JP2008287429A - 流体制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力変化による流体の変化量を低減させることを可能とする流体制御装置を実現する。
【解決手段】流体の微小流量を制御する流体制御装置において、膜により区切られた第1及び第2の微小流路を有するマイクロチップと、前記第1の微小流路を介して流入される流体を前記第2の微小流路に流出させると共に圧力損失を発生させる圧力損失発生部とを備え、前記膜が、前記流体に発生した前記圧力損失に応じて前記第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】流体の微小流量を制御する流体制御装置において、膜により区切られた第1及び第2の微小流路を有するマイクロチップと、前記第1の微小流路を介して流入される流体を前記第2の微小流路に流出させると共に圧力損失を発生させる圧力損失発生部とを備え、前記膜が、前記流体に発生した前記圧力損失に応じて前記第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、流体の微小流量を制御する流体制御装置に関して、特に圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能な流体制御装置に関する。
従来、微小流路を有するマイクロリアクタを利用した化学反応において、化学反応条件に合わせて微小流路を流れる流体の微小流量を制御することが求められている。
このような従来の流体の微小流量を制御する流体制御装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
図4において1は流体タンク、2は流体を流体タンク1から吸引して加圧して流出するポンプ、3はバルブ等の流量制御部、50、51及び52は流体配管である。
説明を簡単にするため、流量制御部3は、それぞれ断面積が可変である微小流路を有するものとする。
流体タンク1、ポンプ2、流量制御部3、流体配管50、51及び52は流体制御装置100を構成する。
流体タンク1の流出口は流体配管50の一端に接続され、流体配管50の他端はポンプ2の流入口に接続される。
ポンプ2の流出口は流体配管51の一端に接続され、流体配管51の他端は流量制御部3の流入口に接続される。流量制御部3の流出口は流体配管52の一端に接続され、流体配管52の他端から流体が流出される。
ここで、図4に示す従来の流体制御装置の動作を説明する。ポンプ2は流体配管50を介して流体タンク1内の流体を吸引すると共に、吸引された流体を加圧して流体配管51に流出する。
流体は流体配管51を流れて流量制御部3に流入する。流量制御部3は、微小流路(図示せず)の断面積を変化させて流出する流量を制御する。
例えば、流量制御部3が微小流路(図示せず)を制御して断面積を小さくすると、流量制御部3から流出される流体の流量は減少される。また、流量制御部3が微小流路(図示せず)を制御して断面積を大きくすると、流量制御部3から流出される流体の流量は増加する。
そして、流量制御部3から流出された流体は流体配管52に流れ込み、流体配管52の他端から流出される。
この結果、ポンプが流体タンクの流体を吸引すると共に加圧して流量制御部に供給し、流量制御部が流れ込む流体の流量を制御することにより、流体の流量を制御することが可能となる。
しかしながら、図4に示す従来例では、流体タンク内の圧力が周囲の温度等の影響を受けて変化することにより、流体の流量が変化してしまうといった問題点があった。
また、ポンプ及び流体配管等の周囲の温度や液漏れ等の影響を受けて流体に加わる圧力が変化することにより、流体の流量が変化してしまうといった問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、圧力変化による流体の変化量を低減させることを可能とする流体制御装置を実現することにある。
従って本発明が解決しようとする課題は、圧力変化による流体の変化量を低減させることを可能とする流体制御装置を実現することにある。
上記のような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
流体の微小流量を制御する流体制御装置において、膜により区切られた第1及び第2の微小流路を有するマイクロチップと、前記第1の微小流路を介して流入される流体に圧力損失を発生させると共に前記流体を前記第2の微小流路に流出させる圧力損失発生部とを備え、前記膜が、前記流体に発生した前記圧力損失に応じて前記第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
