JP2008280805A - 昇塔防止金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】安価でかつ取付および取替作業を容易に行うことができる昇塔防止金具を提供する。
【解決手段】昇塔防止金具10は、送電鉄塔の2本の脚柱セグメント2を連結するために用いられているジョイントボルト3の先端部分に取り付けて使用する昇塔防止金具であって、ジョイントボルト3の先端部分を貫通させて装着される本体11と、本体11を貫通したジョイントボルト3の先端部分に螺合される押さえナット13と、本体11の側面から突出されたロッド14とを具備する。本体11の外周面には、ロッド14を取り付けるための接続用軸部11aが設けられている。接続用軸部11aの外周面には雄ねじが形成されており、また、ロッド14の一端面には、接続用軸部11aの雄ねじと螺合する雌ねじが内周面に形成されたねじ穴がロッド14の長手方向に沿って形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、昇塔防止金具に関し、特に、送電鉄塔(高圧送電線を架設する鉄塔)に関係者以外の者が昇るのを防止するために送電鉄塔の脚柱に取り付けられる昇塔防止金具に関する。
関係者(作業者など)以外の者が送電鉄塔に昇るのを防止するために、送電鉄塔の脚柱に専用の昇塔防止装置が取り付けられている。
従来の昇塔防止装置は、脚柱を利用して昇塔できないようにするための昇塔防止部と昇塔防止部を脚柱へ取り付けるための塔体取付部とが一体型となって構成されており、それらは現場で組み立てられている。
たとえば、下記の特許文献1に開示されている昇塔防止装置は、張出棚枠を、径方向に所要の間隔をおいて支持される内外の円弧状枠板部を有する棚枠部材の上に、略放射方向に延出する複数の通抜防止用の棒材を配して構成することにより、作業現場において張出棚枠を容易に組み立てて構成できるようにするとともに作業現場への運搬などの取扱作業を容易にしている。
下記の特許文献2に開示されている昇塔防止装置は、鉄塔の脚柱などの外周に配設される昇塔防止ユニットを周方向に複数個に分割し、その分割した複数個の昇塔防止ユニットを一対の支持部材を介して鉄塔の脚柱などに取り付けて支持させる構成とすることにより、鉄塔の脚柱などの径の大きさが異なる場合にも設置可能でかつ複数個に分割された隣り合う昇塔防止ユニット間に大きな隙間などが生じることなく良好に設置できるようにしている。
下記の特許文献3に開示されている昇塔防止装置は、互いに連結ボルトなどで連結して鉄塔の脚柱の周囲にそれを取り巻くようにして配設される複数個の基枠と、その各基枠に一体的に設けた昇塔防止柵と、基枠に連結ボルトなどで連結した取付金具と、その取付金具を脚柱に取り付ける取付ボルトとを有し、取付金具を脚柱に対して移動可能に構成するとともに、その取付金具に対して基枠を取付金具の移動方向と略直角方向に移動可能に構成することにより、作業者の墜落防止用保護レールなどが設置された鉄塔にあっても良好に装着することのできるようにしている。
実開平8−059556号公報 特開平8−068237号公報 特開2002−061418号公報
しかしながら、上記の特許文献1乃至3に開示された昇塔防止装置は、以下に示すような問題がある。
(1)昇塔防止部と塔体取付部とが一体型で構成されているので、昇塔防止装置全体が大きなものとなり、製造コストがかかる。
(2)送電鉄塔が建っている現地で昇塔防止装置を組み立てる必要があるので、取付作業に時間がかかる。
(3)昇塔防止装置を取り付ける位置によっては墜落防止装置(セーフティワイヤ)や送電鉄塔の腹材と干渉するおそれがある。
(4)降雪などで昇塔防止装置が破損した場合には昇塔防止装置全体の取替えが必要であり、取替作業に時間がかかる。
本発明の目的は、安価でかつ取付および取替作業を容易に行うことができる昇塔防止金具を提供することにある。
