JP2008287062A - 液晶パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高さの異なるスペーサを簡単に形成でき、所望のスペーサの変位に対するスペー
サの応力を種々得ることができる液晶表示パネルの製造方法を提供する。
【解決手段】対向基板に形成された各走査線Lyには、液滴吐出装置を利用して高さが相
違する第1スペーサ27と第2スペーサ28がY方向に交互に配置形成されている。第1
スペーサ27及び第2スペーサ28は、走査線Lyであってカラーフィルタ層26の遮光
層BMと相対向する位置に形成されている。高さの相違する第1スペーサ27及び第2ス
ペーサ28は、液滴吐出装置の液滴吐出ヘッド40から吐出するスペーサ材料の液滴Fb
の吐出量を多くすることによって、第1スペーサ27が形成され、反対に吐出量を少なく
することで、第2スペーサ28が形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、液晶パネルの製造方法に関する。
液晶表示装置は、薄膜トランジスタが形成された素子基板と、共通電極が形成された対
向基板との間であって、シール材に囲まれた領域に液晶が封入されている。液晶表示装置
において、素子基板上に形成した四角枠状のシール材に囲まれた領域に液滴吐出装置やデ
ィスペンサーで液晶を配置した後に、同素子基板と対向基板とを貼り合わす方法が知られ
ている。
また、基板上に多数の素子基板(セル)を区画形成した大判のガラス基板(マザーガラ
ス基板)と、同じく基板上に多数の対向基板(セル)を区画形成した大判のガラス基板(
マザーガラス基板)とを用意し、いずれか一方のマザーガラス基板の形成された各シール
材に囲まれた領域に液晶を配置した後、その両マザーガラス基板同士を貼り合わせ、その
後、ダイシングして多数の液晶表示パネルを製造する方法も提案されている。
ところで、液晶表示パネルのシール材で囲まれた領域内には、基板間のセルギャップを
保持するために、スペーサが形成されている。
このスペーサには、粒子状のスペーサと、柱状のスペーサがある。
微粒子状のスペーサは、樹脂性の微粒子(樹脂ボール)を、シール材に囲まれた領域に
多数ばらまき配置したものである。一方、柱状のスペーサは、シール材で囲まれた領域よ
り内側の表示部の領域部分の対向基板にフォトリソグラフィ技術で形成したものである。
詳述すると、対向基板の表示部の領域に形成されたカラーフィルタの層であってブラック
マトリクス形成部分に柱状のスペーサを形成している。
これらスペーサは、外気の温度によって、液晶の体積が減少したりすることによって、
両基板が接近する方向に力が加わる。この力は、小さな力であって、表示部全体に加わる
。スペーサはこの小さな力に対して緩やかに受け止めてその接近を抑える働きを必要とす
る。一方、スペーサは、指等で表示部を局所的強く押された時、その大きな力に対し、強
く反発して両基板の接触を抑える基板に形成された配向膜の損傷を防ぐ働きが要求されて
いる。
つまり、スペーサの変位に対するスペーサの応力が、スペーサは、同スペーサの変位量
が小さければ小さいほど相乗的に反発力が小さくなり、反対に、変位量が大きくなればな
るほど相乗的に反発力が大きくなることが好ましい。
そこで、これを実現するために、ブラックマトリクス部分に形成されるスペーサについ
て、高さの異なる2種類のスペーサを形成したものが提案されている(例えば、特許文献
1)。詳述すると、小さな力が加えられた時には、背の低いスペーサは、背が低いため、
基板と当接しないので、背の高いスペーサのみがこれを受けてことから、変位量が小さけ
れば小さな反発力(応力)を得る。そして、大きな力が加わると、基板の大きく凹むため
低いスペーサも当接し、高いスペーサとともに力を受けることから、変位量が大きくなれ
ば大きな反発力(応力)を得るようにしている。
このスペーサの形成方法は、ブラックマトリクス(遮光膜)で囲まれた部分にカラーフ
ィルタの着色層を囲むブラックマトリクスの箇所にフォトリソグラフィ技術でスペーサを
形成することによって、高さの異なるスペーサを形成している。
また、このスペーサの別の形成方法では、ブラックマトリクス(遮光膜)で囲まれた部
分にカラーフィルタを形成する際に、ブラックマトリクスの一部分にカラーフィルタ層を
被覆形成する。そして、ブラックマトリクス部分であって、カラーフィルタ層が形成され
た箇所と、カラーフィルタ層が形成させてない箇所にそれぞれ、同時にフォトリソグラフ
ィ技術でスペーサを形成することによって、高さの異なるスペーサを形成している。
特開2005−165280号 公報
しかしながら、前者の2種類のスペーサの形成方法では、フォトリソグラフィ技術で行
うため、作業行程の数が多くなり、スペーサ形成に手間と時間を要していた。一方、後者
の製造方法においては、作業工程は減るものの、カラーフィルタの膜厚によって、その高
さが一義的に決まってしまい、所望のスペーサの変位に対するスペーサの応力を種々得る
ことには限界があった。
本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、高さの異
なるスペーサを簡単に形成でき、所望のスペーサの変位に対するスペーサの応力を種々得
ることができる液晶表示パネルの製造方法を提供するにある。
