JP7105401B1 - 税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム - Google Patents

税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム Download PDF

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Figure 0007105401000001
【課題】容易に納税及び社会保険料の支払いを行うことが可能な税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを提供する。
【解決手段】税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムにおいて、第1の電子通帳は、ユーザが得た収益を管理する。第2の電子通帳は、ユーザが納税に必要な納税金額を管理する。管理サーバ700は、ユーザが従事する仕事で得られる所得情報を格納する所得情報データベースと、所得情報データベースに格納された所得情報から算出されるユーザの税率情報を格納する税率情報データベースと、を有し、第1の電子通帳で管理されている収益から税率情報データベースに格納される税率情報に基づいて算出された納税分の納税金額を第2の電子通帳へ移動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、国境、年齢、障碍の有無といった様々な壁や差異に関係なく誰もが活躍することができるソーシャルネットワークサービスやインターネットを利用して仕事をしている人や他の様々な仕事をしている人が容易に納税及び社会保険料の支払いを行うことが可能な税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムである。
従来では、国税局による国税電子申告・納税システム(e-Tax)といった納税環境も整備されてきており、納税者は税務署等に出向くことなく、例えば自宅から納税申告を行うことができる。また従来通り納税者は、税務署において確定申告を行うこともできるし、市区町村においては納税時期(毎年2~3月)などに申告会場が設けられるので、この場でも確定申告を行うことができる。なお、所得税は国税であり、住民税は地方税に分類されるものであるが、税務署及び市区町村は確定申告の情報を相互に連携させており、納税者は、最寄りの税務署又は市区町村いずれか一箇所で確定申告を行えばよいようになっている。
なお、地方税や社会保険料の支払いについても同様である。
また、近年では、インターネットを利用した仕事で収益を取得する人たちが増えてきている中で、国税局からするとこういった人たちの収益を十分に把握することが現時点ではできておらず、税金の徴収が不完全な場合が多い。
そこで、特許文献1では、インターネット上でのコンテンツ取引に対して納税、徴税を自動で行うシステムが開示されている。
特開2001-344525公報
しかしながら、特許文献1の発明では、コンテンツ取引の限定した納税・徴税を自動で行うシステムであり、今般のような多種多様なインターネットを利用した仕事に対応しておらず、十分に納税・徴税を行うことが困難となっている。
本発明は係る問題に鑑みてなされたものであり、インターネットを利用した仕事に従事する人が容易に納税及び社会保険料の支払いを行うことが可能な税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、ユーザが所持するユーザ端末と、該ユーザ端末から入力される情報を管理する管理サーバと、該ユーザ端末にユーザの経費の使い方や納税について専門家からのアドバイスを送信する専門家サーバと、前記ユーザが得た収益及び納税金額を管理するための第1及び第2の電子通帳と、を含み構成される税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムであって、前記第1の電子通帳は、前記ユーザが得た収益を管理し、前記第2の電子通帳は、前記ユーザが納税に必要な納税金額を管理し、前記管理サーバは、前記ユーザが収益を得るために従事する仕事内容を登録する仕事内容データベースと、前記仕事内容に応じて認められる経費項目の情報を格納する気比情報データベースと、を有し、前記管理サーバは、前記ユーザが登録した前記仕事内容に応じて、前記ユーザが購入した物品が前記経費項目に該当するか否かを、該経費情報データベースを参照して判断するとともに、
前記管理サーバは、前記ユーザが従事する仕事で得られる所得情報を格納する所得情報データベースと、該所得情報データベースに格納された所得情報から算出されるユーザの税率情報を格納する税率情報データベースと、を有し、前記第1の電子通帳で管理されている収益から前記税率情報データベースに格納される税率情報に基づいて算出された納税分の納税金額を第2の電子通帳へ移動させることを特徴とする。
また、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、前記専門家サーバは、前記ユーザの経費の使用方法や納税について適切なアドバイスを送信するためのアドバイスデータベースを有し、該アドバイスデータベースは、前記経費の使用方法や納税についての複数のアドバイスをテキストデータで格納していることを特徴とする。
また、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、前記管理サーバは、前記ユーザが購入した物品が前記経費項目に該当しないと判断したときに、前記専門家サーバが前記ユーザ端末に対して前記購入した物品が前記経費項目に該当できるようなアドバイスをテキストデータで送信することを特徴とする。
また、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、前記税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、前記ユーザに緊急事態が発生した場合に備えて前記ユーザの代わりに緊急連絡や支払いを行う複数の代理人を登録するための緊急事態対応サーバを有し、該緊急事態対応サーバは、前記ユーザによって選択された複数の代理人の情報を格納し、前記ユーザの緊急事態発生時に前記ユーザ端末に前記複数の代理人情報を送信することを特徴とする。
さらに、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、前記緊急事態対応サーバは、前記ユーザの緊急事態発生時に前記ユーザが選択した代理人によって前記ユーザ端末の操作を許可するため代理人の認証情報を有しており、該認証情報には、代理人の指紋情報、音声情報、顔写真であることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザが仕事内容を登録することで、設定されている仕事ごとの税率及び保険料率から自動的に得られた収益から納税額分及び社会保険料の金額が引き落とされ、納税金額及び社会保険料を管理する通帳に入金されることから、煩雑な手続きを踏むことなく納税及び社会保険料の支払いを行うことができるほか、仕事内容に適した経費の計上の判断も適格に行うことが可能となる。
