JP2008288917A - アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つのアンテナ装置を、ある程度通信距離が短く、電波の受信強度を元にして送受信間の距離を推定する距離推定通信用途と送受信間の距離推定を行わす、長距離の通信が可能な長距離通信のいずれでも使用可能とする。
【解決手段】回路基板2の実装面に対して略垂直となるように形成された微小ループアンテナ11と、微小ループアンテナ11を構成する導電路上に直列接続された第1キャパシタ4と第1スイッチ素子14及び第2キャパシタ5と第2スイッチ素子15の2組の並列回路と、回路基板2の実装面に形成されたグランドパターン6と、回路基板2上に実装された無線回路部12を備え、距離推定通信の場合、第1スイッチ14をオンし、第2スイッチ素子15をオフして、給電点P1との距離が長い第2キャパシタ5を使用し、長距離通信の場合、第1スイッチ素子14をオフし、第2スイッチ15をオンして、給電点P1との距離が短い第1キャパシタ4を使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線通信装置に用いられる微小ループアンテナを含むアンテナ装置、特に、通信距離が短く、電波の受信強度を元にして送受信間の距離を推定する距離推定通信と、送受信間の距離推定は行わず、長距離通信を可能とする長距離通信の切り替えが可能なアンテナ装置に関する。
例えば非特許文献1に示されているような微小ループアンテナは、ループアンテナの全長を送信波長の1/10以下程度にまで小さくしたものであり、微小ダイポールアンテナよりも雑音電界に強い特徴をもっている。そのため、従来から携帯型無線通信装置などに広く用いられている。
微小ループアンテナを用いたアンテナ装置では、所望する通信周波数において、無線回路部の出力インピーダンスとの整合を取るため、微小ループを構成する導体上の1点に、キャパシタンスを直列挿入し、また、微小ループを構成する導体上の別の1点を無線回路部のグランドに接地している。そのため、微小ループアンテナから電波が放射されるのみならず、微小ループアンテナが実装される回路基板のグランドパターンからも電波がある程度放射される。従来の微小ループアンテナでは、回路基板のグランドパターンから放射される電波はほとんど無視されていた。
微小ループを構成する導体から放射される電波よりも回路基板のグランドパターンから放射される電波の方が大きいアンテナ装置においては、導電体や人体などが上記のようなアンテナ装置にある一定の距離よりも接近した場合に、回路基板のグランドパターンに流れるダイポールモード電流が変化して、アンテナ利得が大きく変動する。電波の受信強度を元にして送信機と受信機の間の距離を推定しようとする場合、アンテナ利得が一定であれば、空間での減衰量の理論式が既知であるので、受信強度を元にして送信機と受信機の間の距離を推定することができる。しかしながら、微小ループを構成する導体から放射される電波よりも回路基板のグランドパターンから放射される電波の方が大きいアンテナ装置においては、上記のように付近の導電体や人体などが存在するか否かによってアンテナ利得が大きく変動するため、電波の受信強度を元にして送信機と受信機の間の距離を推定する用途には不適当であった。さらに、微小ループを構成する導体から放射される電波よりも回路基板のグランドパターンから放射される電波の方が大きいアンテナ装置においては、一般に微小ループアンテナのアンテナ利得が低いため、長距離通信には向かないという問題点を有していた。
なお、特許文献1には、開ループの微小ループアンテナのアンテナ利得の低下を抑制するために、キャパシタの使用及び微小ループアンテナを接地することが開示されている。
電子情報通信学会編 "アンテナ工学ハンドブック" PP.62-63 オーム社 第1版 1980年10月30日発行 特許第3735635号
本発明は、上記の従来例の問題点を解決するためになされたものであり、携帯型無線通信装置に使用可能なアンテナ装置であって、ある程度通信距離が限定されている距離推定通信用途においては、アンテナ利得を安定させ、アンテナ装置から送信される電波の強度を測定することにより、測定点とアンテナ装置の距離の推定を可能とすると共に、距離推定が不要な場合には長距離通信も可能とするアンテナ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、
回路基板の実装面に対して略垂直となるように形成された微小ループアンテナと、前記微小ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたキャパシタンス成分と、前記回路基板の実装面に形成されたグランドパターンと、前記回路基板上に実装された無線回路部を備えたアンテナ装置において、
