JP2008290661A - 自動車内の電装品のスイッチ構造 - Google Patents

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Masatoshi Tahira
昌俊 田平
Chihiro Nakagawa
千尋 中川
Yoichi Fukai
洋一 深井
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Abstract

【課題】本体と第1可動部材との間におけるスイッチングのための配線を不要とする。
【解決手段】自動車内の電装品のスイッチ構造10は、本体11と、本体11に対して不使用位置と使用位置との間で可動に設けられた第1可動部材13と、第1可動部材13に対して不使用位置と使用位置との間で可動に設けられた第2可動部材18と、本体11に設けられた電装品14と、本体11に設けられた非接触センサ19及び第1可動部材13に設けられたセンサ検知刺激源20を有し、非接触センサ19が検知するセンサ検知刺激源20からの刺激の強弱によって電装品14への通電をオン/オフ切替するスイッチング素子と、を備える。スイッチング素子は、第1可動部材13及び第2可動部材18のいずれもが使用位置に位置付けられたときに、電装品14をオンにし、その他のときに、電装品14をオフにするように構成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車内の電装品のスイッチ構造に関する。
サンバイザーにミラーが設けられた自動車が広く実用化されている。また、それに加えて、ミラーを使用するときに点灯する照明具が設けられたものもあり、可動部材であるサンバイザーの可動構造をスイッチングに利用したものが提案されている。
例えば、特許文献1には、 サンバイザーをルーフに沿った収納位置に回動させると、サンバイザー側の端子板と支軸側の突き出し部とが離間して照明具への電源供給回路が遮断される構成が開示されている。
特許文献2には、サンバイザーに装着された照明具に、支軸内部に挿通されたハーネスを介して車載バッテリからの電気が供給され、ハーネスに、支軸の軸周りに凸設された作動片により作動されるスイッチ機構が設けられた構成が開示されている。
特許文献3には、サンバイザーと支軸との間に、車室側もしくはサンバイザー側に設けられた照明具の光量を調整するための光量調整手段が設けられており、光量調整手段は、サンバイザーの支軸に対する所定角度の回動、又はサンバイザーの支軸に対する所定量の摺動の少なくともいずれかがなされた場合に照明具の光量を調整するものが開示されている。
特許文献4には、照明具を天井側に装備すると共に、サンバイザーとルーフとの間の回動機構によってスイッチを形成し、サンバイザーの使用角度によって照明具を点灯又は消灯するものが開示されている。
特開2001−80356号公報 特開2004−243970号公報 特開2002−211315号公報 特開2004−98941号公報
しかしながら、従来のものでは、車両本体とサンバイザーとの間にスイッチ構造を構成するための配線を設ける必要がある。
本発明の目的は、本体と第1可動部材との間にスイッチングのための配線が不要である自動車内の電装品のスイッチ構造を提供することである。
本発明に係る自動車内の電装品のスイッチ構造は、
本体と、
上記本体に対して不使用位置と使用位置との間で可動に設けられた第1可動部材と、
上記第1可動部材に対して不使用位置と使用位置との間で可動に設けられた第2可動部材と、
上記本体に設けられた電装品と、
上記本体に設けられた非接触センサ及び上記第1可動部材に設けられたセンサ検知刺激源を有し、該非接触センサが検知する該センサ検知刺激源からの刺激の強弱によって上記電装品への通電をオン/オフ切替するスイッチング素子と、
を備え、
上記スイッチング素子は、上記第1可動部材及び上記第2可動部材のいずれもが使用位置に位置付けられたときに、上記電装品をオンにし、その他のときに、該電装品をオフにするように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、本体に設けられた非接触センサ及び第1可動部材に設けられたセンサ検知刺激源により電装品への通電をオン/オフ切替するスイッチング素子が構成されるので、本体と第1可動部材との間にスイッチングのための配線が不要である。
以下、実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1及び2は、実施形態1に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造10(電装品のスイッチ構造)を示す。
このルーフ前部構造10では、ルーフ11の前部に平面視で横長矩形の凹部12が形成されており、その凹部12の前端部にサンバイザー13(第1可動部材)が、また、凹部12の中央部に照明具14(電装品)がそれぞれ設けられている。
サンバイザー13は、支軸15とそれに取り付けられた遮光パネル16とを有する。
支軸15は、一端が取付具を介して凹部12の前端部に取り付けられた後、屈曲してルーフ11の前端部に沿って他端に向かって横方向に延びるL字状に形成されている。遮光パネル16は、凹部12よりもやや小さい横長矩形の中空パネル状に形成されており、その一方の長辺に沿って支軸15のルーフ11の前端部に沿って延びる部分が挿通されている。これにより、遮光パネル16は、支軸15に回転可能に軸支され、ルーフ11に沿って凹部12に格納された格納位置(不使用位置)とフロントガラスに沿った遮光位置(使用位置)との間で可動に構成されている。
