JP2008290464A - 射出成形機およびその温度監視方法 - Google Patents

射出成形機およびその温度監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱シリンダ、射出ノズル、水冷シリンダ等を含むシリンダ装置に生じる/与えられる熱が、ヒータによるものなのか、せん断によって発生する自己発熱なのかを検出し、樹脂のヤケや変色といった成形品不具合を発生させないようにできる射出成形機を提供する。
【解決手段】 シリンダ装置10の内径領域の温度を検出する第1の温度センサ71a〜75aおよびシリンダ装置10の外径領域の温度を検出する第2の温度センサ71b〜75bの検出結果から、第1および第2の温度センサ間の温度差を算出し、この温度差が予め設定された許容値よりも大きい場合には、シリンダ装置10の温度がヒータ15による加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断して、その旨の警報を発する監視手段としての警報部40をさらに有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、樹脂材料を加熱するためのシリンダ装置を有する射出成形機およびその温度監視方法に関する。
この種の射出成形機は、例えば、特開平7−290531号公報に開示されている。
射出成形機は、金型を開閉すると共に型締を行う型締装置と、これに対向配置され、供給される樹脂材料をヒータで加熱溶融して溶融樹脂を金型内に射出するための筒状を呈するシリンダ装置とを有している。シリンダ装置は、内部にスクリュが回転自在に配設された加熱シリンダと、加熱シリンダ後方に配設され、ホッパが接続された水冷シリンダと、計量工程時にスクリュの回転によって溶融しながらスクリュの前方に蓄えられた後に射出工程時にスクリュの前進によって溶融樹脂を射出する射出ノズルとを備えている。
この公報に開示された射出成形機に類似した装置の構造の一例を、図1(a)および(b)に示す。図1(a)および(b)を参照して、この射出成形機は、ヒータ15を備えたシリンダ装置10と、シリンダ装置10に装着され、シリンダ装置10の温度を検出する温度検出部20とを有している。シリンダ装置10は、筒状を呈する加熱シリンダ11と、加熱シリンダ11の軸方向一端に形成された射出ノズル12と、加熱シリンダ11の軸方向他端に取り付けられた水冷シリンダ13とで構成されている。また、シリンダ装置10内には、回転可能に設置されたスクリュ14が備えられている。さらに、シリンダ装置10に設けられた温度検出部20は、水冷シリンダ13の温度を検出する温度センサ21と、加熱シリンダ11の温度を検出する温度センサ22a〜24aならびに22b〜24bと、射出ノズル12の温度を検出する温度センサ25とを備えており、供給される樹脂材料が加熱溶融されて射出されるまでの区間の各所の温度を検出している。
特開平7−290531号公報
図1(a)および(b)に示した例をも含め、従来の射出成形機におけるシリンダ装置の温度測定方法では、加熱シリンダ、射出ノズル、水冷シリンダの温度測定点が内壁近傍であるため、ヒータから温度測定点までの熱伝達に時間がかかる。したがって、シリンダ装置内面近傍に設置された温度測定点の温度検出値が設定温度値に達し、直ちにヒータをオフしたとしても、シリンダ装置にはヒータをオフする以前に与えられた余熱が残っているため、余分な熱が加熱シリンダ内の樹脂に加えられることになる。このような理由から、樹脂に加えられる熱量が一定せず、計量される樹脂の溶融状態が安定しなかったり、熱の過供給または熱の不足によってヤケや変色といった成形品の不具合が発生する。
それ故、本発明の技術的課題は、シリンダ装置、射出ノズル、水冷シリンダに与えられる熱が、ヒータによるものなのか、せん断によって発生する自己発熱なのかを検出し、樹脂のヤケや変色といった成形品不具合を発生させないようにできる射出成形機を提供することである。
本発明によれば、供給される樹脂材料をヒータで加熱溶融して溶融樹脂を射出するための筒状を呈するシリンダ装置と、前記シリンダ装置に装着され、該シリンダ装置の温度を検出する温度検出部とを有し、前記温度検出部には、前記シリンダ装置の内径領域の温度を検出する第1の温度センサと、該シリンダ装置の外径領域の温度を検出する第2の温度センサとが備えられている射出成形機において、前記第1および前記第2の温度センサの検出結果から該第1および該第2の温度センサ間の温度差を算出し、該温度差が予め設定された許容値よりも大きい場合には、前記シリンダ装置の温度が前記ヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断して、その旨の警報を発する監視手段をさらに有することを特徴とする射出成形機が得られる。
尚、前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記シリンダ装置の前記軸方向の複数位置に有していてもよい。
また、前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、同一制御信号によって制御されるヒータゾーン内に一組以上備えていてもよい。
