JP2008280685A - 外壁用通気材及びその製造方法 - Google Patents

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浩幸 林
Yuji Miyazaki
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Abstract

【課題】軽量で優れた耐圧縮性能及び通気性能を有し、建造物の壁内部の通気材として使用することで結露が原因による外壁材、断熱材等の壁構造材の劣化を防止できる外壁用通気材及び外壁構造を提供すること。
【解決手段】熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、及び前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を備えてなる外壁用通気材である。
【選択図】図3

Description

本発明は、外壁用通気材及び外壁内部の通気構造に関し、外壁側から侵入した湿気により結露して外壁または断熱材などの壁構造材が劣化するのを防止できる外壁用通気材、それを用いてなる外壁内部の通気構造、及び外壁用通気材の製造方法に関する。
例えば、木造建築物の壁面の仕上げには、壁面に沿って取り付けた下地構成材の表面を、モルタルやサイディング、あるいは漆喰や土塗り等の表面仕上げ材で覆って仕上げる方法が一般的に採用されている。
かかる方法に用いる下地構成材としては、木摺り下地や、合板等による面材張り耐力下地材が用いられている。木摺り下地では、柱や間柱に対して、所定の隙間をおいて、小幅板を施工現場で一枚一枚水平に釘打ちして設けるものであるため、設置作業に多くの手間と時間を要し、また、各小幅板が水平方向に配設されるため、これらの隙間にある空気が上昇しにくく、構造躯体の通気性がとり難く、耐久性が劣る原因となっていた。
一方、合板等による面材張り耐力下地材では、通気を取りにくく、また接着剤層等の存在により透湿抵抗が高いため構造躯体の耐久性を確保しにくかった。
壁構造の通気性を確保する手段として、特許文献1には、下地材と、それを挟んで防水シートと外装材とが固設され、下地材は、合成繊維から成るスパンボンド不織布シートと発泡体とが積層された積層体を具え、防水シートは、合成繊維から成るスパンボンド不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合体から成り、かつ波型形状であり、下地材と防水シートとは、下地材の発泡体表面と防水シートの透湿性フィルム表面とが相対して固設されている構造が開示されている。
また、特許文献2には、繊維状の合成樹脂を絡ませて、耐圧強度の高い三次元配置で中空構造にしたコア材を含んで構成されることを特徴とする建築用シートが開示されている。より具体的には、この合成樹脂を繊維状にして絡み合わせて一枚のシートにし、これにV字状等の起伏を設けて三次元配置にし、通気性のよい中空構造とし、例えば外壁の下張材に本発明の建築用シートを張り付けることで、排水、排湿、換気のための空間(通気層)を形成するなど、建築物の屋根、壁、床の施工に用いることができるとしている。
しかし、特許文献1記載の防水シート及び特許文献2記載の建築用シートは、共に不織布等をプリーツ加工又はV字状等に起伏加工したものであって、外力に対する耐圧縮性や、面状剛性に乏しく、貼り付けの施工性や経年使用後の繊維層のへたり等により賦形された通気層の確保が不充分となるなどの懸念がある。
特開2000−234395号公報 特開2003−278285号公報
本発明は、上記従来の外壁用通気材の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、軽量で優れた耐圧縮性能及び通気性能を有し、建造物の壁内部の通気材として使用することで結露が原因による外壁材、断熱材等の壁構造材の劣化を防止できる外壁用通気材、それを用いてなる外壁内部の通気構造、及び外壁用通気材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記従来技術の問題点を解決するため鋭意研究した結果、熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を備えてなることを特徴とする外壁用通気材とすることで上記目的が解決されることを見出した。
すなわち、本発明は、
(1)熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、及び前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を備えてなることを特徴とする外壁用通気材、
