JP2008289951A - 空気清浄機に設けられる表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】空気中のホコリの量に応じた値とニオイの強さに応じた値の双方を検出する空気清浄機に設けられるものであって、使用者にとって、これら双方の検出結果を別個に把握することが可能となる表示装置を提供する。
【解決手段】空気中の埃の量に応じた値を検出するホコリ検出部と、空気中のにおいの強さに応じた値を検出するニオイ検出部と、を備えるとともに、送風手段によって空気を強制的に吸入して排出する方式が採用された空気清浄機に設けられるものであって、前記ホコリ検出部による検出結果に応じた表示を行う第1表示部と、前記ニオイ検出部による検出結果に応じた表示を行う第2表示部と、が互いに別個に設けられている表示装置とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えば光電式粉塵計やガスセンサを設けた空気清浄機に用いられる、表示装置に関する。
従来、室内などの空気を清浄するための空気清浄機が広く用いられている。また空気清浄機においては、通常、ユーザに各種状況を知らせるための表示装置が設けられている。そしてこのような表示装置においては、よりユーザフレンドリーな空気清浄機を実現すべく、これまでに種々の工夫がなされてきた。
例えば特許文献1には、空気の汚れ度合いに応じて表示灯列が点灯する(空気がきれいなときには緑色の点灯を行い、空気が汚れているときには赤色の点灯を行う)空気清浄機の表示装置が記載されている。なお、操作部や表示部は同一パネル上に配置される構成となっている。
特許第3201192号公報
空気の汚れ度合いを評価するにあたっては、空気中の埃(以下、「ホコリ」と称することがある)の量や、におい(以下、「ニオイ」と称することがある)の強さなどを検出し、これらを総合的に勘案する手法等が考えられる。そしてこの評価結果を何らかの方法で表示させることにより、使用者にとっては、空気の汚れ度合いを把握することが可能となる。
しかしこのように、ホコリやニオイの状況が総合的に勘案された評価結果を表示させるものであれば、使用者にとって、空気の状態を詳細に把握することは難しくなる。特に人間の官能に結びつきにくい空気中のホコリの量と、逆に人間の官能に結びつき易いニオイの強さとは、その性質が大きく異なっているため、これらの状況を別個に把握できるようにする要望は強いと考えられる。
そこで本発明は上記の問題点に鑑み、空気中のホコリの量に応じた値とニオイの強さに応じた値の双方を検出する空気清浄機に設けられるものであって、使用者にとって、これら双方の検出結果を別個に把握することが可能となる表示装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る表示装置は、空気中の埃の量に応じた値を検出するホコリ検出部と、空気中のにおいの強さに応じた値を検出するニオイ検出部と、を備えるとともに、送風手段によって空気を強制的に吸入して排出する方式が採用された空気清浄機に設けられるものであって、前記ホコリ検出部による検出結果に応じた表示を行う第1表示部と、前記ニオイ検出部による検出結果に応じた表示を行う第2表示部と、が互いに別個に設けられており、前記ホコリ検出部は、光を発する発光素子と、空気を介して伝わってきた該光を受ける受光素子と、を有し、該受光素子における照度の検出を通じて、前記埃の量に応じた値を検出するものであり、前記ニオイ検出部は、酸化物半導体を有し、該酸化物半導体に、空気中の臭気を有するガスが吸着・反応することによる、該酸化物半導体における抵抗値の変化の検出を通じて、前記においの強さに応じた値を検出するものである構成(第1の構成)とする。
本構成によれば、空気中のホコリの量に応じた値とニオイの強さに応じた値を検出する空気清浄機に設けられて、これらの検出結果に応じた表示を行うことが可能となる。また第1表示部と第2表示部が、互いに別個に設けられていることにより、使用者にとって、これら双方の検出結果を別個に把握することが可能となる。
また上記第1の構成として、より具体的には、前記第1表示部および第2表示部のうちの少なくとも一方は、発光素子表示装置として構成されており、該発光素子表示装置は、前記ホコリ検出部またはニオイ検出部による検出の結果に応じて発光する発光素子を有し、該発光を通じて、前記ホコリ検出部またはニオイ検出部による検出の結果に応じた表示を行う構成(第2の構成)としてもよい。このようにすれば、発光素子を用いて、表示部を容易に実現し得る。
