JPWO2012049816A1 - モデル検査装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

UMLモデルが入力されると、UMLモデルに対してモデル検査を実行し、UMLモデルに対する検査結果を出力するモデル検査装置であって、モデル検査装置は、UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成するモデル検査入力生成手段と、モデル検査入力生成手段が生成したモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行するモデル検査実行手段とを備えている。

Description

本発明は、システム及びソフトウェアをモデル検査技術を利用して検証するモデル検査装置、モデル検査方法及びモデル検査プログラムに関し、特にシステム及びソフトウェアのUMLで記述された設計の検証に用いるモデル検査装置、モデル検査方法及びモデル検査プログラムに関する。
モデル検査技術を用いると、モデル検査専用言語を用いて、作成されたモデルが与えられた性質を満たすかどうかを検証することができる。通常の設計では、モデリング言語UML(Unified Modeling Language)を用いてモデルを設計することが多い。しかし、UMLはモデル検査専用言語とは異なる言語であるので、直ちにモデル検査技術を用いてモデルを検証することはできない。そのため、UMLで記述されたモデル(以下、UMLモデルともいう)をモデル検査専用言語に変換する等を行った後にモデルを検査する方法が知られている。
こうしたモデル検査装置の一例が、特許文献1に記載されている。この装置は、プロセスの構造を表わすクラス図と、そのクラスの状態遷移を表わすステートマシン図とにより記述されたモデルを、モデル検査技術により検証する。この装置は、モデル情報記憶手段と、検査対象モデル設定手段と、検査実行手段とを備えている。
モデル情報記憶手段は、プロセスの構造を表すクラスと、そのクラスの状態遷移を表すステートマシンとによるシステムモデルを表すモデル情報を記憶する。また、検査対象モデル設定手段は、モデル情報記憶手段に記憶されているクラスに対応付け可能なステートマシンのうち特定のステートマシンの選択を受け付けて、その選択された特定のステートマシンとクラスとを組み合わせた検査対象モデルを設定する。また、検査実行手段は、設定された検査対象モデルを表す検査対象モデル情報が、予め定められた検査式を満たすか否かの検査を実行する。
特開2009−223711号公報
第1の問題点は、モデル検査の対象となる(ツール内部で生成される)モデルやモデル検査の際の検査オプションに柔軟性がなく、適切な検査ができない可能性があることである。
通常の設計で用いられるUMLで記述されたモデルは、抽象化されたものであり、同じモデルが異なる意味を持つ場合がある。例えば、分析フェーズで作成されるモデルと設計フェーズで作成されるモデルとでは、同じモデル要素(例えば「クラス」)が異なる意味を持つ場合がある。また、開発のフェーズは同じでも、対象ドメインが異なれば、同じモデル(例えば同じステートマシン図)が異なる意味を持つ場合がある。
モデルの意味が異なれば、本来は意味の違いに応じて異なる検査をしなければならない。そのため、UMLモデルにおいて同じモデル要素であっても、モデル検査の対象となるモデル検査専用言語での記述を異ならせることが好ましい。また、モデル検査の際に指定する検査対処オプションも異ならせることが好ましい。
しかし、特許文献1で示されるような装置では、UMLモデルから、予め定められたモデル検査専用言語で記述したモデルおよび検査オプションを作成する。そのため、生成する検査用のモデルやモデル検査の際の検査オプションに柔軟性がなく、UMLモデルの記述者の意図に応じた適切な検査ができない可能性がある。
第2の問題点は、使用するモデル検査器が一つに固定されており、適切な検査ができない可能性があることである。
モデル検査器には様々なものがあり、検査したいモデルの性質により、最適なモデル検査器を選択して使用するのが望ましい。しかし、特許文献1で示されるような装置では、使用するモデル検査器が固定されているので、UMLモデルの記述者の意図に応じた適切な検査ができない可能性がある。
そこで、本発明は、UMLモデルの記述者の意図に応じた適切なモデル検査をすることができるモデル検査装置、モデル検査方法及びモデル検査プログラムを提供することを目的とする。
本発明によるモデル検査装置は、UMLモデルが入力されると、UMLモデルに対してモデル検査を実行し、UMLモデルに対する検査結果を出力するモデル検査装置であって、UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成するモデル検査入力生成手段と、モデル検査入力生成手段が生成したモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行するモデル検査実行手段とを備えていることを特徴とする。
本発明によるモデル検査方法は、UMLモデルが入力されると、UMLモデルに対してモデル検査を実行し、UMLモデルに対する検査結果を出力するモデル検査方法であって、UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成し、生成したモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行する
ことを特徴とする。
本発明によるモデル検査プログラムは、UMLモデルが入力されると、UMLモデルに対してモデル検査を実行し、UMLモデルに対する検査結果を出力させるためのモデル検査プログラムであって、コンピュータに、UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成するモデル検査入力生成処理と、生成したモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行するモデル検査実行処理とを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、UMLモデルの記述者の意図に応じた適切なモデル検査をすることができる。
本発明によるモデル検査装置の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。 モデル検査装置の動作の一例を示す流れ図である。 モデル検査入力モデルを生成する動作の一例を示す流れ図である。 モデル検査装置の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。 プロファイル定義の一例を示す説明図である。 プロファイル変換規則の一例を示す説明図である。 モデル検査装置の最小の構成例を示すブロック図である。
実施形態1.