前記微小ループアンテナの導電路上における前記キャパシタンス成分と、前記微小ループアンテナへの給電点及び前記微小ループアンテナの接地点との相対的な位置が可変であり、
前記キャパシタンス成分と前記給電点との距離を長くした第1の状態で使用することにより、前記グランドパターンに流れるダイポールモード電流を小さくして、前記アンテナ装置によって励起される電波の強度を安定化させ、それにより、このアンテナ装置から送信される電波の強度を測定することにより、測定点とアンテナ装置の距離の推定を可能とし、
前記キャパシタンス成分と前記給電点との距離を短くした第2の状態で使用することにより、前記グランドパターンに流れるダイポールモード電流を大きくして、グランドパターンから放射される垂直偏波成分を大きくして、通信可能距離を長くしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、
前記キャパシタンス成分は、前記微小ループアンテナの導電路上において、前記微小ループアンテナへの給電点に近い第1の位置に直列接続された第1キャパシタ及び第1スイッチ素子の並列回路と、前記微小ループアンテナへの給電点から前記第1の位置よりも遠い第2の位置に直列接続された第2キャパシタ及び第2スイッチ素子の並列回路で構成され、前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子のいずれか一方がオンされ、同時に他方がオフされることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、
前記キャパシタンス成分は、前記微小ループアンテナの導電路に直列接続された1つのキャパシタと、前記微小ループアンテナの導電路上の複数箇所に設けられ、前記微小ループアンテナへの給電点を切り換える給電点切り換えスイッチ及び前記微小ループアンテナの接地点を切り換える接地点切り換えスイッチで構成され、前記給電点切り換えスイッチのいずれかがオンされ、その他がオフされると共に、前記接地点切り換えスイッチいずれかがオンされ、その他がオフされることにより、前記キャパシタに対する給電点及び接地点の相対的な位置を変化させることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、
前記微小ループアンテナの導電路に、少なくとも1つの共振周波数調整用キャパシタを接続したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載のアンテナ装置において、前記共振周波数調整用キャパシタは、静電容量可変であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、
前記微小ループアンテナの導電路に、少なくとも1組の共振周波数調整用キャパシタ及びスイッチ素子の並列回路を接続したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、1つのアンテナ装置において、微小ループアンテナの導電路上におけるキャパシタンス成分と、微小ループアンテナへの給電点及び微小ループアンテナの接地点との相対的な位置が可変であるので、例えば、キャパシタンス成分と給電点との距離を長くした第1の状態で使用することにより、微小ループアンテナの対称性が高くなり、グランドパターンに流れるダイポールモード電流が小さくなる。その結果、アンテナ装置によって励起される電波の強度が安定化され、それにより、このアンテナ装置から送信される電波の強度を測定することにより、測定点とアンテナ装置の距離の推定が可能となる。一方、キャパシタンス成分と給電点との距離を短くした第2の状態で使用することにより、グランドパターンに流れるダイポールモード電流が大きくなる。その結果、グランドパターンから放射される垂直偏波成分が大きくなり、通信可能距離が長くなる。すなわち、距離推定通信用途と長距離通信用途のいずれにも適するアンテナ装置が得られる。
請求項2の発明によれば、キャパシタンス成分が、微小ループアンテナの導電路上において、微小ループアンテナへの給電点に近い第1の位置に直列接続された第1キャパシタ及び第1スイッチ素子の並列回路と、微小ループアンテナへの給電点から第1の位置よりも遠い第2の位置に直列接続された第2キャパシタ及び第2スイッチ素子の並列回路で構成され、第1スイッチ素子と第2スイッチ素子のいずれか一方がオンされ、同時に他方がオフされるので、比較的簡単な回路構成により、上記距離推定通信用途と長距離通信用途のいずれにも適するアンテナ装置が得られ、アンテナ装置のコストを低減することができる。