また上記第2の構成において、前記第1表示部および第2表示部の双方が、前記発光素子表示装置として構成されており、該第1表示部における発光素子と該第2表示部における発光素子は、互いに異なる色に発光する構成(第3の構成)としてもよい。
本構成によれば、第1表示部と第2表示部における発光色が互いに異なっているため、使用者にとっては、発光色の違いにより双方の表示部を見分けることが可能となる。そのため、例えば第1表示部と第2表示部が近接して配置されている場合であっても、使用者が両者を混同してしまうという事態を、極力回避することが可能となる。
また上記第2または第3の構成において、前記発光素子表示装置のうちの少なくとも一つは、複数色に発光する複数色発光装置を備え、前記複数色発光装置を備えた発光素子表示装置のうちの少なくとも一つは、該複数色発光装置を複数有しており、該複数の複数色発光装置の各々は、互いに異なる経路で光を放出する構成(第4の構成)としてもよい。
本構成によれば、ホコリ検出部またはニオイ検出部による検出結果に、細かく応じた表示を実現することが可能となる。また複数色発光装置を複数有することにより、ホコリ検出部またはニオイ検出部による検出結果に、より細かく応じた表示を実現することが可能となる。なお各複数色発光装置の発する光は、互いに別の経路で放出される(そのため使用者にとって、別々の箇所が発光するように見える)ため、発光色が曖昧になり過ぎる(複数の複数発光装置の発する光が混ざり合う)ことを回避することができる。またこの第4の構成として、前記複数色発光装置を4個有しており、該4個の複数色発光装置は、碁盤の目状に配置されている構成(第5の構成)としてもよい。
また、上記第1から第5の何れかの構成に係る表示装置が備えられた構成(第6の構成)の空気清浄機であれば、上記構成による利点を享受し得る空気清浄機が実現される。
上述の通り、本発明に係る表示装置によれば、空気中のホコリの量に応じた値とニオイの強さに応じた値を検出する空気清浄機に設けられて、これらの検出結果に応じた表示を行うことが可能となる。また第1表示部と第2表示部が、互いに別個に設けられていることにより、使用者にとって、これら双方の検出結果を別個に把握することが可能となる。
空気清浄機に搭載される表示装置に本発明を適用した場合を例に挙げて、以下に詳細な説明を行う。図1は、本発明に係る空気清浄機の外観を示す斜視図である。
本図に示すように、空気清浄機1は、ベース11の支持により本体部10が立設されている。本体部10の前面は、前面パネル12により覆われている。本体部10と前面パネル12との隙間により、室内の空気を取り込むための側面吸気口13が形成されている。本体部10の上部には、第1吹出口14aが設けられるとともに、斜め上方に屈曲して前方に開口する第2吹出口14bが設けられている。また、本体部10の上部には、ユーザが操作を行うための操作パネル15が設けられている。
また図2は、操作パネル15の一例を示す正面図である。本図に示すように、操作パネル15には、種々のユーザ操作(イオン入/切、チャイルドロック入/切、空気清浄運転切換、イオンシャワー入/切、加湿運転切換、リセット、及び、運転入/切)を受け付けるスイッチ群(図中では四角枠で描写)が設けられている。
そしてこれらのほかに、機器の動作状態(イオン入/切状態、チャイルドロック入/切状態、空気清浄運転状態、イオンシャワー運転状態、加湿運転状態、給水時期、および加湿フィルタの交換時期)を示すインジケータランプ群(図中では丸枠で描写)や、ハウスダストモニター51、およびニオイモニター52が設けられている。なおハウスダストモニター51とニオイモニター52の構成等については、後に詳しく説明する。
また図3は、空気清浄機1の内部構造を示す側面断面図(縦断面図)であり、本図(a)は加湿なしの場合、本図(b)は加湿ありの場合を各々示している。なお、図中の太い矢印は、空気清浄機1の吸排気経路を示すものである。
本体部10内には、室内空気の吸排気を行うための送風ユニット100が設けられている。送風ユニット100は、前面と下面が遮蔽され、背面と上面が開口されたユニット筐体内に、軸方向に吸気して周方向に排気するファンモータ101を備えている。ファンモータ101の吸気側は、ユニット筐体の背面開口部を介して、送風ユニット100の背面側を上下方向に延びる背面通風路22に連通されている。一方、ファンモータ101の排気側は、ユニット筐体の上面開口部を介して、第1吹出口14a及び第2吹出口14bに至る排気風路23に連通されている。
前面パネル12と送風ユニット100(ユニット筐体前面)との間には、空気清浄用フィルタユニット16が着脱自在に設けられている。なお、空気清浄用フィルタユニット16としては、例えば、所定の枠体内に、空気の吸込み側から順に、吸気中の大きな塵埃を捕集するプレフィルタ、活性炭等を用いて吸気の脱臭を行う脱臭フィルタ、及び、吸気中の微細な塵埃を捕集する集塵フィルタを組み込んだ3層構造のユニットが考えられる。
