JP2008280939A - 遠心式送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 舌部と羽根車との干渉による周期音を含む騒音の発生を抑制することができる遠心式送風機を提供する。
【解決手段】 回転軸周りに複数枚の翼が設けられた羽根車2と、羽根車2を収納するとともに、回転軸の軸線方向の一端側に吸い込み部を有するケーシング3と、ケーシング3内における羽根車2の周囲に配置された渦巻状流路4と、渦巻状流路4における巻き終わりから巻き始めへの空気の流入を抑制する舌部6と、が設けられ、舌部6における2羽根車の回転方向と逆回転方向側の先端には、羽根車2の径方向において羽根車2との間の隙間を略一定に保ちつつ、軸線方向の位置に応じて逆回転方向へ突出する量が変化する延長部20が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周期音の発生を抑制するのに好適な遠心式送風機に関する。
従来、遠心式送風機において、羽根車と舌部との干渉によって周期音が発生することが知られている。この周期音は、周波数が羽根車の回転数(N)と羽根枚数(Z)に比例している騒音(NZ音)である。
上述の周期音を抑制するために、羽根車の外径と舌部との間の隙間を大きく取る方法が知られている。しかしながら、この方法では、遠心送風機の空力性能が悪化するため、空力性能、つまり風量を維持するために羽根車の回転数を上昇させる必要があり、結果として遠心送風機のオーバーオール騒音(可聴域の各周波数における騒音の積分値に相当する騒音)が悪化するという問題があった。
上述の問題を解決するため、例えば、羽根車の直径(D2)と、舌部および羽根車の隙間(s)との比(舌部隙間比(s/D2))を、羽根車の高さ方向に応じて変化させることにより、舌部と羽根車と干渉のタイミングをずらし、周期音の発生を抑制する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−339899号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載された技術では、舌部隙間比を変更することにより、舌部隙間比が最適な値から外れて周期音以外の騒音が発生する恐れがあった。また、周期音発生の抑制が十分でないという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、舌部と羽根車との干渉による周期音を含む騒音の発生を抑制することができる遠心式送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段を提供する。
本発明の遠心式送風機は、回転軸周りに複数枚の翼が設けられた羽根車と、該羽根車を収納するとともに、前記回転軸の軸線方向の一端側に吸い込み部を有するケーシングと、該ケーシング内における前記羽根車の周囲に配置された渦巻状流路と、該渦巻状流路における巻き終わりから巻き始めへの空気の流入を抑制する舌部と、が設けられ、前記舌部における前記羽根車の回転方向と逆回転方向側の先端には、前記羽根車の径方向において前記羽根車との間の隙間を略一定に保ちつつ、前記軸線方向の位置に応じて前記逆回転方向へ突出する量が変化する延長部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、羽根車から渦巻状流路に流入した流れは、渦巻状流路に沿って流れ、延長部に衝突することにより高圧領域を形成する。高圧領域の形成領域は、流れと延長部とが衝突する位置に影響されるため、上記軸線方向の位置に応じて変化する。そのため、回転軸周りに回転する翼は、上記軸線方向の位置に応じた異なるタイミングで高圧領域を通過することとなり、同じタイミングで高圧領域を通過する場合と比較して、周期音の発生が抑制される。
延長部と羽根車との間の間隔は、羽根車の周方向において略一定に保たれているため、舌部間隔比を変化させる方法と比較して、騒音の発生を抑制することができる。
上記発明においては、少なくとも前記延長部の前記径方向外側の面には、前記軸線方向の位置に応じて前記径方向外側へ突出する量が変化する張出し部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、張出し部は、渦巻状流路内の流れが延長部に衝突することにより形成される流れが澱む領域(死水領域に相当する領域)に設けられている。そのため、延長部に衝突した流れは、澱むことなく張出し部に沿って流れるため、張出し部が設けられていない場合と比較して、流れの澱みに起因する騒音の発生が抑制される。つまり、流れが澱む領域を張出し部により埋めることで、当該領域における不安定な流れの発生を抑制し、渦巻状流路から羽根車に逆流する流れが抑制されることから、逆流による騒音の発生を抑制できる。
張出し部における舌部から径方向外側へ突出する量を、軸線方向の位置に応じて変化させることにより、流れが澱む領域のみに張出し部を配置することができる。このように張出し部を配置することにより、渦巻状流路内の流れに対する圧損の増加を抑制することができる。
