JP2008283154A - 発熱部品の放熱構造 - Google Patents

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Takanori Nakai
貴紀 仲井
Yuji Kanzaki
裕次 神崎
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Abstract

【課題】基板上に実装される電子部品の高密度化を図ることができ、既存の端子を用いることができる発熱部品の放熱構造を提供する。
【解決手段】本放熱構造は発熱部品1が実装された基板2に形成されたスルーホール3に圧入保持されるプレスフィット部材4と、プレスフィット部材4に熱的に接続された放熱部材5とを有し、プレスフィット部材4は既存のプレスフィット端子が用いられ、放熱部材5は既存のヒートパイプが用いられ、基板2はメタルコア基板である。発熱部品1から発生した熱は、基板2の金属コア層2aによって均熱化された後、プレスフィット部材4に伝導され、さらに放熱部材5に伝導され、放熱される。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器の基板に実装された発熱部品の放熱構造に関する。
一般に、自動車等の車両に搭載されるECU(電子回路ユニット)や電気接続箱等の各種電子機器においては、筐体内に収納された回路基板上に多数の電子部品が実装されている。
近年の電子機器の多機能化、高機能化、小型化、高密度化等に伴い、回路基板上に実装されたCPUや集積回路素子或いはドライバ回路素子等の電子部品からの発熱が大きくなり、自身又は他の電子部品に悪影響を及ぼすおそれがある。
そのため、従来から種々の発熱部品の放熱構造が提案されている。
図3は、従来の発熱部品の放熱構造の一例を示す側面図である。図3に示すように、発熱部品50が実装された基板51の底面にシリコンシート等の弾力性を備えた放熱シート52が取り付けられ、その放熱シート52の裏面にアルミ材や銅材等の熱伝導率の大きな金属材からなる放熱プレート53が取り付けられている。
発熱部品50から発生した熱は、基板51、放熱シート52を介して放熱プレート53に伝導され、放熱される(以下、この技術を従来例1という)。
また、特許文献1には、車載用電子機器等に適用され放熱能力を有する電気接続端子が提案されている。この電気接続端子には、半田付け箇所、熱応力を緩和する箇所、筐体へ放熱をする箇所及び外部と電気接続をする箇所が形成されている(以下、この技術を従来例2という)。
また、半田フリー化、取付作業の効率化、低コスト化等の観点から、各種電子機器に使用されるコネクタとしてプレスフィット端子が用いられている(以下、この技術を従来例3という)。
特開2000−12112号公報
従来例1では、基板51の底面側に電子部品を実装できないため、電子部品の高密度化を図ることができないという課題があった。
従来例2では、特殊な形状の端子を用いる必要があるため、既存の端子を利用できないという課題があった。
従来例3では、プレスフィット端子は、電気的接続及び機械的接続の2つの用途で用いられているが、放熱のために用いられていなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、基板上に実装される電子部品の高密度化を図ることができ、既存の端子を用いることができる発熱部品の放熱構造を提供することを目的とする。
本発明の発熱部品の放熱構造は、発熱部品が実装された基板に形成されたスルーホールに圧入保持されるプレスフィット部材と、当該プレスフィット部材に熱的に接続された放熱部材とを有し、前記発熱部品から発生した熱を前記プレスフィット部材を介して放熱部材に伝導させることを特徴とするものである。
前記基板は、コア層と、当該コア層の表面及び裏面に積層された絶縁層とを備えたコア基板であり、前記基板のコア層は、前記スルーホールの内壁又はその近傍まで延びて形成され、前記発熱部品から発生した熱を前記コア層を介してプレスフィット部材に伝導させてもよい。
請求項1に係る発明によれば、プレスフィット部材として既存のプレスフィット端子を用いることができるので、特殊な形状の端子が不要である。
また、プレスフィット部材として熱伝導率が高いプレスフィット端子を用いることにより、良好な放熱経路を構築できる。
また、基板に形成されたスルーホールにプレスフィット部材を圧入保持するだけであるので、基板の両面に電子部品を実装でき、電子機器の多機能化、高機能化、小型化、高密度化を図ることができる。
また、基板に複数のスルーホールが形成されている場合には、プレスフィット部材を圧入保持するためのスルーホールを適宜選択できるので、自由度の高い放熱経路を構築できる。
請求項2に係る発明によれば、コア基板のコア層により均熱化されて蓄積された熱を効率よく放熱できるので、発熱部品から離れた場所にプレスフィット部材を設置しても高い放熱効率を維持できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の実施形態例に係る発熱部品の放熱構造を示す断面図、(B)は(A)のb−b線断面図である。
図1(A)に示すように、本発明の実施形態例に係る発熱部品の放熱構造は、発熱部品1が実装された基板2に形成されたスルーホール3に圧入保持されるプレスフィット部材4と、プレスフィット部材4に熱的に接続された放熱部材5とを有する。