流体の微小流量を制御する流体制御装置において、膜により区切られた第1及び第2の微小流路を有するマイクロチップと、前記第1の微小流路を介して流入される流体に圧力損失を発生させると共に前記流体を前記第2の微小流路に流出させる圧力損失発生部とを備え、前記膜が、前記流体に発生した前記圧力損失に応じて前記第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
請求項2記載の発明は、
請求項1記載の発明である流体制御装置において、
前記マイクロチップが、両端に流体の流入口及び流出口を有する溝がそれぞれ形成された第1及び第2の基板と、両面に前記第1及び前記第2の基板が貼り合わされて前記第1及び前記第2の微小流路を形成する前記膜とから構成されることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
請求項1記載の発明である流体制御装置において、
前記マイクロチップが、両端に流体の流入口及び流出口を有する溝がそれぞれ形成された第1及び第2の基板と、両面に前記第1及び前記第2の基板が貼り合わされて前記第1及び前記第2の微小流路を形成する前記膜とから構成されることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
請求項3記載の発明は、
請求項1記載の発明である流体制御装置において、
前記圧力損失発生部が、前記流体に発生させる前記圧力損失を変化させることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
請求項1記載の発明である流体制御装置において、
前記圧力損失発生部が、前記流体に発生させる前記圧力損失を変化させることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1、2及び請求項3の発明によれば、
第1及び第2の基板と膜とで形成され膜により区切られた第1及び第2の微小流路を備え、圧力損失発生部が第1の微小流路から流入される流体に圧力損失を発生させて流体を第2の微小流路に流出し、膜が圧力損失発生部で発生した圧力損失に応じて第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させ、第2の微少流路が流体の抵抗となることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
請求項1、2及び請求項3の発明によれば、
第1及び第2の基板と膜とで形成され膜により区切られた第1及び第2の微小流路を備え、圧力損失発生部が第1の微小流路から流入される流体に圧力損失を発生させて流体を第2の微小流路に流出し、膜が圧力損失発生部で発生した圧力損失に応じて第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させ、第2の微少流路が流体の抵抗となることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る流体制御装置の一実施例を示す平面図及び断面図である。図2は流体制御装置の基板の微小流路の形成過程を説明する説明図である。また、図1(a)は本発明に係る流体制御装置の上面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。図2(a)、(b)、(c)はそれぞれ流体制御装置の微小流路の形成過程を説明する説明図である。
図1において4、5、7及び8はコネクタ、6は圧力損失を生成する圧力損失発生部、9は耐薬品性の高いポリテトラフルオロエチレンなどの膜、10及び11は流入口及び流出口が形成され膜9と貼り合わされて微小流路を構成する溝が形成された基板、110、111、112及び113は流体配管である。図2において10は図1と同一符号を付してある。
また、説明を簡単にするため、圧力損失発生部6は流体に圧力損失を発生させるために流路が局所的に絞られた絞り部(図示せず)を有し、流体の流量に依存して圧力損失を発生させるものとする。
コネクタ4、5、7及び8、圧力損失発生部6、膜9、基板10及び11、流体配管110、111、112及び113は流体制御装置200を構成し、膜9、基板10及び11はマイクロチップ210を構成する。
流体配管110の一端から流体が流入され、流体配管110の他端はコネクタ4を介して図1中”MF110”に示す微小流路の一端に接続される。
図1中”MF110”に示す微小流路の他端はコネクタ5を介して流体配管111の一端に接続され、流体配管111の他端は圧力損失発生部6の流入口に接続される。
圧力損失発生部6の流出口は流体配管112の一端に接続され、流体配管112の他端はコネクタ7を介して図1中”MF111”に示す微小流路の一端に接続される。
図1中”MF111”に示す微小流路の他端はコネクタ8を介して流体配管113の一端に接続され、流体配管113の他端から流体が流出される。
次に、基板10及び11の形成過程について説明する。例えば、図2(a)に示すように、基板10は図2中”A01”に示す部分がエッチング加工等により除去され、溝が形成される。
