JP2008291471A - 機能水生成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、機能水の吐水と水栓からの吐水とを連携させることで、水回り設備における機能水の効果の減殺を抑制することができる機能水生成システムを提供する。
【解決手段】流体の流れを制御する第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁の下流側に設けられた機能水を生成する機能水生成手段と、前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、水回り設備に備えられた水栓に供給される流体の流れを制御する第2の開閉弁と、前記第1の開閉弁を開けて、前記機能水生成手段により生成された前記機能水を前記吐水具から吐水させる場合には、前記第2の開閉弁を閉じて前記水栓からの吐水を妨げることを実行する制御手段と、を備えたこと、を特徴とする機能水生成システムが提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室、洗面所、洗髪器などの水回り設備に用いられる機能水生成システムに関する。
浴室などの水回り設備の汚れには、人体の洗浄に使用された石鹸やシャンプーなどのかす、人体から発生した垢(タンパク質系、炭水化物系、油脂系、塩類等)などがあるが、このような汚れを除去するためには大変な労力がかかる。
そこで、これらの汚れを除去しつつ、浴槽や洗い場におけるヌメリの発生を抑制するための防汚装置が提案されている(特許文献1を参照)。
この特許文献1に開示されている技術では、水道水などを吐水させるための水栓とは別に殺菌効果を有する流体を吐水させるための吐水具を設けて、この吐水具から殺菌効果を有する流体を吐水させることで水回り設備を殺菌するようにしている。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、殺菌効果を有する流体の吐水と水栓からの吐水とが連携しておらず、双方の吐水が行われるなどした場合には、水回り設備における殺菌効果を著しく減殺させるおそれがあった。
特開平9−220273号公報
本発明は、機能水の吐水と水栓からの吐水とを連携させることで、水回り設備における機能水の効果の減殺を抑制することができる機能水生成システムを提供する。
本発明の一態様によれば、流体の流れを制御する第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁の下流側に設けられた機能水を生成する機能水生成手段と、前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、水回り設備に備えられた水栓に供給される流体の流れを制御する第2の開閉弁と、前記第1の開閉弁を開けて、前記機能水生成手段により生成された前記機能水を前記吐水具から吐水させる場合には、前記第2の開閉弁を閉じて前記水栓からの吐水を妨げることを実行する制御手段と、を備えたこと、を特徴とする機能水生成システムが提供される。
本発明の他の一態様によれば、機能水を生成する機能水生成手段と、前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、供給される流体の流れを前記機能水生成手段への流路、または、水回り設備に備えられた水栓への流路に択一的に切り替える三方弁と、前記機能水生成手段と、前記三方弁と、を制御する制御手段と、を備えたこと、を特徴とする機能水生成システムが提供される。
本発明によれば、機能水の吐水と水栓からの吐水とを連携させることで、水回り設備における機能水の効果の減殺を抑制することができる機能水生成システムが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をする。
尚、説明の便宜上、本発明の実施の形態に係る機能水生成システムとして、殺菌水生成システムを例にとって説明をする。また、その設置場所についても浴室ユニットに適用させた場合を説明する。ただし、本発明はこれに限定されるわけではなく、例えば、殺菌効果を有さないアルカリ水を吐水して皮脂汚れを分解したり、殺菌効果を有する酸性水であっても、これを吐水して石鹸かす汚れを分解したりする場合などにも適用させることができる。また、設置場所に関しても、洗面所、洗髪器などの水回り設備に広く適用させることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る殺菌水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。
また、図2は、第1の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。
図1に示すように、浴室ユニットの浴室10には、殺菌水生成システム1、浴槽11、カウンター12、洗い場床面13、湯水混合水栓8、シャワーユニット18、保持具26などが備えられている。また、この他にも図示しない鏡、給湯制御パネルなどが適宜備えられている。
カウンター12は、洗い場床面13の直上であって、湯水混合水栓8よりは下方に配設されている。そして、カウンター12の下方には、吐水具4を除く殺菌水生成システム1の本体部分が設けられている。
図2に示すように、殺菌水生成システム1には、通水路の上流側から順番に開閉弁14、殺菌水生成手段15、接続手段5、吐水具4が設けられている。そして、それぞれが配管で直列に接続され、上流側に供給された水道水などの水Cが通水可能となっている。