遮光パネル16には、遮光位置に位置付けられたときに車内側の面に横長矩形のミラー17が設けられている。また、遮光パネル16には、スライド式のミラーカバー18(第2可動部材)が設けられている。ミラーカバー18は、外部に露出してミラー17を覆う閉位置(不使用位置)と遮光パネル16内に収納されてミラー17を露出させる開位置(使用位置)との間で可動に構成されている。従って、遮光パネル16が遮光位置に位置付けられたときに、ミラーカバー18が可動となる位置に位置付けられる一方、遮光パネル16が格納位置に位置付けられたときに、ミラーカバー18が動作不能となる位置に位置付けられるように構成されている。
そして、ルーフ11には、支軸取付部の側方の支軸15の上方位置に磁気センサ19(非接触センサ)が埋設されて固設されている。磁気センサ19は、照明具14への通電回路に介設されており、所定値以上の磁束密度の強い磁気刺激M(磁力線)を検知したときにオン状態となって照明具14への通電をオンする一方、所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知するときにオフ状態となって照明具14への通電をオフするように回路構成されている。一方、遮光パネル16には、磁気センサ19の下方位置の支軸挿通側に、磁気刺激Mが遮光パネル16の短辺方向に出力されるように永久磁石20(センサ検知刺激源)が埋設されて固設されている。また、ミラーカバー18には、上縁から支軸挿通側に延びるように形成された遮蔽材21が一体に設けられており、その遮蔽材21は、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられたときに、永久磁石20の磁気刺激出力面を覆って磁気刺激Mを遮蔽するように配置され、ミラーカバー18が開位置に位置付けられたときに、永久磁石20の覆いを解除するように配置される。
磁気センサ19としては、例えば、リードスイッチ(磁性体リードスイッチ)、ホールIC(ホール素子)、及びMRセンサ等が挙げられる。なお、磁気センサ19がリードスイッチの場合、磁気センサ19が強い磁気刺激M(磁力線)を検知してオン状態となる永久磁石20の位置が磁気センサ19の直下位置からずれるので、そのずれた位置に永久磁石20が設けられることとなる。また、上記に挙げた磁気センサ19のうち、リードスイッチは、他のものに比べ、電力を要しないという点で最も好ましい。
永久磁石20としては、例えば、アルニコ系磁石、フェライト(Ba系、Sr系)系磁石、サマリュウム・コバルト系磁石、サマリュウム・コバルト(Sm−Co)系磁石、ネオジウム・鉄・ボロン系磁石等が挙げられる。
遮蔽材21の材質としては、例えば、珪素鋼、パーマロイ、軟磁性合金、鉄、ニッケル、コバルト等が挙げられる。
照明具14は、例えば、ランプ、電球(バルブ)、LED(特には白色LED)、有機EL等により構成されている。
このルーフ前部構造10において、遮光パネル16をルーフ11に沿って凹部12に格納した、つまり、格納位置に位置付けたときには、永久磁石20からの磁気刺激Mは、図3(a)に示すように、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮蔽材21によって遮蔽されるが、図3(b)に示すように、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていたとしても、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置及び開位置のいずれに位置付けられていたとしても、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはない。
そして、遮光パネル16を支軸15回りに回転させてフロントガラスに沿った遮光位置に位置付けたときには、永久磁石20からの磁気刺激Mは、図1及び4(a)に示すように、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮蔽材21によって遮蔽されるが、図2及び4(b)に示すように、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていても、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはないが、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、磁気センサ19が所定値以上の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となり、照明具14が点灯する。
この実施形態1のルーフ前部構造10によれば、ルーフ11に設けられた磁気センサ19、サンバイザー13に設けられた永久磁石20、及び遮蔽材21により照明具14への通電をオン/オフ切替するスイッチング素子が構成されおり、しかも、照明具14がルーフ11に設けられているので、ルーフ11とサンバイザー13との間にスイッチング用を含め全ての配線が不要である。そのため、サンバイザー13の構造が簡単なものとなり、それによる低コスト化を図ることができ、加えて、ルーフ11へのサンバイザー13の取付作業が容易となり、当該工程の工数削減を図ることができる。
また、このスイッチング素子によれば、単一構成によって、サンバイザー13が遮光位置に位置付けられ且つミラーカバー18が開位置に位置付けられた状態のみを検知することができる。そのため、それぞれを検知するための別々のセンサを設ける場合に比較して、部品点数を低減することができ、それによる低コスト化も図ることができる。
さらに、磁気センサ19を用いるので、スイッチング動作が塵や埃や油による影響を受けにくく、加えて、高い耐久性を得ることができる。
(実施形態2)
図5及び6は、実施形態2に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造10を示す。なお、実施形態1と同一名称の部位は実施形態1と同一符号で示す。
