JP2008287514A - 設計分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネスの設計において、対策が必要な干渉箇所を効率的に見つけ出すことを可能とする技術を提供する。
【解決手段】干渉箇所検出部12は、CAD情報取得部11で取得されたCAD情報から複数の干渉箇所を検出する。干渉箇所状態情報取得部13は、干渉箇所検出部12で検出された複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所情報を取得する。判定基準記憶部14は種々の干渉箇所情報の夫々について、適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準を記憶する。判定部15は、干渉箇所検出部12で検出された複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所状態情報取得部13で取得された干渉箇所状態情報と判定基準記憶部14に記憶されている判定基準とを比較することによって、該干渉箇所に対策が必要か否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ワイヤーハーネスの設計において、ワイヤーハーネスの干渉を分析する設計分析装置に関する。
自動車、家電製品、OA機器、アミューズメント機器などにはワイヤーハーネスが使われている。ワイヤーハーネスとは電線や情報回路をコンパクトに束ねたものである。ワイヤーハーネスがその周辺部品に強く干渉していると、ワイヤーハーネス及び/又はその保護材料が損傷しやすく、故障の原因となる。そのため、従来、自動車などのワイヤーハーネスの設計は、そのような干渉箇所を避けるために、ワイヤーハーネス周りに十分な空間を作るような設計がなされていた。
しかし、現在、自動車などは内部に設置されている機器のほとんどが電気で動作しているため、たくさんのワイヤーハーネスが必要になり、ワイヤーハーネス周りに十分な空間が作れなくなってきている。また、家電製品やOA機器なども、小型化が進んでいるため、ワイヤーハーネス周りに十分な空間が作れなくなってきている。
そのため、CAD情報を用いてワイヤーハーネスの干渉箇所の検出、及び、その干渉箇所の周辺部品への干渉度合の算出を自動的に行い、その結果に基づいて対策(ワイヤーハーネスの保護材料を強くするなど)が施されている(特許文献1参照)。しかし、CAD情報から検出された干渉箇所全てについて対策を施す必要はなく、干渉箇所の状態(周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態など)によっては、ワイヤーハーネスが周辺部品へ強く干渉していても対策が必要ない干渉箇所、ワイヤーハーネスが周辺部品へ強く干渉していなくても対策が必要な干渉箇所、ワイヤーハーネスの保護材料のスペックダウンが可能な干渉箇所などがある。そのような干渉箇所は、CAD情報から算出された結果に基づいて人間が判断する。しかし、CAD情報から検出される干渉箇所は、ワイヤーハーネスとその周辺部品の数に応じて膨大な数になるため、膨大な数の干渉箇所の中から本当に対策が必要な干渉箇所、及び、スペックダウンが可能な干渉箇所を正確に判断することは多大な労力を要する。
特開2006−301953号公報
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、ワイヤーハーネスの設計において、対策が必要な干渉箇所を効率的に見つけ出すことを可能とする技術を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用する。
本発明に係る設計分析装置は、ワイヤーハーネスの設計において、ワイヤーハーネスの干渉を分析する設計分析装置であって、CAD情報から複数の干渉箇所を自動的に検出する干渉箇所検出手段と、前記複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所の干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態、の項目のうち少なくとも1つの項目を含む干渉箇所状態情報を取得する干渉箇所状態情報取得手段と、種々の干渉箇所状態の夫々について、その干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準を記憶する判定基準記憶手段と、前記干渉箇所状態情報
