JP2008284239A - ショーケース - Google Patents

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Abstract

【課題】照明装置の光が透明板に反射して外部へ漏れるのを抑制すると共に、収納室内の明るさを維持し得るショーケースを提供する。
【解決手段】前面開口部56に内ガラス18aおよび外ガラス18bからなるフロントガラス18が嵌め込まれた断熱箱体16に、物品を収納する収納室12が画成される。LED照明装置120は、内ガラス18aおよび外ガラス18b間に画成された空間Sにホルダ122を介して配設される。内ガラス18aにおける直接漏出光Bの経路には、該直接漏出光Bを散乱させる一方、所定の光透過性を備えた磨りガラス状部64が設けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、飲食店等のカウンタに設置されて、収納した物品を展示しつつ保存するショーケースに関するものである。
食品や飲料品等の物品を冷蔵保存する冷蔵ショーケースとしては、例えば寿司屋等のカウンタに設置され、収納した寿司ネタ等の生鮮食材を展示しながら冷蔵保存するネタケースと呼ばれるものがある(特許文献1参照)。例えば図7に示すように、冷蔵ショーケース10は、外装と内装との間にウレタンフォーム等の断熱材32,32を充填して断熱構造とされた断熱箱体16の内部に収納室12が画成され、該断熱箱体16の前側に形成した前面開口部56にフロントガラス18が嵌め込まれて、収納室12の内部が前面から見えるようになっている。前記断熱箱体16における収納室12の上側に形成される上部断熱層26の下面には、冷却プレート30が配設されている。また上部断熱層26の内部には、図示しない冷却装置に接続する上部エバポレータ34が冷却プレート30に接触するよう配設され、上部エバポレータ34に循環供給される冷媒によって冷却プレート30を冷却して、収納室12を間接的に冷却するよう構成される。
収納室12の上方には、照明装置としての蛍光灯36が、冷却プレート30に固定された照明支持具38を介して取付けられている。この蛍光灯36は、透明な樹脂製カバー40によって保護されて、洗浄時の水掛かりによる漏電や錆による劣化の防止を図ると共に、収納室12に対して出し入れするネタ容器等が蛍光灯36に直に接触するのを防いで、該蛍光灯36が破損しないようにしている。また、この蛍光灯36は、照明支持具38によって冷却プレート30の下面から所要間隔離間した位置で支持されており、該冷却プレート30の熱交換面積が確保されている。
特開平8−327209号公報
このように、従来の冷蔵ショーケース10は、収納室12を照らす照明装置として蛍光灯36が採用されているが、この蛍光灯36はプレート30から内方へ突出状態で取付けられている。従って、蛍光灯36が突出する分だけ収納室12の容積が狭くなり、収納室12のスペースを有効利用できない難点があった。しかも、蛍光灯36は使用時に熱が発生するため、収納室12内の冷却効率が低下し、ランニングコストが嵩む原因となっていた。
そこで本願発明者は、上記問題に鑑み、LED素子等の照明装置をフロントガラス内部の空間に収容することを発案し、特願2006−119692号(以下、先行出願という)に係る発明「ショーケース」として特許出願した。先行出願に係るショーケース21では、図8に示すように、照明装置としてのLED照明装置42を所要のホルダ44を介してフロントガラス18の空間S内に設置することで、前記蛍光灯36の使用に伴なう従来の問題を好適に解決するものである。
更に、先行出願では、前記ホルダ44の前方側に突出部46を形成し、この突出部46の下面に光を遮蔽する遮蔽部材50を設けるようになっている。すなわち、LED照明装置42から照射された光であって、フロントガラス18の内側のガラス(内ガラス18a)で反射した光(反射光Aとする)を遮蔽部材50により遮蔽して、反射光Aが外部に漏出するのを防止するようになっている。しかるに、先行出願に係る構造では、遮蔽部材50による遮蔽効果によって、収納室12内の照度が若干低下してしまう難点があった。しかも、フロントガラス18の形状や、LED照明装置42の照射角度等によっては、内ガラス18aを通過した光が、フロントガラス18を介して直接外部へ漏れてしまうこともある(図8の矢印B参照)。すると、外部へ漏れた光がショーケース21の設置面で反射して、該ショーケース21の前方に位置する客が眩しく感じる場合があった。