次に、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明によるモデル検査装置の第1の実施形態の構成例を示すブロック図である。図1を参照すると、本発明によるモデル検査装置の第1の実施形態は、モデル検査入力生成手段1と、モデル検査実行手段2と、プロファイル変換規則記憶手段10とを含む。モデル検査装置は、具体的には、プログラムに従って動作するパーソナルコンピュータ等の情報処理装置によって実現される。また、各手段は、それぞれ概略次のように動作する。
モデル検査入力生成手段1は、具体的には、プログラムに従って動作するCPUによって実現される。モデル検査入力生成手段1は、UMLモデル情報5を入力として受け取り、プロファイル変換規則4を参照して、モデル検査実行手段2への入力となるモデル検査入力モデル6を生成する機能を備えている。また、モデル検査入力生成手段1は、UMLモデル情報5を入力として受け取り、プロファイル変換規則4を参照して、モデル検査実行手段2がモデル検査を実行する時のオプションを示す検査設定ファイル7を生成する機能を備えている。
モデル検査実行手段2は、具体的には、プログラムに従って動作するCPUによって実現される。モデル検査実行手段2は、モデル検査エンジンそのもの、またはモデル検査エンジンを起動してモデル検査を実際に行う手段であり、モデル検査入力生成手段1が生成したモデル検査入力モデル6と検査設定ファイル7とを受け取り、モデル検査を行う機能を備えている。モデル検査エンジンは、例えばSPIN(モデル検査ツール)等によって実現される。モデル検査実行手段2は、モデル検査の結果として、検証結果8を出力する。
UMLモデル情報5は、クラス図やステートマシン図等のUMLの図法で記述されたモデルデータ(以下、単にモデルともいう)を含む。このUMLモデル情報5のモデル検査入力生成手段1への入力は、ファイルとして保存したUMLモデル情報5を入力することによって実現されても良いし、UMLモデルを描画するエディタからモデル検査入力生成手段1に直接入力されることによって実現されても良い。
UMLモデル情報5が含むモデルは、プロファイル定義3に依存して記述される。UMLモデル情報5は、モデルがどのプロファイル定義3に依存しているかを示す情報も含む。
プロファイルとは、UMLの拡張機構の一つであり、ステレオタイプ及びタグ付き値により、モデルに特定の意味付けができるものである。したがって、プロファイル定義3は、モデル要素(クラス等)とそれに付与されるステレオタイプ及びタグ付き値との組の集合からなる。このようなプロファイル定義は複数存在して良いが、UMLモデル情報5が含むモデルはそれらのうちのいずれか一つに依存する。プロファイル定義3については、一般に用いられているどのような定義であってもよい。また、対応するプロファイル変換規則4(詳細については後述する)を定めていれば、独自の定義を用いることもできる。
プロファイル変換規則記憶手段10は、具体的には、光ディスク装置や磁気ディスク装置等の記憶装置によって実現される。プロファイル変換規則記憶手段10は、プロファイル変換規則4を記憶する。
プロファイル変換規則4は、モデル検査入力生成手段1がUMLモデル情報5からモデル検査入力モデル6と検査設定ファイル7とを生成する際に参照される。プロファイル変換規則4は、UMLモデル情報5のモデルに含まれるモデル要素が、プロファイル定義3に定義されたモデル要素と合致する場合に、そのモデル要素をどのように変換するかを示す規則を含む。
また、プロファイル変換規則4は、UMLモデル情報5が含むモデルが所定のプロファイル定義3に依存する場合に、そのプロファイルに対応した必要な検査オプション(これは検査設定ファイル7に含まれて出力される)を示す規則を含む。
したがって、プロファイル変換規則4は、プロファイル定義3に依存して定められ、各プロファイル定義に対応してプロファイル変換規則が必要になるため、複数存在する。プロファイル変換規則4は、例えば、予め管理者によって定められ、プロファイル変換規則記憶手段10に登録される。
モデル検査入力モデル6は、モデル検査入力生成手段1によって生成され、モデル検査モデル検査実行手段2に入力される。モデル検査入力モデル6は、具体的には、モデル検査実行手段2を実現する(またはモデル検査実行手段2により起動される)モデル検査エンジン用の言語で記述されたファイルである。例えば、モデル検査エンジンがSPINであれば、モデル検査入力モデル6は、Promelaで記述されたファイルとなる。
