JP2008282664A - 燃料電池発電システム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御装置14は、圧力調整弁7を調整することにより、水循環系統2を循環する冷却水の圧力を低下させ、さらに水循環ポンプ3の回転数を低下させることで燃料電池スタック1を介して流れる水流量を低減させる。その後、空気ブロワ11の回転数を上げるよう調整することで酸化剤ガスの流量を増加させる。そして、酸化剤流量を維持したまま水循環ポンプ3を調整することで冷却水流量を増加させ、元の流量に戻す。そして、酸化剤ガス流量を空気ブロワ11の回転数を減少させることで低減させ元の流量に戻し、さらに圧力調整弁7の開度を拡げることで負圧の冷却水の圧力を元に戻すよう制御する。
【選択図】図1
Description
燃料極での反応:2H2→4H++4e− (1)
酸化剤極での反応:O2+4H++4e− →2H2O (2)
全反応:2H2+O2→2H2O (3)
T.Fuller,J.Newman J.Electrochem Soc Vol.140,No.5 p1218 1993年
ηd=−b×Ln(P1/P2)=−b×Ln(C1/C2)
=−b×Ln[1−i/(4F×De×C2/δ)] =−b×Ln[1−i/IL]
ここでLn は自然対数、bはターフェル勾配、Fはファラデー定数、Deは多孔質部材における酸素の有効拡散係数である。
De=Do×(ε/τ)×(1−S)
dS/dt={dΔm/dt}/(ρ×ε×V)
[数4]
S(t)=S(0)+∫[{dΔm/dt}/(ρ×ε×V)]dt
燃料電池スタック出口での循環水流量>0
かつ
燃料電池スタック入口での循環水流量>燃料電池スタック出口での循環水流量+1×生成水量
かつ
燃料電池スタック入口での循環水流量<燃料電池スタック出口での循環水流量+7×生成水量
[1.1.全体構成]
次に、本実施形態に係る燃料電池発電システムの全体構成について、図1を参照して以下に詳述する。図1は燃料電池発電システムのうち、本実施形態に関連する部位である、燃料電池スタック1、循環水系、酸化剤供給系、排熱処理系、計装・制御系を示したものである。なお、本発明に直接関係しないその他のシステムに関しては、図示せず説明は省略する。
次に、上記燃料電池スタック1を構成する電解質を酸化剤極と燃料極とで挟持した単位セルの具体的な構成について、図2を参照して説明する。なお、図2は単位セルの断面構造を示している。
次に、燃料電池発電システムにおいて本実施形態に係る基本的な作用を図3のフローチャートを参照して、以下に説明する。なお、本処理手順は大きく分けて、燃料電池スタック1内のセルの特性低下に対して、回復操作を実施するか否かの判定、回復操作の実行、回復操作実行後の効果検証の3動作からなり、全動作は制御装置14を介して指示される。すなわち、以下に説明する処理手順は当該制御装置14における制御である。
次に、本実施形態に係る上記酸化剤流量感度試験の処理手順を図4及び5を参照して、以下に詳述する。図4は、酸化剤流量感度試験における、空気ブロワ11から供給される酸化剤ガスの流量と、セル内を流れる電流と、発生するセル電圧との推移を示したものである。
次に、セルの拡散不良が進展していると判定された場合に制御装置14を通じて行うセルの回復操作に関して、図6及び7を参照して以下に説明する。なお、図6の通り、一連の操作の間、燃料電池スタック1を流れる電流、酸化剤ガス温度、燃料電池スタック1に流入する冷却水入口温度は一定に維持される。
[1.4.1.酸化剤ガス流量感度試験]
次に酸化剤ガス流量感度試験の原理を以下に詳述する。なお、一例として、燃料電池スタック1内の酸化剤極のガス拡散層19a、bにおいて酸素の拡散不良が生じている場合を想定し、システムの運転を中止することなく当該感度試験を実施するケースを説明する。
ηd=−b×Ln(P1/P2)=−b×Ln(C1/C2)
=−b×Ln[1−i/(4F×De×C2/δ)] =−b×Ln[1−i/IL]
[数6] Uox=n×i×A/(4×F×Cin×N)
[数7] Cin=Pin/(R×T)
ここで、上記酸化剤ガス流量感度試験における本実施形態の特徴は、上述した構成例の通り、多孔質セパレータ20により単位セル15を挟持する点と、水循環系統2に設置した圧力調整弁7を絞ることで、燃料電池スタック1を介して循環する冷却水を負圧に維持している点である。この構成及び状況下により、上記の酸化剤ガス流量感度試験を行うことで、電圧検出手段を通じたセル電圧変化の検出感度の向上に寄与している。
v=22.4×10−3×N/(n×nch×Ach)×(T/T0)×(P0/P)
ここで、nchは単位セルの酸化剤パス当たりの酸化剤ガス溝の数、Achは溝一本あたりの断面積、Tはシステム運転温度[K]、Pはシステム運転圧力[K]、T0は標準状態の温度[K]、P0は標準圧力[Pa]である。
[基本原理]
