JP4762357B1 - 診断システム及び診断プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】労働者が勤務先から得た給与明細書の内容が法的に適切であるか否かを判断し、判断結果を労働者に通知することができる診断システムを提供すること。
【解決手段】診断システム1は、ユーザが勤務先から入手した給与明細書の内容を、第1のコンピュータ装置100を介してユーザに入力させる給与明細書入力手段(S301〜S305)と、給与明細書入力手段によって得られた給与明細書情報が法的に適正であるか否かを判断する適否判断手段(S307)と、適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、第1のコンピュータ装置100を介してユーザに通知する判断結果通知手段(S309)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、給与明細の適否を診断するための診断システム及び診断プログラムに関する。さらには、本発明は、個人の財務諸表を作成し、個人の信用度を診断するための診断システム及び診断プログラムにまで応用することができる発明である。
近年、労働者の権利意識の高まりから、勤務先から支給される給与や自身の労働条件の法的な適否についての判断を、労働者側で自ら行いたいという要求が高まりつつある。しかし、給与計算や労働条件の適否の判断は、専門的であり、なかなか労働者自らが法的に正確な判断をなすことはできなかった。
特許文献1では、アルバイトなどの労働実績を端末に入力して、労働実績をポイント化し、そのポイントを参考に、金融機関のホストコンピュータが返済能力を審査して、給料の前払いを行うというシステムが開示されている。特許文献2では、消費者の家計簿や個人事業主の出納帳をネットワーク上で利用できるようにしており、ユーザが記帳した家計簿・出納帳に関する情報がメーカーや販売店に送信されて、各種マーケティングに利用されるというシステムが開示されている。特許文献3では、家計簿データがネットワークに送信されて、消費動向データが店舗に送信されるというシステムが開示されている。特許文献4では、家計簿の分析結果がコメントされるというシステムが開示されている。特許文献5では、携帯電話を用いて、給与明細の計算を簡便に行うことができるシステムが開示されている。特許文献5では、各種保険や控除等の条件を入力すると、給与明細の計算結果が表示さる。特許文献6では、キャッシュフローデータをサーバに登録しておき、金融機関に対して、融資の際に、キャッシュフローに基づくモニタ情報を提供するというシステムが開示されている。特許文献7では、支出の際にアドバイスを返す機能を有するシステムが開示されている。特許文献8では、ネットワークを介して税金を計算することができるシステムが開示されている。特許文献9では、ネットワークを介して資産管理のサービスを行うシステムが開示されている。
特開2004−199525号公報 特開2002−304517号公報 特開2008−90450号公報 特開2001−350913号公報 登録実用新案第3122667号公報 特開2006−79493号公報 特開2002−149962号公報 特開平10−187858号公報 特開2002−175418号公報
従来、たとえば、特許文献5のように、ネットワークを介して、給与計算するシステムは存在した。しかし、労働者が勤務先から得た給与明細書の内容が法的に適切であるか否かを判断し、判断結果を労働者に通知することができるようなシステムは存在しなかった。
それゆえ、本発明は、労働者が勤務先から得た給与明細書の内容が法的に適切であるか否かを判断し、判断結果を労働者に通知することができる診断システム及び診断プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、以下のような特徴を有する。なお、理解を容易にするために、参考までに、実施形態で用いる参照符号を付すこととするが、参照符号は、本発明を実施形態に限定するものではない。
本発明は、ユーザが使用する第1のコンピュータ装置(100)と、第1のコンピュータ装置にネットワーク(2)を介して通信可能な第2のコンピュータ装置(200)とを具備し、第1のコンピュータ装置及び第2のコンピュータ装置上で協働して動作するコンピュータプログラムによって、ユーザが入力する給与に関する情報の適否を診断するための診断システム(1)であって、第2のコンピュータ装置は、ユーザが勤務先から入手した給与明細書(D4,D6,D7)の内容を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる給与明細書入力手段(S301〜S305)と、予め定められた判断項目に対して、給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段(S111,S307)と、適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果(D8)を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する判断結果通知手段(S113,S309)とを備える。
第2のコンピュータ装置は、さらに、ユーザの支出に関する情報(D10)を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる支出情報入力手段(S501〜S505)と、ユーザの資産に関する情報(D11)を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる資産情報入力手段(S601〜S605)と、ユーザの負債に関する情報(D12)を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる負債情報入力手段(S701〜S705)と、支出情報入力手段によって得られた支出情報、資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、ユーザの個人的な財務諸表(D13,D14)を作成する財務諸表作成手段(S803,S908)とを備える。財務諸表作成手段は、給与明細書入力手段によって入力された給与明細書情報から収入情報(D19)を得る(S802,S907)。
第2のコンピュータ装置は、さらに、収入情報及び支出情報における所定の評価項目を読み込み、当該評価項目に関して、所定の基準と比較して、比較した結果に基づいて家計に関するアドバイスを作成し、第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する家計アドバイス通知手段(S1301〜S1306)を備える。
第2のコンピュータ装置は、さらに、予測情報通知手段(S1013,S1014)を備え、予測情報通知手段は、収入情報に基づいて、今後入ってくると予想される収入を予測し(S1009)、支出情報に基づいて、今後出て行くと予想される支出を予測し(S1010)、収入と支出との差によって、資産情報で示されている資産の今後の増減を予測し(1011)、支出情報に借入金の返済がある場合、今後の借入金の返済額を予測して、負債情報で示されている負債の今後の増減を予測し(S1012)、これらの予測によって得られた予測情報(D15)を第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する。
第2のコンピュータ装置は、さらに、財務状況評価手段を備え、財務状況評価手段は、収入情報、支出情報、資産情報、及び負債情報において評価対象となる評価項目の情報を読み込み(S1102,S1103)、読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し(S1104)、算出したポイントに基づいて、個人の財務状況を評価する(S1105,S1106)。
第2のコンピュータ装置は、さらに、出退勤に関する労働状況(D3,D5)を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる労働状況入力手段(S304、S201〜S205)と、予め定められた判断項目に対して、労働状況入力手段によって得られた情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、労働状況が法的に適正であるか否かを判断する労働状況判断手段(S112,S308)とを備える。判断結果通知手段は、労働状況判断手段が判断した判断結果(D9)を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する(S113,S309)。
第2のコンピュータ装置は、さらに、ユーザの出退勤(D3)を第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させるタイムカード手段(S201〜S205)を備える。労働状況入力手段は、タイムカード手段によって得られた出退勤によって労働状況を把握する。労働状況判断手段は、タイムカード手段によって得られた労働状況と給与明細書から得られる労働状況とを比較して、正しい残業手当が支給されているか、又は、実際の残業時間が給与明細書に反映されているかについて判断する。
第2のコンピュータ装置は、さらに、出勤状況評価手段を備え、出勤状況評価手段は、給与明細情報又は労働状況入力手段から得られる出退勤に関する労働状況(D3,D5)において、評価対象となる評価項目の情報を読み込み(S1202,S1203)、読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し(S1204)、算出したポイントに基づいて、出退勤の状況が良好であるか否かを判断して、判断結果を第1のコンピュータ装置に通知する(S1205,S1206)。
第2のコンピュータ装置は、ユーザの財務に関する財務情報(D13,D14,D16)を管理する財務情報管理手段(S803,S908,S1107)を備える。診断システムは、さらに、第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置(300)を具備する。財務情報管理手段は、ユーザによって、第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、第3のコンピュータ装置による財務情報へのアクセスを可能とする(S1401〜S1404)。第3のコンピュータ装置は、ユーザから第1のコンピュータ装置を介して診断書発行依頼があった場合に、財務情報管理手段にアクセスして、ユーザの財務情報を取得する財務情報取得手段(S1506)と、財務情報取得手段によって取得された財務情報に基づいて、ユーザの財務状況に関する診断書を発行する財務状況診断書発行手段(S1510,S1511)とを備える。
第3のコンピュータ装置は、さらに、ユーザから提供された公的書類に基づく収支情報を入力するための公的書類収支情報入力手段(S1507)と、財務情報取得手段が取得した財務情報と、公的書類収支情報入力手段に入力された収支情報とを比較して、財務情報の信憑性を判断する信憑性判断手段(S1508)とを備える。財務状況診断書発行手段は、信憑性判断手段による判断結果に基づいて、診断書を発行する(S1511)。
第2のコンピュータ装置は、ユーザの出退勤に関する出退勤状況情報(D3,D5,D17)を管理する出退勤状況管理手段(S207,S306,S308,S1206)を備える。診断システムは、さらに、第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置(300)を具備する。出退勤状況管理手段は、ユーザによって、第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、第3のコンピュータ装置による出退勤状況の判断結果へのアクセスを可能とする(S1401〜S1404)。第3のコンピュータ装置は、ユーザからの診断書発行依頼があった場合に、出退勤状況管理手段にアクセスして、ユーザの出退勤状況情報を取得する出退勤状況取得手段(S1606)と、出退勤状況取得手段によって取得された出退勤状況情報に基づいて、ユーザの出退勤状況に関する診断書を発行する出退勤状況診断書発行手段(S1607,S1608)とを備える。
第2のコンピュータ装置は、ユーザの給与に関する給与情報(D1,D4,D8)を管理する給与情報管理手段(S106,S306,S307)を備える。診断システムは、さらに、第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置(300)を具備する。給与情報管理手段は、ユーザによって、第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、第3のコンピュータ装置による給与情報へのアクセスを可能とする(S1401〜S1404)。第3のコンピュータ装置は、ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置(400)からの診断書発行依頼があった場合に、給与情報管理手段にアクセスして、所定数以上のユーザの給与情報を取得する給与情報取得手段(S1704,S1706)と、給与情報取得手段によって取得された給与情報に基づいて、勤務先の給与に関する法的な適否の診断書を発行する給与条件適否診断書発行手段(S1707,S1708)とを備える。
第2のコンピュータ装置は、ユーザの労働に関する労働情報(D2,D3,D9)を管理する労働情報管理手段(S110,S306,S308)を備える。さらに、診断システムは、第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置(300)を具備する。労働情報管理手段は、ユーザによって、第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、第3のコンピュータ装置による労働情報へのアクセスを可能とする(S1401〜S1404)。第3のコンピュータ装置は、ユーザの勤務先からの診断書発行依頼があった場合に、労働情報管理手段にアクセスして、所定数以上のユーザの労働情報を取得する労働情報取得手段(S1704,S1706)と、労働情報取得手段によって取得された適労働報に基づいて、勤務先の労働に関する法的な適否の診断書を発行する労働条件適否診断書発行手段(S1707,S1708)とを備える。