税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムの全体の構成を示す図である。 ユーザ端末の構成を示した図である。 ユーザの銀行取引状況を示した図である。 ユーザの銀行取引状況の詳細を示した図である。 専門家サーバの構成を示した図である。 専門家サーバの記憶部の構成を示した図である。 アドバイスデータベースの構成を示した図である。 専門家データベースの構成を示した図である。 管理サーバの構成を示した図である。 管理サーバの記憶部の構成を示した図である。 ユーザ情報データベースの構成を示した図である。 ユーザ金融データベースの構成を示した図である。 仕事分類データベースの構成を示した図である。 経費情報データベースの構成を示した図である。 ユーザ購入履歴データベースの構成を示した図である。 ユーザ所得データベースの構成を示した図である。 ユーザ税率・保険料率データベースの構成を示した図である。 緊急時対応サーバの構成を示した図である。 代理人データベースの構成を示した図である。 ユーザの個人情報を登録するための流れを説明するためのフローチャートである。 ユーザの個人情報を登録するための登録フォームの一例を示した図である。 ユーザが使用している登録サイトを登録するための登録フォームの一例を示した図である。 ユーザの振込先口座の情報を登録するための登録フォームの一例を示した図である。 ユーザが利用する電子決済サービスの情報を登録するための登録フォームの一例を示した図である。 ユーザの仕事内容を登録するための登録フォームの一例を示した図である。 ユーザの仕事内容を登録するための登録フォームの一例を示した図である。 ユーザの仕事上でのパートナーを登録するための登録フォームの一例を示した図である。 代理人を登録するための登録フォームの一例を示した図である。 経費仕訳の流れを示すフローチャートである。 経費仕訳の流れを示すフローチャートである。 購入履歴の一覧を示した図であり、 購入履歴の中でアラート報知がされている状態を示した図である。 専門家サーバからのアドバイスがユーザ端末に表示される例を示した図である。 ユーザ端末に表示されるスケジュール管理表を示した図である。 スケジュール管理表に入力される項目が経費に計上が可能かを判定するフローチャートである。 ユーザの年間の仕事の収益をグラフ化したものである。 納税分の自動引き落としを示す概略図である。 緊急事態の対応を示すフローチャートである。 ユーザ端末に表示される緊急連絡先の一覧を示した図である。
次に、図面を参照して本実施形態に係る税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムについて説明する。
図1は、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムの全体の構成を示す図であり、図2は、ユーザ端末の構成を示した図であり、図3は、ユーザの銀行取引状況を示した図であり、図4は、ユーザの銀行取引状況の詳細を示した図であり、図5は、専門家サーバの構成を示した図であり、図6は、専門家サーバの記憶部の構成を示した図であり、図7は、アドバイスデータベースの構成を示した図であり、図8は、専門家データベースの構成を示した図であり、図9は、管理サーバの構成を示した図であり、図10は、管理サーバの記憶部の構成を示した図であり、図11は、ユーザ情報データベースの構成を示した図であり、図12は、ユーザ金融データベースの構成を示した図であり、図13は、仕事分類データベースの構成を示した図であり、図14は、経費情報データベースの構成を示した図であり、図15は、ユーザ購入履歴データベースの構成を示した図であり、図16は、ユーザ所得データベースの構成を示した図であり、図17は、ユーザ税率・保険料率データベースの構成を示した図であり、図18は、緊急時対応サーバの構成を示した図であり、図19は、代理人データベースの構成を示した図である。
図1に示すように、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、複数のユーザ端末100と、ユーザが登録しているSNSなどの登録サイト200と、銀行サーバ(通常用)300と、銀行サーバ(納税用)400と、専門家サーバ500と、専門家端末600と、管理サーバ700と、緊急時対応サーバ800と、がインターネット1を介して相互に接続されている。
<ユーザ端末100>
ユーザ端末100は、SNS(Social Networking Service)を利用して動画配信するユーザやECサイトで物販取引するユーザ、アルバイトで収入があるユーザなどが所持する端末であって、例えば、パーソナルコンピュータや、スマートフォン、タブレット端末等の情報処理端末である。
図2に示すように、制御部101と、表示部102と、操作部103と、スピーカー104と、マイク105と、カメラ106と、記憶部107と、通信部108とから構成されている。
制御部101は、例えばCPUやマイクロプロセッサ、DSP等でありユーザ端末100の全体の動作を制御する。
表示部102は、モニタや画像を表示し操作を受け付け可能なタッチパネルディスプレイなどであり、操作部103と兼用することも可能である。
操作部103は、キーボードやマウスなど入力装置であり、スピーカ104とマイク105は、音の入出力するための装置である。カメラ106は、被写体を撮像するためのものである。
記憶部107は、例えば、RAMやDRAM等で構成されており、制御部101による各種プログラムに基づく処理の実行時のワークエリア等として用いられる。また、記憶部107の一部は、例えばROM等の不揮発性メモリ、またはHDDであり、画像等の各種データ及び制御部101の処理に利用されるプログラム等を保存する。
記憶部107に記憶されるプログラムは、例えば、ユーザ端末100の基本的な機能を実現するためのOS、各種ハードウェア制御するためのドライバ、電子メールやウェブブラウジング、動画再生、その他各種機能を実現するためのプログラム等である。
通信部108は、例えば、例えばNIC(Network Interface Controller)であり、インターネット1に接続する機能を有する。
なお、通信部108は、NICに代えて又はNICと共に、無線LAN(Local Area Network)に接続する機能、無線WAN(Wide Area Network)に接続する機能、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離の無線通信、及び赤外線通信等を可能とする機能を有してもよい。
<登録サイト200>
登録サイト200は、ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)や動画共有サービス、ECサイトサービス、オークションサービス、フリーマーケットサービスなどといったサービスをユーザが利用するために登録するサイト群である。
例としては、Facebook(登録商標)、LINE(登録商標)、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)等のSNSサイトやYoutube(登録商標)のような動画共有サイト、ネットオークションを行うことが可能なオークションサイト、様々な物品を出品できるフリーマーケットサイトがある。
<銀行サーバ(通常用)300>
銀行サーバ(通常用)300は、ユーザ(個人)や法人(個人が法人化した場合も含む)が口座を開設した口座情報を格納するものであり、動画配信や物販取引での収益や給料の入金、引き出し、振込など一般的な銀行取引を行うためのサーバであり、構成については省略する。
個人事業主であるユーザが収益の増加に伴い、法人化した場合には新たな口座を開設することも可能である。
なお、ユーザは、ユーザ端末100から銀行サーバ(通常用)300にアクセスすることで、図3に示すようなユーザの銀行取引状況を確認することが可能である。
図示するように、ユーザの銀行取引状況(出金及び入金)がユーザ端末100に表示され、収益の入金や税金の自動引き落とし、現金の引き落としや電子決済処理による出金が表示されている。
特に、電子決済処理による出金については、図示する「OK」ボタンを押下することで、詳細(領収書・明細書など)を閲覧することが可能である。
