JP2008279340A - 摩擦帯電式静電塗装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 摩擦帯電式静電塗装装置において、粉体塗料の吐出と停止を間欠的に繰り返して塗装作業を行う場合に、吐出当初から十分な摩擦帯電が得られるようにし、被塗物への付着効率を高める。
【解決手段】 粉体塗料を摩擦帯電式静電塗装ガン3の帯電チューブに供給する前に、搬送エアーを予め帯電チューブに供給することにより、帯電チューブ内の搬送エアーの加速スピードが安定した状態で、粉体塗料を帯電チューブに供給して吐出当初から十分に粉体塗料を摩擦帯電するようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は、非導電性樹脂によって形成された帯電チューブ内を、搬送エアーによって粉体塗料を通過させ、帯電チューブと粉体塗料との摩擦によって帯電した粉体塗料を被塗物に吐出して付着させる摩擦帯電式静電塗装装置に関するものである。
静電塗装装置には、コロナ電極を使用して粉体塗料を帯電させるコロナ帯電式粉体塗装装置と、非導電性樹脂によって形成された帯電チューブ内を、搬送エアーによって粉体塗料を通過させ、摩擦により粉体塗料を帯電させる摩擦帯電式静電塗装装置とがある。
摩擦帯電式静電塗装装置は、高圧発生器を使用せず、ガンからの電場の発生がないため、凹部のある被塗物であっても、凹部内に粉体塗料が入り込み易く、綺麗な塗装面が得られるという利点を有する。
摩擦帯電式静電塗装装置においては、粉体塗料の帯電は、帯電チューブと粉体塗料との摩擦によって行われる。したがって、安定した帯電量を得るためには、帯電チューブ内を十分な接触スピードで粉体塗料を通過させる必要がある。
ところで、塗装ブース内の被塗物を、所定の間隔を空けて吊り下げて塗装するような場合、被塗物と被塗物の間は、被塗物がなく粉体塗料を吐出しても粉体塗料が無駄になるので、摩擦帯電ガンの前を被塗物が通過する時間のみ粉体塗料の吐出を行い、被塗物が通過し、次の被塗物が来るまでの間は、粉体塗料の吐出を停止し、次の被塗物が来た時に、粉体塗料の吐出を再開するようにしている。
このような摩擦帯電式静電塗装装置には、帯電チューブへの粉体塗料の供給をON−OFFする機構を有する粉体塗料供給装置と、帯電チューブへの搬送エアーの供給をON−OFFする機構を有する搬送エアー供給装置とを備えており、従来、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置とを同時にON−OFFすることにより、粉体塗料の吐出と停止を行っている。
ところが、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置とを同時にON−OFFして、粉体塗料の吐出と停止を行った場合、搬送エアー供給装置をONにしても、塗料タンクから帯電チューブまでの間が粉体塗料ホースによって繋がれているため、直ぐには帯電チューブ内に搬送エアーが届かず、搬送エアーの加速スピードが安定するまでにはタイムラグがある。したがって、粉体塗料の吐出当初は、粉体塗料が十分に加速しないまま、帯電チューブを通過するため、摩擦帯電量が安定化しない。また、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置とを同時にONの状態からOFFの状態に切り替えても、停止までの間にはタイムラグがあるため、OFFの後、帯電チューブ内を十分に加速されないで通過する粉体塗料がある。
このように、摩擦帯電式静電塗装装置において、粉体塗料の吐出と停止を間欠的に繰り返して塗装作業を行う場合、吐出の当初と吐出の最後で、粉体塗料の帯電量が安定化せず、被塗物に対する付着効率が悪くなるという問題がある。
そこで、この発明は、摩擦帯電式静電塗装装置において、粉体塗料の吐出と停止を間欠的に繰り返して塗装作業を行う場合に、吐出の当初と吐出の最後で十分な摩擦帯電が得られるようにし、被塗物への付着効率を高めようとするものである。
