JP2008290955A - 毛髪脱色又は染色用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンモニアの刺激臭が少なく、シャンプー洗浄後のすすぎ時の感触に優れ、しかも保存安定性にも優れる二剤式の毛髪脱色又は染色用組成物の提供。
【解決手段】アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる毛髪脱色又は染色用組成物であって、該第2剤が次の成分(A)及び(B)
(A) 炭素数16〜22の高級アルコール
(B) 界面活性剤
を含有し、第2剤中の成分(A)と成分(B)のモル比が2≦(A)/(B)≦20であり、第2剤の乳化粒子径(体積平均径)が20〜150μmであり、かつ第2剤の粘度が4000mPa・s以下である毛髪脱色又は染色用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる毛髪脱色又は染色用組成物に関する。
毛髪の脱色や染色には、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素等の酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤型の永久染毛剤や脱色剤が広く利用されている。第1剤のアルカリ剤は、酸化剤の働きを活性化して毛髪中のメラニン顆粒の酸化分解を進行させ、毛髪を脱色し、明るい色調を得るために配合されるものである。
従来、一般にアルカリ剤としては、アンモニアが使用されている。アンモニアは良好な染毛力や脱色力を得るのに優れたアルカリ剤であるが、刺激臭を有するという問題がある。そこで、施術時の刺激臭を抑制するための提案が種々なされている。例えば、アンモニアを含有する第1剤の平均乳化粒子径を十分に小さくすることでアンモニアによる刺激臭や皮膚に対する刺激を低減した毛髪脱色又は染毛剤用乳化組成物が提案されている(特許文献1)。しかしながら、このものはシャンプー洗浄後のすすぎ時の感触の点で問題があった。
二剤型の毛髪脱色剤や染毛剤における第1剤や第2剤の剤型には、クリーム状やペースト状といった粘度の高いもの、液状や乳液状といった粘度の低いものがある。粘度の低い剤型は粘度の高い剤型に比較して、混合しやすいという利点が有る一方で、一般にアンモニアの刺激臭が強く、また剤の乳化安定性が劣るという欠点を有する。このため、粘度の低い剤型は、一般に乳化粒子を小さく制御することで乳化安定性を達成してきた。しかし、粒子径を小さくするとすすぎ後の感触が長続きしないという欠点を有する。
特開2002-226342号公報
そこで、本発明は、アンモニアの刺激臭が少なく、シャンプー洗浄後のすすぎ時の感触に優れ、しかも保存安定性にも優れる二剤式の毛髪脱色又は染色用組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、意外にも、第2剤の乳化粒子径と粘度を一定範囲内とし、かつ第2剤中の高級アルコールと界面活性剤の比率を一定範囲内に調整することによって、使用時のアンモニア揮散量が低減すると共に感触も向上し、かつ保存安定性も向上することを見出した。
すなわち本発明は、アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる毛髪脱色又は染色用組成物であって、該第2剤が次の成分(A)及び(B)
(A) 炭素数16〜22の高級アルコール
(B) 界面活性剤
を含有し、第2剤中の成分(A)と成分(B)のモル比が2≦(A)/(B)≦20であり、第2剤の乳化粒子径(体積平均径)が20〜150μmであり、かつ第2剤の粘度が4000mPa・sである毛髪脱色又は染色用組成物を提供するものである。
本発明の毛髪脱色又は染色用組成物は、使用時のアンモニア刺激臭が少なく、またシャンプー洗浄後のすすぎ時の感触に優れ、かつ第2剤の保存安定性に優れる。
《第2剤》
〔成分(A):高級アルコール〕
成分(A)の炭素数16〜22の高級アルコールとしては、直鎖又は分岐鎖の飽和又は不飽和の脂肪族アルコールが挙げられ、具体的には、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-オクチルドデカノール等が挙げられる。これらのうち、飽和の高級アルコール、具体的にはセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2-オクチルドデカノールが好ましい。