図4に示すように、2021年7月3日にユーザが電子決済を利用して買い物した詳細が表示され、店名や購入した物品名、消費税、合計金額、経費として認められるか及び予想経費残高が表示される。
なお、領収書・明細書等の電子取引情報データは、電子帳簿保存法により国税庁が管理する大元サーバに3年間保存される。
<銀行サーバ(納税用)400>
銀行サーバ(納税用)400は、銀行サーバ(通常用)300のような一般的な銀行取引を行うサーバとは異なり、銀行サーバ(通常用)300に動画配信や物販取引での収益や給料から納税分の金額を引いた納税金額(国税や地方税)の他に社会保険料などを管理するサーバである。上記と同様に、個人事業主であるユーザが収益の増加に伴い、法人化した場合には新たな口座を開設することも可能である。
ユーザ(個人)や法人による動画配信や物販取引での収益やアルバイトの給料が、まずは銀行サーバ(通常用)300へ入金されるが同時に、入金された金額から所定の税率分(年間予測収入に応じた税率)の金額が銀行サーバ(納税用)へ自動引き落としされる。
<専門家サーバ500>
専門家サーバ500は、ユーザなどが使用する経費の相談や節税対策に対して適切なアドバイスを送信したり、優遇制度を提案したりする(具体的な内容については後述する)。また、ユーザの税の相談に対して直接、対応可能な専門家(税理士や公認会計士など)の情報を格納したり、ユーザと専門家とでチャットや音声通話でのやり取り(有料相談もあり)を可能にしたりする。
図5に示すように、専門家サーバ500は、制御部501と、操作部502と、表示部503と、記憶部504と、通信部505とから構成されている。
記憶部504以外の構成要素については、ユーザ端末100と同様であることから説明は省略する。
なお、専門家サーバ500は、人工知能AI(Artificial Intelligence)を搭載することで自動的にユーザに適切なアドバイスを送信することも可能となるほか、ユーザに対してアドバイスの送信や優遇制度の提案を繰り返すことで、様々な税金などの相談事例の情報を学習することが可能となる。このため、ユーザからの様々な相談事例に対処可能なアドバイスを自動で生成したり提案したりすることが可能となる。
また、例えば、ユーザがどのような専門家とのマッチングを所望しているかを事前に登録しておくことで人工知能AIが最適な専門家とのマッチングを実現することも可能であり、ユーザの仕事内容な経費の使用内容に応じて自動でユーザに対して最適な専門家をマッチングさせることも可能である。
記憶部504は図6に示すように、アドバイスデータベース504aと、専門家データベース504bと有しており、アドバイスデータベース504aは、ユーザの経費の使用内容や税の相談に対して適切なアドバイスとなるテキストデータを格納している。
図7に示すように、経費に関するアドバイスの例としては、「その項目は経費として認められません。」、「仕事内容を追加すると経費として認められます。」、「使用できる経費をオーバーしています。」といったようなテキストデータであり、同様に税金に関するアドバイスの例としては、「白色申告から青色申告に変更したほうがいいですよ」、「優遇制度を利用することができます」、「医療費として計上することが可能です」といったようなテキストデータであり、アドバイスは随時、追加又は削除が可能である。
このテキストデータは、ユーザの経費が計上可能かどうかを判断したときに、計上が不可である場合や仕事内容を追加することで認められる場合にユーザ端末100へ送信される。
専門家情報データベース504bは、ユーザなどと直接、経費や税金の相談の対応を行う専門家の情報を格納している。専門家とは、現役を引退した税理士や民間の税金等の資格を有する人たちであって、各自が有する専門家端末600から情報を専門家サーバ500へ送信することで専門家情報データベース504bに登録が可能となる。
専門家情報データベース504bが格納する情報は、図8に示すように、専門家の氏名、性別、年齢、住所、メールアドレス、経歴、性格、得意分野、有料相談(金額を表示してもよい)である。
このデータベースに登録する情報から専門家サーバ500は、ユーザが所望する相談内容に対して経歴や得意分野から対応可能な専門家を自動でマッチングさせたり、ユーザと性格が合うと思われる専門家を自動でマッチングさせたり、ユーザが所望する金額内で対応してくれる専門家を自動でマッチングさせたりすることも可能である。
<管理サーバ700>
管理サーバ700は、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用するユーザの情報や専門家情報などを格納するためのものであり、図9に示すように、制御部701と、操作部702と、表示部703と、記憶部704と、通信部705とから構成されている。
記憶部704は複数のデータベースを有しており、図10に示すようにユーザ情報を格納するユーザ情報データベース704aと、ユーザが開設している銀行口座情報及び所持するクレジットカード情報または利用するオンライン電子決済情報を格納するユーザ金融データベース704bと、ユーザが行っている仕事の分類情報を格納する仕事分類データベース704cと、仕事の分類に応じて経費対象となる項目を格納した経費情報データベース704dと、ユーザの物品などの購入履歴情報を格納したユーザ購入履歴データベース704eと、ユーザの所得及び経費の情報を格納したユーザ所得データベース704fと、ユーザの仕事内容や所得によって算出された税率の情報及び保険料率の情報を格納したユーザ税率・保険料率情報データベース704gと、スケジュールデータベース704hとを有している。
ユーザ情報データベース704aは、図11に示すように、ユーザの個人情報を格納しており、ユーザの個人情報として、氏名、性別、年齢、住所、電話番号、メールアドレス、パスワード、顔写真、健康保健証やマイナンバーカードの個人番号である。
これらの項目は互いに関連付けられてユーザ情報データベース704aに格納されており、ユーザは税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用する際に、ユーザ端末100を利用して各項目に該当する情報を管理サーバ700へ登録する。
ユーザ金融情報データベース704bは、ユーザが保有する取引銀行の口座情報及び利用している電子決済情報を格納している。ここで登録される取引銀行の口座情報は、ユーザが保有する全ての口座情報であり、電子決済情報についてもユーザが利用している全ての電子決済を示す。
図12に示すように、ユーザAが2つの口座情報を保有している場合には、2つの口座情報(取引銀行名、支店名、口座情報)を格納する。また、ユーザAが電子決済も利用している場合には、電子決済の種類、会社名、電子決済番号、名義人、有効期限、支払い回数である。
なお、電子決済については、電子決済の種類に応じて登録する項目がそれぞれ異なってもよい。
電子決済の種類としては、クレジットカード決済、電子決済アプリを利用した電子決済、電子マネーを利用した電子決済などがある。
クレジットカード決済は、クレジットカード会社が発行するカードで決済した場合を示し、電子決済アプリとは、電子決済用のアプリケーションを運用している会社のアプリケーションを利用した電子決済や、携帯電話会社によるいわゆるキャリア決済用のアプリケーションなどを示す。さらに、交通系ICカードを利用した電子決済といったように、本実施形態では、全ての電子決済を含むこととする。
仕事分類データベース704cは、ユーザの仕事内容を情報として格納するものであり税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用する場合に、ユーザによる登録が必要となる。
図13に示すように、仕事分類データベース704cには、SNSを使用して仕事している人の場合については、氏名、使用しているSNS、仕事内容、分類の項目、パートナーの有無から構成されており、SNSを使用せず仕事している人の場合では、氏名、仕事内容、分類の項目から構成されており、ユーザは、自身のユーザ端末100を利用して各項目の内容を登録する。
