JP2008281335A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】直列に接続した複数個の貯湯タンクの湯を効率よく利用して風呂の追い焚きを行い、経済的で日本の住宅事情にマッチした機器を提供することを目的としたものである。
【解決手段】加熱手段8により温めた湯を貯め、直列に接続した複数の貯湯タンクの最も下流側に位置する出湯側貯湯タンク6の湯を利用して、浴槽水の加熱を行う温水熱交換器25と、温水熱交換器25に浴槽水を循環させる風呂循環ポンプ23と、複数の貯湯タンクの最も上流側で、給水管3と接続した給水側貯湯タンク2とを備え、温水熱交換器25で熱交換した後の湯を給水側貯湯タンク2に導き、出湯側貯湯タンク6に確実に高温の湯が供給されるようにし、貯湯式給湯装置の使い勝手を向上させている。
【選択図】図1
【解決手段】加熱手段8により温めた湯を貯め、直列に接続した複数の貯湯タンクの最も下流側に位置する出湯側貯湯タンク6の湯を利用して、浴槽水の加熱を行う温水熱交換器25と、温水熱交換器25に浴槽水を循環させる風呂循環ポンプ23と、複数の貯湯タンクの最も上流側で、給水管3と接続した給水側貯湯タンク2とを備え、温水熱交換器25で熱交換した後の湯を給水側貯湯タンク2に導き、出湯側貯湯タンク6に確実に高温の湯が供給されるようにし、貯湯式給湯装置の使い勝手を向上させている。
【選択図】図1
Description
本発明は、主として浴槽水の加熱機能を備えた貯湯式給湯装置に関するものである。
従来のこの種の貯湯式給湯装置は、下部から給水され、上部から出湯される貯湯槽と、貯湯槽の中の上部に設けたヒータと、ヒータより上部の貯湯槽から取り出した水を貯湯槽の下部へ循環する循環ポンプと、循環ポンプの循環回路に貯湯槽から取り出した水と浴槽の水を熱交換する風呂熱交換器を備えたもので、給湯追い焚き機能、貯湯槽全量沸き上げ機能及び風呂追い焚き機能を1つのヒータを用いて実現したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、温水器本体の形状を薄くし、貯湯タンク1本の円筒形状では設置できないスペースにも設置できるように、直列に配管され下部にそれぞれ発熱体が設けられた複数の貯湯タンクと、沸き上げ湯温と給水水温を検出する温度検出手段と、沸き上げ湯温を設定する湯温設定手段と、深夜電力の電源の有無を検出する電源検出手段と、温度検出手段、湯温設定手段及び電源検出手段の出力に基づいて通電を深夜電力時間帯の後半に移動するための通電開始時間を演算する演算手段と、この演算手段の出力に基づいて発熱体への通電を制御する発熱体制御手段とを備えた電気温水器がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、上記複数の貯湯タンクで構成された電気温水器と風呂熱交換器を組み合わせて風呂追い焚き機能を実現させたものはない。
そこで、上記従来の技術を組み合わせて、風呂追い焚き機能付き電気温水器を構成すると図5に示すようになる。
以下、その構成を図に基づいて説明する。図5において、41は電気温水器の製品、42は円筒形状の給水側貯湯タンクで、給水管43から給水が行われ、給水側加熱ヒータ44により水を加熱するようになっている。45は給水側貯湯タンク42と連接配管46により直列に接続した円筒状の出湯側貯湯タンクで、出湯側加熱ヒータ47により水を加熱し、出湯管48から出湯するようになっている。49は浴槽で、電気温水器41と浴槽循環口50を、往き配管51と戻り配管52により配管接続して浴槽49への湯張りと追い焚き加熱を行うようになっている。電気温水器41内部では、戻り配管52から風呂循環ポンプ53を介して、温水熱交換器54に内蔵した熱交換パイプ55を通り、往き配管51へと戻るように接続し、風呂循環回路を形成している。温水熱交換器54は、出湯側貯湯タンク45と往き側パイプ57と戻り側パイプ58により配管接続されており、追い焚き加熱用ポンプ59により出湯側貯湯タンク45の湯を導き、内部に浴槽水が循環する熱交換パイプ55と熱交換することにより、浴槽水の追い焚き加熱を行うようになっている。
特開平05−106915号公報
特開2001−108292号公報