この場合、開閉弁14の上流側に図示しない定流量弁や流量調整弁などを設けるようにすることが好ましい。定流量弁や流量調整弁などを設けるものとすれば、例えば、高層階の住居であったり住居地域によって元圧(水圧)が変動しやすいものとなっていても、それを調整して所定の流量を確保することができる。
尚、図2に例示をしたものでは、水道水などの水Cの配管が開閉弁14に接続されているが、温水Hの配管が接続されていてもよい。そのようにすれば、温水Hを吐水させることができるので、有機物などの分解、剥ぎ落としが促進され、洗浄効果をより高めることができる。そのため、本明細書において「水」という時には、冷水のみならず温水をも含む場合があるものとする。
また、殺菌水生成システム1には、制御手段17、操作手段3、吐水量調整手段19、表示手段20が設けられている。尚、吐水量調整手段19と表示手段20は、必ずしも必要ではなく、必要に応じて適宜設けるようにすることができる。そして、制御手段17と、開閉弁14、殺菌水生成手段15、操作手段3、吐水量調整手段19、表示手段20とは、それぞれ電気的に接続されている。そのため、操作手段3、吐水量調整手段19からの電気信号を制御手段17が受信可能となっており、また、制御手段17による開閉弁14、殺菌水生成手段15の制御や表示手段20への表示が可能となっている。
操作手段3は、制御手段17に制御条件を入力するためのものである。例えば、吐水の開始を入力するためのスイッチ3a、吐水の停止を入力するためのスイッチ3b、殺菌効果を有する流体の生成の開始・停止を入力するためのスイッチ3cを設けることができる。ただし、例示したものに限定されるわけではなく、適宜変更、追加、削除をすることができる。例えば、吐水の開始・停止を入力するためのスイッチとして、スイッチ3aと3bとを一体化することもできるし、後述する警告の解除、タイマーの設定などのスイッチなどを設けるようにすることもできる。
吐水量調整手段19には、例えば、開閉弁14の開閉度を入力するためのスライドスイッチ19aなどを設けるようにすることができる。そして、スライドスイッチ19aの位置に応じた電気信号が制御手段17に送られ、この信号に基づいて開閉弁14の開閉度が調整されるようにすることができる。尚、誤操作を避けるため操作者が通常触ることがない場所に吐水量調整手段19を設けるようにすることが好ましい。
表示手段20は、例えば、液晶表示装置などとすることができ、殺菌水生成システム1の運転状況や異常表示などが表示される。
開閉弁14としては、例えば、電磁弁を例示することができる。そして、吐水量の調整をするために、弁の開閉度が調整可能とされているものとすることもできる。その場合、弁の開閉度は前述の吐水量調整手段19により調整するようにすることができる。また、圧力制御をするための圧力制御手段を併せ持つようなものとしてもよい。尚、電磁弁の開閉により吐水を断続的にしたり、吐水圧の高低を切り替えて吐水圧を断続的にすることにより、洗浄効果を高めるようにすることもできる。
制御手段17は、論理演算手段や記憶手段などを備え、操作手段3、吐水量調整手段19からの情報や予め記憶されたプログラムなどに基づいて開閉弁14、殺菌水生成手段15の制御や表示手段20への表示などを行う。また、後述する開閉弁22、開閉弁23を制御することで、湯水混合水栓8からの吐水をも制御する。
吐水具4には、ホース6、吐水ヘッド7が設けられており、ホース6と接続手段5とが液密になるように接続されている。そして、接続手段5と吐水ヘッド7とがホース6を介して連通するように接続され、接続手段5を介して供給された水道水などの水・温水や殺菌効果を有する流体などが吐水ヘッド7から吐水可能となっている。ホース6は、可撓性を有する管状体であり、例えば、ゴムなどの弾性体から構成されている。
吐水ヘッド7には、吐水形態の切替手段21が設けられている。
図3は、吐水形態の切替手段21を備えた吐水ヘッド7を例示するための模式断面図である。
図3に示すように、吐水ヘッド7には吐水形態に対応して流路7a、流路7bが設けられており、流路7a、流路7bの吐水端にはノズルプレート7cが備えられている。また、ノズルプレート7cには、流路7a、流路7bに対応した位置にノズル孔7d、ノズル孔7eが設けられている。
ここで、流路7a、流路7bとノズル孔7d、ノズル孔7eの断面寸法は吐水形態に応じて決定することができる。例えば、図3に例示をしたものでは、断面積の大きな流路7a・ノズル孔7dの側を通常のシャワー状の吐水用(水道水などの吐水用)とし、断面積の小さな流路7b・ノズル孔7e側をミスト状(霧状)の吐水用(殺菌効果を有する流体の吐水用)とすることができる。このように、限られた吐水ヘッド7のスペース内で殺菌効果を有する流体の吐水側の流路7bの断面積を小さくすれば、水道水などの吐水側の流路7aの断面積をその分大きくすることができる。その結果、殺菌効果を有する流体の吐水量を抑えることができ、無駄になる殺菌効果を有する流体の量を抑制することができる。また、水道水などの吐水量をその分多くすることができるので、「前洗浄」などにおける洗浄効果をより高めることができる。
切替手段21には、円柱状の形態を呈する弁体21aと、弁体21aに設けられ供給側の流路を流路7aまたは流路7bと連通させるための孔21cが設けられている。また、弁体21aから吐水ヘッド7の外部に向けて突出する摘み21bが設けられ、摘み21bを操作することで弁体21aが図中矢印の方向に回転可能となっている。