また、本発明は、ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置とを具備するコンピュータシステムにおいて、前記第2のコンピュータ装置を、ユーザが勤務先から入手した給与明細書の内容を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる給与明細書入力手段、予め定められた判断項目に対して、給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段、及び、適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する判断結果通知手段として機能させる診断プログラムとしても提供可能である。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、ユーザの支出に関する情報を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる支出情報入力手段、ユーザの資産に関する情報を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる資産情報入力手段、
ユーザの負債に関する情報を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる負債情報入力手段、及び、支出情報入力手段によって得られた支出情報、資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、ユーザの個人的な財務諸表を作成する財務諸表作成手段として機能させる。財務諸表作成手段は、給与明細書入力手段によって入力された給与明細書情報から収入情報を得る。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、収入情報及び支出情報における所定の評価項目を読み込み、当該評価項目に関して、所定の基準と比較して、比較した結果に基づいて家計に関するアドバイスを作成し、第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する家計アドバイス通知手段として機能させる。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、予測情報通知手段として機能させ、予測情報通知手段は、収入情報に基づいて、今後入ってくると予想される収入を予測し、支出情報に基づいて、今後出て行くと予想される支出を予測し、収入と支出との差によって、資産情報で示されている資産の今後の増減を予測し、支出情報に借入金の返済がある場合、今後の借入金の返済額を予測して、負債情報で示されている負債の今後の増減を予測し、これらの予測によって得られた予測情報を第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、財務状況評価手段として機能させ、財務状況評価手段は、収入情報、支出情報、資産情報、及び負債情報において評価対象となる評価項目の情報を読み込み、読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、算出したポイントに基づいて、個人の財務状況を評価する。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、出退勤に関する労働状況を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させる労働状況入力手段、及び、予め定められた判断項目に対して、労働状況入力手段によって得られた情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、労働状況が法的に適正であるか否かを判断する労働状況判断手段として機能させる。判断結果通知手段は、労働状況判断手段が判断した判断結果を、第1のコンピュータ装置を介してユーザに通知する。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、ユーザの出退勤を第1のコンピュータ装置を介してユーザに入力させるタイムカード手段として機能させる。労働状況入力手段は、タイムカード手段によって得られた出退勤によって労働状況を把握する。労働状況判断手段は、タイムカード手段によって得られた労働状況と給与明細書から得られる労働状況とを比較して、正しい残業手当が支給されているか、又は、実際の残業時間が給与明細書に反映されているかについて判断する。
診断プログラムは、第2のコンピュータ装置を、さらに、出勤状況評価手段として機能させ、出勤状況評価手段は、給与明細情報又は労働状況入力手段から得られる出退勤に関する労働状況において、評価対象となる評価項目の情報を読み込み、読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、算出したポイントに基づいて、出退勤の状況が良好であるか否かを判断して、判断結果を第1のコンピュータ装置に通知する。
また、本発明は、第3のコンピュータ装置を、ユーザから第1のコンピュータ装置を介して診断書発行依頼があった場合に、財務情報管理手段にアクセスして、ユーザの財務情報を取得する財務情報取得手段、及び、財務情報取得手段によって取得された財務情報に基づいて、ユーザの財務状況に関する診断書を発行する財務状況診断書発行手段として機能させる診断プログラムとして提供される。
診断プログラムは、第3のコンピュータ装置を、さらに、ユーザから提供された公的書類に基づく収支情報を入力するための公的書類収支情報入力手段、及び、財務情報取得手段が取得した財務情報と、公的書類収支情報入力手段に入力された収支情報とを比較して、財務情報の信憑性を判断する信憑性判断手段として機能させる。財務状況診断書発行手段は、信憑性判断手段による判断結果に基づいて、診断書を発行する。
また、本発明は、第3のコンピュータ装置を、ユーザからの診断書発行依頼があった場合に、出退勤状況管理手段にアクセスして、ユーザの出退勤状況情報を取得する出退勤状況取得手段、及び、出退勤状況取得手段によって取得された出退勤状況情報に基づいて、ユーザの出退勤状況に関する診断書を発行する出退勤状況診断書発行手段として機能させる診断プログラムとして提供される。
診断プログラムは、第3のコンピュータ装置を、ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置からの診断書発行依頼があった場合に、給与情報管理手段にアクセスして、所定数以上のユーザの給与情報を取得する給与情報取得手段、及び、給与情報取得手段によって取得された給与情報に基づいて、勤務先の給与に関する法的な適否の診断書を発行する給与条件適否診断書発行手段として機能させる。
また、本発明は、第3のコンピュータ装置を、ユーザの勤務先からの診断書発行依頼があった場合に、労働情報管理手段にアクセスして、所定数以上のユーザの労働情報を取得する労働情報取得手段、及び、労働情報取得手段によって取得された適労働報に基づいて、勤務先の労働に関する法的な適否の診断書を発行する労働条件適否診断書発行手段として機能させる診断プログラムとして提供される。
本発明の診断システム及び診断プログラムによれば、給与明細書の内容をユーザに入力させて、得られた給与明細書情報が法的に適正であるか否かを判断し、判断結果をユーザに通知することができる。したがって、労働者が勤務先から得た給与明細書の内容が法的に適切であるか否かを判断することができる。
また、ユーザの個人的な財務諸表が診断システム及び診断プログラムによって作成されるので、ユーザは、自らの財務状況を把握することが可能となる。特に、財務諸表の作成に際して、診断システム及び診断プログラムは、収入情報を給与明細書情報から入手することとなるので、ユーザは、財務諸表を作成するために、再度、収入情報を入力する必要がなくなる。
また、診断システム及び診断プログラムは、家計に関するアドバイスをユーザに通知するので、ユーザは、適宜、アドバイスにしたがって、収入を増やしたり、支出を抑えたりすることができる。また、将来の予測情報がユーザに通知されるので、ユーザは、それを参考に、収入を増やしたり、支出を抑えたりすることができる。さらに、財務状況の評価を得ることができるので、良い評価であればユーザは励みになり継続することができ、悪い評価であればユーザは反省して良い財務状況になるように心がけることができる。このように、診断システム及び診断プログラムは、ユーザの金銭感覚を養うためにも利用可能である。
また、診断システム及び診断プログラムは、労働状況が法的に適正であるか否かを判断して、判断結果をユーザに通知する。したがって、ユーザは、給与明細書の金額だけでなく、残業時間や取得休日日数などの労働状況についても適切であるか否かを判断できる。さらに、タイムカード機能を利用すれば、残業に関しての法的な不備が勤務先によってなされていることをユーザは察知することができる。
給与明細書の内容や、労働状況の内容の法的な適否についての判断を得ることによって、不適切な場合、労働者は、勤務先との間で、改善を交渉することができる。
また、診断システム及び診断プログラムは、ユーザの出退勤の状況が良好であるか否かを判断し、その評価をユーザに通知する。したがって、良い評価であればユーザは励みになるし、悪い評価であればユーザは改善努力を試みることができる。
さらに、診断システム及び診断プログラムによって得られた各種情報は、第三者の診断機関によって、ユーザの財務状況や金銭感覚、誠実さ、信用度などを診断するために利用可能である。第3のコンピュータ装置は、財務情報を取得して、財務状況に関する診断書を発行する。この診断書によって、ユーザの財務状況や金銭感覚が第三者によって評価され、種々の分野で利用可能となる。また、公的書類によってユーザの財務情報の信憑性を判断することによって、診断書の正確さが向上する。また、第3のコンピュータ装置は、ユーザの出退勤の状況を診断する診断書を発行することができる。この診断書によって、ユーザの誠実さやまじめさが評価でき、種々の分野で利用可能となる。
さらに、診断システム及び診断プログラムによって得られた各種情報は、第三者の診断機関によって、ユーザの勤務先での給与条件や労働条件の法的な適否の判断に利用可能である。第3のコンピュータ装置は、所定数以上のユーザの給与情報や労働情報を取得して、勤務先での給与条件や労働条件の法的な適否の診断書を発行する。この診断書は、勤務先の信用度を測ることに利用でき、対外的なアピールに繋がり、結果、よりよい人材の確保に利用できる。
本発明のこれら、及び他の目的、特徴、局面、効果は、添付図面と照合して、以下の詳細な説明から一層明らかになるであろう。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る診断システム1のハードウエア的構成を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。 図3は、給与プログラムを実行中に、初期条件を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図4は、実際の給与明細書情報D4を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図5は、給与プログラム206を用いて、出退勤を管理するためのタイムカード機能を利用するときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図6は、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図7は、資産プログラム207が実行されており、支出情報D10が入力されるときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図8は、資産プログラム207が実行されており、資産情報D11が入力されるときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図9は、資産プログラム207が実行されており、負債情報D12が入力されるときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図10は、資産プログラム207において、試算表を作成する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図11は、資産プログラム207において、決算書を作成する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図12は、資産プログラム207において、予測情報D15を作成する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図13は、資産プログラム207において、財務状況評価D16が行われる際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図14は、資産プログラム207において、出退勤状況評価D17が行われる際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図15は、資産プログラム207において、家計アドバイス情報D18が作成される際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。 図16は、本発明の第2の実施形態に係る診断システム1のハードウエア的構成を示すブロック図である。 図17は、第2の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。 図18は、第3のコンピュータ装置300による第2のコンピュータ装置200へのアクセスを許可するための第1及び第2のコンピュータ装置200の動作を示すフローチャートである。 図19は、財務状況診断プログラム306において、財務状況診断書が発行される際の第1及び第3のコンピュータ装置100及び300の動作を示すフローチャートである。 図20は、出退勤状況診断プログラム307において、出退勤状況診断書が発行される際の第1及び第3のコンピュータ装置100及び300の動作を示すフローチャートである。 図21は、本発明の第3の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。 図22は、第3の実施形態における第3及び第4のコンピュータ装置300及び400の動作を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る診断システム1のハードウエア的構成を示すブロック図である。図1において、診断システム1は、第1のコンピュータ装置100と、第2のコンピュータ装置200とを備える。第1のコンピュータ装置100と第2のコンピュータ装置200とは、ネットワーク2を介して、双方向に通信可能である。第1のコンピュータ装置100は、労働者であるユーザが所有するコンピュータ装置であり、パーソナルコンピュータや、携帯電話、各種携帯端末などである。第1のコンピュータ装置100は、制御部101と、通信部102と、記憶部103と、表示部104と、入力部105とを含む。第2のコンピュータ装置200は、制御部201と、通信部202と、記憶部203と、表示部204と、入力部205とを含む。記憶部203には、給与プログラム206と、資産プログラム207と、管理データ208とが格納されている。制御部201は、給与プログラム206及び資産プログラム207を実行することによって、各種ハードウエアを制御し、第1のコンピュータ装置100から必要な情報を入手し、必要な情報処理を実行する。なお、第2のコンピュータ装置200におけるプログラムの一部の機能が第1のコンピュータ装置100に記憶されているプログラムによって実行されてもよい。また、第2のコンピュータ装置200におけるプログラムは、たとえば、クラウドコンピューティングのように、第2のコンピュータ装置200とは異なるコンピュータ装置内に格納されていてもよく、第2のコンピュータ装置200の制御部201が当該プログラムを読み込んで実行することによって、必要な情報処理を実行してもよい。すなわち、診断システム1では、第1及び第2のコンピュータ装置上で協働して動作するコンピュータプログラムがネットワーク上に存在し、当該プログラムによって、以下に説明する情報処理を実行するための手段が診断システム1上で実現されれば、プログラムが格納されているコンピュータ装置は、特に限定されない。ただし、以下では、動作の説明を容易にするために、典型的な動作環境として、第2のコンピュータ装置にプログラムが格納され、必要な情報処理が実行される例を示すが、これに限られるものではない。