すなわち本願発明は、上記問題を好適に解決するべく提案されたものであって、照明装置の光が外部に漏れるのを抑制し得ると共に、収納室内が暗くなることもないショーケースを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に係るショーケースは、
前面開口部に透明板が嵌め込まれた箱体に、物品を収納する収納室が内部画成されると共に、透明板の外側に収納室を照らす照明装置が設けられたショーケースにおいて、
前記透明板における照明装置の近傍であって、該照明装置から照射されて透明板を通過する光が直接外部へ漏れる経路に臨む部位に、該光を散乱させると共に光透過性を備えた磨りガラス状部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、所要の光透過性および散乱効果を備えた磨りガラス状部を、透明板における外部に直接的に漏出する光の経路に臨む部位に設けたので、磨りガラス状部を通過する際に光が弱められ、外部へ漏れる光の量を僅かにし得る。また、磨りガラス状部に到来した光の一部は散乱されるので、散乱された光によって収納室を明るく照らし得る。
請求項2に係るショーケースでは、磨りガラス状部は、前記透明板における収納室側の面に設けられていることを要旨とする。
請求項2の発明によれば、磨りガラス状部を透明板の収納室側の面に設けたので、磨りガラス状部が前側に位置し、収納室内をより明るくし得る。
請求項3に係るショーケースでは、透明板の外側に所定間隔離間して別の透明板を対向配置することで、両透明板間に空間を画成した透明部材が前記前面開口部に嵌め込まれ、前記収納室側に開放するホルダに収納した前記照明装置を空間に収納保持すると共に、前記ホルダに、該ホルダの前端部から前方に向けて延在し、内側の透明板に当接して磨りガラス状部を外方から覆う遮蔽部を配設した。
請求項3の発明によれば、内側の透明板で反射した光を遮蔽部により完全に遮蔽するので、光が外部へ漏出するのを防止し得る。
請求項4に係るショーケースでは、前記遮蔽部は、弾性変形可能な軟質材から構成されると共に、前記ホルダの前端部における収納室側の端面から収納室側へ向けて傾斜するよう設けられ、該ホルダを前記空間に取付けた際に、遮蔽部が弾性変形して前記内側の透明板に密着するよう構成した。
請求項4の発明によれば、遮蔽部が弾性変形して透明板に密着するので、遮蔽部と透明板との間に隙間が生じず、該隙間から光が漏れることはない。
本発明に係るショーケースによれば、照明装置の光が外部へ漏れるのを抑制すると共に、収納室内が暗くなることもない。
次に、本発明に係るショーケースにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、従来技術で説明した既出の部材については、同じ符号を付す。また実施例では、ショーケースとして、収納室が低温に温度調節される冷蔵ショーケースの場合で説明する。
図1に示すように、実施例に係る冷蔵ショーケース100において、生鮮食材や飲料等の物品を冷蔵保存する収納室12は、断熱構造の断熱箱体16に内部画成されている。カウンタ等に冷蔵ショーケース100を載置した際に客先に臨む断熱箱体16の前面側に前面開口部56が開設され、該開口部56に透明なフロントガラス(透明部材)18が嵌め込まれて、収納室12に収納した物品を前方外部から視認し得るようになっている。これに対し、断熱箱体16の後面側には、物品出入口20が開設されると共に、上下をレール58,58で保持された一対のスライド扉22,22が左右方向にスライド自在に配設され、該物品出入口20を開閉可能に構成してある。