空気清浄用フィルタユニット16を通過した空気は、本体部10の下方に設けられた吸気風路21、並びに、加湿ユニット17に向けて流入される。吸気風路21の経路途中には、風路切換部材(ダンパー)18が設けられており、図3(a)に示すように、吸気風路21を導通して、流入空気を吸気風路21経由で背面風路22へ直接導くか、或いは、図3(b)に示すように、吸気風路21を遮蔽して、流入空気を加湿ユニット17経由で背面風路22へ導くかを切り換えることができるようになっている。
加湿ユニット17は、水タンク17a(図1を参照)、トレイ17b、及び、加湿フィルタ17cにより構成されている。水タンク17aは、加湿用の水を貯えておく手段であり、本体部10の側部に着脱可能に立設されている。トレイ17bは、水タンク17aから供給される水を貯えておく手段である。加湿フィルタ17cは、トレイ17bに浸漬される吸水性を有した吸水材から成り、前後方向にジグザグに折曲した屏風状に形成されている。
これにより、加湿フィルタ17cは、トレイ17b内の水を吸い上げて保水する。従って、図3(b)に示すように、流入空気が加湿ユニット17経由で背面風路22へ導かれる場合には、加湿フィルタ17cに保水された水分がこれを通過する流入空気に取り込まれ、加湿された空気が背面風路22に流入することになる。
なお、空気清浄用フィルタユニット16は、送風ユニット100(ユニット筐体前面)と所定の空間を隔てる形で装着されている。このような空間を設けることにより、空気清浄用フィルタユニット16を通過した空気を吸気風路21や加湿ユニット17に向けてスムーズに流入させることができるので、圧力損失や騒音を低減することが可能となる。
一方、排気風路23には、プラスイオンとマイナスイオンを放出して室内の殺菌や臭い除去を行ったり、マイナスイオンのみを室内に放出してリラクゼーション効果を得たりするためのイオン発生装置19が設けられている。このように、第1吹出口14a及び第2吹出口14bと送風ユニット100との間に、イオン発生装置19を配置することにより、送風ユニット100との衝突によるイオンの消滅を防止することができる。なお、イオンを発生する電極のみを排気風路23に面して配置し、イオン発生装置19自体(電源部など)については、別の位置に配置してもよい。
なお、図1や図3には図示されていないが、空気清浄機1には、上記構成要素のほかにも、室内の温度や湿度を検知する温度・湿度センサ、機器の前方に人がいるか否かを検知する人体センサ、室内の塵埃の量が所定量よりも多いか否かを検知するホコリセンサ、及び、室内の臭い成分の量が所定量よりも多いか否かを検知するニオイセンサが設けられている。
次に、上記構成から成る空気清浄機1の電気系統について、詳細な説明を行う。図4は、空気清浄機1における送風ユニット、操作基板、及び、制御基板の電気的接続関係を示すブロック図である。
送風ユニット100は、モータ電圧Vm(例えばDC141[V])を動作電圧として回転駆動されるファンモータ101のほかに、電源電圧Vcc(例えばDC15[V])を動作電圧として、回転速度制御信号Vsに応じたファンモータ101の駆動制御を行うモータ制御回路102を有して成る。なお、モータ制御回路102には、ファンモータ101の駆動制御機能だけでなく、ファンモータ101の回転速度検出機能(回転速度信号PGの生成機能)も具備されている。
操作・表示基板200は、操作パネル15のスイッチ群やインジケータランプ群を搭載した小型の基板であり、操作パネル15の直下に設けられている(図3を参照)。このように、比較的大きな設置スペースを要し、配置レイアウトの制約が大きい制御基板300から、小型の操作基板200を分離独立して設けることにより、操作パネル15の配置レイアウト(延いては、空気清浄機1のトータルデザイン)の自由度を高めることが可能となる。
制御基板300は、交流/直流変換回路301と、直流/直流変換回路302と、マイコン303と、ディジタル/アナログ変換回路304と、ドライバ回路305と、ガス検出回路306と、ホコリ検出回路307を有して成る。
交流/直流変換回路301は、トランスや全波整流器を用いて、商用電源400から供給される交流電圧(AC100[V]、50/60[Hz])を所望の直流電圧(例えばDC141[V])に変換する手段である。なお、交流/直流変換回路301にて生成された直流電圧は、先述のモータ電圧Vmとして、送風ユニット100(ファンモータ101)に供給される。