上記発明においては、前記張出し部は、前記軸線方向に沿って延びる前記延長部の前記径方向外側の面に対して、交差する方向に延びる傾斜面であることが望ましい。
本発明によれば、張出し部を傾斜面とすることで、段差を有する面である場合と比較して、段差における流れの乱れが生じにくく、流れが張出し部に沿って滑らかに流れるため騒音の発生が抑制される。
傾斜面としては、吸い込み部側から羽根車側に向かって、径方向外側に向かって傾斜する面と、径方向内側に向かって傾斜する面とを例示することができる。
上記発明においては、前記張出し部は、前記軸線方向の位置に応じて前記延長部から前記径方向外側へ突出する量が異なる段差状に形成されていることが望ましい。
本発明によれば、張出し部を段差状に形成することで、傾斜面である場合と比較して、張出し部に沿う流れの向きは拘束され、騒音の発生は抑制される。つまり、逆回転方向に突出する量が異なる段差が隣接する部分に段差面が形成され、段差面により軸線方向への流れが拘束される。そのため、張出し部に沿う流れは、渦巻状流路の長手方向に向かう流れとなり、流れの乱れによる騒音の発生が抑制される。
上記発明においては、前記延長部は、前記軸線に対して、交差する方向に延びる傾斜面であることが望ましい。
本発明によれば、延長部を傾斜面とすることで、段差を有する面である場合と比較して、段差における流れの乱れが生じにくく、流れが延長部に沿って滑らかに流れるため騒音の発生が抑制される。
傾斜面としては、吸い込み部側から羽根車側に向かって、逆回転方向側に向かって傾斜する面と、回転方向側に向かって傾斜する面とを例示することができる。
上記発明においては、前記延長部は、前記軸線方向の位置に応じて前記逆回転方向へ突出する量が異なる段差状に形成されていることが望ましい。
本発明によれば、延長部を段差状に形成することで、傾斜面である場合と比較して、延長部に沿う流れの向きは拘束され、流れの乱れによる騒音の発生が抑制される。つまり、逆回転方向に突出する量が異なる段差が隣接する部分に段差面が形成され、段差面により軸線方向への流れが拘束される。そのため、延長部に沿う流れは、渦巻状流路の長手方向に向かう流れとなり、流れの乱れによる騒音の発生が抑制される。
上記発明においては、前記舌部には、前記吸い込み部側の一方の舌部、および、他方の舌部に分割する割り面が設けられ、前記延長部は、前記一方の舌部または前記他方の舌部のいずれかに設けられるとともに、前記割り面の近傍領域から前記割り面から離れる方向に向かって、前記逆回転方向へ突出する量が増えることが望ましい。
本発明によれば、例えば、舌部や延長部などが設けられるケーシングを射出成形などの製造方法を用いて成形する場合に、抜き勾配を確保しやすくなり、アンダーカットのない形状を実現することができる。
割り面の近傍領域から延長部を設けることにより、広い範囲に延長部を形成することができ、騒音低減と、延長部の成形容易性とを両立することができる。
上記発明においては、前記延長部は、前記舌部における少なくとも前記吸い込み部側の端部近傍に設けられていることが望ましい。
本発明によれば、吸い込み部から羽根車に吸い込まれて渦巻状流路に流出した流れは、渦巻状流路における吸い込み部と反対側の領域に偏って流れる。そのため、延長部を舌部の吸い込み部側の端部に設けることで効果的に騒音の発生を抑制することができる。
上記発明においては、前記渦巻状流路における前記舌部の近傍領域には、前記軸線方向に沿って突出するとともに、前記渦巻状流路の長手方向に沿って延びる遮蔽部が設けられていることが望ましい。
本発明によれば、径方向外側に位置する渦巻状流路から、内側に位置する羽根車に流入する流れが遮られるため、騒音の発生が抑制される。
本発明の遠心式送風機によれば、高圧領域の形成領域は軸線方向の位置に応じて変化するため、翼は軸線方向の位置に応じた異なるタイミングで高圧領域を通過することとなり、舌部と羽根車との干渉による周期音の発生を抑制することができるという効果を奏する。延長部と羽根車との間の間隔は、羽根車の周方向において略一定に保たれているため、騒音の発生を抑制することができるという効果を奏する。
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の第1の実施形態に係る遠心式送風機ついて図1から図7を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る遠心式送風装置の構成を説明する模式図である。図2は、図1の遠心式送風機の構成を説明する断面視図である。
本実施形態に係る遠心式送風装置1は、車両用空気調和装置の送風装置として用いられるものである。遠心式送風装置1には、図1および図2に示すように、羽根車2と、羽根車2を格納するケーシング3と、ケーシング3内における羽根車2の周囲に配置された渦巻状流路4と、渦巻状流路4の巻き終わりから接線方向に延びるディフューザ流路5と、渦巻状流路4からディフューザ流路5へ空気を導くとともに、渦巻状流路4の巻き終わりから巻き始めへの空気の流入を抑制する舌部6と、羽根車2を回転軸12の軸線C周りに回転駆動する駆動部7とが設けられている。