本発明の液晶表示パネルの製造方法は、2枚の基板との間に形成された環状のシール材
に囲まれた領域に、液晶が封入されるとともに、両基板の間隔を保持する高さの異なる複
数のスペーサが形成された液晶表示パネルの製造方法であって、前記2枚の基板のいずれ
か一方の基板に、高さの異なる複数のスペーサを、液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドからス
ペーサ材料を含む液状体を液滴にして吐出して形成した。
本発明の液晶表示パネルの製造方法によれば、任意の位置に液滴吐出ヘッドを配置し液
滴を吐出するだけでスペーサが形成されることから、スペーサの形成行程が短時間で完了
し、液晶表示パネルの生産効率を向上させることができる。
この液晶表示パネルの製造方法において、前記液滴吐出ヘッドから吐出する1回の液滴
の吐出量を変更することによって、高さの異なる複数のスペーサを形成してもよい。
この液晶表示パネルの製造方法によれば、それぞれのスペーサを形成するに際してそれ
ぞれ吐出量を変更するだけで、任意の高さのスペーサを容易に形成することができる。し
かも、液滴吐出ヘッドの1回の吐出動作で異なる複数のスペーサを形成することができる
ので、シール材に囲まれた領域に形成する高さの異なる複数のスペーサを短時間に形成す
ることができる。
この液晶表示パネルの製造方法において、前記液滴吐出ヘッドから吐出する液滴の吐出
回数を変更することによって、高さの異なる複数のスペーサを形成してもよい。
この液晶表示パネルの製造方法によれば、それぞれのスペーサを形成するに際してそれ
ぞれ吐出回数を変更するだけで、任意の高さのスペーサを容易に形成することができる。
しかも、同じ吐出量の液滴の吐出回数を制御するだけで、異なる複数のスペーサを形成す
ることができるので、液滴吐出装置の液滴吐出ヘッドに対する制御が容易となる。
この液晶表示パネルの製造方法において、前記高さの異なる複数のスペーサは、カラー
フィルタ層が形成された基板であって、カラーフィルタ層の遮光層に対応する位置に形成
してもよい。
この液晶表示パネルの製造方法によれば、スペーサは、カラーフィルタ層の遮光層に対
応する位置に形成したので、各画素の開口率を低下させず表示品位を低下させない。
この液晶表示パネルの製造方法において、前記高さの異なる複数のスペーサは、等間隔
に交互に配置形成してもよい。
この液晶表示パネルの製造方法によれば、液晶表示パネルの表示部の各部分において、
外部圧力に対して同じ応力で支承する液晶表示パネルを製造することができる。
以下、本発明を具体化した液晶パネルの製造方法の一実施形態を図1〜図11に従って
説明する。まず、本発明の液晶パネルの製造方法によって形成された液晶表示パネルの液
晶表示装置について説明する。図1は、液晶表示装置の斜視図であり、図2は、図1の2
−2線断面図である。
図1において、液晶表示装置10の下側には、LEDなどの光源11を有して四角板状
に形成されたエッジライト型のバックライト12が備えられている。バックライト12の
上方には、バックライト12と略同じサイズに形成された四角板状の液晶表示パネル13
が備えられている。そして、光源11から出射される光が、液晶表示パネル13に向かっ
て照射されるようになっている。
液晶表示パネル13には、相対向する素子基板14と対向基板15が備えられている。
これら素子基板14と対向基板15は、図2に示すように、光硬化性樹脂からなる四角枠
状のシール材16を介して貼り合わされている。そして、これら素子基板14と対向基板
15との間の間隙に、液晶17が封入されている。
素子基板14の下面(バックライト12側の側面)には、偏光板や位相差板などの光学
基板18が貼り合わされている。光学基板18は、バックライト12からの光を直線偏光
にして液晶17に出射するようになっている。
素子基板14の上面(対向基板15側の側面:素子形成面14a)には、X方向略全幅
にわたって延びる複数のデータ線Lxが配列形成されている。そして、各データ線Lxは
、素子基板14のY方向の一側に設けられたデータ線駆動回路19にそれぞれ電気的に接
続される。
また、対向基板15の下面(素子基板14側の側面:フィルタ形成面15a)には、一
方向(Y方向)略全幅にわったって延びる複数の光透過性の配線層(走査線Ly)が配列
形成されている。そして、各走査線Lyは、シール材16に形成した図示しない端子及び
素子基板14の同じく図示しない上面引き回し線を介して、素子基板14の一側に形成さ
れる走査線駆動回路20に電気的にそれぞれ接続される。
素子形成面14aであって、走査線Lyとデータ線Lxの交差部に対応する位置には、
画素21がマトリックス状に配列される。各画素21には、それぞれ薄膜ダイオード(T
hin Film Diode;TFD)素子などの図示しない制御素子や、透明導電膜
などからなる光透過性の画素電極22が備えられている。各TFD素子は、いわゆるMI
T構造のダイオード素子であって、一端がそれぞれ対応するデータ線Lxに接続され、他
端が画素電極22に接続されている。つまり、各画素電極22は、TFD素子を介して対
応するデータ線Lxにそれぞれ接続されている。
そして、各TFD素子やデータ線Lxは、素子形成面14aに形成された複数の導電層
、絶縁層からなる形成層23に形成されている。また、各画素電極22は、形成層23の