(2)前記の何れかの通気用基材の外表面に、透湿、防水、断熱又はこれらの複合的機能から選択される少なくとも1種の機能性シート材を貼り合わせてなる前記(1)記載の外壁用通気材、
(3)通気用基材が熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)である前記(1)又は(2)記載の外壁用通気材、
(4)前記機能性シート材が不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合体シートである前記(2)又は(3)記載の外壁用通気材、
(5)前記コアシートの中空錐台状凸部が中空円錐台状凸部であって、下底部直径3〜16mm、上底部直径1.5〜4mm、高さ3〜13mm、隣接する円錐台状凸部の隙間間隔が10mm以下、シート厚さ0.1〜0.7mm、円錐台状凸部のテーパー角度が60〜80度である前記(1)〜(4)のいずれかに記載の外壁用通気材、
(6)JIS Z 0403−1に準拠した荷重速度10mm/分での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が300〜3,000kN/m2である前記(1)〜(5)のいずれかに記載の外壁用通気材、
(7)前記(1)〜(6)のいずれかに記載の外壁用通気材を備える外壁内部の通気構造、及び
(8)熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを介して機能性シート材を熱融着してなる外壁用通気材を製造する方法であって、該方法は、溶融押出機から吐出された溶融シート状物を所定の凸状部を有するエンボスローラーにて真空成形して中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシートを成形する工程、次いでコアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを溶融押出して該フィルム側が加熱された対ローラー間に挿通して、コアシートに形成された凸部の底部側下面に溶融状又は軟化状の熱可塑性樹脂フィルム層を積層する工程、さらに前記溶融状又は軟化状の熱可塑性樹脂フィルム層上に機能性シート材を供給しつつ冷却可能な対ローラー間に挿通して熱可塑性樹脂フィルム層と機能性シート材とを加圧熱融着する工程を含むことを特徴とする外壁用通気材の製造方法、
を提供するものである。
本発明の外壁用通気材は、熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、及び前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を用い、これらの通気用基材は一定の厚みを有し、かつ所定の耐圧縮性を有しているので、外壁構造において、所定の間隔の通気層を確実に確保できる。
そのため、外壁からの圧力や、断熱材の変形等によって通気層が閉塞されることがないので、外壁、断熱材等の壁構造材の劣化や、壁構造内部の柱、間柱、縦胴縁、横胴縁などの木質材の劣化、腐食等を有効に防止できる。
また、本発明の外壁用通気材に用いるコアシート(I)は、全体として一枚の熱可塑性樹脂シートから構成されているので、防水性を有しており、外壁と内壁を隔てる防水シートとしての機能を担持させることができる。
本発明の外壁用通気材は、コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを介して機能性シート材を熱融着してなる外壁用通気材としているので、耐圧性及び透湿・防水性に優れ、かつシックハウス症候群の懸念がない。
また、本発明の外壁内部の通気構造は、前記の性能を有する外壁用通気材を用いるので、同様の効果が得られる。
さらに、本発明の外壁用通気材の製造方法は、接着剤を用いることなく、本発明の外壁用通気材を、特に熱エネルギーコストを低減してインラインで効率的に製造することができる。
本発明の外壁用通気材は、熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空円錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、及び前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を備えてなることを特徴とする。
本発明の外壁用通気材に用い得るコアシート(I)は、熱可塑性樹脂シートの一方の面に、規則的に配置され、下底側が開口した中空錐台状の凸部が多数突設されたコアシートである。
本発明において、中空錘台状とは、中空円錐台状又は中空角錐台状をいい、これらのいずれであってもよい。