ここで、遠心式送風装置1の渦巻状流路4の下流側には、車両用空調装置の各流路(フェイス側流路やフット側流路、デフロスト側流路等)に空気を導くディフューザ流路5と、図示しないが、渦巻状流路4に送り込まれた空気の調製を行う装置(冷房用熱交換器やヒータコア等)とが設けられている。各流路の入口には、制御装置によって開閉が制御されるダンパが設けられており、車両用空気調和装置の運転モードに応じてダンパの開閉が制御されている。このようにすることで、空気が渦巻状流路4から適切な流路に送り込まれる。
羽根車2は、駆動部7および回転軸12によって回転駆動されることにより、シュラウド10側から空気を翼9の径方向内側に取り込み、この空気に翼9によって遠心力を付与し、羽根車2の周囲を囲む渦巻状流路4内に空気を圧送するものである。
羽根車2には、図2に示すように、軸線C周りに回転駆動される略円板状の羽根車底板8と、羽根車底板8の駆動部7と反対側の面に、同一円周上に並んで設けられた複数の翼9と、羽根車底板8との間にこれら翼9を挟んで同軸にして配置されるとともに、各翼9の端部を連結する略円環板状のシュラウド10と、が設けられている。
本実施形態では、羽根車底板8は、中心部が周辺部よりもシュラウド10側に突出するように湾曲され、駆動部7に対向する面側に収納スペースが形成されている。この収納スペースには、駆動部7の一部が収納されている。これによって、軸線C方向について遠心式送風装置1の小型化を図ることができる。
羽根車底板8は、中心部から周辺部にかけて、シュラウド10側に凹となるなだらかな曲面に形成されている。これによって、翼9の径方向内側に取り込まれた空気は、羽根車底板8に沿って径方向外側に案内され、翼9の間にスムーズに供給される。
翼9は、羽根車底板8から軸線Cに沿って、シュラウド10側に突出するとともに、軸線Cに直交する断面における形状が略円弧形状である板状の部材である。これら翼9は、軸線C周りの同一円周上に等間隔に並んで配置されている。翼9が配置されている間隔(ピッチP)は、後述する延長部20の突出長さを規定するパラメータとなる。
シュラウド10は、径方向内側から径方向外側に向かうにつれて、羽根車底板8に接近する傾斜を有している。傾斜は、羽根車底板8側からみて、羽根車底板8に近づくにつれて拡径するラッパ状の曲面に形成されている。これによって、翼9の径方向内側に取り込まれた空気はシュラウド10に沿って径方向外側に案内され、翼9の間にスムーズに供給される。
駆動部7は羽根車2を回転駆動させるものであり、駆動部7には、回転駆動力を発生するモータ11と、モータ11と羽根車2とを繋ぐ回転軸12とが設けられている。
モータ11は、後述するケーシング3の円筒部18の内部に配置され、外部から供給された電力に基づいて回転駆動力を発生するものである。
回転軸12は、モータ11が発生した回転駆動力を羽根車2の羽根車底板8に伝達するものである。回転軸12は、その軸線C周りに回転可能に配置されている。
渦巻状流路4は、図1および図2に示すように、羽根車2の周囲に配置された流路であって、羽根車2によって圧送された空気が流入する流路である。
渦巻状流路4は、巻き始め部4Sから巻き終わり部4Eに向かって、つまり、羽根車2の回転方向(図1における時計回り方向)に向かって流路断面積が増える形状に形成されている。言い換えると、巻き始め部4Sでは渦巻状流路4の流路断面積は最も狭く、巻き終わり部4Eで流路断面積は最も広くなる。この巻き終わり部4Eにおいて、渦巻状流路4はディフューザ流路5と接続されている。
ディフューザ流路5は、渦巻状流路4の巻き終わり部4Eから流出した空気を、上述の冷房用熱交換器やヒータコア等に導くものである。
ケーシング3は、割り面13により、シュラウド10と対向する上部ケーシング3U(図2における上側のケーシング)と、羽根車底板8と対向する下部ケーシング3L(図2における下側のケーシング)と、に分割された構成とされている。渦巻状流路4およびディフューザ流路5は、上部ケーシング3Uおよび下部ケーシング3Lによって囲まれている。
図3は、図2の上部ケーシングの構成を説明する模式図であって、下部ケーシング側から上部ケーシングを見た図である。
上部ケーシング3Uには、図2および図3に示すように、遠心式送風装置1の外形を構成する天板14および上部側壁15Uと、空気を羽根車2に導入するベルマウス(吸い込み部)16と、空気を渦巻状流路4からディフューザ流路5へ導く上部舌部(一方の舌部)6Uと、が設けられている。
天板14および上部側壁15Uは、渦巻状流路4およびディフューザ流路5を構成する壁面でもある。天板14は軸線Cに直交する面に沿って延びる板部材であって、上部側壁15Uは下部ケーシング3Lに向かって延びる壁面である。上部側壁15Uの下部ケーシング3L側の端部は割り面13に相当し、下部側壁15Lの端部と係合されている。
ベルマウス16は、天板14における羽根車2と対向する領域に、径方向内側に向かうにつれて下部ケーシング3L側に接近する滑らかな曲面から構成された円環板状の部材である。