最上層に形成された絶縁層の上面に、マトリクス状に配置形成されている。
図2において、各画素21の上側全体には、ラビング処理などによる配向処理の施され
た配向膜24が積層されている。配向膜24は、配向性ポリイミドなどの配向性高分子か
らなる薄膜パターンであって、対応する画素電極22の近傍で、液晶17の配向を所定の
配向に設定するようになっている。
前記対向基板15の上面には、前記光学基板18からの光と直交する直線偏光の光を外
方(図2における上方)に出射する偏光板25が配設されている。対向基板15のフィル
タ形成面15aであってシール材16で囲まれた範囲よりさらに内側の表示領域全体には
、カラーフィルタ層26が形成されている。カラーフィルタ層26は、図3に示すように
、赤色着色層26R、緑色着色層26G、青色着色層26B及び遮光層(ブラックマトリ
クス)BMからなる。赤色着色層26R、緑色着色層26G、青色着色層26Bは、素子
基板14の画素21に相対向する位置に形成され、図4に示すように、X方向には同一色
の着色層26R,26G,26Bが配置形成されている。また、Y方向には、赤色着色層
26R、緑色着色層26G、青色着色層26Bの順に交互に配置形成されている。遮光層
(ブラックマトリクス)BMは、各着色層26R,26G,26Bを囲むように形成され
ている。
カラーフィルタ層26には、光透過性の導電膜からなる複数の前記走査線Lyが積層さ
れている。各走査線Lyは、図4に示すように、Y方向に交互に配置形成された赤色着色
層26R、緑色着色層26G、青色着色層26Bを覆うようにそれぞれ形成されている。
従って、Y方向に形成された各走査線Lyは、互いに電気的に絶縁され、一端においてシ
ール材16に設けた対応する端子と電気的にそれぞれ接続され、素子基板14に形成した
面引き回し線を介して素子基板14の走査線駆動回路20に電気的にそれぞれ接続される
各走査線Lyには、高さが相違する第1スペーサ27と第2スペーサ28がY方向に交
互に配置形成されている。第1スペーサ27及び第2スペーサ28は、本実施形態では、
アクリル樹脂よりなり、走査線Lyであって前記カラーフィルタ層26の遮光層(ブラッ
クマトリクス)BMと相対向する位置に形成されている。第1スペーサ27は、その高さ
が第2スペーサ28の高さより、高く形成され、素子基板14と対向基板15の間隔を保
持する。
第2スペーサ28は、その高さが第1スペーサ27の高さより、低く形成され、何らか
の要因で、素子基板14と対向基板15の間隔が狭くなったとき、その先端が素子基板1
4に当接し、第1スペーサ27と協働して、素子基板14と対向基板15にかかる力を支
承する。
つまり、素子基板14と対向基板15が、その間隔が狭くなる方向に力を受けた時、ま
ず、第1スペーサ27で支承し、さらに大きな力が加わり、間隔がさらに狭くなると、第
1スペーサ27と第2スペーサ28が協働して大きな力を支承する。
ちなみに、本実施形態では、高い第1スペーサ27の縮む方向の変位に対する応力は、
図5(a)に示す。また、低い第2スペーサ28の縮む方向の変位に対する応力は、図5
(b)に示す。従って、素子基板14と対向基板15が、その間隔が狭くなる方向に力を
受けた時、素子基板14と対向基板15との狭くなる方向の間隔の変位に対する第1スペ
ーサ27と第2スペーサ28とが協働して得られる応力は図5(c)となる。つまり、素
子基板14と対向基板15との狭くなる方向の間隔の変位量が小さければ小さいほど相乗
的に反発力が小さくなり、反対に、変位量が大きくなればなるほど相乗的に反発力が大き
くなる。
第1スペーサ27と第2スペーサ28を形成した各走査線Lyには、ラビング処理など
による配向処理の施された配向膜29が積層され、走査線Ly(着色層26R,26G,
26B)の近傍で液晶17の配向を所定の配向に設定するようになっている。
そして、各走査線Lyを線順次走査に基づいて1本ずつ所定のタイミングで選択すると
ともに、データ線Lxからの表示データに基づくデータ信号すると、選択された走査線L
yに対応する各画素21のTFD素子がオン状態になる。すると、各TFD素子に対応す
る各画素電極22に、対応するデータ線Lxからの表示データに基づくデータ信号が出力
される。各画素電極22にデータ信号が出力されると、各画素電極22と走査線Lyとの
間の電位差に基づいて、対応する液晶17の配向状態が変調される。すなわち、光学基板
18からの光の偏光状態が画素21ごとに変調される。そして、変調された光が偏光板2
5を通過するか否かによって、表示データに基づく画像が、液晶表示パネル13の上側に
表示される。
次に、液晶表示パネル13の製造方法について図6に従って説明する。図6は、液晶表
示パネル13の製造方法を説明する説明図である。
図6(a)に示すように、まず、24枚(6行×4列)の対向基板15を形成するセル
Sを切り出し可能にしたマザー基板MAの一側面(配向膜29側の側面:吐出面MAa)
に、各セルSに、その表示領域にカラーフィルタ層26を形成する。
カラーフィルタ層26が各セルに形成されると、各セルSに、光透過性の導電膜からな
る走査線Lyを形成する。
走査線Lyが各セルSに形成されると、図7に示す液滴吐出装置30を利用して各セル
Sの各走査線Ly上に第1スペーサ27及び第2スペーサ28を形成する。液滴吐出装置
