JP2008291470A - 吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗用車の駐車において駐車場の省スペース化を図る吊り上げ式駐車設備の提供。
【解決手段】本発明は、上記課題の解決に当り、バス、トラック等の自動車1を吊り上げるためのウインチ23と、壁20又は地面に対して略垂直に設置された2本の柱21及びウインチ23あるいは該ウインチに利用する滑車を設置する設置台26を備えた構造物20と、地面22と前記壁又は構造物20の下部との間に架設されたスロープ状の台24と、乗用車、からなる駐車施設2に対し、車体フレームに前記ウインチ用係合部材13及びキャスター12を備えた自動車1を、ウインチ23にて吊り上げ駐車する。
【選択図】図11
【解決手段】本発明は、上記課題の解決に当り、バス、トラック等の自動車1を吊り上げるためのウインチ23と、壁20又は地面に対して略垂直に設置された2本の柱21及びウインチ23あるいは該ウインチに利用する滑車を設置する設置台26を備えた構造物20と、地面22と前記壁又は構造物20の下部との間に架設されたスロープ状の台24と、乗用車、からなる駐車施設2に対し、車体フレームに前記ウインチ用係合部材13及びキャスター12を備えた自動車1を、ウインチ23にて吊り上げ駐車する。
【選択図】図11
Description
本発明は、乗用車、トラック、バス等の駐車において駐車場の省スペース化を図る吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法に係る。
乗用車、バス、トラック等の車両を駐車場に駐車する場合には、平地に車両を並べて駐車する平面型駐車が一般的であり、現在、普通乗用車だと車両1台の駐車場面積はおよそ14〜15m2必要である。
しかし、平面型駐車場では一つの駐車場に駐車できる車両に限りがあるため、現在は、駐車スペースを階層化することにより、駐車台数を増加させる立体型駐車場が急増している。
立体型駐車場では、運転手が車両を運転し、スロープを上り下りしながら、駐車位置を決め駐車する自走式駐車場や、車両用エレベータを利用するエレベータ式駐車場、または、車両を台車に載せて回転させる循環式駐車場などがあり、一定敷地面積に駐車する乗用車の量は、年々増加傾向にある。
しかしながら、更なる量の駐車スペースを確保する場合には、敷床面積を広くするか、または、駐車場を高層化する必要があるが、敷地面積を広大に確保するに場合おいても、駐車場を高層にする場合においても、駐車場の設置費用や建設費用が高額になることは避けられない。
また、人口が集中し、ビルが立ち並ぶような都市部では、自動車の交通量も多くなるため、それに比例して駐車場の需要が多くなるものの、都市部では駐車場用の敷地の確保が容易ではなく、慢性的な駐車場不足と駐車料金の高額化を招くこととなる。
さらに、都市部における駐車場不足は、路上駐車の増加を引き起こし交通状態の悪化にもつながるため、社会的に問題となっており現在様々な対応策が練られているが、根本的な駐車場不足は解決していない。
ここで、本発明の解決すべき主要な目的は以下の通りである。
本発明の第1の目的は、乗用車、バス、トラック等の車両を駐車する際の駐車場の省スペース化を図る吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、車両を駐車する際の前後左右の車両移動スペースとして必要になる敷地面積を縮小する吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法を提供することにある。
本発明第3の目的は、一戸建て他、建物の敷地その他駐車場の占める面積を従来の3分の1から6分の1までに縮小することを可能とする吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法を提供することにある。
本発明の第4の目的は、乗用車を破損することなく空きスペースに設置する、吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法を提供することにある。
本発明第5の目的は、普段使用頻度の少ない乗用車を、効率的に駐車する、吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。
本発明は、上記課題の解決に当り、地面に対して略垂直に設置された壁又は柱を駐車面とし、車体のフレームに係合部材及びキャスターを取り付けた乗用車を、ウインチにて吊り上げ駐車する、吊り上げ駐車設備及び吊り上げ式駐車方法を講じる特徴を有する。
さらに、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念にかかる新規な特徴的構成手段又は手法を採用することにより、前記目的を達成するよう為される。