請求項3の発明によれば、キャパシタンス成分が、微小ループアンテナの導電路に直列接続された1つのキャパシタと、微小ループアンテナの導電路上の複数箇所に設けられ、微小ループアンテナへの給電点を切り換える給電点切り換えスイッチ及び微小ループアンテナの接地点を切り換える接地点切り換えスイッチで構成され、給電点切り換えスイッチのいずれかがオンされ、その他がオフされると共に、接地点切り換えスイッチいずれかがオンされ、その他がオフされることにより、キャパシタに対する給電点及び接地点の相対的な位置を変化させているので、比較的簡単な回路構成により、上記距離推定通信用途と長距離通信用途のいずれにも適するアンテナ装置が得られ、アンテナ装置のコストを低減することができる。
請求項4の発明によれば、小ループアンテナの導電路に、少なくとも1つの共振周波数調整用キャパシタを接続したので、例えば組み立て工程における検査段階において、キャパシタの部品誤差などにより、所望するアンテナの共振周波数が得られない場合であっても、追加される共振周波数調整用キャパシタの静電容量及び/又は数を調整することにより、グランドパターンに流れるダイポールモード電流を制御することができ、アンテナの共振周波数を微調整することができる。
請求項5の発明によれば、アンテナ完成後であっても、例えば導電体が近接している場合など、アンテナの共振周波数がシフトしやすい状況において、所定のテストモードを実行し、容量可変式キャパシタの静電容量を制御することにより、アンテナの共振周波数を微調整することができ、グランドパターンに流れるダイポールモード電流を所望するレベルに制御することができる。
請求項6の発明によれば、アンテナ完成後であっても、例えば導電体が近接している場合など、アンテナの共振周波数がシフトしやすい状況において、所定のテストモードを実行し、スイッチ素子のオン/オフを制御することにより、アンテナの共振周波数を微調整することができ、グランドパターンに流れるダイポールモード電流を所望するレベルに制御することができる。
(第1実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る微小ループアンテナを用いたアンテナ装置1の基本的な構成を示す。アンテナ装置1は、回路基板2と、回路基板2上に形成された導体パターン3と、導体パターン3間に挿入された複数(例えば2個)の第1キャパシタ(コンデンサ)4及び第2キャパシタ5と、第1キャパシタ4及び第2キャパシタ5に並列に接続され、これら第1キャパシタ4と第2キャパシタ5を切り換えるための第1スイッチ素子14及び第2スイッチ素子15と、導体パターン3及び回路基板2上に実装された略コの字状のアンテナ素子10で構成された微小ループアンテナ11と、回路基板2上に実装された無線回路部12及び制御回路部13などで構成されている。また、回路基板2上にはグランドパターン6、導体パターン3とグランドパターン6を接続する接地線(ジャンパー線)7、微小ループアンテナ11に信号を供給する給電線(ジャンパー線)8などが設けられている。
無線通信の周波数をfとすると、無線回路部12からは周波数fの信号が出力され、微小ループアンテナ11は、ループ1周の全長が送信波長λの1/10になるように、その幅及び高さが設計されており、周波数f(=2π/λ)でロスが最も少なくなる(アンテナ利得の低下を小さくする)ようにインピーダンス調整されている。具体的には、キャパシタ5の静電容量を適宜選択することにより、微小ループアンテナ11の共振周波数を調整している。また、アンテナの共振周波数が所望する周波数であると仮定して、給電線8と第1導体パターン3の接続点(給電点)P1から、接地線7と導体パターン3の接続点(接地点)P2までの距離Xを変化させることで、アンテナ入力インピーダンスS11を調整することができる。
無線回路部12から高周波信号が出力されると、アンテナ装置1に高周波電流が励起される。図2に示すように、この高周波電流は、微小ループアンテナ11を構成する導電路に沿って流れ微小ループアンテナ11としての放射に寄与する電流(微小ループモード電流)Iと、回路基板2の長手方向に流れ、回路基板2の長手方向のダイポールアンテナとしての放射に寄与する電流(ダイポールモード電流)Iの2つに分けて考えることができる。微小ループモード電流Iは、微小ループアンテナ11によって構成される矩形と平行な方向に、微小ループ面と平行な偏波の電波(水平偏波成分)を励起する。一方、ダイポールモード電流Iは、グランドパターン6の長手方向と垂直な方向に、グランドパターン6の長手方向と平行な偏波の電波(垂直偏波成分)を励起する。
