残業単価が、法的な残業単価と比較して正しいか否か。なお、残業単価の計算方法については、周知であるので、ここでは、詳細説明は省略する。
・残業手当の総額に誤りはないか。
・最低賃金以上の額が支払われているか。
・年金、厚生年金、厚生年金基金、健康保険、介護保険、及び雇用保険の計算が正しいか。この場合、勤務先の所在地や年金、保険の種類によって、額が異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の正確な額を記憶しておき、給与明細書情報D4の内容を比較して、正しいか否かを判断する。
・源泉徴収税の額が正しいか。この場合、扶養家族の人数やユーザの障害の有無によって、額が異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の正確な額を記憶しておき、給与明細書情報D4の内容を比較して、正しいか否かを判断する。
ただし、給与明細書情報D4の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
・勤務時間が法定の労働時間を超えていないか。超えている場合、ユーザの勤務先で認められた三六協定の残業時間内であるか。
・毎週1日の休日はあったか。無かった場合、割増給与が支払われているか。
・入社後一定期間が経過している場合、有給休暇が付与されているか。
・週20時間の勤務時間を超えている場合、雇用保険に加入しているか。
ただし、労働状況情報D5の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
・日給制の場合、日給と毎日の労働時間とから算出した時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
・時給制の場合、時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合も、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
・臨時収入が勤務先からの賞与の場合、源泉徴収税や年金、社会保険などが適切か。
ただし、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
・預金残高
・預金の増加率
・預金の増加額
・消費者ローンの有無
・消費者ローンの残高
・オートローンの有無
・オートローンの残高
・滞納税金の有無
・滞納保険料の有無
・滞納税金の残高
・滞納保険料の残高
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少率
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少額
・(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)÷換算年収の比率
・預金残高÷(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)の比率
・月収の額
・月収の前月対比増加率
・月収の前月対比増加額
・収支がプラスかマイナスか
・収支のプラス額又はマイナス額
・収支のプラス額又はマイナス額の割合
・当月に予定していた支出項目について支払うことができなかった項目
・生活保護や仕送りの有無
・(生活保護+仕送り)÷全体収入の比率
ただし、評価項目は、上記以外であってもよい。
・預金残高:500万円以上であればプラス100ポイント
・預金の増加率:前月より50%以上増加すればプラス100ポイント
・預金の増加額:前月より20万円以上増加すればプラス100ポイント
・消費者ローンの有無:無い場合に限りプラス100ポイント
・消費者ローンの残高:残高に応じてポイントをマイナス
・オートローンの有無:無い場合に限りプラス100ポイント
・オートローンの残高:残高に応じてポイントをマイナス
・滞納税金の有無:ある場合に限りマイナス10ポイント
・滞納保険料の有無:ある場合に限りマイナス10ポイント
・滞納税金の残高:残高に応じてマイナスポイント
・滞納保険料の残高:残高に応じてマイナスポイント
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少率:30万円以上ならプラス100ポイント
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少額:100万円以上ならプラス100ポイント
・(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)÷換算年収の比率:3%以下ならプラス100ポイント
・預金残高÷(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)の比率:100%以上ならプラス50ポイント
・月収の額:50万円以上ならプラス100ポイント
・月収の前月対比増加率:30%以上ならプラス100ポイント
・月収の前月対比増加額:10万円以上ならプラス100ポイント
・収支がプラスかマイナスか:マイナスの場合だけマイナス10ポイント
・収支のプラス額又はマイナス額:10万円以上プラスならプラス100ポイント
・収支のプラス額又はマイナス額の割合:プラスが20%以上ならプラス100ポイント
・当月に予定していた支出項目について支払うことができなかった項目:支払うことができなかった金額の収入に占める割合に応じてマイナスポイント
・生活保護や仕送りの有無:ある場合に限りマイナス10ポイント
・(生活保護+仕送り)÷全体収入の比率:100%ならマイナス300ポイント
ただし、ポイントの算出方法は、上記以外であってもよい。
図16は、本発明の第2の実施形態に係る診断システム1のハードウエア的構成を示すブロック図である。なお、特に言及しない限り、第2の実施形態において、第1及び第2のコンピュータ装置100及び200は、第1の実施形態と同様に動作していることとする。第2の実施形態では、第3のコンピュータ装置300が、第1及び第2のコンピュータ装置100及び200とネットワーク2を介して双方向に通信可能に接続されている。第3のコンピュータ装置300は、制御部301と、通信部302と、記憶部303と、表示部304と、入力部305とを備える。記憶部303は、財務状況診断プログラム306と、出退勤状況診断プログラム307とを含む。第1の実施形態と同様、財務状況診断プログラム306及び出退勤状況診断プログラム307が提供される形態としては、クラウドコンピューティングのような形態であってもよく、特に限定されるものではない。
図18は、第3のコンピュータ装置300による第2のコンピュータ装置200へのアクセスを許可するための第1及び第2のコンピュータ装置200の動作を示すフローチャートである。まず、前提として、第2のコンピュータ装置200には、診断書を発行する機関としての診断機関が予め一以上登録されているとする。
図21は、本発明の第3の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。第1の実施形態の動作によって、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208として、給与初期条件D1、労働初期条件D2、出退勤情報D3、給与明細書情報D4、労働状況情報D5、給与明細適否判断結果D8、及び労働状況適否判断結果D9などを記憶している。第3の実施形態では、診断書の発行を要求するのでは、ユーザではなく、ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置400である。診断書としては、給与条件が適切であるか否かを示す給与条件適否診断書と、労働条件が適切であるか否かを示す労働条件適否診断とがある。
