JP2008280010A - 車両のシートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができる車両のシートベルト装置を提供する。
【解決手段】車両のシートベルト装置10は、電動モータ31を一方回転することによりクラッチパウル65を接位置P1に移動させて伝達機構44に係止させ、電動モータ31を他方回転することによりクラッチパウル65を断位置P2に移動させてストッパ部材74に当接させるものである。車両のシートベルト装置10は、クラッチパウル65がストッパ部材74に当接する際に、クラッチパウル65およびストッパ部材74の当接音を低減する作動音低減手段76を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、ウエビングを電動モータで巻き取る状態と巻取ばねで巻き取る状態とに切換可能な車両のシートベルト装置に関する。
車両のシートベルト装置として、車両に大きな減速度が作用した場合に、ウエビングにかかるテンションを調整するモータを備えたものがある。
このシートベルト巻取装置は、ウエビングリールに伝達機構を介してモータが連結され、モータおよびウエビングリールを断接状態に切り換え可能なクラッチ部材が設けられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−53422公報
特許文献1のシートベルト巻取装置によれば、モータを一方に回転(一方回転)することでクラッチ部材を接状態に切り換え、モータでウエビングリールを回転させてウエビングを巻き取ることができる。
一方、モータを他方に回転(他方回転)することでクラッチ部材を断状態に切り換え、モータの回転がウエビングリールに伝わらないようにすることができる。
ところで、特許文献1のシートベルト装置は、クラッチ部材を断状態に切り換える際に、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させて、クラッチ部材を断位置に位置決めしている。
このため、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させたときに当接音が発生し、発生した当接音が乗員に不快感を与えることが考えられる。
本発明は、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができる車両のシートベルト装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、ウエビングを巻回したウエビングリールと、前記ウエビングリールに伝達機構を介して連結されたモータと、前記モータおよび前記ウエビングリールを接状態に保つ接位置、前記モータおよび前記ウエビングリールを断状態に保つ断位置に移動可能なクラッチ部材と、前記クラッチ部材を前記接位置、前記断位置の一方に位置決めするストッパ部材と、を備え、前記モータを一方回転することにより前記クラッチ部材を前記接位置に移動させて前記伝達機構に係止させ、前記モータを他方回転することにより前記クラッチ部材を前記断位置に移動させて前記ストッパ部材に当接させる車両のシートベルト装置であって、前記クラッチ部材が前記ストッパ部材に当接する際に、前記クラッチ部材および前記ストッパ部材の当接音を低減する作動音低減手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明において、前記作動音低減手段は、前記クラッチ部材および前記ストッパ部材が点接触するように構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明において、前記作動音低減手段は、前記ストッパ部材がピン状に形成され、前記伝達機構を収容するギヤハウジング内に立設されたものであることを特徴とする。
請求項4に係る発明において、前記作動音低減手段は、前記ストッパ部材が緩衝材で形成され、前記伝達機構を収容するギヤハウジングに設けられたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、前記ウエビングに作用しているウエビング張力を求める張力検出部と、前記張力検出部で求めた前記ウエビング張力がしきい値を超えているか否かを判断し、前記しきい値を超えているとき高張力と判断し、前記しきい値以下のとき低張力と判断するウエビング張力判断部と、前記ウエビング張力判断部から伝えられた高張力の信号、低張力の信号に基づいて制御信号を出力するモータ制御部と、前記モータ制御部から伝えられた信号に基づいて、前記モータを駆動する信号を出力するモータ駆動部と、を備え、前記クラッチ部材を前記接位置から前記断位置に切り換える際に、前記ウエビングに作用しているウエビング張力に応じて前記モータによる前記クラッチ部材の切換力を調整することを特徴とする。
ここで、ウエビング張力が高張力のとき、クラッチ部材が伝達機構に係止する係止力が強くなる。一方、ウエビング張力が低張力のとき、クラッチ部材が伝達機構に係止する係止力が弱くなる。
よって、係止力が強いときには、モータを高トルクで駆動させてクラッチ部材の切換力を大きくし(すなわち、通常の切換力)、クラッチ部材を伝達機構から離す必要がある。
一方、係止力が弱いときには、モータを低トルクで駆動させてクラッチ部材の切換力を通常より小さくしても、クラッチ部材を伝達機構から離すことが可能である。
そこで、請求項5において、ウエビング張力判断部、モータ制御部およびモータ駆動部を備えた。そして、クラッチ部材を接位置から断位置に切り換える際に、ウエビングに作用しているウエビング張力に応じてモータによるクラッチ部材の切換力を調整できるようにした。
請求項1に係る発明では、クラッチ部材がストッパ部材に当接する際に、クラッチ部材およびストッパ部材の当接音を低減する作動音低減手段を備えた。
これにより、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができるという利点がある。
特に、ストッパ部材およびクラッチ部材の当接音は、車室内の暗騒音(環境音)が低く保たれた快適な状態において不快感を感じやすいが、作動音低減手段を備えることで不快感を有効に抑えることができる。
なお、車室内の暗騒音(環境音)が低く保たれる条件としては、例えば、自動車が低速走行している場合が考えられる。
請求項2に係る発明では、作動音低減手段を、クラッチ部材およびストッパ部材が点接触するように構成した。
クラッチ部材およびストッパ部材を点接触させることにより、当接面積を小さく抑えることができる。
これにより、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができるという利点がある。