直流/直流変換回路302は、交流/直流変換回路301で得られた直流電圧を降圧することで、先述の電源電圧Vccを生成する手段である。また、直流/直流変換回路302は、電源電圧Vccを生成する機能だけでなく、操作基板200や制御基板300の動作電圧(例えばDC5[V])を別系統で生成する機能も具備している。
マイコン303は、空気清浄機1各部の動作を統括制御する手段である。例えば、マイコン303は、送風ユニット100から入力される回転速度信号PGや操作基板200から入力されるユーザ操作信号(操作パネル15で受け付けられたユーザ操作)に応じて、ファンモータ101の回転速度(すなわち、空気清浄機1の吸排気風量)を制御するためのPWM[Pulse Width Modulation]信号を生成する。また、図3で示した風路切換部材18やイオン発生装置19の動作についても、マイコン303が統括的に制御する。
ディジタル/アナログ変換回路304は、マイコン303から入力されるPWM信号をアナログ変換することで、送風ユニット100に与える回転速度制御信号Vsを生成する手段である。例えば、回転速度制御信号Vsとしては、PWM信号のオンデューティが大きいほど電圧レベルが高くなり、逆に、PWM信号のオンデューティが小さいほど電圧レベルが低くなる電圧信号を生成することが考えられる。
ドライバ回路305は、マイコン303からの制御信号に応じて、操作基板200のインジケータランプ群を構成する発光ダイオードへの電流供給を行う手段である。なお、ドライバ回路305は、マイコン303の制御信号出力ポートに静電サージが直接伝播することを防ぐ静電破壊保護手段としても機能する。
ガス検出回路306は、外気に触れるように所定の酸化物半導体が設けられており、この酸化物半導体の表面に臭気を有するガスが吸着・反応することにより生じる電気抵抗変化を検出するものである。これにより、臭気を有するガスの濃度を検出することが可能となっており、ひいては、空気中におけるにおいの強さを間接的に検出する臭気センサとしての機能を果たすことが可能となっている。
ホコリ検出回路307は、受光素子と発光素子が備えられており、この受光素子は、発光素子が発する光を、外気を介して受光する。またそのときの受光素子における照度が検出されるようになっている。これによりホコリ検出回路307は、光電式のホコリセンサ(粉塵計)としての機能を有しており、ホコリが多いほど検出される照度は小さくなることから、空気中のホコリの量を間接的に検出することが可能となっている。なお、一般的な臭気センサや光電式の粉塵計については公知であるため、その構成の詳細な説明は省略する。
次に、先述したハウスダストモニター51およびニオイモニター52の構成、ならびにこれらを通じてなされる表示処理について、以下に説明する。
まずハウスダストモニター51およびニオイモニター52の構成を、図5に示す。本図に示すように、ニオイモニター52は、ガス検出回路306の出力電圧状態に応じて青色、赤色またはこれらの混合色である紫色に発光する複数色LED[Light Emitting Diode:発光ダイオード]55が設けられている。この複数色LED55によれば、3通りの発光色による表示(LEDが発光しない状態を含めると、4通り)が実現可能となっている。
またハウスダストモニター51は、ホコリ検出回路307の出力電圧状態に応じて緑色、赤色またはこれらの混合色である橙色に発光する複数色LED53が、4個設けられている。なお当該複数色LED53によれば、3通りの発光色による表示(LEDが発光しない状態を含めると、4通り)が実現可能となっている。
またこれらの複数色LEDは、図5に示すように碁盤の目状に(各複数色LED53の各々の位置を結ぶと、略正方形を形成するように)配置されているとともに、各複数色LED53は、パーティション54によって互いの光が混ざり合わないように仕切られている。そのため、それぞれの複数色LED53は、互いに別々の経路で光を放出するようになっており、そのため使用者にとっては、各複数色LED53に対応した別々の部分が光っているように見える。
ここで、ハウスダストモニター51およびニオイモニター52を通じてなされる表示処理の内容について、以下に説明する。先述したガス検出回路306およびホコリ検出回路307による検出結果の情報は、マイコン303に伝送される。そしてマイコン303では、ガス検出回路306による検出結果(酸化物半導体の抵抗値)を、予め定められた2個の閾値と比較する。これにより現状の外気(空気)におけるニオイの強さ(臭気ガスの濃度)が、3段階に評価されることとなる。
そしてこの比較の結果、図6の上段に示すように、ニオイが最も弱いと評価された場合は、ニオイモニター52を青色に発光させる。また同様に、その次に弱いと評価された場合は、同じく紫色に発光させ、最もニオイが強いと評価された場合は、同じく赤色に発光させることとする。