図2は、第1の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。まず、給与プログラム206が実行されるときの動作概略について説明する。給与プログラム206を最初に実行する際、第1のコンピュータ装置100は、給与初期条件D1及び労働初期条件D2を入力して、第2のコンピュータ装置200に送信する。給与初期条件D1及び労働初期条件D2は、雇用契約に関する初期条件である。タイムカード機能によって、適宜、ユーザは、第1のコンピュータ装置100を利用して、出退勤情報D3を第2のコンピュータ装置200に送信する。給与明細書を勤務先から取得したユーザは、第1のコンピュータ装置100を利用して、給与明細書情報D4及び給与明細書を得たときの労働状況情報D5を入力し、第2のコンピュータ装置200に送信する。二カ所で勤務しているユーザは、二カ所目の勤務先の給与明細書の内容を二カ所目給与情報D6として入力し、第2のコンピュータ装置200に送信する。ボーナスやその他の臨時収入があった場合、ユーザは、臨時収入に関する給与明細書の内容を臨時収入情報D7として入力し、第2のコンピュータ装置200に送信する。なお、二カ所目給与情報D6及び臨時収入情報D7について、給与明細書が発行されている場合は、本発明では、給与明細書情報ということにする。
第2のコンピュータ装置200は、給与プログラム206の実行によって、給与明細書が法的に適切であるか否かの適否判断処理T1、及び、ユーザの労働状況が法的に適切であるか否かの適否判断処理T2を実行する。また、第2のコンピュータ装置200は、出退勤管理処理T3を実行して、ユーザの出退勤状況を管理する。第2のコンピュータ装置200は、給与明細の適否判断の結果D8及び労働状況の適否判断の結果D9を第1のコンピュータ装置100に通知する。
次に、資産プログラム207が実行されているときの動作概略について説明する。第1のコンピュータ装置100は、支出に関する支出情報D10、資産に関する資産情報D11、及び負債に関する負債情報D12をユーザに入力させて、第2のコンピュータ装置200に送信する。第2のコンピュータ装置200は、給与プログラム206によって得られた給与明細書情報D4、二カ所目給与情報D6、及び臨時収入情報D7から、ユーザの収入に関する収入情報D19を管理データ208から取得する。第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10、資産情報D11、負債情報D12、及び収入情報D19を利用して、試算表D13を作成する処理T4を実行する。また、第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10、資産情報D11、負債情報D12、及び収入情報D19を利用して、決算書D14を作成する処理T5を実行する。また、第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10、資産情報D11、負債情報D12、及び収入情報D19を利用して、将来の収支、資産の増減、及び、負債の増減を予測した予測情報D15を作成する処理T6を実行する。また、第2のコンピュータ装置200は、作成した財務諸表(試算表D13及び/又は決算書D14)や支出情報D10、資産情報D11、負債情報D12、収入情報D19を利用して、財務状況を評価項目に従って評価する処理T7を実行し、評価の結果を財務状況評価D16として、第1のコンピュータ装置100に通知する。また、第2のコンピュータ装置200は、出退勤情報D3や労働状況情報D5を利用して、出退勤状況の良否を評価する処理T8を実行し、評価結果を出退勤状況評価D17として、第1のコンピュータ装置100に通知する。また、第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10や収入情報D19を利用して、家計に関する家計アドバイス情報D18を作成する処理T9を実行し、家計アドバイス情報D18を第1のコンピュータ装置100に通知する。第2のコンピュータ装置200は、各種データD1〜D19を、管理データ208として、記憶し、適宜利用する。
以下、第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作の詳細について説明する。
図3は、給与プログラムを実行中に、初期条件を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。図3において、まず、第2のコンピュータ装置200は、初期条件の入力を要求する画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS101)。次に、第1のコンピュータ装置100は、初期条件の入力画面を表示し(ステップS102)、給与に関する初期条件(給与初期条件D1)をユーザに入力させ(ステップS103)、入力された給与初期条件D1を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS104)。給与初期条件D1としては、たとえば、以下のような条件が存在する。
・働き方は何か。正社員か、パート労働者か、アルバイトかなど。
・給与の分類は何か。月給制か、日給制か、時給制かなど。
・仕事の種類は何か。事務職、営業、製造など。
・ユーザの住所
・ユーザの生年月日
・税法上の扶養家族の人数
・ユーザの入社年月日
・基本給(月給の場合)、日給、又は時給
・毎月の給与算定期間(たとえば、毎月16日から翌月15日など)
・毎月の給与支払い時期(たとえば、毎月25日など)
・残業計算の基礎に入れる各種手当ての額(たとえば、役職手当、職能手当、資格手当など)
・残業計算から省かれる各種手当ての額(たとえば、臨時手当、見込み残業手当、家族手当、住宅手当など)
・交通費
・健康保険の種類
・年金の種類
ただし、給与初期条件D1は、上記以外であってもよい。
第2のコンピュータ装置200は、給与初期条件D1を受信し(ステップS105)、記憶する(ステップS106)。
第1のコンピュータ装置100は、給与初期条件D1の入力に続いて、労働条件に関する初期条件(労働初期条件D2)をユーザに入力させ(ステップS107)、入力された労働初期条件D2を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS108)労働初期条件D2としては、たとえば、以下のような条件が存在する。
・毎月の出勤日数
・毎月又は毎日の労働時間
・毎月又は毎日の残業時間
・毎月又は毎日の深夜残業時間
・毎月の休日出勤日数
・毎月の休日時間
・毎年付与される有給休暇日数
・社会保険への加入状況
・雇用保険への加入状況
・月給制の場合の始業時刻
・月給制の場合の終業時刻
・月給制の場合の休憩時間
・一日の平均残業時間
・三六協定で認められている残業時間
ただし、労働初期条件D2は、上記以外であってもよい。
第2のコンピュータ装置200は、労働初期条件D2を受信し(ステップS109)、記憶する(ステップS110)。
次に、第2のコンピュータ装置200は、給与初期条件D1の法的な適否を判断する(ステップS111)。たとえば、給与初期条件D1の法的な適否の判断方法としては、以下のような判断基準がある。
・日給制の場合、日給と毎日の労働時間とから算出した時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
・時給制の場合、時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合も、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
ただし、給与初期条件D1の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
次に、第2のコンピュータ装置200は、労働初期条件D2の法的な適否を判断する(ステップS112)。たとえば、労働初期条件D2の法的な適否の判断方法としては、以下のような判断基準がある。
・毎週1日の休日があるか。
・毎月の労働時間が177時間を超えていないか。
・有給休暇は付与されているか。
ただし、労働初期条件D2の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
次に、第2のコンピュータ装置200は、給与初期条件D1及び労働初期条件D2の適否の判断結果を、第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS113)。第1のコンピュータ装置100は、送信されてきた判断結果を受信して表示し、記憶する(ステップS114)。
給与初期条件D1及び労働初期条件D2の入力の後、ユーザは、実際の給与明細書の内容(給与明細書情報D4)を入力する。図4は、実際の給与明細書情報D4を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。なお、給与明細書情報D4を入力する場面としては、以下のような場面がある。
(第1の入力場面)給与プログラム206を最初に実行し、給与初期条件D1及び労働初期条件D2を入力した直後に、初めて給与明細書情報D4を入力する場面。この場面では、入力された給与明細書の内容及び労働条件が法的に適切であるか否かが診断される。
(第2の入力場面)ユーザが給与プログラム206を継続して利用しており、さらに、タイムカード機能を利用してユーザの出退勤情報D3が第2のコンピュータ装置200に記録されている状況において、給与明細書情報を入力する場面。この場面では、入力された給与明細書の内容及び労働条件が法的に適切であるかが診断されることに加え、第2のコンピュータ装置200に記録されている労働時間と給与明細書に示されている労働時間とを比較して、実際の労働時間が反映された上で、給与明細書が作成されているか否か、すなわち、サービス残業や残業手当のごまかしがないか否かを含めて診断される。
以下では、第1の入力場面での動作を主に説明しつつ、適宜、第2の入力場面での動作を補充しながら説明する。
図4において、まず、第1のコンピュータ装置100は、給与明細書情報入力画面へアクセスする(ステップS301)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、給与明細書入力画面及び労働状況入力画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS302)。第1のコンピュータ装置100は、給与明細書入力画面及び労働状況入力画面を表示し(ステップS303)、ユーザに、給与明細書情報D4及び労働状況情報D5を入力させ(ステップS304)、入力された給与明細書情報D4及び労働状況情報D5を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS305)。ここで、給与明細書情報D4は、基本給や残業手当、各種手当て、交通費、年金、健康保険、雇用保険、介護保険など、給与明細書において、金額で示されている情報である。労働状況情報D5は、出勤日数や、出勤時間、残業時間、取得有給休暇数、残有給休暇数など、給与明細書において、労働状況に関して示されている情報である。
第2のコンピュータ装置200は、給与明細書情報D4及び労働状況情報D5を受信して記憶する(ステップS306)。次に、第2のコンピュータ装置200は、給与明細書情報D4の法的な適否について判断し、判断結果(給与明細書適否判断結果D8)を記憶する(ステップS307)。たとえば、給与明細書情報D4の法的な適否の判断方法としては、以下のような判断基準がある。
・毎週1日の休日が無い場合、割増率に応じた給与が支給されているか。
・毎月の労働時間が所定の時間を超えている場合、残業時間が適切にカウントされて、適切な残業代が支給されているか。ここで、所定の時間とは、たとえば、1ヶ月が31日の場合は、177時間、1ヶ月が30日の場合は、171時間、1ヶ月が28日の場合は、168時間である。
・毎月の労働時間が基本的には132時間を超えている場合、社会保険への加入が行われているか。
・深夜残業について、深夜割増分が支給されているか。
・労働時間、基本給(又は日給、時給)及び各種手当てから算出した残業単価が、法的な残業単価と比較して正しいか否か。なお、残業単価の計算方法については、周知であるので、ここでは、詳細説明は省略する。
・残業手当の総額に誤りはないか。
・最低賃金以上の額が支払われているか。
・年金、厚生年金、厚生年金基金、健康保険、介護保険、及び雇用保険の計算が正しいか。この場合、勤務先の所在地や年金、保険の種類によって、額が異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の正確な額を記憶しておき、給与明細書情報D4の内容を比較して、正しいか否かを判断する。