以下に、本発明にコアシート(I)を用いた外壁用通気材の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1(a)は、本発明の外壁用通気材に用いるコアシート(I)の一例を示す上面側斜視図、同図(b)は、凸部の構造を示す縦断面図、同図(c)は、下面側斜視図である。
図1に示すコアシート(I)は、熱可塑性樹脂からなるシート状のものを素材とし、この素材を用いて周知の成形機(ロール成形機等)により所定の形状に成形したものであって、シート状の本体部2と、本体部2の一方の面に規則的に設けられる複数の凸部3とを備えている。
コアシート(I)の材料としては、特に限定されるものではなく、各種の熱可塑性樹脂を用いることができるが、コスト面、成形性、物性、その他の特性とのバランスを考慮すると、ポリプロピレンが好ましく、また、自己消火性が要求される場合にはポリカーボネートが好ましい。
コアシート(I)の剛性を高める目的で、フィラーを副材料として配合しても良い。
副材料は、特に限定されるものではないが、コスト面、成形性、取り扱い性等とのバランスを考慮すると、タルク、炭酸カルシウム等が好ましい。フィラーの添加量が増加すると、コスト高、比重の増大につながるので、これらのバランスを考慮すると、添加量は総重量に対してタルクの場合は5〜30質量%、炭酸カルシウムの場合は20質量%程度以下とするのが好ましい。
さらに、前記フィラーの他に、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、滑剤等を必要に応じて添加もしてもよい。
以下、本発明の外壁用通気材に用いる通気用基材としてのコアシートについて図面により説明する。図1は中空円錐台状凸部を有するコアシート(I)の一例を示している。
図1に示すコアシート(I)1は、複数の凸部3がコアシートベース面2の一方の面(上面)に規則的に設けられる下底側が開口した中空円錐台状をなすものであって、この実施の形態においては、本体部2の長手方向に沿って所定の間隔ごとに凸部3を一列に設けて凸部列4を構成し、このような凸部列4をコアシートベース面2の幅方向に所定の間隔ごとに複数列設けて構成している。凸部の形状は、中空角錐台状(図示省略)であってもよい。以下、中空円錐台状の凸部のものにより説明する。
各凸部3は、内面側にコアシートベース面2の他方の面(下面)すなわち下底側に開口する凹部5を有する中空状をなすものであって、外周面が先端から根元にかけて直径が次第に増大するテーパー面の円錐台状に形成され、かつ、各凸部3は、同一形状、大きさに形成されている。
各凹部5は、内面が先端(最深部)から根元(開口端部)にかけて次第に直径が増大するテーパー面の円錐形状の空間に形成されている。各凹部5は、同一形状、大きさに形成されている。
各凸部3のテーパー角度及び各凹部内面5のテーパー角度θ〔図1(b)に示す〕は、46〜80°の範囲内とし、より好ましくは60〜75°の範囲内とする。テーパー角度が60°未満であると、凸部の耐圧性が低下する。また、テーパー角度を75°以上とすると、コアシートの厚みが薄くなり同様に耐圧性が低下する。
また、各凸部3の下底部直径3〜16mm、上底部直径1.5〜4mm、凸部の高さ3〜13mm、隣接する円錐台状凸部の隙間間隔10mm以下とする。隣接する円錐台状凸部の隙間間隔が10mmより大きい場合は耐圧性が不足しやすくなる。凸部の高さが3〜7mmであれば、通気用基材のコアシートとして、耐圧性を有し、かつ、経年の使用においても、変形、へたりが少なく実使用において問題がない。多数の凸部間及び、凸部内の中空部により断熱性が発現される。 本体部2の厚みは、0.1〜1mmが好ましい。本体部2の厚みを0.1mmよりも薄くすると、成形機により成形して複数の凸部3を形成した場合に、各凸部3がフィルム状態で十分な剛性が得られなくなるので、通気用基材のコアシートとしての耐圧性が不足し、凸部が破壊してしまう。
本発明の通気用基材としてのコアシート(I)は、例えば、特開2005−170513号公報に記載のシート状物の製造方法により得ることができ、シングルコーンの商品名で市販されている。
本発明の通気用基材としてのコアシート(I)は、通気用基材としての連続使用性の観点から、JIS Z 0403−1に準拠した荷重速度10mm/分での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が300〜3,000kN/m2であるシートを用いることができる。
平面圧縮強度が300〜3,000kN/m2の範囲であれば、通常の床材の下地材のコアシートとしての耐圧性を備え、経年使用後にクリープによりへたり(厚み減少)が生じることもない。
通気用基材としてコアシート(I)を用いると、シート部と外壁下地材との間で突起の外面によって通気部が画成されるため、外壁下地材から透湿してきた湿気、あるいは外壁下地面と内壁との間の空間の湿気を充分に放湿することができると共に、湿気に対する通気抵抗が低い通気層を備える外壁内部の通気構造を得ることができる。