この発明は、上記の課題を解決するために、非導電性樹脂によって形成された帯電チューブ内を、搬送エアーによって粉体塗料を通過させ、帯電チューブと粉体塗料との摩擦によって帯電した粉体塗料を被塗物に吐出して付着させる摩擦帯電式静電塗装装置において、帯電チューブへ粉体塗料を供給するON−OFF機構を有する粉体塗料供給装置と、帯電チューブへ搬送エアーを供給するON−OFF機構を有する搬送エアー供給装置とを備え、粉体塗料供給装置をOFFの状態からONの状態に切り替えて粉体塗料を帯電チューブ内に供給する前に、搬送エアー供給装置をONにして、搬送エアーを帯電チューブ内に供給するように制御したのである。
上記のように、粉体塗料を帯電チューブに供給する前に、搬送エアーを帯電チューブに供給することにより、帯電チューブ内の搬送エアーの加速スピードが安定してから、粉体塗料を帯電チューブに供給できるので、吐出当初から十分に摩擦帯電した粉体塗料が被塗物に吐出される。
また、上記粉体塗料供給装置をONの状態からOFFの状態に切り替えて帯電チューブへの粉体塗料の供給を停止した後、搬送エアー供給装置をONの状態に保って搬送エアーの帯電チューブへの供給を暫時続行するようにすると、最後まで十分な加速スピードで粉体塗料が帯電チューブ内を通過するため、十分な摩擦帯電量が得られ、被塗物への付着効率を高めることができる。
また、上記粉体塗料供給装置がON−OFFの状態に拘わらず、上記搬送エアー供給装置をONの状態に保つようにすると、常に十分な加速スピードで粉体塗料が帯電チューブ内を通過するため、十分な摩擦帯電量が得られ、被塗物への付着効率を高めることができる。
上記のように、この発明によれば、摩擦帯電式静電塗装装置において、粉体塗料の吐出と停止を間欠的に繰り返して塗装作業を行う場合に、吐出の当初と吐出の最後でも帯電量が低下せず、十分に摩擦帯電した粉体塗料が吐出されるので、被塗物への付着効率を高めることができる。
図1は、蛍光灯照明器具の反射板の塗装を行う塗装ブース1を上面から見た概略平面図であり、図2は、その側面図である。この塗装ブース1には、オーバーヘッドコンベアー2にて縦吊りされた被塗物Aが、ブース1内に搬送され、ブース1内で静電塗装が行われる。ブース1内には、摩擦帯電式静電塗装ガン3を縦に3個並べた2基の上下動するレシプロケーター4、5が、被塗物Aの搬送方向に所定の距離を空けて対向するように設置している。そして、ブース1の入口側に近いレシプロケーター4によって被塗物Aの背面を塗装し、出口側に近いレシプロケーター5により反対側の被塗物Aの表面を塗装している。
摩擦帯電式静電塗装ガン3は、4フッ化フロロエチレン(テフロン)などの非導電性樹脂によって形成された帯電チューブを備え、この帯電チューブ内を、搬送エアーによって粉体塗料を通過させ、帯電チューブと粉体塗料との摩擦によって帯電した粉体塗料を被塗物Aに吐出する装置である。この摩擦帯電式静電塗装ガン3には、帯電チューブへ粉体塗料を供給するON−OFF機構を有する粉体塗料供給装置と、帯電チューブへ搬送エアーを供給するON−OFF機構を有する搬送エアー供給装置とが設置されている。この粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置は、例えば、図3に示すように、流動式塗料タンク6に、タンク内の粉体塗料を引き出すピンチバルブ7とインジェクター8を取り付け、このピンチバルブ7のON−OFFにより引き出した粉体塗料をインジェクター8の搬送エアーBにより、粉体塗料ホース9を介して摩擦帯電式静電塗装ガン3に供給する構造のものを使用できる。また、塗料タンクから粉体塗料を供給する別の方式として、スクリュー式などの定量供給装置を用いてもよい。スクリューの回転によって排出された粉体塗料を、その下に設定されたインジェクターに落下させ、インジェクターから粉体塗料ホースを経て摩擦帯電式静電塗装ガン3に送るようにしてもよい。この方式では、スクリューを停止することにより、吐出をOFFにすることができる。
