JP2008284319A - 排泄物受け具及び自動排泄物処理装置 - Google Patents
排泄物受け具及び自動排泄物処理装置 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】就寝姿勢が違和感なくとれるとともに排泄が楽に行え、床ずれが軽減され、かつ、排泄物等の漏れ出しがない排泄物受け具、さらに、その排泄物受け具を用いた快適に使用できる自動排泄物処理装置を提供する。
【解決手段】人体の排泄機能部を覆うように装着使用され、内部に流体が注入されて膨らむことで、装着される人体に密接するとともに人体の排泄機能部が臨む位置に排泄用空間13を密閉状態に形成する排泄物受け具1と、その排泄物受け具1と排泄物受け具1内部に膨らまし用流体を供給する流体供給手段7、Paとを備える自動排泄物処理装置。
【選択図】図2
【解決手段】人体の排泄機能部を覆うように装着使用され、内部に流体が注入されて膨らむことで、装着される人体に密接するとともに人体の排泄機能部が臨む位置に排泄用空間13を密閉状態に形成する排泄物受け具1と、その排泄物受け具1と排泄物受け具1内部に膨らまし用流体を供給する流体供給手段7、Paとを備える自動排泄物処理装置。
【選択図】図2
Description
この発明は、寝たきりの要介護者等に用いる排泄物受け具及び自動排泄物処理装置に関する。
自立できず寝たきりとなった要介護者の場合、介護に際しその排泄物の処理に非常に労力を要する。そこで、最近においては排泄物の処理が自動的になされる装置が提供されている。この装置は排泄物を受け具で受け、それを外部に排出処理するとともに、人体の排泄機能部を洗浄するものであり、受け具は常時人体の排泄機能部に装着された状態で用いられる。
しかしながら、現状の装置における排泄物の受け具はプラスチック等の固形の成形品よりなるので、常時人体の排泄機能部に装着された状態で用いられると、それが邪魔となって自然な就寝姿勢がとりにくいとともに、寝返り等も行いにくく、その結果、要介護者は十分な睡眠、休養が取れないという問題が生じた。また、寝たきりの要介護者の場合、常に腰部や臀部における床ずれの問題があるが、臀部の固形の受け具が当たっている部所にさらに床ずれが発生しやすくなる問題もあった。くわえて、受け具はその形態が一定であるので装着時人体との間に隙間が生じやすく、洗浄水、排泄物がもれ出るというも問題もあった。
特開2002−58692
この発明は、就寝姿勢が違和感なくとれるとともに床ずれの発生がなく、さらに、洗浄水、排泄物の漏れ出しがない排泄物受け具を提供する。さらに、その排泄物受け具を用いた快適に使用できる自動排泄物処理装置を提供する。
請求項1の発明では、人体の排泄機能部を覆うように装着使用され、内部に流体が注入されて膨らむことで、装着される人体に密接するとともに人体の排泄機能部が臨む位置に排泄用空間を密閉状態に形成することを特徴とする排泄物受け具を提供する。請求項2の発明では、人体からの排泄物の処理を自動的に行う自動排泄物処理装置であり、請求項1記載の排泄物受け具と、前記排泄物受け具内部に膨らまし用流体を供給する流体供給手段とを備えることを特徴とする自動排泄物処理装置を提供する。
請求項1の発明によれば、非排泄時において装着される状態では、排泄物受け具はほぼ立体的に存在しないので要介護者の就寝姿勢を邪魔することがなく、寝返り等も容易に行える。かつ、膨らんだ際には腰部、臀部が排泄物受け具に弾力的に支持されるので、力の入らない楽な状態での排泄が可能となり、排泄時毎に臀部が変位されることで通常の床ずれも減少される。また、排泄時においては、排泄物受け具が膨らむことで胴部、臀部、太腿上部に連続して密着し排泄物の受け部が密閉形成されることで、排泄物や洗浄湯水の外部への漏れ出しが阻止される。
排泄物受け具は請求項2の自動排泄物処理装置に組み込まれることなく単独で使用されてもよい。排泄物受け具を膨らます流体としては、気体、液体適宜のものを使用できる。請求項2の発明によれば、就寝姿勢、排泄姿勢が楽にとれるとともに床ずれが軽減され、排泄物等の漏れ出しのない自動排泄物処理装置が得られる。
この発明によれば、就寝姿勢が違和感なくとれるとともに排泄が楽に行え、床ずれが軽減され、かつ、排泄物等の漏れ出しがない排泄物受け具が得られるとともに、さらに、その排泄物受け具を用いた快適に使用できる自動排泄物処理装置が得られる。
図1はこの発明の排泄物受け具の実施形態の非使用時における状態を示す斜視図、図2は同使用時における状態を示す斜視図、図3、図4は同使用時における異なる方向における断面図である。