例えば、SNSを使用して仕事しているAさんは「〇〇〇」というSNSを利用して動物系の動画配信を行うことで収入を得ている場合には、使用しているSNSの項目に「〇〇〇」を、仕事内容を「動画配信」、どのような分類かについては「動物系」と登録する。
また、動画配信を複数人のパートナーで行っている場合にはパートナーが有りとする。
また、同様にBさんのように、例えば、「◇◇◇」というSNSを利用して飲食関係の商品PRすることで収入を得ている場合には、使用しているSNSの項目に「◇◇◇」を、仕事内容を「宣伝活動」、分類を「飲食系」として登録する。Bさんの場合、単独で仕事を行っていることからパートナーは無しとなる。
さらに、SNSを使用せず仕事をしているCさんのように、アルバイトで収入を得ている人は、仕事内容の項目に「アルバイト」、分類に「ファーストフード」と登録し、Dさんのように、居酒屋でアルバイトしている人は、仕事内容の項目に「アルバイト」、分類に「居酒屋」と登録する。
経費情報データベース704dは、仕事内容に応じて経費対象となる項目と減価償却を格納したデータベースである。図14に示す一例は、ユーザが個人として仕事した場合の仕事内容及びユーザが法人を設立した場合の仕事内容を想定したもの、仕事内容に応じて認められる減価償却の一覧である。
まず、ユーザの個人としての仕事内容が「動画配信」で分類が「動物系」とあり、この仕事内容と分類ではパソコンやスマートフォン、カメラなどの撮影機材及びペットに関連するグッズが経費対象となる。
また、ユーザの個人としての仕事内容が「宣伝活動」で分類が「飲食系」の場合、パソコンやスマートフォン、カメラなどの撮影機材に加え、交通費や飲食費が経費対象となる。
さらに、ユーザが法人を設立したときの仕事内容が「宣伝活動」で分類が「飲食系」の場合についても上記と同様となる。
減価償却についても仕事内容と分類に応じて認められる物品が決まっており、物品名、目的、金額、支払い年数が表示されている。
また、消耗品雑費や在庫管理(棚卸)といった勘定項目についてもこのデータベースに格納してもよい。
また、SNSなどで話題のスイーツなどを宣伝する活動を行う仕事の場合、仕事内容は「宣伝活動」、分類としては「飲食系」であり、この仕事内容と分類で認められる経費対象項目は、パソコンやスマートフォンのほかに、カメラなどの撮影機材や飲食費、交通費が経費対象となる。
図14に示すのはあくまで一例であり、様々の仕事内容に応じた複数の分類があり、これにともない経費対象となる項目も様々となる。
また、経費対象項目については、随時、この税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを運営する運営側が追加及び削除することも可能である。
ユーザ購入履歴データベース704eには、ユーザが実際に電子決済を利用して購入した物品等の購入履歴情報が登録されている。図15に示すように、購入履歴情報は、日付、店名、購入した物品の内容、購入した金額、購入した物品の項目、物品が経費として認められるかの合否判定、使用できる経費の残高とから構成されている。
ユーザが電子決済を利用して物品等を購入すると、例えば、物品等の付されたICタグに格納される商品情報(商品名や商品分類など)とともに電子決済を管理するサーバ(図示せず)から電子決済した購入履歴情報が銀行サーバ(通常用)300と管理サーバ700へ送信され、管理サーバ700は受信した購入履歴情報をユーザ購入履歴データベース704eに格納する。
この購入履歴情報から領収書や明細書を発行することが可能であり、経費の計算も可能となる。
また、ユーザの仕事内容から経費情報データベース704dを参照することで購入した物品が経費に該当するかの判定を格納することが可能であり、また、使用できる経費の残高についても格納することが可能である。
ユーザ所得データベース704fは、ユーザごとの仕事で得られた所得と、所得から計算されるユーザが使用できる経費の金額と、経費残高、ユーザの通帳残高を情報として格納するデータベースである。
図16には、ユーザが動物系の動画配信で得られる収益と、この収益から計算される使用できる経費の金額が示される。
図示するように、動画配信によって得られる収益が、ユーザが登録している登録サイトから毎月、配信数に応じた金額が入金されるとこのデータベース704fに登録される。また、入金された金額に応じた使用できる経費の金額が計算され、すでに使用している経費分を引いた経費残高、通帳残高が表示される。
ユーザ税率(国税・地方税)・保険料率(社会保険料)情報データベース704gは、ユーザの年間予想収入ごとに設定された税率情報(国税・地方税)及び保険料率(社会保険料)を格納しており、図17に示すように、税率情報及び保険料率はユーザごとの年間予想収入、税率(国税・地方税)、保険料率(社会保険料)から構成されている。
スケジュールデータベース704hは、ユーザごとのスケジュール管理情報を格納したものであり、ユーザが立てた仕事のスケジュールや買い物などのスケジュールを管理している。
<緊急時対応サーバ800>
緊急時対応サーバ800は、ユーザが緊急時(病気やけがなど)により緊急連絡(110番もしくは119番)を行えないときに対応するものであり、具体的には、ユーザが予め登録した複数の代理人にユーザが緊急である旨の通知を行うことで、通知を受けた代理人がユーザの代わりに緊急連絡を行う。
そこで、緊急時対応サーバ800は、図18に示すように、制御部801と、操作部802と、表示部803と、記憶部804と、通信部805とから構成されている。
なお、記憶部804の構成はユーザ端末100と同様であることから説明は省略する。
記憶部804は、代理人データベース804aを有している。この代理人データベース804aは、図19に示すように、ユーザAが選任した5人(10人まで登録が可能)の代理人の氏名、ふりがな、性別、年齢、電話番号、メールアドレス、続柄、認証情報(顔認証、音声認証、指紋認証)がデータとして格納している。
また、代理人がユーザに代わってユーザ端末100を操作する事態もあることから、ユーザ端末100の第三者による不正な操作を防止するために、ユーザの緊急事態発生時にのみ代理人が操作可能とするために、代理人の認証情報として指紋情報や音声情報、顔認証用の顔写真の全てもしくはいずれかを格納している。
次に、本実施形態に係る税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムの利用方法について説明する。
税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムの利用方法は5つの段階で構成される。
・ユーザ情報の登録
・経費の仕訳
・スケジュール管理
・収益などから納税分の自動引き落とし
・緊急時の対応
<ユーザ情報の登録>
(1)個人情報の登録
次に、ユーザによる管理サーバへの登録方法について説明する。
上記したようにユーザは、税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用する場合には管理サーバへ個人情報等を登録する必要があり、その登録方法を図20~28を参照して説明する。
図20は、ユーザの個人情報を登録するための流れを説明するためのフローチャートであり、図21は、ユーザの個人情報を登録するための登録フォームの一例を示した図であり、図22は、ユーザが使用している登録サイトを登録するための登録フォームの一例を示した図であり、図23は、ユーザの振込先口座の情報を登録するための登録フォームの一例を示した図であり、図24は、ユーザが利用する電子決済サービスの情報を登録するための登録フォームの一例を示した図であり、図25及び図26は、ユーザの仕事内容を登録するための登録フォームの一例を示した図であり、図27は、ユーザの仕事上でのパートナーを登録するための登録フォームの一例を示した図であり、図28は、代理人を登録するための登録フォームの一例を示した図である。