本発明の昇塔防止金具は、送電鉄塔の2本の脚柱セグメント(2)を連結するために用いられているジョイントボルト(3)の先端部分に取り付けて使用する昇塔防止金具(10,20,30,40,50)であって、前記ジョイントボルトの先端部分を貫通させて装着される本体(11,21,41,51,91)と、該本体を貫通した前記ジョイントボルトの先端部分に螺合される押さえナット(13)と、前記本体の側面から突出されたロッド(14,31,84)とを具備することを特徴とする。
ここで、前記本体(21)が、周方向に一定の周期で凹凸条が内周面に形成された外側リング部(21b)と、該外側リング部の内周面に形成されている凹凸条と相補関係にある凹凸条が外周面に形成された、かつ、前記ジョイントボルトが螺合する雌ねじが内周面に形成された内側リング部(21c)とを備えてもよい。
前記本体と前記ロッドとが別体とされており、前記本体の外周面に、前記ロッドを取り付けるための接続用軸部(11a,21a,51a,91a1,91a2)が設けられており、該接続用軸部の外周面に雄ねじが形成されており、前記ロッドの一端面に、前記接続用軸部の雄ねじと螺合する雌ねじが内周面に形成されたねじ穴が該ロッドの長手方向に沿って形成されていてもよい。
一端面に延長用雄ねじが形成された延長用ロッドをさらに具備し、前記ロッドの他端面に、前記延長用ロッドの前記延長用雄ねじと螺合する他の雌ねじが内周面に形成された他のねじ穴が該ロッドの長手方向に沿って形成されていてもよい。
前記本体(91)の外周面に、前記接続用軸部(91a1,91a2)が複数設けられていてもよい。
前記ロッドが、基部(32)と該基部に回動自在に連結された跳上げ部(33)とを備える跳上げ式ロッド(31)であり、前記跳上げ部の前記基部側の端部に、該跳上げ部の回動範囲の下端位置を規定するストッパ(34)が該跳上げ部と一体的に設けられており、前記基部が、前記ストッパとオーバーラップするように該ストッパ上に延出した部分を有し、該基部の延出した部分に、該基部および該ストッパを貫通する、かつ、錠をかけて前記跳上げ部を上方に回動させないようにする貫通孔(36)が形成されていてもよい。
前記本体(41)の一端面に、前記ジョイントボルトを固定するナット(4)の外径よりも大きな内径を有する凹部が形成されており、前記送電鉄塔の先端部分に前記昇塔防止金具(40)を取り付けたときに上面となる前記本体の他面側に、前記ジョイントボルトが貫通する孔が形成されていてもよい。
前記本体(41)の前記凹部が、前記ナットが嵌合する形状とされていてもよい。
前記本体(51)が、前記ナットが嵌合する横断面を有する凹部が一端面に形成された、かつ、該ジョイントボルトが貫通する孔が他端面に形成された、かつ、凹凸条が周方向に一定の周期で外周面に形成された内側カップ部(51c)と、該内側リング部の凹凸条と相補関係にある凹凸条が周方向に一定の周期で内周面に形成された凹部が一端面に形成された、かつ、前記ジョイントボルトが貫通する他の孔が他端面に形成された外側カップ部(51b)とを備えてもよい。
前記ロッド(84)の先端側が複数のロッド部(841,842)に分岐されていてもよい。
前記跳上げ式ロッドを備えた昇塔防止金具が、前記送電鉄塔の複数本の脚柱のうちの1本の脚柱のみに取り付けられてもよい。
本発明の昇塔防止金具は、以下に示す効果を奏する。
(1)同じ構造の昇塔防止金具を製造すればよいので、製造コストを安価にすることができる。
(2)送電鉄塔(鋼管鉄塔)のジョイント部分に用いられているジョイントボルトに昇塔防止金具を取り付ければよいので、取付作業を容易に行うことができる。
(3)降雪などにより昇塔防止金具のロッド(昇塔防止棒)が破損した場合には、破損したロッドのみを取り替えればよいので、取替作業を容易に行うことができる。
(4)ロッドを延長用ロッドと連結可能な構造とすることにより、送電鉄塔の形状に合わせて昇塔防止金具のロッド(昇塔防止棒)の長さを自由に調整することができる。