請求項3に係る発明では、作動音低減手段を、ピン状に形成されたストッパ部材で構成した。そして、ストッパ部材をギヤハウジング内に立設させた。
ストッパ部材をギヤハウジング内に立設させることにより、ストッパ部材のうち、クラッチ部材が当接する部位をギヤハウジングから離すことができる。
よって、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、当接音の振動をギヤハウジングに伝えないようにすることができる。
これにより、当接音をギヤハウジングの外部に伝え難くすることができ、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができるという利点がある。
請求項4に係る発明では、作動音低減手段を緩衝材で形成したストッパ部材で構成した。そして、ストッパ部材をギヤハウジングに設けた。
これにより、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができるという利点がある。
請求項5に係る発明では、クラッチ部材を接位置から断位置に切り換える際に、ウエビングに作用しているウエビング張力に応じてモータによるクラッチ部材の切換力を調整できるようにした。
よって、ウエビング張力が低張力の状態において、クラッチ部材の切換力を、通常の切換力に比して小さく調整することができる。
クラッチ部材の切換力を、通常の切換力に比して小さく調整することで、クラッチ部材がストッパ部材に当接するときの押圧力を小さく抑え、当接音を低減させることができる。
これにより、ストッパ部材にクラッチ部材を当接させた際に、乗員が不快感を感じる当接音の発生を一層良好に抑えることができるという利点がある。
一方、ウエビング張力が高張力の状態において、クラッチ部材の切換力を、通常の切換力(大きな切換力)に調整することができる。
これにより、クラッチ部材を接位置から断位置に確実に切り換えることができる。
ここで、ウエビング張力が高張力のときには、ウエビング張力が低張力のときと比較して、車室内の暗騒音(環境音)が高いことが考えられる。
したがって、クラッチ部材の切換力を、通常の切換力(大きな切換力)に調整してクラッチ部材を接位置から断位置に迅速に切り換えた場合でも、発生した当接音で乗員が不快感を感じないという利点がある。
なお、車室内の暗騒音(環境音)が高くなる条件としては、例えば、自動車が比較的高速走行している場合が考えられる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
図1は本発明に係る車両のシートベルト装置(第1実施の形態)を示す斜視図である。
車両のシートベルト装置10は、車体11に設けられた巻取装置14と、巻取装置14に巻回されたウエビング16と、ウエビング16に挿通されたタングプレート23と、タングプレート23に係合するバックル24と、ウエビング16の巻き取りを調整する巻取切換手段20とを備える。
巻取装置14は、車体11に備えたピラー12の下部12aに設けられている。この巻取装置14は、ウエビング16を巻き取る(引き込む)手段として、ばね駆動部34およびモータ駆動機構35などを備える。
ウエビング16は、巻取装置14のウエビングリール15に一端部16a側が巻回され、巻取装置14から引き出された他端部16bが取付具17を介してシート19の右側床面21に設けられている。
タングプレート23は、ウエビング16に移動自在に挿通され、バックル24に着脱自在に係合する部材である。
バックル24は、バックル取付具25を介してシート19の左側床面22に設けられている。このバックル24は、通常のバックルと同様に、タングプレート23を係合する係合部(図示せず)が内蔵され、この係合部とタングプレート23とのロックを解除するロック解除ボタン24aを備える。
バックル24のロック解除ボタン24aを押圧することにより、前記係合部とタングプレート23とのロックを解除する。
巻取切換手段20は、ウエビング16の張力(以下、「ウエビング張力T」という)を求める張力検出部26と、張力検出部26で求めたウエビング張力Tを判断するウエビング張力判断部27と、ウエビング張力判断部27で判断した信号に基づいて制御信号を出力するモータ制御部28と、モータ制御部28から伝えられた信号に基づいて、巻取装置14の電動モータ(モータ)31を駆動する信号を出力するモータ駆動部32とを備える。
図2は第1実施の形態に係るシートベルト装置の巻取装置を示す分解斜視図である。
巻取装置14は、ピラー12(図1参照)に取り付けるフレーム41を備え、フレーム41内にウエビングリール15が回転自在に設けられ、フレーム41の外部にモータ駆動機構35が設けられ、モータ駆動機構35の外側にばね駆動部34が設けられている。
ウエビングリール15にウエビング16の一端部16aが取り付けられ、フレーム41の引出開口41aからフレーム41の外部に引き出される。
モータ駆動機構35は、ギヤハウジング39を有し、ギヤハウジング39に電動モータ31が取り付けられ、ギヤハウジング39内に電動モータ31に連結する減速/クラッチ機構38が収容されている。
ギヤハウジング39は、内外側のケース42,43で構成されている。内側ケース(フレーム41側のケース)42に電動モータ31が取り付けられている。
電動モータ31を駆動して減速/クラッチ機構38を作動させることにより、車両の走行状況に応じてウエビングリール15の回転を制御する。ウエビングリール15の回転を制御することで、ウエビング16の張力(ウエビング張力T)を調節して、乗員を良好に拘束保護する。
減速/クラッチ機構38は、電動モータ31の駆動軸31aをウエビングリール15に連結する伝達機構44と、伝達機構44に係止して電動モータ31およびウエビングリール15を接状態に保ち、伝達機構44への係止を解除して電動モータ31およびウエビングリール15を断状態に保つクラッチ手段45とを備える。
伝達機構44は、駆動軸31aに駆動ギヤ47が設けられ、駆動ギヤ47に第1中間ギヤ48が噛み合い、第1中間ギヤ48に第2中間ギヤ49が噛み合い、第2中間ギヤ49に第3中間ギヤ51が噛み合い、第3中間ギヤ51と一体に第4中間ギヤ52が形成されている。
第4中間ギヤ52はファイナルギヤ53に噛み合うように配置されている。
さらに、伝達機構44は、外側ケース43にファイナルギヤ53が回転自在に取り付けられ、ファイナルギヤ53と同軸上にリダクションプレート54が配置され、リダクションプレート54がピン56…を介してキャリア57に取り付けられることで、それぞれのピン56…にプラネタリギヤ58…が回転自在に支持され、プラネタリギヤ58…がインターナルギヤ61の内歯61aに噛み合うとともにファイナルギヤ53のサンギヤ62に噛み合い、キャリア57がウエビングリール15の連結軸15aに連結されている。