図1に示す第1実施形態に係るアンテナ装置1においては、前述のような微小ループモード電流Iとダイポールモード電流Iが合成された電流が流れるが、微小ループアンテナ11の対称性がくずれるほど、ダイポールモード電流Iの割合が大きくなる。従って、長距離通信を行う場合には、微小ループアンテナの対称性を大きくくずし、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを大きくすることによって、グランドパターン6から放射される垂直偏波成分を大きくして、通信可能距離を長くすればよい。
逆に、微小ループアンテナ11の対称性が高いほど、ダイポールモード電流Iの割合が小さくなる。従って、アンテナ装置から送信される電波の強度を測定することにより、測定点とアンテナ装置の距離の推定する場合には、微小ループアンテナに流れる微小ループモード電流Iによって励起される水平偏波成分を安定化させるために、微小ループアンテナ11に対称性を持たせ、ダイポールモード電流Iを極力小さくして、より好ましくはほぼ零にして、ダイポールモード電流Iによって励起される垂直偏波成分をほとんど発生させないようにすればよい。
第1実施形態に係るアンテナ装置の回路図を図3に示す。グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを大きくするためには、微小ループアンテナ11の対称性を大きくくずせばよいので、第1キャパシタ4は、導体パターン3と接地線7の接続点P2に近いほどよい。そのため、第1実施形態においては、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを極力大きくするために、給電点P1に対して近い位置に長距離通信時に使用される第1キャパシタ4及び第1スイッチ素子14を設けている。逆に、ダイポールモード電流Iを小さくするためには、微小ループアンテナ11の対称性を高くすればよい。そのため、グランドパターン6にダイポールモード電流Iが流れないようにするために、あるいはグランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを極力小さくするために、給電点P1に対して遠い位置に距離推定通信時に使用される第2キャパシタ5及び第2スイッチ素子15を設けている。理想的には、第2キャパシタ5の位置と、給電点P1と接地点P2の中点の位置が、微小ループアンテナ11のループの中心に対してなるべく対称の関係となるように配置することが好ましい。なお、第1スイッチ素子14と第2スイッチ素子15は、いずれか一方のみが選択的にオンされ、同時にオンされることはない。
このような構成によれば、第1スイッチ素子14をオンし、第2スイッチ素子15をオフすることにより、微小ループアンテナ11が距離推定通信用に設定され、微小ループアンテナ11の対称性を高くなるので、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを小さく、より好ましくは零にすることができ、アンテナ利得が安定する。そのため、アンテナ装置1から送信される電波の強度を測定することにより、測定点とアンテナ装置1の距離の推定が可能となる。一方、第1スイッチ素子14をオフし、第2スイッチ素子15をオンすることにより、微小ループアンテナ11が長距離通信用に設定され、微小ループアンテナ11の対称性が低くなり、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iが大きくなる。そのため、グランドパターン6から放射される垂直偏波成分が大きくなり、通信可能距離が長くなる。
(第2実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第2実施形態の回路構成を図4に示す。図4からわかるように、第2実施形態は、図3に示す第1実施形態に係るアンテナ装置1の構成に、さらに、少なくとも1個(図4では2個を例示する)の共振周波数調整用キャパシタ21、22・・・を直列接続したものである。このような構成によれば、例えば組み立て工程における検査段階において、第1キャパシタ4又は第2キャパシタ5の部品誤差などにより、所望するアンテナの共振周波数が得られない場合であっても、設計変更又は部品交換が比較的困難な第1キャパシタ4又は第2キャパシタ5の静電容量値を変更することなく、追加される共振周波数調整用キャパシタ21、22の静電容量及び/又は数を調整することにより、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを制御することができ、アンテナの共振周波数を微調整することができる。