前記断熱箱体16における収納室12の下側に形成される下部断熱層43の上面には、収納室12の底面を画成する底板24が配設されている。また下部断熱層43には、冷却装置に接触した下部エバポレータ45が底板24と接触するよう蛇行状に配設され、該底板24を冷却することで間接的に収納室12を冷却するようになっている。一方、断熱箱体16の上部に形成された上部断熱層26は、該断熱箱体16のトップカバー16aに支持された上方ホルダ28と、収納室12の上面を形成する冷却プレート30とによって画成された空間に断熱材32が充填されて構成される。また、上部断熱層26には冷却装置に接続した上部エバポレータ34が、冷却プレート30に接触するよう蛇行配置されている。
収納室12を冷却する冷却装置は、断熱箱体16と隣接して一体的に配設された図示しないキャビネットに内部画成した機械室に配設され、圧縮機、凝縮器、ファンモータおよび膨張弁等(何れも図示せず)から構成される。冷却装置は、圧縮機で圧縮された気化冷媒が、下流に位置する凝縮器でファンモータにより冷却されて凝縮液化し、膨張弁で減圧された液化冷媒が、上部エバポレータ34および下部エバポレータ45で低温の気化冷媒となることで収納室12を冷却し、再び圧縮機に帰還するサイクルを構成している。
前記フロントガラス18は、内ガラス(透明板)18aおよび外ガラス(別の透明板)18bを内外に所定間隔離間するよう対向配置した、所謂ペアガラスで構成される。図1に示すように、フロントガラス18は、後方から前方に向けて緩やかに下方傾斜した後に下方へ湾曲し、急角度で下方傾斜した形状をなしている。なお、説明の便宜上、フロントガラス18の湾曲した部位を湾曲部66とし、該湾曲部66の上側をトップ部68、下側をフロント部70と呼ぶ場合がある。前記内ガラス18aおよび外ガラス18bの間には、複数のスペーサ110(図1では、上下2つのスペーサ110,110を図示)によって所要の空間Sが画成されている。各スペーサ110は、両ガラス18a,18b間における端縁部の全周に亘って設けられ、両ガラス18a,18b間の離間間隔を確保すると共に、空間S内の雰囲気を収納室12に対して密閉するようになっている。なお、フロントガラス18の端縁部の全周は、シリコン等によるコーキングによってシールされており、両ガラス18a,18b間の空間Sは密閉状態に保持される。
図2に示すように、前記空間Sの内部であって前記フロントガラス18のトップ部68の上縁には、LED素子124を備えたLED照明装置120が所要のホルダ122を介して配設されている。前記ホルダ122は、断面チャンネル状の本体部132と、該本体部132に一体的に形成されて前記スペーサ110と係合する係合部134とから構成される。そして、前記係合部134がスペーサ110を抱き込むように係合した状態で、ホルダ122が前記空間S内に配設されるようになっている。前記本体部132は、収納室12側に向けて開放する開口部132aを有すると共に、その内部にLED照明装置120を収容可能なスペースが確保されている。
冷蔵ショーケース100の前方に臨む前記本体部132は、非透明または半透明な合成樹脂等から形成されており、LED照明装置120の光が冷蔵ショーケース100の前方および上方側へ直接照射されないようになっている。更に、本体部132を非透明または半透明とすることで、LED照明装置120の基板126(後述)等が外部から見えてしまうのを防止している。前記係合部134は、本体部132における外側に位置する外ガラス18bと当接する部位の縁部から後側に位置するスペーサ110側へ向けて延出しており、該係合部134はスペーサ110に係合するよう構成される。すなわち、アルミ等の金属からなり剛性を備えたスペーサ110に係合部134が係合することで、ホルダ122を長尺とした場合においても反りが生じ難くなり、ホルダ122をスペーサ110に沿って直線的に固定することが可能となる。また、この係合部134における上方側の面は前記外ガラス18bの内面(空間S側の面)に当接するようになっており、係合部134は両面テープ114等によって外ガラス18bに接着される。すなわち、ホルダ122の上下幅l(図3参照)は、内ガラス18aおよび外ガラス18bの離間間隔と一致するよう設定される。なお、スペーサ110も、内ガラス18aの内面(空間S側に臨む面であって、収納室12に対しての外面)を両面テープ114によって接着することで固定されている。