まず、登録しようとするユーザは、自身のユーザ端末100を操作して管理サーバ700に対して登録の要求を行う(ステップS100)。そして、ユーザ端末100は、管理サーバ700に対して登録フォームの要求を送信する(ステップS101)。
管理サーバ700は、ユーザ端末100から登録フォームの要求を受信すると(ステップS102)、ユーザ登録に必要な登録フォームをユーザ端末100に送信する(ステップS103)。
登録フォームを受信したユーザ端末100の表示部102には、図21に示すような登録フォームが表示される。
まず、図21に示す登録フォームには、氏名、メールアドレス、パスワード、郵便番号、住所、電話番号、生年月日、性別、本人確認書類の項目欄が設定されており、ユーザはユーザ端末100を操作して各項目を入力していく。本人確認書類については、運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証のいずれかを選択し、さらに、優遇措置の利用において「節税・優遇税制自動申請登録を利用するか否かを選択(ON/OFF)するとともに、事前にいずれかを写真撮影した画像を登録フォームと一緒に管理サーバ700へ送信する。
次の登録フォームとして図22に示すように、ユーザが使用しているSNSを登録する画面がユーザ端末100の表示部102に表示される。
図22(a)に示す表示画面の項目欄にユーザは使用している登録サイトの名称を直接入力するか、プルダウンメニューから登録サイト一覧が表示され(図22(b))、該当する登録サイトの項目にユーザ自身が登録サイトに登録しているIDやユーザ名などを入力する。
また、次の登録フォームとして図23に示すように、ユーザが取引を行っている金融機関を登録する画面がユーザ端末100の表示部103に表示される。
図示するように、金融機関名、支店名、口座種類、口座番号、受取人氏名を入力する項目欄が表示され、ユーザはユーザ端末100を操作して各項目に必要事項を入力する。
また、図24に示す登録フォームでは、ユーザが利用する電子決済サービスを登録する。登録する内容は、利用する電子決済の種類、氏名、ユーザID、パスワードである。
なお、ここで示す登録内容は一例であり他の項目の追加があってもよい。
ユーザは登録フォームのすべての項目に対して入力を終えると(ステップS104)、管理サーバ600へ入力済の登録フォームを送信する(ステップS105)。管理サーバ600は、受信した入力済の登録フォームから個人情報をユーザ情報データベース704aに格納する(ステップS106)
(2)仕事内容の登録
次に、ユーザの仕事内容の登録について説明する。
ユーザは、ユーザ端末100を操作して管理サーバ700から上記と同様に仕事内容を登録するための登録フォームを要求する。
管理サーバ700から送信された登録フォームは、図25(a)に示すように、仕事内容及びパートナーの有無を登録するための画面がユーザ端末100の表示部102に表示される。ユーザは、自身が登録サイトに登録して仕事している場合には、上部の項目欄に登録サイト名である「サイト1」を入力する。
次に、サイト1での仕事の具体的な内容を選択する。
図25(b)に示すように、サイト1に関するジャンルが複数表示される。ユーザは、サイト1で利用した仕事のジャンルを選択する。ここでは、ユーザは、サイト1を利用してペットや動物の動画を配信する仕事をしていることから、「ペット・動物」のジャンルを選択する。
なお、ユーザがしている仕事のジャンルが表示されていない場合には、直接入力できるようにしてもよい。
そして、仕事内容を選択するとユーザ端末100から管理サーバ700へ入力した登録フォームを送信して管理サーバ700の仕事分類データベース704cに登録される。
一方、登録サイトに登録していないユーザの場合は、図26(a)に示す登録フォームで、下部のSNS以外での仕事の項目欄にユーザがしている仕事内容を入力する。例えば、ユーザによって「アルバイト」が入力されると、次に、図26(b)に示すようなアルバイトのジャンルを選択する。ユーザがファーストフードのアルバイトをしている場合にはジャンルの中から「ファーストフード」を選択する。
なお、ユーザがアルバイトしているジャンルが図26(b)に表示されない場合には、直接入力するようにしてもよい。
<パートナーの登録について>
次に、上記の登録フォームでパートナーの有無を選択するときに、パートナーが有りと選択した場合、パートナーの仕事内容の登録を行う。
図27(a)に示すように、パートナーの仕事内容を登録する。
同様に、パートナーが使用しているサイトと仕事内容を登録し、次に、仕事の配分率と受取額の配分率を入力する。
図27(b)に示すように、パートナーの氏名を入力するとともに、仕事及び受取額の配分率を入力する。配分率は、例として「60/40」、「6/4」といったような数値を入力する。
<代理人の登録について>
次に、代理人の登録について説明する。
ここで代理人とは、ユーザに緊急事態(病気やけがなど)が発生した場合に、ユーザの代理で緊急通報をしたり、入院先の病院から連絡を受けたり、通帳の凍結防止を担うための役割を有する。
ユーザは、管理サーバ700から取得した登録フォームから代理人の登録を行う。ユーザは、ユーザ端末100を利用して、代理人に関する情報を入力して緊急時対応サーバ800に送信する。緊急時対応サーバ800は、受信した代理人に関する情報を代理人データベース804aに格納する。
ユーザがユーザ端末100に入力する情報は、図28に示すように、代理人の氏名、ふりがな、性別、年齢、電話番号、メールアドレス、続柄、認証情報(顔認証、音声認証、指紋認証)であり、ユーザごとに複数の代理人(1~10名まで登録が可能)の登録を行う。
認証情報の登録については、従来の技術を利用した方法でユーザ端末100から登録が可能であり、顔認証であればユーザ端末100のカメラ106を利用しての顔写真を撮影し、音声認証は、ユーザ端末100のマイク105から音声を入力し、指紋認証については表示部102に特定の指を押圧することで指紋を登録することが可能である。
<経費の仕訳>
次に、経費仕訳について図29~図33を参照して説明する。
図29及び図30は、経費仕訳の流れを示すフローチャートであり、図31は、購入履歴の一覧を示した図であり、図32は、購入履歴の中でアラート報知がされている状態を示した図であり、図33は、専門家サーバからのアドバイスがユーザ端末に表示される例を示した図である。
(1)管理サーバによる経費仕訳
まず、ユーザが飼育しているペットの動画を配信して収益を得ていることを前提で経費仕訳の流れについて説明する。
上記したように、ユーザが管理サーバ700に自身の仕事内容を動物系の動画配信として登録している。ユーザが店舗やインターネットで電子決済を利用して物品を購入すると、電子決済処理ごとに購入情報が管理サーバ700へ送信される。
なお、後述するが、ユーザがスケジュールに物品などの購入予定(物品名や金額)を入力した時点で購入予定情報として管理サーバ700へ送信されるようにしてもよい。
管理サーバ700は、購入情報を受信すると(ステップS200)、受信した購入情報をユーザ購入履歴データベース704eに格納する(ステップS201)。購入情報は、物品を購入した日付、購入した物品名、金額、購入した店舗から構成されている。
図31に示すようにユーザは、5月7日と5月9日に撮影などに関連する機材を購入しており、5月10にペット関連のグッズ(餌、ゲージなど)の他に、ユーザ自身の食料(野菜や調味料、肉、飲料水)も同時に購入している。また、5月13日には交通費(赤坂⇔汐留)も購入している。