軸受63,64は、キャリア57を支持するものである。
クラッチ手段45は、内側ケース42にパウルピン68を介して回転自在に取り付けられたクラッチパウル(クラッチ部材)65と、パウルピン68に設けられた復帰スプリング69と、第3中間ギヤ51の支持軸71(図3参照)に取り付けられたレバースプリング72と、電動モータ31およびウエビングリール15を断状態に保つ位置にクラッチパウル65を位置決めするストッパ部材74(図3参照)と、クラッチパウル65およびストッパ部材74の当接音を低減する作動音低減手段76(図8参照)とを備える。
クラッチパウル65は、係止爪67を備える。係止爪67は、インターナルギヤ61のラチェット61bに係止可能な爪である。ラチェット61bは、インターナルギヤ61の外周に形成されている。
レバースプリング72は、先端部72aがクラッチパウル65の嵌合孔66に嵌合されている。
クラッチパウル65、ストッパ部材74および作動音低減手段76については図6〜図7で詳しく説明する。
ばね駆動部34は、モータ駆動機構35の外側ケース43にカバー83が設けられ、カバー83内に巻取ばね84が収納されている。
巻取ばね84は、ウエビングリール15を反時計回り方向に回転するようにウエビングリール15の連結軸15aに連結されている。
この巻取ばね84は、図1に示すタングプレート23をバックル24に係合した状態において、ウエビング16をウエビングリール15に巻き取ることで、シート19(図1参照)に着座した乗員をウエビング16で常時拘束するものである。
さらに、巻取ばね84は、タングプレート23をバックル24から外した状態において、ウエビング16を引き込むものである。
図3は第1実施の形態に係るシートベルト装置のモータ駆動機構を説明する図である。
モータ駆動機構35は、電動モータ31の駆動軸31aを矢印Aの如く一方回転することにより、駆動ギヤ47および第1〜第4の中間ギヤ48,49,51,52が矢印の如く回転して、ファイナルギヤ53が矢印Bの如く回転するとともに、サンギヤ62が矢印Cの如く回転する。
第3中間ギヤ51の支持軸71が矢印の如く回転することで、レバースプリング72が矢印の如くスイング移動する。
レバースプリング72の先端部72aが、復帰スプリング69のばね力に抗してクラッチパウル65の係止爪67をラチェット61bに向けて付勢する。
一方、モータ駆動機構35は、電動モータ31の駆動軸31aを矢印Dの如く他方回転することにより、駆動ギヤ47および第1〜第4の中間ギヤ48,49,51,52が矢印に対して反対方向に回転して、ファイナルギヤ53が矢印Eの如く回転するとともに、サンギヤ62が矢印Fの如く回転する。
第3中間ギヤ51の支持軸71が矢印に対して反対方向に回転することで、レバースプリング72が矢印と反対方向(すなわち、ラチェット61bから離れる方向)にスイング移動する。
よって、復帰スプリング69のばね力でクラッチパウル65の係止爪67をラチェット61bから離れる方向に移動する。
図1に戻って、シートベルト装置10の巻取切換手段20について説明する。
張力検出部26は、ウエビング16に作用しているウエビング張力Tを検出するものである。
具体的には、張力検出部26は、電動モータ31を駆動してウエビング16が巻き取られているときの駆動電流を検出し、検出した駆動電流をウエビング張力判断部27に伝えるものである。
ここで、駆動電流が大きい場合、電動モータ31が高トルクでウエビング16を巻き取る。よって、ウエビング張力Tは大きくなる。
一方、駆動電流が小さい場合、電動モータ31が低トルクでウエビング16を巻き取る。よって、ウエビング張力Tは小さく抑えられる。
すなわち、電動モータ31でウエビング16を巻き取るとき、駆動電流とウエビング張力Tとは比例関係が成立する。この関係に基づいて、張力検出部26は、検出した駆動電流に基づいてウエビング張力Tを求める。
ウエビング張力判断部27は、張力検出部26で検出したウエビング張力Tがしきい値Sを超えているか否かを判断し、しきい値Sを超えているとき高張力と判断し、しきい値S以下のとき低張力と判断するものである。
モータ制御部28は、ウエビング張力判断部27から伝えられた高張力の信号や、低張力の信号に基づいて制御信号を出力するものである。
さらに、モータ制御部28は、例えばウエビング張力検出部(図示せず)で検出したウエビング張力Tに基づいて電源33から電動モータ31に流す電流の大きさを調整する。
ここで、シートベルト装置10は、ウエビング張力Tが高いときには、クラッチパウル65とラチェット61bとの係止力が強くなる。一方、ウエビング張力Tが低いときには、クラッチパウル65とラチェット61bとの係止力が弱くなる。
ところで、電動モータ31が矢印D方向(図3参照)に他方回転することで、レバースプリング72に駆動トルクが発生する。レバースプリング72の駆動トルクが、クラッチパウル65とラチェット61bとの係止力より大きいとき、クラッチパウル65がラチェット61bから離れる。
これに対して、レバースプリング72の駆動トルクが、クラッチパウル65とラチェット61bとの係止力より小さいとき、クラッチパウル65がラチェット61bに係合した状態に保たれる。
クラッチパウル65がラチェット61bに係合した状態に保たれることで、ウエビング16が電動モータ31で送り出される。
そこで、モータ制御部28は、ウエビング張力検出部(図示せず)で検出したウエビング張力Tが大きいとき、電源33から電動モータ31に大きな駆動電流を流すように制御する。
これにより、電動モータ31が高トルクで矢印D方向(図3参照)に他方回転して、クラッチパウル65をラチェット61bから離すことができる。
クラッチパウル65がラチェット61bから離れることで、電動モータ31およびウエビングリール15が断状態に保たれる。この状態において、巻取ばね84による巻取り力のみでウエビング張力Tが生じる。
一方、クラッチパウル65とラチェット61bとの係止力が弱いときに、電動モータ31に大きな駆動電流を与えるとレバースプリング72の駆動トルクが必要以上に大きくなり、クラッチパウル65が急回転してラチェット61bから瞬時に離れることが考えられる。
そこで、ウエビング張力検出部(図示せず)で検出したウエビング張力Tが小さいとき、モータ制御部28は、電源33から電動モータ31に小さな駆動電流を流すように制御する。
これにより、電動モータ31が低トルクで矢印D方向(図3参照)に他方回転して、クラッチパウル65をラチェット61bから離す。
このように、ウエビング張力Tが小さいときに、電動モータ31に流す駆動電流を通常の駆動電流に比して小さくする(弱める)ことで、クラッチパウル65が必要以上に急回転してラチェット61bから離れることを防止できる。
モータ駆動部32は、モータ制御部28から伝えられた信号に基づいて、電動モータ31を高トルクまたは低トルクで駆動するものである。