上記の目的を、送電鉄塔の2本の脚柱セグメントを連結するために用いられているジョイントボルトの先端部分を貫通させて装着される本体と、本体を貫通したジョイントボルトの先端部分に螺合される押さえナットと、本体の側面から突出されたロッドとを具備する昇塔防止金具を、ジョイントボルトの先端部分に取り付けることにより実現した。
以下、本発明の昇塔防止金具の実施例について、図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施例による昇塔防止金具10が取り付けられる送電鉄塔(鋼管鉄塔)は、4本の脚柱を有する。各脚柱は、図1に示すように、連結部にジョイントフランジ2aが設けられた鋼管からなる2本の脚柱セグメント2を直列に連結することで構成されている。脚柱セグメント2の連結は、ジョイントフランジ2aにおいて複数個のジョイントボルト3およびナット4で締結することによって行われている。このとき、ジョイントボルト3の差込みは、通常は、下から上に向けて行われている。
昇塔防止金具10は、送電鉄塔の脚柱を利用して関係者以外の者が昇るのを防止するために、送電鉄塔の下から2番目の脚柱セグメント2と下から3番目の脚柱セグメント2とを連結するために用いられているジョイントボルト3の先端部分に取り付けられる。
昇塔防止金具10は、図2に示すように、接続用軸部11aを有するリング状の本体11と、接続用軸部11aに取り付けられるロッド14と、ジョイントボルト3に本体11を固定するための押さえナット13とを具備する。なお、ナット4と本体11との間にワッシャ12a(厚さ1mmの円形の平ワッシャなど)を介装するとともに、本体11と押さえナット13との間にワッシャ12b(厚さ1mmの円形の平ワッシャなど)を介装してもよい。
本体11の外径は、本体11がナット4の上に乗るのに十分な大きさ(たとえば、ナット4の幅+10mm)とされている。
本体11の内径は、ジョイントボルト3は挿通できるがナット4は挿通できない大きさ(たとえば、ジョイントボルト3のボルト幅+5mm)とされている。したがって、本体11がジョイントボルト3に嵌め込まれると、本体11は、ジョイントボルト3が貫通してかつ本体11がナット4の上に乗った状態で支持される。
本体11の高さは、ナット4の上に乗せられた状態で、本体11から突出したジョイントボルト3に押さえナット13を締め付けるのにジョイントボルト3の突出高さが十分であるような高さ(たとえば、20mm)とされている。
接続用軸部11aは、本体11の外周面に、本体11の半径方向に沿って外向きに延びるように設けられている。また、接続用軸部11aの外周面には、雄ねじが形成されている。
接続用軸部11aの長さおよび径は、たとえば30mmおよび10mmとされている。
ロッド14は、棒状の部材であり、昇塔防止棒として機能する。ロッド14の長さは、送電鉄塔の脚柱を利用した昇塔の妨げとなるのに必要な長さ(たとえば、1000mm)とされている。
ロッド14の一端面(根元側の端面)には、接続用軸部11aの外周面の雄ねじと螺合する雌ねじが内周面に形成されたねじ穴が、ロッド14の長手方向に沿って形成されている。このねじ穴と接続用軸部11aとを螺合させることによって、ロッド14は、本体11の半径方向に沿って外向きに延びた状態で、本体11に固定される。
なお、ロッド14の一端面側にナットを取り付けて、モンキーレンチなどを用いてロッド14を接続用軸部11aにより固く取り付けられるようにしてもよい。
また、本体11とロッド14とを別体(別部材)で構成してもよいが、両者を一体化して1つの部材で構成してもよい。この場合には、接続用軸部11aは不要である。
以上のように構成された昇塔防止金具10は、たとえば以下のようにしてジョイントボルト3の先端部分に取り付けられる。
まず、ナット4から突出したジョイントボルト3の先端部分に、ワッシャ12aを嵌め入れたのち、ロッド14が予め取り付けられた本体11を嵌め入れる。