と前記判定基準とを比較することによって、前記干渉箇所に対策が必要か否かを判定する判定手段と、前記判定手段の結果を表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る設計分析装置では、CAD情報から自動的に検出された複数の干渉箇所の夫々について、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、運動状態などの干渉箇所状態情報を取得する。そして、得られた干渉箇所状態情報と、種々の干渉箇所状態の夫々について、その干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準とを比較する。これにより、夫々の干渉箇所について、その干渉箇所に対策が必要か否かを判定することができるので、対策が必要な干渉箇所を効率的に見つけ出すことができる。なお、「干渉箇所に対策が必要である」というのは、「その干渉箇所に保護材料が必要である」及び「その干渉箇所に設定されている保護方法は強度的に不十分である」ということを意味する。
前記表示手段は、前記複数の干渉箇所の夫々について、対策が必要か否かを表示することが好ましい。これにより、ユーザは、夫々の干渉箇所について対策が必要か否かを効率的に把握することができる。更に、全体でいくつの干渉箇所があるのかを把握することができるので、対策が必要ではない干渉箇所についても、状況に応じて適宜対策を施すことができる。
前記表示手段は、前記複数の干渉箇所のうち、対策を必要とする干渉箇所のみを表示することが好ましい。これにより、ユーザは、対策が必要な干渉箇所のみを効率的に把握することができる。更に、ユーザは、表示された干渉箇所にのみ対策を施せばよいので、ユーザの労力及び判断時間を大幅に削減することができる。
前記干渉箇所状態情報が、前記干渉箇所に設定されている保護方法の項目を含んでおり、前記判定手段は、前記干渉箇所に設定されている保護方法が妥当か否かを更に判定することが好ましい。ここで、「保護方法が妥当である」というのは、「その干渉箇所に設定されている保護方法は、該干渉箇所に適応できる保護方法のうち最も低スペック(又は低コスト)な保護方法である」ということを意味する。これにより、夫々の干渉箇所について、その干渉箇所に設定されている保護方法が妥当か否かを判定することができるので、設定されている保護方法が妥当ではない干渉箇所を効率的に見つけ出すことができる。
前記表示手段は、前記干渉箇所に設定されている保護方法が妥当でない場合に、該干渉箇所において妥当な保護方法を表示することが好ましい。これにより、ユーザは、夫々の干渉箇所について、その干渉箇所に設定されている保護方法が妥当でない場合に、妥当な保護方法を効率的に把握することができる。更に、ユーザは、干渉箇所に設定されていた保護方法を、表示された保護方法に変更すればよいので、ユーザの労力及び判断時間を大幅に削減することができる。また、完成品の信頼性を保ちつつ、完成品を低コストで製作することができる。
また、本発明は、上記手段の少なくとも一部を有する設計分析装置として捉えてもよいし、上記処理の少なくとも一部を含む設計分析方法、または、かかる方法を実現するための設計分析プログラムやそのプログラムを記憶した記憶媒体として捉えることもできる。なお、上記手段及び処理の各々は可能な限り互いに組み合わせて本発明を構成することができる。
本発明によれば、CAD情報から自動的に検出された複数の干渉箇所の夫々について、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、運動状態などの干渉箇所状態情報を取得し、得られた干渉箇所状態情報と、種々の干渉箇所状態の夫々について、その
干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準とを比較する。これにより、夫々の干渉箇所について、その干渉箇所に対策が必要か否かを判定することができるので、対策が必要な干渉箇所を効率的に見つけ出すことができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
<基本構成>
図1は、本発明の実施形態に係る設計分析装置の機能構成を示すブロック図である。この設計分析装置は、ワイヤーハーネスの設計において、ワイヤーハーネスに対策が必要な干渉箇所があるか否かを判定する設計分析装置である。