・源泉徴収税の額が正しいか。この場合、扶養家族の人数やユーザの障害の有無によって、額が異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の正確な額を記憶しておき、給与明細書情報D4の内容を比較して、正しいか否かを判断する。
ただし、給与明細書情報D4の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
なお、ステップS307の動作において、上記第2の入力場面の場合、すなわち、タイムカード機能によって実際の労働時間が第2のコンピュータ装置200に記録されている場合、第2のコンピュータ装置200は、記録している実際の労働時間に基づいて、残業時間をカウントし、残業手当が正しく支給されているか否かを判断する。
次に、第2のコンピュータ装置200は、労働状況情報D5の法的な適否について判断し、判断結果(労働状況適否判断結果D9)を記憶する(ステップS308)。たとえば、労働状況情報D5の法的な適否の判断方法としては、以下のような判断基準がある。
・勤務時間が法定の労働時間を超えていないか。超えている場合、ユーザの勤務先で認められた三六協定の残業時間内であるか。
・毎週1日の休日はあったか。無かった場合、割増給与が支払われているか。
・入社後一定期間が経過している場合、有給休暇が付与されているか。
・週20時間の勤務時間を超えている場合、雇用保険に加入しているか。
ただし、労働状況情報D5の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
なお、ステップS308の動作において、上記第2の入力場面の場合、すなわち、タイムカード機能によって実際の労働時間が第2のコンピュータ装置200に記録されている場合、第2のコンピュータ装置200は、記録している実際の労働時間に基づいて、残業時間や出勤日数、深夜労働時間をカウントし、給与明細書に記載されている労働状況と比較して、実際の残業時間や出勤日数、深夜労働時間が給与明細書に反映されているかを判断し、サービス残業や残業手当のごまかしなど、残業に関して法的な不備が存在するか否かを判断して、その判断結果を第1のコンピュータ装置100に通知する。
第2のコンピュータ装置200は、給与明細書情報D4及び労働状況情報D5の適否の判断結果を、第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS309)。第1のコンピュータ装置100は、送信された給与明細適否判断結果D8及び労働状況適否判断結果D9を受信し、表示して記憶する(ステップS310)。
図5は、給与プログラム206を用いて、出退勤を管理するためのタイムカード機能を利用するときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。まず、第1のコンピュータ装置100は、タイムカード入力画面へのアクセスを行う(ステップS201)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、タイムカードの入力画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS202)。第1のコンピュータ装置100は、タイムカード入力画面を表示し(ステップS203)、出勤であるか、退勤であるか、有給休暇であるかなどの情報(出退勤情報D3)をユーザに入力させ(ステップS204)、出退勤情報D3を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS205)。
第2のコンピュータ装置200は、出退勤情報D3を受信して(ステップS206)、記憶する(ステップS207)。次に、第2のコンピュータ装置200は、得られた出退勤情報が給与算定時期の最後の退勤情報(場合によっては、有給休暇を取得した旨の情報)であるか否かを判断することによって、給与算定時期が到来したか否かを判断する(ステップS208)。第2のコンピュータ装置200は、給与支払時期であるか否かを、給与初期条件D1や労働初期条件D2から認識することができる。給与算定時期でない場合、第2のコンピュータ装置200は、動作を終了する。一方、給与算定時期である場合、第2のコンピュータ装置200は、給与初期条件D1、労働初期条件D2及び記録されている出退勤情報D3に基づいて、勤務時間や、残業時間、残業手当、各種手当て、保険料、源泉徴収税などを算出し、予測の給与明細書を作成する(ステップS209)。なお、給与明細書の作成の詳細については、周知であるので、詳述は省略する。なお、ステップS209における予測の給与明細書の作成は、ステップS111における給与初期条件の適否判断、ステップS112における労働初期条件の適否判断、ステップS307における給与明細書の適否判断、及びステップS308における労働状況の適否判断において、判断結果が適切であった場合にのみ行われてもよいし、逆に、判断結果が不適切であった場合にのみ行われてもよいし、ユーザが所望する場合にのみ行われてもよい。第2のコンピュータ装置200は、作成した予測の給与明細書を第1のコンピュータ装置100に送信し(ステップS210)、ユーザに提示する。
図6は、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7を入力する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。なお、資産プログラム207との関係上、第1の実施形態では、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7を給与明細書情報D4の入力とは区別することとしているが、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7を給与明細書情報D4と同様に扱ってもよいのであれば、図3及び図4に示した動作フローによって、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7を給与明細書情報D4として入力して、法的な適否を判断しても良い。また、繰り返しになるが、本発明において、給与明細書情報と言った場合、二カ所目の給与をもらった場合の給与明細書及び臨時収入をもらった場合の給与明細書も含み、法的な適否の判断項目は異なる可能性はあるが、法的な適否を判断することができる。なお、臨時収入としては、勤務先から支給される賞与以外としては、仕送り収入や生活保護、会社からの借入金収入、消費者ローン収入、その他借入金収入などの他人収入がある。
まず、第1のコンピュータ装置100は、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7の入力画面にアクセスする(ステップS401)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、第1のコンピュータ装置100二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7の入力画面を送信する(ステップS402)。次に、第1のコンピュータ装置100は、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7の入力画面を表示し(ステップS403)、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7をユーザに入力させて(ステップS404)、第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS405)。第2のコンピュータ装置200は、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7を受信して記憶する(ステップS406)。
次に、第2のコンピュータ装置200は、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7が法的に適切であるか否かを判断して(ステップS407)、判断結果を記憶する(ステップS408)。たとえば、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7の法的な適否の判断方法としては、以下のような判断基準がある。
・日給制の場合、日給と毎日の労働時間とから算出した時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
・時給制の場合、時間単価が最低賃金を下回っていないか。この場合も、ユーザの仕事の種類及び都道府県別に最低賃金は異なるので、第2のコンピュータ装置200は、最新の種類及び都道府県別の最低賃金表を管理し、当該最低賃金表と比較して、最低賃金を下回っていないか否かの法的判断をなす。
・臨時収入が勤務先からの賞与の場合、源泉徴収税や年金、社会保険などが適切か。
ただし、二カ所目給与情報D6又は臨時収入情報D7の法的な適否の判断方法は、上記以外であってもよい。
第2のコンピュータ装置200は、判断結果を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS408)。第1のコンピュータ装置100は、判断結果を受信し、表示し、記憶する(ステップS409)。
このように、給与プログラム206を用いることによって、ユーザの勤務先での給与明細書の内容の法的な適否や、労働状況の法的な適否について、診断プログラム1は、判断することができ、その判断結果を第1のコンピュータ装置100を介してユーザに通知することができる。給与明細書の内容の法的な適否や、労働状況の法的な適否の判断は、専門的で難しいが、これにより、ユーザは、簡単に、判断結果を知ることができる。判断結果で不適切さが指摘されてた場合、ユーザは、勤務先に問い合わせるなどして、確認することができる。
図7は、資産プログラム207が実行されており、支出情報D10が入力されるときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。図7において、まず、第1のコンピュータ装置100は、支出情報D10の入力画面へアクセスする(ステップS501)。第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10の入力画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS502)。第1のコンピュータ装置100は、支出情報D10の入力画面を表示し(ステップS503)、ユーザに支出情報D10を入力させ(ステップS504)、支出情報D10を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS505)。第2のコンピュータ装置200は、支出情報を受信し、記憶する(ステップS506)。なお、支出情報D10の入力は、家計簿のような役割を果たす。支出情報D10の入力は、毎日行うなど、定期的な入力が好ましいので、第2のコンピュータ装置200が第1のコンピュータ装置100に対して、定期的に入力を促すようにしてもよい。
ここで支出情報D10とは、「家賃や駐車場代、食費、水道光熱費、通信費、車検代、衣服費、火災保険料、生命保険料、医療費、自己勉強代、家族勉強教育費、遊興費、たばこ代、諸雑費」などの生活費、「住宅ローン返済額やオートローン(リース)返済額、勤務先への借入金返済額、消費者ローン返済額、その他借入金返済額、滞納税金返済額」などの諸返済費、「国民健康保険料や国民健康保険料、自動車税、固定資産税」などの公租公課、仕送り支出、その他支出などの収入から支出される金銭に関する情報である。なお、給与から天引きされている厚生年金保険料や健康保険料、雇用保険料は、ユーザが入力してもよいが、資産プログラム207は、給与プログラム206から、支出情報として天引きされている支出情報を取得してもよい。
図8は、資産プログラム207が実行されており、資産情報D11が入力されるときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。図8において、まず、第1のコンピュータ装置100は、資産情報D11の入力画面へアクセスする(ステップS601)。第2のコンピュータ装置200は、資産情報D11の入力画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS602)。第1のコンピュータ装置100は、資産情報D11の入力画面を表示し(ステップS603)、ユーザに資産情報D11を入力させ(ステップS604)、資産情報D11を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS605)。第2のコンピュータ装置200は、資産情報を受信し、記憶する(ステップS606)。なお、資産情報D11の入力は、資産の状況が変わる度に入力するとよい。
ここで、資産情報D11とは、預金残高や、車両評価額、不動産評価額、現金残高など、ユーザの資産に関する情報である。なお、第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10の支出が、現金からの支出であるか、預金からの支出であるかをユーザに入力させ、預金からの支出である場合、資産情報D11の預金情報が自動的に減るようにしてもよい。また、第2のコンピュータ装置200は、収入が現金での収入であるか、預金口座への振り込みであるかを入力させ、預金口座への振り込みである場合、資産情報D11の預金情報が自動的に増えるようにしてもよい。
図9は、資産プログラム207が実行されており、負債情報D12が入力されるときの第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。図9において、まず、第1のコンピュータ装置100は、負債情報D12の入力画面へアクセスする(ステップS701)。第2のコンピュータ装置200は、負債情報D12の入力画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS702)。第1のコンピュータ装置100は、負債情報D12の入力画面を表示し(ステップS703)、ユーザに負債情報D12を入力させ(ステップS704)、負債情報D12を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS705)。第2のコンピュータ装置200は、負債情報を受信し、記憶する(ステップS706)。
