JP2008291472A - 機能水生成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、機能水が無駄に吐水されることを抑制することができ、機能水生成手段の見かけ上の寿命をも延ばすことができる機能水生成システムを提供する。
【解決手段】流体の流れを制御する開閉弁と、前記開閉弁の下流側に設けられた機能水を生成する機能水生成手段と、前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、前記機能水の吐水量が所定の量を超えた場合には、前記機能水の生成を停止させ、前記開閉弁を閉じる制御手段と、を備えたこと、を特徴とする機能水生成システムが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室、洗面所、洗髪器などの水回り設備に用いられる機能水生成システムに関する。
浴室などの水回り設備の汚れには、人体の洗浄に使用された石鹸やシャンプーなどのかす、人体から発生した垢(タンパク質系、炭水化物系、油脂系、塩類等)などがあるが、このような汚れを除去するためには大変な労力がかかる。
そこで、これらの汚れを除去しつつ、浴槽や洗い場におけるヌメリの発生を抑制するための防汚装置が提案されている(特許文献1を参照)。
この特許文献1に開示されている技術では、水道水などを吐水させるための吐水具とは別に殺菌水を吐水させるための専用の吐水具を設けるようにしている。そのため、殺菌水の吐水に先立って「前洗浄」を行うような場合には、水道水などを吐水させるための吐水具と殺菌水を吐水させるための吐水具とを交互に使用することになり、作業の煩雑化を招くおそれがあった。
また、吐水具に設けられたスイッチ部で、薬剤の投入と停止とを切り替えることができる薬剤混入吐出装置が提案されている(特許文献2を参照)。
この特許文献2に開示されている技術では、吐水具に設けられたスイッチ部で切り替えを行うことにより、同じ吐水具から水道水などの水と薬剤入りの水とを切り替えて吐水させることができる。
しかしながら、特許文献1や2に開示されている技術では、機能水が吐水される環境や条件が考慮されておらず、機能水が無駄に吐水されるおそれがあった。また、機能水が無駄に吐水されることで、機能水生成手段の寿命を無駄に短くさせるおそれもあった。
特開平9−220273号公報 特開2001−190441号公報
本発明は、機能水が無駄に吐水されることを抑制することができ、機能水生成手段の見かけ上の寿命をも延ばすことができる機能水生成システムを提供する。
本発明の一態様によれば、流体の流れを制御する開閉弁と、前記開閉弁の下流側に設けられた機能水を生成する機能水生成手段と、前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、前記機能水の吐水量が所定の量を超えた場合には、前記機能水の生成を停止させ、前記開閉弁を閉じる制御手段と、を備えたこと、を特徴とする機能水生成システムが提供される。
本発明によれば、機能水が無駄に吐水されることを抑制することができ、機能水生成手段の見かけ上の寿命をも延ばすことができる機能水生成システムが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をする。
尚、説明の便宜上、本発明の実施の形態に係る機能水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を説明する。ただし、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば、洗面所、洗髪器などの水回り設備に広く適用させることができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る機能水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。
また、図2は、機能水生成システムの構成を例示するための模式図である。
図1に示すように、浴室ユニットの浴室10には、機能水生成システム1、浴槽11、カウンター12、洗い場床面13、湯水混合水栓8、シャワーユニット18、保持具26などが備えられている。また、この他にも図示しない鏡、給湯制御パネルなどが適宜備えられている。
カウンター12は、洗い場床面13の直上であって、湯水混合水栓8よりは下方に配設されている。そして、カウンター12の下方には、吐水具4を除く機能水生成システム1の本体部分が設けられている。
図2に示すように、機能水生成システム1には、通水路の上流側から順番に検知手段16、開閉弁14、機能水生成手段15、接続手段5、吐水具4が設けられている。そして、それぞれが配管で直列に接続され、上流側に供給された水道水などの水Cが通水可能となっている。尚、検知手段16は、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜設けるようにすることができる。
この場合、検知手段16の上流側に図示しない定流量弁や流量調整弁などを設けるようにすることが好ましい。定流量弁や流量調整弁などを設けるものとすれば、例えば、高層階の住居であったり住居地域によって元圧(水圧)が変動しやすいものとなっていても、それを調整して所定の流量を確保することができる。また、後述する検知手段16による検知を安定させることができる。そして、断水時における誤検知や誤動作の防止をすることもできる。
尚、図2に例示をしたものでは、水道水などの水Cの配管が検知手段16に接続されているが、温水Hの配管が接続されていてもよい。そのようにすれば、温水Hを吐水させることができるので、有機物などの分解、剥ぎ落としが促進され、洗浄効果をより高めることができる。そのため、本明細書において「水」という時には、冷水のみならず温水をも含む場合があるものとする。
また、機能水生成システム1には、制御手段17、操作手段3、吐水量調整手段19、表示手段20が設けられている。尚、吐水量調整手段19と表示手段20は、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜設けるようにすることができる。そして、制御手段17と、検知手段16、開閉弁14、機能水生成手段15、操作手段3、吐水量調整手段19、表示手段20とは、それぞれ電気的に接続されている。そのため、検知手段16、操作手段3、吐水量調整手段19からの電気信号を制御手段17が受信可能となっており、また、制御手段17による開閉弁14、機能水生成手段15の制御や表示手段20への表示が可能となっている。