このように、車両のシートベルト装置10に巻取切換手段20を備えることで、ウエビング張力Tに応じて電動モータ31を高トルクまたは低トルクで駆動させることが可能である。
これにより、クラッチパウル65を接位置から断位置に切り換えるとき、クラッチパウル65の切換力を好適に調整することができる。
つぎに、車両のシートベルト装置10に備えたモータ駆動機構35(特に、クラッチ手段45)の動作を図4〜図5に基づいて説明する。
図4は第1実施の形態に係るシートベルト装置のモータ駆動機構でウエビングを巻き取る例を説明する図である。
電動モータ31(図3参照)を一方回転することで、第3中間ギヤ51が矢印Gの如く回転する。
第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Gの如く回転することで、レバースプリング72が矢印Hの如くスイング移動する。
レバースプリング72の先端部72aが、復帰スプリング69のばね力に抗してクラッチパウル65の係止爪67をラチェット61bに向けて付勢する。
クラッチパウル65がパウルピン68を軸にして矢印Iの如く接位置までスイング移動して、係止爪67がラチェット61bに係止する。
すなわち、電動モータ31(図3参照)を一方回転することにより、クラッチパウル65を接位置に移動させて伝達機構44に係止させることができる。
係止爪67がラチェット61bに係止することで、インターナルギヤ61が時計回り方向に回転することを阻止する。
一方、第3中間ギヤ51と一体に第4中間ギヤ52が矢印Gの如く回転することで、ファイナルギヤ53が矢印Bの如く回転する。よって、ファイナルギヤ53と一体にサンギヤ62が矢印Cの如く回転して、プラネタリギヤ58…が矢印の如く自転する。
インターナルギヤ61は時計回り方向への回転が抑えられているので、プラネタリギヤ58…が矢印の如く自転しながら矢印Jの如く公転する。
プラネタリギヤ58…が矢印Jの如く公転することでキャリア57(図2参照)が反時計回り方向に回転する。
キャリア57と一体にウエビングリール15(図2参照)が反時計回り方向に回転してウエビングリール15にウエビング16が巻き取られる。
ここで、ウエビング16を電動モータ31で巻き取る場合、自動車の状態に合わせて巻き取り方を変えている。
すなわち、緊急性に対応させる場合は、電動モータ31に大きな駆動電流を流す。電動モータ31が高トルクでウエビング16を巻き取る方法が採用されている。
高トルクでウエビング16を巻き取る場合は、車室内の暗騒音(環境音)が比較的高い状態に保たれている。
一方、ウエビング16の弛みをなくす場合は、電動モータ31に小さな駆動電流を流す。電動モータ31が低トルクでウエビング16を巻き取る方法が採用されている。
低トルクでウエビング16を巻き取る場合は、車室内の暗騒音が比較的低い状態に保たれている。
図5は第1実施の形態に係るシートベルト装置のモータ駆動機構を通常の使用状態に復帰する例を説明する図である。
電動モータ31(図3参照)を他方回転することで、第3中間ギヤ51が矢印Kの如く回転する。
第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Kの如く回転することで、レバースプリング72が矢印Lの如くスイング移動する。
レバースプリング72の先端部72aがクラッチパウル65にかける押付力と、復帰スプリング69のばね力とで、クラッチパウル65をラチェット61bから離れる方向に移動する。
クラッチパウル65がパウルピン68を軸にして矢印Mの如く断位置までスイング移動して、係止爪67がラチェット61bから離れる。
クラッチパウル65が断位置までスイング移動したとき、クラッチパウル65はストッパ部材74に当接して断位置に位置決めされる。
クラッチパウル65の係止爪67がラチェット61bから離れることで、インターナルギヤ61が回転可能な状態になる。
係止爪67がラチェット61bから離れた後、電動モータ31を停止する。
この状態で、図2に示す巻取ばね84のばね力でウエビングリール15の連結軸15aを反時計回り方向に回転する。よって、ウエビングリール15が反時計回り方向に回転してウエビングリール15にウエビング16が巻き取られる。
この際に、連結軸15aが反時計回り方向に回転することで、キャリア57(図2参照)が反時計回り方向に回転し、プラネタリギヤ58…が矢印Nの如く公転する。
サンギヤ62は、減速/クラッチ機構38の各部材を介して電動モータ31(図3参照)に連結されているので静止状態を保たれる。よって、プラネタリギヤ58が矢印の如く回転して、インターナルギヤ61が矢印Oの如く回転する。
これにより、電動モータ31の抵抗を受けずに、巻取ばね84のばね力でウエビング16を巻き取ることができる。
ここで、ラチェット61bから係止爪67を離す際に、ウエビング張力Tに応じて電動モータ31の駆動トルクを調整する。
すなわち、ウエビング張力Tが大きいとき、電動モータ31が高トルクで矢印D方向(図3参照)に他方回転して、クラッチパウル65をラチェット61bから離す。
一方、ウエビング張力Tが小さいとき、電動モータ31が低トルクで矢印D方向(図3参照)に他方回転して、クラッチパウル65をラチェット61bから離す。
このように、ウエビング張力Tが小さいときに、電動モータ31に流す駆動電流を通常の駆動電流に比して小さくする(弱める)ことで、クラッチパウル65が必要以上に急回転してラチェット61bから離れることを防止する。
図6は第1実施の形態に係るシートベルト装置のクラッチ手段を示す斜視図、図7は第1実施の形態に係るシートベルト装置のクラッチ手段を示す分解斜視図である。
クラッチパウル65は、基部86に形成された貫通孔87と、先端部88に形成された係止爪67と、貫通孔87および係止爪67との間に形成された嵌合孔66と、嵌合孔66と貫通孔87との間に形成された係止孔91と、底面92に断面略湾曲状(図8も参照)に形成された凸型湾曲部93とを有する。
凸型湾曲部93は、断面略湾曲状に形成されることで、貫通孔87から係止爪67に向けて延びるパウル稜線部94(図8も参照)を備える。
貫通孔87にパウルピン68が差し込まれ、貫通孔87から突出したパウルピン68に復帰スプリング69が嵌合されている。
復帰スプリング69から突出したパウルピン68が取付孔96に固定されている。取付孔96は内側ケース42に形成された孔である。
クラッチパウル65は、パウルピン68を介して矢印I方向および矢印M方向に揺動自在に内側ケース42に設けられている。
クラッチパウル65を矢印I方向に揺動することで、図1に示す電動モータ31およびウエビングリール15を接状態に保つ接位置P1まで移動させることが可能である。