検査設定ファイル7は、モデル検査入力生成手段1によって生成され、モデル検査モデル検査実行手段2に入力される。検査設定ファイル7は、具体的には、モデル検査実行手段2を実現する(またはモデル検査実行手段2により起動される)モデル検査エンジンがモデル検査を実行する際のオプションが記載されたファイルである。モデル検査エンジン(モデル検査実行手段2)は、このオプションに従ってモデル検査を実行する。
次に、図1、図2及び図3を参照して本実施形態の全体の動作について説明する。図2は、モデル検査装置の動作の一例を示す流れ図である。
検査対象のUMLモデル情報5がモデル検査装置に入力されると、モデル検査装置は、UMLモデル情報5をモデル検査入力生成手段1に入力する(図2におけるステップS1)。
ここで、UMLモデル情報5は、どのプロファイルに依存するかを示す情報とクラス図やステートマシン図等のモデルの情報とを含む。モデルの情報は、例えば以下のように表現することができる。
[<モデル構成要素>[ステレオタイプ]+[タグ付き値]+<付加情報>]+
次いで、モデル検査入力生成手段1は、入力されたUMLモデル情報5に含まれる、依存するプロファイルを示す情報に基づいて、プロファイル変換規則記憶手段10が記憶するプロファイル変換規則4から、参照するプロファイル変換規則4を決定する(図2におけるステップS2)。ここで、プロファイル変換規則4は、以下の2種類の規則を含む。
種類1.プロファイルに対応した検査オプションを指定する規則
種類2.プロファイル定義3に定義されたモデル要素をどのように変換するかを示す規則
次いで、モデル検査入力生成手段1は、決定したプロファイル変換規則4に含まれる種類1の規則に従って、検査オプションが示された検査設定ファイル7を生成する(図2におけるステップS3)。
さらに、モデル検査入力生成手段1は、決定したプロファイル変換規則4に含まれる種類2の規則に従って、モデル検査入力モデル6を生成する(図2におけるステップS4)。なお、種類2の規則は、例えば以下のように表現することができる。
[<モデル構成要素>[<ステレオタイプ>]+[<タグ付き値条件>]<変換方法>]+
ここで、タグ付き値条件とは、タグ値名によって構成される条件のことであり、値が特定の値であることや、値がある範囲にある等の条件を示す。
モデル検査入力生成手段1は、例えば図3に示すように、この種類2の規則に従って、モデル検査入力モデルを生成する。図3は、モデル検査入力モデルを生成する動作の一例を示す流れ図である。
最初に、モデル検査入力生成手段1は、UMLモデル情報5に含まれるモデルから、モデル構成要素を一つ抽出する(図3におけるステップS42)。
次いで、モデル検査入力生成手段1は、抽出したモデル構成要素に対応する種類2の規則が、図2に示されたステップS2で決定したプロファイル変換規則4に存在するか否かを判断する(図3におけるステップS43)。
ステップS43において種類2の規則が存在すると判断すると、モデル検査入力生成手段1は、その規則が示す変換方法を適用する(図3におけるステップS44)。具体的には、モデル検査入力生成手段1は、種類2の規則が示す変換方法に従って、抽出したモデル構成要素を変換する。
その後、モデル検査入力生成手段1は、上記のステップS42からS44の処理を、全てのモデル構成要素について繰り返す(図3におけるステップS41)。
以上のようにして、モデル検査入力生成手段1は、全てのモデル構成要素を変換し、モデル検査入力モデル6を生成する。このように、本実施形態では、プロファイル変換規則4を参照し、モデル構成要素ごとに対応する規則に従って変換処理を行うことで、UMLモデルの記述者の意図に応じたモデル検査入力モデルを生成することができる。
次いで、モデル検査入力生成手段1は、生成したモデル検査入力モデル6と検査設定ファイル7とをモデル検査実行手段2に出力する(図2におけるステップS5)。
次いで、モデル検査実行手段2は、モデル検査入力モデル6と検査設定ファイル7とに基づいてモデル検査を実行する(図2におけるステップS6)。
具体的には、モデル検査実行手段2は、検査設定ファイル7によって示された検査オプションに従って、モデル検査入力モデル6のモデル検査を実行する。例えば、モデル検査装置が複数のモデル検査器を備えている場合には、モデル検査実行手段2は、検査オプションに従って、いずれかのモデル検査器を選択して使用する。すなわち、本実施形態では、UMLモデルの性質に応じて、最適なモデル検査器を選択して使用することができる。
その後、モデル検査実行手段2は、検証結果8を出力する。例えば、モデル検査実行手段2は、検査結果8をディスプレイ装置等の表示装置に表示させるように出力する。
