JP2008286278A - ホースの補強構造及びその製造方法 - Google Patents

ホースの補強構造及びその製造方法 Download PDF

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浩司 佐藤
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Abstract

【課題】内面層の端末部における補強コードの切断、及びバラケ止め処理が不要となり、施工マシンの簡易化、及び施工時間の短縮化を図り、生産性の向上を図ることが出来るホースの補強構造及びその製造方法を提供する。
【解決手段】補強層3を構成する繊維コードまたはワイヤーコード等の補強コード2をゴムまたは樹脂材料から成る内面層1上に螺旋状に巻付けたスパイラル構造(螺旋構造)のホースにおいて、複数層の補強層3を内面層1上に巻付けて施工する際、積層毎に巻付け方向(右上がり:正転方向、左上がり:逆転方向)を異ならせて構成する。具体的には、マンドレル上に形成された内面層1(ワーク)上に、内面層1を一定方向(例えば、正転方向)に回転させながら補強コード2の補強材供給装置(ボビン)をガイド装置を介して平行に往復移動させながら補強層3毎の巻付け方向を異ならせて各補強層3を同時に仕上げるようにしたものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、ホースの補強構造及びその製造方法に係わり、更に詳しくは複数層の補強層の巻付け方向を補強層毎に異ならせることで、補強層の巻付け精度の向上、施工時間の短縮、生産性の向上を図ることが出来るホースの補強構造及びその製造方法に関するものである。
従来、ホースの補強構造とし、内面層上に繊維コードまたはワイヤーコード等の補強コードを編み上げたブレード構造(編組構造)、補強コードを内面層上に螺旋状に巻付けるスパイラル構造(螺旋構造)が知られている。
前記スパイラル補強層の製造方法としては、例えば、マンドレル上に成形された内面層(ゴムまたは樹脂材料から成るチューブ層)から成るワーク上を、補強コードを巻付けた補強材供給装置(ボビン)が旋回し、前記ワークを平行移動させることにより内面層の表面に補強コードを螺旋状に巻付けるスパイラルマシンによる巻付け方法、内面層が成形されたマンドレルから成るワークを回転させて、補強材供給装置(ボビン)を平行移動させることにより内面層に補強コードを巻付けて補強層を形成する方法等である(例えば、特許文献1参照)。
然しながら、後者の補強層を形成する方法で、特に補強コードとしてワイヤーを使用した補強層は、1ピッチ分のワイヤーを一度に施工すると、ワークに過度の負荷(巻付け力)が作用するため、ワイヤーの束を分割して数回に分けて施工し、1層毎に仕上げる必要がある。
しかし、このような施工方法は、ワークの回転が一方向の場合、ワークの端末部でワイヤーを切断し、更にバラケ止め等の作業をする必要があり、また補強材供給装置(ボビン)を開始点(巻付け開始点)まで戻す必要があった。
また、ワークの端末部でワイヤーを引っ掛けて、更にワークの回転方向を切り替える((正転から逆転、または逆転から正転)ことで、ワイヤーを同一方向に施工する場合でもワークの回転切り替えを要するタイムラグや、機器に負荷がかかり、更にバラケ止めにワイヤーを引っ掛けるための工夫が必要となり、生産性阻害の要因となっていた。
特開2005−271558号公報
この発明はかかる従来の問題点に着目し、内面層の端末部における補強コードの切断、及びバラケ止め処理が不要となり、施工マシンの簡易化、及び施工時間の短縮化を図り、生産性の向上を図ることが出来るホースの補強構造及びその製造方法を提供することを目的とするものである。
この発明は上記目的を達成するため、この発明のホースの補強構造は、補強層を、積層毎に巻付け方向を異ならせて構成したことを要旨とするものである。
ここで、前記補強コードが、繊維コードまたはワイヤーコードであり、前記補強コードに、未加硫ゴム等の接着材料を被覆することも可能である。
また、この発明のホースの製造方法は、補強層の施工時に、マンドレル上に形成された内面層の回転方向、及び回転速度を一定状態にして、補強材供給装置を往復移動させながら補強層毎の巻付け方向を異ならせて各補強層を同時に仕上げることを要旨とするものである。
ここで、前記補強層を構成する補強コードを予め表面処理して、補強層の形成時に補強層同士が密着するようにしたものである。
このように、この発明では複数層の補強層の巻付け方向を補強層毎に異ならせることで、補強層の巻付け精度の向上、施工時間の短縮、生産性の向上を図ることが出来る。
この発明は、上記のように構成したので、内面層の端末部における補強コードの切断、及びバラケ止め処理が不要となり、施工マシンの簡易化、及び施工時間の短縮化を図り、生産性の向上を図ることが出来る効果がある。
以下、添付図面に基づき、この発明の実施形態を説明する。
図1は、この発明を実施したホースの補強構造の正面図を示し、1はゴムまたは樹脂材料から成る内面層(チューブ層)、2は補強層3を構成する繊維コードまたはワイヤーコード等の補強コードを示し、この実施形態では、補強コード2を内面層1上に螺旋状に巻付けたスパイラル構造(螺旋構造)を示している。
この実施形態では、複数層の補強層3を内面層1上に巻付けて施工する際、積層毎に巻付け方向(右上がり:正転方向、左上がり:逆転方向)を異ならせて構成する。具体的には、図2〜図4に示すように、マンドレル4上に形成された内面層1(ワーク)上に、内面層1を一定方向(例えば、正転方向)に回転させながら補強コード2の補強材供給装置5(ボビン)を図示しないガイド装置を介して平行に往復移動させながら補強層3毎の巻付け方向を異ならせて各補強層3を同時に仕上げるようにしたものである。
即ち、補強材供給装置5(ボビン)を図示しないガイド装置を介して平行に往復移動させながら補強コード2を連続的に巻付けていき、内面層1(ワーク)の端末部1aの補強コード2は切断することなく折り返して逆転方向となるので、補強コード2を切断することなく、またバラケルこともない。
また、編組密度が大きいものについては、補強層3間に接着機能がないため、編組密度が50〜100%の場合には、補強コード2に未加硫ゴム等の接着材料6を被覆したものを使用することが好ましい。これにより、補強層3の形成時に補強層3同士が密着し、補強コード2がバラケルこともない。
以上のように、この発明の実施形態では、複数層3の補強コード2の巻付け方向を補強層3毎に異ならせることで、補強層3の巻付け精度の向上、施工時間の短縮、生産性の向上を図ることが出来、内面層1の端末部における補強コード2の切断、及びバラケ止め処理が不要となり、施工マシンの簡易化、及び施工時間の短縮化を図ることが出来る。
この発明を実施したホースの補強構造の正面図である。 内面層上に補強コードを巻付ける工程の説明図である。 内面層上に補強コードを巻付ける工程の説明図である。 内面層上に補強コードを巻付ける工程の説明図である。
符号の説明
1 内面層(チューブ層)
1a 端末部
2 補強コード
3 補強層
4 マンドレル
5 補強材供給装置
6 接着材料