即ち、本発明設備第1の特徴は、自動車を吊り上げるためのウインチと、壁又は地面に対して略垂直に設置された2本の柱及び前記ウインチあるいは該ウインチに利用する滑車を設置する設置台とからなる構造物と、地面と前記壁又は構造物の下部との間に架設されたスロープ状の台と、 前記自動車の車体フレームに取り付けられた前記ウインチ用係合部材及びキャスターと、から構成されてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第2の特徴は、上記本発明設備の第1の特徴における前記壁が、建物の一部からなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第3の特徴は、上記本発明設備の第1の特徴における構造物の設置台が、該構造物の2本の柱間上部に架設された1本の柱である吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第4の特徴は、上記本発明設備の第1から第3までのいずれかの特徴における前記ウインチ用係合部材が、前記自動車がフロントエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム後側に取り付けられ、前記自動車がリアエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム前側に取り付けられてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第5の特徴は、上記本発明設備の第1から第4までのいずれかの特徴における前記キャスターは、前記ウインチ用係合部材が自動車の車体フレーム後側に取り付けられる場合は、当該車体フレームの前側に取り付けられ、前記ウインチ用係合部材が当該車体フレームの前側に取り付けられる場合には、当該車体フレームの後側に取り付けられてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第6の特徴は、上記本発明設備の第1から第4までのいずれかの特徴における前記キャスターが、前記自動車の車体フレームの前側及び後側の双方に取り付けられてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第7の特徴は、上記本発明設備の第1から第6までのいずれかの特徴における前記ウインチが、前記壁又は構造物の上方に設置されてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第8の特徴は、上記本発明設備の第1から第6までのいずれかの特徴における前記壁又は構造物の下方に前記ウインチの動力部が設置され、前記壁又は構造物の上方に滑車が設けられている吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第9の特徴は、上記本発明設備の第1から第8までのいずれかの特徴における前記ウインチ用係合部材が取り付けられた車体フレーム直近のバンパーに、ゴム板又はゴム片が取り付けられてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第10の特徴は、上記本発明設備の第9の特徴における前記ゴム板又はゴム片が、硬質ゴムにより蒲鉾状に形成されてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第11の特徴は、上記本発明設備の第1から第10のいずれかの特徴における前記構造物の2本の柱が、H鋼又は角鋼柱である吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第12の特徴は、上記本発明設備の第1から第11のいずれかの特徴における前記壁及び前記構造物の2本の柱が、先端に鈎部を有する自動車吊り上げ補強具をそれぞれ備えているとともに、前記自動車は、車体フレーム左右に当該鈎部と掛合する掛合部が形成されてなる吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明設備の第13の特徴は、上記本発明設備の第1から第12のいずれかの特徴における前記自動車吊り上げ補強具が、前記鈎部を先端部に有するワイヤ又はチェーンである吊り上げ式駐車設備の構成採用にある。