設計分析装置は、図1に示す複数の機能要素、すなわちCAD情報取得部11、干渉箇所検出部12、干渉箇所状態情報取得部13、判定基準記憶部14、判定部15、結果記憶部16、表示部17を備えている。本実施形態では、これらの機能要素は、コンピュータの演算処理装置がソフトウエア(プログラム)を実行し、必要に応じてメモリ、ハードディスク、ディスプレイなどのハードウエア資源を制御することで実現される。ただし、これらの機能要素を専用のチップで構成しても構わない。
CAD情報取得部11は、CAD情報を取得する機能である。CAD情報には、ワイヤーハーネスとその周辺部品の3次元形状の情報、及び、属性の情報が含まれている。ここで、属性の情報には、後述する干渉箇所状態情報も含まれる。
干渉箇所検出部12は、CAD情報取得部11で取得されたCAD情報から複数の干渉箇所を自動的に検出する機能である。干渉箇所とは、ワイヤーハーネス全体のうち、周辺部品に干渉する箇所(常に周辺部品に干渉している箇所、振動や可動部などの影響により一時的に干渉する箇所など)のことである。本実施形態では、ワイヤーハーネスの或る箇所と周辺部品の距離を3次元形状の情報から算出し、該計算結果が所定の閾値以下である場合に該箇所を干渉箇所とする。しかし、このように検出された干渉箇所の全てについて対策を施す必要はなく、干渉箇所の状態(周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態など)によっては、ワイヤーハーネスが周辺部品へ強く干渉していても対策が必要ない干渉箇所、ワイヤーハーネスが周辺部品へ強く干渉していなくても対策が必要な干渉箇所、ワイヤーハーネスの保護材料のスペックダウンが可能な干渉箇所などがある。とはいえ、干渉箇所の数は、ワイヤーハーネスとその周辺部品の数に応じて100箇所を超えることもあり、全ての干渉箇所の夫々について対策が必要か否かを人間が判断するのは多大な労力と時間を要する。そこで、本実施形態では、複数の干渉箇所の夫々について、対策が必要か否かを判定するために、干渉箇所状態情報取得部13、判定基準記憶部14、及び、判定部15の機能を実行する。これにより、対策が必要な干渉箇所を効率的に見つけ出すことができる。
干渉箇所状態情報取得部13は、夫々の干渉箇所について、干渉箇所状態情報をCAD情報から取得する機能である。干渉箇所状態情報とは、干渉箇所に適応できる保護方法を決定するために必要な干渉箇所状態についての情報である。本実施形態では、干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、運動状態、及び、保護方法の5つを考える。夫々の項目は違うものの、これらは「ワイヤーハーネスの故障・損傷・劣化の原因となる」という点で共通している。
判定基準記憶部14は、判定基準を記憶する記憶装置である。判定基準とは、種々の干渉箇所状態の夫々について、その干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表したものである。図2は本実施形態における判定基準の一例である。図2の例では、
判定基準として上記干渉状態の全ての組み合わせが記憶されている(一部省略)。なお、この記憶装置としては、不揮発性メモリやハードディスクなど、どのような具体的技術が適用されてもよい。
判定部15は、夫々の干渉箇所について、対策が必要か否かを判定する機能である。具体的には、干渉箇所状態情報取得部13で取得された干渉箇所状態情報と、判定基準記憶部14に記憶されている判定基準とを比較することによって判定される。なお、「対策が必要である」というのは、「その干渉箇所に保護材料が必要である」及び「その干渉箇所に設定されている保護方法は強度的に不十分である」ということを意味する。
上記判定手法により、本実施形態では、従来、人間が判定していた特別な干渉箇所(ワイヤーハーネスが周辺部品へ強く干渉していても対策が必要ない干渉箇所、ワイヤーハーネスが周辺部品へ強く干渉していなくても対策が必要な干渉箇所、ワイヤーハーネスの保護材料のスペックダウンが可能な干渉箇所など)についても対策が必要か否かを判定することができる。