(第3実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第3実施形態の回路構成を図5に示す。図5からわかるように、第3実施形態に係るアンテナ装置は、図3に示す第1実施形態に係るアンテナ装置1の構成に、さらに、少なくとも1組(図5では2組を例示する)の共振周波数調整用キャパシタ21、22・・・及びスイッチ素子31、32・・・の並列回路を直列接続したものである。このような構成によれば、アンテナ装置1の完成後であっても、制御回路部13によりスイッチ素子31、32・・・のオン/オフを制御することにより、第1キャパシタ4又は第2キャパシタ5の静電容量値とこれら共振周波数調整用キャパシタ21、22・・・の静電容量の組み合わせにより、アンテナの共振周波数を微調整することができる。そのため、例えば導電体がアンテナ装置1に接近した場合であっても、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを所望するレベルに制御することができ、距離推定通信用途及び長距離通信用とのいずれにおいても、アンテナ装置の通信特性を安定化させることができる。
(第4実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第4実施形態の回路構成を図6に示す。図6に示す第4実施形態に係るアンテナ装置は、上記第3実施形態における共振周波数調整用キャパシタ21、22・・・及びスイッチ素子31、32・・・の並列回路の代わりに、図3に示す第1実施形態に係るアンテナ装置1の構成に、さらに、少なくとも1組(図6では2組を例示する)の共振周波数調整用の容量可変式キャパシタ41、42・・・を直列接続したものである。このような構成によれば、アンテナ装置1の完成後であっても、制御回路部13により容量可変式キャパシタ41、42・・・の静電容量を制御することにより、第1キャパシタ4又は第2キャパシタ5の静電容量値とこれら共振周波数調整用の容量可変式キャパシタ41、42・・・の静電容量の組み合わせにより、アンテナの共振周波数を微調整することができ、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを所望するレベルに制御することができる。
(第5実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第5実施形態の回路構成を図7に示す。図7に示す第5実施形態に係るアンテナ装置は、図5に示す第3実施形態又は図6に示す第4実施形態に係るアンテナ装置1の構成に、さらに、無線回路部12から出力された信号の反射波の大きさを計測する検波回路16を備えたものである(図7では第3実施形態をベースにした場合を例示する)。
アンテナ装置の出荷検査工程において、制御回路部13をテストモードに設定し、各キャパシタ4、5、21、22・・・の静電容量をそれぞれ所定の値になるように設定した状態で、無線回路部12よりテスト信号を出力する。このとき、無線回路部12の出力インピーダンスと、微小ループアンテナ11の入力インピーダンスの整合状態により、反射波が発生する。この反射波の大きさを検波回路16によって計測する。次に、制御回路部13からの制御信号によりスイッチ素子14、15、31、32・・・のオン/オフの組み合わせを変えて、同様に反射波の大きさを計測する。このようにして、スイッチ素子14、15、31、32・・・のオン/オフの組み合わせを複数設定し、それぞれの組み合わせに対する反射波の大きさを計測し、最も反射波が小さくなる組み合わせを求める。なお、第4実施形態における容量可変式キャパシタ41、42・・・の静電容量を調整する場合も同様である。
このような構成によれば、アンテナ装置の出荷検査工程において、従来は手作業で行っていた補正キャパシタンス量の調整を自動化できるため、製造コストを低減することができる。また、テストモードを実使用状態において定期的に実行することにより、設置環境による共振周波数のずれを定期的に補正し、所望する送信周波数においてアンテナ利得の低下を小さくすることができる。なお、テストモードでは、無線回路部12よりテスト信号を出力する必要があるため、本来行う通信とテストモードとを同時に実行することはできない。間欠的に通信を行う無線装置においては、1つの通信シーケンスが完了した直後は、通信を行わない時間が存在する。この通信を行わない時間を利用してテストモードを実行することにより、本来行うべき通信を妨げることなく、確実にテストモードを実行することができる。