ここで、負債情報D12とは、住宅ローン残高、オートローン残高、勤務先からの借入金残高、消費者ローン残高、その他借入金残高、滞納税金残高など、ユーザの負債に関する情報である。なお、借入金の返済が預金口座から行われる場合、第2のコンピュータ装置200は、負債情報D12を減らした際に、自動的に資産情報D11の預金情報を減らすようにしてもよい。
図10は、資産プログラム207において、試算表を作成する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。図10において、まず、第1のコンピュータ装置100は、試算表の作成指示を送信する(ステップS801)。
第2のコンピュータ装置200は、管理データ208から、収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12を読み込む(ステップS802)。なお、第2のコンピュータ装置200は、試算表を作成できるタイミングを、月1回や3ヶ月に1回などに限定してもよい。第2のコンピュータ装置200は、収入情報D19として、給与明細書情報D4、二カ所目給与情報D6、及び臨時収入情報D7から収入に関する部分を読み込む。第2のコンピュータ装置200は、給与明細書情報D4、二カ所目給与情報D6、及び臨時収入情報D7に天引きによる支出が存在する場合は、天引き額を支出情報D10として、読み出す。
次に、第2のコンピュータ装置200は、読み込んだ収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12に基づいて、試算表D13を作成して記憶し(ステップS803)、送信する(ステップS804)。試算表の作成方法については周知であるので、ここでは詳述を省略する。第1のコンピュータ装置100は、試算表D13を受信し、表示して記憶する(ステップS805)。
図11は、資産プログラム207において、決算書を作成する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、決算書の作成指示を送信する(ステップS901)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、決算時に必要な情報の入力画面を送信する(ステップS902)。なお、第2のコンピュータ装置200は、1月1日〜12月31日の期間に限定して、年に1回の決算の作成に限定してもよい。決算時に必要な情報としては、年末調整の額や、保険料による控除額、医療費による控除額などがある。
第1のコンピュータ装置100は、決算時に必要な情報の入力画面を表示し(ステップS903)、ユーザに必要な情報を入力させ(ステップS904)、入力された情報を送信する(ステップS905)。第2のコンピュータ装置200は、第1のコンピュータ装置100からの情報を受信して、記憶する(ステップS906)。次に、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208から、収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12を読み込む(ステップS907)。第2のコンピュータ装置200は、読み込んだ収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12に基づいて、決算書D14を作成して記憶し(ステップS908)、送信する(ステップS909)。試算表の作成方法については周知であるので、ここでは詳述を省略する。第1のコンピュータ装置100は、決算書D14を受信し、表示して記憶する(ステップS910)。
なお、第2のコンピュータ装置200は、損益計算書など、試算表や決算書以外の財務諸表を作成してもよい。
このように、資産プログラム207を利用して、ユーザ個人の試算表や決算書などの財務諸表を作成することができる。これにより、ユーザは、自己の財務状況を客観的に知ることができ、今後の参考にすることができると共に、金銭感覚が養われることとなる。
図12は、資産プログラム207において、予測情報D15を作成する際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、予測情報の作成指示を送信する(ステップS1001)。この際、予測を行う期間を第1のコンピュータ装置100を介してユーザは指定する。
第2のコンピュータ装置200は、管理データ208から、収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12を読み込む(ステップS1002)。次に、第2のコンピュータ装置200は、予測情報の作成に必要な情報が揃っているか否かを判断する(ステップS1003)。予測情報の作成に必要な情報とは、たとえば、少なくとも1ヶ月分の収入情報D19や、少なくとも1ヶ月分の支出情報D10などである。
揃っていない場合、第2のコンピュータ装置200は、必要な情報の入力画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS1004)。これに応じて、第1のコンピュータ装置100は、必要な情報を入力する画面を表示し(ステップS1005)、たとえば、1ヶ月分の収入や支出に関する情報を入力して(ステップS1006)、入力した情報を第2のコンピュータ装置200に送信する(ステップS1007)。第2のコンピュータ装置200は、第1のコンピュータ装置100からの情報を受信して(ステップS1008)、ステップS1003の動作に戻る。
必要な情報が揃っている場合、第2のコンピュータ装置200は、ステップS1009の動作に進む。ステップS1009において、第2のコンピュータ装置200は、予測を行う期間に入ってくると予想される収入を予測する。次に、第2のコンピュータ装置200は、当該期間に出ていくと予想される支出を予測する(ステップS1010)。次に、第2のコンピュータ装置200は、収入と支出との差によって、資産、特に預金残高の増減を予測する(ステップS1011)。次に、第2のコンピュータ装置200は、支出情報D10において、借入金の返済がある場合、借入金の返済額に連動して、負債の増減を予測する(ステップS1012)。ステップSS1012において、第2のコンピュータ装置200は、適宜、元利均等方式などの借り入れ条件を考慮して、利息と元本の残高を予測する。このような借入金の残高の予測は、周知の技術であるので、詳述は省略する。第2のコンピュータ装置200は、収入の予測、支出の予測、資産の増減予測、及び負債の増減予測をグラフ化や表化するなど視覚化して、予測情報D15を作成して記憶し(ステップS1013)、第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS1014)。第1のコンピュータ装置100は、予測情報D15を受信し、表示して記憶する(ステップS1015)。
このように、資産プログラム207は、将来の収支や試算の増減、負債の増減を予測してユーザに提示することとなるので、ユーザは、将来の金銭状況を知ることができ、それを踏まえて、今後の支出をコントロールしたり、収入を増やしたりすることができる。
図13は、資産プログラム207において、財務状況評価D16が行われる際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、財務状況の評価指示を送信する(ステップS1101)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208から、収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12を読み込む(ステップS1102)。
次に、第2のコンピュータ装置200は、収入情報D19、支出情報D10、資産情報D11、及び負債情報D12から、評価対象となる評価項目の情報を読み込む(ステップS1103)。たとえば、評価項目としては、以下のような項目がある。
・預金残高
・預金の増加率
・預金の増加額
・消費者ローンの有無
・消費者ローンの残高
・オートローンの有無
・オートローンの残高
・滞納税金の有無
・滞納保険料の有無
・滞納税金の残高
・滞納保険料の残高
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少率
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少額
・(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)÷換算年収の比率
・預金残高÷(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)の比率
・月収の額
・月収の前月対比増加率
・月収の前月対比増加額
・収支がプラスかマイナスか
・収支のプラス額又はマイナス額
・収支のプラス額又はマイナス額の割合
・当月に予定していた支出項目について支払うことができなかった項目
・生活保護や仕送りの有無
・(生活保護+仕送り)÷全体収入の比率
ただし、評価項目は、上記以外であってもよい。
次に、第2のコンピュータ装置200は、評価項目の情報について、予め定められたルールにしたがって、ポイントに換算して、各評価項目のポイントを算出する(ステップS1104)。たとえば、ポイント算出方法としては、以下のような方法がある。
・預金残高:500万円以上であればプラス100ポイント
・預金の増加率:前月より50%以上増加すればプラス100ポイント
・預金の増加額:前月より20万円以上増加すればプラス100ポイント
・消費者ローンの有無:無い場合に限りプラス100ポイント
・消費者ローンの残高:残高に応じてポイントをマイナス
・オートローンの有無:無い場合に限りプラス100ポイント
・オートローンの残高:残高に応じてポイントをマイナス
・滞納税金の有無:ある場合に限りマイナス10ポイント
・滞納保険料の有無:ある場合に限りマイナス10ポイント
・滞納税金の残高:残高に応じてマイナスポイント
・滞納保険料の残高:残高に応じてマイナスポイント
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少率:30万円以上ならプラス100ポイント
・消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高の前年対比での減少額:100万円以上ならプラス100ポイント
・(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)÷換算年収の比率:3%以下ならプラス100ポイント
・預金残高÷(消費者ローン残高+オートローン残高+滞納税残高)の比率:100%以上ならプラス50ポイント
・月収の額:50万円以上ならプラス100ポイント
・月収の前月対比増加率:30%以上ならプラス100ポイント
・月収の前月対比増加額:10万円以上ならプラス100ポイント
・収支がプラスかマイナスか:マイナスの場合だけマイナス10ポイント
・収支のプラス額又はマイナス額:10万円以上プラスならプラス100ポイント
・収支のプラス額又はマイナス額の割合:プラスが20%以上ならプラス100ポイント
・当月に予定していた支出項目について支払うことができなかった項目:支払うことができなかった金額の収入に占める割合に応じてマイナスポイント
・生活保護や仕送りの有無:ある場合に限りマイナス10ポイント
・(生活保護+仕送り)÷全体収入の比率:100%ならマイナス300ポイント
ただし、ポイントの算出方法は、上記以外であってもよい。
次に、第2のコンピュータ装置200は、算出したポイントに基づいて、個別評価を作成する(ステップS1105)。ここで個別評価とは、収入の増減に関する評価、借入金の増減に関する評価など、評価項目を分類分けしたときの評価である。たとえば、収入の増減に関する評価項目のポイント合計や借入金の増減に関する評価項目のポイント合計に応じて、それぞれ、「金」、「銀」、「銅」などの段階分けした評価を行えばよい。
次に、第2のコンピュータ装置200は、ポイントの合計を算出して、財務状況に関する総合的な評価を作成する(ステップS1106)。この総合的な評価も、たとえば、「金」、「銀」、「銅」などの段階分けした評価でもよい。
第2のコンピュータ装置200は、個別評価及び総合評価についての財務状況評価D16を記憶し、第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS1107)。第1のコンピュータ装置100は、財務状況評価D16を受信して表示し記憶する(ステップS1108)。
このように、個人の財務状況が客観的な評価ルールに従ってポイントによって評価され、ユーザは評価結果を知ることができる。これにより、ユーザは、評価が良い場合は、励みとなり、評価が悪かった場合は、財務状況を見直して金銭感覚を養うことができる。
図14は、資産プログラム207において、出退勤状況評価D17が行われる際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、出退勤状況の評価指示を送信する(ステップS1201)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208から、出退勤情報D3を読み込む(ステップS1202)。なお、タイムカード機能を利用していない場合は、第2のコンピュータ装置200は、給与明細書に付随している労働状況情報D5に基づいて、出退勤状況を把握してもよい。第2のコンピュータ装置200は、出退勤情報D3及び/又は労働状況情報D5から、評価項目として、遅刻回数、欠勤回数などを読み込む(ステップS1203)。第2のコンピュータ装置200は、読み込んだ評価項目に対して、ポイントを算出する(ステップS1204)。たとえば、遅刻1回あたりマイナス10ポイント、欠勤一回あたりマイナス50ポイントなどとしてポイントを算出する。第2のコンピュータ装置200は、算出したポイントに基づいて、出退勤状況評価D17を、たとえば、段階別評価にして作成し(ステップS1205)、記憶して、第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS1206)。第1のコンピュータ装置100は、出退勤状況評価D17を受信して表示し記憶する(ステップS1207)。
このように、個人の出退勤状況が良好であるか否かを評価し、ユーザは評価結果を知ることができる。これにより、ユーザは、評価が良い場合は、励みとなり、評価が悪かった場合は、反省することができる。