続いて、ロッド14がジョイントフランジ2aの半径方向を向くように本体11の向きを調整する。
最後に、ロッド14の向きを保持したまま、本体11から突出したジョイントボルト3の先端部分にワッシャ12bを介して押さえナット13を締め付ける。
これにより、本体11はナット4と押さえナット13との間で挟まれて回転しないようにジョイントボルト3に取り付けられる。
このようにしてジョイントフランジ2aを連結するために用いられているすべてのジョイントボルト3の先端部分に昇塔防止金具10を取り付けることにより、送電鉄塔の1本の脚柱における昇塔防止金具10の取付けが完了する。
なお、すべてのジョイントボルト3の先端部分に昇塔防止金具10を取り付けたが、人が通過できない間隔(たとえば、400mm)で昇塔防止金具10を取り付ければよいため、ジョイントフランジ2aの周方向に隣り合うジョイントボルト3の間隔によっては、ジョイントボルト3の1つおきまたは2つおきなどに昇塔防止金具10を取り付けてもよい。
次に、本発明の第2の実施例による昇塔防止金具について、図3を参照して説明する。
本実施例による昇塔防止金具20(不図示)は、本体21が回転止め構造を有する点で上述した第1の実施例による昇塔防止金具10と異なる。
すなわち、昇塔防止金具20の本体21は、図3に示すように、接続用軸部21aと外側リング部21bと内側リング部21cとを備える。
接続用軸部21aは、図2に示した接続用軸部11aと同様のものである。
外側リング部21bは、図2に示した本体11と同様の形状を有しているが、外側リング部21bの内周面には、凹凸条が周方向に一定の周期で形成されている。
内側リング部21cは外側リング部21b内に嵌め込まれるものであり、内側リング部21cの外周面には、外側リング部21bの凹凸条と相補関係にある凹凸条が形成されている。また、内側リング部21cの内周面には、ジョイントボルト3が螺合する雌ねじが形成されている。
このように構成された本体21は、たとえば以下のようにしてジョイントボルト3に装着される。
まず、内側リング部21cをジョイントボルト3に螺合させて、ジョイントボルト3が内側リング部21cを貫通した状態とする。このとき、内側リング部21cがナット4(図2参照)に当接して回転しなくなるまで内側リング部21cをジョイントボルト3にねじ込むことが重要である。
続いて、外側リング部21bに予め取り付けられたロッド14が送電鉄塔の脚柱の半径方向を向くように、外側リング部21bを周方向に位置決めしたのち、この状態で、内側リング部21cの外側に外側リング部21bを嵌めこむ。これにより、内側リング部21cの凹凸条と外側リング部21bの凹凸条とが噛み合って、本体21はジョイントボルト3に対して回転できなくなる。
続いて、押さえナット13(図2参照)をジョイントボルト3に締め付けて、本体21がジョイントボルト3から抜けないようにする。
以上のように、本体21は外側リング部21bと内側リング部21cとを備え、内側リング部21cがジョイントボルト3に螺合し、かつ、外側リング部21bと内側リング部21cとが互いに噛み合う構成とすることにより、ジョイントボルト3に対する本体21の回転をより確実に防止することができるとともに、ロッド14がジョイントフランジ2aの半径方向を向くように本体21の向きを調整する作業性も向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施例による昇塔防止金具について、図4および図5を参照して説明する。
本実施例による昇塔防止金具30は、図2に示したロッド14を跳上げ式ロッド31に置き換えることにより、送電鉄塔の4本の脚柱のうちの1本の脚柱(昇降塔脚)について、図4に示すように複数個の第1の実施例による昇塔防止金具10と共に取り付けて、作業者などの関係者が昇塔する際に昇塔防止金具30を通り抜けることができるようにしたものである。