近年、電気温水器やヒートポンプ給湯機などの貯湯式給湯装置の場合、風呂への給湯機能だけでなく、浴槽水の追い焚き加熱機能への要望が高まっている。また、貯湯容量の大型化が進み製品の外形寸法は大きくなる傾向にあるが、日本の住宅事情を考えると家屋周辺の狭い通路に設置できる、機器本体の奥行き寸法が小さい薄型本体が望まれている。
しかしながら、胴径の細い貯湯タンクを複数本直列に接続したものは、機器本体の薄型化を可能とするが、貯湯タンク1本当たりの貯湯量が少なくなる。よって、出湯側タンクの湯を利用して浴槽水の追い焚き加熱を行い、浴槽水加熱後の低温水を再び出湯側出湯タンク内に戻すと、浴槽水の追い焚き加熱を何度か行う間に出湯側貯湯タンク内は低温水で満たされ、給水側貯湯タンクに高温の湯が有るにもかかわらず、浴槽水の追い焚き加熱ができなくなるという課題を有していた。
電気温水器やヒートポンプ給湯機を使用するユーザの期待としては、安価な深夜電力で加熱した湯をできるだけ効率的に利用して、ランニングコストでメリットを出そうとするものであり、単価の高い昼間電力を使用して出湯側貯湯タンク内の低温水を再び加熱することは、深夜電力を利用して温めた湯の寄与率がゼロとなり、必ずしもユーザの期待に添ったものでないという課題を有していた。
本発明は上記課題を解決するために、加熱手段により温めた湯を貯める貯湯タンクを直列に複数個接続して構成したタンクユニットと、前記タンクユニットの最も下流側に位置する出湯側貯湯タンクの湯を利用して、浴槽水の追い焚き加熱を行う温水熱交換器と、前記温水熱交換器を介して前記浴槽水が循環する風呂循環経路と、前記風呂循環経路に浴槽水を循環させる風呂循環ポンプと、前記タンクユニットの最も上流側に位置し、給水管と接続した給水側貯湯タンクとを備え、前記温水熱交換器に前記浴槽水が流入する入口部の略鉛直下方に、前記風呂循環ポンプを配設したものである。
上記発明によれば、複数の貯湯タンクの湯を無駄なく効率的に利用することができ、日本の住宅事情に適した設置形態を提供でき、ユーザの期待に添った機器を提供することができる。
本発明の貯湯式給湯装置によれば、貯湯容量が大きくなっても、複数の貯湯タンクを直列に配管接続しているので、機器本体の奥行き寸法を大きくすることなく、貯湯容量の大容量化に対応できる。さらに、温水熱交換器で熱交換した後の出湯側貯湯タンクの湯を給水側貯湯タンクに導く構成としているので、下流の出湯側貯湯タンクには、浴槽水の追い炊き加熱に使ったお湯の量、あるいは給湯で使用した量と同じ量の湯が上流の給水側貯湯タンクから供給され、出湯側貯湯タンクには高温の湯が確実に供給でき、湯を無駄なく効率的に利用することができる経済的で日本の住宅事情にマッチした機器を提供することができる。
請求項1に記載した貯湯式給湯装置は、加熱手段により温めた湯を貯める貯湯タンクを直列に複数個接続して構成したタンクユニットと、前記タンクユニットの最も下流側に位置する出湯側貯湯タンクの湯を利用して、浴槽水の追い焚き加熱を行う温水熱交換器と、前記温水熱交換器を介して前記浴槽水が循環する風呂循環経路と、前記風呂循環経路に浴槽水を循環させる風呂循環ポンプと、前記タンクユニットの最も上流側に位置し、給水管と接続した給水側貯湯タンクとを備え、前記温水熱交換器に前記浴槽水が流入する入口部の略鉛直下方に、前記風呂循環ポンプを配設したことを特徴とするものである。
そして、複数の貯湯タンクを直列に配管接続することにより、貯湯容量が大きくなっても、機器本体の奥行き寸法を大きくする必要がない。さらに、温水熱交換器で熱交換した後の出湯側貯湯タンクの湯を給水側貯湯タンクに導く構成としているので、下流の出湯側貯湯タンクには、浴槽水の追い焚き加熱に使ったお湯の量、あるいは給湯で使用した量と
同じ量の湯が上流の給水側貯湯タンクから供給され、高温の湯を無駄なく効率的に利用することができ、経済的で日本の住宅事情にマッチした機器を提供することができる。
同じ量の湯が上流の給水側貯湯タンクから供給され、高温の湯を無駄なく効率的に利用することができ、経済的で日本の住宅事情にマッチした機器を提供することができる。
