JP2008282101A - 広告配信装置、広告配信方法および広告配信制御プログラム - Google Patents

広告配信装置、広告配信方法および広告配信制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電子メール受信者当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を配信することのできる広告配信装置、広告配信方法および広告配信制御プログラムを提供する。
【解決手段】メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出手段と、上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算手段と、計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング手段と、メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子メールの受信時に広告を表示させる広告配信装置、広告配信方法および広告配信制御プログラムに関する。
インターネット上でビジネスを展開するポータルサイト運営者やISP(Internet Service Provider)等の企業にとっては広告ビジネスが大きな収入源となっており、広告効果の高い、広告主を満足させられる広告をいかに提供するかが重要なテーマとなっている。
特許文献1には、電子メールに関連付けられた情報(eメール情報)を使用して広告を供給する技術が開示されている。すなわち、送信者デバイスから電子メールを送信する際に、ネットワーク上に配置されたEメール関連広告サーバから電子メールに関連付けられた情報に基づいてEメール関連広告を取得し、受取人デバイスに対して電子メールとともにEメール関連広告を提供するようにしている。
特表2006−500701号公報
上述した特許文献1に開示される技術は、電子メールに関連付けられた情報から送信者もしくは受信者(受取人)にとって興味のある広告を選択することで広告効果を高めようとするものであるが、以下の点については開示がない。
(1)電子メールサービスにおいては、会員ユーザからの電子メール送信時に会員でない受信者に対して広告を配信することはその後の広告効果測定等が困難であることからあまり意味がなく、会員ユーザが受信者となっている場合に当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を配信することに意味がある。しかしながら、特許文献1には、電子メールに関連付けられた情報として、内部eメール情報(請求項6等)と外部eメール情報(請求項8等)の開示があるが、特に、あるユーザが受信者となる場合に、当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を配信する場合については開示がない。
(2)電子メールの送信内容に着目すると、新規に作成したメール本文の場合と返信により作成したメール本文の場合とでは、引用部分に当人以外の者が書いた文章等が含まれるため、メール本文の内容に基づいて広告を選択する場合に大きな誤差が生ずる。しかしながら、特許文献1には、そのような状況への対策は開示されていない。
(3)電子メールの送信内容に基づいて広告を選択する場合、メール本文以外にも考慮すべき種々のファクターが存在し得るが、特許文献1にはそれらを具体的にどのように取り扱うかは開示されていない。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、電子メール受信者当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を配信することのできる広告配信装置、広告配信方法および広告配信制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出手段と、上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算手段と、計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング手段と、メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信手段とを備える広告配信装置を要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載の広告配信装置において、上記ターム出現検出手段の検出対象となるメール本文につき、当該メールが返信メールである場合に引用部分との差分をとって新規記載部分のみを抽出する差分検出手段を備えるようにすることができる。
また、請求項3に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載の広告配信装置において、上記タームが検出された送信メールの送信日時、宛先等からそれぞれ重みを計算するとともに、全検出数、検出メール数、全ユーザのメール総数等を重みとして取得する重み計算手段を備え、上記スコア計算手段は、上記の重みから上記スコアを計算するようにすることができる。
また、請求項4に記載されるように、メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出工程と、上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算工程と、計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング工程と、メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信工程とを備える広告配信方法として構成することができる。