前記ホルダ122における係合部134の反対側に臨む前側には、弾性可能に構成された遮蔽部62が設けられている。この遮蔽部62は、内ガラス18aの空間S側において、前記本体部132の前端部122aから前方側へ所要長さで延出するよう形成されている。また、図3に示すように、この遮蔽部62は、ホルダ122の前端部122aにおける下端面から収納室12側へ向けて所定角度で傾斜している。すなわち、前記遮蔽部62の前端からホルダ122の上面までの上下幅Lは、両ガラス18a,18bの離間間隔よりも大きく設定されている。これにより、ホルダ122を空間S内に配設した際に、前記遮蔽部62が内ガラス18aに沿って弾性変形し、該内ガラス18aを所要の弾力で押圧した状態で密着するようになっている。また、遮蔽部62は、LED照明装置120の光を完全に遮蔽可能な材質、例えば合成樹脂等の軟質材から構成されている。すなわち、遮蔽部62は、LED照明装置120から照射された光であって、内ガラス18aで反射した光(以後、反射光Aという)を遮蔽して、外部に漏れるのを防止する機能を果たす。
前記内ガラス18aの空間S側の面であって、前記LED照明装置120の近傍に、凹凸状の表面加工が施された磨りガラス状部64が形成されている。この磨りガラス状部64は、LED照明装置120の光を散乱させる一方で光透過性も備えており、所定の割合で光の通過を許容する。また、磨りガラス状部64は、内ガラス18aにおいて、LED照明装置120から照射されて冷蔵ショーケース100の外部へ直接漏れる光の経路に臨む部位に設けられる。すなわち、図1に示す如く、LED照明装置120から照射された光のうち、前方へ鋭角に照射されたものは、内ガラス18aを通過してそのままフロントガラス18におけるフロント部70の下方から外部へ漏れることがある(以後、このような光を直接漏出光Bとする)。そこで、前記磨りガラス状部64は、内ガラス18aにおける空間S側の面であって、この直接漏出光Bが通過する領域をカバーするよう設けられている。なお、図1および図2の破線矢印Cに示すように、前記磨りガラス状部64を通過することなく収納室12へ向かう光Cは、フロントガラス18の下側から漏れることはない。換言すれば、磨りガラス状部64を設ける範囲を広くするに従い、収納室12へ直接照射される光が少なくなるので、このような外部へ漏れることのない光Cの経路上にまで磨りガラス状部64を設ける必要はない。
実施例においては、磨りガラス状部64の後縁部(図2の右側の縁部)がLED照明装置120の直下に位置している。一方、磨りガラス状部64の前縁部(図2では左側の縁部)は、前記遮蔽部62の開放端近傍まで到来している。すなわち、磨りガラス状部64の前側は、前記遮蔽部62によって外方から覆われた状態にある。このように、遮蔽部62の下方に磨りガラス状部64が延在することで、前記反射光Aを遮蔽部62で遮蔽する際に、該反射光Aの一部が磨りガラス状部64によって散乱させ、収納室12内の照らすよう図られている(図4参照)。
実施例において使用されるLED照明装置120は、複数かつ同色のLED素子124を基板126に1列の直線状に配設し、この基板126を直列に複数連ねて構成される。すなわち、図5に示すように、幅方向に所要長さで延在する基板126に、複数のLED素子124を1列に並べたものを1ユニットとし、このユニットを複数直列に連結させてLED照明装置120を構成している。また、各ユニットの連結は、各基板126の両端部に設けたコネクタ128,128を、中継線130を介して接続することで行なわれる。従って、収納室12の幅寸法に応じてユニットの連結数を変更することで、収納室12内を所望の明るさで照らすことが可能となる。例えば、収納室12の幅寸法を845mmとし、幅寸法が260mmの基板126に、0.08Wの白色LED素子124を12個設けたものを1ユニットとすると、このユニットを3つ連結すれば十分な明るさが確保される。なお、実施例においては、LED素子124を1色のみの場合を示したが、複数色のLED素子を設置することも可能である。
(実施例の作用)