本発明方法の第1の特徴は、乗用車、バス、トラック等の自動車を吊り上げるためのウインチと、壁又は地面に対して略垂直に設置された2本の柱及び前記ウインチあるいは該ウインチに利用する滑車を設置する設置台とからなる構造物と、地面と前記壁又は構造物の下部との間に架設されたスロープ状の台とから構成される駐車施設に対し、車体フレームに前記ウインチ用係合部材及びキャスターを備えた前記自動車を吊り上げることにより、当該自動車を駐車する吊り上げ式駐車方法であって、前記ウインチのフックを前記自動車のウインチ用係合部材に係合させ、前記ウインチが稼動することにより前記自動車の吊り上げを開始し、前記自動車のタイヤが前記壁又は前記構造物の2本の柱の平面と当設すると、前記ウインチの巻き上げを停止し、当該自動車を当該壁又は構造物に吊り上げ駐車してなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第2の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記壁が、建物の一部を利用したものである吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第3の特徴は、上記本発明方法の第1の特徴における前記構造物の設置台が、該構造物の2本の柱間上部に架設された1本の柱である吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第4の特徴は、上記本発明方法の第1から第3までの特徴における前記ウインチ用係合部材が、前記自動車がフロントエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム後側に取り付け、前記自動車がリアエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム前側に取り付けることとし、当該ウインチ用係合部材を、前記ウインチのフックに係合させて当該自動車を吊り上げてなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第5の特徴は、上記本発明方法の第1から第4までのいずれかの特徴における前記キャスターが、前記ウインチ用係合部材が前記自動車の車体フレーム後側に取り付けられる場合は、当該車体フレームの前側に取り付けられ、前記ウインチ用係合部材が車体フレームの前側に取り付けられる場合には、当該車体フレームの後側に取り付けられていて、前記自動車の吊り上げが始まると、当該キャスターは前記自動車を支持しながら地面及び前記スロープ状の台を走行し、前記自動車の吊り上げを補助する吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第6の特徴は、上記本発明方法の第1から第4までのいずれかの特徴における前記キャスターが、前記自動車の車体フレームの前側及び後側の双方に取り付けられてなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第7の特徴は、上記本発明方法の第1から第6までのいずれかの特徴における前記自動車が、前記壁又は構造物の上方に設置されているウインチにて吊り上げる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第8の特徴は、上記本発明方法の第1から第6までのいずれかの特徴における前記ウインチが、地上に動力部を有し、前記壁又は構造物の上方に備えられた滑車を介して、前記自動車をワイヤロープで吊り上げる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第9の特徴は、上記本発明方法の第1から第8までのいずれかの特徴における前記自動車の前側又は後側のバンパーが、前記ウインチ用係合部材が取り付けられた側に、ゴム板又はゴム片が取り付けられ、前記自動車を吊り上げる際に、前記壁又は構造物の柱への接触から当該バンパーを保護する吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第10の特徴は、上記本発明方法の第9の特徴における前記ゴム板又はゴム片が、蒲鉾状の硬質ゴムを利用されてなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第11の特徴は、上記本発明方法の第1から第10までのいずれかの特徴における前記構造物の2本の柱が、H鋼又は角鋼柱を利用されてなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第12の特徴は、上記本発明方法の第1から第11までのいずれかの特徴における前記壁又は構造物の2本の柱は、先端に鈎部を有する自動車吊り上げ補強具をそれぞれ備え、前記自動車の車体フレーム左右に形成された掛合部と、当該鈎部とを掛合することにより、当該自動車の落下防止を補強されてなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明方法の第13の特徴は、上記本発明方法の第12の特徴における前記自動車吊り上げ補強具が、バンド又はチェーンの先端部に前記鈎部を固着して形成されてなる吊り上げ式駐車方法の構成採用にある。
本発明によれば、乗用車、バス、トラック等を建物の壁面や柱の平面に立て掛けるように駐車することにより、駐車場の省スペース化を図ることができ、現在の都市部の建売住宅として一般的な20坪〜30坪前後の敷地において確保される駐車場面積約5坪程度に対し、本願発明を用いればその敷地面積を1.5坪以下に抑えることも可能となる。