操作手段3は、制御手段17に制御条件を入力するためのものである。例えば、吐水の開始を入力するためのスイッチ3a、吐水の停止を入力するためのスイッチ3b、機能水生成の開始・停止を入力するためのスイッチ3cを設けることができる。ただし、例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更、追加、削除をすることができる。例えば、吐水の開始・停止を入力するためのスイッチとして、スイッチ3aと3bとを一体化することもできるし、後述する警告の解除、タイマーの設定などのスイッチを設けるようにすることもできる。
吐水量調整手段19には、例えば、開閉弁14の開閉度を入力するためのスライドスイッチ19aなどを設けるようにすることができる。そして、スライドスイッチ19aの位置に応じた電気信号が制御手段17に送られ、この信号に基づいて開閉弁14の開閉度が調整されるようにすることができる。尚、誤操作を避けるため操作者が通常触ることがない場所に吐水量調整手段19を設けるようにすることが好ましい。
表示手段20は、例えば、液晶表示装置などとすることができ、機能水生成システム1の運転状況や異常表示などが表示される。また、後述する機能水の積算流量や機能水生成手段15の通算使用時間などを表示させるようにすることもできる。
開閉弁14としては、例えば、電磁弁を例示することができる。そして、吐水量の調整をするために、弁の開閉度が調整可能とされているものとすることもできる。その場合、弁の開閉度は前述の吐水量調整手段19により調整するようにすることができる。また、圧力制御をするための圧力制御手段を併せ持つようなものとしてもよい。尚、電磁弁の開閉により吐水を断続的にしたり、吐水圧の高低を切り替えて吐水圧を断続的にすることにより、洗浄効果を高めるようにすることもできる。
検知手段16は、通水する水などの流れの状態量(例えば、流量や流速など)を検知するためのものである。具体的には、例えば、流量センサ、流速センサなどを例示することができる。そして、後述するように、例えば、検知された流量に基づいて、機能水の吐水量や機能水生成手段15の寿命などが判断されることになる。尚、流量センサは積算流量が検知可能な、例えば、積算流量計のようなものであってもよい。また、検知手段16を流速センサなどとし、検知された流速などを制御手段17で演算することにより、機能水の吐水量、機能水生成手段15の寿命などを判断するようにしてもよい。
また、検知手段16は、必ずしも必要ではなく、例えば、前述した図示しない定流量弁や流量調整弁などが設けられていたり、流量や流速が比較的安定しているような環境では、タイマーなどによる時間管理により流量を演算して、機能水の吐水量、機能水生成手段15の寿命などを判断するようにしてもよい。尚、タイマーなどによる時間管理は制御手段17により行うことができるし、タイマーなどを制御手段17とは別途に設けるようにすることもできる。
制御手段17は、論理演算手段や記憶手段などを備え、検知手段16、操作手段3、吐水量調整手段19からの情報や予め記憶されたプログラムなどに基づいて開閉弁14、機能水生成手段15の制御や表示手段20への表示などを行う。
吐水具4には、ホース6、吐水ヘッド7が設けられており、ホース6と接続手段5とが液密になるように接続されている。そして、接続手段5と吐水ヘッド7とがホース6を介して連通するように接続され、接続手段5を介して供給された水道水などの水・温水や機能水などが吐水ヘッド7から吐水可能となっている。ホース6は、可撓性を有する管状体であり、例えば、ゴムなどの弾性体から構成されている。
吐水ヘッド7には、吐水形態の切替手段21が設けられている。
図3は、吐水形態の切替手段21を備えた吐水ヘッド7を例示するための模式断面図である。
図3に示すように、吐水ヘッド7には吐水形態に対応して流路7a、流路7bが設けられており、流路7a、流路7bの吐水端にはノズルプレート7cが備えられている。また、ノズルプレート7cには、流路7a、流路7bに対応した位置にノズル孔7d、ノズル孔7eが設けられている。
ここで、流路7a、流路7bとノズル孔7d、ノズル孔7eの断面寸法は吐水形態に応じて決定することができる。例えば、図3に例示をしたものでは、断面積の大きな流路7a・ノズル孔7dの側を通常のシャワー状の吐水用(水道水などの吐水用)とし、断面積の小さな流路7b・ノズル孔7e側をミスト状(霧状)の吐水用(機能水の吐水用)とすることができる。このように、限られた吐水ヘッド7のスペース内で機能水の吐水側の流路7bの断面積を小さくすれば、水道水などの吐水側の流路7aの断面積をその分大きくすることができる。その結果、機能水の吐水量を抑えることができ、無駄になる機能水の量を抑制することができる。また、水道水などの吐水量をその分多くすることができるので、「前洗浄」などにおける洗浄効果をより高めることができる。
切替手段21には、円柱状の形態を呈する弁体21aと、弁体21aに設けられ供給側の流路を流路7aまたは流路7bと連通させるための孔21cが設けられている。また、弁体21aから吐水ヘッド7の外部に向けて突出する摘み21bが設けられ、摘み21bを操作することで弁体21aが図中矢印の方向に回転可能となっている。
また、流路内には、孔21cが所定の位置に来たときに、孔21cの一端を塞ぐことができる図示しない止水板が設けられている。
尚、吐水ヘッド7に吐水形態の切り替えを表示するための表示手段を設けるようにすることもできる。
次に、吐水ヘッド7の作用について説明をする。
図3(a)に示すように、摘み21bを操作して供給側の流路と流路7aとを孔21cを介して連通させるようにすれば、図中矢印で示したような通水が行われノズル孔7dから例えば水道水などがシャワー状に吐水される。
また、図3(b)に示すように、摘み21bを操作して供給側の流路と流路7bとを孔21cを介して連通させるようにすれば、図中矢印で示したような通水が行われノズル孔7eから例えば機能水がミスト状(霧状)に吐水される。
そして、図3(c)に示すように、摘み21bを操作して、図示しない止水板が設けられている位置に孔21cを移動させれば、止水板により孔21cの一端が塞がられるので、供給側の流路と流路7a・7bとが遮断される。その結果、図中矢印で示したように通水が遮断されてノズル孔7d、ノズル孔7eからの吐水が停止される。