また、流路内には、孔21cが所定の位置に来たときに、孔21cの一端を塞ぐことができる図示しない止水板が設けられている。
尚、吐水ヘッド7に吐水形態の切り替えを表示するための表示手段を設けるようにすることもできる。
次に、吐水ヘッド7の作用について説明をする。
図3(a)に示すように、摘み21bを操作して供給側の流路と流路7aとを孔21cを介して連通させるようにすれば、図中矢印で示したような通水が行われノズル孔7dから例えば水道水などがシャワー状に吐水される。
また、図3(b)に示すように、摘み21bを操作して供給側の流路と流路7bとを孔21cを介して連通させるようにすれば、図中矢印で示したような通水が行われノズル孔7eから例えば殺菌効果を有する流体がミスト状(霧状)に吐水される。
そして、図3(c)に示すように、摘み21bを操作して、図示しない止水板が設けられている位置に孔21cを移動させれば、止水板により孔21cの一端が塞がられるので、供給側の流路と流路7a・7bとが遮断される。その結果、図中矢印で示したように通水が遮断されてノズル孔7d、ノズル孔7eからの吐水が停止される。
図4は、吐水ヘッドの他の具体例を例示するための模式断面図である。
図4に示すように、吐水ヘッド70には流路70aが設けられており、流路70aの吐水端にはノズルプレート70bが備えられている。また、ノズルプレート70bには、ノズル孔70cが設けられている。そして、流路70aの途中には、吐水と止水の切り替えを行うための切替手段71が設けられている。
切替手段71には、円柱状の形態を呈する弁体71aと、弁体71aに設けられ供給側の流路を吐水端側(ノズルプレート70b側)の流路70aと連通させるための孔71cが設けられている。また、弁体71aから吐水ヘッド70の外部に向けて突出する摘み71bが設けられ、摘み71bを操作することで弁体71aが図中矢印の方向に回転可能となっている。
尚、切替手段71は必ずしも設けられている必要はなく、これを省くこともできる。その場合は、操作手段3を操作して吐水と吐水の停止をさせるようにすればよい。
また、流路70a内には、孔71cが所定の位置に来たときに、孔71cの一端を塞ぐことができる止水板72が設けられている。
次に、吐水ヘッド70の作用について説明をする。
図4(a)に示すように、摘み71bを操作して供給側の流路と流路70aとを孔1cを介して連通させるようにすれば、図中矢印で示したような通水が行われノズル孔70cから水などが吐水される。
また、図4(b)に示すように、摘み71bを操作して、止水板72が設けられている位置に孔71cを移動させれば、止水板72により孔71cの一端が塞がられるので、供給側の流路と流路70aとが遮断される。その結果、図中矢印で示したように通水が遮断されてノズル孔70cからの吐水が停止される。
尚、吐水ヘッドは吐水ヘッド7、70に限定されるわけではなく、適宜変更することができる。
保持具26は、浴室10の壁面に設けられ、吐水ヘッド7などやシャワーユニット18のヘッド部分を保持する。
水栓としての湯水混合水栓8には、水道水などの水Cの配管と温水Hの配管とが接続されている。また、湯水混合水栓8には、接続手段9が設けられ、接続手段9にはシャワーユニット18のホース部分が接続されている。そのため、接続手段9を介して水道水などの水Cや温水Hがシャワーユニット18のヘッド部分から吐水可能とされている。
湯水混合水栓8には、切替ハンドル8bが設けられている。そして、切替ハンドル8bによりカラン8a側と接続手段9側への通水の切り替え、止水が行えるようになっている。また、水道水などの水Cと温水Hとの混合割合の調整を行う手段8cも設けられている。 ここで、温水Hの配管は必ずしも必要ではなく、水道水などの水Cの配管のみが接続されている水栓であってもよい。ただし、温水Hの配管がされ、温水Hを吐水させることができれば、人体洗浄などをするのに好適である。
また、水Cの配管には開閉弁22が、温水Hの配管には開閉弁23が設けられている。開閉弁22、開閉弁23としては、例えば、電磁弁を例示することができる。そして、開閉弁14のように、弁の開閉度が調整可能とされているものや圧力制御をするための圧力制御手段を併せ持つようなものとすることもできる。尚、通常は、湯水混合水栓8側からの温水Hと、殺菌効果を有する流体とが同じ対象に対して吐水されることがないので、開閉弁23は必ずしも必要ではない。ただし、温水Hの配管にも開閉弁23を設けるものとすれば、湯水混合水栓8側からの吐水を完全に制御することができる。また、温水Hが配管されていない水Cのみを吐水させる水栓の場合には、開閉弁23を設ける必要はない。
図1に例示をしたものでは、殺菌水生成システム1をカウンター12の下方に設けるものとしているが、浴室10の任意の位置に配設することもできる。ただし、カウンター12の下方に設けるものとすれば、人体との干渉の抑制や煩雑感の低減を図ることができる。この場合、殺菌水生成システム1のすべての要素がカウンター12の下方に設けられている必要はなく、例えば、操作手段3、表示手段20のみが設けられているようにすることもできる。
また、カウンター12の下方における奥行き寸法方向の取り付け位置も適宜選択することができる。ここで、カウンター12の突出端(前面端)から後退した位置に殺菌水生成システム1を設け、突出端から出っ張らないようにすることが好ましい。そのようにすれば、入浴時の人体洗浄の際に人体と干渉することを抑制することができ、また、煩雑感がなくなるため見た目にも優れているからである。尚、殺菌水生成システム1の取り付け位置を調整できるようにしておき、設置される浴室のカウンター12に合わせた設定をすることもできる。