更に、本実施形態における判定部15は、干渉箇所検出部12で検出された干渉箇所に設定されている保護方法が妥当か否かを判定する機能も有する。具体的には、干渉箇所に設定されている保護方法と、干渉箇所状態が該干渉箇所と同じである判定基準の保護方法のうち最もスペックの低い保護方法とを比較することにより判定される(なお、対策が必要である干渉箇所は、保護方法が妥当ではない干渉箇所である。)。なお、「保護方法が妥当である」というのは、「その干渉箇所に設定されている保護方法は、該干渉箇所に適応できる保護方法のうち最も低スペック(又は低コスト)な保護方法である」ということを意味する。これにより、完成品の信頼性を保ちつつ、完成品を低コストで製作することができる。
結果記憶部16は、判定部15から出力された結果を記憶する記憶装置である。この記憶装置としては、不揮発性メモリやハードディスクなど、どのような具体的技術が適用されてもよい。
表示部17としては、液晶ディスプレイなど、どのような具体的技術が適用されてもよい。
<設計分析機能>
図3のフローチャートに沿って、設計分析装置の機能及び処理の流れを説明する。
設計分析機能が起動すると、CAD情報取得部11が、ユーザの選択したCAD情報を設計分析処理に用いるために取得する(ステップS11)。図4は、CAD情報取得部11で取得されたCAD情報に関するワイヤーハーネスの概略図の一例である。図4の例では、ワイヤーハーネス31の周りに5つの部品32a〜32eがある(いずれの部品もワイヤーハーネス31に干渉しているものとする)。
次に、干渉箇所検出部12が、取得されたCAD情報から複数の干渉箇所を検出する(ステップS12)。本実施形態では図4に示す5つの干渉箇所33a〜33eが検出されたとする。
そして、干渉箇所状態情報取得部13が、夫々の干渉箇所について、干渉箇所の干渉箇所状態情報をCAD情報から取得する(ステップS13)。
本実施形態における干渉箇所状態情報の一例を図5に示す。図5の例において、干渉箇
所33aの干渉箇所状態情報は「干渉度合B;材質A;形状A;運動状態B;保護方法C」であり、干渉箇所33bの干渉箇所状態情報は「干渉度合A;材質B;形状D;運動状態D;保護方法C」であり、干渉箇所33cの干渉箇所状態情報は「干渉度合B;材質A;形状B;運動状態B;保護方法C」であり、干渉箇所33dの干渉箇所状態情報は「干渉度合A;材質A;形状A;運動状態A;保護方法C」であり、干渉箇所33eの干渉箇所状態情報は「干渉度合B;材質C;形状C;運動状態B;保護方法C」である。なお、保護方法は、保護スペックの高い順に、「保護方法A」,「保護方法B」,「保護方法C」,「保護方法D」,「保護方法E」とする。
次に、判定部15が、夫々の干渉箇所について、干渉箇所に対策が必要か否かを判定する(ステップS14)。具体的には、干渉箇所に設定されている保護方法と、干渉箇所状態が該干渉箇所と同じである判定基準の保護方法とを比較する。そして、該干渉箇所に設定されている保護方法のスペックが、該判定基準の保護方法のスペックより高いか低いかによって、該干渉箇所に対策が必要か否かを判定する。例えば、干渉箇所33aの干渉箇所状態情報は、「干渉度合B;材質A;形状A;運動状態B;保護方法C」であり、判定基準は、「干渉度合B;材質A;形状A;運動状態B;保護方法A,保護方法B」である。従って、干渉箇所33aに設定されている「保護方法C」は、判定基準の「保護方法A,保護方法B」よりスペックが低いため、「対策が必要である」と判定される(同様に干渉箇所33bは「対策が必要ではない」、干渉箇所33cは「対策が必要である」、干渉箇所33dは「対策が必要である」、干渉箇所33eは「対策が必要ではない」と判定される。)。
次に、判定部15が、夫々の干渉箇所について、保護方法が妥当か否かを判定する(ステップS15)。干渉箇所が、ステップS14で「対策が必要である」と判定された場合(ステップS15;YES)、判定部15は「妥当ではない」と判定する。一方、干渉箇所がステップS14で「対策が必要ではない」と判定された場合(ステップS15;NO)、ステップS16へ進む。
ステップS16では、ステップS14で「対策が必要ではない」と判定された干渉箇所の夫々について、その干渉箇所に設定されている保護方法が妥当か否かを判定する。該干渉箇所に設定されている保護方法のスペックが、干渉箇所状態が該干渉箇所と同じである判定基準の保護方法のスペックと等しい場合(ステップS16;YES)、判定部15は「妥当である」と判定する。一方、該干渉箇所に設定されている保護方法のスペックが、干渉箇所状態が該干渉箇所と同じである判定基準の保護方法のスペックより高い場合(ステップS16;NO)、判定部15は「妥当ではない」と判定する。