100 第1のコンピュータ装置
200 第2のコンピュータ装置
206 給与プログラム
207 資産プログラム
208 管理データ
300 第3のコンピュータ装置
306 財務状況診断プログラム
307 出退勤状況診断プログラム
400 第4のコンピュータ装置
D1 給与初期条件
D2 労働初期条件
D3 出退勤情報
D4 給与明細書情報
D5 労働状況情報
D6 二カ所目給与情報
D7 臨時収入情報
D8給与明細の適否判断の結果
D9労働状況の適否判断の結果
D10支出情報
D11資産情報
D12負債情報
D13試算表
D14決算書
D15予測情報
D16財務状況評価
D17出退勤状況評価
D18家計アドバイス情報
D19収入情報
Claims (26)
- ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置とを具備し、前記第1のコンピュータ装置及び前記第2のコンピュータ装置上で協働して動作するコンピュータプログラムによって、前記ユーザが入力する給与に関する情報の適否を診断するための診断システムであって、
前記第2のコンピュータ装置は、
前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段とを備えることを特徴とする、診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、
前記ユーザの支出に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる支出情報入力手段と、
前記ユーザの資産に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる資産情報入力手段と、
前記ユーザの負債に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる負債情報入力手段と、
前記支出情報入力手段によって得られた支出情報、前記資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、前記負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、前記ユーザの個人的な財務諸表を作成する財務諸表作成手段とを備え、
前記財務諸表作成手段は、前記給与明細書入力手段によって入力された前記給与明細書情報から収入情報を得ることを特徴とする、請求項1に記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、前記収入情報及び前記支出情報における所定の評価項目を読み込み、当該評価項目に関して、所定の基準と比較して、比較した結果に基づいて家計に関するアドバイスを作成し、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する家計アドバイス通知手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、予測情報通知手段を備え、
前記予測情報通知手段は、
前記収入情報に基づいて、今後入ってくると予想される収入を予測し、
前記支出情報に基づいて、今後出て行くと予想される支出を予測し、
前記収入と前記支出との差によって、前記資産情報で示されている資産の今後の増減を予測し、
前記支出情報に借入金の返済がある場合、今後の借入金の返済額を予測して、前記負債情報で示されている負債の今後の増減を予測し、
これらの予測によって得られた予測情報を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項2又は3に記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、財務状況評価手段を備え、
前記財務状況評価手段は、
前記収入情報、前記支出情報、前記資産情報、及び前記負債情報において評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
算出したポイントに基づいて、個人の財務状況を評価することを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、
出退勤に関する労働状況を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる労働状況入力手段と、
予め定められた判断項目に対して、前記労働状況入力手段によって得られた情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記労働状況が法的に適正であるか否かを判断する労働状況判断手段とを備え、
前記判断結果通知手段は、前記労働状況判断手段が判断した判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、前記ユーザの出退勤を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させるタイムカード手段を備え、
前記労働状況入力手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記出退勤によって前記労働状況を把握し、
前記労働状況判断手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記労働状況と前記給与明細書から得られる労働状況とを比較して、正しい残業手当が支給されているか、又は、実際の残業時間が給与明細書に反映されているかについて判断することを特徴とする、請求項6に記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、
さらに、出勤状況評価手段を備え、
前記出勤状況評価手段は、
前記給与明細情報又は前記労働状況入力手段から得られる出退勤に関する労働状況において、評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
算出したポイントに基づいて、出退勤の状況が良好であるか否かを判断して、判断結果を第1のコンピュータ装置に通知することを特徴とする、請求項6又は7に記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの財務に関する財務情報を管理する財務情報管理手段を備え、
さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
前記財務情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記財務情報へのアクセスを可能とし、
前記第3のコンピュータ装置は、
前記ユーザから前記第1のコンピュータ装置を介して診断書発行依頼があった場合に、前記財務情報管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記財務情報を取得する財務情報取得手段と、