図15は、資産プログラム207において、家計アドバイス情報D18が作成される際の第1及び第2のコンピュータ装置100及び200の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、家計アドバイス情報の作成指示を送信する(ステップS1301)。これに応じて、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208から、収入情報D19及び支出情報D10を読み込む(ステップS1302)。次に、第2のコンピュータ装置200は、評価項目を読み込む(ステップS1303)。評価項目としては、たとえば、エンゲル係数、収入に占める通信費の割合、収入に占める保険料の割合などとする。次に、第2のコンピュータ装置200は、読み込んだ評価項目に応じた家計アドバイス情報を作成する(ステップS1304)。たとえば、エンゲル係数が高い場合は、「食費をもう少し抑えましょう」といったアドバイスを作成したり、収入に占める通信費の割合が高い場合は、「携帯電話の使用を控えましょう」といったアドバイスを作成したり、収入に占める保険料の割合が高い場合は、「保険料の見直しも検討下さい」といったアドバイスを作成する。第2のコンピュータ装置200は、作成した家計アドバイス情報D18を記憶し、第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS1305)。第1のコンピュータ装置100は、家計アドバイス情報D18を受信し表示して記憶する(ステップS1306)。
このように、家計に関するアドバイスを得ることによって、ユーザは、家計の見直しを図ることができる。
(第2の実施形態)
図16は、本発明の第2の実施形態に係る診断システム1のハードウエア的構成を示すブロック図である。なお、特に言及しない限り、第2の実施形態において、第1及び第2のコンピュータ装置100及び200は、第1の実施形態と同様に動作していることとする。第2の実施形態では、第3のコンピュータ装置300が、第1及び第2のコンピュータ装置100及び200とネットワーク2を介して双方向に通信可能に接続されている。第3のコンピュータ装置300は、制御部301と、通信部302と、記憶部303と、表示部304と、入力部305とを備える。記憶部303は、財務状況診断プログラム306と、出退勤状況診断プログラム307とを含む。第1の実施形態と同様、財務状況診断プログラム306及び出退勤状況診断プログラム307が提供される形態としては、クラウドコンピューティングのような形態であってもよく、特に限定されるものではない。
図17は、第2の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。第1の実施形態の動作によって、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208として、出退勤情報D3、労働状況情報D5、試算表D13、決算書D14、財務状況評価D16、及び出退勤状況評価D17などを記憶している。第3のコンピュータ装置300には、ユーザから第1のコンピュータ装置100を介して、財務状況についての診断書及び/又は出退勤状況についての診断書の発行要求がなされる。この際、ユーザは、第2のコンピュータ装置200に対して、第3のコンピュータ装置300が第2のコンピュータ装置200に格納されている管理データ208にアクセスすることを許可する。合わせて、ユーザは、収入や支出に関する公的な書類を、別途、第3のコンピュータ装置300を管理する診断機関に対して送付しておく。送付は、郵送でも、電子メールでもよい。
第3のコンピュータ装置300は、財務状況についての診断書の発行要求があった場合、第2のコンピュータ装置200にアクセスし、財務に関する財務情報(たとえば、試算表D13や決算書D14、財務状況評価D16など)を取得して、ユーザの財務状況を評価するための財務状況診断処理T10を実行して、診断書を発行する。財務状況診断処理T10では、公的書類によって、収入や支出の信憑性について判断され、第2のコンピュータ装置200に記憶されている情報の信憑性を判断した上で、診断書が発行される。
また、第3のコンピュータ装置300は、出退勤状況についての診断書の発行要求があった場合、第2のコンピュータ装置200にアクセスし、出退勤に関する出退勤状況情報(たとえば、出退勤情報D3や労働状況情報D5、出退勤状況評価D17など)を取得して、ユーザの出退勤状況を評価するための出退勤状況診断処理T11を実行して、診断書を発行する。
以下、動作の詳細について説明する。
図18は、第3のコンピュータ装置300による第2のコンピュータ装置200へのアクセスを許可するための第1及び第2のコンピュータ装置200の動作を示すフローチャートである。まず、前提として、第2のコンピュータ装置200には、診断書を発行する機関としての診断機関が予め一以上登録されているとする。
第1のコンピュータ装置100は、第2のコンピュータ装置200に対して、アクセス許可画面の送信を要求する(ステップS1401)。それに応じて、第2のコンピュータ装置200は、アクセス許可画面を第1のコンピュータ装置100に送信する(ステップS1402)。第1のコンピュータ装置100は、アクセス許可画面を表示して、アクセスを許可する診断機関をユーザに指定させ、指定された診断機関を第2のコンピュータ装置200に通知する(ステップS1403)。第2のコンピュータ装置200は、アクセスが許可された診断機関を記憶する(ステップS1404)。
図19は、財務状況診断プログラム306において、財務状況診断書が発行される際の第1及び第3のコンピュータ装置100及び300の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、財務状況診断書の発行要求を第3のコンピュータ装置300に送信する(ステップS1501)。第3のコンピュータ装置300は、当該発行要求を受信し(ステップS1502)、所属する診断機関及びユーザに関する情報を第2のコンピュータ装置200に通知し、第2のコンピュータ装置200にアクセスの許可を求める(ステップS1503)。このとき、第2のコンピュータ装置200は、ユーザによって、第3のコンピュータ装置300が所属する診断機関に対してアクセスの許可がなされているか否かを判断して、許可がなされている場合はアクセスを許可する旨を第3のコンピュータ装置300に通知し、許可がなされていない場合はアクセスを許可しない旨を第3のコンピュータ装置300に通知する。
第3のコンピュータ装置300は、ステップS1504において、第2のコンピュータ装置200へのアクセスが許可されたか否かを判断する。アクセスが許可されていない場合、第1のコンピュータ装置100に通知して、当該診断機関によるアクセスを許可するように、第2のコンピュータ装置200に通知して欲しい旨を伝える(ステップS1505)。一方、アクセスが許可されている場合、第3のコンピュータ装置300は、当該ユーザの財務に関する財務情報を第2のコンピュータ装置200から取得する(ステップS1506)。
次に、第3のコンピュータ装置300は、第3のコンピュータ装置300の操作者に、ユーザから送られてきた公的書類に基づく収支情報を入力させる(ステップS1507)。公的書類とは、たとえば、銀行が発行する預金残高証明書・ローン残高証明書や、税務署が発行する所得証明書、カード会社が発行するカードの利用明細書、保険会社が発行する支払明細書など客観的に収入や支出が把握できる書類である。なお、公的というのは、国や地方公共団体に限る意味ではなく、広く、客観性を担保することができる機関のことを言い、銀行や信販会社、保険会社などを含む意味である。第3のコンピュータ装置300は、財務情報と公的書類に基づく収支情報とを比較して、第2のコンピュータ装置200から取得した財務情報に信憑性があるか否かを判断する(ステップS1508)。具体的には、財務情報での預金残高と銀行が発行する預金残高証明書とが一致しているか、財務情報でのローン残高と銀行が発行するローン残高証明書とが一致しているか、財務情報での所得の金額と税務署が発行する所得証明書とが一致しているか、財務情報でのクレジットカードの支払履歴とカード会社が発行するカードの利用明細書とが一致しているか、財務情報での保険料の支払い履歴と保険会社が発行する支払明細書とが一致しているかなど、複数の収支情報に関して、一致点が存在するか否かを中心に信憑性を判断する。一致点が多い又は相違したとしても僅かな金額の差であるなどの場合は、第3のコンピュータ装置300は、第2のコンピュータ装置200から取得した財務情報は信憑性があるものであると判断する。一方、一致点が少なかったり、金額の相違が大きかったりした場合、第3のコンピュータ装置300は、第2のコンピュータ装置200から取得した財務情報は信憑性がないものであると判断する。ステップS1508において、信憑性がないと判断した場合、第3のコンピュータ装置300は、その旨を第1のコンピュータ装置100に通知して、診断書の発行を行わない(ステップS1509)。一方、信憑性があると判断した場合、第3のコンピュータ装置300は、ステップS1510の動作に進む。なお、診断機関は、独自に、信用情報機関からユーザの借り入れ情報などを入手して、ユーザの信用度を調査してもよいことは言うまでもない。
ステップS1510において、第3のコンピュータ装置300は、第2のコンピュータ装置200から入手した財務情報に基づいて、ユーザの財務状況を診断する。財務状況の診断方法として、第3のコンピュータ装置300は、第2のコンピュータ装置200から取得した財務状況評価D16をそのまま利用してもよいし、独自の基準で、取得した財務諸表(試算表D13や決算書D14)から、財務状況を診断してもよい。財務状況の診断基準としては、第2のコンピュータ装置200で用いたように、評価項目を抽出して、ポイントを付与することによって、第3のコンピュータ装置300は、財務状況を評価してもよいし、それ以外の方法で評価してもよい。第3のコンピュータ装置300による財務状況の評価手法については、特に限定されない。
第3のコンピュータ装置300は、財務状況の評価結果を診断書(紙でもよいし、電子データでもよい)として発行する(ステップS1511)。発行された診断書は、ユーザに送付されてもよいし、ユーザが指定する第三者に診断機関から直接送付されてもよい。
このような財務状況診断書は、ユーザの収入だけでなく、支出や借り入れに関する情報も反映された診断書である。従来、ユーザの収入を公的に証明する書類は税務署等から入手可能であったが、資産の状況や、支出、借り入れまでを含めて、ユーザの金銭感覚を評価した財務状況を評価する診断書はなかった。そのため、第2の実施形態によって得られる診断書は、ユーザの金銭的な面での信頼性を評価するものとして、種々に利用することができる。たとえば、結婚相談所においてユーザの金銭感覚を評価したりすることに利用できたり、就職時(特に、経理担当などへの就職の場合)に利用できたりすることができる。ただし、診断書の利用先は、限定されるものではない。
図20は、出退勤状況診断プログラム307において、出退勤状況診断書が発行される際の第1及び第3のコンピュータ装置100及び300の動作を示すフローチャートである。第1のコンピュータ装置100は、出退勤状況診断書の発行要求を第3のコンピュータ装置300に送信する(ステップS1601)。第3のコンピュータ装置300は、当該発行要求を受信し(ステップS1602)、所属する診断機関及びユーザに関する情報を第2のコンピュータ装置200に通知し、第2のコンピュータ装置200にアクセスの許可を求める(ステップS1603)。
第3のコンピュータ装置300は、第2のコンピュータ装置200へのアクセスが許可されたか否かを判断する(ステップS1604)。アクセスが許可されていない場合、第1のコンピュータ装置100に通知して、当該診断機関によるアクセスを許可するように、第2のコンピュータ装置200に通知して欲しい旨を伝える。一方、アクセスが許可されている場合、第3のコンピュータ装置300は、当該ユーザの出退勤状況情報を第2のコンピュータ装置200から取得する(ステップS1606)。第3のコンピュータ装置300は、第2のコンピュータ装置200から入手した出退勤状況情報に基づいて、ユーザの出退勤状況を診断する(ステップS1607)。ステップS1607では、第3のコンピュータ装置300は、出退勤状況評価D17をそのまま利用してもよいし、独自の判断基準で、ユーザの遅刻や欠勤などの出退勤状況を評価して診断してもよい。
第3のコンピュータ装置300は、出退勤状況の評価結果を診断書(紙でもよいし、電子データでもよい)として発行する(ステップS1608)。発行された診断書は、ユーザに送付されてもよいし、ユーザが指定する第三者に診断機関から直接送付されてもよい。
このような出退勤状況診断書は、ユーザがまじめに勤務しているか否かを示す診断書である。そのため、第2の実施形態によって得られる診断書は、ユーザの金銭的な面ではなく、まじめさや誠実さを評価するものとして、種々に利用することができる。たとえば、結婚相談所においてユーザのまじめさ誠実さを評価したりすることに利用できたり、就職時に利用できたりすることができる。ただし、診断書の利用先は、限定されるものではない。
(第3の実施形態)
図21は、本発明の第3の実施形態に係る診断システム1の動作概要を説明するための図である。第1の実施形態の動作によって、第2のコンピュータ装置200は、管理データ208として、給与初期条件D1、労働初期条件D2、出退勤情報D3、給与明細書情報D4、労働状況情報D5、給与明細適否判断結果D8、及び労働状況適否判断結果D9などを記憶している。第3の実施形態では、診断書の発行を要求するのでは、ユーザではなく、ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置400である。診断書としては、給与条件が適切であるか否かを示す給与条件適否診断書と、労働条件が適切であるか否かを示す労働条件適否診断とがある。
第4のコンピュータ装置400によって、給与条件適否診断書の発行が要求されると、第3のコンピュータ装置300は、第2の実施形態と同様にして、第2のコンピュータ装置200からユーザの給与に関する給与情報(たとえば、給与初期条件D1、給与明細書情報D4、及び給与明細適否判断結果D8)を取得して、給与条件が法的に適切であるか否かを診断して給与条件適否診断書を発行する。
また、第4のコンピュータ装置400によって、労働条件適否診断書の発行が要求されると、第3のコンピュータ装置300は、第2の実施形態と同様にして、第2のコンピュータ装置200からユーザの給与に関する労働情報(たとえば、労働初期条件D2、出退勤情報D3、労働状況情報D5、及び労働状況適否判断結果D9)を取得して、給与条件が法的に適切であるか否かを診断して労働条件適否診断書を発行する。