このように、ユーザが購入した物品などは全て管理サーバ700のユーザ購入履歴データベース704eに全て登録され、ユーザはユーザ端末100を利用して購入履歴を確認することが可能となる。
次に、ユーザによって購入した物品が経費に該当するかの判断の依頼をユーザ端末100から管理サーバ700が受け付けると、依頼してきたユーザの仕事内容を基に購入情報に含まれる物品が経費に該当するかを判断する(ステップS202)。
管理サーバ700は、まず、仕事分類データベース704cを参照してユーザの仕事内容を特定する。ユーザの仕事内容が(動物系の動画配信)特定されると、次に、特定した仕事内容に基づいて経費情報データベース704dを参照して、仕事内容に応じた経費項目を特定する。
管理サーバ700は、この経費項目と購入情報とを比較する。購入情報に経費項目以外の購入情報が含まれていると図32に示すように、ユーザ端末100に表示されるように経費に該当しない項目部分についてユーザにアラート報知するような表示になる(図の網掛け部分)(ステップ202/NO)。
次に、経費に該当しない購入情報のうち他の仕事内容では経費など(雑費もしくは減価償却も含む)に該当する購入情報があるかを判断する(ステップS203)。管理サーバ700は、経費情報データベース704dを参照して経費に該当しない購入情報が他の仕事内容の経費対象項目に含まれているかを検索する。例として、経費に該当しない購入情報の中で交通費(赤坂⇔汐留)が「宣伝活動」の経費対象項目に含まれていることから(ステップS203/YES)、管理サーバ700は、専門家サーバ600に対して購入情報が他の仕事内容に含まれている情報を送信する。
専門家サーバ600は、受信した情報に基づきアドバイスデータベース604bからユーザへ送信する最適なアドバイスを自動で選択する。ここでは、受信した情報に基づき、「他の仕事内容を追加すると経費として認められます」というアドバイスを選択し、ユーザ端末100へ自動で送信する(ステップS204)。そして、図33に示すように、ユーザ端末100に受信したアドバイスが表示され、ユーザはこのアドバイスをもとに新たな仕事の内容を追加し、経費として登録することができる(ステップS206)。
また、経費に該当しない購入情報が他の仕事内容にも含まれていない場合(ステップS203/NO)、管理サーバ700は、他の仕事内容にも含まれていない情報を専門家サーバ600に送信し、専門家サーバ600は、受信した情報からアドバイスデータベース604bを参照して「経費として認められません」といったアドバイスをユーザ端末100へ送信する(ステップS205)。
このように、ユーザが電子決済を利用して物品等を購入すると、購入情報が管理サーバ700で管理されると同時に、購入した物品等のうち経費に該当すると判断されたものについては自動で経費に計上することが可能である。また、ユーザが現在登録している仕事内容では経費として認められない物品等であっても、他の仕事内容では経費として認められる物品等である場合には、専門家サーバ500が仕事内容の追加のアドバイスを提供することも可能である。
そして、図31に示すように、上記の経費の自動仕訳によって購入した物品等の経費の合否判定を情報として表示することが可能となる。
また、収益が上がることでユーザが個人事業主から会社を起業した場合には、経費や税金などの相談を直接、税理士や会計士などの専門家に相談することも可能である。
この場合、専門家データベース604bに登録している専門家であり、この専門家が使用する専門家端末600を介してチャットや音声通話で相談することが可能である。
さらに、管理サーバ700がAI(人工知能)を搭載してもよく、例えば、上記のような経費の仕訳処理を繰り返すことで、ユーザが購入した様々な物品等(購入予定の物品等も含む)の種類や分類を学習したり、物品がどの仕事内容の経費対象項目に該当するかの判断を学習したりすることが可能となる。また、本実施形態のシステムに登録するユーザ数が増加することでより多くのデータを収集することが可能となる。
これにより、あらゆる物品等が経費対象項目に該当するかの判断を行うことができるほか、仕事内容に割り当てられる経費対象項目が自動で増加させることも可能となる。
<スケジュール管理について>
次に、ユーザのスケジュール管理について説明する。
ユーザは、ユーザ端末100を利用して仕事のスケジュールや使用した経費の管理を行う。
図34は、ユーザ端末100に表示されるスケジュール管理表を示した図である。
ユーザごとのスケジュール管理表は、管理サーバ700の記憶部704のスケジュールデータベース704hに格納されており、ユーザは、ユーザ端末100を操作して表示部102にスケジュール管理表を表示させる。
ユーザ端末100の表示部102には、スケジュール管理表の一例として、ユーザの一週間のスケジュールが表示される。
この例で見ると、ユーザは月曜の7時~13時でライブ中継を行い、16時~19時で買い物の予定を入れている。また、木曜日の7時~13時でライブ中継を行い、土曜日の10時~13で買い物の予定を入れている。
ここで、ユーザは、ライブ中継の予定を入れる際にライブ中継の内容を詳細に書き込むことが可能であり、図示するように、表示部102に表示されるスケジュール管理表の「ライブ中継」の部分をタップすると、吹出表示部分が出現してこの部分にライブ中継の詳細な内容を書き込むことができる。
また、同様に買い物の予定についても詳細を吹出表示部分に書き込むことが可能である。
買い物の場合、事前に何を購入するかの予定を書き込む場合と、すでに購入した物品や金額などを書き込む場合とがある。
前者の場合、ユーザは、ユーザ端末100を操作して買い物をする日時に店名と、購入する物品名、金額を入力する。後者の場合、ユーザが直接入力することも可能であるが、管理サーバ700の記憶部704が有するユーザ購入履歴データベース704eに格納される購入履歴情報に基づいて買い物の記録をスケジュール管理表の該当する日時に反映させて表示させることも可能である。
さらに、このスケジュール管理表から、これから購入する物品が経費として計上可能かどうかの判定を行うことができる。
図35は、スケジュール管理表に入力される項目が経費に計上が可能かを判定するフローチャートである。
まず、ユーザのユーザ端末100の操作によってスケジュール管理表に「買い物」の予定が入力されたかを判断する(ステップS300)。「買い物」の予定が入力されていない場合はそのまま待機状態とし(ステップS300/NO)、図35に示すように月曜日の16時~19時までの間に「買い物」の予定が入力された場合(ステップS300/YES)、次に、入力された「買い物」の予定に購入予定の物品と金額が入力されたかを判断する(ステップS301)。なお、ユーザ端末100から「買い物」の予定が入力されると、管理サーバ700のスケジュールデータベース704hのスケジュール管理情報を更新する。
購入予定の物品及び金額が入力されず、単に「買い物」の予定のみの入力の場合は(ステップS301/NO)、そのまま待機状態となる。
また、購入予定の物品及び金額が入力されると(ステップS301/YES)、スケジュールデータベース704hのスケジュール管理情報を更新するとともに、次に、入力された物品が経費に該当するかどうかを判断する(ステップS302)。
経費に該当するかの判断は、管理サーバ700の記憶部704が有する経費情報データベース704dに格納された経費情報に基づく。図34に示すように、月曜日の予定に入力された買い物では「ペット用品 ¥3800」となっており、ユーザの仕事内容を参照して「ペット用品」は経費対象項目に該当すると判断する(ステップS302/YES)。一方、入力された購入予定の物品が経費対象項目に該当しない場合は(ステップS302/NO)、購入予定の物品は経費に計上せず終了となる。