殺菌水生成手段15で生成される殺菌効果を有する流体としては、例えば、殺菌性物質またはイオンを含有する水、強酸性水、弱酸性水、およびこれらの温水などを例示することができる。
尚、殺菌性物質またはイオンを含有する水としては、例えば、遊離塩素、結合塩素、抗菌性金属(例えば、銀、銅、亜鉛等)またはそのイオン、オゾン、ペルオクソ炭酸イオン又はその塩などを含有させた水、有機塩素系消毒液、有機リン酸系消毒液、アルコール系消毒液などを例示することができる。
ただし、これらに限定されるわけではなく、浴室などの水回り設備に吐水することができ、殺菌効果を発揮できるものであればよい。
図5は、殺菌水生成手段15として用いることができるオゾン水生成手段31を例示するための模式断面図である。
オゾン水生成手段31に備えられている気体混入混合室32には、気泡分散機構33が設けられており、液体管路34から供給される水に対して、気泡分散機構33により気体の混入、微細化、分散、混合が同時に行われる。気泡分散機構33には気体室35が設けられており、気体室35には気体導入管路36からオゾンが供給される。液体管路34は、水道水などの水の配管や温水の配管と接続されている。また、気体導入管路36には図示しないオゾン供給手段が接続されている。尚、本実施の形態においては、制御手段17により図示しない開閉弁などを制御して、オゾン水生成手段31へのオゾンの供給を制御することになる。
図6は、殺菌水生成手段15としても用いることができる創水手段41を例示するための模式断面図である。
創水手段41は、水を電気分解することにより、酸性水とアルカリ性水とを生成する。この場合、酸性水は殺菌効果を有する流体として、また、アルカリ性水は前洗浄において垢などの有機物を分解除去する際に用いることができる。
創水手段41から導出したアルカリ性水導出管42と酸性水導出管43は、三方切換弁44に接続されており、この三方切換弁44の他の一端が、接続手段5と接続されている。すなわち、三方切換弁44を切り替えることにより酸性水またはアルカリ性水のいずれかを接続手段5から吐水させることができ、水回り設備の殺菌と有機物の分解除去などを行うことができる。
創水手段41に備えられているケーシング45は、その内部を隔膜46によりアルカリ性水生成室47と酸性水生成室48とに区画されており、各生成室47、48 には、それぞれステンレス鋼やカーボン等からなる電極(陰極)49と、ステンレス、白金、酸化チタンなどからなる電極(陽極)51とが配設されている。また、酸性水生成室48には酸性水導出管43が連通するように接続されており、アルカリ性水生成室47にはアルカリ性水導出管42が連通するように接続されている。導入管55は、水道水などの水の配管や温水の配管と接続されている。
電極49、51から導出した電線52、53の導出端は、電源54と接続されており、電源54から電極49、51間に電圧が印加できるようになっている。
そして、この電圧印加により、水が電気分解され、アルカリ性水生成室47のPH値が高くなり、アルカリ性水が生成される。一方、酸性水生成室48内のPH値は低くなり、酸性水が生成されることになる。尚、本実施の形態においては、制御手段17により電源54を制御して、アルカリ性水や酸性水の生成を制御することになる。また、制御手段17により三方切換弁44を切り替えて、酸性水またはアルカリ性水のいずれかを接続手段5から吐水させることになる。
殺菌性物質またはイオンを含有する水は、例えば、電気分解法を用いて生成することができる。具体的には、銀イオンを含む殺菌効果を有する流体を生成する場合においては、溶出管の内部に銀からなる一対の電極を対峙して設け、これに電源から所定の電流を流すようなものを例示することができる。また、遊離塩素を含有する水は、塩素イオンを含む水(例えば、水道水)を塩素発生用電極を用いて電気分解することにより生成することができる。
尚、電気分解法などによる殺菌効果を有する流体の生成に限定されるわけではなく、例えば、殺菌効果を有する流体の濃縮液や薬剤を予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入するようなものであってもよい。電気分解法を用いる場合においては、制御手段17により、電源のON/OFFや出力調整などの制御が行われ、予め生成された濃縮液や薬剤などを投入する場合においては、ポンプなどの投入手段の制御が行われる。
また、殺菌水生成手段15を作用させず、水道水などの水のみを吐水させることもできる。水道水などの水のみを吐水させることができれば、殺菌効果を有する流体を吐水させる前に後述する「前洗浄」を行うことができ、例えば、吐水ヘッド7のノズル孔7dからの水滴を直接、被洗浄面全体に当てるようにして、付着した汚れを浮かせたり除去をしたりすることで、その後に行われる殺菌効果を有する流体の吐水による殺菌効果が減殺されるのを抑制することができる。
また、前述した強酸性水、弱酸性水、や、強アルカリ水、弱アルカリ水、洗剤を含有した水などを吐水して前洗浄を行えば、垢などの有機物を効果的に除去することができ、その後に行われる殺菌効果を有する流体の吐水による殺菌効果が減殺されるのをさらに抑制することができる。
ここで、「前洗浄」などに用いられる水道水などの水や温水、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水や洗剤を含有した水などを「洗浄水」と呼ぶことにする。