このような通気用基材のコアシートとしては、特に下記の仕様のシングルコーン(宇部日東化成株式会社製)を好適に用いることができる。
(材質)ポリプロピレン樹脂
(突起形状)中空円錐台、(配置)千鳥格子
(先端部径)φ2mm、(基部径)φ6mm
(凸部の隙間間隔 D )2mm、(突起の山高さ)6mm
(シート厚さ)[シート部]0.5mm、
[突起もしくはその近傍における最薄部]0.3mm
(先端部間の最短距離に対する基部間の最短距離の比):距離C:距離D=3:1
(平面圧縮強度)約1,700kN/m2
(重量)480g/m2
また、本発明の外壁用通気材に用い得る通気用基材としての複合コアシート(II)は、前記コアシート(I)の凸部同士を熱融着したものであって、図2(b)に示す断面形状を有しており、本出願人によるWO2003/080326パンフレットに開示された中空構造板の製造方法によって製造することができ、ツインコーンの商品名で市販されている中空構造板の中間体である。
その寸法形状は、全体厚みが基本的にはコアシート(I)の2倍であって、材質、平面圧縮強度等は基本的に前記コアシート(I)に準じた範囲のものが用いられる。
コアシートは、必ずしも同一寸法あるいは、同一材質のものを用いる必要はなく、異なる寸法、異なる材質のものを組合せてもよい。
さらに、本発明の外壁用通気材に用い得る複合コアシートパネル(III)は、図2(c)に示す断面形状を有しており、前記コアシート(I)の凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)21の凸部の底部2側下面に熱可塑性樹脂フィルム10を接着してなるもので、前述同様、本出願人によるWO2003/080326パンフレットに開示された中空構造板の製造方法によって製造することができ、ツインコーンの商品名で市販されている。
複合コアシート(II)の凸部の底部側下面に接着された熱可塑性樹脂フィルム10は、図2(c)に示すように、複合コアシート(II)21を芯材とし、これにライナーとしての熱可塑性樹脂フィルム10を有する構造であるから、熱可塑性樹脂フィルム10の物性や厚み等によって、複合コアシートパネル(III)の曲げ物性や、圧縮物性等を適宜設計することができる。
ライナーとしての熱可塑性樹脂フィルム10は、複合コアシート(II)21に熱融着することが望ましいので、複合コアシート(II)21と相溶性のある熱可塑性樹脂から選択することが望ましく、コスト面、成形性、物性、その他の特性とのバランスを考慮すると、ポリプロピレンが好ましく、また、自己消火性が要求される場合にはポリカーボネートが好ましい。
また、熱可塑性樹脂フィルム10には、コアシート(I)1と同様、剛性を高める目的で、フィラーを副材料として配合しても良い。
副材料は、特に限定されるものではないが、コスト面、成形性、取り扱い性等とのバランスを考慮すると、タルク、炭酸カルシウム等が好ましい。フィラーの添加量が増加すると、コスト高、比重の増大につながるので、これらのバランスを考慮すると、添加量は総重量に対してタルクの場合は5〜30質量%、炭酸カルシウムの場合は20質量%程度以下とするのが好ましい。
さらに、前記フィラーの他に、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、抗菌剤、難燃剤、光安定剤、滑剤等を必要に応じて添加もしてもよい。
本発明の外壁用通気材は、前記の何れかの通気用基材と、透湿、防水、断熱又はこれらの複合的機能から選択される少なくとも1種の機能性シート材を貼り合わせることができる。
本発明の外壁用通気材に使用できる透湿シートとしては、接着性性熱可塑性樹脂による不織布や、熱可塑性樹脂フィルムに公知の製膜技術によって微細な空孔を設けて製膜された熱可塑性樹脂から本質的に成るフィルムを挙げることができる。
透湿シートは、厚みが薄くてもその機能を発現できるので、透湿シートのバックアップ材として合成繊維からなる不織布を組み合わせて使用してもよい。
本発明の外壁用通気材に適当な透湿度および耐水度を提供するためには、フィルムの透湿度はJIS Z−0208法(修正法)により、40℃ 90%RHの通常測定条件の下で、少なくとも1500g/m2 ・24hr、好ましくは2000g/m2 ・24hr以上であり、かつ耐水度は耐水度試験JIS L−1092 A法(低水圧法)により、少なくとも1000mmH2O、好ましくは1500mmH2O以上であることが好ましい。