30を利用して、各セルSの各走査線Lyの所定位置に、スペーサ材料Fからなる液滴F
b(図8参照)を吐出する。そして、各走査線Lyの所定位置に着弾した各液滴Fbによ
って第1スペーサ27及び第2スペーサ28を形成する。高さの相違する第1スペーサ2
7及び第2スペーサ28は、液滴吐出装置30から吐出する液滴Fbの吐出量を変更する
ことによって実現している。つまり、吐出量を多くすることによって、第1スペーサ27
が形成され、吐出量を少なくすることで、第2スペーサ28が形成される。
続いて、各セルSの各走査線Lyに第1スペーサ27及び第2スペーサ28が形成され
ると、各セルSの各走査線Lyに配向膜29を形成する。そして、各セルSの各走査線L
yに配向膜29が形成されると、配向膜29に対してラビング処理される。
ラビング処理された配向膜29が形成されると、図6(b)に示すように、各セルSに
対して、液滴吐出装置又はディスペンサーを利用してシール材16を形成する。すなわち
、吐出面MAaに形成された各セルSに対応する領域の外縁に、前記表示領域を囲むよう
にそれぞれ紫外線光硬化性樹脂からなる四角枠状にシール材16が形成され、そのシール
材16に囲まれた範囲を配置領域Zとしている。
各シール材16を形成すると、液滴吐出装置(図示せず)を利用して、各シール材16
で囲まれた配置領域Zに、液晶材料からなる液滴を吐出する。そして、配置領域Zに着弾
した各液滴を接合し、所定容量の液晶材料からなる液状膜を各配置領域Z内に形成する。
各配置領域Zに液晶材料の液状膜を形成すると、マザー基板MAを減圧雰囲気内に搬送
し、マザー基板MAの吐出面MAa側に、図6(b)に示すように、24枚(6行×4列
)の素子基板14を切出し可能にしたマザー基板MBを貼り合わせる。マザー基板MAに
マザー基板MBを貼り合わせると、マザー基板MA及びマザー基板MBを大気開放すると
ともに、各シール材16に紫外線を照射して硬化し、各配置領域Z内に液晶材料を封入す
る。液晶材料を封入すると、マザー基板MA及びマザー基板MBをダイシングして、各液
晶表示パネル13を形成する。
次に、第1スペーサ27及び第2スペーサ28を形成するための液滴吐出装置30を説
明する。
図7は、第1スペーサ27及び第2スペーサ28を形成するための液滴吐出装置30を
説明する全体斜視図である。図7において、液滴吐出装置30は、直方体形状に形成され
た基台31を有している。基台31の上面には、その長手方向(X方向)に沿って延びる
一対の案内溝32が形成されている。案内溝32の上方には、案内溝32に沿ってX方向
及び反X方向に移動するステージ33が備えられている。
ステージ33の上面には、載置部34が形成されて、対向基板15側のマザー基板MA
を載置する。載置部34は、吐出面MAaを上にした状態でマザー基板MAをステージ3
3に対して位置決め固定して、マザー基板MAをX方向及び反X方向に搬送する。載置部
34に載置されるマザー基板MAは、各セルSに走査線Lyまでが形成されている。以下
、説明の便宜上、マザー基板MAの縦方向(短い辺が延びる方向)をX方向とし、マザー
基板MAの横方向(長い辺が延びる方向)をY方向とする。
基台31には、X方向と直交する方向(Y方向)に跨ぐ門型のガイド部材35が架設さ
れている。ガイド部材35の上側には、X矢印方向に延びるタンク36が配設され、その
タンク36にはスペーサ材料Fが収納されている。スペーサ材料Fは、本実施形態ではア
クリル樹脂を溶剤にて所望の粘性にした液状体で構成されている。
そのタンク36に収容されたスペーサ材料Fは、該タンク36に接続された供給チュー
ブT(図8参照)を介して液滴吐出ヘッド40に所定の圧力で供給されるようになってい
る。そして、液滴吐出ヘッド40に供給されたスペーサ材料Fは、該液滴吐出ヘッド40
から液滴Fbとなってマザー基板MAに向かって吐出されるようになっている。
ガイド部材35には、そのX方向略全長にわたって、X方向に延びる上下一対のガイド
レール37が形成されている。上下一対のガイドレール37には、キャリッジ38が取り
付けられている。キャリッジ38は、ガイドレール37に案内されてX方向及び反X方向
に移動する。キャリッジ38には、液滴吐出ヘッド40が搭載されている。
図8は液滴吐出ヘッド40の要部断面図を示す。図9は液滴吐出ヘッド40とキャリッ
ジ38の取付状態を説明するための斜視図を示す。
図8に示すように、液滴吐出ヘッド40は、吐出ヘッド本体40aがX方向に長い直方
体形状であって、その上面40bに図示しないポートが設けられている。ポートは、供給
チューブTが連結され、タンク36に収容されたスペーサ材料Fを吐出ヘッド本体40a
内に供給する。
また、吐出ヘッド本体40aの上部側面には、フランジ40cが形成されている。そし
て、吐出ヘッド40は、キャリッジ38の支持板39に形成したX方向に長い長方形の貫
通穴39aに対して上方から貫挿させる。このとき、吐出ヘッド40に形成したフランジ
40cは、抜け止めの役目を果たすとともに、図示しない、ネジ等で支持板39と連結固
定される連結部の役目を果たす。つまり、吐出ヘッド40は、支持板39に形成した貫通
穴39aを上方(Z方向)から貫挿させてフランジ40cをネジ(図示せず)で支持板3
9に固定することによって、キャリッジ38に取着される。尚、支持板39は、本実施形