上記摩擦帯電式静電塗装ガン3を設置したレシプロケーター4、5の向かい側のブース1の壁面には、被塗物Aに付着しなかったオーバースプレー粉を回収するカートリッジ式の集塵装置10、11が設置されている。
被塗物Aが蛍光灯照明器具の反射板のような場合、被塗物Aと被塗物Aの間の物間ピッチを、被塗物Aの幅の1.0倍の空間とし、塗装前の前処理後の水切り乾燥炉や、塗装後の焼付け乾燥炉のアップダウンによって、隣同士の被塗物Aが接触しないようにしている。
このように、ブース1内に、被塗物Aが一定間隔を空けて次々と搬入されてくる場合に、物間ピッチに関係なく、粉体塗料を連続吐出させると、被塗物Aが前方にない被塗物Aと被塗物Aの間では、吐出した粉体塗料の大部分が被塗物Aに付着しないまま集塵装置10、11に回収されるため、粉体塗料が無駄になる。また、被塗物Aが蛍光灯照明器具の反射板の場合には、反射効率を考えて膜厚が60〜80μmを狙って塗装が行われるが、物間ピッチに関係なく連続吐出を行なうと、当然被塗物Aのエッジ部(外側部)周辺が厚くなり、時には静電反発を起こし、製品価値がなくなり、また塗着効率を著しく低下させる原因にもなる。このため、被塗物Aが一定間隔を空けて次々と搬入されてくる場合には、被塗物Aと被塗物Aの間、つまり、摩擦帯電式静電塗装ガン3の前に、被塗物Aがない時には粉体塗料の吐出を停止している。一般的な制御では、摩擦帯電式静電塗装ガン3の帯電チューブへ粉体塗料の供給を行う粉体塗料供給装置と、帯電チューブへ搬送エアーの供給を行う搬送エアー供給装置とを同時にON−OFFして、被塗物Aがある箇所のみ粉体塗料を吐出し、被塗物Aがない箇所で粉体塗料の吐出を停止している。
ところが、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置とを同時にON−OFFして、粉体塗料の吐出と停止を行った場合、搬送エアー供給装置をONにした後、帯電チューブ内の搬送エアーの加速スピードが安定するまでにはタイムラグがあるため、粉体塗料の吐出当初は、粉体塗料の加速スピードが十分でなく、十分に摩擦帯電が行われない。また、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置とを同時にOFFにして粉体塗料の吐出を停止しても、停止までの間にはタイムラグがあるため、OFFした後、帯電チューブ内を十分に加速されないで通過して帯電量が十分でない粉体塗料が吐出されてしまうことになる。
このため、この発明は、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置とを同時ON−OFFするのではなく、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置を次のように制御している。
まず、被塗物Aが、摩擦帯電式静電塗装ガン3の前を通過する時間だけ粉体塗料供給装置をONにし、摩擦帯電式静電塗装ガン3の前に被塗物Aがない、被塗物Aと被塗物Aとの間は粉体塗料供給装置をOFFにしている。
一方、搬送エアー供給装置は、粉体塗料供給装置をOFFの状態からONの状態に切り替えて粉体塗料を帯電チューブ内に供給する前に、搬送エアー供給装置をONにして、搬送エアーを帯電チューブ内に供給するように制御する。このように、粉体塗料を帯電チューブに供給する前に、搬送エアーを帯電チューブに供給することにより、帯電チューブ内の搬送エアーの加速スピードが安定してから、粉体塗料を帯電チューブに供給できるので、吐出当初から十分に摩擦帯電した粉体塗料を被塗物に対して吐出することができる。
また、上記粉体塗料供給装置をONの状態からOFFの状態に切り替えて帯電チューブへの粉体塗料の供給を停止した後、搬送エアー供給装置をONの状態に保って搬送エアーの帯電チューブへの供給を暫時続行するようにする。このようにすると、最後まで十分な加速スピードで粉体塗料が帯電チューブ内を通過するため、十分な摩擦帯電量が得られる。