図4は、吐水ヘッドの他の具体例を例示するための模式断面図である。
図4に示すように、吐水ヘッド70には流路70aが設けられており、流路70aの吐水端にはノズルプレート70bが備えられている。また、ノズルプレート70bには、ノズル孔70cが設けられている。そして、流路70aの途中には、吐水と止水の切り替えを行うための切替手段71が設けられている。
切替手段71には、円柱状の形態を呈する弁体71aと、弁体71aに設けられ供給側の流路を吐水端側(ノズルプレート70b側)の流路70aと連通させるための孔71cが設けられている。また、弁体71aから吐水ヘッド70の外部に向けて突出する摘み71bが設けられ、摘み71bを操作することで弁体71aが図中矢印の方向に回転可能となっている。
尚、切替手段71は必ずしも設けられている必要はなく、これを省くこともできる。その場合は、操作手段3を操作して吐水と吐水の停止をさせるようにすればよい。
また、流路70a内には、孔71cが所定の位置に来たときに、孔71cの一端を塞ぐことができる止水板72が設けられている。
次に、吐水ヘッド70の作用について説明をする。
図4(a)に示すように、摘み71bを操作して供給側の流路と流路70aとを孔1cを介して連通させるようにすれば、図中矢印で示したような通水が行われノズル孔70cから水などが吐水される。
また、図4(b)に示すように、摘み71bを操作して、止水板72が設けられている位置に孔71cを移動させれば、止水板72により孔71cの一端が塞がられるので、供給側の流路と流路70aとが遮断される。その結果、図中矢印で示したように通水が遮断されてノズル孔70cからの吐水が停止される。
尚、吐水ヘッドは吐水ヘッド7、70に限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
保持具26は、浴室10の壁面に設けられ、吐水ヘッド7などやシャワーユニット18のヘッド部分を保持する。
水栓としての湯水混合水栓8には、水道水などの水Cの配管と温水Hの配管とが接続されている。また、湯水混合水栓8には、接続手段9が設けられ、接続手段9にはシャワーユニット18のホース部分が接続されている。そのため、接続手段9を介して水道水などの水Cや温水Hがシャワーユニット18のヘッド部分から吐水可能とされている。
湯水混合水栓8には、切替ハンドル8bが設けられている。そして、切替ハンドル8bによりカラン8a側と接続手段9側への通水の切り替え、止水が行えるようになっている。また、水道水などの水Cと温水Hとの混合割合の調整を行う手段8cも設けられている。
ここで、温水Hの配管は必ずしも必要ではなく、水道水などの水Cの配管のみが接続されている水栓であってもよい。ただし、温水Hの配管がされ、温水Hを吐水させることができれば、人体洗浄などをするのに好適である。
図1に例示をしたものでは、機能水生成システム1をカウンター12の下方に設けるものとしているが、浴室10の任意の位置に配設することもできる。ただし、カウンター12の下方に設けるものとすれば、人体との干渉の抑制や煩雑感の低減を図ることができる。この場合、機能水生成システム1のすべての要素がカウンター12の下方に設けられている必要はなく、例えば、操作手段3、表示手段20のみが設けられているようにすることもできる。
また、カウンター12の下方における奥行き寸法方向の取り付け位置も適宜選択することができる。ここで、カウンター12の突出端(前面端)から後退した位置に機能水生成システム1を設け、突出端から出っ張らないようにすることが好ましい。そのようにすれば、入浴時の人体洗浄の際に人体と干渉することを抑制することができ、また、煩雑感がなくなるため見た目にも優れているからである。尚、機能水生成システム1の取り付け位置を調整できるようにしておき、設置される浴室のカウンター12に合わせた設定をすることもできる。
機能水生成手段15で生成される機能水としては、例えば、銀イオン水、電解次亜塩素酸水、強酸性水、強アルカリ性水、弱酸性水、弱アルカリ性水、オゾン水、マグネシウム添加水、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水などを例示することができる。
これらのうち、銀イオン水、電解次亜塩素酸水、強酸性水、弱酸性水、オゾン水は殺菌作用を有する。また、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、オゾン水は、洗い場などに付着した垢などの有機物を分解除去する作用を有する。また、電解次亜塩素酸水は漂白作用を、マグネシウム添加水は皮膚のバリア作用を、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水は脱塩素作用を有する。
そのため、浴槽や洗い場などの洗浄・殺菌の他にも、目的に応じた機能水を生成することで各種の用途(例えば、脱塩素がされた水による洗髪など)に利用することもできる。
図5は、機能水生成手段15として用いることができるオゾン水生成手段31を例示するための模式断面図である。
オゾン水生成手段31に備えられている気体混入混合室32には、気泡分散機構33が設けられており、液体管路34から供給される水に対して、気泡分散機構33により気体の混入、微細化、分散、混合が同時に行われる。気泡分散機構33には気体室35が設けられており、気体室35には気体導入管路36からオゾンが供給される。液体管路34は、水道水などの水の配管や温水の配管と接続されている。また、気体導入管路36には図示しないオゾン供給手段が接続されている。尚、本実施の形態においては、制御手段17により図示しない開閉弁などを制御して、オゾン水生成手段31へのオゾンの供給を制御することになる。
図6は、機能水生成手段15として用いることができる創水手段41を例示するための模式断面図である。
創水手段41は、水を電気分解することにより、酸性水とアルカリ性水とを生成する。創水手段41から導出したアルカリ性水導出管42と酸性水導出管43は、三方切換弁44に接続されており、この三方切換弁44の他の一端が、接続手段5と接続されている。すなわち、三方切換弁44を切り替えることにより酸性水またはアルカリ性水のいずれかを接続手段5から吐水可能としている。