一方、クラッチパウル65を矢印M方向に揺動することで、電動モータ31およびウエビングリール15を断状態に保つ断位置P2まで移動させることが可能である。
復帰スプリング69は、一端69aが係止孔91に係止され、他端69bが係止部97に係止されている。係止部97は、内側ケース42に形成された凸状部位である。
復帰スプリング69は、パウルピン68を軸にしてクラッチパウル65を矢印M方向(断位置P2方向)に付勢するばね部材である。
クラッチパウル65の嵌合孔66に、レバースプリング72の先端部72aが差し込まれている。先端部72aは、レバースプリング72の本体部から略直角に折り曲げられた部位である。
レバースプリング72は、図3に示す基端部72bが第3中間ギヤ51の支持軸71に取り付けられている。
よって、図4に示すように、支持軸71が矢印Gの如く回転することで、レバースプリング72の先端部72aが矢印Hの如く移動する。
先端部72aが嵌合孔66の上面66aに当接し、先端部72aで上面66aを矢印Hの如く押圧する。
一方、図5に示すように、支持軸71が矢印Kの如く回転することで、レバースプリング72の先端部72aが矢印Lの如く移動する。
先端部72aが嵌合孔66の下面66bに当接し、先端部72aで下面66bを矢印Lの如く押圧する。
ストッパ部材74は、内側ケース42のうち、クラッチパウル65の底面92に対向する面42aに設けられ、クラッチパウル65を断位置P2に位置決めする部位である。
このストッパ部材74は、底面92のパウル稜線部94に対して略直交するように延びた断面略山形の隆起部である。
ストッパ部材74は、断面略山形の隆起部に形成されることで、パウル稜線部94に対して略直交するように延びたストッパ稜線部98を備える。
図8は第1実施の形態に係るシートベルト装置の作動音低減手段を示す斜視図である。
作動音低減手段76は、クラッチパウル65の凸型湾曲部93およびストッパ部材74で構成されている。
クラッチパウル65の凸型湾曲部93は、パウル稜線部94を備えている。
一方、ストッパ部材74は、ストッパ稜線部98を備えている。
作動音低減手段76は、クラッチパウル65が断位置P2(図6参照)まで揺動したとき、パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を略直交した状態で当接させることが可能である。
パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を略直交した状態で当接することで、パウル稜線部94およびストッパ稜線部98は点接触する。
パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を点接触させることにより、当接面積を小さく抑えることができる。
これにより、作動音低減手段76は、クラッチパウル65がストッパ部材74に当接する際に、クラッチパウル65およびストッパ部材74の当接音を低減することができる。
なお、第1実施の形態では、パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を略直交させた状態を例示したが、これに限らないで、パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を交差させることで同様の効果を得ることができる。
つぎに、車両のシートベルト装置10を用いて、ウエビングの巻取り状態を電動モータ31による巻取りから巻取ばね84による巻取りに切り換える例を図1、図9〜図11に基づいて説明する。
まず、図1、図9に基づいて巻取り状態を切り換える概略を説明する。
図9は第1実施の形態に係るシートベルト装置で電動モータによる巻取り状態から巻取ばねによる巻取り状態に切り換える例を説明するフローチャートである。
ここで、電動モータ31による巻取り状態から巻取ばね84による巻取り状態に切り換える場合、車室内の暗騒音(環境音)を考慮して、電動モータ31の駆動トルクを調整することが好ましい。
すなわち、電動モータ31が高トルクでウエビング16を巻き取っている場合には、電動モータ31に通常電流(大きな電流)を流して巻取りを切り換えるように制御することが好ましい。
一方、電動モータ31が低トルクでウエビング16を巻き取っている場合には、電動モータ31に通常電流に比して小さな電流を流して巻取りを切り換えるように制御することが好ましい。
この制御方法を以下に説明する。
ST1;クラッチパウル65を接位置P1から断位置P2に切り換える際に、張力検出部26で電動モータ31に流れる駆動電流を検出する。
検出した駆動電流に基づいてウエビング16のウエビング張力Tを求める。
ST2;ウエビング張力Tがしきい値Sを超えているか否かをウエビング張力判断部27で判断する。ウエビング張力Tがしきい値Sを超えていると判断した場合、高張力の信号をモータ制御部28に伝える。
ST3;モータ制御部28は、ウエビング張力判断部27から伝えられた高張力の信号に基づいて制御信号をモータ駆動部32に伝える。
モータ駆動部32から高トルクの駆動信号を電動モータ31に伝える(すなわち、大きな電流を電動モータ31に流す)ことで、電動モータ31が矢印D(図3参照)方向に高トルクで駆動する。
電動モータ31を高トルクで駆動させることで、ウエビング16の巻取り状態を電動モータ31から巻取ばね84に切り換えることができる。
一方、ST2において、ウエビング張力Tがしきい値Sを超えていないと判断した場合、低張力の信号をモータ制御部28に伝える。
ST4;モータ制御部28は、ウエビング張力判断部27から伝えられた低張力の信号に基づいて制御信号をモータ駆動部32に伝える。
モータ駆動部32から低トルクの駆動信号を電動モータ31に伝える(すなわち、小さな電流を電動モータ31に流す)ことで、電動モータ31が矢印D(図3参照)方向に高張力の場合と比較して低トルクで駆動する。
電動モータ31を低トルクで駆動させることで、ウエビング16の巻取り状態を電動モータ31から巻取ばね84に切り換えることができる。
つぎに、ST3で説明したウエビングの巻取り状態を電動モータ31から巻取ばね84に切り換える例を図10〜図11に基づいて説明する。
図10(a),(b)は第1実施の形態に係るシートベルト装置のレバースプリングをクラッチパウルの下面に強く当接する例を説明する図である。
(a)において、電動モータ31(図3参照)が高トルクで駆動することで、第3中間ギヤ51が矢印Kの如く回転する。
第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Kの如く回転することで、レバースプリング72が矢印Lの如く速くスイング移動する。
よって、レバースプリング72の先端部72aが、嵌合孔66の下面66bに強く当接する。
(b)において、レバースプリング72の先端部72aで、嵌合孔66の下面66bを矢印Lの如く押圧する。