次に、上述したセル特性回復操作の基本原理について以下に詳述する。本実施形態における回復操作の基本的な原理は、運転条件の操作により水蒸気分圧、飽和蒸気圧、蒸発面積を制御装置14を介して制御し、積極的にガス拡散層19a、b内に蓄積された過剰水分を除去することである。
(ρxεxV)x(dS/dt)={dΔm/dt}
=Mw×(i/2F)+Mw×(ξ×i/F)−Mw×Dw(∂Pw/∂×) −{ρ×K×KL(S)/μ}×∇PL−Mw×km×Aev×(Psat−Pw)
次に、本実施形態に係るセル特性の回復操作の具体的な処理手順を、図6〜15を参照し、上述した作用に基づいて、以下に説明する。
燃料電池スタック1出口での循環水流量=燃料電池スタック1入口での循環水流量+生成水量−ガス系搬出水量
ガス系搬出水量=Mw×[ {P´wc/(P´c−P´wc)}×{1/(Co×Uo)−1}×{n×I/(4×F)}+{P´wa/(P´a−Pwa)}×{1/(Ch×Uh)−1}×{n×I/(2×F)}−{Pwc/(Pc−Pwc)}/(Co×Uo)×{n×I/(4×F)}−{Pwa/(Pa−Pwa)}/(Ch×Uh)×{n×I/(2×F)}]
ここで、生成水量=Mw×n×(i/2F)
Mw:水の分子量[g/mol]
Pc :電池スタック酸化剤極入口ガスの絶対圧力[Pa]
Pwc:電池スタック酸化剤極入口ガスの水蒸気分圧[Pa]
P´c:電池スタック酸化剤極出口ガスの絶対圧力 [Pa]
P´wc:電池スタック酸化剤極出口ガスの水蒸気分圧[Pa]
Co:電池スタック酸化剤極入口酸素モル分率
Uo:酸素利用率
Pa:電池スタック燃料極入口ガスの絶対圧力[Pa]
Pwa:電池スタック燃料極入口ガスの水蒸気分圧[Pa]
P´a:電池スタック燃料極出口ガスの絶対圧力[Pa]
P´wa:電池スタック燃料極出口ガスの水蒸気分圧[Pa]
Ch:電池スタック燃料極入口水素モル分率
Uh:水素酸素利用率
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A]
燃料電池スタック1出口での循環水流量>燃料電池スタック1入口での循環水流量−ガス系搬出水量
[電池スタック1出口での酸化剤モル流量×出口水蒸気モル分率×水蒸気モル蒸発熱(出口温度)]>[電池スタック1での水素消費モル流量×水素のモル発熱量(HHV)]−[電池スタック1電流×電池スタック1電圧]
燃料電池スタック1での水素消費モル流量[mol/s]=n×I/(2xF)
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A]
燃料電池スタック1出口での循環水流量<燃料電池スタック1入口での循環水流量
(i/2F)+(ξ×i/F)−Dw(∂Pw/∂x)<{Ps(T)/(Pc−Ps(T)}×{1/(Co×Uo)−1}×{n×I/(4F)}
T:(回復操作時の)酸化剤極出口温度
Ps:温度Tでの飽和蒸気圧
ξ:固体高分子膜の中を通過するプロトン一個当たりに随伴される水分子の数
Dw:固体高分子膜中の水の拡散係数
[数16]
(i/2F)+(ξ×i/F)−Dw(∂Pw/∂x)⇒(1+2α)×(i/2F)
=(1+2α)×生成水量
燃料電池スタック1入口での循環水流量>燃料電池スタック1出口での循環水流量+(1+2α)×生成水量
燃料電池スタック1入口での循環水流量>燃料電池スタック1出口での循環水流量+1×生成水量
かつ
燃料電池スタック1入口での循環水流量<燃料電池スタック1出口での循環水流量+7×生成水量
[数19]
生成水量[g/s]=Mw×n×I/(2×F)
Mw:水の分子量[g/mol]
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A]
[電池スタック1出口での酸化剤モル流量×出口水蒸気モル分率×水蒸気モルエンタルピ(出口温度)]−[電池スタック1入口での酸化剤モル流量×入口水蒸気モル分率×水蒸気モルエンタルピ(入口温度)]
>[電池スタック1での水素消費モル流量×水素のモル発熱量(HHV)]−[電池スタック1電流×電池スタック1電圧]
電池スタック1での水素消費モル流量[mol/s]=n×I/(2×F)
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A]
制御装置14は、増加状態を維持していた酸化剤ガス流量の低減制御に先立ち、まず水循環ポンプ3の回転数を上げることにより、循環する冷却水量の増加を図る(元の状態に戻す復旧作業)。そして、この冷却水量の増加に伴い、セル温度は通常運転レベルまで低下する。
2…水循環系統
3…水循環ポンプ
4…モータ可変速ドライブ
5…除熱用熱交換器
6…水タンク
7…圧力調整弁
8…循環水流量センサ
9…循環水圧力センサ
10…循環水温度センサ
11…空気ブロワ
12…モータ可変速ドライブ
13…酸化剤ガス温度センサ
14…制御装置
15…単位セル
16…電解質膜
17…酸化剤極
18…燃料極
19a、b…ガス拡散層
20…多孔質セパレータ