請求項2に記載した貯湯式給湯装置は、加熱手段としてヒートポンプユニットを用い、給水側貯湯タンクの下部より導いた低温水を加熱する構成としているので、COP(エネルギー消費効率)を向上させることができ、ユーザの期待に添ったランニングコストでメリットが出せる高効率な機器を提供することができる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施例1における貯湯式給湯装置のシステム構成図、図2は同貯湯式給湯装置の部分断面斜視図である。
図1は本発明の実施例1における貯湯式給湯装置のシステム構成図、図2は同貯湯式給湯装置の部分断面斜視図である。
図1、図2において、1は電気温水器の製品で、2は円筒状の給水側貯湯タンク、3は給水管、4は給水圧を減圧する減圧弁、5は水パイプ、6は円筒状の出湯側貯湯タンク、7は給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6を直列に接続する連接配管で、前記給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6でタンクユニットを形成している。8Aは出湯側貯湯タンク6内に臨むように取り付けられた出湯側加熱手段である加熱ヒータ、8Bは給水側貯湯タンク2内に臨むように取り付けられた加熱手段である給水側加熱ヒータ、9は電動式の混合弁で出湯側貯湯タンク6と配管接続された給湯パイプ10と水パイプ5に配管接続されていて、設定温度に応じて内蔵されている弁体(図示せず)の開度比率を制御することで所望の温度の混合水を得る構成としてある。11は混合された混合水の温度を検知する温度検出器である入水サ―ミスタ、12は出湯管で、給湯口であるカラン13に接続されている。14は出湯管12から分岐された風呂パイプ15に接続された風呂注湯開閉弁である。16は浴槽で、電気温水器1と接続して、浴槽16への湯張りと追い焚き加熱を行うための浴槽循環口17を備えている。18は往き配管、19は戻り配管、20は往き管接続口、21は戻り管接続口である。なお、電気温水器1内部では戻り管接続口21から浴槽水の温度を検出する風呂サーミスタ22、風呂循環ポンプ23を介して熱交換パイプ24を内蔵した円筒状の温水熱交換器25を通り、往き管接続口20に戻るように接続し、風呂循環の経路を形成している。温水熱交換器25は、出湯側貯湯タンク6と接続された往き側パイプ26と戻り側パイプ27により接続されており、往き側パイプ26は出湯側貯湯タンク6の上部と接続し、戻り側パイプ27には出湯側貯湯タンク6の湯を温水熱交換器25内に導き、熱交換パイプ24と熱交換させた後の低温水を給水側貯湯タンク2の下部へと戻す循環ポンプ28が取り付けられている。29は風呂注湯分岐管で、一方を風呂循環ポンプ23と配管接続し、他方を熱交換パイプ24と接続し、風呂循環の経路より浴槽16への湯張りを行うようになっている。
次に以上のような構成にて動作を説明する。まず、沸き上げを行う場合は、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6に給水を行い満水状態にし、深夜電力を利用して出湯側加熱ヒータ8Aと給水側加熱ヒータ8Bによる水の加熱を開始する。出湯側貯湯タンク6と給水側貯湯タンク2の湯温が所定の温度になり沸き上げが完了すると、出湯側加熱ヒータ8Aと給水側加熱ヒータ8Bへの通電を停止させる。
次に給湯を行う場合には、カラン13が開かれると、入水サーミスタ11で検出される湯温と設定温度を比較し、設定温度になるように混合弁9により出湯側貯湯タンク6の湯と水パイプ5からの水道水を混合する。一方、給水側貯湯タンク2には、出湯側貯湯タンク6から湯が出湯されると同時に、水道水が給水管3から水パイプ5を通って給水側貯湯タンク2内へ供給され、同時に給水側貯湯タンク2上部の高温の湯が連接配管7を通って出湯側貯湯タンク6へと供給される。すなわち、給水側貯湯タンク2に湯がある限りは、
常に出湯側貯湯タンクに湯が供給される。
常に出湯側貯湯タンクに湯が供給される。
次に浴槽16に湯張りを行う場合は、風呂リモコンの自動湯張りスイッチ(図示せず)をオンにすると、風呂注湯開閉弁14がオンして開弁し湯張りが開始される。その経路は、混合弁9で設定温度に混合された湯が、風呂パイプ15を通り、弁開状態となった風呂注湯開閉弁14から風呂循環の経路に供給され、往き配管18および戻り配管19から浴槽16に供給され、湯張りが完了すると風呂注湯開閉弁14はオフして閉弁状態となる。浴槽16への湯張りを行った場合も、カラン13から給湯を行った場合と同じように、水道水が給水管3から水パイプ5を通って給水側貯湯タンク2内へ供給され、同時に給水側貯湯タンク2上部の高温の湯が連接配管7を通って出湯側貯湯タンク6へと供給される。すなわち、給水側貯湯タンク2に湯がある限りは、常に出湯側貯湯タンク6に湯が供給される。