態では、ステンレスにて形成されている。
キャリッジ38の支持板39から突出した吐出ヘッド本体40aの下側には、ノズルプ
レート41が固着させている。ノズルプレート41は、図8に示すように、その下面(ノ
ズル形成面41a)がマザー基板MAの吐出面MAaと略平行に形成されている。ノズル
プレート41は、マザー基板MAが液滴吐出ヘッド40の直下に位置するとき、ノズル形
成面41aとマザー基板MAの吐出面MAaとの間の距離(プラテンギャップ)を所定の
距離に保持する。
図9において、ノズル形成面41aには、Y方向に沿って配列された複数のノズルNか
らなる一対のノズル列が形成されている。一対のノズル列には、それぞれ1インチ当たり
に180個のノズルNが形成されている。なお、図9では、説明の都合上、一列当り数を
省略して記載している。一対のノズル列では、Y方向から見て、一方のノズル列の各ノズ
ルNが、他方のノズル列の各ノズルNの間を補間する。すなわち、液滴吐出ヘッド40は
、Y方向に、1インチ当りに180個×2=360個のノズルNを有する(最大解像度が
360dpiである)。
図8に示すように、各ノズルNの上側には、供給チューブTに連通するキャビティ42
が形成されている。キャビティ42は、タンク36からのスペーサ材料Fを、供給チュー
ブTを介して収容し、対応するノズルNにスペーサ材料Fを供給する。キャビティ42の
上側には、上下方向に振動してキャビティ42内の容積を拡大及び縮小する振動板43が
接着剤にて貼り付けられている。振動板43の上側には、ノズルNに対応する圧電素子P
Zが配設されている。圧電素子PZは、上下方向に収縮及び伸張して振動板43を上下方
向に振動させる。この上下方向に振動する振動板43によって、スペーサ材料Fを所定サ
イズの液滴Fbにして対応するノズルNから吐出させる。吐出された液滴Fbは、対応す
るノズルNのZ方向に飛行して、マザー基板MAの吐出面MAaに着弾する。着弾した液
滴Fbは、溶剤が気化しスペーサ材料Fのアクリル樹脂が固化する。
つまり、液滴吐出ヘッド40の直下を主走査方向にマザー基板MAが移動するとき、マ
ザー基板MAの各セルSに形成された走査線Lyの所定位置に対して順番に、液滴吐出ヘ
ッド40から液滴Fbが吐出される。そして、本実施形態では、図10に破線矢印で示す
順番で、マザー基板MAの各セルSに形成された走査線Lyの所定位置に液滴Fbを吐出
して、各セルSに形成された走査線Ly上にアクリル樹脂よりなる柱状の第1スペーサ2
7及び第2スペーサ28を配置形成するようになっている。
従って、図10において、最も反Y方向側にX方向に並んだ各セルSの列であって、最
もX方向側のセルS(Ss)の各走査線Lyに、最初に第1スペーサ27及び第2スペー
サ28が配置される。また、最もY方向側にX方向に並んだ各セルSの列であって、最も
X方向側のセルS(Sn)の各走査線Lyに、最後に第1スペーサ27及び第2スペーサ
28が配置されるようになっている。
そして、本実施形態では、マザー基板MAの各セルSの各走査線Lyに配置するスペー
サ材料Fの量は、第1スペーサ27を形成するときと、第2スペーサ28を形成するとき
とで相違させている。つまり、第1スペーサ27を形成する時は吐出量を多くし、第2ス
ペーサ28を形成する時は吐出量を少なくしている。
支持板39から突出した吐出ヘッド本体40aのX方向及び反X方向の側面には、加熱
手段としてのカートリッジヒータHが、面接触して取着されている。カートリッジヒータ
Hは、キャビティ42内のスペーサ材料Fを目標温度(本実施形態では、70℃)になる
ように加熱して、低粘度化(本実施形態では、粘度を20cpsに低下)する。カートリ
ッジヒータHは、アルミ板に貫通穴を形成しその貫通穴に電流を流すことによって発熱す
る発熱体を挿入した構成であって、その発熱体の発熱によって、スペーサ材料Fを加熱す
る。
また、吐出ヘッド本体40aのY方向側の側面には、図9に示すように、温度検出セン
サSEが取着され、液滴吐出ヘッド40を介してキャビティ42に収容されたスペーサ材
料Fの温度を検出するようになっている。
さらに、図4に示すように、ステージ33の反Y方向側には、待機ステージ45が設け
られている。待機ステージ45は、その上面45aが四角形状をなし、その直上位置に、
液滴吐出ヘッド40が、対向配置されるようになっている。ここで、この液滴吐出ヘッド
40がステージ33の反Y方向側に設けた待機ステージ45に位置する位置を待機位置と
いう。尚、本実施形態では、待機ステージ45は、液滴吐出ヘッド40のノズルプレート
41と待機ステージ45の上面45aとの間隔が、該ノズルプレート41とステージ33
に載置されたマザー基板MAと同じ間隔となるように高さ調整がなされている。
次に、上記のように構成した液滴吐出装置30の電気的構成を図11に従って説明する

図11において、制御装置50は、CPU50A、ROM50B、RAM50C等を有
している。制御装置50は、格納された各種データ及び各種制御プログラムに従って、ス
テージ33の搬送処理、キャリッジ38の搬送処理、液滴吐出ヘッド40の液滴吐出処理
を実行する。また、制御装置50は、同様に、カートリッジヒータHの駆動制御を実行す
る。
制御装置50には、各種操作スイッチとディスプレイを有した入出力装置51が接続さ