表1は、この発明の実施形態の粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置のON−OFFの時間と、被塗物Aの通過時間との関係を矢印で示したものであるが、被塗物Aが通過する時間だけ粉体塗料供給装置をONにし、被塗物Aがない時は粉体塗料供給装置をOFFにして、粉体塗料が無駄に吐出されないようにしている。搬送エアー供給装置は、粉体塗料供給装置がONになる前にONにし、粉体塗料供給装置をOFFした後も、ONの状態を維持するように制御され、表1の実施形態では、粉体塗料供給装置のON−OFFの状態に拘わらず、搬送エアー供給装置をONの状態に保ち、搬送エアーを連続供給するようにしている。
Figure 2008279340
図1の摩擦帯電式静電塗装装置において、被塗物Aが摩擦帯電式静電塗装ガン3の前を通過する時間だけ粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置を同時にONにし、摩擦帯電式静電塗装ガン3の前に被塗物Aがない、被塗物Aと被塗物Aとの間は粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置を同時にOFFにして塗装を行った場合(比較例2)と、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置のON−OFFを行わず、両者を常にONにして連続的に粉体塗料を吐出して塗装を行った場合(比較例1)と、表1のように、搬送エアー供給装置をONにした状態のまま、粉体塗料供給装置を被塗物Aが摩擦帯電式静電塗装ガン3の前を通過する時間だけONにし、摩擦帯電式静電塗装ガン3の前に被塗物Aがない、被塗物Aと被塗物Aとの間は粉体塗料供給装置をOFFにして塗装を行った場合(実施例)とについて、被塗物Aへの粉体塗料の付着効率を測定した結果を表2に示す。測定は、被塗物A(蛍光灯照明器具の反射板)をブース1内を通過させて塗装した際の10枚の平均付着効率であり、各塗装をそれぞれ4回行った。付着効率は、吐出した粉体塗料の総重量と、被塗物Aに付着した粉体塗料の総重量の比である。
Figure 2008279340
結果は、摩擦帯電式静電塗装ガン3の前に被塗物Aがないときも粉体塗料の吐出を行う連続吐出の場合(比較例1)は、被塗物Aへの粉体塗料の付着効率が最も悪かった。粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置を同時にON−OFFして塗装を行った場合(比較例2)は、粉体塗料供給装置のON−OFF時に、粉体塗料の帯電量を表す電流メータの電流(μA)値の針が低い値で振れてから、振れが安定化するまでに時間がかかった。搬送エアー供給装置をONの状態に維持して、粉体塗料供給装置だけをON−OFFして塗装を行った場合(実施例)は、粉体塗料の帯電量を表す電流メータの電流(μA)値の針が高い値で振れが少なく安定化しており、吐出する粉体塗料が十分に帯電し、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置を同時にON−OFFして塗装を行った場合(比較例2)よりも被塗物Aへの粉体塗料の付着効率が高かった。
次に、この発明の別の実施形態として、配電盤のような箱型の被塗物Aを塗装する例について説明する。
この塗装設備は、図4に示すように、塗装ブース12内に、被塗物Aの移動方向に3つの塗装ステージが設けられ、第1ステージで、ロボットアーム13に取り付けた摩擦帯電式静電塗装ガン14によって箱型の被塗物Aの内面を塗装し、次の第2ステージで、箱型の被塗物Aの背面を上下動するレシプロケーター15に設置した3機の摩擦帯電式静電塗装ガン16によって塗装し、同じくこの第2ステージで天面と下面にそれぞれ設置した2機の摩擦帯電式静電塗装ガン17、18によって箱型の被塗物Aの天面と下面を塗装し、続いて箱型の被塗物Aを90度回転させて、第3ステージで、塗装ブース12の対向面に設けた上下動するレシプロケーター19、20に3機ずつ取り付けられた摩擦帯電式静電塗装ガン21、22によって箱型の被塗物Aの両側面を塗装し、その後、全面が塗装された箱型の被塗物Aを90度回転させて塗装ブース12から取り出される。