次に、入力された物品の金額が使用できる経費内に収まっているかを判断する(ステップS303)。管理サーバ700の記憶部704が有するユーザ所得データベース704fを参照し、経費残高から入力された金額が経費内に収まる場合には(ステップS303)、その旨の通知をユーザ端末100へ送信する。
一方、入力された物品の金額が使用できる経費内に収まらない場合(ステップS303/NO)、例として、図34の土曜日に入力された買い物の予定では、「撮影機材 ¥50000」となっている。上記したように、ユーザ所得データベース704fを参照し、入力された金額が経費残高に収まるかを判断し、この場合、図16に示すように経費残高が15000円であることから、入力された金額(¥50000)は経費残高を超えていることをユーザに通知する。
ユーザへの通知方法は、スケジュール管理表に入力された買い物の予定の吹出表示部分にアラート通知として赤色に点滅させるような表示をする(ステップS304)。
なお、アラート通知された買い物の予定については、専門家サーバ600から送信されるアドバイスに従ってユーザ自身の仕事の内容を追加したり、他の経費を削減したりすることでアラート通知を解除することが可能となる。
上記のスケジュール管理では、ユーザがユーザ端末100を操作してスケジュールの入力を行っていたが、例えば、管理サーバ700のユーザ購入履歴データベース704eに格納される購入履歴情報をスケジュール管理表に反映させることで、ユーザが買い物についての予定を入力することなく、実施済の予定としてスケジュール管理を行うことも可能である。
次に、スケジュール管理のもう一つの機能として月ごとや年間の仕事の実績をグラフにして視覚化することにより、ユーザが見直すことができる機能がある。
図36は、ユーザの年間の仕事の収益をグラフ化したものである。
図示するように、ユーザは、サイト1とサイト2に登録して動画配信の仕事をして収益を得ているが、収益が上がっているときと落ち込んでいるときがある。ユーザは、落ち込んでいるときのグラフ線をチェックすると、そのときに実施した動画配信のスケジュール管理表を見ることができる。
このグラフは、上記したスケジュール管理表とリンクしており、ユーザは気になる月(週でもよい)の収益の状況からその時に実施した仕事の内容をチェックすることで、自身で仕事の内容を見直したり、グラフ上部に表示される「今後の方向性」、「現状のアドバイス」、「相談室」を選択することで、専門家サーバ600から適切なアドバイスを受けることが可能となる。
<収益などから納税分の自動引き落とし>
次に、ユーザの収益から自動で納税分の金額が引き落としされる仕組みについて説明する。
図37は納税分の自動引き落としを示す概略図である。
(1)ユーザの動画配信による収益の入金
上記したように、ユーザは、ペットの動画を配信することで再生数に応じた収益や、ユーザのファンからのオンライン送金で得られた収益が登録サイトからユーザが管理サーバ700に登録してある口座(通常用)に入金される。
このとき、登録サイトから口座(通常用)に入金される金額は、一定の税率の源泉税が控除された金額である。
なお、基本的にユーザの年間予想収入が103万円(もしくは130万円)以下である場合や、勤労学生控除の対象となるユーザの場合、源泉税はかからないが、1カ月の所得が8万8000円以上の場合は、源泉税が徴収される。しかし、トータルで年間の所得が103万円(もしくは130万円)以下となる場合には、自動で払い過ぎた分の源泉税は口座(税金用)に戻る仕組みとなる。
(2)納税分の引き落とし
銀行サーバ(通常用)300は、登録サイト200からのユーザの電子通帳に入金があると、管理サーバ700に対してユーザの年間予想収入に応じた税率情報の取得を要求する。管理サーバ700は税率情報の取得要求を受信すると、記憶部704のユーザ税率情報データベース704fからユーザの税率情報を取得し、銀行サーバ(通常用)300へ送信する。
銀行サーバ(納税用)400は、取得した税率情報に従って、銀行サーバ(通常用)300の口座に入金された金額から税率情報に基づいた税金分の金額を算出し、算出された金額を銀行サーバ(通常用)300からのユーザの電子通帳(納税用)に自動で引き落とし、電子通帳(通常用)と電子通帳(納税用)に引落とし金額を記帳する。
この動作を登録サイトからユーザの電子通帳(通常用)に入金があるごとに繰り返す。
ユーザの電子通帳(納税用)に入金される税金分の金額は、国に納める税金の国税と地方公共団体に納める税金の地方税のほかに日本年金機構に納める健康保険料、社会保険料などの支払いに使われる。
国税としては直接税と間接税とがあり、直接税では主に所得税であり、間接税としては消費税である。また、地方税としては住民税が該当とする。さらに、医療費やふるさと税の支払いにも利用される。
銀行サーバ(納税用)400は、確定申告の時期がきたら管理サーバ700を介してユーザ端末100に対して確定申告を行う旨の通知を送信する。具体的には、税金(国税・地方税)及び社会保険料等の支払いを自動でアラート表示し、ユーザ端末100の操作によって支払い又は還付調整を自動で行う。
管理サーバ700は、ユーザ端末100から確定申告の実行指示を受信すると、記憶部704のユーザ所得データベース704fから該当するユーザの確定申告を作成し、税務署に対して電子データで送信する。
また、ユーザの電子通帳(納税用)に入金されている金額をユーザごとに決められた税率で配分された税金を税務署と役所並びに社会保険料を日本年金機構に対して自動で送金する。
<緊急事態の対応について>
次に、本実施形態に係る税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用した緊急事態への対応を説明する。
上記したように、ユーザは事前に複数の代理人を登録していることから、ユーザに緊急事態(病気やけがなど)が発生した場合に、ユーザの代わりに代理人が緊急通報を行うことが可能となる。
図38は、緊急事態の対応を示すフローチャートであり、図39は、ユーザ端末に表示される緊急連絡先の一覧を示した図である。
まず、ユーザ端末100には税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用するためのアプリケーションが導入されており、このアプリケーションの1つに「緊急通報」の機能がある。
ユーザに緊急事態が発生した場合、ユーザがユーザ端末100(スマートフォンやタブレット端末)の表示部102に表示される緊急通報のアイコン(図示せず)をダブルタップ(2回押す)する。ユーザ端末100では、アイコンがダブルタップされたかを判断し、ダブルタップされた場合は(ステップS400/YES)、緊急通報のアイコンをダブルタップされた場合には、ユーザ端末100の表示部102に表示される緊急通報の専用画面(図示せず)に遷移し、この専用画面から他の画面に遷移することを禁止(画面を固定状態にする)する(ステップS401)。そして、ユーザに緊急事態が発生したことを示す緊急情報を緊急時対応サーバ800へ送信する(ステップS402)。
なお、ダブルタップされない場合は待機状態となる(ステップS400/NO)。
ユーザ端末100から送信される緊急情報はユーザの個人情報を含んでおり、緊急時対応サーバ800は、ユーザ端末100から緊急情報を受信すると、まず、ユーザの個人情報を基にユーザの特定を行う(ステップS403)。緊急時対応サーバ800は、記憶部804の代理人データベース804aを参照し(ステップS404)、代理人を登録しているユーザであるかを判断する。
代理人データベース804aにユーザによる代理人の登録がある場合には、代理人情報をユーザ端末100へ送信する(ステップS405)。ユーザ端末100は、代理人情報を受信するとともに、表示部102に図39に示すような119番、110番への連絡、代理人1~4(5人から10人までも表示が可能)の連絡といった連絡先が表示される(ステップS406)。