また、新築施工の場合には、設計段階から本発明技術を取り入れた設計をすることにより、従来駐車場面積として利用するべき敷地の縮小により生じたスペースをさらに有効に利用することができるという効果も得られる。
また、車両の吊り上げには、一般的に普及しているウインチを用いるため、設備の設置費用が従来の駐車場設備よりも安価にすることが可能となるとともに、既に平地型駐車場として利用されている駐車場に、一部設備を追加設置するだけで、本発明を実施する駐車場として利用可能となる。
さらに、本発明方法を用いれば、車両の駐車に高度な技術を必要とすることもなく、誰でも容易に車両を駐車できる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。ここで、本発明に係る吊り上げ式駐車設備は、乗用車、バス、トラック等の車両に取り付けられるものと土地に設置されるものから構成される。
このため、図1〜3を用いて乗用車を例に設置される設備についてまず説明する。
図1は上記設備が取り付けらた乗用車1の説明図である。乗用車1の車種に決まりはなく、運送用トラックなどの運搬用大型車両等、その利用は可能であるものとする。
図2又は図3にあるように、普通乗用車1は、車体の前側又は後側にキャスター12を備え、さらにそれとはそれぞれの反対側にウインチ用係合部材13を備える構成とする。
キャスター12は、乗用車が吊り上げられる際、バンパーやその他の部分が地面等に接触することによる損傷を防ぐとともに吊り上げをスムーズに進めるためのもので、車輪12aと取付部12bとから構成され、車輪12aが、前側バンパー11aの前方、又は後側バンパー11bの後方に位置するように乗用車1に取り付けられている。また、取付部12bは、車体フレームの底部において車体と接合されている。
ここで使用されるキャスター12の種類や大きさに特に限定はないが、乗用車1を吊り上げる際にかかる乗用車の重量に耐え切れる強度のあるキャスターが必要である。
また、キャスター12が取り付けられた側とは反対側に、図示しないキャスター又はゴム板、若しくはゴム片を取り付け、駐車する際に、乗用車1の車体と駐車面との間のクッションの役割として利用しても良い。
この場合、ゴム板又はゴム片は硬質ゴム製で、蒲鉾状かつ一定の厚みを有するように形成されるのが望ましく、その場合には、平面側をバンパーに直接取り付ける。ゴム片の場合には、バンパーに左右一対に取り付けてもよい。
さらに、ゴム板、ゴム片ではなくキャスターを取り付ける場合には、車体フレームに取り付ける他、バンパーに直接取り付けても良い。
一方、ウインチ用係合部材13は、ウインチ23のフック23aに係合させ、該ウインチ23により自動車を吊り上げるための部材であり、図示の例では、フック状に形成されている。
図2は、乗用車1がフロントエンジン型である場合の取り付け説明図であり、エンジン14が車体前方にある場合は、キャスター12を乗用車1の前側に取り付け、ウインチ係合用部材13は乗用車1の車体フレーム底部に取り付ける。
図示の例では、キャスター12を乗用車1の前側バンパー11aの前方に位置するように取り付け、ウインチ用係合部材13は乗用車1の後側取付部13bに取り付けている。
一方、図3は、乗用車1がリアエンジン型である場合の取り付け説明図であり、車体後方にエンジン14がある場合は、キャスター12を後側に取り付けるとともに、ウインチ用係合部材13を前側底部の取付部13aに取り付ける。
なお、図2、3では、前側または後側のみにキャスター12を付けるものとして説明したが、片側のみにキャスターを付けるだけではなく、前側及び後側に双方にそれぞれキャスター12を取り付けてもよく、前後双方それぞれにキャスターをつけることにより、車体を吊り上げる際に車輪12aが駐車面21を回転しながら車体を上昇させることができるため、よりスムーズな車体の吊り上げが可能となる。
また、ウインチ用係合部材13は、図示の例では1つ取り付けられている状態だが、その数は1つに限定されず、乗用車を吊り上げた際の強度の問題から、車体フレーム底部の左右両端2箇所に取り付けるようにするとより望ましい。
ウインチ用係合部材13においてもキャスター12と同様に、乗用車1を吊り上げた場合、車体を支えきれる強度が必要である。
また、シャーシーの末端は車両の種類によってその形状が異なるため、ウインチ用係合部材13をワイヤーやシャックルを介して車体フレームに取り付けるなどしてもよい。
さらに、乗用車1の車体を90度近くにまで吊り上げた際、車体内部に存在する、オイル等の液体が流れ出す危険性があるため、液体の漏れを防ぐ工夫をする必要がある。