この箱型の被塗物Aを塗装する実施形態では、上記第1〜第3のステージにおいて、各摩擦帯電式静電塗装ガン14、16、17、18、21、22への粉体塗料の供給と搬送エアーの供給を、表3のように制御している。表3において、矢印は、粉体塗料供給装置と搬送エアー供給装置のON時間を表している。
Figure 2008279340
各ステージにおける塗装では、表3に示すように、粉体塗料供給装置のON時間の前後で、粉体塗料供給装置のON時間よりも長く搬送エアー供給装置をONさせている。
搬送エアー供給装置を粉体塗料供給装置よりもどの位ON時間を長くするかは、粉体塗料タンクから摩擦帯電式静電塗装ガンまでの粉体塗料ホースの長さによって異なり、例えば、粉体塗料ホースが11mの場合、大体、搬送エアーが安定化するまでのタイムラグは3.5秒位であり、8mの場合は、2.5秒位であるから、粉体塗料供給装置をONする前、即ち粉体塗料を吐出する3.5秒前に、搬送エアー供給装置をONして搬送エアーを摩擦帯電式静電塗装ガンに供給しておくことにより、吐出当初から粉体塗料に安定した摩擦帯電を付与することができる。また、OFFのタイムラグは2.5秒位であるから、吐出停止後2.5秒後に搬送エアーを止めることにより、吐出停止前の粉体塗料に安定した摩擦帯電を付与することができる。このタイムラグは、各ガンの吐出量及び搬送エアー圧、量の設定によっても変わるのは当然であるから、搬送エアーのタイムラグは吐出ON−OFF時の粉体塗料に安定した摩擦電荷を持たせる条件(時間)以上であればよい。この実施形態では、搬送エアーもON−OFFを行なったが、連続的に出してもよい。
蛍光灯照明器具の反射板の塗装を行う静電塗装ブースを上面から見た概略平面図である。 図1の側面図である。 流動式粉体塗料タンクから摩擦帯電式静電塗装ガンまでの粉体塗料と搬送エアーの供給過程を示す概略図である。 箱型の配電盤の塗装を行う静電塗装ブースを上面から見た概略平面図である。
符号の説明
1、12 ブース
2 オーバーヘッドコンベアー
3、14、16、17、18、21、22 摩擦帯電式静電塗装ガン
4、5、15、19、20 レシプロケーター
6 流動式塗料タンク
7 ピンチバルブ
8 インジェクター
9 粉体塗料ホース
10、11 集塵装置
13 ロボットアーム
A 被塗物
B 搬送エアー

Claims (3)

  1. 非導電性樹脂によって形成された帯電チューブ内を、搬送エアーによって粉体塗料を通過させ、帯電チューブと粉体塗料との摩擦によって帯電した粉体塗料を被塗物に吐出して付着させる摩擦帯電式静電塗装装置において、帯電チューブへ粉体塗料を供給するON−OFF機構を有する粉体塗料供給装置と、帯電チューブへ搬送エアーを供給するON−OFF機構を有する搬送エアー供給装置とを備え、粉体塗料供給装置をOFFの状態からONの状態に切り替えて粉体塗料を帯電チューブ内に供給する前に、搬送エアー供給装置をONにして、搬送エアーを帯電チューブ内に供給するように制御することを特徴とする摩擦帯電式静電塗装装置。
  2. 上記粉体塗料供給装置をONの状態からOFFの状態に切り替えて帯電チューブへの粉体塗料の供給を停止した後、搬送エアー供給装置をONの状態に保って搬送エアーの帯電チューブへの供給を暫時続行するようにした請求項1記載の摩擦帯電式静電塗装装置。
  3. 上記粉体塗料供給装置がON−OFFの状態に拘わらず、上記搬送エアー供給装置をONの状態に保つようにした請求項1記載の摩擦帯電式静電塗装装置。
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