すなわち、昇塔防止金具30は、ロッド14の代わりに跳上げ式ロッド31を具備する点で、図2に示した第1の実施例による昇塔防止金具10と異なる。
跳上げ式ロッド31は、図5(a)に示すように、基部32と、基部32に回動自在に連結された跳上げ部33とを備える。
基部32の一端面には、本体11の接続用軸部11a(図2参照)の雄ねじと螺合する雌ねじが内周面に形成されたねじ穴が、基部32の長手方向に沿って形成されている。このねじ穴に接続用軸部11aの雄ねじを螺合することにより、基部32が本体11の半径方向に沿って外側に伸びた状態で本体11に固定される。また、跳上げ部33は、基部32の他端部において支持されている。
基部32と跳上げ部33とは、両者を互いの連結部で部分的にオーバーラップするように構成されており、このオーバーラップしている部分において、基部32および跳上げ部33を水平方向に貫通して支持軸35が設けられている。これにより、跳上げ部33が基部32に対して回動自在に支持されている。
跳上げ部33の基部32側の端部には、ストッパ34が一体的に設けられている。ストッパ34は、跳上げ部33の回動範囲の下端位置を規定するものであり、跳上げ部33が基部32の延長線上にあるときに基部32の下側に当接するように形成されている。
なお、跳上げ式ロッド31がほぼ水平方向を向くように昇塔防止金具30はジョイントボルト3の先端部分に取り付けられるので、跳上げ部33は、通常は、自重によって先端部が下向きに回動するので、ストッパ34が作用して回動範囲の下端位置にある。
基部32は、ストッパ34とオーバーラップするようにストッパ34上に延出した部分をさらに有し、この延出した部分に、基部32とストッパ34とを貫通する貫通孔36が形成されている。貫通孔36を通して錠(南京錠やワイヤー錠など)をかけることにより、この錠を開かなければ跳上げ部33を上方に回動させることができないので、関係者以外の者が昇塔するのを防ぐことができる。
ジョイントボルト3への昇塔防止金具30の取付け手順は、上述した第1の実施例による昇塔防止金具10と同様であるので、その説明は省略する。
以上のように構成された昇塔防止金具30が取り付けられた送電鉄塔に作業者が昇る場合には、作業者は跳上げ部33用の鍵を持って昇塔し、昇塔防止金具30の下へ達したら鍵で錠を開けて跳上げ式ロッド31から錠を取り外して、図5(b)に示すように跳上げ部33を起立させる。これにより、作業者は昇塔防止金具30を通過して、そのまま昇塔し、送電鉄塔での作業を行うことができる。
作業終了後は、作業者は上記の手順と逆の手順で降塔する。
一方、錠の鍵を持たない第三者が昇塔しようとした場合には、跳上げ部33を起立させることができないので、昇塔することはできない。
次に、本発明の第4の実施例による昇塔防止金具について、図6を参照して説明する。
上述した第1乃至第3の実施例による昇塔防止金具10,20,30は、脚柱セグメント2同士を連結しているジョイントボルト3の長さが、ナット4上に本体11,21を装着したうえでさらに押さえナット13で締め付けるのに十分な長さを有している場合に使用するものであるが、送電鉄塔によっては、ジョイントボルト3の長さが短く、本体11,21を装着した後では押さえナット13を締め付けるのに十分な長さを有していないものもある。
本実施例による昇塔防止金具40は、このような送電鉄塔に使用するものであり、本体41がカップ状に形成されている点で上述した第1乃至第3の実施例による昇塔防止金具10,20,30と異なる。
すなわち、昇塔防止金具40の本体41の一端面には、図6に示すように、ジョイントボルト3を固定するナット4の幅よりも大きな径(たとえば、ナット4の幅+2mm)の凹部が形成されている。また、ジョイントボルト3の先端部分に昇塔防止金具40を取り付けたときに上面となる本体41の他端面には、ジョイントボルト3が貫通する孔が形成されている。