上部舌部6Uは、上部側壁15Uにおける渦巻状流路4における巻き始め部4S近傍領域を構成する部分と、ディフューザ流路5を構成する部分とを繋ぐ曲面であって、下部舌部6Lとともに舌部6を構成するものである。
上部舌部6Uは軸線Cに沿って延びる略円筒状の曲面であり、羽根車2の直径(D2)を100%とした場合、羽根車2との間の隙間(su)が約8%から約10%となるように配置されている。
本実施形態に置いては、上部舌部6Uの略円筒状の曲面の半径が約12mmであって、上部舌部6Uと羽根車2との隙間(su)が約13mmのものに適用して説明するが、特にこの値に限定するものではない。
図4は、図2の下部ケーシングの構成を説明する模式図であって、上部ケーシングから下部ケーシングを見た図である。
下部ケーシング3Lには、図2および図4に示すように、遠心式送風装置1の外形を構成する下部底板17および下部側壁15Lと、駆動部7が配置される円筒部18と、空気を渦巻状流路4からディフューザ流路5へ導く下部舌部(他方の舌部)6Lと、羽根車2への空気の逆流を防止するベーン部(遮蔽部)19と、が設けられている。
下部底板17および下部側壁15Lは、渦巻状流路4およびディフューザ流路5を構成する壁面でもある。下部底板17は軸線Cに直交する面に沿って延びる板部材であって、下部側壁15Lは上部ケーシング3Uに向かって延びる壁面である。下部側壁15Lの上部ケーシング3U側の端部は割り面13に相当し、上部側壁15Uの端部と係合されている。
円筒部18は、下部底板17における羽根車2と対向する領域に、軸線Cに沿って延びる円筒状の部材であって、内部に駆動部7であるモータが配置されるものである。
上部舌部6Uは、下部側壁15Lにおける渦巻状流路4における巻き始め部4S近傍領域を構成する部分と、ディフューザ流路5を構成する部分とを繋ぐ曲面であって、上部舌部6Uとともに舌部6を構成するものである。
図5は、図3の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、天板14から上部舌部を見た透視図である。
上部舌部6Uには、図3および図5に示すように、軸線Cを中心とする円周方向に沿って、羽根車2の回転方向と逆の回転方向(以下、逆回転方向と表記する。)に突出する延長部20が設けられている。
図6は、図5の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、図5におけるB-B断面図である。
延長部20は、図5および図6に示すように、割り面13から天板14に向かうにつれて、逆回転方向に突出する傾斜面であるとともに、曲面の半径が小さくなる曲面である。割り面13における延長部20の半径は、下部舌部6Lの半径と略同一である。
延長部20の突出量は、羽根車2における翼9のピッチPに対して、Pから1.5Pの範囲に設定されている。
翼9と舌部6との干渉のタイミングをずらすために、羽根1ピッチ分ずらすことが理想であるが、翼9を通過して径方向外向きに流れる流れは必ずしも均一でなく、そのためさらに半ピッチずらすことで干渉低減に効果を得ることができる(これ以上ずらそうとするとケーシングの寸法制限上、無理が発生する。)。
本実施形態では、延長部20における割り面13における半径が約12mm、先端の半径が約4mmであって、割り面13における半径の中心から、先端における半径の中心までの距離(ディフューザ流路5の延在方向に沿う長さ)が約22mmである場合に適用して説明する。
なお、延長部20の形状はこの寸法に限定されるものではない。
延長部20における羽根車2と対向する面は、上部側壁15Uから軸線Cを中心とする円周に沿って延びる略円筒状の曲面に形成されている。そのため、延長部20から羽根車2までの隙間(su)は、下部舌部6Dと羽根車2との隙間(sd)と同様に、羽根車2の直径に対して約8%から約10%までの範囲の一定の所定値となる。
このように、上部舌部6Uおよび下部舌部6Lを構成することで、抜き勾配を確保しやすくなるとともに、アンダーカットのない形状を実現することができ、ケーシング3を射出成形などの製造方法を用いて成形することができる。
図7は、図4のベーン部の構成を説明する部分拡大図であって、図4におけるC-C断面図である。
ベーン部19は、図4および図7に示すように、渦巻状流路4を構成する下部底板17から上部ケーシング3Uに向かって突出するとともに、渦巻状流路4の長手方向に沿って延びる畝状に成形された部材である。ベーン部19の断面形状は、なだらかに突出する山状の形状である。
ベーン部19は、渦巻状流路4の巻き終わり部4Eの近傍から、ディフューザ流路5における下部舌部6Lの近傍領域までの領域に設けられている。
なお、ベーン部19は、上述のように上部ケーシング3Uに向かってなだらかに突出した山状に成形されたものであってもよいし、上部ケーシング3Uに向かって突出した板状のものであってもよく、特に限定するものではない。
さらに、ベーン部19は、天板14から下部ケーシング3Lに向かって突出するものであってもよく、特に限定するものではない。