尚、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水については、前述の創水手段41により生成することができる。
また、アルカリ水、酸性水、洗剤を含有した水などの濃縮液や薬剤を予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入することもできる。この場合、制御手段17によりポンプなどの投入手段の制御を行い、洗浄水の生成を制御することになる。
また、前述したように、吐水形態の切り替えは摘み21bを操作することにより行うが、例えば、殺菌効果を有する流体などはミスト状(霧状)の吐水とし、水道水などの水はシャワー状の吐水とすることができる。尚、これに限定されるわけではなく、殺菌効果を有する流体などをシャワー状に吐水させることもできるし、水道水などの水をミスト状(霧状)に吐水させることもできる。ただし、滞留性を考慮すれば殺菌効果を有する流体はミスト状(霧状)の吐水とすることが好ましく、吐水の物理力による洗浄性を考慮すれば水道水などの水はシャワー状の吐水とすることが好ましい。
「前洗浄」は、殺菌効果を有する流体の吐水に先立ち行われる。
例えば、洗い場などに石鹸かすや皮脂、垢などの有機物汚れが残っていれば、その状態で殺菌効果を有する流体を吐水しても、有機物と殺菌成分とが化学的結合をおこしその効力が減ぜられるおそれがある。そのため、洗浄水を吐水して前洗浄を行うようにすれば、有機物汚れを除去することができるので、その後に行われる殺菌効果を有する流体の吐水による殺菌効果が減殺されるのを抑制することができる。
前洗浄は、湯水混合水栓8に接続されたシャワーユニット18を用いて行うこともできるが、殺菌水生成システム1に接続された吐水具4を用いて行うようにすれば、前洗浄に続いて行われる殺菌効果を有する流体の吐水をも含めた一連の作業の作業性、作業効率などを大幅に向上させることができる。
また、操作手段3を操作して、洗浄水と殺菌効果を有する流体とを任意に切り替えることができるので、操作者の判断で状況に応じた最適な前洗浄作業をすることができる。
また、前洗浄における吐水では、開閉弁14の開閉により吐水を断続的にしたりすることなどにより、洗浄効果を高めることもできる。また、前洗浄における吐水において、温水Hを用いるものとすれば、前洗浄の効果を高めることもできる。
ここで、吐水具4から殺菌効果を有する流体が吐水されているときに、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水されるものとすれば、殺菌効果を有する流体の吐水による殺菌効果が著しく減殺されるおそれがある。 そのため、本実施の形態においては、吐水具4から殺菌効果を有する流体が吐水されているときには、開閉弁22、開閉弁23を閉じて湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水されないようにしている。
すなわち、制御手段17により開閉弁14が開けられて、殺菌水生成手段15により生成された殺菌効果を有する流体が吐水具4から吐水される場合には、開閉弁22、23が閉じられることにより湯水混合水栓8側からの吐水が妨げられるようになっている。
この場合、例えば、操作手段3のスイッチ3cが押されて殺菌効果を有する流体を生成する指令が制御手段17に入力されたときに、制御手段17により開閉弁22、開閉弁23が閉じられるようにすることができる。
また、例えば、「前洗浄」のために吐水具4から洗浄水が吐水されているような場合には、開閉弁22、開閉弁23を閉じずに湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水可能とすることもできる。また、このような場合であっても開閉弁22、開閉弁23が閉じられるようにすることもできる。
尚、温水Hが配管されていない水栓の場合には、水Cの配管に設けられた開閉弁22を制御することで水栓側からの吐水を制限することになる。
図7は、殺菌水生成システム1の作用を例示するためのフローチャートである。
尚、説明の便宜上、浴室10に設けられた殺菌水生成システム1の作用について説明をする。また、前洗浄は行わないものとしている。
まず、入浴(人体洗浄)の終了により湯水混合水栓8が止水される。
次に、殺菌水生成システム1を使用するため、図示しない電源スイッチを押して電源を入れ、操作手段3のスイッチ3a、3cを押して「吐水の開始」、「殺菌効果を有する流体の生成の開始」を入力する。
「吐水の開始」、「殺菌効果を有する流体の生成の開始」が入力されると、制御手段17により開閉弁22、23が閉じられる。そのため、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水されるのが妨げられる。
一方、制御手段17により殺菌水生成手段15の上流側に設けられた開閉弁14が開かれる。
開閉弁14が開かれると、制御手段17からの指令により、殺菌水生成手段15による殺菌効果を有する流体の生成が開始され、生成された殺菌効果を有する流体は、シャワーヘッド7から吐水される。
この際、摘み21bを操作することにより吐水形態を切り替えて、操作者の判断により最適な吐水形態での殺菌効果を有する流体の吐水を行うことができる。例えば、切替手段21の摘み21bを操作して吐水形態をミスト状(霧状)の吐水に切り替えるようにすることができる。