先端部72aで下面66bを押圧する切換力と、図10(a)に示す復帰スプリング69のばね力とがクラッチパウル65に作用する。
ところで、電動モータ31(図3参照)を高トルクで駆動させて、レバースプリング72の先端部72aを嵌合孔66の下面66bに強く当接させることで、先端部72aによる下面66bの押圧力(切換力)が大きくなる。
よって、クラッチパウル65を通常の切換力(すなわち、大きな切換力)で矢印M方向に押し下げる。これにより、図10(a)に示すクラッチパウル65の係止爪67が、ラチェット61bから離れる。
クラッチパウル65が断位置P2(図6参照)まで移動して、クラッチパウル65のパウル稜線部94が、ストッパ部材74のストッパ稜線部98に略直交した状態で強く当接する。
パウル稜線部94をストッパ稜線部98に略直交させた状態で当接するので、パウル稜線部94およびストッパ稜線部98は点接触する。
パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を点接触させることにより、当接面積を小さく抑えることができる。
これにより、クラッチパウル65がストッパ部材74に強く当接する際に、クラッチパウル65およびストッパ部材74の当接音を低減することができる。
ここで、パウル稜線部94がストッパ稜線部98に強く当接するため、当接音を低減させても、ある程度の当接音が発生することが考えられる。
しかし、電動モータ31を高トルクで駆動させる条件は、電動モータ31に大きな駆動電流が流れていること、すなわち、大きなウエビング張力Tが発生していることである。
この条件を自動車が満たすとき、車室内の暗騒音(環境音)は比較的高くなっている。
よって、パウル稜線部94がストッパ稜線部98に強く当接して比較的大きな当接音が発生しても、発生した当接音を暗騒音(環境音)に紛れ込ませることができる。
これにより、発生した当接音が乗員に不快感を与えることを防ぐことができる。
図11は第1実施の形態に係るシートベルト装置のレバースプリングでクラッチパウルを押し下げる例を説明する図である。
クラッチパウル65の係止爪67がラチェット61bから離れる。
このように、電動モータ31(図3参照)を高トルクで駆動させることで、クラッチパウル65の切換力を、通常の切換力(大きな切換力)に調整し、係止爪67をラチェット61bから離すことができる。
これにより、自動車の走行状態に対応させて、電動モータ31による巻取り状態から、巻取ばね84による巻取り状態に切り換えることができる。
つぎに、ST4で説明したウエビングの巻取り状態を電動モータ31から巻取ばね84に切り換える例を図10〜図11に戻って説明する。
図10(a)において、電動モータ31(図3参照)が低トルクで駆動することで、第3中間ギヤ51が矢印Kの如く回転する。
第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Kの如く回転することで、レバースプリング72が矢印Lの如くスイング移動する。
よって、レバースプリング72の先端部72aが、嵌合孔66の下面66bに弱く当接する。
図10(b)において、レバースプリング72の先端部72aで、嵌合孔66の下面66bを矢印Lの如く押圧する。
先端部72aで下面66bを押圧する切換力と、図10(a)に示す復帰スプリング69のばね力とがクラッチパウル65に作用する。
ところで、電動モータ31(図3参照)を回転させて、レバースプリング72の先端部72aを嵌合孔66の下面66bに弱く当接させることで、先端部72aによる下面66bの押圧力(切換力)を比較的小さく抑えることができる。
よって、クラッチパウル65を、通常の切換力に比して小さな切換力で矢印M方向に押し下げる。これにより、図10(a)に示すクラッチパウル65の係止爪67が、ラチェット61bから離れる。
クラッチパウル65が断位置P2(図6参照)まで移動して、クラッチパウル65のパウル稜線部94が、ストッパ部材74のストッパ稜線部98に略直交した状態で弱く当接する。
パウル稜線部94をストッパ稜線部98に略直交させた状態で当接するので、パウル稜線部94およびストッパ稜線部98は点接触する。
パウル稜線部94およびストッパ稜線部98を点接触させることにより、当接面積を小さく抑えることができる。
よって、クラッチパウル65がストッパ部材74に弱く当接する際に、クラッチパウル65およびストッパ部材74の当接音を低減することができる。
ここで、電動モータ31が低トルクでウエビング16の巻取りを切り換える場合は、車室内の暗騒音(環境音)は低い状態(快適な状態)に保たれている。
また、低トルクでクラッチパウル65を移動させて、パウル稜線部94をストッパ稜線部98に弱く当接させることで、クラッチパウル65およびストッパ部材74の当接音を十分に低減することができる。
これにより、発生した当接音が乗員に不快感を与えることを防ぐことができる。
図11において、クラッチパウル65の係止爪67がラチェット61bから離れる。
このように、電動モータ31(図3参照)を低トルクで駆動することで、クラッチパウル65の切換力を、通常の切換力に比して小さく調整し、係止爪67をラチェット61bから離すことができる。
これにより、自動車の走行状態に対応させて、電動モータ31による巻取り状態から、巻取ばね84による巻取り状態に切り換えることができる。
つぎに、第2〜第4の実施の形態を図12〜図15に基づいて説明する。なお、第2〜第4の実施の形態の構成部材において、第1実施の形態のシートベルト装置10と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
(第2実施の形態)
図12は本発明に係る車両のシートベルト装置(第2実施の形態)のクラッチ手段を示す斜視図、図13は第2実施の形態に係るシートベルト装置のクラッチ手段を示す分解斜視図である。
車両のシートベルト装置110は、作動音低減手段76に代えて作動音低減手段112を備えたもので、その他の構成は第1実施の形態のシートベルト装置10と同じである。
作動音低減手段112は、クラッチパウル65の嵌合孔66に嵌合されたストッパ部材113と、ストッパ部材113が当接する上面66aとを備える。
ストッパ部材113は、内側ケース42の壁部42bに基端部113aを取り付けることで、壁部42bに立設されたピン状の部材である。
ストッパ部材113を内側ケース42の壁部42bに立設させることで、ストッパ部材113のうち、上面66aと当接する部位113bをギヤハウジング39から離した状態でギヤハウジング39内に収容することができる。
ストッパ部材113の部位113bをギヤハウジング39から離した状態でギヤハウジング39内に収容した理由は後述する。