れている。入出力装置51は、液滴吐出装置30が実行する各種処理の処理状況を表示す
る。入出力装置51は、マザー基板MA上に液滴Fbでパターンを形成するためのビット
マップデータBDを生成し、そのビットマップデータBDを制御装置50に入力する。
ビットマップデータBDは、各ビットの値(0あるいは1)に応じて各圧電素子PZの
オンあるいはオフを規定したデータである。ビットマップデータBDは、液滴吐出ヘッド
40(各ノズルN)の通過する各シール材16で囲まれた配置領域Zに、液滴Fbを吐出
するか否かを規定したデータである。すなわち、ビットマップデータBDは、図8に示す
ように、各セルSの各走査線Lyの所定の目標位置(遮光層BMに対応する位置)に予め
定めたスペーサ材料Fの量を、所定の配置パターンを形成させるための目標形成位置に液
滴Fbを吐出させるためのデータである。
詳述すると、本実施形態のビットマップデータBDは、マザー基板MAの全てのセルS
の各走査線Lyに対して第1スペーサ27又は第2スペーサ28を形成するためにそれぞ
れ予め定めた相違する量のスペーサ材料Fを供給するデータである。つまり、図8に示す
ように、ノズルNの直下に、第1スペーサ27を形成する目標位置が通過する時には、液
滴Fbを吐出させその吐出量が多くなるように、また、ノズルNの直下に、第2スペーサ
28を形成する目標位置が通過する時には、液滴Fbを吐出させその吐出量が少なくなる
ように、その吐出量が調整されたデータである。
つまり、図4に示すように、第1スペーサ27と第2スペーサ28をX方向及びY方向
に、それぞれ交互に形成させ、かつ、第1スペーサ27と第2スペーサ28を遮光層BM
に対応する位置に形成させる。
従って、吐出量の多い液滴Fb(スペーサ材料F)で形成された第1スペーサ27の高
さは、吐出量の少ない液滴Fb(スペーサ材料F)で形成された第2スペーサ28の高さ
より、吐出量が多い分、高くなる。
そして、本実施形態では、この各セルSのスペーサ材料Fの配置パターン及び吐出量は
、予め実験や試験等で求め、その求めた配置パターンからビットマップデータBDが作成
される。
制御装置50には、X軸モータ駆動回路52が接続されている。制御装置50は、駆動
制御信号をX軸モータ駆動回路52に出力する。X軸モータ駆動回路52は、制御装置5
0からの駆動制御信号に応答して、ステージ33を移動させるためのX軸モータMXを正
転又は逆転させる。制御装置50には、Y軸モータ駆動回路53が接続されている。制御
装置50は、駆動制御信号をY軸モータ駆動回路53に出力する。Y軸モータ駆動回路5
3は、制御装置50からの駆動制御信号に応答して、キャリッジ38を移動させるための
Y軸モータMYを正転又は逆転させる。
制御装置50には、ヘッド駆動回路54が接続されている。制御装置50は、所定の吐
出周波数に同期させた吐出タイミング信号LTをヘッド駆動回路54に出力する。制御装
置50は、各圧電素子PZを駆動させ吐出量を制御する駆動電圧COMを吐出周波数に同
期させてヘッド駆動回路54に出力する。
制御装置50は、ビットマップデータBDを利用して所定の周波数に同期したパターン
形成用制御信号SIを生成し、パターン形成用制御信号SIをヘッド駆動回路54にシリ
アル転送する。ヘッド駆動回路54は、制御装置50からのパターン形成用制御信号SI
を各圧電素子PZに対応させて順次シリアル/パラレル変換する。また、ヘッド駆動回路
54は、制御装置50からの吐出タイミング信号LTを受けるたびに、シリアル/パラレ
ル変換したパターン形成用制御信号SIをラッチし、パターン形成用制御信号SIによっ
て選択される圧電素子PZにそれぞれ駆動電圧COMを供給する。
制御装置50には、カートリッジヒータ駆動回路55が接続されている。制御装置50
は、カートリッジヒータ駆動回路55に駆動制御信号を出力する。カートリッジヒータ駆
動回路55は、制御装置50からの駆動制御信号に応答して、カートリッジヒータHを駆
動制御する。そして、液滴吐出ヘッド40に設けたカートリッジヒータHは、液滴吐出ヘ
ッド40内のスペーサ材料Fを予め定めた目標温度になるように加熱する。
制御装置50には、温度検出センサSEが接続されている。制御装置50は、温度検出
センサSEからの検出信号を入力して、その時々の液滴吐出ヘッド40内のスペーサ材料
Fの温度を求めるようになっている。制御装置50は、求めたスペーサ材料Fの温度と前
記予め設定した目標温度と比較し、スペーサ材料Fの温度が目標温度になるように、カー
トリッジヒータHを駆動制御するようになっている。
次に、上記液滴吐出装置30を利用してマザー基板MAの各セルSに、第1スペーサ2
7及び第2スペーサ28を形成する方法について説明する。
いま、図7に示すように、液滴吐出ヘッド40は、ステージ33から離間した反Y矢印
方向の待機位置で待機している。この待機状態において、制御装置50は、温度検出セン
サSEからの検出信号を入力し、液滴吐出ヘッド40内のスペーサ材料Fが目標温度にな
るように、カートリッジヒータ駆動回路55を介してカートリッジヒータHを駆動して、
加熱制御している。
また、マザー基板MAの各セルSに、第1スペーサ27及び第2スペーサ28を形成す
るためのビットマップデータBDが入出力装置51から制御装置50に入力されている。