高級アルコールは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。第2剤中の成分(A)の含有量は、第2剤の安定性の点から、0.01〜6質量%が好ましく、更には0.1〜5質量%、特に0.5〜4質量%が好ましい。
〔成分(B):界面活性剤〕
成分(B)の界面活性剤は、第2剤を水中油型乳化組成物とするために含有される。界面活性剤としては、乳化安定性の観点より、非イオン界面活性剤、例えば炭素数12〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有するアルコキシ化(例えばエトキシ化又はプロポキシ化)高級アルコール、具体的には、ポリオキシエチレン(2〜40モル)アルキルエーテル等が好ましいものとして挙げられる。また、感触面を考慮すれば、更にモノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウム塩等のカチオン界面活性剤を併用することが好ましい。ここで、モノ長鎖アルキルトリメチルアンモニウム塩としては、感触、乳化性能の面から、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが好ましい。
界面活性剤は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。第2剤中の成分(B)の含有量は、第2剤の安定性の点から、0.01〜16質量%が好ましく、更には0.1〜12質量%、特に0.2〜8質量%が好ましい。
第2剤中の成分(A)と成分(B)のモル比は、使用時におけるアンモニア刺激臭を低減し、第2剤の保存安定性を向上する点から、2≦(A)/(B)≦20とするが、好ましくは3≦(A)/(B)≦15、特に4≦(A)/(B)≦10である。
〔過酸化水素〕
第2剤中には、過酸化水素を含有する。過酸化水素の第2剤中の含有量は、十分な脱色・染毛効果、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、0.1〜12質量%が好ましく、更には0.5〜9質量%、特に1〜6質量%が好ましい。
〔その他任意成分〕
第2剤には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、pH調整剤、炭化水素類、シリコーン類、動植物性油脂、高級脂肪酸類、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、動植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
〔第2剤の乳化粒子径〕
第2剤の乳化粒子径(体積平均径)は、シャンプー洗浄後のすすぎ時の感触(柔らかさ)の点、及び第2剤の保存安定性の点から、20〜150μmに調整されるが、25〜100μm、特に30〜80μmが好ましい。
《第1剤》
〔染料〕
本発明の組成物が、毛髪脱色用組成物である場合には、染料は含有せず、毛髪染色用組成物である場合には、第1剤に酸化染料中間体又は直接染料を含有する。
(酸化染料中間体)
酸化染料中間体としては、通常染毛剤に使用されている公知のプレカーサー及びカプラーを用いることができる。プレカーサーとしては、例えばパラフェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、2-クロロ-パラフェニレンジアミン、N-メトキシエチル-パラフェニレンジアミン、N,N-ビス(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2-(2-ヒドロキシエチル)-パラフェニレンジアミン、2,6-ジメチル-パラフェニレンジアミン、4,4′-ジアミノジフェニルアミン、1,3-ビス(N-(2-ヒドロキシエチル)-N-(4-アミノフェニル)アミノ)-2-プロパノール、PEG-3,3,2′-パラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラメチルアミノフェノール、3-メチル-4-アミノフェノール、2-アミノメチル-4-アミノフェノール、2-(2-ヒドロキシエチルアミノメチル)-4-アミノフェノール、オルトアミノフェノール、2-アミノ-5-メチルフェノール、2-アミノ-6-メチルフェノール、2-アミノ-5-アセタミドフェノール、3,4-ジアミノ安息香酸、5-アミノサリチル酸、2,4,5,6-テトラアミノピリミジン、2,5,6-トリアミノ-4-ヒドロキシピリミジン、4,5-ジアミノ-1-(4′-クロロベンジル)ピラゾール、4,5-ジアミノ-1-ヒドロキシエチルピラゾールとこれらの塩等が挙げられる。