次に、実施例に係る冷蔵ショーケース100の作用について説明する。LED照明装置120を前記空間S内に設置する場合、先ず始めに、ホルダ122内にLED照明装置120を収容して該照明装置120を固定する。次に、前記係合部134をスペーサ110に係合させて、ホルダ122をスペーサ110に沿って配設する。このとき、前記遮蔽部62が内ガラス18aに当接しつつ弾性変形し、該遮蔽部62の下面が内ガラス18aに密着する。また、内ガラス18aの空間S側の面に予め形成された磨りガラス状部64が、ホルダ122および遮蔽部62によって上方から覆われる。なお、遮蔽部62は、下面に塗布した接着剤等により内ガラス18aに固定される。また、前記係合部134の上方側の面と外ガラス18bの空間S側の面とは両面テープ114によって貼着され、LED照明装置120がホルダ122と共に空間S内に設けられる。そして、LED照明装置120が取付けられたフロントガラス18が、断熱箱体16の前面開口部56に嵌め込まれる。
図4に示すように、前記LED照明装置120を作動させると、該照明装置120から収納室12へ向けて光が照射される。この光のうち、前記磨りガラス状部64を通過しない光Cは、前記内ガラス18aを通過して収納室12を直接照らし、外部へ漏れることはない。また、光Cの一部は、内ガラス18aの収納室12側の面で反射して、反射光Aとして磨りガラス状部64で散乱される。このとき、反射光Aが磨りガラス状部64を通過しても、前記遮蔽部62によって遮蔽されるので、該反射光Aが外部へ漏れることはない。
一方、LED照明装置120から照射された直接漏出光Bは、磨りガラス状部64に到来し、その一部が散乱される。散乱された直接漏出光Bは、ホルダ122により遮蔽され、冷蔵ショーケース100の外部へ漏れることはない。また、直接漏出光Bの一部は、内ガラス18a内を進行し、該内ガラス18aの収納室12側の面で更にその一部が反射して、反射光Aとして磨りガラス状部64へ向かう。
一方、内ガラス18aを通過して収納室12に入った後の直接漏出光Bは、フロントガラス18のフロント部70を介して外部へ漏れるものの、直接漏出光Bは、磨りガラス状部64での散乱によりエネルギーが減衰して弱い光となっている。従って、この直接漏出光Bが外部へ漏れたとしても、眩しく感じることはない。また、一方、内ガラス18aの収納室12側の面で反射した直接漏出光Bの反射光Aは、再度、磨りガラス状部64に到来し、該磨りガラス状部64で散乱される。これにより、収納室12の照度向上が図られる。また、反射光Aが磨りガラス状部64を通過しても、遮蔽部62により遮蔽され、外部へ漏出することはない。
以上に説明したように、実施例に係る冷蔵ショーケース100では、直接漏出光Bが磨りガラス状部64を通過する際に弱められるので、該直接漏出光Bが外部へ漏れたとしても、冷蔵ショーケース100の外観が損なわれたり、客が眩しく感じたりすることはない。また、内ガラス18aで反射した反射光Aは、磨りガラス状部64によって散乱されるので、収納室12内を明るくし得る。しかも、反射光Aの一部が磨りガラス状部64を通過しても、遮蔽部62によって完全に遮蔽されるので、内ガラス18aで反射した反射光Aが外部に漏れることはない。
(変更例)
なお、実施例では、内ガラス18aを凹凸状に表面処理することで、磨りガラス状部64を形成する場合を例示した。しかしながら、例えば、内ガラス18aの表面に塗装を施し凹凸状の塗膜を形成することで、磨りガラス状部を構成するようにしてもよい。また、実施例では、磨りガラス状部64を内ガラス18aの空間S側の面に設けたが、図6に示すように、内ガラス18aの収納室12側の面に磨りガラス状部65を設けてもよい。このように磨りガラス状部65を内ガラス18aの収納室12側に設けた場合、実施例と比較して、その面積を小さくすることが可能となる。すなわち、図6に示すように、前記直接漏出光Bは内ガラス18a内を斜め前方へ進行するので、直接漏出光Bが内ガラス18aの収納室12側の面を通過する位置(図6のP1参照)は、空間S側の面を通過する位置(同図P2参照)よりも前側となる。従って、磨りガラス状部65の後縁を実施例の場合に比べ前側に設定できるので、その結果として磨りガラス状部65の面積を小さくし得る。これにより、磨りガラス状部65の加工コストを低廉にし得ると共に、磨りガラス状部65を介することなく収納室12へ直接照射される光量が増加して、該収納室12内がより明るくなる。