従って、制御装置50は、入出力装置51からのビットマップデータBDを格納している
そして、マザー基板MAをステージ33に載置する。このとき、マザー基板MAは、ス
テージ33の載置部34上の反X矢印方向側に配置され、入出力装置51から、制御装置
50へ作業開始の指令信号が出力される。
制御装置50は、Y軸モータ駆動回路53を介してY軸モータMYを駆動して液滴吐出
ヘッド40を待機位置からY矢印方向に移動させる。そして、液滴吐出ヘッド40が、マ
ザー基板MAの最も反Y矢印方向側にある各セルSがその直下をX矢印方向に通過する位
置まで移動すると、制御装置50は、Y軸モータ駆動回路53を介してY軸モータMYを
停止させるとともに、X軸モータ駆動回路52を介してX軸モータMXを駆動して、マザ
ー基板MAをX矢印方向移動させる。
マザー基板MAをX矢印方向に移動させると、制御装置50は、ビットマップデータB
Dに基づいてパターン形成用制御信号SIを生成して、パターン形成用制御信号SIと駆
動電圧COMをヘッド駆動回路54に出力する。すなわち、制御装置50は、ヘッド駆動
回路54を介して各圧電素子PZを駆動制御して、各セルSの各走査線Lyの目標位置が
液滴吐出ヘッド40の直下を通過するとき、当該セルSに対応する第1スペーサ27又は
第2スペーサ28を形成するために選択されたノズルNから第1スペーサ27又は第2ス
ペーサ28に応じた吐出量の液滴Fbを吐出させる。
そして、各セルSの走査線Lyには、図3及び図4に示すように、第1スペーサ27及
び第2スペーサ28が形成される。
マザー基板MAの最も反Y矢印方向側にある各セルSへの第1スペーサ27及び第2ス
ペーサ28が終了すると、制御装置50は、X軸モータMXを停止させるとともに、Y軸
モータMYを駆動して液滴吐出ヘッド40を、マザー基板MAの次の反Y矢印方向側にあ
る各セルSが、その直下を反X矢印方向に通過する位置まで、移動(フィード)させる。
液滴吐出ヘッド40がフィードされると、制御装置50は、X軸モータMXを駆動して
、ステージ33を反X矢印方向に移動(スキャン)させる。ステージ33の反X矢印方向
に移動を開始させると、制御装置50は、ビットマップデータBDに基づいてパターン形
成用制御信号SIを生成して、パターン形成用制御信号SIと駆動電圧COMをヘッド駆
動回路54に出力する。すなわち、制御装置50は、ヘッド駆動回路54を介して各圧電
素子PZを駆動制御して、各セルSの第1スペーサ27及び第2スペーサ28を形成する
ための目標位置が液滴吐出ヘッド40の直下を通過するとき、当該セルSに対応する第1
スペーサ27及び第2スペーサ28を形成するために選択されたノズルNから第1スペー
サ27又は第2スペーサ28に応じた吐出量の液滴Fbを吐出させる。
以後、同様な動作を繰り返して、マザー基板MAの全てのセルSに第1スペーサ27又
は第2スペーサ28を形成して、一つのマザー基板MAに対する各セルSへのスペーサ材
料Fの供給が完了する。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、液滴吐出ヘッド40からスペーサ材料Fの液滴Fbを吐
出するだけで、第1スペーサ27及び第2スペーサ28が形成されることから、マザー基
板MAの各セルSへのスペーサ形成行程が短時間で完了し、液晶表示パネル13の生産効
率を向上させることができる。
(2)上記実施形態によれば、液滴吐出ヘッド40から吐出する液滴Fbを吐出量を変
更するだけで、高さの異なる第1スペーサ27と第2スペーサ28を形成することがでる
ようにした。従って、吐出量を適宜変更するだけで任意の高さのスペーサを容易に形成す
ることができる。
また、液滴吐出ヘッド40の1回の吐出動作で異なる第1スペーサ27と第2スペーサ
28を形成することができるので、マザー基板MAの各セルSへのスペーサ形成行程が短
時間で完了し、液晶表示パネル13の生産効率を向上させることができる。
(3)上記実施形態によれば、第1スペーサ27と第2スペーサ28をカラーフィルタ
層26の遮光層層MBに対応する位置に形成したので、各画素21の開口率を低下させず
表示品位を低下させない。
(4)上記実施形態によれば、第1スペーサ27と第2スペーサ28を等間隔に交互に
配置形成したので、液晶表示パネル13の表示部の各部分において、外部圧力に対して同
じ応力で支承することができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○上記実施形態では、液滴吐出ヘッド40から吐出する液滴Fbを吐出量を変更して高
さの異なる第1スペーサ27と第2スペーサ28を形成することがでるようにした。これ
を、吐出量は常に一定として、吐出回数を変更することによって、高さの異なる複数のス
ペーサを形成するようにして実施してもよい。この場合、液滴吐出ヘッド40(圧電素子
PZ)に対しての制御量が簡単となり液滴吐出装置30の液滴吐出ヘッド40に対する制
御が容易となる。
○上記実施形態では、第1スペーサ27と第2スペーサ28を、2つの画素21が隣接
する間の遮光層BMに対応する位置に形成した。これを、4つの画素21が隣接する間の
遮光層BMに対応する位置に形成してもよい。
○上記実施形態では、第1スペーサ27と第2スペーサ28、即ち、2種類の高さのス