熱可塑性樹脂フィルム中に微細な空孔を設ける方法としては、本発明の外壁用通気材の防水シートに適当な透湿度および耐水度を提供するフィルムを製造できる方法であればいかなる方法でもよいが、具体的には、熱可塑性樹脂の製膜時に例えば炭酸カルシウム等の各種微粉末体、非相溶性の樹脂、または可塑剤を添加し、製膜後にフィルムを延伸する方法、および熱可塑性樹脂中に抽出可能な可塑剤等を混合し、溶融、製膜し、その後可塑剤を抽出する方法を挙げることができる。フィルムの厚さは、10〜30μmが好ましい。厚さが10μm未満ではフィルムとしての均一性および強度が充分ではなく、外壁用構造体を製造するときに破れが生じやすくなるため好ましくない。また厚さが30μmを超えるとスパンボンド不織布との複合体を構成した場合の透湿性が低下し、さらに作業性やコスト面からも好ましくない。
透湿性シート又は防水シートを補強するために使用できる不織布としては、熱接着性繊維不織布や、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布等を挙げることができる。また、当該不織布を構成する繊維としては、コアシートを構成する熱可塑性樹脂と相溶性を有する成分を少なくとも一部含むものが、コアシート凸部と熱融着する点から望ましい。熱接着性繊維としては、例えばポリエステル樹脂,ポリエチレン樹脂,ポリプロピレン樹脂,ポリアミド樹脂の何れかの同種又は異種の熱可塑性樹脂の高融点成分と低融点成分からなるサイドバイサイド型,芯鞘型の何れかの複合繊維であり、具体例としてはポリプロピレン/ポリエチレン複合繊維、ポリエステル繊維(融点250℃〜270℃程度)と低融点ポリエステル繊維(融点100℃〜150℃程度)の複合繊維や略同じ融点をもつポリエステル/ナイロン複合繊維,ポリエステル/ポリエチレン複合繊維,などが挙げられ、特にポリプロピレン/ポリエチレン複合繊維は最も実用的である。
不織布の目付け(単位重量)は、概ね10〜1,000g/m2のものが用いられる。
本発明の外壁用通気材と組み合わせて使用できる断熱材としては、無機繊維や合成繊維、天然繊維等のマット状物や不織布、ポリスチレンフォームなどの発泡シート等から断熱性能に合わせて適宜選択して使用できる。合成繊維、天然繊維等のマット状物からなる断熱材を用いる場合は、難燃処理や防炎処理されていることがより好ましい。
本発明の外壁用通気材において、通気用基材と、透湿、防水、断熱又はこれらの複合的機能から選択される少なくとも1種の機能性シート材を貼り合わせるには、例えばコアシート(I)に貼り合わせる場合、通気用基材としてのコアシート(I)における凸部の底部側下面の熱可塑性樹脂フィルムを介し、補強のための不織布シートと機能性シートとが接着された複合体シートの不織布シート側を熱融着する方法が、接着剤を要せず、シックスハウス症候群を誘発する臭気の問題等がないので推奨できる。
以下、図面により説明する。図3は、本発明の外壁用通気材50の断面を示し、コアシート1に形成された凸部の底部側下面、すなわち凹部5側及び本体シート2の下面には、熱可塑性樹脂フィルム10を介して、機能性シート材12と不織布シート13とが貼り合わされた複合体シート14の不織布シート13側が熱融着されている。
熱可塑性樹脂フィルム10は、コアシート1と熱融着可能な熱可塑性樹脂から選択され、厚みが0.1〜1mm程度のものが採用される。熱可塑性樹脂フィルム10は防水シートを兼ねる。
また、本発明の外壁用通気材50において、通気用基材1は、防水材を兼ねているので、必ずしも透湿性シート12は要せず、直接、内壁側からの湿気を凝集させるためや防音、断熱等の層として不織布シート13のみを張り合わせてもよい。
これらの目的で用いる不織布は、これらの機能の観点から、目付けが概ね10〜1,000g/m2のものが用いられる。
本発明の外壁内部の通気構造は、図4に示すように外壁22及び内壁の中間に本発明の外壁用通気材50を用いることにより達成される。本発明の外壁内部の通気構造が適用できる外壁としては、鋼板等の金属系、窯業系等の各種サイディング材、モルタル、漆喰、土壁などであって、合板等による面材張り耐力下地材を有するものである。
当該下地材24と内壁23との間に本発明の外壁用通気材50を配設して通気層25を形成する。
また、内壁23は必ずしも、居住側の内壁のみでなく、既存壁の外周にリニューアルとして新しい外壁を設ける場合等は、既存壁を内壁とみなして、既存壁とリニューアル外壁の間に、本発明の外壁用通気材を配設して通気層を配設すればよい。
外壁への本発明の外壁用通気材50の配設は、外壁側の下地材24に外壁用通気材50の通気用基材部分1をタッカー、ビス、釘等の固定手段で固設すればよい。タイル26等の窯業系外壁で下地材24も窯業によるボード状等で釘打ち等が不可能の場合は、内壁側の下地材27又は間柱や小幅板に固定すればよい。なお、通気用基材1の凸部3を外壁側の下地材24に当接するように配設すれば、通気層25を確保しつつ壁間の空間の有効利用を図ることができる。