また、カプラーとしては、例えばメタフェニレンジアミン、2,4-ジアミノフェノキシエタノール、2-アミノ-4-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アニソール、2,4-ジアミノ-5-メチルフェネトール、2,4-ジアミノ-5-(2-ヒドロキシエトキシ)トルエン、2,4-ジメトキシ-1,3-ジアミノベンゼン、2,6-ビス(2-ヒドロキシエチルアミノ)トルエン、2,4-ジアミノ-5-フルオロトルエン、1,3-ビス(2,4-ジアミノフェノキシ)プロパン、メタアミノフェノール、2-メチル-5-アミノフェノール、2-メチル-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2,4-ジクロロ-3-アミノフェノール、2-クロロ-3-アミノ-6-メチルフェノール、2-メチル-4-クロロ-5-アミノフェノール、N-シクロペンチル-メタアミノフェノール、2-メチル-4-メトキシ-5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)フェノール、2-メチル-4-フルオロ-5-アミノフェノール、レゾルシン、2-メチルレゾルシン、4-クロロレゾルシン、1-ナフトール、1,5-ジヒドロキシナフタレン、1,7-ジヒドロキシナフタレン、2,7-ジヒドロキシナフタレン、2-イソプロピル-5-メチルフェノール、4-ヒドロキシインドール、5-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシインドール、7-ヒドロキシインドール、6-ヒドロキシベンゾモルホリン、3,4-メチレンジオキシフェノール、2-ブロモ-4,5-メチレンジオキシフェノール、3,4-メチレンジオキシアニリン、1-(2-ヒドロキシエチル)アミノ-3,4-メチレンジオキシベンゼン、2,6-ジヒドロキシ-3,4-ジメチルピリジン、2,6-ジメトキシ-3,5-ジアミノピリジン、2,3-ジアミノ-6-メトキシピリジン、2-メチルアミノ-3-アミノ-6-メトキシピリジン、2-アミノ-3-ヒドロキシピリジン、2,6-ジアミノピリジンとこれらの塩等が挙げられる。
プレカーサーとカプラーはそれぞれ2種以上を併用してもよく、プレカーサーとカプラーそれぞれの含有量は、全組成中の0.01〜5質量%、特に0.1〜4質量%が好ましい。
(直接染料)
直接染料としては、酸性染料、ニトロ染料、分散染料、塩基性染料等が挙げられる。酸性染料としては、青色1号、紫色401号、黒色401号、だいだい色205号、赤色227号、赤色106号、黄色203号、アシッドオレンジ3等が挙げられ、ニトロ染料としては、2-ニトロ-p-フェニレンジアミン、2-アミノ-6-クロロ-4-ニトロフェノール、3-ニトロ-p-ヒドロキシエチルアミノフェノール、4-ニトロ-o-フェニレンジアミン、4-アミノ-3-ニトロフェノール、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HCブルーNo.2、HCオレンジNo.1、HCレッドNo.1、HCイエローNo.2、HCイエローNo.4、HCイエローNo.5、HCレッドNo.3、N,N-ビス-(2-ヒドロキシエチル)-2-ニトロ-p-フェニレンジアミン等が挙げられ、分散染料としては、ディスパーズバイオレット1、ディスパーズブルー1、ディスパーズブラック9等が挙げられ、塩基性染料としては、ベーシックブルー99、ベーシックブラウン16、ベーシックブラウン17、ベーシックレッド76、ベーシックレッド51、ベーシックイエロー57、ベーシックイエロー87、ベーシックオレンジ31等が挙げられる。
直接染料は、2種以上を併用してもよく、酸化染料中間体と併用してもよい。またその含有量は、全組成中の0.001〜5質量%、特に0.01〜3質量%が好ましい。