本体41をこのように構成することにより、本体41をナット4に被せた状態でジョイントボルト3に装着することができる。その結果、ジョイントボルト3のナット4からの突出長さが、実質的に押さえナット13を締め付けるのに十分な長さであれば、ジョイントボルト3に本体41を嵌め入れてジョイントボルト3が本体41を貫通した状態とし、かつ、押さえナット13で本体を固定することができる。
なお、図6ではロッドを図示していないが、昇塔防止金具40は、図2に示したロッド14または図5に示した跳上げ式ロッド31を本体41と一体的に具備してもよいし、本体41とは別体のロッド14または跳上げ式ロッド31を本体41に取り付けるための接続用軸部(図2に示した接続用軸部11aおよび図3に示した接続用軸部21a参照)を本体41に備えてもよい。
次に、本発明の第5の実施例による昇塔防止金具について、図7を参照して説明する。
本実施例による昇塔防止金具50(不図示)は、本体51が回転止め構造を有する点で上述した第4の実施例による昇塔防止金具40と異なる。
すなわち、昇塔防止金具50の本体51は、図7に示すように、接続用軸部51aと外側カップ部51bと内側カップ部51cとを備える。
接続用軸部51aは、外側カップ部51bの外周面に設けられている。
内側カップ部51cの一端面には、ジョイントボルト3を固定するナット4が嵌合する横断面を有する凹部が形成されている。内側カップ部51cの他端面には、ジョイントボルト3が貫通する孔が形成されている。内側カップ部41bの外周面には、凹凸条が周方向に一定の周期で形成されている。
外側カップ部51bの一端面には、内側リング部21cの凹凸条と相補関係にある凹凸条が周方向に一定の周期で内周面に形成された凹部が形成されている。外側カップ部51bの他端面には、内側カップ部51cと同様に、ジョイントボルト3が貫通する孔が形成されている。
このように構成された本体51のジョイントボルト3への装着は、以下のようにして行うことができる。
まず、内側カップ部51cを、ジョイントボルト3を固定しているナット4に被せる。内側カップ部51cの凹部はナット4が嵌合する形状であるので、内側カップ部51cは回転できない。
続いて、本体51の接続用軸部51aに予め取り付けられたロッド(不図示)の向きが所定の向きとなるように外側カップ部51bを周方向に位置決めしたのち、内側カップ部51cの外側に外側カップ部51bを嵌め込む。
これにより、外側カップ部51bおよび内側カップ部51cの凹凸条同士が噛み合い、外側カップ部51bが内側カップ部51cに対して回転しないようにすることができる。その結果、内側カップ部51bはジョイントボルト3に対して回転できないので、本体51をジョイントボルト3に対して回転しないように装着することができる。
なお、本体51の周方向の位置決めをより細かく調整するために本体51の回転止め構造を外側カップ部51b(外側部材)および内側カップ部51c(内側部材)の2つの部材で構成したが、本体41の周方向の位置決めが60°単位であればよい場合には、図6に示した第4の実施例による昇塔防止金具40において、本体41の凹部をナット4が嵌合する形状としてもよい。
以上の説明では、本体に1本のロッドを取り付けたが、ジョイントフランジ2aを連結しているすべてのジョイントボルト3に昇塔防止金具(昇塔防止金具10など)を取り付けてもロッド(ロッド14など)の間隔が広くなり過ぎる場合には、図8に示すような先端側が第1および第2のロッド部841,842(たとえば、間隔=100mm)の2つの部分に分岐したロッド84を用いたり、図9に示すような本体91に設けた第1および第2の接続用軸部91a1,91a2(たとえば、間隔=1100mm)にロッド(ロッド14など)を接続したりしてもよい。