次に浴槽水の追い焚き加熱動作について説明する。浴槽水は一定時間ごとに風呂循環ポンプ23を駆動して戻り配管19から温水熱交換器25を通って往き配管18から浴槽16に戻される。この間に、風呂サーミスタ21で浴槽水の温度を検出し、設定温度より低ければ循環ポンプ28が駆動し、出湯側貯湯タンク6の湯を温水熱交換器25内に循環させ熱交換パイプ24で浴槽水を加熱するようになっている。温水熱交換器25で熱交換した出湯側貯湯タンク6から導かれた湯は、低温水となり給水側貯湯タンク2の下部に導かれ、同時に給水側貯湯タンク2上部の高温の湯が連接配管7を通って出湯側貯湯タンク6へと供給される。すなわち、給水側貯湯タンク2に湯がある限りは、常に出湯側貯湯タンクに浴槽水の追い焚き加熱に必要な湯が供給される。浴槽水が設定温度に回復すると風呂循環ポンプ23と循環ポンプ28は停止し、追い焚き加熱動作が完了する。
尚、本実施例では、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6の2つの貯湯タンクを直列に配管接続した場合について説明したが、給水側貯湯タンクと出湯側貯湯タンクの間にさらに別の貯湯タンクを直列に接続しても同様の動作が行える。
(実施の形態2)
図3は本発明の実施例2における貯湯式給湯装置のシステム構成図である。
図3は本発明の実施例2における貯湯式給湯装置のシステム構成図である。
図3において、30は給水側貯湯タンク2の頂部と出湯側貯湯タンク6の頂部を配管接続する上部連接配管、31は出湯側貯湯タンク6の下部と給水側貯湯タンク2の下部を配管接続する下部連接配管で、この下部連接配管31途中には沸き上げポンプ32が取り付けてあり、出湯側貯湯タンク6と給水側貯湯タンク2の間で湯を循環するようになっている。Mは出湯側貯湯タンク6内の湯温を検出する湯温サーミスタである。33は出湯側貯湯タンク6内で熱交換し、浴槽水の追い焚き加熱を行う内蔵式熱交換パイプである。この内蔵式熱交換パイプ33は1次側パイプ33Aを風呂注湯分岐管29に接続し、2次側パイプ33Bを往き配管18に接続している。また、1次側パイプ33Aには流路切替弁34を介して、2次側パイプ33Bに接続したバイパス循環パイプ35が接続してある。流路切替弁34は1次側パイプ33Aに導かれた浴槽水を出湯側貯湯タンク6内で加熱させるか、バイパス循環パイプ35を通って2次側パイプ33Bに流すかを制御するようになっている。すなわち、電気温水器1内部では戻り管接続口21から浴槽水の温度を検出する風呂サーミスタ22、風呂循環ポンプ23を介して風呂注湯分岐管29と1次側パイプ33Aとバイパス循環パイプ35を通り、往き管接続口20に戻るように接続し、風呂循環の経路を形成している。
次に、以上のような構成にて動作を説明する。まず、沸き上げを行う場合は、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6に給水を行い満水状態にし、深夜電力を利用して加熱ヒータ8による水の加熱を開始する。同時に沸き上げポンプ32を駆動し、給水側貯湯タン
ク2と出湯側貯湯タンク6の水を、上部連接配管30と下部連接配管31を通る経路で循環し、湯温が所定の温度になり沸き上げが完了すると、加熱ヒータ8への通電と沸き上げポンプ32の駆動を停止させる。
ク2と出湯側貯湯タンク6の水を、上部連接配管30と下部連接配管31を通る経路で循環し、湯温が所定の温度になり沸き上げが完了すると、加熱ヒータ8への通電と沸き上げポンプ32の駆動を停止させる。
次に給湯を行う場合には、カラン13が開かれると、入水サーミスタ11で検出される湯温と設定温度を比較し、設定温度になるように混合弁9により出湯側貯湯タンク6の湯と水パイプ5からの水道水を混合する。一方、給水側貯湯タンク2には、出湯側貯湯タンク6から湯が出湯されると同時に、水道水が給水管3から水パイプ5を通って給水側貯湯タンク2内へ供給され、同時に給水側貯湯タンク2上部の高温の湯が上部連接配管30を通って出湯側貯湯タンク6へと供給される。同時に、僅かな量の給水側貯湯タンク2下部の水が下部連接配管31を通って出湯側貯湯タンク6へ入る。下部連接配管31の配管途中には、沸き上げポンプ32が取り付けてあるので流路抵抗が大きく、給水側貯湯タンク2から出湯側貯湯タンク6側へ流入する水の量は僅かな量となる。よって、給水側貯湯タンク2に湯がある限りは、常に出湯側貯湯タンク6に湯が供給される。