〔アルカリ剤〕
第1剤中にはアルカリ剤を含有する。アルカリ剤としては、アンモニア及びその塩; モノエタノールアミン、イソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチルプロパノール、2-アミノブタノール等のアルカノールアミン及びその塩; 1,3-プロパンジアミン等のアルカンジアミン及びその塩; 炭酸グアニジン、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩等が挙げられる。これらのアルカリ剤は、2種以上を併用してもよく、またその含有量は、十分な染毛・脱色効果の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激の低減の点から、全組成中の0.05〜15質量%が好ましく、更に0.1〜10質量%、特に0.2〜5質量%が好ましい。
上記アルカリ剤のうち、アンモニア、アルカノールアミン及びそれらの塩が好ましい。アンモウム塩としては炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムが好ましく、アルカノールアミン及びその塩としてはモノエタノールアミン及びその塩が好ましい。更には、これらの含有量が下記範囲であることが最も好ましい。全組成物中のアンモニア及びその塩をアンモニアとして換算した場合の含有量(X)と、モノエタノールアミン及びその塩をモノエタノールアミンとして換算した場合の含有量(Y)の合計が、十分な染毛・脱色効果の点、及び毛髪損傷や頭皮刺激、嗅覚刺激の低減の点から、全組成中の0.05〜15質量%であることが好ましく、更には0.1〜10質量%、特に0.2〜5質量%であることが好ましい。また、X/Yの質量比が、0.01:1〜2:1であることが好ましく、更には0.02:1〜1:1、特に0.05:1〜0.5:1であることが好ましい。
〔カチオン性ポリマー〕
本発明の脱色又は染色用組成物の第1剤には、優れた使用感を付与するために、更にカチオン性ポリマーを含有させることが好ましい。カチオン性ポリマーとは、カチオン基又はカチオン基にイオン化され得る基を有するポリマーをいい、全体としてカチオン性となる両性ポリマーも含まれる。すなわち、カチオン性ポリマーとしては、ポリマー鎖の側鎖にアミノ基又はアンモニウム基を含むか、又はジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含む水溶液のもの、例えばカチオン化セルロース誘導体、カチオン性澱粉、カチオン化グアーガム誘導体、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、4級化ポリビニルピロリドン誘導体等が挙げられる。これらのうち、特にシャンプー時の柔らかさ、滑らかさ及び指の通り易さ、乾燥時のまとまり易さ及び保湿性という効果及び剤の安定性の点から、ジアリル4級アンモニウム塩を構成単位として含むポリマー、4級化ポリビニルピロリドン誘導体、カチオン化セルロース誘導体が好ましく、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体、カチオン化セルロース誘導体がより好ましく、ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体が最も好ましい。
ジアリル4級アンモニウム塩の重合体の骨格としては、次の一般式(1)又は(2)で示されるものが好ましい。
Figure 2008290955
〔式中、R1及びR2は同一でも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜18のアルキル基、アリール基(フェニル基等)、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基又はカルボアルコキシアルキル基を示し、R3及びR4は同一でも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜3のアルキル基又はフェニル基を示し、An-は陰イオン(塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、硫酸アニオン、スルホン酸アニオン、メチル硫酸アニオン、リン酸アニオン、硝酸アニオン等)を示す。〕