なお、本実施形態のように、渦巻状流路4にベーン部19を設けてもよいし、ベーン部19を設けなくてもよく特に限定するものではない。
次に、上記の構成からなる遠心式送風装置1における送風方法について説明する。
遠心式送風装置1により送風を行う場合には、図1および図2に示すように、駆動部7のモータ11に電力が供給され、モータ11により羽根車2が回転駆動される。
羽根車2が回転すると、空気はベルマウス16から翼9の径方向内側の領域に流入する。流入した空気は、回転する羽根車2の径方向外側へ圧送され、渦巻状流路4に流入する。
渦巻状流路4に流入した空気は、渦巻状流路4内を巻き始め部4Sから巻き終わり部4E側に向かって流れる。渦巻状流路4では、下流に向かうにつれて流路断面積が広くなるため、空気の流速が低下するとともに、静圧が上昇する。渦巻状流路4を流れた空気は、巻き終わり部4Eからディフューザ流路5に流入し、さらに流速が低下するとともに静圧が上昇する。
その後、空気はディフューザ流路5から遠心式送風装置1の外部へ流出される。
ここで、本実施形態の特徴である舌部6近傍における空気流れについて説明する。
渦巻状流路4内を流れてきた空気は、図1に示すように、巻き終わり部4Eからディフューザ流路5に流入する際に舌部6と衝突して、舌部6の近傍領域に高圧領域を形成する。
下部舌部6Lは軸線Cに沿って延びていることから、下部舌部6Lによって形成される高圧領域は、下部舌部6Lの面に略平行、つまり軸線Cと略平行な等圧線を有することとなる。一方、上部舌部6Uには、軸線Cに対して傾斜する面である延長部20が設けられているため、上部舌部6Uにより形成される高圧領域は、延長部20の面に略平行、つまり軸線Cに対して傾斜した等圧線を有することとなる。
具体的には、上部舌部6Uにより形成された高圧領域は、天板14に向かうにつれて、逆回転方向に突出する領域となる。
翼9は、羽根車2の回転により、舌部6により形成された高圧領域を横切って移動する。
最初に天板14側の翼9の端部が、上述の逆回転方向に突出した高圧領域に侵入し、その後、高圧領域に侵入する翼9の部分が、徐々に下部底板17側に移動する。
翼9は、上部舌部6Uにより形成された高圧領域に侵入し終わると、その後、一度に下部舌部6Lにより形成された高圧領域に侵入する。
一方、渦巻状流路4の高圧領域における空気は、圧力差により径方向内側に配置された羽根車2方向に流れる。羽根車2方向に流れる空気は、ベーン部19に流れを遮られ、ベーン部19に沿ってディフューザ流路5に向かって流れる。
渦巻状流路4から羽根車2に流入する流れが遮られることから、空気が羽根車2に逆流して発生する騒音を抑制することができる。
上記の構成によれば、羽根車2から渦巻状流路4に流入した流れは、渦巻状流路4に沿って流れ、延長部20に衝突することにより高圧領域を形成する。高圧領域の形成領域は、流れと延長部20とが衝突する位置に影響されるため、軸線C方向の位置に応じて変化する。そのため、回転軸12周りに回転する翼9は、軸線C方向の位置に応じた異なるタイミングで高圧領域を通過することとなり、同じタイミングで高圧領域を通過する場合と比較して、周期音の発生を抑制することができる。
延長部20と羽根車2との間の間隔は、羽根車2の周方向において略一定に保たれているため、舌部間隔比を変化させる特許文献1に記載の方法と比較して、遠心式送風装置1から発生する騒音を抑制することができる。
延長部20を傾斜面とすることで、段差を有する面として形成する場合と比較して、段差における流れの乱れが生じにくく、流れが延長部20に沿って滑らかに流れるため騒音の発生を抑制することができる。
割り面13の近傍領域から延長部20を設けることにより、広い範囲に延長部20を形成することができる。そのため、騒音発生の抑制効果をより確実にすることができる。
吸い込み部から羽根車に吸い込まれて渦巻状流路に流出した流れは、渦巻状流路4におけるベルマウス16と反対側の領域、つまり下部底板17側に偏って流れる。そのため、舌部6のベルマウス16側の端部に設けることで効果的に騒音の発生を抑制することができる。
なお、上述のように、上部舌部6Uのみに延長部20を設けてもよいし、下部舌部6Lのみに延長部20を設けてもよいし、上部舌部6Uおよび下部舌部6Lの両者に延長部20を設けてもよく、特に限定するものではない。
なお、上述のように、延長部20を天板14に向かうにつれて、逆回転方向に突出する傾斜面としてもよいし、逆に、下部底板17に向かうにつれ、逆回転方向に突出する傾斜面としてよく、特に限定するものではない。
なお、上述のように、ケーシング3を上部ケーシング3Uおよび下部ケーシング3Lの2つの分割体から構成されるものとしてもよいし、他の分割方法により分割された分割体から構成されるものであってもよいし、一体に成形されたものであってもよく、特に限定するものではない。
〔第2の実施形態〕
次に、本発明の第2の実施形態について図8から図10を参照して説明する。