図4は、オイルパンの説明図であり、エンジン14内のオイル漏れを防ぐため、オイルパンにオイルが移動するオイル室14aを設けたものである。乗用車1のタイヤが、地面に接触するような状態にあるときは、図4(a)にあるように、オイル14bは従来同様、ピストンリングやシリンダーの下部にあり、車体が約90度に吊り上げられると、オイル14bが、図面斜線部のオイル室14aに移動することにより、ピストンリングの隙間からシリンダー内にオイルが入ってしまうのを防ぐことが可能となる。
さらに、ラジエター、ブレーキオイル、ウィンドウォッシャー、バッテリ、燃料タンク等の液体タンク14cも、オイルと同様に内部の液体が漏れだす危険性があるため、これらの装置は図4(c)に示すように液体タンク14cの入り口を、縦、横それぞれ90度に立ててもこぼれないような位置に設けるよう工夫すればよい。
次に、図5〜図8を用いて、土地に設置される駐車設備2について説明する。
駐車設備2は、乗用車1のタイヤが当接する駐車面を有する壁又は構造物20と、車体の吊り上げをするウインチ23及び乗用車1が駐車面へ駐車するのを誘導する導入台24からなる。
図5は、前記壁20を示したものであり、該壁20は駐車面20aが平面であれば、どのようなものでもよく、例えば壁として独立したものの他、建物の壁や擁壁であってもよい。建物や擁壁を利用する場合には、独立した壁を設置する場合に比べて低コストで場所もとらないため、好適である。なお、建物の壁を利用する場合であって、自動車を吊り上げるのに強度不足の問題が考えられる場合には、当該壁を建築するにあたって、H鋼や角鋼柱等の鉄筋を埋め込むなどして強度を補強する。
図6及び図8は、構造物20を示したものであり、該構造物20は、地面に対して略垂直に設置された2本の柱21と、該2本の柱の頂部に架設された、後述するウインチ23又は滑車23cを設置するための設置台26としての1本の柱とから構成されている。
前記構造物20の柱21は平面である駐車面20aを備えた、鉄などの強度のある材質で形成され、角鋼柱のほか、図8に示したようにH鋼を採用してもよい。
なお、前記設置台は、ウインチ23で前記自動車を適当な位置に吊り上げられれば必ずしも前記1本の柱である必要はなく、例えば前記2本の柱とは別に櫓を作るなどして、そこに設けてもよい。
ウインチ23は、重量物の牽引機器として一般的に普及しているウインチを用い、前記設置台26に設置される。前記設置台26は、図8(a)に示すように、2つの柱21の頂部を横架するようにして設けられる。また、駐車面20aに前記壁20を利用する場合には、ウインチを壁20の頂部等に設置する他、壁に孔を設けて、その中にウインチを設置するようにしてもよい。なお、ウインチ23は、高頻度の利用にも耐え切れるような耐久性が高く、取付けが容易であるウインチを利用することが望ましい。
また、図6(b)に示すように、ウインチ23の巻上げを行う重量のあるウインチ動力部23bを柱21の下方に設置し、設置台26に滑車23cを設け、該滑車23cを介してワイヤロープ23dで巻き上げるようにしてもよい。
導入台24は、乗用車1を吊り上げる際に地面22から駐車面20aへ車体がスムーズに駐車できるように、また、乗用車1を駐車面20aから地面22へスムーズに降ろせるように、車体の誘導を促すものであり、地面22から壁又は構造物20の下部にスロープ状の台を取り付けたものを利用する。
また、車体を90度近くまで傾け乗用車を駐車させる場合、その重心は壁側寄りとなるため、導入台24を設けることにより、車体の降車をスムーズに行うとともに、降車の際、車体が転倒するのを防止することができる。
導入台24はスロープ状の台を取り付けるだけに限定されず、平坦な板を斜めに固定設置するか、またはコンクリート、アスファルト等を斜めに流し固めるなどしてもよい。
壁20又は柱21には、乗用車1を吊り上げた際、車体が落下するのを防止するため、自動車吊り上げ補強器具27を取り付けることにより、安全性の高い駐車を図ることができる。
図7は、補強器具27の説明図である。補強器具27は、ワイヤ又チェーン27aとフック状の鈎部27bで構成され、柱21の中部に取り付けられるものとする。なお、補強器具27に対応する乗用車1は、その車体フレーム下部に鈎部27aと掛合する掛合部15を予め形成しておく必要がある。
また、車体が吊り上げ状態にあるとき、補強器具27がセットされていればウインチ23は稼動しないようにし、補強器具27の解除を契機にウインチ23が稼動するように、ウインチ23のセンサと補強器具27とを連動させてもよい。
さらに、ワイヤの代わりにアームを用いることにより、乗用車1のタイヤが駐車面20aに当接している際に、スイッチ操作で鈎部27bが掛合部15に自動的に掛合若しくは掛合の解除ができるように補強器具27を形成しても良い。
次に図9〜図11を用いて、本発明の実施方法を説明する。
まず、駐車位置まで乗用車1を移動する。移動方法は、ドライバーが乗用車1を移動する自走式とするか、または乗用車1を装置によって駐車位置まで移動する方式など如何なる方法でも良い。
図9(a)のように、乗用車1がフロントエンジン型の場合は、駐車面20aに対し後側バンパー11bが向き合うように乗用車1を移動する。