図22は、第3の実施形態における第3及び第4のコンピュータ装置300及び400の動作を示すフローチャートである。第4のコンピュータ装置400は、給与条件適否診断書及び/又は労働条件適否診断書の発行要求を第3のコンピュータ装置300に送信する(ステップS1701)。第3のコンピュータ装置300は、当該発行要求を受信し(ステップS1702)、所属する診断機関及び勤務先で勤務するユーザに関する情報を第2のコンピュータ装置200に通知し、第2のコンピュータ装置200にアクセスの許可を求める(ステップS1703)。
第3の実施形態では、事前に、ユーザによって、勤務先から診断書の発行が要求された場合に、ユーザの給与情報及び労働情報を診断機関に提供してもよいか否かが指定されている。第2のコンピュータ装置200は、第3のコンピュータ装置300から、アクセスの許可要求があった場合、指定されたユーザによって、アクセスが許可されているか否かを判断して、判断結果を第3のコンピュータ装置300に通知する。第3のコンピュータ装置300は、アクセスが許可されているユーザの数が所定数以上であるか否かを判断する(ステップS1704)。
所定数以上のユーザがアクセスを許可していない場合、第3のコンピュータ装置300は、診断書の発行ができない旨を、第4のコンピュータ装置400に通知する(ステップS1705)。所定数以上のユーザによる給与情報及び/又は労働情報が入手できなければ、客観的な診断を第3のコンピュータ装置300は行うことができないからである。所定数以上のユーザがアクセスを許可している場合、第3のコンピュータ装置300は、アクセスが許可されているユーザに対して、給与情報及び/又は労働情報を取得する(ステップS1706)。なお、ステップS1706において、個人情報保護の観点から、第2のコンピュータ装置200は、ユーザの個人情報が特定できない形式で、第3のコンピュータ装置300に給与情報及び/又は労働情報を取得させるとよいが、限定されるものではない。
第3のコンピュータ装置300は、取得した給与情報及び/又は労働情報に基づいて、勤務先での給与条件が法的に適切か否か、及び/又は労働条件が法的に適切であるか否かを診断する(ステップS1707)。このとき、第3のコンピュータ装置300は、給与明細書適否判断結果D8や労働状況適否判断結果D9をそのまま使用してもよいし、独自の判断基準で、適否を判断してもよい。
第3のコンピュータ装置300は、診断結果を、給与条件診断書及び/又は労働条件診断書(紙でもよいし、電子データでもよい)として発行する(ステップS1708)。発行された診断書は、勤務先に送付されてもよいし、勤務先が指定する第三者に診断機関から直接送付されてもよい。
このように、会社などの使用者が、診断機関に、給与条件や労働条件を労働者の実際の給与明細書に基づいて診断してもらうことによって、その使用者の給与条件や労働条件が法的に適切であるということが証明されることになる。このように、法的に適切な給与条件や労働条件を採用しているということを使用者は対外的にアピールすることによって、会社等の使用者の信用力が向上すると共に、よりよい人材を確保することが可能となる。
なお、上記処理T1〜T13は、一つのプログラムとして提供されてもよいし、複数の処理がまとまったプログラムとして提供してもよく、給与プログラム206、資産プログラム207、財務状況診断プログラム306、及び出退勤状況診断プログラム307という枠組みに拘泥されるものではない。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明は、診断システム及び診断プログラムであって、産業上利用可能である。
1 診断システム
100 第1のコンピュータ装置
200 第2のコンピュータ装置
206 給与プログラム
207 資産プログラム
208 管理データ
300 第3のコンピュータ装置
306 財務状況診断プログラム
307 出退勤状況診断プログラム
400 第4のコンピュータ装置
D1 給与初期条件
D2 労働初期条件
D3 出退勤情報
D4 給与明細書情報
D5 労働状況情報
D6 二カ所目給与情報
D7 臨時収入情報
D8給与明細の適否判断の結果
D9労働状況の適否判断の結果
D10支出情報
D11資産情報
D12負債情報
D13試算表
D14決算書
D15予測情報
D16財務状況評価
D17出退勤状況評価
D18家計アドバイス情報
D19収入情報

Claims (26)

  1. ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置とを具備し、前記第1のコンピュータ装置及び前記第2のコンピュータ装置上で協働して動作するコンピュータプログラムによって、前記ユーザが入力する給与に関する情報の適否を診断するための診断システムであって、
    前記第2のコンピュータ装置は、
    前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
    予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段とを備えることを特徴とする、診断システム。
  2. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、
    前記ユーザの支出に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる支出情報入力手段と、
    前記ユーザの資産に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる資産情報入力手段と、
    前記ユーザの負債に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる負債情報入力手段と、
    前記支出情報入力手段によって得られた支出情報、前記資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、前記負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、前記ユーザの個人的な財務諸表を作成する財務諸表作成手段とを備え、
    前記財務諸表作成手段は、前記給与明細書入力手段によって入力された前記給与明細書情報から収入情報を得ることを特徴とする、請求項1に記載の診断システム。
  3. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、前記収入情報及び前記支出情報における所定の評価項目を読み込み、当該評価項目に関して、所定の基準と比較して、比較した結果に基づいて家計に関するアドバイスを作成し、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する家計アドバイス通知手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の診断システム。
  4. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、予測情報通知手段を備え、
    前記予測情報通知手段は、
    前記収入情報に基づいて、今後入ってくると予想される収入を予測し、
    前記支出情報に基づいて、今後出て行くと予想される支出を予測し、
    前記収入と前記支出との差によって、前記資産情報で示されている資産の今後の増減を予測し、
    前記支出情報に借入金の返済がある場合、今後の借入金の返済額を予測して、前記負債情報で示されている負債の今後の増減を予測し、
    これらの予測によって得られた予測情報を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項2又は3に記載の診断システム。
  5. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、財務状況評価手段を備え、
    前記財務状況評価手段は、
    前記収入情報、前記支出情報、前記資産情報、及び前記負債情報において評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
    読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
    算出したポイントに基づいて、個人の財務状況を評価することを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の診断システム。
  6. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、
    出退勤に関する労働状況を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる労働状況入力手段と、
    予め定められた判断項目に対して、前記労働状況入力手段によって得られた情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記労働状況が法的に適正であるか否かを判断する労働状況判断手段とを備え、
    前記判断結果通知手段は、前記労働状況判断手段が判断した判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の診断システム。
  7. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、前記ユーザの出退勤を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させるタイムカード手段を備え、
    前記労働状況入力手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記出退勤によって前記労働状況を把握し、
    前記労働状況判断手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記労働状況と前記給与明細書から得られる労働状況とを比較して、正しい残業手当が支給されているか、又は、実際の残業時間が給与明細書に反映されているかについて判断することを特徴とする、請求項6に記載の診断システム。
  8. 前記第2のコンピュータ装置は、
    さらに、出勤状況評価手段を備え、
    前記出勤状況評価手段は、
    前記給与明細情報又は前記労働状況入力手段から得られる出退勤に関する労働状況において、評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
    読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
    算出したポイントに基づいて、出退勤の状況が良好であるか否かを判断して、判断結果を第1のコンピュータ装置に通知することを特徴とする、請求項6又は7に記載の診断システム。
  9. 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの財務に関する財務情報を管理する財務情報管理手段を備え、
    さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
    前記財務情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記財務情報へのアクセスを可能とし、
    前記第3のコンピュータ装置は、
    前記ユーザから前記第1のコンピュータ装置を介して診断書発行依頼があった場合に、前記財務情報管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記財務情報を取得する財務情報取得手段と、
    前記財務情報取得手段によって取得された前記財務情報に基づいて、前記ユーザの財務状況に関する診断書を発行する財務状況診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項2〜5のいずれかに記載の診断システム。
  10. 前記第3のコンピュータ装置は、
    さらに、
    前記ユーザから提供された公的書類に基づく収支情報を入力するための公的書類収支情報入力手段と、
    前記財務情報取得手段が取得した前記財務情報と、前記公的書類収支情報入力手段に入力された前記収支情報とを比較して、前記財務情報の信憑性を判断する信憑性判断手段とを備え、
    前記財務状況診断書発行手段は、前記信憑性判断手段による判断結果に基づいて、前記診断書を発行することを特徴とする、請求項9に記載の診断システム。
  11. 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの出退勤に関する出退勤状況情報を管理する出退勤状況管理手段を備え、
    さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
    前記出退勤状況管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による出退勤状況の判断結果へのアクセスを可能とし、
    前記第3のコンピュータ装置は、
    前記ユーザからの診断書発行依頼があった場合に、前記出退勤状況管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記出退勤状況情報を取得する出退勤状況取得手段と、
    前記出退勤状況取得手段によって取得された前記出退勤状況情報に基づいて、前記ユーザの出退勤状況に関する診断書を発行する出退勤状況診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の診断システム。
  12. 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの給与に関する給与情報を管理する給与情報管理手段を備え、
    さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
    前記給与情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記給与情報へのアクセスを可能とし、
    前記第3のコンピュータ装置は、