次に浴槽16に湯張りを行う場合は、実施例1と同じで、風呂リモコンの自動湯張りスイッチ(図示せず)をオンにすると、風呂注湯開閉弁14がオンして開弁し湯張りが開始される。その経路は、混合弁9で設定温度に混合された湯が、風呂パイプ15を通り、弁開状態となった風呂注湯開閉弁14から風呂循環の経路に供給され、往き配管18および戻り配管19から浴槽16に供給され、湯張りが完了すると風呂注湯開閉弁14はオフして閉弁状態となる。浴槽16への湯張りを行った場合も、カラン13から給湯を行った場合と同じように、給水側貯湯タンク2に湯がある限りは、常に出湯側貯湯タンク6に湯が供給される。
次に浴槽水の追い焚き動作加熱について説明する。浴槽水は一定時間ごとに風呂循環ポンプ23を駆動して戻り配管19からバイパス循環パイプ35を通って往き配管18から浴槽16に戻される。この間に、風呂サーミスタ21で浴槽水の温度を検出し、設定温度より低ければ流路切替弁34が駆動し、浴槽水を内蔵式熱交換パイプ33側に流し、出湯側貯湯タンク6の高温水と熱交換させ追い炊き加熱するようになっている。浴槽水が設定温度に回復すると風呂循環ポンプ23は停止し、追い焚き加熱動作が完了する。一方、内蔵式熱交換パイプ33と熱交換した出湯側貯湯タンク6の湯は、低温水となり出湯側貯湯タンク6の下部に下がる。そして、出湯側貯湯タンク6内の低温水の量が所定の量になったことを湯温サーミスタMが検出すると、沸き上げポンプ32が駆動し、出湯側貯湯タンク6下部の低温水を下部連接配管31から給水側貯湯タンク2の下部に移動させる。同時に給水側貯湯タンク2上部の高温の湯が上部連接配管30を通って出湯側貯湯タンク6へと供給される。すなわち、給水側貯湯タンク2に湯がある限りは、常に出湯側貯湯タンク6に浴槽水の追い焚き加熱に必要な湯が供給される。
尚、本実施例では、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6の2つの貯湯タンクを直列に配管接続した場合について説明したが、給水側貯湯タンクと出湯側貯湯タンクの間にさらに別の貯湯タンクを直列に接続しても同様の動作が行える。
また、加熱ヒ−タ8は出湯側貯湯タンク6と給水側貯湯タンク2それぞれに設けてもかまわないし、直列に接続した貯湯タンク全てに加熱ヒータ8を設けた構成であってもかまわない。
(実施の形態3)
図4は本発明の実施例3における貯湯式給湯装置のシステム構成図である。実施例1は加熱手段として加熱ヒータを使って湯を沸かすシステムであったが、実施例3はヒートポンプユニットを加熱手段にしたことが大きく異なる点である。
図4は本発明の実施例3における貯湯式給湯装置のシステム構成図である。実施例1は加熱手段として加熱ヒータを使って湯を沸かすシステムであったが、実施例3はヒートポンプユニットを加熱手段にしたことが大きく異なる点である。
図4において、36は大気熱を冷媒に回収し熱交換器を介して水を加熱するヒートポンプユニットで、給水側貯湯タンク2下部に配管接続した給水往きパイプ37の配管途中に取り付けられた沸き上げポンプ32を介して水が供給される。38はヒートポンプユニット36で加熱された湯を出湯側貯湯タンク6あるいは給水側貯湯タンク2に供給する沸き上げパイプである。沸き上げパイプ38の配管途中には給湯流路切替手段39が取り付けてあり、ヒートポンプユニットで沸き上げた湯を出湯側貯湯タンク6側に流すのか、給水側貯湯タンク2側に流すのかを切り替えるようになっている。38Aは給湯分岐パイプであり、給湯流路切替手段39と給水側貯湯タンク2を配管接続している。