なお、図8に示したロッド84の一端面(根元側の端面)は、ねじ構造など本体に固定するための構造を有していてもよいし、ロッド84を本体と一体的に設けてもよい。また、ロッド84を固定式としてもよいし、跳上げ式としてもよい。さらに、ロッド84の一端面(根元側の端面)にナットを取り付けて、モンキーレンチなどを用いてロッド84を接続用軸部(接続用軸部11aなど)により固く取り付けられるようにしてもよい。
同様に、3つ以上に分岐したロッドを用いたり、3つ以上の接続用軸部を設けた本体を用いたりしてもよい。
また、以上の説明では、長さが固定のロッド(ロッド14など)を用いたが、上述したロッド14の一端面(根元側の端面)と同様に、ねじなどを利用した連結構造をロッドの他端面(先端側の端面)にも設けることにより複数のロッドを直列に連結して、ロッドの全体的な長さを調整できるようにしてもよい。
たとえば、一端面に延長用雄ねじが形成された延長用ロッド(不図示)を用意し、図2に示したロッド14の他端面に、延長用ロッドの延長用雄ねじと螺合する他の雌ねじが内周面に形成された他のねじ穴を、ロッド14の長手方向に沿って形成してもよい。
以上説明したように、本発明による昇塔防止金具によれば、送電鉄塔の脚柱セグメント2を連結しているジョイントボルト3の先端部分に取り付けて使用することができるので、極めて簡単な構造の昇塔防止金具を提供することができる。
また、複数の昇塔防止金具を複数のジョイントボルト3の先端部分にそれぞれ取り付けて使用するものであるので、サイズが異なる送電鉄塔にも取り付けることができるとともに、1つの昇塔防止金具が損傷した場合にはこの損傷した昇塔防止金具のみを交換するだけでよいので、交換作業も簡単に行うことができる。
本発明の第1の実施例による昇塔防止装置10を送電鉄塔に取り付けた状態を示す要部斜視図である。 図1に示した昇塔防止装置10の構成を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施例による昇塔防止装置20が備える本体21の構成を示す斜視図である。 本発明の第3の実施例による昇塔防止装置30を送電鉄塔に取り付けた状態を示す要部斜視図である。 図4に示した昇塔防止装置30の構成を示す図であり、(a)は昇塔防止装置30をジョイントボルト3に取り付けた状態を示す昇塔防止装置30の側面図であり、(b)は跳上げ部33を起立させた状態を示す昇塔防止装置30の側面図である。 本発明の第4の実施例による昇塔防止装置40をジョイントボルト3に取り付けた状態を示す昇塔防止装置40の断面図である。 本発明の第5の実施例による昇塔防止装置50が具備する本体51の下方から見た斜視図である。 複数のロッド部を備えたロッドの一例を示す平面図である。 複数のロッドを取付け可能な本体の一例を示す平面図である。
符号の説明
2 脚柱セグメント
2a ジョイントフランジ
3 ジョイントボルト
4 ナット
10,20,30,40,50 昇塔防止金具
11,21,41,51,91 本体
11a,21a,51a 接続用軸部
12a,12b ワッシャ
13 押さえナット
14,84 ロッド
21b 外側リング部
21c 内側リング部
31 跳上げ式ロッド
32 基部
33 跳上げ部
34 ストッパ
35 支持軸
36 貫通孔
51b 外側カップ部
51c 内側カップ部
841,842 第1および第2のロッド部
91a1,91a2 第1および第2の接続用軸部

Claims (11)

  1. 送電鉄塔の2本の脚柱セグメント(2)を連結するために用いられているジョイントボルト(3)の先端部分に取り付けて使用する昇塔防止金具(10,20,30,40,50)であって、
    前記ジョイントボルトの先端部分を貫通させて装着される本体(11,21,41,51,91)と、
    該本体を貫通した前記ジョイントボルトの先端部分に螺合される押さえナット(13)と、
    前記本体の側面から突出されたロッド(14,31,84)と、
    を具備することを特徴とする、昇塔防止金具。
  2. 前記本体(21)が、