図5は、本発明の外壁用通気材の製造工程の例を示す模式図である。
溶融押出機30から吐出された溶融シート状物を所定の凸状部を有するエンボスローラー32にて、真空チャンバー33内で真空成形して中空錐台状の凸部が多数突設されたコアシート1を成形した後、コアシート1に形成された凸部の底部側下面に溶融押出機34から熱可塑性樹脂フィルムを溶融押出して、該フィルム側が加熱された対ローラー35、36間に挿通して、コアシート1に形成された凸部の底部側下面に溶融状又は軟化状の熱可塑性樹脂フィルム層10を積層する工程、さらに前記溶融状又は軟化状の熱可塑性樹脂フィルム層上に機能性シート材14を供給しつつ冷却可能な対ローラー37、38間に挿通して熱可塑性樹脂フィルム層10と機能性シート材14とを加圧熱融着する工程を含む通気用基材50を製造することができる。コアシート1の製造方法は、基本的には、特開2005−170513号公報に記載の方法である。
以下、本発明を実施例及び比較例により説明するが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるものではない。
(機能性シート材付き外壁用通気材の製造)
熱可塑性樹脂としてポリプロピレン(株式会社プライムポリマー製、E601、ホモポリプロピレンMI=0.5g/10分)90質量%に、タルク含有率70質量%のマスターバッチ(竹原化学工業製、MAX2070T)のフィラーを10質量%添加し、ドライブレンドしたものを主原料とした。
前記原料を図5に示す溶融押出機30に供給し、T型ダイより幅1360mm、厚み0.36mmの溶融樹脂シート状で押出し、真空チャンバ33内に回転可能に配置されたエンボスローラー32の周面に溶融樹脂シートを真空吸着させながら、エンボスローラー32を回転させることにより、エンボスローラー32に突設されたピン形状に応じて樹脂シートに規則的に配置された多数の筒状突起体を有するシート状物を得、これを冷却固化して、図1(a)に示すような凸部3を多数有するコアシート1を1.5m/minで作製し、連続する熱可塑性樹脂フィルム(溶融接着層)貼り合わせ工程、不織布及び透湿性シートとからなる機能性シート材14との貼り合わせ工程に供した。
すなわち、得られたコアシートの中空円錐台状下底(開口部)側に、熱融着層として、溶融押出機34よりポリプロピレンを目付け150g/m2で押出して200℃に加熱されたローラー35と非加熱のローラー36との対ローラー間でコアシート1と加圧熱融着する一方、コアシートの熱融着層表面が溶融状態で、対ローラーの上ローラー37に沿って供給される目付け45g/m2のポリプロピレン系スパンボンド不織布(デュポン社製、ザバーン)と厚み15μmの無孔性樹脂フィルムであって透湿度が100〜200g/m2・24hrであるポリビニルアルコールフィルム(日本合成化学工業株式会社製)を接合した機能性シート材14の不織布側を接触させて、冷却された対ローラー37,38間において線圧600kgで加圧して、機能性シート材付き外壁用通気材50を得た。
得られた外壁用通気材50について、機能性シート材14の接着力をピール試験により測定したところ、初期接着力2.08kg、最大接着力3.5kgで高い接着力を有しており、不織布が材料破壊した。
なお、コアシート1は、下底側が開口した中空円錐台状凸部3の構成がテーパー角72°、下底部の直径6mm、下底部間隔2mm、上底部直径2mm、凸部のピッチ10mm、凸部高さ6mm、シート本体部2の厚さ0.5mm、全幅117mmに凸部を17列配したもので、単位重量が400g/m2のものである。
また、このコアシート1の前述の測定条件での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が1,400kN/m2であった。
実施例1
得られた機能性シート材付き外壁用通気材50を用いて通気層の排水機能を評価した。
図4に示す構造で上下2mのテスト用壁を作製し、外壁側下地材24と外壁用通気材50のコアシート1の通気層25の部分に、1.5mの高さから水を滴らした。100ccの水を滴下した場合、約30秒後に85ccの水を回収することができ、滴下した水がコアシート1の中空円錐台状凸部3の外周及びコアシートベース面2に沿って垂直に落下し、排水されることを観察できた。
本発明の外壁用通気材は、熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、及び前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を用い、これらの通気用基材は一定の厚みを有し、かつ所定の耐圧縮性を有しているので、外壁構造において、所定の間隔の通気層を確実に確保でき、外壁、断熱材等の壁構造材の劣化や、壁構造内部の柱、間柱、縦胴縁、横胴縁などの木質材の劣化、腐食等を有効に防止できる外壁用通気材として利用できる。