排泄物受け具1は、全体がプラスチックス製で通常は扁平であってオムツカバーの形態を呈する。排泄物受け具1は、中央部3の先端部分4を残すほぼ全体の部分の内部に一体に連続する空気充填用スペース5を備え、7はその空気充填用スペース5内への空気導入用パイプである。先端部分4、両端部分9、9のそれぞれには固定用面バンド10のそれぞれが取り付けられている。
そして、ベッド上等に扁平状態の排泄物受け具1が敷設され、その中央部3の基部15上に要介護者の胴部から臀部が載せられ、股間位置で中央部3が上方に折り返えされ、その先端部分4上に両端部分9、9それぞれが順次重ねられて固定用面バンド10それぞれにより固定され排泄物受け具1は人体に装着される。
この装着された状態において空気充填用スペース5内の全体に空気が流入されることで、図2に示すように、排泄物受け具1は全体が所定の形状に膨らみ人体の胴部、臀部、太もも上部に連続一体に密着する。この状態においては、人体の排泄機能部に臨む部分に排泄用空間13が形成され、この排泄用空間13はその連続する周囲部分Aが膨らんで人体に密着することで密閉された状態に設けられる。その際、要介護者が上向きである場合その腰部及び臀部は若干押し上げられ、かつ、弾力的に支持されて排泄が容易にできる姿勢となる。さらに、両側部分Bそれぞれが若干の角を持つように膨らむことで、要介護者が横向きである場合にもその姿勢が安定支持される状態において排泄がなされるようになっている。
上記受け部13の前側下部にはアダプター20が装着され、このアダプター20部分に排出用パイプ22と洗浄用パイプ24と乾燥用パイプ26とがそれぞれ接続されている。28は臭気センサである。
図5は上記排泄物受け具1を使用する自動物自動処理装置40の構成図である。空気導入用パイプ7、排出用パイプ22、洗浄用パイプ24のそれぞれにはポンプPa、Pb、Pcのそれぞれが接続されている。ポンプPaと空気導入用パイプ7とにより流体供給手段が構成される。空気導入用パイプ7の途中部には切り替えバルブ42が設けられ、切り替えバルブ42が切り替えられることでポンプPaは乾燥用パイプ26にも切り替え接続されるようになっており、このような構成によりポンプの使用個数を減らして装置の小型化及びコストダウンを図っている。44は乾燥空気加熱用のヒータである。排出用パイプ22、洗浄用パイプ24の端部には、排泄物タンクTa、洗浄水タンクTbのそれぞれが配置されている。30は制御部であり、予め設定プログラムに基づいて自動排泄物処理装置40の動作制御を行う。
以下、図6を参照して自動排泄物処理装置40の動作説明を行う。非排泄時には排泄物受け具1は扁平な状態においてオムツカバーと同様に要介護者に装着されており、この状態において排泄物受け具1はほぼ立体的に存在しないので要介護者の就寝姿勢を邪魔することがなく、寝返り等も容易に可能とする。操作入力もしくはタイマー動作による作動開始指令があると、ポンプPaが所定時間作動され、これにより空気導入用パイプ7を介して空気充填用スペース5内の全体に空気が導入されることで排泄用空間13が所定位置に密閉状態に形成される(S1〜S3)。
そして、排泄が始まりその臭気が臭気センサ28で検知されると、ポンプPb、Pcがともに作動され、洗浄水タンクTbからの洗浄湯水が洗浄用パイプ24端から要介護者の排泄機能部に放出されて洗浄がなされ、これに伴い排泄用空間13の下部にたまる排泄物と洗浄湯水とが排出用パイプ22を通して排出され排泄物タンクTaに送られる(S4〜S6)。この際、排泄物受け具1は排泄用空間13が密閉されていることで排泄物や洗浄湯水の外部への漏れ出しが確実に阻止される。
排泄が終わり臭気センサ28での検知がなくなると、ポンプPb、Pcはともに作動停止されるとともに(S7〜S9)、切り替えバルブ42とヒータ44とポンプPaとに作動信号が与えられ、これによりヒータ44により加熱された乾燥風が乾燥用パイプ26を通して排泄用空間13内に送り込まれ、排泄用空間13内と排泄機能部を含む人体の乾燥処理がなされる(S10〜S12)。所定時間経過後切り替えバルブ42が切り替えられるとともにヒータ44が停止され、さらにポンプPaが反転作動されることで空気充填用スペース5内の空気が外部に排出され、これにより排泄物受け具1はもとの扁平な状態に戻る(S14〜S16)。一方、上記のようにして、排泄がなされる毎に排泄物受け具1が膨らみ要介護者の腰部、臀部が変位されることで、床ずれも軽減される。
図7は床ずれをさらに積極的に軽減、防止する構成の排泄物受け具1の実施形態を示す。このものでは仕切部50により仕切られた2個の空気充填用スペース5a、5bが備えられた構成とされている。