図9(b)のように、乗用車1がリアエンジン型の場合は、駐車面20aに対し、前側バンパー11aが向き合うように乗用車1を移動する。
乗用車1の移動が終了したならば、乗用車1が駐車可能な状態であることを作業者(駐車場管理者、または乗用車1の所有者等を総称し作業者とする)が確認し、確認終了後ウインチ23のフック23aを、乗用車1のウインチ用係合部材13に繋げる。
ウインチ23のフック23a及び乗用車1のウインチ用係合部材13が異常なく繋げられたことを確認し、作業者が壁20又は柱21に取り付けられた図示しないスイッチにて吊り上げを開始する。図10は乗用車1がウインチ23に吊り上げられている途中段階を示す図であり、図10(a)はフロントエンジン型乗用車の場合であり、図10(b)はリアエンジン型乗用車の場合である。ウインチ23が乗用車1を巻き上げている間、キャスター12は車体を支えながら地面22及び導入台24上を走行する。
ここで、ウインチ23の操作は壁又は構造物20に付設された押しボタン式スイッチやレバー、またはリモコン操作で行うものとし、その仕様は採用されるウインチ23によるものとし、その種類は限定されない。
図11は、乗用車1の駐車が完了した状態を示す図であり、(a)はフロントエンジン型乗用車の場合であり、(b)はリアエンジン型乗用車の場合である。ウインチ23は、乗用車1の各タイヤ1a全てが駐車面20aに当接する位置まで車体を吊り上る。
吊り上げの停止は、作業者が停止位置を決定し、吊り上げ時と同様の操作でウインチ23を停止させてもよいが、例えば、前記タイヤ1aが全て駐車面20aに接したことを契機に、ウインチ23に内蔵されたセンサにて自動的に可動停止させる。
乗用車1の吊り上げが完了したならば、補強器具27の鈎部27bを乗用車1の掛合部15に掛合し、万が一にも、乗用車1が落下しないよう万全を期す。
次に、吊り上げ駐車された乗用車1を降ろす場合について説明する。乗用車1を駐車させたときと同様に、作業者が、ウインチ23に関連させたスイッチを押すなどして降車を開始する。
このとき、乗用車1にセットされた補強器具27を取り外すことにより、ウインチ23が可動状態になるようウインチ23のセンサと補強器具27を関連付けるとよい。
ウインチ23が稼動すると、乗用車1の吊り降ろし作業が開始し、キャスター12が導入台24上を走行しつつ、車体が地面22に並行になるように下降する。ここで、ウインチ23は降車が終了すると、自動的に停止するようにする。
以上が、本発明の実施方法である。次に、本発明を利用して乗用車を駐車した場合の駐車面積について説明する。
乗用車1が2000ccクラスで、車両が全長4700mm、全幅17700mm、全高1450mmであるとする。これに、最低限必要な車間幅を加味し、約2.5m×約5.5mの長方形型を駐車スペースとして計算すると、従来の駐車方法に必要とされる1台あたりの駐車スペースは、約14m2である。
ここで、本発明の駐車方法を用いて駐車すると、高さ5mまで車体を吊り上げると、地面22に占める面積は車間幅を加味しても、約1.4m(全高)×約1.8m(全幅)を計算して、駐車面積は約2.5m2となる。
つまり、本発明の吊り上げ駐車を行うことにより、駐車面積は従来の17%、つまり約6分の1程度にまで、その敷地面積を減少することが可能となる。
また、乗用車1が全長約4m、全幅約1.8m、全高約1.9mであるワンボックスカータイプの車体であったとしても、上記例と同様に、駐車スペースを計算すると約3.4m2が導き出され、駐車面積は従来の24パーセントにまで低減できる。
本発明を実施することにより、駐車面積を多大に低減することが可能である。また、一定の面積に対し、従来の駐車場よりも、より多くの台数の乗用車を止めることが可能となる。
さらに、既に存在する床面に乗用車を駐車していた駐車場においても、該駐車場に対し、必要設備を設置するだけで、低コストで簡単に本発明方法及び設備を利用することが可能となる。
1・・・乗用車
1a・・・タイヤ
11・・・バンパー
11a・・・前側バンパー
11b・・・後側バンパー
12・・・キャスター
12a・・・車輪
12b・・・取付部
13・・・ウインチ用係合部材
13a・・・前側フック取付部
13b・・・後側フック取付部
14・・・エンジン
15・・・掛合部
2・・・駐車設備
20・・・壁又は構造物
20a・・・駐車面
21・・・柱
22・・・地面
23・・・ウインチ
23a・・・フック
23b・・・ウインチ動力部
23c・・・滑車
24d・・・ワイヤロープ
24・・・導入台
26・・・設置台
27・・・自動車吊り上げ補強器具
27a・・・バンド
27b・・・鈎部
1a・・・タイヤ
11・・・バンパー
11a・・・前側バンパー
11b・・・後側バンパー
12・・・キャスター
12a・・・車輪
12b・・・取付部
13・・・ウインチ用係合部材
13a・・・前側フック取付部
13b・・・後側フック取付部