ストッパ部材113は、音が響かない金属、樹脂や硬質ゴムなどの材料から選択して形成されるが、樹脂や硬質ゴムを選択することが好ましい。
当接時の当接音をより一層低減させることができるからである。
なお、音が響かない金属としては、一例として、縒り線(ワイヤ)部材、表面が網状に形成された部材や、表面にスポンジ状の孔が形成された部材が該当する。
上面66aは、ストッパ部材113が当接する部位に湾曲状の凹部115が形成されている。上面66aに凹部115を形成することで、ストッパ部材113を上面66aに安定させた状態で当接することできる。
これにより、クラッチパウル65をストッパ部材113で断位置P2に確実に位置決めすることができる。
作動音低減手段112は、クラッチパウル65が断位置P2まで揺動したとき、上面66aの凹部115をストッパ部材113に当接させることが可能である。
ここで、前述したように、ストッパ部材113は、ギヤハウジング39から離した状態でギヤハウジング39内に収容されている。
よって、凹部115がストッパ部材113に当接したとき、当接音の振動をギヤハウジング39に伝えないようにして、当接音をギヤハウジング39の外部に伝え難くできる。
これにより、凹部115およびストッパ部材113の当接音を低減させることができる。
すなわち、第2実施の形態の車両のシートベルト装置110によれば、凹部115がストッパ部材113に当接したとき、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができる。
加えて、第2実施の形態の車両のシートベルト装置110によれば、第1実施の形態のシートベルト装置10と同様の効果を得ることができる。
(第3実施の形態)
図14は本発明に係る車両のシートベルト装置(第3実施の形態)の作動音低減手段を示す斜視図である。
車両のシートベルト装置120は、作動音低減手段76に代えて作動音低減手段122を備えたもので、その他の構成は第1実施の形態のシートベルト装置10と同じである。
作動音低減手段122は、内側ケース42に設けられたストッパ部材123と、ストッパ部材123に当接するクラッチパウル65の底面125とを備える。
ストッパ部材123は、内側ケース42のうち、クラッチパウル65の底面125に対向する面42aに設けられ、クラッチパウル65を断位置P2(図6参照)に位置決めする部位である。
このストッパ部材123は、面42aに設けられた平板状の基部123aと、基部123aから底面125に向けて突出させた断面略山形の隆起部123bとを有する。
ストッパ部材123は、音が響かない金属、樹脂、硬質ゴムなどの緩衝材から選択して形成されるが、樹脂や硬質ゴムを選択することが好ましい。
当接時の当接音をより一層低減させることができるからである。
底面125は、隆起部123bの頂部123cに当接可能に平坦状に形成されている。
底面125を隆起部123bの頂部123cに当接することで、クラッチパウル65を断位置P2(図6参照)に確実に位置決めすることができる。
ここで、ストッパ部材123を緩衝材で形成したので、底面125を隆起部123bの頂部123cに当接させたとき、当接音を低減させることができる。
すなわち、第3実施の形態の車両のシートベルト装置120によれば、底面125が隆起部123bの頂部123cに当接したとき、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができる。
加えて、第3実施の形態の車両のシートベルト装置120によれば、第1実施の形態のシートベルト装置10と同様の効果を得ることができる。
(第4実施の形態)
図15(a)は本発明に係る車両のシートベルト装置(第4実施の形態)の作動音低減手段を示す斜視図、図15(b)は第4実施の形態に係るシートベルト装置の作動音低減手段を示す斜視図である。
なお、図15(b)は作動音低減手段132の理解を容易にするためにパウルピン68からクラッチパウル65を除去した状態として示す。
車両のシートベルト装置130は、作動音低減手段76に代えて作動音低減手段132を備えたもので、その他の構成は第1実施の形態のシートベルト装置10と同じである。
作動音低減手段132は、内側ケース42の壁部42bに回転自在に設けられたパウルピン68と、パウルピン68に設けられたストッパ部材133と、ストッパ部材133を案内するガイド溝135とを備える。
パウルピン68にはクラッチパウル65が回転不能に固定されている。
ストッパ部材133は、パウルピン68に基端部133aが固定され、パウルピン68から放射状に壁面42bに沿って延出され、先端部133bが壁面42bに向けて略直角に折り曲げられている。
先端部133bはガイド溝135に移動自在に差し込まれている。
ストッパ部材133は、音が響かない金属、樹脂や硬質ゴムなどの材料から選択して形成されるが、樹脂や硬質ゴムを選択することが好ましい。
ガイド溝135は、内側ケース42の壁部42bに、パウルピン68が中心となるように湾曲状に形成されている。
よって、クラッチパウル65がパウルピン68を軸にして接位置P1〜断位置P2間で揺動する際に、先端部133bがガイド溝135に沿って移動する。
そして、ガイド溝135の下端部135aに先端部133bが当接することで、クラッチパウル65を断位置P2に確実に位置決めすることができる。
ここで、ストッパ部材133を、音が響かない金属、樹脂や硬質ゴムなどの材料で形成したので、先端部133bをガイド溝135の下端部135aに当接させたとき、当接音を低減させることができる。
すなわち、第4実施の形態の車両のシートベルト装置130によれば、先端部133bがガイド溝135の下端部135aに当接したとき、乗員が不快感を感じる当接音の発生を抑えることができる。
加えて、第4実施の形態の車両のシートベルト装置130によれば、第1実施の形態のシートベルト装置10と同様の効果を得ることができる。
なお、前記第1〜第4の実施の形態では、シートベルト装置10に作動音低減手段76および巻取切換手段20の両方を備えた例について説明したが、これに限らないで、シートベルト装置10に作動音低減手段76のみを備えても同様の効果を得ることができる。
また、前記第1〜第4の実施の形態では、巻取切換手段20でウエビング張力Tがしきい値Sを超えているか否かを判断し、この判断に応じて電動モータの駆動トルクを切り換える例について説明したが、電動モータの駆動トルクを切り換える方法はこれに限定するものではない。
他の切換方法として、ウエビング張力Tに対応させて、電動モータ31によるクラッチパウル65の切換力を連続的に調整させても同様の効果が得られる。
さらに、前記第1〜第4の実施の形態では、ウエビング張力Tを電動モータ31の駆動電流から求めた例について説明したが、ウエビング張力Tの求め方はこれに限定するものではない。