本実施形態の遠心式送風装置の基本構成は、第1の実施形態と同様であるが、第1の実施形態とは、下部舌部の構成が異なっている。よって、本実施形態においては、図8から図10を用いて下部舌部周辺の構成を説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図8は、本実施形態に係る遠心式送風装置の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、天板14から上部舌部を見た透視図である。
なお、第1の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
遠心式送風装置101の上部舌部(一方の舌部)106Uは、図8に示すように、上部側壁15Uにおける渦巻状流路4における巻き始め部4S近傍領域を構成する部分と、ディフューザ流路5を構成する部分とを繋ぐ曲面であって、舌部6を構成するものである。
上部舌部106Uには、図8に示すように、軸線Cを中心とする円周方向に沿って、逆回転方向に突出する延長部20と、延長部20から更に、軸線Cを中心とする径方向外側に向かって突出する張出し部107と、が設けられている。
図9は、図8の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、図8におけるD-D断面図である。図10は、図8の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、図8におけるE-E断面図である。
張出し部107は、図8から図10に示すように、割り面13から天板14に向かうにつれて広がる円錐状の面と、径方向外側に向かって突出する傾斜面とから構成されたものである。
なお、上述の円錐状の底面は、延長部20における羽根車2と対向する面に接する円である。
このように、張出し部107を構成することで、抜き勾配を確保しやすくなるとともに、アンダーカットのない形状を実現することができ、ケーシング3を射出成形などの製造方法を用いて成形することができる。
具体的には、張出し部107は、図8および図9に示すように、割り面13から天板14に向かうにつれて、延長部20からディフューザ流路5に突出する傾斜面を備えている。ディフューザ流路5への突出量は、延長部20の先端(逆回転方向の端部)において最も大きく、空気流れの下流側(図8における右側)に向かうにつれて突出量は減少している。
張出し部107におけるディフューザ流路5への突出量、つまり、張出し部107を構成する円錐形状の底面の半径は、割り面13における上部舌部106Uの半径Rに対して75%以下、より好ましくは50%から75%の間の所定値であることが望ましい。
張出し部107の形状をこのように設定することで、延長部20の径方向外側の近傍領域に形成される逆流領域、あるいは、澱み領域、死水領域に相当する領域を埋めることができる。そのため、逆流領域における不安定な流れを消すとともに、渦巻状流路およびディフューザ流路5の長手方向に沿って流れる流れ(主流)に対する圧損を小さくすることができる。
本実施形態では、延長部20の割り面13における半径が約12mm、延長部20の割り面13における半径の中心から、上述の円錐形状の底面の半径の中心までの距離(ディフューザ流路5の延在方向に沿う長さ)が約22mmであって、上述の円錐形状の底面の半径が約6mm(図8から図10における実線)の場合や、上述の円錐形状の底面の半径が約9mm(図8から図10における点線)の場合に適用して説明する。
なお、張出し部107の形状はこの寸法に限定されるものではない。
次に、上記の構成からなる遠心式送風装置101における送風方法について説明する。なお、羽根車2、延長部20およびベーン部19の作用は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
渦巻状流路4内を流れてきた空気は、図8に示すように、舌部6と衝突して舌部6の近傍領域に高圧領域を形成するとともに、延長部20の径方向外側の近傍領域、つまり張出し部107の近傍に流れの不安定領域を形成する。
不安定領域における空気は、延長部20から径方向外側に張出した張出し部107の壁面に沿って、ディフューザ流路5に向かって滑らかに流れる。
上記の構成によれば、張出し部107は、渦巻状流路4内の流れが延長部20に衝突することにより形成される流れが澱む領域(死水領域に相当する領域)に設けられている。そのため、延長部20に衝突した流れは、澱むことなく張出し部107に沿って流れるため、張出し部107が設けられていない場合と比較して、流れの澱みに起因する騒音の発生が抑制される。つまり、流れが澱む領域を張出し部107により埋めることで、当該領域における不安定な流れの発生を抑制し、渦巻状流路4から羽根車2に逆流する流量が抑制されることから、逆流による騒音の発生を抑制できる。
張出し部107における延長部20から径方向外側へ突出する量を、軸線C方向の位置に応じて変化させることにより、流れが澱む領域に合わせて張出し部107を配置することができる。このように張出し部107を配置することにより、渦巻状流路4内の流れに対する圧損の増加を抑制することができる。
