JP2008285897A - 塔状構造物の制振方法および装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制振しようとする塔状部材の上端部に制振装置を取り付ける塔状部材の制振方法であって、前記制振装置は、取り付け個所を支点とする、力学的に単振り子に置換することが可能な部材で、例えば、底部が開放されている傘状部材で、その頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記傘状部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有し、前記塔状部材に回転可能に取り付けられている。
【選択図】図1
Description
すため不経済となるとともに、外力の卓越振動数に応じて、対象物の固有振動数を変更していくのは実用的でない。
1.制振しようとする塔状部材の上端部に制振装置を取り付ける塔状部材の制振方法であって、前記制振装置は、取り付け個所を支点とする、力学的に単振り子に置換することが可能な部材で、前記取り付け個所において前記塔状部材の材軸中心が回転中心となるように、前記塔状部材に回転可能に取り付けられていることを特徴とする塔状部材の制振方法。
2.前記制振装置は、底部が開放されている傘状部材で、その頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記傘状部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする1記載の塔状部材の制振方法。
3.前記制振装置は、円錐台状の骨組み構造であって、下端部には複数の錘が点対称となるように取り付けられ、その頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする1記載の塔状部材の制振方法。
4.更に、前記制振装置と前記塔状部材は、前記制振装置の下端部において、前記塔状部材が挿通して、その材軸中心まわりに回転可能な環状回転部材と、前記制振装置の下端部に点対称となるように取り付けた複数の錘が弾性体を介して結合されていることを特徴とする3記載の塔状部材の制振方法。
5.傘状部材からなる制振装置で、前記制振装置は底部が開放され、頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記傘状部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする制振装置。
6.円錐台状の骨組み構造部材からなる制振装置で、前記制振装置は底部が開放され、下端部には複数の錘が点対称となるように取り付けられ、頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記円錐台状の骨組み構造部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする制振装置。
7.更に、前記制振装置は開放された底部の中心部に、点対称となるように取り付けた複数の錘と弾性体を介して結合された環状回転部材を有し、前記環状回転部材は制振しようとする塔状部材が挿通して、その材軸中心まわりに回転可能であることを特徴とする6記載の制振装置。
8.環状の回転機構に、更に減衰機構を付加したことを特徴とする2乃至4のいずれか一つに記載の制振方法。
9.環状の回転機構に、更に減衰機構を付加したことを特徴とする5乃至7のいずれか一つに記載の制振装置。
6は上部環状部材、7は下部環状部材、61は上部環状部材6の一部を成す球面部、71は下部環状部材7の一部を成す球面部、8は上部環状部材6と下部環状部材7を締結する締結部材、81はナット、82は締結用ボルトを示し、図4と同符号のものは同じものを指すものとする。
1a 開口部
1b 底部
2 回転機構
3 塔状部材(被制振材)
4 バネ
5 ベアリング
6 上部環状部材
7 下部環状部材
8 締結部材
10 重心位置
11 錘
12、14 環状部材
13 棒状部材
20 支点
31 球状部
61 球面部
71 球面部
81 ナット
82 締結用ボルト
Claims (9)
- 制振しようとする塔状部材の上端部に制振装置を取り付ける塔状部材の制振方法であって、前記制振装置は、取り付け個所を支点とする、力学的に単振り子に置換することが可能な部材で、前記取り付け個所において前記塔状部材の材軸中心が回転中心となるように、前記塔状部材に回転可能に取り付けられていることを特徴とする塔状部材の制振方法。
- 前記制振装置は、底部が開放されている傘状部材で、その頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記傘状部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする請求項1記載の塔状部材の制振方法。
- 前記制振装置は、円錐台状の骨組み構造であって、下端部には複数の錘が点対称となるように取り付けられ、その頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする請求項1記載の塔状部材の制振方法。
- 更に、前記制振装置と前記塔状部材は、前記制振装置の下端部において、前記塔状部材が挿通して、その材軸中心まわりに回転可能な環状回転部材と、前記制振装置の下端部に点対称となるように取り付けた複数の錘が弾性体を介して結合されていることを特徴とする請求項3記載の塔状部材の制振方法。
- 傘状部材からなる制振装置で、前記制振装置は底部が開放され、頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記傘状部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする制振装置。
- 円錐台状の骨組み構造部材からなる制振装置で、前記制振装置は底部が開放され、下端部には複数の錘が点対称となるように取り付けられ、頂部には、制振しようとする塔状部材が挿通する開口部と、前記開口部の外周部に取り付けられ、前記円錐台状の骨組み構造部材を前記塔状部材の材軸中心まわりに回転可能とし、且つ、前記頂部を支点とする力学的な単振り子運動を可能とする環状の回転機構を有していることを特徴とする制振装置。
- 更に、前記制振装置は開放された底部の中心部に、点対称となるように取り付けた複数の錘と弾性体を介して結合された環状回転部材を有し、前記環状回転部材は制振しようとする塔状部材が挿通して、その材軸中心まわりに回転可能であることを特徴とする請求項6記載の制振装置。
- 環状の回転機構に、更に減衰機構を付加したことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一つに記載の制振方法。
- 環状の回転機構に、更に減衰機構を付加したことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一つに記載の制振装置。
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