そして、「妥当ではない」と判定された場合(ステップS15;YES、又は、ステップS16;NO)、妥当である保護方法(干渉箇所状態が干渉箇所と同じである判定基準の保護方法のうち最もスペックの低い保護方法)が判定結果に付加される(ステップS17)。本実施形態では、干渉箇所33aは「対策が必要である」と判定されており、妥当である保護方法は「保護方法B」であるので「妥当ではない;保護方法B」と判定される(同様に干渉箇所33bは「妥当ではない;保護方法E」、干渉箇所33cは「妥当ではない;保護方法B」、干渉箇所33dは「妥当ではない;保護方法A」、干渉箇所33eは「妥当である」と判定される。)。
(ステップS16;YES、又は、ステップS17の)次に、結果記憶部16に、判定部15から出力された結果が格納される(ステップS18)。格納された結果は、表示部17で確認することができる。表示部17の表示方法は、ユーザの目的に応じて変えることができる。表示方法の例としては、「全ての干渉箇所について対策が必要であるか否かを表示する方法」、「対策が必要である干渉箇所のみを表示する方法」、「妥当な保護方
法を表示する方法」などがあるが、これらを組み合わせてもよいし、夫々を別々のウィンドウで表示させてもよい。
以上述べたように、本実施形態では、複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所状態情報を取得し、干渉箇所状態情報と判定基準とを比較する。これにより、夫々の干渉箇所について、その干渉箇所に対策が必要か否かを判定することができるので、対策が必要な干渉箇所を効率的に見つけ出すことができる。
なお、本実施形態の干渉箇所状態情報の取得方法は、CAD情報から自動的に取得しているが、干渉箇所検出部12の結果に基づいて、ユーザが干渉箇所状態情報を設定してもよい。これにより、コンピュータでは計算できないような経験的な情報を装置に与えることができる。
なお、本実施形態のCAD情報取得部11で取得されるCAD情報には、ワイヤーハーネスとその周辺部品の3次元形状の情報、及び、属性の情報(干渉箇所状態情報)が含まれているが、取得される情報としては、3次元形状の情報のみでもよい(3次元形状の情報があれば干渉箇所は検出できる。)。その場合、上述したように干渉箇所状態情報はユーザが設定を行う。また、データの形式は、それらの情報が取得できる形式であれば画像データ、文字データ、及び、数値データなど、どのような形式であってもよい。
なお、本実施形態では、干渉箇所状態情報として、干渉箇所の干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、運動状態、及び、保護方法の5つを考えたが、干渉箇所状態情報は、干渉箇所に適応できる保護方法を決定するために必要な情報であればどのようなものでもよい。例えば、干渉箇所状態情報は、干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態、の項目のうち少なくとも1つの項目を含めばよい。これら項目のうち少なくとも1つを含めば、判定処理の精度は向上される。
なお、本実施形態では、干渉箇所状態情報として、干渉箇所に設定されている保護方法も考えているが、干渉箇所状態情報に干渉箇所に設定されている保護方法を考慮しなくてもよい。例えば、保護方法については何も設定せずに、干渉箇所に保護方法が必要なのか否か、必要なのであれば妥当な保護方法は何か、ということを判定してもよい。
なお、本実施形態では、複数の干渉箇所の夫々について、対策が必要か否か、干渉箇所に設定されている保護方法は妥当か否かを判定しているが、その結果に基づいて人間が最終的な判断をしてもよい。その判断は、例えば、対策が必要である、及び/又は、干渉箇所に設定されている保護方法は妥当ではないと判定された干渉箇所についてのみ行えばよい。そうすることにより、コンピュータでは計算できないような経験的なノウハウを活かすことができ(例えば、妥当な保護方法は強度的に十分であるが、少し高めの保護方法に設定するなど)、更に、全干渉箇所について人間が判断するよりも労力や判断時間の削減ができる。
図1は、設計分析装置の機能構成を示すブロック図である。 図2は、判定基準の一例を示す図である。 図3は、設計分析装置の処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、ワイヤーハーネスの概略図の一例を示す図である。 図5は、干渉箇所状態情報の一例を示す図である。