さらに、通信完了した後から次回の通信までに設置環境などが変化し、設置環境が悪い状態になっている場合も考えられるが、本通信における反射波をモニタしておき、その反射波が大きな場合は、再度上記アンテナの共振周波数の調整を実行して再送信することにより、通信の信頼性を向上させることができる。さらに、携帯型無線通信装置のように設置環境が頻繁に変化する場合には、上記テストモードを本来行うべき本通信の前に実行し、アンテナの共振周波数を良好な状態にした上で、本通信を開始することができる。一方、固定式の無線通信装置の場合には、あるていど無線通信装置の設置時に設置環境が決定されるため、設置時又は無線通信装置間の登録時に、上記アンテナの共振周波数の調整を実施すればよい。
(第6実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第6実施形態のブロック構成を図8に示す。第6実施形態では、上記第5実施形態に係るアンテナ装置1を備えた無線通信装置(送受信装置)を2台用いて、互いに所定の電波を送受信することによって、スイッチ素子14、15、31、32・・・のオン/オフの組み合わせ又は容量可変式キャパシタ41、42・・・の静電容量の調整を可能とする。
図7において、第1無線通信装置100及び第2無線通信装置200は、それぞれアンテナ装置101及び201(上記アンテナ装置1と同じもの)と、送信部102及び202と、受信部103及び203と、送受信切り換えスイッチ104及び204を備えている。第1無線通信装置100と第2無線通信装置200との間で送受信を行う場合、まず、第1無線通信装置100の送受信切り換えスイッチ104を送信部102側に切り換え、送信部102からアンテナ装置101を介して所定の電波RW1を第2無線通信装置200に向けて送信する。このとき、第2無線通信装置200の送受信切り換えスイッチ204は受信部203側に切り換えられており、受信部203はアンテナ装置201を介して電波RW1を受信し、受信した電波RW1の受信レベル(強度)を測定する。
次に、第2無線通信装置200の送受信切り換えスイッチ204を送信部202側に切り換え、送信部202からアンテナ装置201を介して測定した電波RW1の受信レベルに相当する信号を電波RW2にのせて第1無線通信装置100に向けて送信する。第1無線通信装置100の送受信切り換えスイッチ104は受信部103側に切り換えられており、受信部103はアンテナ装置101を介して電波RW2を受信し、受信した電波RW2により送信された信号から、送信した電波RW1が第2無線通信装置200に対してどのくらいのレベルで到達したのかを知ることができる。
スイッチ素子14、15、31、32・・・のオン/オフの組み合わせ又は容量可変式キャパシタ41、42・・・の静電容量の調整を変えて上記送受信を繰り返すことにより、第2無線通信装置200において最も受信レベルが高くなるように、第1無線通信装置100のアンテナの共振周波数を調整することができる。また、同様の処理を第2無線通信装置200について行うことにより、第1無線通信装置100において最も受信レベルが高くなるように、第2無線通信装置200のアンテナの共振周波数を調整することができる。
(第7実施形態)
本発明に係るアンテナ装置の第7実施形態の回路構成を図9に示す。図9からわかるように、第7実施形態に係るアンテナ装置1では、微小ループアンテナ11の導電路上にはキャパシタ50が1個のみ直列接続されると共に、微小ループアンテナ11の導電路上の複数箇所(図9では4箇所を例示する)において、給電線8及び接地線7との接続位置(給電点P1及び接地点P2)を切り換える給電点切り換えスイッチ51、52、53及び54と接地点切り換えスイッチ61、62、63及び64が設けられている。
このような構成により、給電点切り換えスイッチ51、52、53及び54のいずれかをオンし、その他をオフすると共に、接地点切り換えスイッチ61、62、63及び64のいずれかをオンし、その他をオフすることにより、キャパシタ50に対する給電点P1及び接地点P2の相対的な位置を変化させることができ、グランドパターン6に流れるダイポールモード電流Iを制御することができる。
例えば、給電点切り換えスイッチ53をオンすることにより、給電点P1とキャパシタ50の距離が最も長くなり、ダイポールモード電流Iが最小となる。その結果、距離推定通信用のアンテナ装置として使用することができる。一方、給電点切り換えスイッチ51をオンすることにより、給電点P1とキャパシタ50の距離が最も短くなり、ダイポールモード電流Iが最大となる。その結果、長距離通信用のアンテナ装置として使用することができる。また、給電点切り換えスイッチ51、52、53及び54と接地点切り換えスイッチ61、62、63及び64を適宜組み合わせることにより、アンテナ特性を様々に変化させることができ、これら距離推定通信用及び長距離通信用以外の他の用途に適したアンテナ特性を得ることができる。