創水手段41に備えられているケーシング45は、その内部を隔膜46によりアルカリ性水生成室47と酸性水生成室48とに区画されており、各生成室47、48 には、それぞれステンレス鋼やカーボン等からなる電極(陰極)49と、ステンレス,白金,酸化チタンなどからなる電極(陽極)51とが配設されている。また、酸性水生成室48には酸性水導出管43が連通するように接続されており、アルカリ性水生成室47にはアルカリ性水導出管42が連通するように接続されている。導入管55は、水道水などの水の配管や温水の配管と接続されている。
電極49、51から導出した電線52、53の導出端は、電源54と接続されており、電源54から電極49、51間に電圧が印加できるようになっている。
そして、この電圧印加により、水が電気分解され、アルカリ性水生成室47のPH値が高くなり、アルカリ性水が生成される。一方、酸性水生成室48内のPH値は低くなり、酸性水が生成されることになる。尚、本実施の形態においては、制御手段17により電源54を制御して、アルカリ性水や酸性水の生成を制御することになる。
尚、これらの方法による機能水の生成に限定されるわけではなく、例えば、機能水(例えば、濃縮液)や薬剤などを予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようにすることもできる。この場合、制御手段17によりポンプなどの投入手段の制御を行うことで機能水の生成を制御することになる。
また、殺菌作用を有する機能水は前述のものに限定されるわけではなく、殺菌性物質又はイオンを含有する水とすることができる。具体的には、遊離塩素、抗菌性金属(例えば、銀、銅、亜鉛等)又はそのイオン、オゾン、オゾン含有水、結合塩素、有機塩素系消毒液、有機リン酸系消毒液、ペルオクソ炭酸イオン又はその塩、アルコール系消毒液などを挙げることができる。
このような、殺菌作用を有する機能水(殺菌水)は、例えば、電気分解法を用いて生成することができる。具体的には、銀イオンを含む殺菌水を生成する場合においては、溶出管の内部に銀からなる一対の電極を対峙して設け、これに電源から所定の電流を流すようなものを例示することができる。また、遊離塩素含有水は、塩素イオンを含む水(例えば、水道水)を塩素発生用電極を用いて電気分解することにより生成することができる。尚、電気分解法による殺菌水の生成に限定されるわけではなく、例えば、殺菌水(例えば、濃縮液)や薬剤を予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようなものであってもよい。電気分解法を用いる場合においては、制御手段17により、電源のON/OFFや出力調整などの制御が行われ、予め生成された殺菌水などを投入する場合においては、ポンプなどの投入手段の制御が行われる。
また、機能水生成手段15を作用させず、水道水などの水のみを吐水させることもできる。水道水などの水のみを吐水させることができれば、機能水を吐水させる前に後述する「前洗浄」を行うことができ、例えば、吐水ヘッド7のノズル孔7dからの水滴を直接、被洗浄面全体に当てるようにして、付着した汚れを浮かせたり除去をしたりすることで、その後に行われる機能水による汚れの除去や殺菌の効果を高めることができる。
また、前述した強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水や洗剤を含有した水などを吐水して前洗浄を行えば、垢などの有機物を効果的に除去することができ、その後に吐水される殺菌効果を有する機能水による殺菌効果をさらに高めることができる。
ここで、「前洗浄」などに用いられる水道水などの水や温水、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水や洗剤を含有した水などを「洗浄水」と呼ぶことにする。
尚、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水については、前述の創水手段41により生成することができる。
また、アルカリ水、酸性水、洗剤を含有した水などの濃縮液や薬剤を予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入することもできる。この場合、制御手段17によりポンプなどの投入手段の制御を行い、洗浄水の生成を制御することになる。
また、前述したように、吐水形態の切り替えは摘み21bを操作することにより行うが、例えば、機能水などはミスト状(霧状)の吐水とし、水道水などの水はシャワー状の吐水とすることができる。尚、これに限定されるわけではなく、機能水などをシャワー状に吐水させることもできるし、水道水などの水をミスト状(霧状)に吐水させることもできる。ただし、滞留性を考慮すれば機能水はミスト状(霧状)の吐水とすることが好ましく、吐水の物理力による洗浄性を考慮すれば水道水などの水はシャワー状の吐水とすることが好ましい。
「前洗浄」は、殺菌効果を有する機能水の吐水に先立ち行われる。
例えば、洗い場などに石鹸かすや皮脂、垢などの有機物汚れが残っていれば、その状態で殺菌効果を有する機能水を吐水しても、有機物と殺菌成分とが化学的結合をおこしその効力が減ぜられるおそれがある。そのため、洗浄水を吐水して前洗浄を行うようにすれば、有機物汚れを除去することができるので、その後に行われる殺菌効果を有する機能水の吐水の効果を高めることができる。
前洗浄は、湯水混合水栓8に接続されたシャワーユニット18を用いて行うこともできるが、機能水生成システム1に接続された吐水具4を用いて行うようにすれば、前洗浄に続いて行われる殺菌効果を有する機能水の吐水をも含めた一連の作業の作業性、作業効率などを大幅に向上させることができる。
また、操作手段3を操作して、水道水などの水と殺菌効果を有する機能水とを任意に切り替えることができるので、操作者の判断で状況に応じた最適な前洗浄作業をすることができる。
また、前洗浄における吐水では、開閉弁14の開閉により吐水を断続的にしたりすることなどにより、洗浄効果を高めることもできる。また、前洗浄における吐水において、温水Hを用いるものとすれば、前洗浄の効果を高めることもできる。
ここで、1作業あたりに必要な機能水の吐水量の上限値を知ることができれば、機能水の吐水量が所定の量(上限値)を超えた場合に、制御手段17により機能水の吐水を自動的に停止させることができる。そして、そのような場合に機能水の吐水を停止させることができれば、機能水が無駄に吐水されることを抑制することができる。また、ランニングコストを低減させることができ、機能水生成手段が無駄に稼働することがなくなるので、見かけ上の寿命などをも延ばすことができる。