本発明の外壁用通気材は、熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空円錐台状又は中空角錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシートの凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを介して機能性シート材を熱融着してなる外壁用通気材としているので、耐圧性及び透湿・防水性に優れ、かつシックハウス症候群の懸念がない外壁用通気材として利用できる。
さらに、本発明の外壁用通気材の製造方法は、接着剤を用いることなく、本発明の外壁用通気材を、特に熱エネルギーコストを低減してインラインで効率的に製造する方法として利用することができる。
本発明において通気用基材に使用する中空円錐台状凸部を有するコアシート(I)の一例の構造を示す、(a)上面側斜視図、(b)凸部の構造を示す縦断面図、(c)下面側斜視図である。 本発明の外壁用通気材に使用する通気用基材例の縦断面、(a)コアシート(I)、(b)複合コアシート(II)、(c)複合コアシートパネル(III)である。 本発明の外壁用通気材の一例の縦断面説明図である。 本発明の外壁用通気材を用いた外壁内部の通気構造の縦断面説明図である。 本発明の外壁用通気材の製造方法の工程説明図である。
符号の説明
1 コアシート
2 コアシートベース面
3 下底側が開口した中空円錐台状凸部(凸部)
4 凸部列
5 開口部
10 熱可塑性樹脂フィルム(溶融接着層)
11、21、31 通気用基材
12 機能性フィルム
13 不織布
14 機能性シート材
22 外壁
23 内壁
24、27 下地材
25 通気層
26 タイル
30、34 溶融押出機
32 エンボスローラー
35 上側対ローラー(加熱)
50 外壁用通気材

Claims (8)

  1. 熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)、前記コアシートの凸部同士を熱融着した複合コアシート(II)、前記複合コアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを接着してなる複合コアシートパネル(III)の中から選択される通気用基材を備えてなることを特徴とする外壁用通気材。
  2. 前記の何れかの通気用基材の外表面に、透湿、防水、断熱、又はこれらの複合的機能から選択される少なくとも1種の機能性シート材を貼り合わせてなる請求項1記載の外壁用通気材。
  3. 通気用基材が熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシート(I)である請求項1又は2記載の外壁用通気材。
  4. 前記機能性シート材が不織布シートと透湿性フィルムとが接着された複合体シートである請求項2又は3記載の外壁用通気材。
  5. 前記コアシートの中空錐台状凸部が中空円錐台状凸部であって、下底部直径3〜16mm、上底部直径1.5〜4mm、高さ3〜13mm、隣接する円錐台状凸部の隙間間隔10mm以下、シート厚さ0.1〜0.7mm、円錐台状凸部のテーパー角度が60〜80度である請求項1〜4のいずれかに記載の外壁用通気材。
  6. JIS Z 0403−1に準拠した荷重速度10mm/分での平板圧縮試験による、平面圧縮強度が300〜3,000kN/m2である請求項1〜5のいずれかに記載の外壁用通気材。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の外壁用通気材を備える外壁内部の通気構造。
  8. 熱可塑性樹脂シートに底部が開口した中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを介して機能性シート材を熱融着してなる外壁用通気材を製造する方法であって、該方法は、溶融押出機から吐出された溶融シート状物を所定の凸状部を有するエンボスローラーにて真空成形して中空錐台状の凸部が規則的に突設されたコアシートを成形する工程、次いでコアシートに形成された凸部の底部側下面に熱可塑性樹脂フィルムを溶融押出して該フィルム側が加熱された対ローラー間に挿通して、コアシートに形成された凸部の底部側下面に溶融状又は軟化状の熱可塑性樹脂フィルム層を積層する工程、さらに前記溶融状又は軟化状の熱可塑性樹脂フィルム層上に機能性シート材を供給しつつ冷却可能な対ローラー間に挿通して熱可塑性樹脂フィルム層と機能性シート材とを加圧熱融着する工程を含むことを特徴とする外壁用通気材の製造方法。
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