また、請求項5に記載されるように、コンピュータを、メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出手段、上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算手段、計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング手段、メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信手段、として機能させる広告配信制御プログラムとして構成することができる。
本発明の広告配信装置、広告配信方法および広告配信制御プログラムにあっては、電子メール受信者当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を配信することができ、効果的な広告を配信することができる。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<システム構成>
図1は本発明の一実施形態にかかる広告配信システムの構成例を示す図である。
図1において、広告配信システムは、ユーザの利用するクライアント端末1と、メール(電子メール)の送受信の機能を提供し、インターネット等のネットワーク2を介してクライアント端末1に接続されるメールサーバ3と、このメールサーバ3に接続され、メールの送信時に同ユーザの今までの送信内容にマッチさせた広告を決定し、同ユーザによるメールの受信時に既に決定してある広告(受信者当人の今までの送信内容にマッチさせた広告)を提供する広告提供サーバ4とを備えている。なお、メールサーバ3と広告提供サーバ4は共通のサーバ上に構築してもよいし、更に内部の機能部やDB(Data Base)を異なるサーバ上に構築してもよい。
クライアント端末1はPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)、携帯電話等の情報機器から構成されるものであり、メールサービスを利用するためのメーラ(メール専用ソフト)もしくはWebブラウザ等のメールソフト11を備えている。なお、クライアント端末1のユーザはメールサーバ3に直接アクセスしてメールサービスを利用できる会員等の登録ユーザであることを想定している。クライアント端末1のユーザはメールサーバ3の他の登録ユーザとの間でメールの送受信が可能であるとともに、他のISP等のメールサーバを利用するユーザとも当然ながらメールの送受信が可能である。
メールサーバ3は、メール生成送信部31とメール転送受信部32とメール受信部33と送受信メールDB34とを備えている。メール生成送信部31、メール転送受信部32、メール受信部33はソフトウェア(コンピュータプログラム)により実現されるものである。送受信メールDB34はHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置上に構築されるものである。個々の機能等については後述する。
広告提供サーバ4は、差分抽出部41と重み/スコア計算部42と上位ターム抽出部43と広告マッチング部44と広告提供部45と広告配信DB46と広告DB47とを備えている。差分抽出部41、重み/スコア計算部42、上位ターム抽出部43、広告マッチング部44、広告提供部45はソフトウェアにより実現されるものである。広告配信DB46、広告DB47HDD等の記憶装置上に構築されるものである。個々の機能等については後述する。
メールサーバ3の送受信メールDB34は、メールサーバ3において送信もしくは受信したメールの内容を保持するものである。図2は送受信メールDB34のデータ構造例を示す図であり、送受信メールDB34上の送受信データを識別する「送受信ID」フィールドと、メールヘッダに含まれるメッセージID(Message-ID)を示す「Message-ID」フィールドと、メールヘッダに含まれる返信元(In-Reply-To)のメッセージIDを示す「In-Reply-To」フィールドと、メールヘッダに含まれる送信者アドレス(from)を示す「from」フィールドと、メールヘッダに含まれる宛先(受信者)アドレス(To)を示す「To」フィールドと、メールヘッダに含まれる同報宛先アドレス(Cc)を示す「Cc」フィールドと、メールの送受信の日時を示す「送受信日時」フィールドと、メール本文の内容を示す「本文」と、メール本文が他のメールの内容を含む返信形式で作成された場合に新規作成部分の内容を示す「差分」フィールドとを含んでいる。なお、「from」「To」「Cc」等のフィールドでは、「@」以降のサーバアドレスがメールサーバ3のものである場合には、「@」より前の部分をユーザIDとしているが、別に送受信メールDB34内に「ユーザID」フィールドを設けてもよい。この場合、メールアドレスとユーザIDは対応関係があれば任意のものを割り当てることができる。
図1に戻り、メールサーバ3のメール生成送信部31は、クライアント端末1のメールソフト11からネットワーク2を介してメール送信要求(メール本文、送受信者アドレス等を含む)を受け付け、所定のメールデータのフォーマットに従って送信メールのデータ生成を行い、送受信メールDB34にデータの登録を行うとともに、宛先が他のメールサーバである場合はネットワーク2に対してメール転送を行う機能を有している。また、メール生成送信部31は、これらの処理の後もしくは並行して広告提供サーバ4の差分抽出部41にメール送信通知(送信者アドレス/ユーザID、送受信ID等を含む)を行う機能を有している。