以上の説明したように、本実施形態のモデル検査装置は、モデル検査入力生成手段1と、モデル検査実行手段2とを備え、モデル検査入力生成手段1は、プロファイル定義3に依存するプロファイル変換規則4を参照してUMLモデルからモデル検査器への入力となるモデル検査入力モデルを生成する。
つまり、本実施形態では、UMLモデル情報に基づいてモデル検査を実行する手段が、モデル検査入力生成手段とモデル検査実行手段とに分離されている。さらに、モデル検査入力生成手段1は、UMLの拡張機構であるプロファイルを利用して検証用プロファイルを定義し、プロファイルに依存したプロファイル変換規則を参照してモデル検査用の入力を生成する。具体的には、モデル検査入力生成手段1は、プロファイル定義3に依存するプロファイル変換規則4を参照して、UMLモデルから検査オプションを示す検査設定ファイルを生成する。より具体的には、複数のプロファイル変換規則から、もとのUMLモデル情報が依存するプロファイル定義に対応する変換規則を一つ選択し、その規則に従ってモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成する。
モデル検査を実行する手段の分離とモデル検査入力生成手段1が実行する処理によって、モデル検査エンジンへの入力をプロファイルごとに異なるようにすることができ、UMLモデルの記述者の意図に応じた適切な検査を実行することが可能になる。
したがって、本実施形態では次のような効果を得ることができる。
第1の効果は、UMLモデルの記述者の意図に最適な検証ができるようになることである。その理由は、プロファイル変換規則を参照することにより、生成するモデル検査入力モデルが変更できるからである。具体的には、本実施形態では、プロファイル変換規則を参照して、モデル構成要素ごとに対応する規則に従って変換処理を行うため、UMLモデルの記述者の意図に応じたモデル検査入力モデルを生成することができるからである。
第2の効果は、UMLモデルの記述者の意図に最適な検証を行うために適したモデル検査の利用ができるようになることである。その理由は、プロファイル変換規則を参照することにより、生成するモデル検査入力モデルが変更できるので、使用するモデル検査器のための入力となるファイルを生成することができるからである。具体的には、本実施形態では、プロファイル変換規則に従って検査オプションを示す検査設定ファイルを生成し、生成した検査設定ファイルに従ってモデル検査を実行するため、UMLモデルの性質に応じた検査を実行できるからである。
実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について図面を参照して説明する。
図4は、モデル検査装置の第2の実施形態の構成例を示すブロック図である。図4を参照すると、本発明によるモデル検査装置の第2の実施形態は、図1に示された第1の実施形態の構成に加えて、プロファイル変換対応表記憶手段11を備えている。
プロファイル変換対応表記憶手段11は、具体的には、光ディスク装置や磁気ディスク装置等の記憶装置によって実現される。プロファイル変換対応表記憶手段11は、プロファイル変換対応表9を記憶する。
プロファイル変換対応表9は、UMLモデル情報5が依存するプロファイル定義3に対して、いずれのプロファイル変換規則4を使って変換するのかを示す。すなわち、プロファイル定義3とプロファイル変換規則4との対応を示す。プロファイル変換対応表9は、例えば、予め管理者によって定められ、プロファイル変換対応表記憶手段11に登録される。
次に、本実施形態におけるモデル検査装置の動作例について説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる動作についてのみ説明する。
本実施形態では、図2に示されたステップS2において、モデル検査入力生成手段1は、入力されたUMLモデル情報5に含まれる、依存するプロファイルの情報(プロファイル定義3)に基づいて、参照するプロファイル変換規則4を決定するために、プロファイル変換対応表9を参照する。そして、モデル検査入力生成手段1は、プロファイルの情報(プロファイル定義3)とプロファイル変換対応表9とに基づいて、利用するプロファイル変換規則4を決定する。
その後、モデル検査入力生成手段1は、第1の実施形態と同様に、決定したプロファイル変換規則4を参照して、モデル検査入力モデル6と、検査設定ファイル7とを生成する。以降の処理については、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
以上のことから、本実施形態では、第1の実施形態の効果に加えて、プロファイル変換対応表9によりプロファイル定義3とプロファイル変換規則4とが対応付けられるため、より柔軟な変換によるモデル検査入力モデル6の生成が可能となる。