さらに、前記第1および前記第2の温度センサの検出値の少なくともどちらかを表示する表示部をさらに有していてもよい。
さらにまた、前記シリンダ装置は、加熱シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、樹脂材料が投入されると共に冷却が施される水冷または空冷シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、金型に接続して溶融樹脂を金型内に射出する射出ノズルとを備えており、前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記水冷または空冷シリンダに一組、前記加熱シリンダに複数組、前記射出ノズルに一組有していてもよい。
また、本発明によれば、供給される樹脂材料をヒータで加熱溶融して溶融樹脂を射出するための筒状を呈するシリンダ装置と、前記シリンダ装置に装着され、該シリンダ装置の温度を検出する温度検出部とを有し、前記温度検出部には、前記シリンダ装置の内径領域の温度を検出する第1の温度センサと、該シリンダ装置の外径領域の温度を検出する第2の温度センサとが備えられている射出成形機の温度監視方法において、前記第1および前記第2の温度センサの検出結果から該第1および該第2の温度センサ間の温度差を算出し、該温度差が予め設定された許容値よりも大きい場合には、前記シリンダ装置の温度が前記ヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断して、その旨の警報を発する監視工程を有することを特徴とする射出成形機の温度監視方法が得られる。
尚、前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記シリンダ装置の前記軸方向の複数位置に設けてもよい。
また、前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、同一制御信号によって制御されるヒータゾーン内に一組以上設けてもよい。
さらに、前記第1および前記第2の温度センサの検出値の少なくともどちらかを表示する表示工程をさらに有していてもよい。
さらにまた、前記シリンダ装置は、加熱シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、樹脂材料が投入されると共に冷却が施される水冷または空冷シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、金型に接続して溶融樹脂を金型内に射出する射出ノズルとを備えており、前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記水冷または空冷シリンダに一組、前記加熱シリンダに複数組、前記射出ノズルに一組設けてもよい。
本発明による射出成形機は、シリンダ装置の水冷シリンダ、加熱シリンダ、および射出ノズル等の温度上昇が、ヒータの加熱によるものなのか、せん断によって発生する自己発熱によるのかを検出し、樹脂のヤケや変色といった成形品不具合を抑制したり、樹脂供給部においては樹脂材料の噛み込みを安定させて成形品不具合の発生を抑止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態による射出成形機およびその温度監視方法を説明する。
[実施の形態1]
図2(a)および(b)を参照して、本射出成形機は、図1(a)および(b)に示した従来例と同様に、ヒータ15を備えたシリンダ装置10と、シリンダ装置10に装着され、シリンダ装置10の温度を検出する温度検出部70とを有している。シリンダ装置10は、筒状を呈する加熱シリンダ11と、加熱シリンダ11の軸方向一端に形成された射出ノズル12と、加熱シリンダ11の軸方向他端に取り付けられた水冷シリンダ13とで構成されている。また、シリンダ装置10内には、回転可能に設置されたスクリュ14が備えられている。
温度検出部70は、シリンダ装置10の内径領域の温度を検出する第1の温度センサ群70aと、第1の温度センサ群70aとシリンダ装置10の軸方向同位置かつシリンダ装置10の外径領域の温度を検出する第2の温度センサ群70bとを備えている。
第1の温度センサ群70aは、水冷シリンダ13に取り付けられた図示しないホッパから供給される樹脂材料が加熱シリンダ11内のスクリュ14の回転によって溶融される際に生じる溶融熱を主に検出する。一方、第2の温度センサ群70bは、加熱シリンダ11を加熱するためのヒータ15から生じる熱を主に検出する。
より具体的には、第1の温度センサ群70aとして、水冷シリンダ13の温度を検出する温度センサ71aと、加熱シリンダ11の温度を検出する温度センサ72a〜74aと、射出ノズル12の温度を検出する温度センサ75aとが、シリンダ装置の内壁近傍に備えられている。一方、第2の温度センサ群70bとして、水冷シリンダ13の温度を検出する温度センサ71bと、加熱シリンダ11の温度を検出する温度センサ72b〜74bと、射出ノズル12の温度を検出する温度センサ75bとが、シリンダ装置の外壁近傍に備えられている。