また、機能水の吐水量の下限値を知ることができれば、機能水の吐水量を必要最低限とすることが可能となる。
このことを、浴室10に設けられた機能水生成システム1を例にとって説明する。
本発明者が得た知見によれば、洗い場床面13における殺菌効果を長時間維持するためには、浴室10に設けられた図示しない排水口の排水トラップ内部を殺菌しつつ、封水を殺菌効果を有する機能水で置換することが好ましい。
一般的には、洗い場床面13などに万遍なく吐水させるために必要となる量よりも、排水口の封水を置換させるために必要となる量の方が多い。そのため、一作業あたりの機能水の吐水量としては、排水口の封水量以上とすることが好ましい。
次に、前洗浄に必要な吐水量(機能水吐水量の上限値となる値)も洗い場床面13などの洗浄度などに基づいて、個別的に求めることができる。
しかしながら、洗浄面の広さや汚れ方により必要な吐水量がばらつくおそれがある。
本発明者は検討の結果、機能水の吐水に先立ち前洗浄が行われる場合には、このときの吐水量をタイマー(吐水時間)や検知手段16などで実測し、これらに基づいて機能水の吐水量の上限値を決定するものとすれば、実情に即した機能水の吐水量の上限値を知ることができるとの知見を得た。
一般的には、機能水の吐水量よりも前洗浄における洗浄水の吐水量の方が多いので、機能水の吐水量の上限値は、機能水の吐水に先立ち行われた洗浄水の吐水量以下とすればよい。
この場合、測定は吐水作業を行うたびに行ってもよいが、1回の測定値や数回の測定値の平均値などから機能水の吐水量の上限値を決めるようにしてもよい。
尚、検知手段16により測定をする場合は、流れの状態量(例えば、流量や流速など)を検知し、その値に基づいて機能水の吐水量を検知するようにすればよい。
以上は、洗い場床面13などの殺菌を対象とする場合であるが、例えば、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水(脱塩素水)を用いた洗髪をする場合などにおいても同様にして、1作業あたりの機能水の吐水量の上限値、下限値を決めることができる。
例えば、機能水の吐水量をタイマーや検知手段16などで測定し、これに基づいて機能水の吐水量の上限値や下限値を決めるようにすることができる。
この場合、測定は作業を行うたびに行ってもよいが、1回の測定値や数回の測定値の平均値などから機能水の吐水量の上限値や下限値を決めるようにしてもよい。また、測定値に実験や経験則から求められた係数をかけるようにすることもできる。
本実施の形態によれば、このような場合においても、機能水が無駄に吐水されることを抑制することができる。また、ランニングコストを低減させることができ、機能水生成手段(例えば、投入手段としてのポンプなど)が無駄に稼働することがなくなるので、見かけ上の寿命などをも延ばすことができる。
尚、前述したように、作業効率は落ちるものの、機能水生成システムからは機能水の吐水のみが行われるものとし、湯水混合水栓8に接続されたシャワーユニット18を用いて前洗浄を行うようにすることもできる。この場合は、湯水混合水栓8などに流量センサやタイマーなどを設けて、前洗浄の吐水量を実測するようにすればよい。尚、このような場合であっても、機能水の吐水量の下限値(排水口の封水の置換率が99%以上となるような量以上)は前述の場合と同様にして求めることができる。
次に、機能水生成システム1の作用について説明をする。
尚、説明の便宜上、浴室10に設けられた機能水生成システム1について説明をする。
図7は、機能水生成システム1の作用を例示するためのフローチャートである。
本実施の形態の場合は、時間管理(タイマーのカウント)により機能水の吐水量を管理するようにしている。
まず、人体洗浄の終了後などに機能水生成システム1を使用するため、図示しない電源スイッチを押して電源を入れる。
次に、操作手段3のスイッチ3aを押して、吐水の開始を入力する。
吐水の開始が入力されると、制御手段17からの指令に基づいて開閉弁14が開かれる。
開閉弁14が開かれると、「前洗浄」をするための洗浄水が吐水されることになる。すなわち、「洗浄水吐水」が開始される。
この際、制御手段17により表示手段20に洗浄水吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。
また、前述したように、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などを吐水させて前洗浄を行うようにすることもできる。この場合は、制御手段17により表示手段20に強酸性水などの吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。この場合、音色を変えたり、光の色や点滅を変えるなどして前述のものと区別できるようにすることが好ましい。
また、水道水などの水とは別に、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などを吐水させるための専用のスイッチを操作手段3に新たに設けるようにすることもできる。
また、水道水などの吐水はシャワーユニット18(湯水混合水栓8)からとし、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などはシャワーヘッド7(機能水生成システム1)からとすることもできる。
そして、前述したように、摘み21bを操作することにより吐水形態を切り替えて、操作者の判断により最適な吐水形態での前洗浄を行うことができる。例えば、切替手段21の摘み21bを操作して吐水形態をシャワー状の吐水に切り替えるようにすることができる。
また、制御手段17により開閉弁14を断続的に開閉させて、吐水を断続的にすることもできる。
また、前述したように、前洗浄における吐水時間(吐水量)を測定し、これを機能水の吐水時間(吐水量)の上限値とすることができる。尚、機能水の吐水時間(吐水量)の上限値は予め求められた値を用いることもできる。
前洗浄が終了した後には、操作手段3のスイッチ3cを押して「機能水(殺菌効果を有する機能水)の生成の開始」を入力する。「機能水(殺菌効果を有する機能水)の生成の開始」が入力されると、制御手段17からの指令により、殺菌水生成手段15による殺菌効果を有する機能水の生成が開始される。そして、生成された殺菌効果を有する機能水は、シャワーヘッド7から吐水される。