前記財務情報取得手段によって取得された前記財務情報に基づいて、前記ユーザの財務状況に関する診断書を発行する財務状況診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項2〜5のいずれかに記載の診断システム。 - 前記第3のコンピュータ装置は、
さらに、
前記ユーザから提供された公的書類に基づく収支情報を入力するための公的書類収支情報入力手段と、
前記財務情報取得手段が取得した前記財務情報と、前記公的書類収支情報入力手段に入力された前記収支情報とを比較して、前記財務情報の信憑性を判断する信憑性判断手段とを備え、
前記財務状況診断書発行手段は、前記信憑性判断手段による判断結果に基づいて、前記診断書を発行することを特徴とする、請求項9に記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの出退勤に関する出退勤状況情報を管理する出退勤状況管理手段を備え、
さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
前記出退勤状況管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による出退勤状況の判断結果へのアクセスを可能とし、
前記第3のコンピュータ装置は、
前記ユーザからの診断書発行依頼があった場合に、前記出退勤状況管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記出退勤状況情報を取得する出退勤状況取得手段と、
前記出退勤状況取得手段によって取得された前記出退勤状況情報に基づいて、前記ユーザの出退勤状況に関する診断書を発行する出退勤状況診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの給与に関する給与情報を管理する給与情報管理手段を備え、
さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
前記給与情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記給与情報へのアクセスを可能とし、
前記第3のコンピュータ装置は、
前記ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置からの診断書発行依頼があった場合に、前記給与情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記給与情報を取得する給与情報取得手段と、
前記給与情報取得手段によって取得された前記給与情報に基づいて、前記勤務先の給与に関する法的な適否の診断書を発行する給与条件適否診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の診断システム。 - 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの労働に関する労働情報を管理する労働情報管理手段を備え、
さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
前記労働情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記労働情報へのアクセスを可能とし、
前記第3のコンピュータ装置は、
前記ユーザの勤務先からの診断書発行依頼があった場合に、前記労働情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記労働情報を取得する労働情報取得手段と、
前記労働情報取得手段によって取得された前記適労働報に基づいて、前記勤務先の労働に関する法的な適否の診断書を発行する労働条件適否診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の診断システム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置とを具備するコンピュータシステムにおいて、前記第2のコンピュータ装置を、
前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段、
予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段、及び、
前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
前記ユーザの支出に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる支出情報入力手段、
前記ユーザの資産に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる資産情報入力手段、
前記ユーザの負債に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる負債情報入力手段、及び、
前記支出情報入力手段によって得られた支出情報、前記資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、前記負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、前記ユーザの個人的な財務諸表を作成する財務諸表作成手段として機能させ、
前記財務諸表作成手段は、前記給与明細書入力手段によって入力された前記給与明細書情報から収入情報を得ることを特徴とする、請求項14に記載の診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
前記収入情報及び前記支出情報における所定の評価項目を読み込み、当該評価項目に関して、所定の基準と比較して、比較した結果に基づいて家計に関するアドバイスを作成し、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する家計アドバイス通知手段として機能させることを特徴とする、請求項15に記載の診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、予測情報通知手段として機能させ、
前記予測情報通知手段は、
前記収入情報に基づいて、今後入ってくると予想される収入を予測し、
前記支出情報に基づいて、今後出て行くと予想される支出を予測し、
前記収入と前記支出との差によって、前記資産情報で示されている資産の今後の増減を予測し、
前記支出情報に借入金の返済がある場合、今後の借入金の返済額を予測して、前記負債情報で示されている負債の今後の増減を予測し、
これらの予測によって得られた予測情報を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項15又は16に記載の診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、財務状況評価手段として機能させ、
前記財務状況評価手段は、
前記収入情報、前記支出情報、前記資産情報、及び前記負債情報において評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
算出したポイントに基づいて、個人の財務状況を評価することを特徴とする、請求項15〜17のいずれかに記載の診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
出退勤に関する労働状況を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる労働状況入力手段、及び、