14・・・エンジン
15・・・掛合部
2・・・駐車設備
20・・・壁又は構造物
20a・・・駐車面
21・・・柱
22・・・地面
23・・・ウインチ
23a・・・フック
23b・・・ウインチ動力部
23c・・・滑車
24d・・・ワイヤロープ
24・・・導入台
26・・・設置台
27・・・自動車吊り上げ補強器具
27a・・・バンド
27b・・・鈎部
Claims (26)
- 自動車を吊り上げるためのウインチと、
壁又は地面に対して略垂直に設置された2本の柱及び前記ウインチあるいは該ウインチに利用する滑車を設置する設置台とからなる構造物と、
地面と前記壁又は構造物の下部との間に架設されたスロープ状の台と、
前記自動車の車体フレームに取り付けられた前記ウインチ用係合部材及びキャスターと、
から構成されることを特徴とする吊り上げ式駐車設備。 - 前記壁は、
建物の一部からなる、ことを特徴とする請求項1に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記構造物の設置台は、該構造物の2本の柱間上部に架設された1本の柱であること、を特徴とする請求項1に記載の吊り上げ式駐車設備。
- 前記ウインチ用係合部材は、
前記自動車がフロントエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム後側に取り付けられ、
前記自動車がリアエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム前側に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記キャスターは、
前記ウインチ用係合部材が自動車の車体フレーム後側に取り付けられる場合は、当該車体フレームの前側に取り付けられ、
前記ウインチ用係合部材が当該車体フレームの前側に取り付けられる場合には、当該車体フレームの後側に取り付けられる、ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記キャスターは、
前記自動車の車体フレームの前側及び後側の双方に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記ウインチは、
前記壁又は構造物の上方に設置されている、ことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記壁又は構造物の下方には、前記ウインチの動力部が設置され、前記壁又は構造物の上方には、滑車が設けられていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の吊り上げ駐車設備。
- 前記ウインチ用係合部材が取り付けられた車体フレーム直近のバンパーには、
ゴム板又はゴム片が取り付けられている、ことを特徴とする請求項1から8までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記ゴム板又はゴム片は、
硬質ゴムにより蒲鉾状に形成されている、ことを特徴とする請求項9に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記構造物の2本の柱は、
H鋼又は角鋼柱である、ことを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記壁及び前記構造物の2本の柱は、
先端に鈎部を有する自動車吊り上げ補強具をそれぞれ備えているとともに、
前記自動車は、車体フレーム左右に当該鈎部と掛合する掛合部が形成されている、ことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 前記自動車吊り上げ補強具は、
前記鈎部を先端部に有するワイヤ又はチェーンであることを特徴とする、請求項12に記載の吊り上げ式駐車設備。 - 乗用車、バス、トラック等の自動車を吊り上げるためのウインチと、壁又は地面に対して略垂直に設置された2本の柱及び前記ウインチあるいは該ウインチに利用する滑車を設置する設置台とからなる構造物と、地面と前記壁又は構造物の下部との間に架設されたスロープ状の台とから構成される駐車施設に対し、車体フレームに前記ウインチ用係合部材及びキャスターを備えた前記自動車を吊り上げることにより、当該自動車を駐車する吊り上げ式駐車方法であって、
前記ウインチのフックを前記自動車のウインチ用係合部材に係合させ、前記ウインチが稼動することにより前記自動車の吊り上げを開始し、
前記自動車のタイヤが前記壁又は前記構造物の2本の柱の平面と当設すると、前記ウインチの巻き上げを停止し、当該自動車を当該壁又は構造物に吊り上げ駐車する、
ことを特徴とする、吊り上げ式駐車方法。 - 前記壁は、