この際、摘み21bを操作することにより吐水形態を切り替えて、操作者の判断により最適な吐水形態での機能水の吐水を行うことができる。例えば、切替手段21の摘み21bを操作して吐水形態をミスト状(霧状)の吐水に切り替えるようにすることができる。 また、制御手段17により表示手段20に殺菌効果を有する機能水の吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。この場合、音色を変えたり、光の色や点滅を変えるなどして前述のものと区別できるようにすることが好ましい。
尚、操作手段3のスイッチ3aを押して、一旦止水をさせてから、スイッチ3cを押して殺菌効果を有する機能水を生成させるようにすることもできる。
殺菌効果を有する機能水による浴室10内の殺菌が終了した後には、操作手段3のスイッチ3aを押して「吐水の停止(止水)」を入力する。
「吐水の停止(止水)」が入力されると、制御手段17からの指令により殺菌効果を有する機能水の生成が停止され、その後、開閉弁14が閉じられて吐水が停止され、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。
尚、前述したように、機能水の吐水量の下限値に満たないうちに「吐水の停止(止水)」が入力された場合には、表示手段20、ブザー音、光などで操作者に警告を与えるようにすることもできる。
また、「洗浄水吐水」のみで吐水を終了させる場合も同様に、操作手段3のスイッチ3aを押して「吐水の停止(止水)」を入力する。「吐水の停止(止水)」が入力されると、開閉弁14が閉じられ、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。
また、本実施の形態の場合は、時間管理(タイマーのカウント)により機能水の吐水量を管理するようにしている。
すなわち、所定の時間ta(前述の上限値)を経過するまでは機能水が吐水されるが、所定の時間taの経過後は制御手段17からの指令により機能水の生成が停止され、その後、開閉弁14が閉じられ、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。尚、所定の時間taが経過した旨が表示されるようにすることもできるし、ブザー音や光などで操作者に告知することもできる。また、表示とブザー音などを併用することもできる。この場合、音色を変えたり、光の色や点滅を変えるなどして前述のものと区別できるようにすることが好ましい。
また、機能水の積算流量を時間管理(タイマーのカウント)して、所定の時間(所定の積算流量)に達した時点で、機能水生成手段15の寿命などを判断することもできる。
図8は、他の実施の形態にかかる機能水生成システム1の作用を例示するためのフローチャートである。
本実施の形態の場合は、検知手段16により機能水の吐水量を管理するようにしている。
まず、人体洗浄の終了後などに機能水生成システム1を使用するため、図示しない電源スイッチを押して電源を入れる。
次に、操作手段3のスイッチ3aを押して、吐水の開始を入力する。
吐水の開始が入力されると、制御手段17からの指令に基づいて開閉弁14が開かれる。
開閉弁14が開かれると、「前洗浄」をするための洗浄水が吐水されることになる。すなわち、「洗浄水吐水」が開始される。
この際、制御手段17により表示手段20に洗浄水吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。
また、前述したように、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などを吐水させて前洗浄を行うようにすることもできる。この場合は、制御手段17により表示手段20に強酸性水などの吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。この場合、音色を変えたり、光の色や点滅を変えるなどして前述のものと区別できるようにすることが好ましい。
また、水道水などの水とは別に、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などを吐水させるための専用のスイッチを操作手段3に新たに設けるようにすることもできる。
また、水道水などの吐水はシャワーユニット18(湯水混合水栓8)からとし、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などはシャワーヘッド7(機能水生成システム1)からとすることもできる。
そして、前述したように、摘み21bを操作することにより吐水形態を切り替えて、操作者の判断により最適な吐水形態での前洗浄を行うことができる。例えば、切替手段21の摘み21bを操作して吐水形態をシャワー状の吐水に切り替えるようにすることができる。
また、制御手段17により開閉弁14を断続的に開閉させて、吐水を断続的にすることもできる。
また、前述したように、前洗浄における吐水量を検知手段16で測定し、これを機能水の吐水量の上限値とすることができる。尚、機能水の吐水量の上限値は予め求められた値を用いることもできる。
前洗浄が終了した後には、操作手段3のスイッチ3cを押して「機能水(殺菌効果を有する機能水)の生成の開始」を入力する。「機能水(殺菌効果を有する機能水)の生成の開始」が入力されると、制御手段17からの指令により、殺菌水生成手段15による殺菌効果を有する機能水の生成が開始される。そして、生成された殺菌効果を有する機能水は、シャワーヘッド7から吐水される。
この際、摘み21bを操作することにより吐水形態を切り替えて、操作者の判断により最適な吐水形態での機能水の吐水を行うことができる。例えば、切替手段21の摘み21bを操作して吐水形態をミスト状(霧状)の吐水に切り替えるようにすることができる。 また、制御手段17により表示手段20に殺菌効果を有する機能水の吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。この場合、音色を変えたり、光の色や点滅を変えるなどして前述のものと区別できるようにすることが好ましい。
尚、操作手段3のスイッチ3aを押して、一旦止水をさせてから、スイッチ3cを押して殺菌効果を有する機能水を生成させるようにすることもできる。
殺菌効果を有する機能水による浴室10内の殺菌が終了した後には、操作手段3のスイッチ3aを押して「吐水の停止(止水)」を入力する。
「吐水の停止(止水)」が入力されると、制御手段17からの指令により殺菌効果を有する機能水の生成が停止され、その後、開閉弁14が閉じられて吐水が停止され、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。