ジアリル4級アンモニウム塩と共重合体を構成するモノマーとしては、アクリル酸、メタクリル酸又はこれらの塩、アクリルアミドが挙げられ、特にアクリル酸、メタクリル酸又はこれらの塩が好ましい。アクリル酸、メタクリル酸又はこれらの塩とジアリル4級アンモニウム塩との共重合体は、ジアリル4級アンモニウム塩の構成比率が高く、全体としてカチオン性ポリマーとなる。
ジアリル4級アンモニウム塩の重合体又は共重合体の具体例としては、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド重合体(ポリクオタニウム-6,例えばマーコート100;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリル酸共重合体(ポリクオタニウム-22,例えばマーコート280,同295;Nalco社)、ジメチルジアリルアンモニウムクロリド/アクリルアミド共重合体(ポリクオタニウム-7,例えばマーコート550;Nalco社)等が挙げられ、なかでもマーコート280、同295が好ましい。
4級化ポリビニルピロリドン誘導体としては、次の一般式(3)で表されるものが好ましい。
Figure 2008290955
〔式中、R5は水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基を示し、R6、R7及びR8は同一でも異なってもよく、水素原子、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキル基又はカルボアルコキシアルキル基を示し、Bは酸素原子又はイミノ基を示し、rは1〜10の整数を示し、sとtはその和が20〜8000となる数を示し、An-は前記と同じ意味を示す。〕
本発明で用いられる4級化ポリビニルピロリドン誘導体の分子量としては1万〜200万、特に5万〜150万が好ましい。市販品としては、ガフコート734、同755、同755N(以上、アイエスピー・ジャパン社)等が挙げられる。
カチオン化セルロース誘導体としては、例えば次の一般式(4)で表されるものが好ましい。
Figure 2008290955
〔式中、Gはアンヒドログルコース単位の残基を示し、fは50〜2万の整数を示し、R9は、それぞれ次の一般式(5)で表される置換基を示す。〕
Figure 2008290955
〔式中、R10及びR11は炭素数2又は3のアルキレン基を示し、gは0〜10の整数を示し、hは0〜3の整数を示し、iは0〜10の整数を示し、R12は炭素数1〜3のアルキレン基又はヒドロキシアルキレン基を、R13、R14及びR15は同一でも異なってもよく、炭素数10までのアルキル基、アリール基又はアラルキル基を示し、また式中の窒素原子を含む複素環を形成してもよい。An-は前記と同じ意味を示す。〕
カチオン化セルロース誘導体のカチオン置換度、すなわちアンヒドログルコース単位当りのhの平均値は、0.01〜1、特に0.02〜0.5が好ましい。また、g+iの合計は平均1〜3である。カチオン置換度は、0.01未満では十分でなく、また1を超えてもかまわないが反応収率の点より1以下が好ましい。ここで用いるカチオン化セルロース誘導体の分子量は10万〜300万が好ましい。市販品としては、レオガードG、同GP(以上、ライオン社)、ポリマーJR-125、同JR-400、同JR-30M、同LR-400、同LR-30M(以上、ユニオンカーバイド社)等が挙げられる。その他のカチオン化セルロース誘導体としてはヒドロキシエチルセルロースジメチルジアリルアンモニウムクロリドが挙げられ、市販品としてはセルコートH-100、同L-200(以上、ナショナルスターチアンドケミカル社)等が挙げられる。
これらカチオン性ポリマーは、2種以上を併用してもよく、またその含有量が多いほど効果が高いが、多すぎると安定性不良、剤単独での又は混合時の粘度低下を引き起こす。これらの点から、全組成中の0.001〜20質量%が好ましく、更には0.01〜10質量%、特に0.05〜5質量%が好ましい。
〔シリコーン類〕
更に、本発明の脱色又は染色用組成物には、シリコーン類を含有させることができる。このようなシリコーン類としては、例えば以下に示すものが挙げられる。
(1) ジメチルポリシロキサン
例えば下記一般式で表されるものが挙げられる。
(CH3)3SiO-[(CH3)2SiO]a-Si(CH3)3