またマイコン303は、ホコリ検出回路307による検出結果(受光素子における照度)については、予め定められた8個の閾値と比較する。これにより外気(空気)におけるホコリの量が、9段階に評価されることとなる。
そしてこの比較の結果、ホコリの量が最も少ないと評価された場合は、ハウスダストモニター51における複数色LEDの全てを緑色に発光させる。以下同様に、検出されたホコリの量に応じて、ハウスダストモニター51における各複数色LEDを、図6の下段に示すような色に(9段階に遷移するように)発光させる。
以上に説明したように空気清浄機1においては、ガス検出回路306による検出結果(空気中のにおいの強さと関連性がある)に応じた表示を行うニオイモニター52と、ホコリ検出回路307による検出結果(空気中のホコリの量と関連性がある)に応じた表示を行うハウスダストモニター51とが、互いに別個に設けられている。そのため、ホコリの量やにおいの強さを総合的に評価して空気の状態を表示するものに比べ、使用者にとっては、現状の空気の状態をより正確に把握することが可能なものとなっている。
つまり料理や化粧により発せられるニオイのように、使用者の官能に結びつく臭気の表示とは別に、使用者の官能に結びつきにくいチリやホコリなどのミクロン単位の浮遊物などの量を表す表示を行わせることとしている。そのため使用者が当該表示を参照することで、衣服の着替えに伴うホコリの発生状況や、布団の上げ下ろしに伴うホコリの発生状況(通常、ニオイはあまり発生しないが、ホコリは相当に発生する)についても、的確に把握することが可能となっている。
またニオイモニター52においては、空気中のニオイが強くなる程、発光色が「青色→紫色(青と赤の中間色)→赤色」と変化する。このように、表示状態が青色に近いほどニオイは弱く、赤色に近いほどニオイは強いことを示すため、使用者にとっては、空気中のニオイの状態を直感的に把握できるようになっている。
またハウスダストモニター51においては、空気中のホコリの量が多くなる程、発光色が「全ての複数色LED53が緑色→徐々に緑色が橙色に置き換わる(橙色の占有面積が増える)→全ての複数色LED53が橙色→徐々に橙色が赤色に置き換わる(赤色の占有面積が増える)→全ての複数色LED53が赤色」と変化する。このように、表示状態が緑色に近いほどホコリの量は少なく、赤色に近いほどホコリの量は多いことを示すため、使用者にとっては、空気中のホコリの状態を直感的に把握できるようになっている。
またハウスダストモニター51に用いられている複数色LED(発光素子)の発光色(緑、橙、赤)と、ニオイモニター52に用いられている複数色LED(発光素子)の発光色(青、紫、赤)とは、一方に「緑・橙」が含まれ、他方に「青・紫」が含まれている点で、互いに異なっている。そのため図2に示すように、ハウスダストモニター51とニオイモニター52が近接して配置されている場合であっても、使用者が両者を混同してしまうという事態を、極力回避することが可能となっている。
また、ハウスダストモニター51およびニオイモニター52の構成は、上述のものに限定されない。例えば上述のものの他、図7に示すように、ハウスダストモニター51には、青色、赤色、または混合色として紫色に発光する複数色LEDが設けられ、ニオイモニター52には、緑色、赤色、または混合色として橙色に発光する複数色LEDが設けられているものとしても良い。なおこのように構成したときの、各モニター(51、52)における表示内容を図8に示す。
このようにハウスダストモニター51は、ホコリ検出回路307による検出の結果、空気中のホコリの量が多くなるにつれて、「緑色→橙色→赤色」というように発光し、かかる検出結果に応じた表示を行う。一方ニオイモニター52は、ガス検出回路306による検出の結果、空気中のニオイの強さが強くなるにつれて、「青色→紫色→赤色」、というように発光し、かかる検出結果に応じた表示を行う。
このようなハウスダストモニター51およびニオイモニター52が、空気清浄機1に設けられることにより、使用者は、空気中のホコリの量とニオイの強さを別々に把握することが可能となる。また両モニターに使用されている複数色LEDの発光色は、互いに異なるものとなっている。そのため、使用者が両モニターを混同するという事態を、極力回避させることが可能となっている。
なお本実施形態では、複数色に発光する装置(複数色発光装置)として、複数色LED(2色LED)を採用しているが、その他、単色LEDを複数配置しておき、フィルム式拡散素子の開口部にコーテイング材を施して混色拡散させること等により、複数色の光を得ることが可能である。