張出し部107を傾斜面とすることで、段差を有する面である場合と比較して、段差における流れの乱れが生じにくく、流れが張出し部107に沿って滑らかに流れるため騒音の発生が抑制される。
〔第2の実施形態の第1変形例〕
次に、本発明の第2の実施形態の第1変形例について図11から図13を参照して説明する。
本変形例の遠心式送風装置の基本構成は、第2の実施形態と同様であるが、第2の実施形態とは、下部舌部の構成が異なっている。よって、本変形例においては、図11から図13を用いて下部舌部周辺の構成を説明し、その他の構成要素等の説明を省略する。
図11は、本変形例に係る遠心式送風装置の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、天板14から上部舌部を見た透視図である。
なお、第2の実施形態と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
遠心式送風装置201の上部舌部(一方の舌部)206Uは、図11に示すように、上部側壁15Uにおける渦巻状流路4における巻き始め部4S近傍領域を構成する部分と、ディフューザ流路5を構成する部分とを繋ぐ段差状の円筒面であって、舌部6を構成するものである。
上部舌部206Uには、図11に示すように、軸線Cを中心とする円周方向に沿って、逆回転方向に突出する延長部220と、延長部220から更に、軸線Cを中心とする径方向外側に向かって突出する張出し部207と、が設けられている。
図12は、図11の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、図11におけるF−F断面図である。図13は、図11の上部舌部の構成を説明する部分拡大図であって、図11におけるG−G断面図である。
延長部220は、図12および図13に示すように、割り面13から下部底板17に向かうにつれて、逆回転方向に突出する量が増加する段差状に形成された略円筒状の面である。上述の円筒状の面の半径は、逆回転方向に突出する量が増加するにつれて小さくなる。割り面13における延長部220の半径は、上部舌部6Uの半径と略同一である。
延長部220の突出量は、羽根車2における翼9のピッチPに対して、Pから1.5Pの範囲に設定されている。
延長部220における羽根車2と対向する面は、上部側壁15Uから軸線Cを中心とする円周に沿って延びる略円筒状の曲面に形成されている。そのため、延長部220から羽根車2までの隙間(su)は、下部舌部6Lと羽根車2との隙間(sd)と同様に、羽根車2の直径に対して約8%から約10%までの範囲の一定の所定値となる。
張出し部207は、図12および図13に示すように、割り面13から下部底板17に向かうにつれて半径が大きくなる複数の円筒状の面と、径方向外側に向かって突出する量が増加する面とから構成されたものである。
次に、上記の構成からなる遠心式送風装置101における送風方法について説明する。なお、羽根車2およびベーン部19の作用は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
渦巻状流路4内を流れてきた空気は、図11に示すように、上部舌部206Uと衝突して、上部舌部206Uの近傍領域に高圧領域を形成する。
上部舌部206Uには、延長部220が設けられているため、上部舌部206Uにより形成される高圧領域は、延長部220の面に略平行、つまり段差状の等圧線を有することとなる。具体的には、上部舌部206Uにより形成された高圧領域は、天板14に向かうにつれて、逆回転方向に突出する量が増加する段差状の領域となる。
翼9は、羽根車2の回転により、舌部6により形成された高圧領域を横切って移動する。
最初に天板14側の翼9の端部が、上述の逆回転方向に突出した高圧領域に侵入し、その後、高圧領域に侵入する翼9の部分が、段階的に下部底板17側に移動する。
一方、図8に示すように、延長部220の径方向外側の近傍領域、つまり張出し部207の近傍に流れの不安定領域を形成する。
不安定領域における空気は、延長部220から径方向外側に張出した張出し部207の壁面に沿って、ディフューザ流路5に向かって滑らかに流れる。
このとき、延長部220および張出し部207の段差面により、軸線Cに沿う方向(図8の紙面に対して垂直な方向)への空気の流れが阻害される。特に、下部ケーシング3Lから上部ケーシング3Uに向かう方向への流れが阻害され、空気はディフューザ流路5に向かって流れる。
上記の構成によれば、延長部220および張出し部207を段差状に形成することで、傾斜面である場合と比較して、延長部220および張出し部207に沿う流れの向きは拘束され、騒音の発生は抑制される。つまり、逆回転方向に突出する量が異なる段差が隣接する部分に段差面が形成され、段差面により軸線C方向への流れが拘束される。そのため、延長部220および張出し部207に沿う流れは、渦巻状流路4およびディフューザ流路5の長手方向に向かう流れとなり、流れの乱れによる騒音の発生が抑制される。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