実施例では、照明装置としてLED素子124を使用したLED照明装置120を採用した場合を示したが、他の発光素子を使用した照明装置を採用することも可能である。更に、実施例では、透明部材として一対のガラス18a,18bからなるペアガラスを採用したが、単一のガラスから透明部材を構成してもよい。この場合、照明装置は、単一のガラスの外側(収納室12の外側)に取付けられることとなる。また、透明板を透明なプラスチック等から構成することも可能である。
更に、実施例においては、収納室12内を冷却する冷蔵ショーケース100を挙げて説明を行なったが、収納室12をヒータ等で所定温度に加温して物品を加温状態で貯蔵するショーケース等、その他の構成の各種ショーケースであってもよい。
実施例に係る冷蔵ショーケースを示す断面図である。 実施例の冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 実施例に係るホルダを示す拡大図である。 LED照明装置の光の経路を拡大して示す説明図である。 LED照明装置を示す全体図である。 変更例に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。 従来例に係る冷蔵ショーケースの断面図である。 先行出願に係る冷蔵ショーケースの要部を示す拡大図である。
符号の説明
12 収納室, 16 断熱箱体,18 フロントガラス(透明部材)
18a 内ガラス(透明板),18b 外ガラス(別の透明板)
56 前面開口部,62 遮蔽部,64,65 磨りガラス状部
120 LED照明装置(照明装置),122 ホルダ
122a 前端部,S 空間,B 直接漏出光(光)

Claims (4)

  1. 前面開口部(56)に透明板(18a)が嵌め込まれた箱体(16)に、物品を収納する収納室(12)が内部画成されると共に、透明板(18a)の外側に収納室(12)を照らす照明装置(120)が設けられたショーケースにおいて、
    前記透明板(18a)における照明装置(120)の近傍であって、該照明装置(120)から照射されて透明板(18a)を通過する光(B)が直接外部へ漏れる経路に臨む部位に、該光(B)を散乱させると共に光透過性を備えた磨りガラス状部(64,65)を設けた
    ことを特徴とするショーケース。
  2. 前記磨りガラス状部(65)は、前記透明板(18a)における収納室(12)側の面に設けられている請求項1記載のショーケース。
  3. 前記透明板(18a)の外側に所定間隔離間して別の透明板(18b)を対向配置することで、両透明板(18a,18b)間に空間(S)を画成した透明部材(18)が前記前面開口部(56)に嵌め込まれ、前記収納室(12)側に開放するホルダ(122)に収納した前記照明装置(120)を空間(S)に収納保持すると共に、前記ホルダ(122)に、該ホルダ(122)の前端部(122a)から前方に向けて延在し、内側の透明板(18a)に当接して磨りガラス状部(64,65)を外方から覆う遮蔽部(62)を配設した請求項1または2記載のショーケース。
  4. 前記遮蔽部(62)は、弾性変形可能な軟質材から構成されると共に、前記ホルダ(122)の前端部(122a)における収納室(12)側の端面から収納室(12)側へ向けて傾斜するよう設けられ、該ホルダ(122)を前記空間(S)に取付けた際に、遮蔽部(62)が弾性変形して前記内側の透明板(18a)に密着するよう構成した請求項3記載のショーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007004615A1 (ja) * 2005-07-04 2007-01-11 Hoshizaki Denki Kabushiki Kaisha ショーケース

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