また、制御手段17により表示手段20に殺菌効果を有する流体の吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。
殺菌効果を有する流体による浴室10内の殺菌が終了した場合には、操作手段3のスイッチ3b、3cを押して「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」を入力する。
「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」が入力されると、制御手段17からの指令により殺菌効果を有する流体の生成が停止され、その後、開閉弁14が閉じられて吐水が停止され、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。
一方、「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」が入力されると、制御手段17により開閉弁22、23が開かれる。そのため、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水可能となる。
すなわち、制御手段17により開閉弁14が閉じられる場合には、開閉弁22、23が開かれて湯水混合水栓8側からの吐水が可能となっている。
このように、殺菌効果を有する流体の吐水がされない状況下においては、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18からの吐水を許容するようにすれば使い勝手がよい。
尚、「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」が入力されてから、所定の時間の経過後に制御手段17により開閉弁22、23が開かれるようにすることもできる。そのようにすれば、殺菌効果を有する流体の吐水の直後に、水道水などの水Cや温水Hが吐水されるのを禁止することができるので、殺菌効果の減殺を抑制することができる。
また、殺菌効果を有する流体の吐水に先立って、前洗浄を行うようにすることもできる。前洗浄は、操作手段3を操作して洗浄水を吐水させることにより行うことができる。尚、前述のように、前洗浄のとき(殺菌効果を有する流体が吐水されない条件のとき)は、湯水混合水栓8側からの吐水が禁止されないようにすれば、シャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hを吐水させることにより前洗浄を行うことができる。
図8は、第2の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。
尚、図2で説明をしたものと同様の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においても、湯水混合水栓8の温水Hの配管には開閉弁23が設けられている。また、水Cの配管には三方弁24が設けられ、三方弁24の一方の流路は湯水混合水栓8と接続され、他方の流路は殺菌水生成手段15と接続されている。すなわち、供給される流体の流れを殺菌水生成手段15への流路、または、湯水混合水栓8への流路に択一的に切り替える三方弁が設けられている。
尚、温水Hが配管されていない水Cのみを吐水させる水栓の場合には、開閉弁23を設ける必要はない。
また、開閉弁23、三方弁24はそれぞれ制御手段17と電気的に接続され、制御手段17により制御されるようになっている。
図9は、他の実施の形態にかかる殺菌水生成システムの作用を例示するためのフローチャートである。
尚、説明の便宜上、浴室10に設けられた殺菌水生成システム1の作用について説明をする。また、前洗浄は行わないものとしている。
まず、入浴(人体洗浄)の終了により湯水混合水栓8が止水される。
次に、殺菌水生成システム1を使用するため、図示しない電源スイッチを押して電源を入れ、操作手段3のスイッチ3a、3cを押して「吐水の開始」、「殺菌効果を有する流体の生成の開始」を入力する。
「吐水の開始」、「殺菌効果を有する流体の生成の開始」が入力されると、制御手段17により開閉弁23が閉じられる。また、三方弁24が切り替えられて供給側(上流側)の流路と殺菌水生成手段15側の流路とが連通される。一方、供給側(上流側)の流路と湯水混合水栓8側の流路との連通が遮断される。
そのため、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水されるのが妨げられる。一方、制御手段17からの指令により、殺菌水生成手段15による殺菌効果を有する流体の生成が開始され、生成された殺菌効果を有する流体は、シャワーヘッド7から吐水される。
この際、摘み21bを操作することにより吐水形態を切り替えて、操作者の判断により最適な吐水形態での殺菌効果を有する流体の吐水を行うことができる。例えば、切替手段21の摘み21bを操作して吐水形態をミスト状(霧状)の吐水に切り替えるようにすることができる。
また、制御手段17により表示手段20に殺菌効果を有する流体の吐水中である旨が表示される。尚、ブザー音や光などで操作者に告知することもできるし、表示とブザー音などを併用することもできる。
殺菌効果を有する流体による浴室10内の殺菌が終了した場合には、操作手段3のスイッチ3b、3cを押して「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」を入力する。