メールサーバ3のメール転送受信部32は、ネットワーク2を介して他のメールサーバからメールサーバ3の登録ユーザ宛のメールの転送を受け付け、転送されたメールのデータを送受信メールDB34に登録する機能を有している。
メールサーバ3のメール受信部33は、クライアント端末1のメールソフト11からメール受信要求(受信メール一覧の要求と個々の受信メールの受信要求を含む)を受け付け、送受信メールDB34から該当する受信メールの内容を取得するとともに、広告提供サーバ4の広告提供部45から受信者当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を取得し、メール内容と広告内容をネットワーク2を介してクライアント端末1のメールソフト11に送信する機能を有している。
広告提供サーバ4の広告配信DB46は、ユーザ毎にそのユーザがメール受信をする際に提供する広告(複数可)を、優先度を付けて保持するものである。図3は広告配信DB46のデータ構造例を示す図であり、ユーザを識別する「ユーザID」フィールドと、広告を識別する「広告ID」フィールドと、当該広告を表示すべき優先度(ここでは「1」が最も優先度が高いものとする)を示す「優先度」フィールドとを含んでいる。
図1に戻り、広告提供サーバ4の広告DB47は、広告に関する情報を保持するものである。図4は広告DB47のデータ構造例を示す図であり、広告を識別する「広告ID」フィールドと、当該広告に興味・関心がある場合に送信メールの本文に含まれる可能性の高いターム(複数可)を示す「マッチングキーワード」フィールドと、当該広告のスポンサーを示す「広告主」フィールドと、広告の本体データ(テキスト、画像、音声、レイアウト情報等を含む)を示す「広告内容」フィールドとを含んでいる。
図1に戻り、広告提供サーバ4の差分抽出部41は、メールサーバ3のメール生成送信部31からメール送信通知を受けた場合、送受信メールDB34から該当する送信メールの本文を参照することで新規送信メールであるか返信メールであるか否かを判断し、返信メールである場合に今回のメールの本文と引用元のメールの本文との差分をとって次段の処理に渡すとともに送受信メールDB34に登録する機能を有している。新規送信メールであるか返信メールであるか否かは、「In-Reply-To」フィールドが空であるか否かで判断することができ、「In-Reply-To」フィールドが空であれば新規送信メールである。また、「In-Reply-To」フィールドが埋まっていれば返信メールであり、その「In-Reply-To」フィールドの内容を他のレコードの「Message-ID」フィールドと照合することで引用元のメールを特定することができる。
広告提供サーバ4の重み/スコア計算部42は、差分抽出部41の処理の後、広告DB47の各マッチングキーワードをタームとして、メールサーバ3の送受信メールDB34から今回の送信メールの送信者ユーザの過去の送信メール(今回の送信メールを含む)の本文等(新規送信メールの場合は本文、返信メールの場合は差分)を参照して出現の有無を検出し、検出された送信メールの送信日時、宛先(To、Cc等)等からそれぞれ重みを計算し、全検出数、検出メール数、全ユーザのメール総数等から広告を提供すべき度合を示すスコアを計算する機能を有している。なお、全検出数、検出メール数、全ユーザのメール総数等についても、スコア計算における重みとなる。重みおよびスコアの計算手法例については後述する。
広告提供サーバ4の上位ターム抽出部43は、重み/スコア計算部42でスコアが計算された各タームから、スコアが上位の所定数のタームを抽出する機能を有している。
広告提供サーバ4の広告マッチング部44は、上位ターム抽出部43で抽出されたスコアが上位の所定数のタームに基づいて、広告DB47により広告のマッチングを行い、マッチングの度合に応じた優先度を決定して広告配信DB46に登録する機能を有している。
広告提供サーバ4の広告提供部45は、メールサーバ3のメール受信部33から要求を受けた場合に、広告配信DB46から優先度に基づいて提供する広告を選択し、広告DB47から広告内容を取得してメール受信部33に提供する機能を有している。
<動作>
図5はメール送信時の処理例を示すフローチャートである。
図5において、メールサーバ3のメール生成送信部31は、クライアント端末1のメールソフト11からネットワーク2を介してメール送信要求を受け付けて処理を開始すると(ステップS101)、メールの生成および送信の処理を行う(ステップS102)。すなわち、メール生成送信部31は、所定のメールデータのフォーマットに従って送信メールのデータ生成を行い、送受信メールDB34にデータの登録を行うとともに、宛先が他のメールサーバである場合はネットワーク2に対してメール転送を行う。また、メール生成送信部31は、これらの処理の後もしくは並行して広告提供サーバ4の差分抽出部41にメール送信通知を行う。
次いで、メール送信通知を受けた広告提供サーバ4の差分抽出部41は、メールサーバ3の送受信メールDB34から該当する送信メールの本文を参照することで新規送信メールであるか返信メールであるか否かを判断する(ステップS103)。
そして、返信メールであった場合、差分抽出部41は、今回のメールの本文と引用元のメールの本文との差分をとって送受信メールDB34に登録する(ステップS104)。新規送信メールである場合は差分をとる処理は行わない。