21…酸化剤ガス溝
22…水溝
23…燃料ガス溝
30…発電ユニット
31…燃料電池スタック
32…燃料処理系
33…酸化剤供給系
34…熱管理システム
35…電力変換装置
40…熱利用ユニット
41…温水循環ライン
42…加湿器
Claims (13)
- 電解質を、各々触媒と多孔質拡散領域を含む酸化剤極と燃料極により挟持した燃料電池単位セルを積層し、当該単位セル間に多孔質セパレータが挿入された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを介して冷却水を循環させる水循環系と、を備えた燃料電池発電システムにおいて、
前記水循環系を流れる循環水の流量を調整する循環水流量調整手段と、
前記水循環系を流れる循環水の圧力を調整する循環水圧力調整手段と、
前記燃料電池スタックにおける電圧を検出する電圧検出手段と、を備え、
前記循環水圧力調整手段は、前記燃料電池スタックに流入する循環水の圧力を負圧に調整し、前記電圧検出手段により前記燃料電池スタックの電圧低下を検出した場合には、前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させ、所定時間後に当該流量を減少前の流量に戻すよう調整することを特徴とする燃料電池発電システム。 - 前記電圧検出手段により前記燃料電池スタックの電圧低下を検出し、前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させた場合に、以下の関係を具備することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電システム。
燃料電池スタック出口での循環水流量<燃料電池スタック入口での循環水流量
- 前記電圧検出手段により前記燃料電池スタックの電圧低下を検出し、前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させた場合に、以下の関係を具備することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池発電システム。
燃料電池スタック出口での循環水流量>0
かつ
燃料電池スタック入口での循環水流量>燃料電池スタック出口での循環水流量+1×生成水量
かつ
燃料電池スタック入口での循環水流量<燃料電池スタック出口での循環水流量+7×生成水量
ここで、生成水量=Mw×n×(I/2F)
Mw:水の分子量[g/mol]
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A] - 前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させる以前に、前記燃料電池スタックにおいて以下の関係を具備することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。
燃料電池スタック出口での循環水流量=燃料電池スタック入口での循環水流量+生成水量−ガス系搬出水量
ここで、
ガス系搬出水量=Mw×[ {P´wc/(P´c−P´wc)}×{1/(Co×Uo)−1}×{n×I/(4×F)}+{P´wa/(P´a−Pwa)}×{1/(Ch×Uh)−1}×{n×I/(2×F)}−{Pwc/(Pc−Pwc)}/(Co×Uo)×{n×I/(4×F)}−{Pwa/(Pa−Pwa)}/(Ch×Uh)×{n×I/(2×F)}]
生成水量=Mw×n×(i/2F)
Mw:水の分子量[g/mol]
Pc :電池スタック酸化剤極入口ガスの絶対圧力[Pa]
Pwc:電池スタック酸化剤極入口ガスの水蒸気分圧[Pa]
P´c:電池スタック酸化剤極出口ガスの絶対圧力 [Pa]
P´wc:電池スタック酸化剤極出口ガスの水蒸気分圧[Pa]
Co:電池スタック酸化剤極入口酸素モル分率
Uo:酸素利用率
Pa:電池スタック燃料極入口ガスの絶対圧力[Pa]
Pwa:電池スタック燃料極入口ガスの水蒸気分圧[Pa]
P´a:電池スタック燃料極出口ガスの絶対圧力[Pa]
P´wa:電池スタック燃料極出口ガスの水蒸気分圧[Pa]
Ch:電池スタック燃料極入口水素モル分率
Uh:水素酸素利用率
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A] - 前記電圧検出手段により前記燃料電池スタックの電圧低下を検出し、前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させた場合に、以下の関係を具備することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。
[電池スタック出口での酸化剤モル流量×出口水蒸気モル分率×水蒸気モル蒸発熱(出口温度)]>[電池スタックでの水素消費モル流量×水素のモル発熱量(HHV)]−[電池スタック電流×電池スタック電圧]