    前記ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置からの診断書発行依頼があった場合に、前記給与情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記給与情報を取得する給与情報取得手段と、
    前記給与情報取得手段によって取得された前記給与情報に基づいて、前記勤務先の給与に関する法的な適否の診断書を発行する給与条件適否診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の診断システム。
  13. 前記第2のコンピュータ装置は、前記ユーザの労働に関する労働情報を管理する労働情報管理手段を備え、
    さらに、前記診断システムは、前記第2のコンピュータ装置と通信可能な第3のコンピュータ装置を具備し、
    前記労働情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記労働情報へのアクセスを可能とし、
    前記第3のコンピュータ装置は、
    前記ユーザの勤務先からの診断書発行依頼があった場合に、前記労働情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記労働情報を取得する労働情報取得手段と、
    前記労働情報取得手段によって取得された前記適労働報に基づいて、前記勤務先の労働に関する法的な適否の診断書を発行する労働条件適否診断書発行手段とを備えることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の診断システム。
  14. ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置とを具備するコンピュータシステムにおいて、前記第2のコンピュータ装置を、
    前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段、
    予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段、及び、
    前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。
  15. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
    前記ユーザの支出に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる支出情報入力手段、
    前記ユーザの資産に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる資産情報入力手段、
    前記ユーザの負債に関する情報を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる負債情報入力手段、及び、
    前記支出情報入力手段によって得られた支出情報、前記資産情報入力手段によって得られた資産情報、及び、前記負債情報入力手段によって得られた負債情報に基づいて、前記ユーザの個人的な財務諸表を作成する財務諸表作成手段として機能させ、
    前記財務諸表作成手段は、前記給与明細書入力手段によって入力された前記給与明細書情報から収入情報を得ることを特徴とする、請求項14に記載の診断プログラム。
  16. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
    前記収入情報及び前記支出情報における所定の評価項目を読み込み、当該評価項目に関して、所定の基準と比較して、比較した結果に基づいて家計に関するアドバイスを作成し、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する家計アドバイス通知手段として機能させることを特徴とする、請求項15に記載の診断プログラム。
  17. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、予測情報通知手段として機能させ、
    前記予測情報通知手段は、
    前記収入情報に基づいて、今後入ってくると予想される収入を予測し、
    前記支出情報に基づいて、今後出て行くと予想される支出を予測し、
    前記収入と前記支出との差によって、前記資産情報で示されている資産の今後の増減を予測し、
    前記支出情報に借入金の返済がある場合、今後の借入金の返済額を予測して、前記負債情報で示されている負債の今後の増減を予測し、
    これらの予測によって得られた予測情報を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項15又は16に記載の診断プログラム。
  18. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、財務状況評価手段として機能させ、
    前記財務状況評価手段は、
    前記収入情報、前記支出情報、前記資産情報、及び前記負債情報において評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
    読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
    算出したポイントに基づいて、個人の財務状況を評価することを特徴とする、請求項15〜17のいずれかに記載の診断プログラム。
  19. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
    出退勤に関する労働状況を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる労働状況入力手段、及び、
    予め定められた判断項目に対して、前記労働状況入力手段によって得られた情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記労働状況が法的に適正であるか否かを判断する労働状況判断手段として機能させ、
    前記判断結果通知手段は、前記労働状況判断手段が判断した判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知することを特徴とする、請求項14〜18のいずれかに記載の診断プログラム。
  20. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、
    前記ユーザの出退勤を前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させるタイムカード手段として機能させ、
    前記労働状況入力手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記出退勤によって前記労働状況を把握し、
    前記労働状況判断手段は、前記タイムカード手段によって得られた前記労働状況と前記給与明細書から得られる労働状況とを比較して、正しい残業手当が支給されているか、又は、実際の残業時間が給与明細書に反映されているかについて判断することを特徴とする、請求項19に記載の診断プログラム。
  21. 前記第2のコンピュータ装置を、さらに、出勤状況評価手段として機能させ、
    前記出勤状況評価手段は、
    前記給与明細情報又は前記労働状況入力手段から得られる出退勤に関する労働状況において、評価対象となる評価項目の情報を読み込み、
    読み込まれた当該評価項目の情報を、予め定められたルールに従って、ポイントに換算し、
    算出したポイントに基づいて、出退勤の状況が良好であるか否かを判断して、判断結果を第1のコンピュータ装置に通知することを特徴とする、請求項19又は20に記載の診断プログラム。
  22. ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
    前記第2のコンピュータ装置は、
    前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
    予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
    記ユーザの財務に関する財務情報を管理する財務情報管理手段とを備えており、
    記財務情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記財務情報へのアクセスを可能としており、
    前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
    前記ユーザから前記第1のコンピュータ装置を介して診断書発行依頼があった場合に、前記財務情報管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記財務情報を取得する財務情報取得手段、及び、
    前記財務情報取得手段によって取得された前記財務情報に基づいて、前記ユーザの財務状況に関する診断書を発行する財務状況診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。
  23. 前記第3のコンピュータ装置を、さらに、
    前記ユーザから提供された公的書類に基づく収支情報を入力するための公的書類収支情報入力手段、及び、
    前記財務情報取得手段が取得した前記財務情報と、前記公的書類収支情報入力手段に入力された前記収支情報とを比較して、前記財務情報の信憑性を判断する信憑性判断手段として機能させ、
    前記財務状況診断書発行手段は、前記信憑性判断手段による判断結果に基づいて、前記診断書を発行することを特徴とする、請求項22に記載の診断プログラム。
  24. ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
    前記第2のコンピュータ装置は、
    前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
    予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
    記ユーザの出退勤に関する出退勤状況情報を管理する出退勤状況管理手段とを備えており、
    記出退勤状況管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による出退勤状況の判断結果へのアクセスを可能とし、
    前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
    前記ユーザからの診断書発行依頼があった場合に、前記出退勤状況管理手段にアクセスして、前記ユーザの前記出退勤状況情報を取得する出退勤状況取得手段、及び、
    前記出退勤状況取得手段によって取得された前記出退勤状況情報に基づいて、前記ユーザの出退勤状況に関する診断書を発行する出退勤状況診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。
  25. ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
    前記第2のコンピュータ装置は、
    前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
    予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
    記ユーザの給与に関する給与情報を管理する給与情報管理手段とを備えており、
    記給与情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記給与情報へのアクセスを可能とし、
    前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
    前記ユーザの勤務先が管理する第4のコンピュータ装置からの診断書発行依頼があった場合に、前記給与情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記給与情報を取得する給与情報取得手段、及び、
    前記給与情報取得手段によって取得された前記給与情報に基づいて、前記勤務先の給与に関する法的な適否の診断書を発行する給与条件適否診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。
  26. ユーザが使用する第1のコンピュータ装置と、前記第1のコンピュータ装置にネットワークを介して通信可能な第2のコンピュータ装置と、前記第2のコンピュータ装置に前記ネットワークを介して通信可能な第3のコンピュータ装置とを具備する診断システムにおいて、前記第3のコンピュータ装置を動作させるための診断プログラムであって、
    前記第2のコンピュータ装置は、
    前記ユーザが前記勤務先から入手した給与明細書の内容を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに入力させる給与明細書入力手段と、
    予め定められた判断項目に対して、前記給与明細書入力手段から得られる給与明細書情報が法的に定められた基準に適合しているか否かを判断することによって、前記給与明細情報が法的に適切であるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記適否判断手段が判断した法的な適正さの判断結果を、前記第1のコンピュータ装置を介して前記ユーザに通知する判断結果通知手段と、
    記ユーザの労働に関する労働情報を管理する労働情報管理手段とを備えており、
    前記労働情報管理手段は、前記ユーザによって、前記第3のコンピュータ装置によるアクセスが許可されているか否かを管理し、許可されている場合のみ、前記第3のコンピュータ装置による前記労働情報へのアクセスを可能とし、
    前記診断プログラムは、前記第3のコンピュータ装置を、
    前記ユーザの勤務先からの診断書発行依頼があった場合に、前記労働情報管理手段にアクセスして、所定数以上の前記ユーザの前記労働情報を取得する労働情報取得手段、及び、
    前記労働情報取得手段によって取得された前記適労働報に基づいて、前記勤務先の労働に関する法的な適否の診断書を発行する労働条件適否診断書発行手段として機能させることを特徴とする、診断プログラム。
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