尚、前述したように、機能水の吐水量の下限値に満たないうちに「吐水の停止(止水)」が入力された場合には、表示手段20、ブザー音、光などで操作者に警告を与えるようにすることもできる。
また、「洗浄水吐水」のみで吐水を終了させる場合も同様に、操作手段3のスイッチ3aを押して「吐水の停止(止水)」を入力する。「吐水の停止(止水)」が入力されると、開閉弁14が閉じられ、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。
また、本実施の形態の場合は、検知手段16により機能水の吐水量を管理するようにしている。
すなわち、所定の積算流量Qaを超過するまでは機能水が吐水されるが、所定の積算流量Qaの超過後は制御手段17からの指令により機能水の生成が停止され、その後、開閉弁14が閉じられ、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。尚、所定の積算流量Qaが超過した旨が表示されるようにすることもできるし、ブザー音や光などで操作者に告知することもできる。また、表示とブザー音などを併用することもできる。この場合、音色を変えたり、光の色や点滅を変えるなどして前述のものと区別できるようにすることが好ましい。
また、機能水の総積算流量を管理して、所定の総積算流量に達した時点で、機能水生成手段15の寿命などを判断することもできる。
以上の場合において、殺菌効果が減ぜられるものの前洗浄を行わずに機能水を吐水させることはできる。
この場合、前洗浄が行われた後に機能水を吐水させる場合と比べて、機能水の吐水が自動的に停止されるまでの時間ta、機能水の吐水量(吐水を停止させる流量)Qaを多く設定することが好ましい
前洗浄が行われれば汚れは落ちているが、行われていなければ汚れを洗い流す分だけ多くの機能水が必要となるからである。
尚、前洗浄を行わずに機能水を吐水させる場合は、操作手段3に別途専用のスイッチを設けるようにすることができる。
また、例えば、制御手段17により機能水の吐水が自動的に停止される場合においても、機能水の吐水に先立ち洗浄水の吐水(前洗浄)が行われないときには、前述した所定の量以上の機能水の吐水が行われるようにすることが好ましい。
尚、機能水の吐水に先立ち洗浄水の吐水(前洗浄)が行われた場合には、洗浄水の吐水(前洗浄)が行われなかった場合と比べて、機能水の吐水が自動的に停止されるまでの時間ta、機能水の吐水量(吐水を停止させる流量)Qaを少なくすることもできる。
また、所定の時間ta、所定の流量Qaの吐水される前に、スイッチ3bにより「吐水の停止(止水)」がされた場合において、相当の時間が経過した後は、それまでのタイマー値や流量値のカウント値をリセットさせるようにすることが好ましい。相当の時間の経過後は、初期状態に戻って吐水を行うようにすることが好ましいからである。
すなわち、制御手段17により機能水の吐水が自動的に停止される前に、操作手段3に機能水の吐水の停止が入力された場合において、相当の時間が経過した後であれば、停止前の機能水の吐水量のカウント値がリセットされることになる。
尚、相当の時間の経過前であれば、吐水の停止前の値に加算されるようにして所定の時間ta、所定の流量Qaが計測される。
すなわち、制御手段17により機能水の吐水が自動的に停止される前に、操作手段3に機能水の吐水の停止が入力された場合において、相当の時間が経過する前であれば、停止前の機能水の吐水量に停止後の吐水量が加算されることになる。
ただし、「吐水の停止(止水)」がされた後に、「洗浄水吐水」がされた場合には、それまでのタイマー値や流量値のカウント値をリセットするようにすることが好ましい。この場合も、初期状態に戻って吐水を行うようにすることが好ましいからである。
すなわち、制御手段により機能水の吐水が自動的に停止される前に、操作手段に機能水の吐水の停止が入力された場合において、機能水の吐水が再開される前に洗浄水の吐水がされたときは、相当の時間が経過する前であっても、停止前の機能水の吐水量のカウント値がリセットされることになる。
以上の場合において、機能水の吐水量のカウント値がリセットされることになる「相当の時間」は、機能水生成システムの使用形態を考慮して、1時間以上とすることが好ましい。
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る機能水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。
また、図10は、機能水生成システムの構成を例示するための模式図である。
尚、図1、図2で説明をしたものと同様の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9、図10に示すように、本実施の形態においては、湯水混合水栓8のシャワー側配管に機能水生成システム1が設けられている。すなわち、湯水混合水栓8と機能水生成システム1とが一体化されている。
図9に示したものでは、操作手段3と表示手段20とを湯水混合水栓8の本体部分に設けているが、これに限定されるわけではなく、例えば、図1に示したようにカウンター12の下方に設けるようにすることもできる。
本実施の形態のように、水栓と機能水生成システムとを一体化すれば、シャワーユニット18を省くことができるので構造を簡易化することができる。
また、浴室、洗面所などの比較的狭いスペースに2つの吐水具を設けるようにすれば、煩雑感が増すが、本実施に形態によればこれを低減させることができる。
また、本実施の形態においても、機能水が無駄に吐水されることを抑制することができる。また、ランニングコストを低減させることができ、機能水生成手段の寿命などをも延ばすことができる。
尚、機能水生成システム1の作用などについては前述のものと同様のため、その説明は省略する。
以上説明をした本発明の実施の形態において、機能水の吐水量を具体的に例示するものとすれば、例えば、流量を0.1リットル/分以上、20リットル/分以下、好ましくは、0.1リットル/分以上、10リットル/分以下、さらに好ましくは、0.1リットル/分以上、5リットル/分以下とすることができる。これは、水道料金、環境負荷などを考慮した場合であり、また、吐水形態をミスト状の吐水、シャワー状の吐水とした場合である。