この表示部102に表示される緊急連絡先一覧は、ユーザもしくは第三者によって119番又は110番、代理人へ連絡されるまでは他の表示画面への遷移を禁止とする(画面を固定しておく)。
そして、予め設定された時間内に再度、表示部102に表示されるアイコンがタップされたかを判断する(ステップS407)。
設定された時間内に再度、表示部102に表示されるアイコンがタップされた場合(ステップS407/YES)、ユーザは、自身の緊急事態の状況から誰に連絡するかを判断し、ここでは、代理人1へ連絡するとする。ユーザは、代理人1へ連絡する欄を選択すると(ステップS408)、ユーザ端末100では、代理人情報に含まれる代理人の連絡先から電話番号を抽出して代理人1が有する代理人端末(図示せず)に連絡する(ステップS409)。
また、ステップS406において、設定された時間経過後に表示部102に表示されるアイコンがタップされなかった場合(ステップS406/NO)、設定された時間が経過するとユーザ端末100の表示部102の画面が赤色に点滅するとともにスピーカ104から警報音が発生する。
設定された時間経過後にアイコンがタップされなかった場合とは、例えばユーザの意識がなくユーザ自身でユーザ端末100を操作できない状況であったり、他の理由でタップできない状況であったりする。
なお、ユーザは、予め緊急通報のアイコンをダブルタップしてから何秒後にユーザ端末100の表示部102の画面が赤色に点滅し、警報音を発生させるかを設定しておく。
そして、状況にもよるがユーザの周辺にいる第三者がユーザ端末100を操作する。第三者がユーザ端末100の表示部102に表示された緊急連絡先一覧(ステップS410)から連絡したい相手を選択し(ここでは代理人1を選択する)(ステップS411)、上記と同様に、代理人1に電話で連絡をする(ステップS409)。
このように、緊急事態が発生したユーザが代理人1と連絡が取れると、代理人1はユーザに代わって110番や119番といった緊急通報を行う。そして、ユーザが病院へ救急搬送された場合には、代理人1は入院手続きや支払いを行う。
緊急事態によりユーザが代理人1と連絡と取った時点で、例えば、ユーザ端末100の操作を代理人1のみに許可することで、ユーザ端末100を使って治療費や入院費の支払いを代理人1が行うことも可能である。
許可の方法としては、代理人の指紋や顔認証用の顔写真、代理人の音声認証用の音声を登録しておき、ユーザの代わりに代理人が指紋認証や音声認証、顔認証を行うことでユーザ端末100を使用することが可能であって、第三者に不正に利用されることを防止することができる。
また、ユーザが意識不明もしくは死亡した場合に備えてユーザの銀行口座(通常用)が凍結されないように、ユーザと連絡が取れた代理人1がユーザの銀行口座(通常用)の利用を許可するようにしてもよい。
以上のことから、本実施形態に係る税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムでは、このシステムに登録することによって、従来の煩雑な手続きを必要とすることなく納税の手続きを行うことが可能となる。特に、SNSを利用した仕事に従事する人が増えている中で納税の仕組みを理解していない人や本来、経費になりうる費用を取りこぼして損失を被っている人が多くいることから、この税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムを利用することで、簡単に経費を計上することができるほか節税対策も容易に行うことが可能となる。
一方で、SNSを利用した仕事のほかにもインターネットオークションやECサイト、フリーマーケットを利用して収益あげている人、副業で収益あげている人が一定の収益があるにも関わらず、納税をしていない人たちがいる中で、この税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムに登録しないとSNSなどを利用した仕事に従事できないようにすることで平等に納税させることも可能となる。
100 ユーザ端末
200 登録サイト
300 銀行サーバ(通常用)
400 銀行サーバ(納税用)
500 専門家サーバ
600 専門家端末
700 管理サーバ
800 緊急時対応サーバ

Claims (5)

  1. ユーザが所持するユーザ端末と、該ユーザ端末から入力される情報を管理する管理サーバと、該ユーザ端末にユーザの経費の使い方や納税について専門家からのアドバイスを送信する専門家サーバと、前記ユーザが得た収益及び納税金額を管理するための第1及び第2の電子通帳と、を含み構成される税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムであって、
    前記第1の電子通帳は、前記ユーザが得た収益を管理し、
    前記第2の電子通帳は、前記ユーザが納税に必要な納税金額を管理し、
    前記管理サーバは、前記ユーザが収益を得るために従事する仕事内容を登録する仕事内容データベースと、前記仕事内容に応じて認められる経費項目の情報を格納する経費情報データベースと、を有し、前記管理サーバは、前記ユーザが登録した前記仕事内容に応じて、前記ユーザが購入した物品が前記経費項目に該当するか否かを、該経費情報データベースを参照して判断するとともに、
    前記管理サーバは、前記ユーザが従事する仕事で得られる所得情報を格納する所得情報データベースと、
    該所得情報データベースに格納された所得情報から算出されるユーザの税率情報を格納する税率情報データベースと、を有し、
    前記第1の電子通帳で管理されている収益から前記税率情報データベースに格納される税率情報に基づいて算出された納税分の納税金額を第2の電子通帳へ移動させることを特徴とする税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム。
  2. 前記専門家サーバは、前記ユーザの経費の使用方法や納税について適切なアドバイスを送信するためのアドバイスデータベースを有し、
    該アドバイスデータベースは、前記経費の使用方法や納税についての複数のアドバイスをテキストデータで格納していることを特徴とする請求項1記載の税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム。
  3. 前記管理サーバは、前記ユーザが購入した物品が前記経費項目に該当しないと判断したときに、前記専門家サーバが前記ユーザ端末に対して前記購入した物品が前記経費項目に該当できるようなアドバイスをテキストデータで送信することを特徴とする請求項記載の税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム。
  4. 前記税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システムは、前記ユーザに緊急事態が発生した場合に備えて前記ユーザの代わりに緊急連絡や支払いを行う複数の代理人を登録するための緊急事態対応サーバを有し、
    該緊急事態対応サーバは、前記ユーザによって選択された複数の代理人の情報を格納し、前記ユーザの緊急事態発生時に前記ユーザ端末に前記複数の代理人情報を送信することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム。
  5. 前記緊急事態対応サーバは、前記ユーザの緊急事態発生時に前記ユーザが選択した代理人によって前記ユーザ端末の操作を許可するため代理人の認証情報を有しており、該認証情報には、代理人の指紋情報、音声情報、顔写真であることを特徴とする請求項記載の税金及び社会保険料の自動引き落とし支援システム。
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