    周方向に一定の周期で凹凸条が内周面に形成された外側リング部(21b)と、
    該外側リング部の内周面に形成されている凹凸条と相補関係にある凹凸条が外周面に形成された、かつ、前記ジョイントボルトが螺合する雌ねじが内周面に形成された内側リング部(21c)と、
    を備えることを特徴とする、請求項1記載の昇塔防止金具。
  3. 前記本体と前記ロッドとが別体とされており、
    前記本体の外周面に、前記ロッドを取り付けるための接続用軸部(11a,21a,51a,91a1,91a2)が設けられており、
    該接続用軸部の外周面に雄ねじが形成されており、
    前記ロッドの一端面に、前記接続用軸部の雄ねじと螺合する雌ねじが内周面に形成されたねじ穴が該ロッドの長手方向に沿って形成されている、
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の昇塔防止金具。
  4. 一端面に延長用雄ねじが形成された延長用ロッドをさらに具備し、
    前記ロッドの他端面に、前記延長用ロッドの前記延長用雄ねじと螺合する他の雌ねじが内周面に形成された他のねじ穴が該ロッドの長手方向に沿って形成されている、
    ことを特徴とする、請求項3記載の昇塔防止金具。
  5. 前記本体(91)の外周面に、前記接続用軸部(91a1,91a2)が複数設けられていることを特徴とする、請求項3または4記載の昇塔防止金具。
  6. 前記ロッドが、基部(32)と該基部に回動自在に連結された跳上げ部(33)とを備える跳上げ式ロッド(31)であり、
    前記跳上げ部の前記基部側の端部に、該跳上げ部の回動範囲の下端位置を規定するストッパ(34)が該跳上げ部と一体的に設けられており、
    前記基部が、前記ストッパとオーバーラップするように該ストッパ上に延出した部分を有し、
    該基部の延出した部分に、該基部および該ストッパを貫通する、かつ、錠をかけて前記跳上げ部を上方に回動させないようにする貫通孔(36)が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項1乃至5いずれかに記載の昇塔防止金具。
  7. 前記本体(41)の一端面に、前記ジョイントボルトを固定するナット(4)の外径よりも大きな内径を有する凹部が形成されており、
    前記送電鉄塔の先端部分に前記昇塔防止金具(40)を取り付けたときに上面となる前記本体の他端面に、前記ジョイントボルトが貫通する孔が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項1乃至6いずれかに記載の昇塔防止金具。
  8. 前記本体(41)の前記凹部が、前記ナットが嵌合する形状とされていることを特徴とする、請求項7記載の昇塔防止金具。
  9. 前記本体(51)が、
    前記ナットが嵌合する横断面を有する凹部が一端面に形成された、かつ、該ジョイントボルトが貫通する孔が他端面に形成された、かつ、凹凸条が周方向に一定の周期で外周面に形成された内側カップ部(51c)と、
    該内側リング部の凹凸条と相補関係にある凹凸条が周方向に一定の周期で内周面に形成された凹部が一端面に形成された、かつ、前記ジョイントボルトが貫通する他の孔が他端面に形成された外側カップ部(51b)と、
    を備えることを特徴とする、請求項7または8記載の昇塔防止金具。
  10. 前記ロッド(84)の先端側が複数のロッド部(841,842)に分岐されていることを特徴とする、請求項1乃至9いずれかに記載の昇塔防止金具。
  11. 前記跳上げ式ロッドを備えた昇塔防止金具が、前記送電鉄塔の複数本の脚柱のうちの1本の脚柱のみに取り付けられることを特徴とする、請求項1乃至10いずれかに記載の昇塔防止金具。
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