予め定められた判断項目に対して、前記労働状況入力手段によって得られた情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記労働状況が法的に適正であるか否かを判断する労働状況判断手段として機能させ、
前記判断結果通知手段は、前記労働状況判断手段が判断した判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項14〜18のいずれかに記載の診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
前記ユーザの出退勤を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させるタイムカード手段として機能させ、
前記労働状況入力手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記出退勤によって前記労働状況を把握し、
前記労働状況判断手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記労働状況と前記給与明細書から得られる労働状況とを比較して、正しい残業手当が支給されているか、又は、実際の残業時間が給与明細書に反映されているかについて判断することを特徴とする、請求項19に記載の診断プログラム。 - 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、出勤状況評価手段として機能させ、
前記出勤状況評価手段は、
前記給与明細情報又は前記労働状況入力手段から得られる出退勤に関する労働状況において、評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
算出したポイントに基づいて、出退勤の状況が良好であるか否かを判断して、判断結果を第1のコンピュータ装置に通知することを特徴とする、請求項19又は20に記載の診断プログラム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
前記第2のコンピュータ装置は、
前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
前記ユーザの財務に関する財務情報を管理する財務情報管理手段とを備えており、
前記財務情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記財務情報へのアクセスを可能としており、
前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
前記ユーザから前記第1のコンピュータ装置を介して診断書発行依頼があった場合に、前記財務情報管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記財務情報を取得する財務情報取得手段、及び、
前記財務情報取得手段によって取得された前記財務情報に基づいて、前記ユーザの財務状況に関する診断書を発行する財務状況診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。 - 前記第3のコンピュータ装置を、さらに、
前記ユーザから提供された公的書類に基づく収支情報を入力するための公的書類収支情報入力手段、及び、
前記財務情報取得手段が取得した前記財務情報と、前記公的書類収支情報入力手段に入力された前記収支情報とを比較して、前記財務情報の信憑性を判断する信憑性判断手段として機能させ、
前記財務状況診断書発行手段は、前記信憑性判断手段による判断結果に基づいて、前記診断書を発行することを特徴とする、請求項22に記載の診断プログラム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
前記第2のコンピュータ装置は、
前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
前記ユーザの出退勤に関する出退勤状況情報を管理する出退勤状況管理手段とを備えており、
前記出退勤状況管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による出退勤状況の判断結果へのアクセスを可能とし、
前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
前記ユーザからの診断書発行依頼があった場合に、前記出退勤状況管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記出退勤状況情報を取得する出退勤状況取得手段、及び、
前記出退勤状況取得手段によって取得された前記出退勤状況情報に基づいて、前記ユーザの出退勤状況に関する診断書を発行する出退勤状況診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
前記第2のコンピュータ装置は、
前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
前記ユーザの給与に関する給与情報を管理する給与情報管理手段とを備えており、
前記給与情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記給与情報へのアクセスを可能とし、
前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
前記ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置からの診断書発行依頼があった場合に、前記給与情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記給与情報を取得する給与情報取得手段、及び、
前記給与情報取得手段によって取得された前記給与情報に基づいて、前記勤務先の給与に関する法的な適否の診断書を発行する給与条件適否診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。 - ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
前記第2のコンピュータ装置は、
前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
前記ユーザの労働に関する労働情報を管理する労働情報管理手段とを備えており、
前記労働情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記労働情報へのアクセスを可能とし、
前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
前記ユーザの勤務先からの診断書発行依頼があった場合に、前記労働情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記労働情報を取得する労働情報取得手段、及び、
前記労働情報取得手段によって取得された前記適労働報に基づいて、前記勤務先の労働に関する法的な適否の診断書を発行する労働条件適否診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。
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