ペーサを形成したが、3種類以上の高さの異なるスペーサを形成して実施してもよい。
○上記実施形態では、第1スペーサ27と第2スペーサ28を、X方向及びY方向に等
間隔に交互に配置した。これを、例えば、X方向には同じ高さのスペーサを配置し、Y方
向には等間隔に異なる高さのスペーサが交互に配置されるようにして実施してもよい。
○上記実施形態では、第1スペーサ27と第2スペーサ28を、X方向及びY方向に等
間隔に交互に配置、即ち、配置密度を一様にした。これを、各箇所で配置密度がことなる
ようにして実施してもよい。例えば、中心部と外周部に行くほど配置密度が大きくする。
また、いずれか一方、例えば高さに低い第2スペーサ28の配置密度のみを場所に応じ
て変更してもよい。例えば、中心部に行くほど配置密度が大きくする。
○上記実施形態では、スペーサ材料Fをアクリル樹脂に溶剤を加えた液状体であったが
、液滴吐出ヘッド40から液滴Fbとして吐出できるものであって固化してスペーサの役
目を果たす材料であればなんでもよい。
○上記実施形態では、薄膜ダイオード(TFD)素子を備えたアクティブマトリクス型
の液晶表示パネルに具体化した。これを、薄膜トランジスタ(TFT)素子を備えたアク
ティブマトリクス型の液晶表示パネルに具体化してもよい。
○上記実施形態では、液滴吐出手段を、圧電素子駆動方式の液滴吐出ヘッド40に具体
化した。これに限らず、液滴吐出ヘッド40を、抵抗加熱方式や静電駆動方式の吐出ヘッ
ドに具体化してもよい。
液晶表示装置の斜視図。 液晶表示装置の2−2線断面図。 液晶表示装置の表示領域の要部断面図。 液晶表示パネルの対向基板の要部斜視図。 (a)は第1スペーサ27の縮む方向の変位量に対する応力を示す図、(b)は第2スペーサの縮む方向の変位量に対する応力を示す図、(c)は素子基板と対向基板との狭くなる方向の変位量に対する第1スペーサと第2スペーサとが協働して得られる応力を示す図。 (a)は対向基板側のマザー基板の正面図、(b)はマザー基板同士の貼り合わせを説明する説明斜視図。 液滴吐出装置の全体斜視図。 液滴吐出ヘッドの要部断面図。 液滴吐出ヘッド40を下側から見た図。 マザー基板を各セルに第1スペーサ及び第2スペーサを形成する順番を示す平面図。 液滴吐出装置の電気回路。
符号の説明
10…液晶表示装置、13…液晶表示パネル、14…素子基板、15…対向基板、16
…シール材、17…液晶、21…画素、22…画素電極、24…配向膜、26…カラーフ
ィルタ層、26R…赤色着色層、26G…緑色着色層、26B…青色着色層、27…第1
スペーサ、28…第2スペーサ、29…配向膜、30…液滴吐出装置、40…液滴吐出ヘ
ッド、50…制御装置、F…スペーサ材料、Fb…液滴、S…セル、BD…ビットマップ
データ、BM…遮光層、MA…マザー基板。

Claims (5)

  1. 2枚の基板との間に形成された環状のシール材に囲まれた領域に、液晶が封入されるとと
    もに、両基板の間隔を保持する高さの異なる複数のスペーサが形成された液晶表示パネル
    の製造方法であって、
    前記2枚の基板のいずれか一方の基板に、高さの異なる複数のスペーサを、液滴吐出装
    置の液滴吐出ヘッドからスペーサ材料を含む液状体を液滴にして吐出して形成したことを
    特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  2. 請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法において、
    前記液滴吐出ヘッドから吐出する1回の液滴の吐出量を変更することによって、高さの
    異なる複数のスペーサを形成することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  3. 請求項1に記載の液晶表示パネルの製造方法において、
    前記液滴吐出ヘッドから吐出する液滴の吐出回数を変更することによって、高さの異な
    る複数のスペーサを形成することを特徴とする液晶表示パネルの製造方法。
  4. 請求項1〜3にいずれか1に記載の液晶表示パネルの製造方法において、
    前記高さの異なる複数のスペーサは、カラーフィルタ層が形成された基板であって、カ
    ラーフィルタ層の遮光層に対応する位置に形成されることを特徴とする液晶表示パネルの
    製造方法。
  5. 請求項1〜4にいずれか1に記載の液晶表示パネルの製造方法において、
    前記高さの異なる複数のスペーサは、等間隔に交互に配置形成されることを特徴とする
    液晶表示パネルの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2186796A1 (en) 2008-11-07 2010-05-19 Sumitomo Chemical Company, Limited Process for producing methionine
US9335589B2 (en) 2014-01-10 2016-05-10 Samsung Display Co., Ltd. Display apparatus and method of manufacturing the same

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