本発明に係るアンテナ装置の第1実施形態の構成を示す斜視図。 本発明に係るアンテナ装置における微小ループモード電流及びダイポールモード電流の方向と、それらのアンテナによる水平偏向成分及び垂直偏向成分の関係を示す斜視図。 第1実施形態におけるアンテナ装置を回路図。 本発明に係るアンテナ装置の第2実施形態の構成を示す回路図。 本発明に係るアンテナ装置の第3実施形態の構成を示す回路図。 本発明に係るアンテナ装置の第4実施形態の構成を示す回路図。 本発明に係るアンテナ装置の第5実施形態の構成を示す回路図。 本発明に係るアンテナ装置の第6実施形態の構成を示すブロック図。 本発明に係るアンテナ装置の第7実施形態の構成を示す回路図。
符号の説明
1 アンテナ装置
2 回路基板
3 導体パターン
4 第1キャパシタ
5 第2キャパシタ
6 グランドパターン
7 接地線
8 給電線
10 アンテナ素子
11 微小ループアンテナ
12 無線回路部
13 制御回路部
14 第1スイッチ素子
15 第2スイッチ素子
16 検波回路
31、32 スイッチ素子
41、42 容量可変式キャパシタ
50 キャパシタ
51、52、53、54 給電点切り換えスイッチ
61、62、63、64 接地点切り換えスイッチ
P1 給電点
P2 接地点
微小ループモード電流
ダイポールモード電流

Claims (6)

  1. 回路基板の実装面に対して略垂直となるように形成された微小ループアンテナと、前記微小ループアンテナを構成する導電路上に直列接続されたキャパシタンス成分と、前記回路基板の実装面に形成されたグランドパターンと、前記回路基板上に実装された無線回路部を備えたアンテナ装置において、
    前記微小ループアンテナの導電路上における前記キャパシタンス成分と、前記微小ループアンテナへの給電点及び前記微小ループアンテナの接地点との相対的な位置が可変であり、
    前記キャパシタンス成分と前記給電点との距離を長くした第1の状態で使用することにより、前記グランドパターンに流れるダイポールモード電流を小さくして、前記アンテナ装置によって励起される電波の強度を安定化させ、それにより、このアンテナ装置から送信される電波の強度を測定することにより、測定点とアンテナ装置の距離の推定を可能とし、
    前記キャパシタンス成分と前記給電点との距離を短くした第2の状態で使用することにより、前記グランドパターンに流れるダイポールモード電流を大きくして、グランドパターンから放射される垂直偏波成分を大きくして、通信可能距離を長くしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記キャパシタンス成分は、前記微小ループアンテナの導電路上において、前記微小ループアンテナへの給電点に近い第1の位置に直列接続された第1キャパシタ及び第1スイッチ素子の並列回路と、前記微小ループアンテナへの給電点から前記第1の位置よりも遠い第2の位置に直列接続された第2キャパシタ及び第2スイッチ素子の並列回路で構成され、前記第1スイッチ素子と前記第2スイッチ素子のいずれか一方がオンされ、同時に他方がオフされることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記キャパシタンス成分は、前記微小ループアンテナの導電路に直列接続された1つのキャパシタと、前記微小ループアンテナの導電路上の複数箇所に設けられ、前記微小ループアンテナへの給電点を切り換える給電点切り換えスイッチ及び前記微小ループアンテナの接地点を切り換える接地点切り換えスイッチで構成され、前記給電点切り換えスイッチのいずれかがオンされ、その他がオフされると共に、前記接地点切り換えスイッチいずれかがオンされ、その他がオフされることにより、前記キャパシタに対する給電点及び接地点の相対的な位置を変化させることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記微小ループアンテナの導電路に、少なくとも1つの共振周波数調整用キャパシタを接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記共振周波数調整用キャパシタは、静電容量可変であることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記微小ループアンテナの導電路に、少なくとも1組の共振周波数調整用キャパシタ及びスイッチ素子の並列回路を接続したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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