Claims (6)

  1. 内面層と外面層との間に、補強コードを巻付けて複数の補強層を構成して成るホースの補強構造において、
    前記補強層を、積層毎に巻付け方向を異ならせて構成したホースの補強構造。
  2. 前記補強コードが、繊維コードまたはワイヤーコードである請求項1に記載のホースの補強構造。
  3. 前記補強コードに、接着材料を被覆した請求項1または2に記載のホースの補強構造。
  4. 前記補強コードに被覆する接着材料が、未加硫ゴムである請求項3に記載のホースの補強構造。
  5. マンドレル上に形成された内面層上に、内面層を一定方向に回転させながら補強材供給装置を平行に往復移動させて補強コードを順次巻付けながら複数の補強層を形成し、最外層の補強層上に外面層を被覆して構成するホースの製造方法において、
    前記補強層の施工時に、マンドレル上に形成された内面層の回転方向、及び回転速度を一定状態にして、補強材供給装置を往復移動させながら補強層毎の巻付け方向を異ならせて各補強層を同時に仕上げることを特徴とするホースの製造方法。
  6. 前記補強層を構成する補強コードを予め表面処理して、補強層の形成時に補強層同士が密着するようにした請求項5に記載のホースの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101206334B1 (ko) 2011-08-26 2012-11-29 손정남 와이어코드지 신축이음관 제조방법
JP2015208986A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 三ツ星ベルト株式会社 伝動ベルト製造装置および伝動ベルトの製造方法

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