ここで、燃料電池スタックでの水素消費モル流量[mol/s]=n×I/(2xF)
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A] - 前記循環水圧力調整手段は、前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させ、所定時間後に当該流量を減少前の流量に戻した後に、負圧にした前記循環水の圧力を増加させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。
- 前記燃料電池スタックの酸化剤極に酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス系と、
当該酸化剤ガス系を流れる酸化剤ガスの流量を調整する酸化剤ガス流量調整手段と、を備え、
前記酸化剤ガス流量調整手段は、前記循環水流量調整手段により前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させた以降に、前記酸化剤ガスの流量を増加させ、所定時間後に前記循環水流量調整手段により前記循環水の流量を減少前の流量に戻した以降に当該酸化剤ガスの流量を減少させることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。 - 前記循環水圧力調整手段は、
前記循環水流量調整手段が前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させ、所定時間後に当該流量を減少前の流量に戻した以降、
かつ
前記酸化剤ガス流量調整手段を通じて当該酸化剤ガスの流量を減少させた以降に、
負圧にした前記循環水の圧力を増加させることを特徴とする請求項7に記載の燃料電池発電システム。 - 前記燃料電池スタックから排出される酸化剤ガスの温度を検出する酸化剤ガス温度検出手段を備え、
当該酸化剤ガス温度検出手段が前記燃料電池スタックの温度を監視し、所定の閾値を超えると判断する場合には、
前記循環水流量調整手段が、前記水循環系に流れる循環水を流量を増加させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。 - 前記燃料電池スタックに流れる電量を検出し、制御する電流検出手段を備え、
当該電流検出手段は、前記燃料電池スタックに流れる電流を一定に保持し、この状況下において前記電圧検出手段が前記燃料電池スタックの電圧を検出することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。 - 前記多孔質セパレータは、
前記循環水が流れる水流路と、燃料極へ流れる燃料ガスのガス流路と、酸化剤ガス流路と、が多孔質部材上に形成され、
かつ、前記酸化剤ガス流路が、前記酸化剤極の多孔質ガス拡散領域及び前記燃料ガス流路が前記燃料極の多孔質ガス拡散領域に各々接触していることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の燃料電池発電システム。 - 電解質を酸化剤極と燃料極により挟持した燃料電池単位セルを積層し、当該単位セル間に多孔質セパレータが挿入された燃料電池スタックと、前記燃料電池スタックを介して冷却水を循環させる水循環系と、コンピュータを有する制御装置と、を備えた燃料電池発電システムの制御方法において、
前記制御装置は、
前記水循環系を流れる循環水の流量を調整する循環水流量調整ステップと、
前記水循環系を流れる循環水の圧力を調整する循環水圧力調整ステップと、
前記燃料電池スタックにおける電圧を検出する電圧検出ステップと、を実行し、
前記循環水圧力調整ステップにより、前記燃料電池スタックに流入する循環水の圧力を負圧に調整し、前記電圧検出ステップで前記燃料電池スタックの電圧低下を検出した場合には、前記循環水流量調整ステップにより前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させ、所定時間後に当該流量を減少前の流量に戻すよう調整することを特徴とする燃料電池発電システムの制御方法。 - 前記電圧検出ステップにより前記燃料電池スタックの電圧低下を検出し、前記循環水流量調整ステップで前記水循環系を流れる循環水の流量を減少させた場合に、以下の関係を具備することを特徴とする請求項12に記載の燃料電池発電システムの制御方法。
燃料電池スタック出口での循環水流量>0
かつ
燃料電池スタック入口での循環水流量>燃料電池スタック出口での循環水流量+1×生成水量
かつ
燃料電池スタック入口での循環水流量<燃料電池スタック出口での循環水流量+7×生成水量
ここで、生成水量=Mw×n×(I/2F)
Mw:水の分子量[g/mol]
n:電池スタック積層セル数
F:ファラデー定数[C/mol]
I:電池スタック電流[A]
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