また、基板10には、基板10に形成された溝の両端に図1中”IP110” 示す流入口及び”EP110”に示す流出口がエッチング加工等によりそれぞれ形成される。
特に図示して説明しないが、基板11も基板10と同様に、図2中”A01”に示す部分がエッチング加工等により除去されて溝が形成されると共に、基板11に形成された溝の両端に図1中”IP111” に示す流入口及び”EP111”に示す流出口がエッチング加工等によりそれぞれ形成される。
そして、図2(b)に示すように、膜9が、基板10に形成された溝の開口部分を覆うように膜9の一方の面で基板10と接着などにより貼り合わされる。
さらに、図2(c)に示すように、膜9が、基板10の溝と基板11の溝とが膜9を介して対向すると共に基板11に形成された溝の開口部分を覆うように、膜9の他方の面で基板11と接着などにより貼り合わされる。
この時、基板11は、膜9を介して基板11に形成された溝の両端が基板10に形成された溝の両端と対向するように膜9と貼り合わされる。
すなわち、膜9の両面には、基板10と基板11が溝の開口部分を覆うようにそれぞれ貼り合わされることになる。
このような貼り合わせにより、基板10及び基板11に形成された溝の開口部分は膜9で覆われ図2中”MF110”及び”MF111”に示す微小流路をそれぞれ構成する。
言い換えれば、図2中”MF110”及び”MF111”に示す微小流路は膜9によって区切られる。
また、コネクタ4が基板10に形成された図1中”IP110”に示す流入口に設置され、コネクタ5が図1中”EP110”に示す流出口に設置される。
コネクタ7が図1中”IP111”に示す流入口に設置され、コネクタ8が図1中”EP111”に示す流出口に設置される。
ここで、図1に示す本発明に係る流体制御装置の一実施例の動作について図3を用いて説明する。図3は本発明に係る流体制御装置の圧力損失と流量の変化量との関係を説明する説明図である。
流体は、流体配管110を流れコネクタ4を介して図1中”IP110”に示す流入口から図1中”MF110”に示す微小流路に流れ込む。
流体は、図1中”MF110”に示す微小流路を流れて図1中”EP110”に示す流出口から流出される。
図1中”EP110”に示す流出口から流出された流体は、コネクタ5を介して流体配管111を流れて圧力損失発生部6に流れ込む。
また、圧力損失発生部6を通過する流体は、絞り部(図示せず)に流れ込む。また、絞り部(図示せず)の断面積が局所的に小さいことにより、圧力損失発生部6から流出される流体の圧力は小さくなる。
例えば、圧力損失発生部6に流入される図1中”IF110”に示す流体が圧力損失発生部6内の局所的に断面積が小さい絞り部(図示せず)に流れ込むことにより、図1中”IF111”に示す圧力損失発生部6から流出される流体は図1中”IF110”に示す圧力損失発生部6に流入される流体よりも圧力が小さくなる。(言い換えれば、圧力損失発生部6は圧力損失を発生させることになる。)
そして、流体は圧力損失発生部6から流出されて流体配管112に流れ込む。また、流体配管112を流れる流体は、コネクタ7を介し図1中”IP111”に示す流入口から注入され図1中”MF111”に示す微小流路を流れる。
図1中”MF111”に示す微小流路を流れる流体は、図1中”EP111”に示す流出口からコネクタ8を介して流体配管113に流出される。
膜9は、図1中”MF111”に示す微小流路の圧力が図1中”MF110”に示す微小流路の圧力よりも小さいので、図1中”MF111”に示す微小流路を押しつぶすように変形し図1中”MF111”に示す微小流路の断面積は小さくなる。
この場合、図1中”MF111”に示す微小流路の断面積が小さくなることにより、図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗は大きくなる。
一方、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量が減って圧力損失発生部6の発生する圧力損失が小さくなる場合に、膜9は圧力損失の変化に応じて変形し図1中”MF111”に示す微小流路の断面積が大きくなる。
この場合、図1中”MF111”に示す微小流路の断面積が大きくなることにより、図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗は小さくなる。
すなわち、図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗は圧力損失発生部6の発生する圧力損失に応じて変化することになる。