次に、上記の第1の実施形態及び第2の実施形態におけるモデル検査入力生成手段1の動作について、具体例を用いて説明する。図5は、プロファイル定義3の一例を示す説明図である。図6は、プロファイル変換規則4の一例を示す説明図である。
モデル検査入力生成手段1は、UMLモデル情報5が入力されると、そのモデルが依存するプロファイルが何であるかを読み取る。具体的には、モデル検査入力生成手段1は、UMLモデル情報5に含まれる依存するプロファイルを示す情報を読み取る。そして、読み取ったプロファイルが例えばUMLVerificationであれば、モデル検査入力生成手段1は、図6に示されるプロファイル変換規則4に従って変換を行う。
例えば、ステレオタイプ<<Process>>が付与されたクラスがあれば、モデル検査入力生成手段1は、Proctypeを生成する。
また、関連がステレオタイプ<<ChannelSync>>を付与されていれば、モデル検査入力生成手段1は、サイズ0のチャネル(chan[0])を生成する。
次に、本発明によるモデル検査装置の最小構成について説明する。図7は、モデル検査装置の最小の構成例を示すブロック図である。図7に示すように、モデル検査装置は、最小の構成要素として、モデル検査入力生成手段1と、モデル検査実行手段2とを備えている。
図7に示す最小構成のモデル検査装置では、モデル検査入力生成手段1は、UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成する。そして、モデル検査実行手段2は、モデル検査入力生成手段1が生成したモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行する。
従って、最小構成のモデル検査装置によれば、モデル検査の際のオプション等により様々なモデル検査を適用することができ、UMLモデルの記述者の意図に応じた適切なモデル検査をすることができる。
なお、本実施形態では、以下の(1)〜(5)に示すようなモデル検査装置の特徴的構成が示されている。
(1)モデル検査装置は、UMLモデル(例えば、UMLモデル情報5に含まれる)が入力されると、UMLモデルに対してモデル検査を実行し、UMLモデルに対する検証結果を出力するモデル検査装置であって、UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデル(例えば、モデル検査入力モデル6)と、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイル(例えば、検査設定ファイル7)とを生成するモデル検査入力生成手段(例えば、モデル検査入力生成手段1によって実現される)と、モデル検査入力生成手段が生成したモデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行するモデル検査実行手段(例えば、モデル検査実行手段2によって実現される)とを備えていることを特徴とする。
(2)モデル検査装置において、モデル検査入力生成手段は、あらかじめ定義された複数のプロファイル(例えば、プロファイル定義3)のうちのいずれかに依存して記述されたUMLモデルから、モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成するように構成されていてもよい。
(3)モデル検査装置において、所定の規則を含む変換規則であってプロファイルごとにあらかじめ定められたプロファイル変換規則(例えば、プロファイル変換規則4)を記憶するプロファイル変換規則記憶手段(例えば、プロファイル変換規則記憶手段10)を備え、モデル検査入力生成手段は、UMLモデルがいずれのプロファイルに依存しているかを特定し、プロファイル変換規則記憶手段から、特定したプロファイルに対応するプロファイル変換規則を参照して、モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成するように構成されていてもよい。
(4)モデル検査装置において、プロファイルとプロファイル変換規則とを対応付けたプロファイル変換対応表(例えば、プロファイル変換対応表9)を記憶するプロファイル変換対応表記憶手段(例えば、プロファイル変換対応表記憶手段11によって実現される)を備え、モデル検査入力生成手段は、プロファイル変換対応表を参照して、モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成する際に参照するプロファイル変換規則を決定するように構成されていてもよい。