他の方法として、電動モータ31の駆動電流に加えて電動モータ31の駆動時間を検出し、これらの検出値からウエビング張力Tを求めることも可能である。
また、回転角センサでウエビング16を初期から巻き取った量を検出し、この検出値からウエビング張力Tを求めることも可能である。
さらには、上記方法を、総合してウエビング張力Tを求めることも可能である。
また、前記第1〜第4の実施の形態では、ウエビング張力Tがしきい値を超えているか否かで、電動モータ31を駆動する駆動電流の大きさを調整した例について説明したが、駆動電流の大きさを他の条件から調整することも可能である。
他の条件としては、温度や電圧を検出して駆動電流の大きさを調整することや、ギヤ・温度・電圧のバラツキを予め考慮して駆動電流の大きさを調整することも可能である。
加えて、これらの条件を総合して駆動電流を求めることも可能である。
さらに、前記第1〜第4の実施の形態では、クラッチ部材としてクラッチパウル65を用い、クラッチパウル65をストッパ部材74で断位置P2に位置決めする例について説明したが、これに限らないで、クラッチ部材をストッパ部材で接位置に位置決めするものに適用することも可能である。
本発明は、ウエビングを電動モータで巻き取る状態と巻取ばねで巻き取る状態とに切換可能な車両のシートベルト装置を備えた自動車への適用に好適である。
本発明に係る車両のシートベルト装置(第1実施の形態)を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置の巻取装置を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のモータ駆動機構を説明する図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のモータ駆動機構でウエビングを巻き取る例を説明する図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のモータ駆動機構を通常の使用状態に復帰する例を説明する図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のクラッチ手段を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のクラッチ手段を示す分解斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置の作動音低減手段を示す斜視図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置で電動モータによる巻取り状態から巻取ばねによる巻取り状態に切り換える例を説明するフローチャートである。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のレバースプリングをクラッチパウルの下面に強く当接する例を説明する図である。 第1実施の形態に係るシートベルト装置のレバースプリングでクラッチパウルを押し下げる例を説明する図である。 本発明に係る車両のシートベルト装置(第2実施の形態)のクラッチ手段を示す斜視図である。 第2実施の形態に係るシートベルト装置のクラッチ手段を示す分解斜視図である。 本発明に係る車両のシートベルト装置(第3実施の形態)の作動音低減手段を示す斜視図である。 (a)は本発明に係る車両のシートベルト装置(第4実施の形態)の作動音低減手段を示す斜視図、(b)は第4実施の形態に係るシートベルト装置の作動音低減手段を示す斜視図である。
符号の説明
10,110,120,130…車両のシートベルト装置、14…巻取装置、15…ウエビングリール、16…ウエビング、20…巻取切換手段、26…張力検出部、27…ウエビング張力判断部、28…モータ制御部、31…電動モータ(モータ)、32…モータ駆動部、39…ギヤハウジング、44…伝達機構、65…クラッチパウル(クラッチ部材)、74,113,123,133…ストッパ部材、76,112,122,132…作動音低減手段、94…パウル稜線部、98…ストッパ稜線部、P1…接位置、P2…断位置、S…しきい値、T…ウエビング張力。

Claims (5)

  1. ウエビングを巻回したウエビングリールと、
    前記ウエビングリールに伝達機構を介して連結されたモータと、
    前記モータおよび前記ウエビングリールを接状態に保つ接位置、前記モータおよび前記ウエビングリールを断状態に保つ断位置に移動可能なクラッチ部材と、
    前記クラッチ部材を前記接位置、前記断位置の一方に位置決めするストッパ部材と、を備え、
    前記モータを一方回転することにより前記クラッチ部材を前記接位置に移動させて前記伝達機構に係止させ、
    前記モータを他方回転することにより前記クラッチ部材を前記断位置に移動させて前記ストッパ部材に当接させる車両のシートベルト装置であって、
    前記クラッチ部材が前記ストッパ部材に当接する際に、前記クラッチ部材および前記ストッパ部材の当接音を低減する作動音低減手段を備えたことを特徴とする車両のシートベルト装置。
  2. 前記作動音低減手段は、前記クラッチ部材および前記ストッパ部材が点接触するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の車両のシートベルト装置。
  3. 前記作動音低減手段は、前記ストッパ部材がピン状に形成され、前記伝達機構を収容するギヤハウジング内に立設されたものであることを特徴とする請求項2記載の車両のシートベルト装置。
  4. 前記作動音低減手段は、前記ストッパ部材が緩衝材で形成され、前記伝達機構を収容するギヤハウジングに設けられたことを特徴とする請求項1記載の車両のシートベルト装置。
  5. 前記ウエビングに作用しているウエビング張力を求める張力検出部と、
    前記張力検出部で求めた前記ウエビング張力がしきい値を超えているか否かを判断し、前記しきい値を超えているとき高張力と判断し、前記しきい値以下のとき低張力と判断するウエビング張力判断部と、
    前記ウエビング張力判断部から伝えられた高張力の信号、低張力の信号に基づいて制御信号を出力するモータ制御部と、
    前記モータ制御部から伝えられた信号に基づいて、前記モータを駆動する信号を出力するモータ駆動部と、を備え、
    前記クラッチ部材を前記接位置から前記断位置に切り換える際に、前記ウエビングに作用しているウエビング張力に応じて前記モータによる前記クラッチ部材の切換力を調整することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両のシートベルト装置。
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