ここで、樹脂供給部として水冷シリンダに代えて、ヒートシンクやファン等を外壁に備えた空冷シリンダを設けてもよい。この場合には、第1の温度センサによってホッパから供給される樹脂材料の噛み込み部の温度を検出する一方、第2の温度センサによって空冷シリンダのヒートシンクやファン等から放熱される外壁近傍の温度を検出することができる。そして、両者の温度偏差を小さくすることにより、樹脂の噛み込みの安定性を監視することが可能となり、計量時間を安定させることができる。ひいては、可塑化領域全域に亘る樹脂に与えられる熱遍歴を安定にすることでき、計量工程を安定させ、成形品の不具合を防止できる。
図3をも併せ参照して、本射出成形機は、第1および第2の温度センサ群70aおよび70bの検出結果を表示する表示部30をさらに有している。
表示部30は、温度センサ71a〜75aならびに温度センサ71b〜75bのそれぞれに接続された増幅器31aならびに31bと、増幅された各温度センサの検出結果が入力される制御器32と、制御器32に接続された液晶ディスプレイ等によって構成された表示器33とにより構成されている。
以上の構成により、本射出成形機のユーザは、表示器33による表示を参照し、温度センサ71a〜75aそれぞれの温度センサ71b〜75bに対する各温度差分のいずれかが、それぞれに予め設定された許容値よりも大きい場合には、シリンダ装置10(加熱シリンダ11、加熱シ射出ノズル12、水冷シリンダ13)の温度がヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断して、警報を表示器33に表示する。これにより、従来は生じ得た樹脂のヤケや変色といった成形品不具合を発生させないようにできる。
さらに、軸方向同位置における内径領域と外径領域の温度検出値を表示器33に表示することにより、ヒータを制御する上でのシリンダ装置内の溶融樹脂とシリンダ装置に取り付けられたヒータの熱伝達特性を把握し、成形条件に応じた最適なヒータ温度制御を実現することができる。
[実施の形態2]
本発明の実施の形態2による射出成形機は、実施の形態1と同様に、図2(a)および(b)に示した構成を有している。したがって、実施の形態1と同一の構成を有する箇所については、説明を省略する。
図4を参照して、本射出成形機は、第1および第2の温度センサ群70aおよび70bの検出結果から第1の温度センサ71a〜75aと第2の温度センサ71b〜75bとの各温度差分を算出し、第1の温度センサ71a〜75aの第2の温度センサ71b〜75bに対する温度差分が予め設定された許容値よりも大きい場合には、シリンダ装置10の温度がヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断し、その旨の警報を発する監視手段としての警報部40をさらに有している。
警報部40は、温度センサ71a〜75aならびに温度センサ71b〜75bのそれぞれに接続された増幅器41aならびに41bと、増幅された各温度センサ71a〜75aの各温度センサ71b〜75bに対する温度差分「a−b」を算出する差分演算器42と、温度差分「a−b」を予め設定および制御器44内のメモリに記憶された許容値と比較する比較器43と、比較器43による比較結果が「許容値<(a−b)」の場合にシリンダ装置10の温度がヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断し、その旨の警報信号を出力する制御器44と、制御器44による警報信号に応じて表示、発光、およびブザーまたはサイレンを発する表示器45、フラッシュランプ46、およびブザー47とにより構成されている。
以上の構成により、本射出成形機のユーザは、表示器45、フラッシュランプ46、およびブザー47を参照し、温度センサ71a〜75aそれぞれの温度センサ71b〜75bに対する各温度差分のいずれかが、それぞれに予め設定された許容値よりも大きい場合に警報が発せられると、成形条件を調整し、シリンダ装置10(加熱シリンダ11、加熱シ射出ノズル12、水冷シリンダ13)の温度がヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものである状況を回避させる。これにより、従来は生じ得た樹脂のヤケや変色といった成形品不具合を発生させないようにできる。
尚、第1の温度センサおよび第2の温度センサの組み合わせが、シリンダ装置10の軸方向の複数位置毎に設けられていると共に、許容値もシリンダ装置10の軸方向の複数位置毎に設定されているため、警報部40は、シリンダ装置10の軸方向の複数位置のうちの少なくとも一位置の温度差分が予め設定された許容値よりも大きい場合に、警報が発せられるようになっている。
さらに、本願発明では、第1の温度センサと第2の温度センサは、必ずしも軸方向同位置でなくともよく、軸方向にずらして配置してもよい。この場合には、検出された温度検出値を演算することで、軸方向同位置における温度差分を求めることができる。
以上説明した実施例に限定されることなく、本発明は、当該特許請求の範囲に記載された技術範囲内であれば、種々の変形が可能であることは云うまでもない。
(a)および(b)は、従来の射出成形機を示す概略的な断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施の形態による射出成形機を示す概略的な断面図である。 本発明の実施の形態1による射出成形機を示す概略的な回路図である。 本発明の実施の形態2による射出成形機を示す概略的な回路図である。