建物の一部を利用したものである、ことを特徴とする請求項14に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記構造物の設置台は、該構造物の2本の柱間上部に架設された1本の柱であること、を特徴とする請求項14に記載の吊り上げ式駐車方法。
- 前記ウインチ用係合部材は、
前記自動車がフロントエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム後側に取り付け、
前記自動車がリアエンジンの場合には、当該自動車の車体フレーム前側に取り付けることとし、
当該ウインチ用係合部材を、前記ウインチのフックに係合させて当該自動車を吊り上げる、ことを特徴とする請求項14から16までに記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記キャスターは、
前記ウインチ用係合部材が前記自動車の車体フレーム後側に取り付けられる場合は、当該車体フレームの前側に取り付けられ、
前記ウインチ用係合部材が車体フレームの前側に取り付けられる場合には、当該車体フレームの後側に取り付けられていて、前記自動車の吊り上げが始まると、当該キャスターは前記自動車を支持しながら地面及び前記スロープ状の台を走行し、前記自動車の吊り上げを補助する、ことを特徴とする請求項14から17までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記キャスターは、
前記自動車の車体フレームの前側及び後側の双方に取り付けられている、ことを特徴とする請求項14から17までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記自動車は、
前記壁又は構造物の上方に設置されているウインチにて吊り上げる、ことを特徴とする請求項14から19までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記ウインチは、
地上に動力部を有し、
前記壁又は構造物の上方に備えられた滑車を介して、前記自動車をワイヤロープで吊り上げる、ことを特徴とする請求項14から19までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記自動車の前側又は後側のバンパーには、
前記ウインチ用係合部材が取り付けられた側に、ゴム板又はゴム片が取り付けられ、前記自動車を吊り上げる際に、前記壁又は構造物の柱への接触から当該バンパーを保護する、ことを特徴とする請求項14から21までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記ゴム板又はゴム片は、
蒲鉾状の硬質ゴムを利用する、ことを特徴とする、請求項22に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記構造物の2本の柱は、
H鋼又は角鋼柱を利用する、ことを特徴とする請求項14から23までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記壁又は構造物の2本の柱は、
先端に鈎部を有する自動車吊り上げ補強具をそれぞれ備え、
前記自動車の車体フレーム左右に形成された掛合部と、当該鈎部とを掛合することにより、当該自動車の落下防止を補強する、ことを特徴とする請求項14から24までのいずれか1項に記載の吊り上げ式駐車方法。 - 前記自動車吊り上げ補強具は、
バンド又はチェーンの先端部に前記鈎部を固着して形成される、ことを特徴とする請求項25に記載の吊り上げ式駐車方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007136689A JP2008291470A (ja) | 2007-05-23 | 2007-05-23 | 吊り上げ式駐車設備及び吊り上げ式駐車方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108533024A (zh) * | 2018-05-04 | 2018-09-14 | 浙江工业大学 | 折叠收缩汽车倾斜机构 |
CN109306807A (zh) * | 2018-12-08 | 2019-02-05 | 河北建帮立体停车设备有限公司 | 一种双层立体停车设备 |
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2007
- 2007-05-23 JP JP2007136689A patent/JP2008291470A/ja active Pending
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CN108533024B (zh) * | 2018-05-04 | 2023-10-20 | 浙江工业大学 | 折叠收缩汽车倾斜机构 |
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