〔式中、aは3〜20000の数を示す。〕
(2) アミノ変性シリコーン
各種のアミノ変性シリコーンが使用できるが、特に平均分子量が約3000〜100000の、アモジメチコーン(Amodimethicone)、アミノエチルアミノプロピルジメチコーン(Aminoethylaminopropyl Dimethicone)、又はアミノプロピルジメチコーン(Aminopropyl Dimethicone)の名称でINCI辞典(米国,International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)第10版中に記載されているものが好ましい。このアミノ変性シリコーンは水性乳濁液として用いるのが好ましく、市販品としては、SM 8704C(東レ・ダウコーニング社)、DC 929(ダウコーニング社)、KT 1989(GE東芝社)等が挙げられる。N含量としては特に限定はされないが、0.01〜1質量%が好ましく、0.05〜0.3質量%が特に好ましい。
(3) その他のシリコーン類
上記以外に、ポリエーテル変性シリコーン、メチルフェニルポリシロキサン、脂肪酸変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、アルコキシ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン等が挙げられる。
シリコーン類は、2種以上を併用してもよく、その含有量は、全組成中の0.01〜10質量%が好ましく、更には0.05〜6質量%、特に0.3〜3質量%が好ましい。
〔媒体〕
本発明の組成物には、媒体として、水及び必要により有機溶剤が使用される。有機溶剤としては、エタノール、2-プロパノール等の低級アルカノール類、ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール等の芳香族アルコール類、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ類、エチルカルビトール、ブチルカルビトール等のカルビトール類が挙げられる。
〔剤型、粘度等〕
第1剤の剤形は、例えば、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ペースト状、ムース状などとすることができ、エアゾール形態とすることもできる。第2剤の剤形は、例えば、液状、乳液状とすることができる。
第2剤の粘度は、第1剤との混合のしやすさ、毛髪に塗布したときの剤の伸びやすさの観点から、4000mPa・s以下とされる。好ましくは10〜3000mPa・s、特に50〜2000mPa・sである。ここでの第2剤の粘度は、東洋ガラス社製ガラス瓶No.6に50g入れ、25℃にて、TVB-10M(東機産業社)で測定し、粘度が300mPa・s未満のときはローターM2を用い60rpmで、300〜4000mPa・sのときはローターM3を用い30rpmで、1分間回転させた後の値とする。4000mPa・sを超えたときは、次項の測定法により測定した値とする。
第1剤と第2剤を混合した混合物は、毛髪に塗布したときに液だれしにくいような粘度になることが望ましく、25℃で測定した粘度が2000〜3万mPa・sが好ましい。ここで、粘度は、4000mPa・s以下のときは前項の測定法により測定するものとし、4000mPa・sを超えたときは、ヘリカルスタンド付きB型回転粘度計(B8R型粘度計,東機産業社)ローターT-Cを用い、10rpmで1分間回転させた後の値とする。
〔pH〕
本発明の組成物のpH(25℃)は、第1剤は8〜12、第2剤は2〜5が好ましく、使用時(混合時)の全組成物は、脱色・染毛効果と皮膚刺激性の点から、8〜12、特に8〜10が好ましい。pH調整剤としては、前記のアルカリ剤のほか、塩酸、リン酸等の無機酸、クエン酸、グリコール酸、乳酸等の有機酸、塩酸モノエタノールアミン等の塩酸塩、リン酸二水素一カリウム、リン酸一水素二ナトリウム等のリン酸塩等が挙げられる。
〔その他任意成分〕
本発明の組成物には、上記成分のほかに通常化粧品原料として用いられる他の成分を加えることができる。このような任意成分としては、第2剤の成分として記載したような高級アルコール、界面活性剤のほか、炭化水素類、動植物性油脂、高級脂肪酸類、天然又は合成の高分子、エーテル類、蛋白誘導体、加水分解蛋白、アミノ酸類、防腐剤、キレート剤、安定化剤、酸化防止剤、動植物性抽出物、生薬抽出物、ビタミン類、香料、紫外線吸収剤が挙げられる。