次に以上のような構成にて動作を説明する。まず、機器を設置した後に最初の沸き上げを行う場合は、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6に給水を行い満水状態にし、深夜電力を利用してヒートポンプユニット36で水の加熱を開始する。同時に沸き上げポンプ32を駆動し、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6の水を循環させる。そして、湯温が所定の温度になり沸き上げが完了すると、ヒートポンプユニット36での加熱と沸き上げポンプ32の駆動を停止させる。
次に給湯を行う場合と浴槽16に湯張りを行う場合と浴槽水の追い焚き加熱を行う場合は、実施例1と全く同じ動作となる。特に、追い焚き加熱を行った後には、必ず給水側貯湯タンク2の下部に導かれた低温水を利用して沸き上げを行うので、高温に加熱された冷媒ガスとの熱交換効率が向上し、加熱手段をヒートポンプユニット36としていることのメリットが出せるようになっている。
次に、貯湯タンクの湯を再び沸き上げる場合の動作を説明する。まず、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6の湯の殆ど全てを給湯で使い切ったか、浴槽水の追い焚き加熱を何度か行い、給水側貯湯タンク2は全て低温水となり、出湯側貯湯タンク6側においても大半あるいは全てが低温水である状態から沸き上げを行う場合は、ヒートポンプユニット36で加熱した湯を、出湯側貯湯タンク6側に導くように給湯流路切替手段39を制御し、浴槽水の追い焚き加熱や、給湯に使える高温水を効率良く供給するようにしている。
次に、出湯側貯湯タンク6の湯の殆ど全てを給湯で使い切ったか、浴槽水の追い焚き加熱を行った後に、出湯側貯湯タンク6は高温水で満たされており、給水側貯湯タンク2側については殆ど全てが低温水である状態から沸き上げを行う場合は、ヒートポンプユニット36での加熱を、給水側貯湯タンク2側のみで行えるように給湯流路切替手段39を制御し、給湯側貯湯タンク2と給水往きパイプ37とヒートポンプユニット36と沸き上げパイプ38を循環する経路を形成することにより、短時間で効率良く沸き上げを行うようにしている。
尚、本実施例では、給水側貯湯タンクと出湯側貯湯タンクの2つの貯湯タンクを直列に配管接続した場合について説明したが、給水側貯湯タンク2と出湯側貯湯タンク6の間にさらに別の貯湯タンクを直列に接続しても同様の動作が行える。
また、ヒートポンプユニット36で加熱された湯は、必要に応じて複数の貯湯タンクそれぞれに供給できるように複数の給湯流路切替手段39を沸き上げパイプ38に設けて制御することも可能である。
2 給水側貯湯タンク
3 給水管
6 出湯側貯湯タンク
8 加熱手段
16 浴槽
23 風呂循環ポンプ
25 温水熱交換器
3 給水管
6 出湯側貯湯タンク
8 加熱手段
16 浴槽
23 風呂循環ポンプ
25 温水熱交換器
Claims (2)
- 加熱手段により温めた湯を貯める貯湯タンクを直列に複数個接続して構成したタンクユニットと、前記タンクユニットの最も下流側に位置する出湯側貯湯タンクの湯を利用して、浴槽水の追い焚き加熱を行う温水熱交換器と、前記温水熱交換器を介して前記浴槽水が循環する風呂循環経路と、前記風呂循環経路に浴槽水を循環させる風呂循環ポンプと、前記タンクユニットの最も上流側に位置し、給水管と接続した給水側貯湯タンクとを備え、前記温水熱交換器に前記浴槽水が流入する入口部の略鉛直下方に、前記風呂循環ポンプを配設したことを特徴とする貯湯式給湯装置。
- 加熱手段としてヒートポンプユニットを用い、給水側貯湯タンクの下部より導いた低温水を加熱する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
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2008
- 2008-07-23 JP JP2008189312A patent/JP2008281335A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN101858647A (zh) * | 2010-06-09 | 2010-10-13 | 李国康 | 一种开水机机芯 |
CN101858647B (zh) * | 2010-06-09 | 2013-08-28 | 李国康 | 一种开水机机芯 |
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