このルーフ前部構造10では、ミラーカバー18に、上縁から支軸15側に延びるように形成されたアーム22が一体に設けられており、そのアーム22の先端には、磁気刺激Mが遮光パネル16の短辺方向に出力されるように第1永久磁石20が取り付けられている。また、磁気センサ19は、ルーフ11における支軸15の略中央の上方位置に埋設されて固設されている。第1永久磁石20は、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられたときに、遮光パネル16における磁気センサ19の下方位置からずれた位置に位置付けられ、ミラーカバー18が開位置に位置付けられたときに、磁気センサ19の下方位置の支軸15側に位置付けられる。
このルーフ前部構造10において、遮光パネル16をルーフ11に沿って凹部12に格納した、つまり、格納位置に位置付けたときには、第1永久磁石20からの磁気刺激Mは、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力され、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていても、同様に、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。従って、図7に示すように、ミラーカバー18が閉位置及び開位置のいずれに位置付けられていたとしても、磁気センサ19が所定値以上の高い磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはない。
そして、遮光パネル16を支軸15回りに回転させてフロントガラスに沿った遮光位置に位置付けたときには、第1永久磁石20からの磁気刺激Mは、図5及び8(a)に示すように、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からルーフ11における磁気センサ19の埋設位置からずれた位置において上方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力されるが、図5及び8(b)に示すように、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていても、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはないが、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、磁気センサ19が所定値以上の高い磁束密度の強い磁気刺激Mを検知してオン状態となり、照明具14が点灯する。
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同一である。
(実施形態3)
図9及び10は、実施形態3に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造10を示す。なお、実施形態1と同一名称の部位は実施形態1と同一符号で示す。
このルーフ前部構造10では、ミラーカバー18に、上縁から支軸15側に延びるように形成されたアーム22が一体に設けられており、そのアーム22の先端には、磁気刺激Mが遮光パネル16の短辺方向に出力されるように第1永久磁石20が取り付けられている。第1永久磁石20は、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられたときに、遮光パネル16における磁気センサ19の下方位置の支軸15側に位置付けられ、ミラーカバー18が開位置に位置付けられたときに、磁気センサ19の下方位置からずれた位置に位置付けられる。また、第1永久磁石20に隣接して、磁気刺激が遮光パネル16の厚さ方向に出力されるように第2永久磁石(第2センサ検知刺激源)23が埋設されて固設されている。
また、磁気センサ19は、照明具14への通電回路に介設されており、実施形態1とは逆に、所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知したときにオン状態となって照明具14への通電をオンする一方、所定値以上の磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するときにオフ状態となって照明具14への通電をオフするように回路構成されている。
このルーフ前部構造10において、遮光パネル16をルーフ11に沿って凹部12に格納した、つまり、格納位置に位置付けたときには、第1永久磁石20からの磁気刺激Mは、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力され、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていても、同様に、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。しかしながら、第2永久磁石23からの磁気刺激は、遮光パネル16からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置及び開位置のいずれに位置付けられていたとしても、磁気センサ19が所定値以上の高い磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはない。