(5)モデル検査装置において、モデル検査入力生成手段は、UMLモデルの構成要素ごとに、参照するプロファイル変換規則に含まれる所定の規則(例えば、種類2の規則)に従って変換処理を行い、モデル検査入力モデルを生成するように構成されていてもよい。
以上、実施形態及び実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2010年10月14日に出願された日本特許出願2010−231733を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明によれば、ソフトウェアの設計時に、組込みソフトウェア等特定分野の設計をUMLで行い、その設計をSPIN等でモデル検査するデル検査装置といった用途に適用できる。
1 モデル検査入力生成手段
2 モデル検査実行手段
3 プロファイル定義
4 プロファイル変換規則
5 UMLモデル情報
6 モデル検査入力モデル
7 検査設定ファイル
8 検査結果
9 プロファイル変換対応表
10 プロファイル変換規則記憶手段
11 プロファイル変換対応表記憶手段

Claims (7)

  1. UMLモデルが入力されると、前記UMLモデルに対してモデル検査を実行し、前記UMLモデルに対する検査結果を出力するモデル検査装置であって、
    前記UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成するモデル検査入力生成手段と、
    前記モデル検査入力生成手段が生成した前記モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行するモデル検査実行手段とを
    備えたことを特徴とするモデル検査装置。
  2. モデル検査入力生成手段は、あらかじめ定義された複数のプロファイルのうちのいずれかに依存して記述されたUMLモデルから、モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成する
    請求項1記載のモデル検査装置。
  3. 所定の規則を含みプロファイルごとにあらかじめ定められたプロファイル変換規則を記憶するプロファイル変換規則記憶手段を備え、
    モデル検査入力生成手段は、UMLモデルがいずれのプロファイルに依存しているかを特定し、前記プロファイル変換規則記憶手段から、特定したプロファイルに対応するプロファイル変換規則を参照して、モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成する
    請求項2記載のモデル検査装置。
  4. プロファイルとプロファイル変換規則とを対応付けたプロファイル変換対応表を記憶するプロファイル変換対応表記憶手段を備え、
    モデル検査入力生成手段は、前記プロファイル変換対応表を参照して、モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとを生成する際に参照するプロファイル変換規則を決定する
    請求項3記載のモデル検査装置。
  5. モデル検査入力生成手段は、UMLモデルの構成要素ごとに、参照するプロファイル変換規則に含まれる所定の規則に従って変換処理を行い、モデル検査入力モデルを生成する
    請求項3又は請求項4記載のモデル検査装置。
  6. UMLモデルが入力されると、前記UMLモデルに対してモデル検査を実行し、前記UMLモデルに対する検査結果を出力するモデル検査方法であって、
    前記UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成し、
    生成した前記モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行する
    ことを特徴とするモデル検査方法。
  7. UMLモデルが入力されると、前記UMLモデルに対してモデル検査を実行し、前記UMLモデルに対する検査結果を出力させるためのモデル検査プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記UMLモデルから、モデル検査用言語で記述されたモデル検査入力モデルと、モデル検査の際のオプションを示す検査設定ファイルとを生成するモデル検査入力生成処理と、
    生成した前記モデル検査入力モデルと検査設定ファイルとに基づいてモデル検査を実行するモデル検査実行処理とを
    実行させるためのモデル検査プログラム。
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