図8はその排泄物受け具1を使用する自動排泄物処理装置40の動作説明図であり、自動排泄物処理装置40では排泄物処理動作と別途に床ずれ防止動作とを行う。すなわち、排泄処理動作の指示があった場合には上記実施形態における排泄物処理動作を行い、床ずれ防止動作の指示があった場合には、図9に示すように一方の空気充填用スペース5aにのみ空気を充填し所定時間後に排出する。これにより、要介護者の腰部、臀部は一定時間傾き状態で弾力的に指示された状態となり、同様の姿勢が継続されることで発生する床ずれが軽減、防止される。床ずれ防止動作は、空気充填スペース5a、5bが単独で、また、両方同時に膨らまされることが所定時間ごとに順次繰り返されて行われることで有効な床ずれ防止機能が発揮される。なお、自動排泄物処理装置40は、ポンプPaから排泄用空間13への空気導入用パイプ7途中に、空気充填用スペース5a、5bそれぞれに選択的に空気を送り込み、また、両方の空気充填用スペース5a、5bに同時に空気を送り込むための切り替えバルブを配置する。
1 排泄物受け具
15 排泄用空間
7 空気導入用パイプ(流体供給手段)
40 自動排泄物処理装置
Pa ポンプ(流体供給手段)
15 排泄用空間
7 空気導入用パイプ(流体供給手段)
40 自動排泄物処理装置
Pa ポンプ(流体供給手段)
Claims (2)
- 人体の排泄機能部を覆うように装着使用され、
内部に流体が注入されて膨らむことで、装着される人体に密接するとともに人体の排泄機能部が臨む位置に排泄用空間を密閉状態に形成する、
ことを特徴とする排泄物受け具。 - 人体からの排泄物の処理を自動的に行う自動排泄物処理装置であり、
請求項1記載の排泄物受け具と、
前記排泄物受け具内部に膨らまし用流体を供給する流体供給手段と、
を備えることを特徴とする自動排泄物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007155756A JP2008284319A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 排泄物受け具及び自動排泄物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007155756A JP2008284319A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 排泄物受け具及び自動排泄物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008284319A true JP2008284319A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40144599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007155756A Pending JP2008284319A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 排泄物受け具及び自動排泄物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008284319A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017153950A (ja) * | 2017-02-14 | 2017-09-07 | 株式会社リバティソリューション | 介護用排泄物処理装置における排泄物受け具 |
JP2017525544A (ja) * | 2014-09-01 | 2017-09-07 | 京東方科技集團股▲ふん▼有限公司Boe Technology Group Co.,Ltd. | 排泄物洗浄器カップ構造及び排泄物洗浄器 |
-
2007
- 2007-05-15 JP JP2007155756A patent/JP2008284319A/ja active Pending
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JP2017153950A (ja) * | 2017-02-14 | 2017-09-07 | 株式会社リバティソリューション | 介護用排泄物処理装置における排泄物受け具 |
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