そして、遮光パネル16を支軸15回りに回転させてフロントガラスに沿った遮光位置に位置付けたときには、第1永久磁石20からの磁気刺激Mは、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される一方、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からルーフ11における磁気センサ19の埋設位置からずれた位置において上方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていても、磁気センサ19が所定値以上の高い磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはないが、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知してオン状態となり、照明具14が点灯する。なお、第2永久磁石からの磁気刺激は遮光パネル16の厚さ方向に出力されるので、磁気センサ19がそれに起因する強い磁気刺激を検知することはない。
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同一である。
(実施形態4)
図11及び12は、実施形態4に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造10を示す。なお、実施形態1と同一名称の部位は実施形態1と同一符号で示す。
このルーフ前部構造10では、ミラーカバー18は、その上辺部が遮光パネル16に軸支された跳ね上げ式に構成されている。ミラーカバー18はその上辺部に延設された軸部材24を有し、軸部はミラーカバー18の開閉に連動して軸回転するように構成されている。軸部材24には遮蔽材21が結合されており、その遮蔽材21は、軸部材24の回転によって可動に構成されており、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられたときに、永久磁石20の磁気刺激出力面を覆って磁気刺激Mを遮蔽するように配置される一方、ミラーカバー18が開位置に位置付けられたときに、永久磁石20の覆いを解除するように配置される。
その他の構成は実施形態1と同一である。
このルーフ前部構造10において、遮光パネル16をルーフ11に沿って凹部12に格納した、つまり、格納位置に位置付けたときには、ミラーカバー18は必ず閉位置に位置付けられるので、永久磁石20からの磁気刺激Mは、図13に示すように、遮蔽材21によって遮蔽されるだけでなく、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。従って、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはない。
そして、遮光パネル16を支軸15回りに回転させてフロントガラスに沿った遮光位置に位置付けたときには、永久磁石20からの磁気刺激Mは、図11及び14(a)に示すように、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮蔽材21によって遮蔽されるが、図12及び14(b)に示すように、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていても、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはないが、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、磁気センサ19が所定値以上の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となり、照明具14が点灯する。
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同一である。
(実施形態5)
図15及び16は、実施形態5に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造10の動作原理を示す。なお、実施形態1と同一名称の部位は実施形態1と同一符号で示す。
このルーフ前部構造10では、ミラーカバー18は、その上辺部が遮光パネル16に軸支された跳ね上げ式に構成されている。ミラーカバー18はその上辺部に延設された軸部材24を有し、軸部はミラーカバー18の開閉に連動して軸回転するように構成されている。軸部材24の表面には螺旋状に設けられた案内溝25が形成されており、その案内溝25には第1永久磁石20が取り付けられた可動ブラケット26の端部が嵌め入れられている。第1永久磁石20は、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられたときに、遮光パネル16における磁気センサ19の下方位置の支軸挿通側に位置付けられる一方、ミラーカバー18が開位置に位置付けられたときに、軸部材24が回転して可動ブラケット26を側方に移動させるため、磁気センサ19の下方位置からずれた位置に位置付けられる。また、第1永久磁石20に隣接して、磁気刺激Mが遮光パネル16の厚さ方向に出力されるように第2永久磁石(不図示)が埋設されて固設されている。
また、磁気センサ19は、照明具14への通電回路に介設されており、実施形態1とは逆に、所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知したときにオン状態となって照明具14への通電をオンする一方、所定値以上の磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するときにオフ状態となって照明具14への通電をオフするように回路構成されている。