「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」が入力されると、制御手段17からの指令により殺菌効果を有する流体の生成が停止され、その後、三方弁24が切り替えられて供給側(上流側)の流路と殺菌水生成手段15側の流路との連通が遮断される。一方、供給側(上流側)の流路と湯水混合水栓8側の流路とが連通される。その後、電源が切られて一連の運転が終了する。この場合、制御手段17により表示手段20に吐水の停止中(止水中)である旨が表示される。
一方、「吐水の停止(止水)」、「殺菌効果を有する流体の生成の停止」が入力されると、制御手段17により開閉弁23が開かれる。そのため、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hが吐水可能となる。このように、殺菌効果を有する流体の吐水がされない状況下においては、湯水混合水栓8のカラン8aやシャワーユニット18からの吐水を許容するようにすれば使い勝手がよい。
また、殺菌効果を有する流体の吐水に先立って、前洗浄を行うようにすることもできる。前洗浄は、操作手段3を操作して洗浄水を吐水させることにより行うことができる。尚、前述のように、前洗浄のとき(殺菌効果を有する流体が吐水されない条件のとき)は、湯水混合水栓8側からの吐水が禁止されないようにすれば、シャワーユニット18から水道水などの水Cや温水Hを吐水させることにより前洗浄を行うことができる。
図10は、第3の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。
尚、図2で説明をしたものと同様の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においては、開閉弁22、23を操作するための図示しない操作手段が湯水混合水栓8に設けられている。図示しない操作手段は、湯水混合水栓8の切替ハンドル8bの動作に連動、またはその動作や流体の流れなどを検知して開閉弁22、23を操作する。
すなわち、殺菌効果を有する流体が吐水できる条件下において、制御手段17により開閉弁22、23が閉じられていても、切替ハンドル8bを操作してカラン8aやシャワーユニット18からの吐水が可能となった場合には、強制的に開閉弁22、23を開けられるようになっている。このように利用頻度の高い湯水混合水栓8側からの吐水を優先させるようにすれば、殺菌作業と同時に他の吐水作業をさせることもできるので便利である。例えば、殺菌効果を有する流体で洗い場床面13を殺菌している場合であっても、カラン8aから浴槽11に温水Hなどを吐水させることができる。
尚、湯水混合水栓8に設けられている図示しない操作手段からの出力を制御手段17に入力し、制御手段17により開閉弁22、23を制御するようにすることもできる。
また、強制的に開閉弁22、23を開けた場合には、開閉弁14が強制的に閉じられるとともに、殺菌水生成手段15による殺菌効果を有する流体の生成が停止されるようにすることもできる。
図11は、第4の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。
尚、図2、図8で説明をしたものと同様の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
本実施の形態においては、開閉弁23、三方弁24を操作するための図示しない操作手段が湯水混合水栓8に設けられている。図示しない操作手段は、湯水混合水栓8の切替ハンドル8bの動作に連動、またはその動作や流体の流れなどを検知して開閉弁22、23を操作する。そして、湯水混合水栓8に設けられた図示しない操作手段により開閉弁23、三方弁24が強制的に操作されて、供給される流体の流れが湯水混合水栓8への流路に導かれるようになっている。
本実施の形態においては、三方弁24を強制的に切り替えることにより、殺菌効果を有する流体の吐水を強制的に終了させることができる。このように利用頻度の高い湯水混合水栓8側からの吐水を優先させるようにすれば、操作手段3を操作して殺菌効果を有する流体の吐水を停止させる手間を省くことができ便利である。
尚、湯水混合水栓8に設けられている図示しない操作手段からの出力を制御手段17に入力し、制御手段17により開閉弁23、三方弁24を制御するようにすることもできる。
以上、本発明の実施の形態に係る機能水生成システムを殺菌効果を有する流体を生成する殺菌水生成システムを例にとって説明をしたが、殺菌効果を有する流体をも含めた機能水としては以下のものを例示することができる。
すなわち、機能水としては、例えば、銀イオン水、電解次亜塩素酸水、強酸性水、強アルカリ性水、弱酸性水、弱アルカリ性水、オゾン水、マグネシウム添加水、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水などを例示することができる。
これらのうち、銀イオン水、電解次亜塩素酸水、強酸性水、弱酸性水、オゾン水は殺菌作用を有する。また、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水、オゾン水は、洗い場などに付着した垢などの有機物を分解除去する作用を有する。また、電解次亜塩素酸水は漂白作用を、マグネシウム添加水は皮膚のバリア作用を、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水は脱塩素作用を有する。
そのため、浴槽や洗い場などの殺菌の他にも、目的に応じた機能水を生成することで各種の用途に利用することができる。