符号の説明
10 シリンダ装置
11 加熱シリンダ
12 射出ノズル
13 水冷シリンダ
14 スクリュ
15 ヒータ
20 温度検出部
21、22a、22b、23a、23b、24a、24b、25 温度センサ
31a、31b 増幅器
32 制御器
33 表示器
40 警報部
41a、41b 増幅器
42 差分演算器
43 比較器
44 制御器
45 表示器
46 フラッシュランプ
47 ブザー
70 温度検出部
70a 第1の温度センサ群
70b 第2の温度センサ群
71a〜75a、71b〜75b 温度センサ

Claims (10)

  1. 供給される樹脂材料をヒータで加熱溶融して溶融樹脂を射出するための筒状を呈するシリンダ装置と、前記シリンダ装置に装着され、該シリンダ装置の温度を検出する温度検出部とを有し、前記温度検出部には、前記シリンダ装置の内径領域の温度を検出する第1の温度センサと、該シリンダ装置の外径領域の温度を検出する第2の温度センサとが備えられている射出成形機において、
    前記第1および前記第2の温度センサの検出結果から該第1および該第2の温度センサ間の温度差を算出し、該温度差が予め設定された許容値よりも大きい場合には、前記シリンダ装置の温度が前記ヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断して、その旨の警報を発する監視手段をさらに有することを特徴とする射出成形機。
  2. 前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記シリンダ装置の前記軸方向の複数位置に有する請求項1に記載の射出成形機。
  3. 前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、同一制御信号によって制御されるヒータゾーン内に一組以上備えている請求項1または2に記載の射出成形機。
  4. 前記第1および前記第2の温度センサの検出値の少なくともどちらかを表示する表示部をさらに有する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の射出成形機。
  5. 前記シリンダ装置は、加熱シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、樹脂材料が投入されると共に冷却が施される水冷または空冷シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、金型に接続して溶融樹脂を金型内に射出する射出ノズルとを備えており、
    前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記水冷または空冷シリンダに一組、前記加熱シリンダに複数組、前記射出ノズルに一組有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の射出成形機。
  6. 供給される樹脂材料をヒータで加熱溶融して溶融樹脂を射出するための筒状を呈するシリンダ装置と、前記シリンダ装置に装着され、該シリンダ装置の温度を検出する温度検出部とを有し、前記温度検出部には、前記シリンダ装置の内径領域の温度を検出する第1の温度センサと、該シリンダ装置の外径領域の温度を検出する第2の温度センサとが備えられている射出成形機の温度監視方法において、
    前記第1および前記第2の温度センサの検出結果から該第1および該第2の温度センサ間の温度差を算出し、該温度差が予め設定された許容値よりも大きい場合には、前記シリンダ装置の温度が前記ヒータによる加熱よりもせん断される樹脂材料の自己発熱によるものであると判断して、その旨の警報を発する監視工程を有することを特徴とする射出成形機の温度監視方法。
  7. 前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記シリンダ装置の前記軸方向の複数位置に設けた請求項6に記載の射出成形機の温度監視方法。
  8. 前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、同一制御信号によって制御されるヒータゾーン内に一組以上設けた請求項6または7に記載の射出成形機の温度監視方法。
  9. 前記第1および前記第2の温度センサの検出値の少なくともどちらかを表示する表示工程をさらに有する請求項6乃至8のいずれか一項に記載の射出成形機の温度監視方法。
  10. 前記シリンダ装置は、加熱シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、樹脂材料が投入されると共に冷却が施される水冷または空冷シリンダと、該加熱シリンダ後方に配設され、金型に接続して溶融樹脂を金型内に射出する射出ノズルとを備えており、
    前記第1および前記第2の温度センサの組み合わせを、前記水冷または空冷シリンダに一組、前記加熱シリンダに複数組、前記射出ノズルに一組設けた請求項6乃至9のいずれか一項に記載の射出成形機の温度監視方法。
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