このルーフ前部構造10において、遮光パネル16をルーフ11に沿って凹部12に格納した、つまり、格納位置に位置付けたときには、ミラーカバー18は必ず閉位置に位置付けられるので、第1永久磁石20からの磁気刺激Mは、遮蔽材21によって遮蔽されると共に、それ以前に、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からフロントガラスの方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。しかしながら、第2永久磁石からの磁気刺激は、遮光パネル16からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置及び開位置のいずれに位置付けられていたとしても、磁気センサ19が所定値以上の高い磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはない。
そして、遮光パネル16を支軸15回りに回転させてフロントガラスに沿った遮光位置に位置付けたときには、第1永久磁石20からの磁気刺激Mは、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からその上方のルーフ11に埋設された磁気センサ19に向かって出力される一方、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、遮光パネル16の支軸挿通側の側縁からルーフ11における磁気センサ19の埋設位置からずれた位置において上方に向かって、つまり、磁気センサ19に向かう方向とは異なる方向に出力される。従って、ミラーカバー18が閉位置に位置付けられていても、磁気センサ19が所定値以上の高い磁束密度の強い磁気刺激Mを検知するためオン状態となることはなく、照明具14が点灯することはないが、ミラーカバー18が開位置に位置付けられていれば、磁気センサ19が所定値よりも低い磁束密度の弱い磁気刺激Mを検知してオン状態となり、照明具14が点灯する。なお、第2永久磁石からの磁気刺激は遮光パネル16の厚さ方向に出力されるので、磁気センサ19がそれに起因する強い磁気刺激を検知することはない。
その他の構成、作用及び効果は実施形態1と同一である。
(その他の実施形態)
上記実施形態1〜5では、第1可動部材をサンバイザー13、第2可動部材をミラーカバー18でそれぞれ構成したものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、自動車内に設けられるその他の可動部材のものであってもよい
上記実施形態1〜5では、非接触センサを磁気センサ19、センサ検知刺激源を永久磁石20でそれぞれ構成したものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、非接触センサをホトダイオード等の光学センサで構成し、センサ検知刺激源を赤外線光源等で構成したものであってもよい。
上記実施形態1〜5では、電装品を照明具14で構成したものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、遮光パネル16に設けられた液晶表示装置等で電装品を構成したものであってもよい。
上記実施形態1〜5では、車両本体のルーフ11に照明具14を設けた構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、サンバイザー13の遮光パネル16に設けたものであってもよい。
上記実施形態1〜5では、磁気センサ19がルーフ11に及び永久磁石20が遮光パネル16にそれぞれ埋設された構成としたが、特にこれに限定されるものではなく、少なくともいずれか一方が外部に露出したものであってもよい。但し、外観や故障の発生しやすさ等を考慮すれば、上記実施形態1〜5のような埋設形態が望ましい。
本発明は、自動車内の電装品のスイッチ構造について有用である。
実施形態1に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態1に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態1に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造において、(a)は遮光パネルが格納位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す側面図であり、(b)は遮光パネルが格納位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す側面図である。 実施形態1に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造において、(a)は遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す側面図であり、(b)は遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す側面図である。 実施形態2に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態2に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態2に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造において、遮光パネルが格納位置に位置付けられた状態を示す側面図である。 実施形態2に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造において、(a)は遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す側面図であり、(b)は遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す側面図である。 