〔処理法〕
本発明の組成物を用いて毛髪を染色又は脱色処理するには、例えば本発明の組成物の第1剤と第2剤を使用直前に混合した後、毛髪に適用し、所定時間放置後、洗い流し、乾燥すればよい。毛髪への適用温度は15〜45℃、適用時間は3〜45分間、更に5〜30分間、特に10〜30分間が好ましい。
実施例1〜5及び比較例1〜3
表1に示す第1剤及び表2に示す第2剤を調製し、この第2剤の「保存安定性」、並びに第1剤と第2剤を混合して毛髪の脱色処理を行ったときの「アンモニア揮散量(刺激臭の強さ)」、「剤すすぎ時の感触(なめらかさ)」及び「シャンプーすすぎ時の感触(柔らかさ)」について、下記方法に従って評価した。これらの評価結果及び第2剤の粘度を表2に示す。
〈第2剤の調製方法〉
水、8-キノリノール硫酸塩及び1-ヒドロキシエタン-1,1-ジホスホン酸を70℃に加熱溶解する。そこにステアリルアルコール、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム及びポリオキシエチレンセチルエーテルを70℃で加熱溶解したものを攪拌下で加える。攪拌しながら冷却し、40℃になったら過酸化水素を配合し、最後に水酸化ナトリウムでpH調整を行い第2剤を調製した。粒径の制御は、配合時の攪拌効率と時間を調整することにより行った。
〈粘度測定方法〉
第2剤を東洋ガラス社製ガラス瓶No.6に50g入れ、25℃にて、TVB-10M(東機産業社)で測定する。粘度が300mPa・s未満のときはローターM2を用い60rpmで、300〜4000mPa・sのときはローターM3を用い30rpmで、1分間回転させた後の値とする。4000mPa・sを超えたときは、ヘリカルスタンド付きB型回転粘度計(B8R型粘度計,東機産業社)ローターT-Cを用い、10rpmで1分間回転させた後の値とする。
〈評価方法〉
「アンモニア揮散量」
直径3.5cmのシャーレに第1剤を2g及び第2剤を3g量り、よく混合する。そのシャーレを容量2500mLのビーカーに入れ、蓋をした後200rpmで1分間スターラーで攪拌する。ガステック社製の気体検知管No.3Mアンモニア(10-1000ppm)の先端をビーカー最上部中央に差込みアンモニア揮散量を測定する。
「剤すすぎ時の髪の感触(なめらかさ)」
第1剤4gと第2剤6gをよく混合し、黒髪トレス(ヘアカラー、パーマ履歴のないモンゴロイドの毛10g)に塗布し、20分間放置した。その後、流水で10秒間すすいだ時のなめらかな感触を5段階で官能評価した。
5:なめらか
4:ややなめらか
3:どちらともいえない
2:ややきしむ
1:きしむ
「シャンプーすすぎ時の髪の感触(柔らかさ)」
第1剤4gと第2剤6gをよく混合し、黒髪トレス(ヘアカラー、パーマ履歴のないモンゴロイドの毛10g)に塗布し、20分間放置した。その後、流水ですすぎ、シャンプーで洗浄した後の流水でのすすぎ時の感触(髪の柔らかさ)を5段階で官能評価した。
5:柔らかい
4:やや柔らかい
3:どちらとも言えない
2:やや硬い
1:硬い
「保存安定性」
第2剤を40℃で1ヵ月保存したときの外観の変化を肉眼で観察し、下記基準に従って判定した。
○:乳化状態が保たれている
△:保存前と比べて外観にムラがある、又は若干粘度が上昇している
×:乳化状態が保たれていない(分離又は高粘度化)
Figure 2008290955
Figure 2008290955

Claims (2)

  1. アルカリ剤を含有する第1剤と、過酸化水素を含有する第2剤とを混合して用いる毛髪脱色又は染色用組成物であって、該第2剤が次の成分(A)及び(B)
    (A) 炭素数16〜22の高級アルコール
    (B) 界面活性剤
    を含有し、第2剤中の成分(A)と成分(B)のモル比が2≦(A)/(B)≦20であり、第2剤の乳化粒子径(体積平均径)が20〜150μmであり、かつ第2剤の粘度が4000mPa・s以下である毛髪脱色又は染色用組成物。
  2. 第1剤が、カチオン性ポリマーを含有する請求項1記載の毛髪脱色又は染色用組成物。
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