符号の説明
11 CAD情報取得部
12 干渉箇所検出部
13 干渉箇所状態情報取得部
14 判定基準記憶部
15 判定部
16 結果記憶部
17 表示部
31 ワイヤーハーネス
32a〜32e 周辺部品
33a〜33e 干渉箇所

Claims (7)

  1. ワイヤーハーネスの設計において、ワイヤーハーネスの干渉を分析する設計分析装置であって、
    CAD情報から複数の干渉箇所を自動的に検出する干渉箇所検出手段と、
    前記複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所の干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態、の項目のうち少なくとも1つの項目を含む干渉箇所状態情報を取得する干渉箇所状態情報取得手段と、
    種々の干渉箇所状態の夫々について、その干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準を記憶する判定基準記憶手段と、
    前記干渉箇所状態情報と前記判定基準とを比較することによって、前記干渉箇所に対策が必要か否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段の結果を表示する表示手段と、
    を有することを特徴とする設計分析装置。
  2. 前記表示手段は、前記複数の干渉箇所の夫々について、対策が必要か否かを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設計分析装置。
  3. 前記表示手段は、前記複数の干渉箇所のうち、対策を必要とする干渉箇所のみを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設計分析装置。
  4. 前記干渉箇所状態情報が、前記干渉箇所に設定されている保護方法の項目を含んでおり、
    前記判定手段は、前記干渉箇所に設定されている保護方法が妥当か否かを更に判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の設計分析装置。
  5. 前記表示手段は、前記干渉箇所に設定されている保護方法が妥当でない場合に、該干渉箇所において妥当な保護方法を表示する
    ことを特徴とする請求項4に記載の設計分析装置。
  6. ワイヤーハーネスの設計において、ワイヤーハーネスの干渉を分析するコンピュータが、
    CAD情報から複数の干渉箇所を自動的に検出し、
    前記複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所の干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態、の項目のうち少なくとも1つの項目を含む干渉箇所状態情報を取得し、
    種々の干渉箇所状態の夫々について、その干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準を記憶しており、
    前記干渉箇所状態情報と前記判定基準とを比較することによって、前記干渉箇所に対策が必要か否かを判定し、
    前記判定手段の結果を表示する
    設計分析方法。
  7. ワイヤーハーネスの設計において、ワイヤーハーネスの干渉を分析するコンピュータに、
    CAD情報から複数の干渉箇所を自動的に検出するステップと、
    前記複数の干渉箇所の夫々について、干渉箇所の干渉箇所状態として、周辺部品への干渉度合、周辺部品の材質、周辺部品の形状、及び、運動状態、の項目のうち少なくとも1つの項目を含む干渉箇所状態情報を取得するステップと、
    種々の干渉箇所状態の夫々について、その干渉箇所状態に適応できるワイヤーハーネスの保護方法を表す判定基準を記憶するステップと、
    前記干渉箇所状態情報と前記判定基準とを比較することによって、前記干渉箇所に対策が必要か否かを判定するステップと、
    前記判定手段の結果を表示するステップと、
    を実行させるための設計分析プログラム。
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