以上の通り本発明の実施形態について説明したが、本発明はかかる内容に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。
本発明は、空気清浄機に設けられる表示装置として利用可能である。
本発明に係る空気清浄機1の外観を示す斜視図である。 操作パネル15の一例を示す正面図である。 空気清浄機1の内部構造を示す側面断面図(縦断面図)である。 空気清浄機1における送風ユニット100、操作・表示基板200、及び、制御基板300の電気的接続関係を示すブロック図である。 ハウスダストモニター及びニオイモニターの構成図である。 ハウスダストモニター及びニオイモニターに係る表示遷移図である。 ハウスダストモニター及びニオイモニターの、別の構成図である。 ハウスダストモニター及びニオイモニターに係る、別の表示遷移図である。
符号の説明
1 空気清浄機
10 本体部
11 ベース
12 前面パネル
13 側面吸気口
14a 第1吹出口
14b 第2吹出口
15 操作パネル
16 空気清浄用フィルタユニット
17 加湿ユニット
17a 水タンク
17b トレイ
17c 加湿フィルタ
18 風路切換部材(ダンパー)
19 イオン発生装置
21 吸気風路
22 背面通風路
23 排気風路
51 ハウスダストモニター(第1表示部)
52 ニオイモニター(第2表示部)
53 複数色LED(緑・橙・赤に発光する発光素子)
54 パーティション
55 複数色LED(青・紫・赤に発光する発光素子)
100 送風ユニット
101 ファンモータ
102 モータ制御回路
200 操作・表示基板
300 制御基板
301 交流/直流変換回路(AC/DC)
302 直流/直流変換回路(DC/DC)
303 マイコン
304 ディジタル/アナログ変換回路(D/A)
305 ドライバ回路
306 ガス検出回路(ニオイ検出部)
307 ホコリ検出回路(ホコリ検出部)
400 商用交流電源

Claims (6)

  1. 空気中の埃の量に応じた値を検出するホコリ検出部と、空気中のにおいの強さに応じた値を検出するニオイ検出部と、を備えるとともに、送風手段によって空気を強制的に吸入して排出する方式が採用された空気清浄機に設けられるものであって、
    前記ホコリ検出部による検出結果に応じた表示を行う第1表示部と、前記ニオイ検出部による検出結果に応じた表示を行う第2表示部と、が互いに別個に設けられており、
    前記ホコリ検出部は、
    光を発する発光素子と、空気を介して伝わってきた該光を受ける受光素子と、を有し、該受光素子における照度の検出を通じて、前記埃の量に応じた値を検出するものであり、
    前記ニオイ検出部は、
    酸化物半導体を有し、該酸化物半導体に、空気中の臭気を有するガスが吸着・反応することによる、該酸化物半導体における抵抗値の変化の検出を通じて、前記においの強さに応じた値を検出するものであることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1表示部および第2表示部のうちの少なくとも一方は、発光素子表示装置として構成されており、
    該発光素子表示装置は、
    前記ホコリ検出部またはニオイ検出部による検出の結果に応じて発光する発光素子を有し、該発光を通じて、前記ホコリ検出部またはニオイ検出部による検出の結果に応じた表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1表示部および第2表示部の双方が、前記発光素子表示装置として構成されており、
    該第1表示部における発光素子と該第2表示部における発光素子は、互いに異なる色に発光することを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記発光素子表示装置のうちの少なくとも一つは、複数色に発光する複数色発光装置を備え、
    前記複数色発光装置を備えた発光素子表示装置のうちの少なくとも一つは、該複数色発光装置を複数有しており、
    該複数の複数色発光装置の各々は、互いに異なる経路で光を放出することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記複数色発光装置を4個有しており、
    該4個の複数色発光装置は、碁盤の目状に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の表示装置が備えられたことを特徴とする空気清浄機。
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