これらの機能水を用いた場合、例えば、皮脂汚れを分解除去するためにアルカリ性水などを吐水させた場合においても、滞留時間が長いほど分解除去の効果が大きく、水栓からの吐水がされると、濃度が薄くなり、分解除去の効果が減殺されてしまう。
また、石鹸かす汚れを分解除去するために酸性水などを吐水させた場合においても、滞留時間が長いほど分解除去の効果が大きく、水栓からの吐水がされると、濃度が薄くなり、分解除去の効果が減殺されてしまう。
本発明によれば、殺菌効果を有する流体以外の機能水が吐水される場合であっても、水洗からの吐水を連携させることで、これらの機能水の効果が減殺されるのを防止することができる。
尚、前述したように、強酸性水、強アルカリ水、弱酸性水、弱アルカリ水については、前述の創水手段41により生成することができる。また、アルカリ水、酸性水、マグネシウム添加水、アスコルビン酸・亜硫酸カルシウム添加水などの濃縮液や薬剤を予め生成し、これを適宜ポンプなどで投入することもできる。
その他の機能水生成システムの構成や作用は、前述の殺菌水生成システム1の構成や作用と同様のためその説明は省略する。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明をした。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。
前述の具体例に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、殺菌水生成システム1、吐水具4などが備える各要素、浴室10やこれに備えられる湯水混合水栓8、浴槽11、カウンター12、洗い場床面13、保持具26などの形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各具体例が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の実施の形態に係る殺菌水生成システムを浴室ユニットに適用させた場合を例示するための模式斜視図である。 第1の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。 吐水形態の切替手段を備えた吐水ヘッドを例示するための模式断面図である。 吐水ヘッドの他の具体例を例示するための模式断面図である。 殺菌水生成手段として用いることができるオゾン水生成手段を例示するための模式断面図である。 殺菌水生成手段としても用いることができる創水手段を例示するための模式断面図である。 殺菌水生成システムの作用を例示するためのフローチャートである。 第2の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。 第2の実施の形態に係る殺菌水生成システムの作用を例示するためのフローチャートである。 第3の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。 第4の実施の形態に係る殺菌水生成システムの構成を例示するための模式図である。
符号の説明
1 殺菌水生成システム、3 操作手段、3a スイッチ、3b スイッチ、4 吐水具、5 接続手段、6 ホース、7 吐水ヘッド、7a 流路、7b 流路、7c ノズルプレート、7d ノズル孔、7e ノズル孔、8 湯水混合水栓、12 カウンター、14 開閉弁、15 殺菌水生成手段、17 制御手段、19 吐水量調整手段、20 表示手段、21 切替手段、21a 弁体、21b 摘み、21c 孔、C 水、H 温水

Claims (5)

  1. 流体の流れを制御する第1の開閉弁と、
    前記第1の開閉弁の下流側に設けられた機能水を生成する機能水生成手段と、
    前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、
    水回り設備に備えられた水栓に供給される流体の流れを制御する第2の開閉弁と、
    前記第1の開閉弁を開けて、前記機能水生成手段により生成された前記機能水を前記吐水具から吐水させる場合には、前記第2の開閉弁を閉じて前記水栓からの吐水を妨げることを実行する制御手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とする機能水生成システム。
  2. 前記制御手段は、前記第1の開閉弁を閉じる場合には、前記第2の開閉弁を開いて前記水栓からの吐水を可能とすること、を特徴とする請求項1記載の機能水生成システム。
  3. 前記水栓から吐水をさせる場合には、前記第2の開閉弁が強制的に開かれ、前記第1の開閉弁が強制的に閉じられるとともに、前記機能水生成手段による機能水の生成が停止されること、を特徴とする請求項1記載の機能水生成システム。
  4. 機能水を生成する機能水生成手段と、
    前記機能水生成手段の下流側に設けられた吐水具と、
    供給される流体の流れを前記機能水生成手段への流路、または、水回り設備に備えられた水栓への流路に択一的に切り替える三方弁と、
    前記機能水生成手段と、前記三方弁と、を制御する制御手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とする機能水生成システム。
  5. 前記水栓から吐水をさせる場合には、前記三方弁が強制的に切り替えられて、前記供給される流体の流れが水栓への流路に導かれること、を特徴とする請求項4記載の機能水生成システム。



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