このため、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量を増加させる(減少させる)場合に、圧力損失発生部6によって発生される圧力損失が大きく(小さく)なり、膜9が圧力損失に応じて変形し図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗を大きく(小さく)させるので、図1中”MF111”に示す微小流路から流出される流体の流量の変化を抑えることにより、流体制御装置200内の圧力が何らかの原因で変化したとしても、流体制御装置200から流出される流量はほぼ変化しない。
例えば、図3に示すように、圧力損失発生部6の圧力損失が5MPaで流体制御装置200から流出される流量が0.13μlである状態から、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量を増やす(例えば、2倍の流量にする)。
この場合、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量が増えると圧力損失発生部6の発生する圧力損失もまた増える。例えば、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量が増えると、圧力損失発生部6の発生させる圧力損失は5MPaから10MPaに増える。
仮に、圧力損失が変化しても形状が変化しないような板等の部材によって図1中”MF110”及び”MF111”に示す微小流路がそれぞれ区切られているような構成の流体制御装置では、図3中”GL101”に示す曲線のように、圧力損失が5MPaから10MPaへ2倍に変化する場合、流出される流量は0.13μlから0.26μlに変化してしまう。
一方、本発明の実施例に示す流体制御装置200では、図3中”GL100”に示す曲線に示すように、圧力損失の増加に応じて膜9の図1中”MF111”に示す微小流路の断面積を小さくする力が強まり図1中”MF111”に示す微小流路の断面積が小さくなるため、図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗が大きくなって流出される流体の流量の変化を抑えることにより、流体制御装置200から流出される流量は0.15μlとなり、流体制御装置200から流出される流量はほぼ変化しない。
言い換えれば、流入される流量が増えて圧力損失が5MPaから10MPaへ2倍に変化する場合であっても、流出される流量は0.13μlから0.15μl(20%増)に変化するだけに留まり、その変化量は小さい。
同様に、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量が減って圧力損失発生部6の発生する圧力損失が小さくなる場合であっても、圧力損失の減少に応じて膜9の図1中”MF111”に示す微小流路の断面積を小さくする力が弱まり図1中”MF111”に示す微小流路の断面積が大きくなるため、図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗が小さくなって流出される流体の流量の変化を抑えることにより、流体制御装置200から流出される流量はほぼ変化しない。
このように、図1中”MF110”に示す微小流路に流入される流体の流量を増加させる(減少させる)場合に、圧力損失発生部6によって発生される圧力損失が大きく(小さく)なり、膜9が圧力損失の変化に応じて変形するので、図1中”MF111”に示す微小流路から流出される流体の流量の変化を抑えることにより、流入される流体の流量の変化によって圧力損失が大きく変化したとしても、流体制御装置200から流出される流量はほぼ変化しない。
この結果、マイクロチップが膜により区切られた第1及び第2の微小流路を備え、圧力損失発生部が第1の微小流路を介して流れ込む流体を第2の微小流路に流出させると共に圧力損失を発生させ、膜が圧力損失発生部で発生した圧力損失に応じて第1及び第2の微小流路の断面積を変化させることにより、圧力変化による流体の変化量を低減させることが可能となる。
なお、図1等に示す実施例では、圧力損失発生部6が図1中”MF110”に示す微小流路を介して流入される流体に圧力損失を発生させ、膜9が圧力損失に応じて図1中”MF111”に示す微小流路の断面積をように変形すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、圧力損失発生部が発生させる圧力損失を変化させることにより、流体制御装置から流出される流体の流量を制御するものであっても構わない。
ここで、圧力損失発生部の流体抵抗を変化させて流体制御装置から流出される流体の流量を制御する流体制御装置の動作について説明する。
説明を簡単にするために、圧力損失発生部6内の断面積が局所的に小さい絞り部(図示せず)の断面積は可変であるものとする。
例えば、圧力損失発生部6は局所的に絞られた絞り部(図示せず)を制御して断面積を変化させる。
また、圧力損失発生部6の絞り部の断面積の変化に伴い圧力損失発生部6の流体抵抗が変化するため、圧力損失発生部6で発生する圧力損失もまた変化する。