実施形態3に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態3に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態4に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態4に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す正面図である。 実施形態4に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造において、遮光パネルが格納位置に位置付けられた状態を示す側面図である。 実施形態4に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造において、(a)は遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられた状態を示す側面図であり、(b)は遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられた状態を示す側面図である。 実施形態5に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが閉位置に位置付けられたときの内部構造を示す正面図である。 実施形態5に係る自動車内の車両本体におけるルーフ前部構造の遮光パネルが遮光位置に位置付けられ且つミラーカバーが開位置に位置付けられたときの内部構造を示す正面図である。
符号の説明
10 ルーフ前部構造(電装品のスイッチ構造)
11 ルーフ(本体)
13 サンバイザー(第1可動部材)
14 照明具(電装品)
18 ミラーカバー(第2可動部材)
19 磁気センサ(非接触センサ)
20 永久磁石(センサ検知刺激源)
21 遮蔽材

Claims (6)

  1. 本体と、
    上記本体に対して不使用位置と使用位置との間で可動に設けられた第1可動部材と、
    上記第1可動部材に対して不使用位置と使用位置との間で可動に設けられた第2可動部材と、
    上記本体に設けられた電装品と、
    上記本体に設けられた非接触センサ及び上記第1可動部材に設けられたセンサ検知刺激源を有し、該非接触センサが検知する該センサ検知刺激源からの刺激の強弱によって上記電装品への通電をオン/オフ切替するスイッチング素子と、
    を備え、
    上記スイッチング素子は、上記第1可動部材及び上記第2可動部材のいずれもが使用位置に位置付けられたときに、上記電装品をオンにし、その他のときに、該電装品をオフにするように構成されていることを特徴とする自動車内の電装品のスイッチ構造。
  2. 請求項1に記載された自動車内の電装品のスイッチ構造において、
    上記スイッチング素子の上記非接触センサは上記本体に固設されていると共に、
    上記スイッチング素子は、上記センサ検知刺激源が上記第2可動部材に連動して可動に設けられ、上記第1可動部材が不使用位置に位置付けられたときに、該センサ検知刺激源からの刺激が上記非接触センサに向かう方向とは異なる方向に向かって出力されて上記電装品への通電をオフする一方、該第1可動部材が使用位置に位置付けられたときで、該第2可動部材が不使用位置に位置付けられたときには、該センサ検知刺激源からの刺激が該非接触センサに向かう方向とは異なる方向に向かって出力されて該電装品への通電をオフするものの、該第2可動部材が使用位置に位置付けられたときには、該センサ検知刺激源からの刺激が該非接触センサに向かって出力されて該電装品への通電をオンするように構成されていることを特徴とする自動車内の電装品のスイッチ構造。
  3. 請求項1又は2に記載された自動車内の電装品のスイッチ構造において、
    上記第1可動部材が使用位置に位置付けられたときに、上記第2可動部材が可動となる位置に位置付けられる一方、該第1可動部材が不使用位置に位置付けられたときに、該第2可動部材が動作不能となる位置に位置付けられるように構成されていることを特徴とする自動車内の電装品のスイッチ構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された自動車内の電装品のスイッチ構造において、
    上記非接触センサが上記部材本体に埋設されていると共に、上記センサ検知刺激源が上記第1可動部材に埋設されていることを特徴とする自動車内の電装品のスイッチ構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載された自動車内の電装品のスイッチ構造において、
    上記非接触センサが磁気センサであり、上記センサ検知刺激源が永久磁石であることを特徴とする自動車内の電装品のスイッチ構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された自動車内の電装品のスイッチ構造において、
    上記本体が車両本体、上記第1可動部材がサンバイザー、上記第2可動部材が該第1可動部材であるサンバイザーに設けられたミラーのミラーカバー、及び上記電装品が照明具である自動車内の電装品のスイッチ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017006487A1 (de) 2017-07-08 2018-07-26 Daimler Ag Sonnenblende mit Spiegeleinheit
DE102017210518A1 (de) * 2017-06-22 2018-12-27 Volkswagen Aktiengesellschaft Sonnenblendenanordnung für ein Kraftfahrzeug

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