プレスフィット部材4は、既存のプレスフィット端子が用いられ、銅、銅合金(例えばリン青銅)等の熱伝導性の良好な金属板を打ち抜いて製造される板状体からなる。
プレスフィット部材4は、先端に形成され、基板2のスルーホール3内に導入される導入部4aと、導入部4aに連結され、スルーホール3内に圧入保持される圧力保持部4bと、圧力保持部4bに連結された本体部4cとを有する。
圧力保持部4bの中央から本体部4c側及び導入部4a側には長手方向に延びた開口部4dが形成されている。
放熱部材5は、既存のヒートパイプが用いられ、銅等の金属で作られた管部と、管部内に封入された水、アルコール、有機溶剤等の作動流体とからなり、作動流体の蒸発と凝縮を繰り返すことにより、連続的な熱伝導を行うことができる。
なお、放熱部材5としては、パイプ形状の丸型ヒートパイプの他に平板形状の平板型ヒートパイプであってもよい。
図1(B)に示すように、放熱部材5は、プレスフィット部材4の本体部4cに湾曲状に形成された保持部6に保持され、横方向に延びて配置されている。なお、放熱部材5のプレスフィット部材4への取り付けは、溶接、かしめ、ネジ止め等でもよい。また、放熱部材5とプレスフィット部材4とを一体成形してもよい。
基板2としては、金属コア層2aと、金属コア層2aの表面及び裏面に積層された絶縁層2bとを備えたメタルコア基板が用いられる。
金属コア層2aは、例えば銅やアルミニウムもしくはそれらを主成分とする合金等の熱伝導性の良好な金属で作られている板材である。
絶縁層2bは、例えばエポキシ系の樹脂で作られている。
スルーホール3内にはメッキ膜7が被覆されている。
金属コア層2aの端部は、スルーホール3のメッキ膜7又はその近傍まで延びて形成されている。
図1(A)の矢印に示すように、発熱部品1から発生した熱は、金属コア層2aによって均熱化された後、プレスフィット部材4に伝導され、さらに放熱部材5に伝導され、放熱される。
本発明の実施形態例に係る発熱部品1の放熱構造によれば、プレスフィット部材4として既存のプレスフィット端子を用いることができるので、特殊な形状の端子が不要である。
また、プレスフィット部材4として熱伝導率が高いプレスフィット端子を用いることにより、良好な放熱経路を構築できる。
また、基板2に形成されたスルーホール3にプレスフィット部材4を圧入保持するだけであるので、基板2の両面に電子部品を実装でき、電子機器の多機能化、高機能化、小型化、高密度化を図ることができる。
また、基板2に複数のスルーホール3が形成されている場合には、プレスフィット部材4を圧入保持するためのスルーホール3を適宜選択できるので、自由度の高い放熱経路を構築できる。
さらに、基板2としてメタルコア基板2を用いた場合には、金属コア層2aにより均熱化されて蓄積された熱を効率よく放熱できるので、発熱部品1から離れた場所にプレスフィット部材4を設置しても高い放熱効率を維持できる。
図2(A)は本発明の実施形態例に係る発熱部品1の放熱構造の変形例を示す断面図である。図2(A)に示すように、放熱部材5は、プレスフィット部材4に対し縦方向に延びて配置されてもよい。
図2(B)は本発明の実施形態例に係る発熱部品1の放熱構造のさらに他の変形例を示す断面図である。図2(B)に示すように、プレスフィット部材4の導入部4aと本体部4cの両方に放熱部材5を取り付けてもよい。
また、放熱部材5として、ヒートシンクを用いてもよい。この場合、発熱部品1をヒートシンクに接触させることにより、発熱部品1からの熱を直接ヒートシンクに伝導できるようにしてもよい。
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。例えば、上記の実施の形態では、基板2に金属コア層2aを用いているが、コア層の材質は限定されるものではなく、例えばセラミック等の熱伝導率の高い材質を用いてもよい。
本発明は、例えば自動車等の車両に搭載されるECU(電子回路ユニット)や電気接続箱等の各種電子機器において、回路基板上に実装された発熱部品を放熱するために用いられる。
(A)は本発明の実施形態例に係る発熱部品の放熱構造を示す断面図、(B)は(A)のb−b線断面図である。 (A)は本発明の実施形態例に係る発熱部品の放熱構造の変形例を示す断面図、(B)は本発明の実施形態例に係る発熱部品の放熱構造のさらに他の変形例を示す断面図である。 従来の発熱部品の放熱構造の一例を示す側面図である。
符号の説明
1:発熱部品
2:基板
3:スルーホール
4:プレスフィット部材
5:放熱部材
6:保持部
7:メッキ膜

Claims (2)

  1. 発熱部品が実装された基板に形成されたスルーホールに圧入保持されるプレスフィット部材と、当該プレスフィット部材に熱的に接続された放熱部材とを有し、前記発熱部品から発生した熱を前記プレスフィット部材を介して放熱部材に伝導させる、
    ことを特徴とする発熱部品の放熱構造。
  2. 前記基板は、コア層と、当該コア層の表面及び裏面に積層された絶縁層とを備えたコア基板であり、
    前記基板のコア層は、前記スルーホールの内壁又はその近傍まで延びて形成され、
    前記発熱部品から発生した熱を前記コア層を介してプレスフィット部材に伝導させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の発熱部品の放熱構造。
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