次いで、広告提供サーバ4の重み/スコア計算部42は、広告DB47の各マッチングキーワードをタームとして、メールサーバ3の送受信メールDB34から今回の送信メールの送信者ユーザの過去の送信メールの本文等を参照して出現の有無を検出し、検出された送信メールの送信日時、宛先等からそれぞれ重みを計算し、全検出数、検出メール数、全ユーザのメール総数等から広告を提供すべき度合を示すスコアを計算する(ステップS105)。
次いで、広告提供サーバ4の上位ターム抽出部43は、重み/スコア計算部42でスコアが計算された各タームからスコアが上位の所定数のタームを抽出する(ステップS106)。
次いで、広告提供サーバ4の広告マッチング部44は、上位ターム抽出部43で抽出されたスコアが上位の所定数のタームに基づいて、広告DB47により広告のマッチングを行い、マッチングの度合に応じた優先度を決定して広告配信DB46に登録し(ステップS107)、処理を終了する(ステップS108)。すなわち、広告マッチング部44は、スコアが上位の所定数のタームが広告DB47においてマッチングキーワードとして登録されている広告を特定し、スコアの高さおよび対応付けられたターム数を考慮して優先度を付し、ユーザID、広告ID、優先度をセットにして広告配信DB46に登録する。
なお、図5の処理例ではメール送信時に差分の検出、重み/スコア計算、上位ターム抽出、広告マッチングを続けて行う場合について説明したが、メール送信の後の適当なタイミングに処理を行うようにしてもよい。
図6は広告提供サーバ4の重み/スコア計算部42による重み/スコア計算の処理例を示すフローチャートである。
図6において、重み/スコア計算部42は、処理を開始すると(ステップS111)、広告DB47からマッチングキーワードを一つ取り出す(ステップS112)。
次いで、重み/スコア計算部42は、メールサーバ3の送受信メールDB34を参照し、送信ユーザの今回分を含む過去の送信メール内容(差分があれば差分)にマッチングキーワードが含まれるかどうか検出する(ステップS113)。この際、マッチングキーワード(タームt)の全検出数tf(term frequency)を計数し、検出i回目の送信日時に所定演算(日時が新しいほど値が大きくなる関数等を適用)を施して重みdi(i=1、2、・・・、tf)を計算する。また、検出されたメール数df(document frequency)を計数するとともに、全ユーザのメール総数Nを計数する。なお、日時が新しいほど重みdiの値が大きくなるようにしたのは、日時の新しいメールの内容の方が関心の高い事項であるといえるからである。
次いで、重み/スコア計算部42は、メールサーバ3の送受信メールDB34を参照し、マッチングキーワードが検出された送信メールのTo、Ccを集計し、Toが同じ相手の頻度が高い場合は値が大きくなるよう、Ccが同じ相手の頻度が高い場合には値が小さくなるように所定演算を施して重みyを計算する(ステップS114)。これは、同一の相手に送信を繰り返している場合、そのメール内容は関心の高い事項であるといえるので、重みを高くするものである。また、Cc(Bccについても同様)への送信が多い相手は、親密ではなく、そのメール内容も関心が低い事項といえるので、重みを下げるものである。
次いで、重み/スコア計算部42は、全検出数tf、送信日時の重みdi、相手による重みy、メール総数N、検出メール数dfからスコアを次式、
Figure 2008282101
により計算する(ステップS115)。
ここで、スコアは、全検出数tf、送信日時の重みdi、相手による重みyが大きくなるほど大きな値となる。また、log((df+1)/N)で割っているのは、全送信メールの中でのタームtの重みを考慮するためであり、対数(log)をとるのは、分子(あるユーザの送信メールに基づく値)と分母(全ユーザの送信メールに基づく値)の大きさが全く異なるためにスケールを揃えるためである。
次いで、重み/スコア計算部42は、計算したスコアをマッチングキーワードと対応付けてメモリ(図示せず)等に一時保存し(ステップS116)、全てのマッチングキーワードについて処理済であるか否か判断し(ステップS117)、全てのマッチングキーワードについて処理済でない場合は広告DB47からのマッチングキーワードの取り出し(ステップS112)に戻って同様の処理を繰り返す。そして、全てのマッチングキーワードについて処理済である場合は処理を終了する(ステップS118)。
図7はメール受信要求時の処理例を示すフローチャートである。
図7において、メールサーバ3のメール受信部33は、クライアント端末1のメールソフト11からメール受信要求を受け付けて処理を開始すると(ステップS121)、送受信メールDB34から該当する受信メールの内容を取得する(ステップS122)。
次いで、メール受信部33は、広告提供サーバ4の広告提供部45に要求を行い、受信者当人の今までの送信内容にマッチさせた広告を広告提供部45から取得する(ステップS123)。すなわち、広告提供部45は、メールサーバ3のメール受信部33から要求を受けた場合に、広告配信DB46から受信者のユーザIDおよび優先度に基づいて提供する広告を選択し、広告DB47から広告内容を取得してメール受信部33に提供する。例えば、一つの広告を提供する場合、当該ユーザについて決定されている広告の中から最も優先度が高い広告を選択する。複数の広告を提供する場合は、優先度が高い順に複数の広告を選択する。また、連続して広告の提供を要求された場合、前回と同じ広告を選択するのではなく、既に提供した広告とは別の広告を選択する。