なお、上記の実施の形態においては、この発明を車両用空気調和装置の遠心式送風装置に適用して説明したが、この発明は車両用空気調和装置に用いられるものに限られることなく、その他各種の装置に用いられる遠心式送風装置に適用できるものである。
本発明の第1の実施形態に係る遠心式送風装置の構成を説明する模式図である。 図1の遠心式送風機の構成を説明する断面視図である。 図2の上部ケーシングの構成を説明する模式図である。 図2の下部ケーシングの構成を説明する模式図である。 図3の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 図5の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 図4のベーン部の構成を説明する部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態に係る遠心式送風装置の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 図8の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 図8の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 本発明の第2の実施形態の第1変形例に係る遠心式送風装置の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 図11の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。 図11の上部舌部の構成を説明する部分拡大図である。
符号の説明
1,101,201 遠心式送風装置
2 羽根車
3 ケーシング
4 渦巻状流路
6 舌部
9 翼
12 回転軸
13 割り面
16 ベルマウス(吸い込み部)
6U,106U,206U 上部舌部(一方の舌部)
6L 下部舌部(他方の舌部)
19 ベーン部(遮蔽部)
20 延長部
107,207 張出し部
C 軸線

Claims (9)

  1. 回転軸周りに複数枚の翼が設けられた羽根車と、
    該羽根車を収納するとともに、前記回転軸の軸線方向の一端側に吸い込み部を有するケーシングと、
    該ケーシング内における前記羽根車の周囲に配置された渦巻状流路と、
    該渦巻状流路における巻き終わりから巻き始めへの空気の流入を抑制する舌部と、
    が設けられ、
    前記舌部における前記羽根車の回転方向と逆回転方向側の先端には、
    前記羽根車の径方向において前記羽根車との間の隙間を略一定に保ちつつ、
    前記軸線方向の位置に応じて前記逆回転方向へ突出する量が変化する延長部が設けられていることを特徴とする遠心式送風機。
  2. 少なくとも前記延長部の前記径方向外側の面には、前記軸線方向の位置に応じて前記径方向外側へ突出する量が変化する張出し部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の遠心式送風機。
  3. 前記張出し部は、前記軸線方向に沿って延びる前記延長部の前記径方向外側の面に対して、交差する方向に延びる傾斜面であることを特徴とする請求項2記載の遠心式送風機。
  4. 前記張出し部は、前記軸線方向の位置に応じて前記延長部から前記径方向外側へ突出する量が異なる段差状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の遠心式送風機。
  5. 前記延長部は、前記軸線に対して、交差する方向に延びる傾斜面であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遠心式送風機。
  6. 前記延長部は、前記軸線方向の位置に応じて前記逆回転方向へ突出する量が異なる段差状に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遠心式送風機。
  7. 前記舌部には、前記吸い込み部側の一方の舌部、および、他方の舌部に分割する割り面が設けられ、
    前記延長部は、前記一方の舌部または前記他方の舌部のいずれかに設けられるとともに、前記割り面の近傍領域から前記割り面から離れる方向に向かって、前記逆回転方向へ突出する量が増えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の遠心式送風機。
  8. 前記延長部は、前記舌部における少なくとも前記吸い込み部側の端部近傍に設けられていることを特徴とする請求項7記載の遠心式送風機。
  9. 前記渦巻状流路における前記舌部の近傍領域には、前記軸線方向に沿って突出するとともに、前記渦巻状流路の長手方向に沿って延びる遮蔽部が設けられていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の遠心式送風機。
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