例えば、流体制御装置200から流出される流体の流量を減少させる(増加させる)場合、圧力損失発生部6は断面積が局所的に小さい絞り部(図示せず)を制御して断面積を小さく(大きく)することにより、圧力損失発生部6の流体抵抗が大きく(小さく)なり発生する圧力損失は大きく(小さく)なる。
このように、圧力損失発生部6で発生する圧力損失の変化に伴い、膜9が図1中”MF111”に示す微小流路の断面積を小さくする力もまた変化するため、流体制御装置200から流出される流体の流量を制御することが可能となる。
例えば、圧力損失発生部6の流体抵抗が大きく(小さく)なり発生する圧力損失が大きく(小さく)なる場合、膜9の図1中”MF111”に示す微小流路の断面積を小さくする力が強く(弱く)なり図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗が大きく(小さく)なるので、流体制御装置200から流出される流体の流量は少なく(多く)なる。
このため、圧力損失発生部6を制御して絞り部の断面積を大きく(小さく)することにより、図1中”MF111”に示す微小流路の流体抵抗を制御し、流体制御装置200から流出される流体の流量を多く(少なく)することが可能となる。
この結果、圧力損失発生部が流体抵抗を変化させて発生させる圧力損失を制御することにより、流体制御装置は流出される流体の流量を制御することが可能となる。
また、図1等に示す実施例では、圧力損失発生部6は図1中”MF110”に示す微小流路を介して流入される流体に圧力損失を発生させると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、圧力損失発生部は流量が増加すると圧力損失も増加するような性質を有するものであれば、細管、オリフィス、ニードルバルブ、ダイアフラムバルブ、微粒子を充填した管などであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、図1中”MF110”に示す微小流路の流出口と図1中”MF111”に示す微小流路の流入口とが流体配管111及び112を介して圧力損失発生部6にそれぞれ接続されると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、圧力損失発生部がマイクロチップ上に組み込まれて形成されるものであっても構わない。また、流体制御装置は、流体配管及びコネクタを構成要素としないものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、マイクロチップ210は、図1中”MF110”に示す微小流路の両端と図1中”MF111”に示す微小流路の両端とが膜9を介してそれぞれ対抗すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、マイクロチップは膜が微小流路の断面積をそれぞれ変化させることが可能となるような位置関係からなる構成であればよい。
1 流体タンク
2 ポンプ
3 流量制御部
4、5、7、8 コネクタ
6 圧力損失発生部
9 膜
10、11 基板
50、51、52、110、111、112、113 流体配管
100、200 流体制御装置
210 マイクロチップ
2 ポンプ
3 流量制御部
4、5、7、8 コネクタ
6 圧力損失発生部
9 膜
10、11 基板
50、51、52、110、111、112、113 流体配管
100、200 流体制御装置
210 マイクロチップ
Claims (3)
- 流体の微小流量を制御する流体制御装置において、
膜により区切られた第1及び第2の微小流路を有するマイクロチップと、
前記第1の微小流路を介して流入される流体を前記第2の微小流路に流出させると共に圧力損失を発生させる圧力損失発生部とを備え、
前記膜が、前記流体に発生した前記圧力損失に応じて前記第1及び第2の微小流路の断面積をそれぞれ変化させることを特徴とする流体制御装置。 - 前記マイクロチップが、
両端に流体の流入口及び流出口を有する溝がそれぞれ形成された第1及び第2の基板と、
両面に前記第1及び前記第2の基板が貼り合わされて前記第1及び前記第2の微小流路を形成する前記膜とから構成されることを特徴とする
請求項1記載の流体制御装置。 - 前記圧力損失発生部が、
発生させる圧力損失を制御することを特徴とする
請求項1記載の流体制御装置。
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JPWO2017111119A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-12-28 | ウシオケミックス株式会社 | マイクロリアクター |
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