次いで、メール受信部33は、広告提供部45から取得した広告内容をメール内容に挿入する(ステップS124)。なお、広告内容をメール内容に挿入せずに、メール表示画面の別フレーム等に表示する場合には広告挿入の処理は行わない。
次いで、メール受信部33は、メール内容と広告内容(メール内容に挿入しない場合)をクライアント端末1のメールソフト11にネットワーク2を介して送信し(ステップS125)、処理を終了する(ステップS126)。
図8はメール受信要求を行ったクライアント端末1における広告表示の例を示す図である。(a)は、画面101におけるメール内容の一部として、メール本文を表示する領域102に連続する領域103に広告を表示した例である。また、(b)は画面111における受信メール一覧の領域112とフォルダ選択(受信フォルダ、送信フォルダ等の選択)の領域113とは別の領域114、115に広告を表示した例である。
<総括>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば次のような利点がある。
(1)メールサーバに蓄積された送受信履歴を利用し、送信メールから当人が送信したメールの内容を抽出して本人の興味にマッチした広告を配信することで、効果的な広告を行うことができる。
(2)受信メールを引用して送信する場合、メール本文に受信情報と送信情報が混合してしまうが、送信時に受信メールと送信メールの差分をとることで、本人の記載部分のみを広告マッチングの対象とすることができる。送受信を繰り返すと、受信メールに以前の文が残り、当人が記述したもの最新の記述が判らなくなるが、こうすることで送信時の当人の記述したテキスト部分がわかり、当人にマッチした広告を精度よく配信することができる。
(3)広告マッチングの際に、送信回数、送信日時、To、Cc等により、マッチングを行うタームの重み付けをするので、広告マッチングの精度を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
本発明の一実施形態にかかる広告配信システムの構成例を示す図である。 送受信メールDBのデータ構造例を示す図である。 広告配信DBのデータ構造例を示す図である。 広告DBのデータ構造例を示す図である。 メール送信時の処理例を示すフローチャートである。 重み/スコア計算の処理例を示すフローチャートである。 メール受信要求時の処理例を示すフローチャートである。 広告表示の例を示す図である。
符号の説明
1 クライアント端末
11 メールソフト
2 ネットワーク
3 メールサーバ
31 メール生成送信部
32 メール転送受信部
33 メール受信部
34 送受信メールDB
4 広告提供サーバ
41 差分抽出部
42 重み/スコア計算部
43 上位ターム抽出部
44 広告マッチング部
45 広告提供部
46 広告配信DB
47 広告DB

Claims (5)

  1. メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出手段と、
    上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算手段と、
    計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング手段と、
    メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信手段とを備えたことを特徴とする広告配信装置。
  2. 請求項1に記載の広告配信装置において、
    上記ターム出現検出手段の検出対象となるメール本文につき、当該メールが返信メールである場合に引用部分との差分をとって新規記載部分のみを抽出する差分検出手段を備えたことを特徴とする広告配信装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の広告配信装置において、
    上記タームが検出された送信メールの送信日時、宛先等からそれぞれ重みを計算するとともに、全検出数、検出メール数、全ユーザのメール総数等を重みとして取得する重み計算手段を備え、
    上記スコア計算手段は、上記の重みから上記スコアを計算することを特徴とする広告配信装置。
  4. メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出工程と、
    上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算工程と、
    計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング工程と、
    メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信工程とを備えたことを特徴とする広告配信方法。
  5. コンピュータを、
    メール送信時もしくはその後の適当なタイミングに、当該メールを送信したユーザが今回を含め過去に送信したメール本文における所定のタームの存在を検出するターム出現検出手段、
    上記タームの検出結果に基づいて当該タームに関連する広告を提供すべき度合を示すスコアを計算するスコア計算手段、
    計算された上記スコアに基づき、ユーザ毎に提供する広告をマッチングして決定する広告マッチング手段、
    メール受信要求時に当該要求を発したユーザに対し、当該ユーザについて既に決定された広告を配信する広告配信手段、
    として機能させることを特徴としたコンピュータ読み取り可能な広告配信制御プログラム。
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