また、吐水時間は、前述の流量と機能水生成システムの使用形態を考慮して、10秒以上、30分以下、好ましくは、10秒以上、10分以下、さらに好ましくは、10秒以上、5分以下とすることができる。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をした。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、機能水生成システム1、吐水具4などが備える各要素、浴室10やこれに備えられる湯水混合水栓8、浴槽11、カウンター12、洗い場床面13、保持具26などの形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各具体例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の第1の実施の形態に係る機能水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。 機能水生成システムの構成を例示するための模式図である。 吐水形態の切替手段を備えた吐水ヘッドを例示するための模式断面図である。 吐水ヘッドの他の具体例を例示するための模式断面図である。 機能水生成手段として用いることができるオゾン水生成手段を例示するための模式断面図である。 機能水生成手段として用いることができる創水手段を例示するための模式断面図である。 機能水生成システムの作用を例示するためのフローチャートである。 他の実施の形態にかかる機能水生成システムの作用を例示するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る機能水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。 機能水生成システムの構成を例示するための模式図である。
符号の説明
1 機能水生成システム、3 操作手段、3a スイッチ、3b スイッチ、4 吐水具、5 接続手段、6 ホース、7 吐水ヘッド、7a 流路、7b 流路、7c ノズルプレート、7d ノズル孔、7e ノズル孔、8 湯水混合水栓、12 カウンター、14 開閉弁、15 機能水生成手段、16 検知手段、17 制御手段、19 吐水量調整手段、20 表示手段、21 切替手段、21a 弁体、21b 摘み、21c 孔、C 水、H 温水

Claims (12)

  1. 流体の流れを制御する開閉弁と、
    前記開閉弁の下流側に設けられた機能水を生成する機能水生成手段と、
    前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、
    前記機能水の吐水量が所定の量を超えた場合には、前記機能水の生成を自動的に停止させ、前記開閉弁を閉じる制御手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とする機能水生成システム。
  2. 前記所定の量は、前記機能水の吐水に先立ち行われた洗浄水の吐水量以下であること、を特徴とする請求項1記載の機能水生成システム。
  3. 前記所定の量は、前記洗浄水の吐水量の実測値に基づいて決定されること、を特徴とする請求項2に記載の機能水生成システム。
  4. 前記流体の流れの状態量を検知する検知手段を備え、
    前記機能水の吐水量は、前記検知手段により検知された前記状態量に基づいて検知されること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の機能水生成システム。
  5. 前記機能水の吐水量は、前記機能水の吐水時間に基づいて検知されること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の機能水生成システム。
  6. 前記機能水の吐水量は、浴室に設けられた排水口の封水量以上であること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の機能水生成システム。
  7. 前記制御手段に制御条件を入力する操作手段を備え、
    前記操作手段に前記機能水の吐水の停止指令を入力することで前記機能水の吐水を停止可能としたこと、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の機能水生成システム。
  8. 前記停止指令の入力により前記機能水の吐水が停止し、前記操作手段に前記機能水の吐水の開始指令を入力することで前記機能水の吐水が再開された場合において、相当の時間が経過する前であれば、前記停止前の前記機能水の吐水量に前記再開後の吐水量が加算されること、を特徴とする請求項7記載の機能水生成システム。
  9. 前記停止指令の入力により前記機能水の吐水が停止し、前記操作手段に前記機能水の吐水の開始指令を入力することで前記機能水の吐水が再開された場合において、相当の時間が経過した後であれば、前記停止前の前記機能水の吐水量のカウント値がリセットされること、を特徴とする請求項7記載の機能水生成システム。
  10. 前記停止指令の入力により前記機能水の吐水が停止し、前記操作手段に前記機能水の吐水の開始指令を入力することで前記機能水の吐水が再開された場合において、前記再開前に前記洗浄水の吐水がされた場合には、前記停止前の前記機能水の吐水量のカウント値がリセットされること、を特徴とする請求項7記載の機能水生成システム。
  11. 前記制御手段により前記機能水の吐水が自動的に停止される場合において、前記機能水の吐水に先立ち前記洗浄水の吐水が行われた場合には、前記洗浄水の吐水が行われなかった場合と比べて、前記機能水の吐水が自動的に停止されるまでの時間、若しくは、前記機能水の吐水量が少ないこと、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の機能水生成システム。
  12. 前記機能水が自動的に停止する前に、前記操作手段に前記機能水の吐水の停止指令が入力されて前記機能水の吐水が停止し、前記操作手段に前記機能水の吐水の開始指令を入力することで前記機能水の吐水が再開された場合において、前記再開前に前記洗浄水の吐水がされた場合には、相当の時間が経過する前であっても、前記停止前の前記機能水の吐水量のカウント値がリセットされることを特徴とする請求項7記載の機能水生成システム。
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