JP2008278409A - 画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】原稿移動型の画像読取において、原稿の後退駆動を用いずに、つなぎ目付近でのモータ加速分による遅れや画像の一部が欠落を防止し、また、つなぎ目補正処理を可能にし、高解像度の画像を得ることができる画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿を搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段により搬送された原稿面を照射する光源と、光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、原稿面をライン単位で読み取るライン読取手段と、ライン読取手段の移動及び停止を制御する移動制御手段と、反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域と、を有し、移動制御手段は、ライン読取手段を、副走査方向へ加速又は減速させながら読取可能区域内を移動させ、ライン読取手段は、読取可能区域を介して、原稿搬送手段により搬送された原稿面を読み取る。
【選択図】図3

Description

本発明は、原稿を移動させながら原稿面を走査し、原稿面の画像を読み取る原稿移動型の画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法、プログラム及び記録媒体に関する。
本発明に関連する原稿移動型の画像読取装置の例として、間欠駆動する原稿読取系で、高画質な画像の読み取りを可能にする「読取装置」がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−264358号公報
上記特許文献1記載の読取装置では、何らかの原因で原稿画像の読み取りを中止した場合、原稿の搬送が停止すると同時に、搬送モータを逆回転させることにより、原稿の搬送量を一定量後退させる。しかしながら、原稿を後退させると、つなぎ目付近でのモータ加速分による遅れや画像の一部欠落などが生じるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、原稿を移動させて行なう画像読取であっても、原稿の後退駆動を用いずに、つなぎ目付近をライン読み取り装置が前後するようにすることにより、つなぎ目付近でのモータ加速分による遅れや画像の一部が欠落を防止し、また、一部を重複して読み取らせることにより、つなぎ目補正処理を可能にし、高解像度の画像を得ることができる画像読取装置、画像形成装置、画像読取方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明の第1の画像読取装置は、原稿を搬送する原稿搬送手段と、原稿搬送手段により搬送された原稿面を照射する光源と、光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、原稿面をライン単位で読み取るライン読取手段と、ライン読取手段の移動及び停止を制御する移動制御手段と、反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域と、を有し、移動制御手段は、ライン読取手段を、副走査方向へ加速又は減速させながら読取可能区域内を移動させ、ライン読取手段は、読取可能区域を介して、原稿搬送手段により搬送された原稿面を読み取ることを特徴とする。
本発明の第2の画像読取装置は、第1の画像読取装置において、移動制御手段は、ライン読取手段による読取動作が一時中断されている間に、ライン読取手段によって読み込まれる部分である読取ラインを、副走査方向の原稿先端側に一定距離後退させた後、原稿後端方向に一定距離前進させるように、ライン読取手段を制御することを特徴とする。
本発明の第3の画像読取装置は、第2の画像読取装置において、ライン読取手段は、読取ラインが原稿先端側に一定距離後退した後の原稿後端方向に一定距離前進中に、読取動作を再開することを特徴とする。
本発明の第4の画像読取装置は、第3の画像読取装置において、移動制御手段は、原稿先端側に一定方向後退させた後の原稿後端方向に一定距離前進中にライン読取手段が読取動作を再開した後、原稿搬送手段による原稿搬送の再開と同時に、読取ラインの原稿後端側への前進を停止するように、ライン読取手段を制御することを特徴とする。
本発明の第5の画像読取装置は、第4の画像読取装置において、移動制御手段は、ライン読取手段の読取ラインの停止開始と同時に原稿搬送手段による原稿搬送を再開する際に、読取ラインの減速度と原稿搬送の加速度とを同等にし、原稿搬送と読取ラインの相対速度を一定に保つことを特徴とする。
本発明の第6の画像読取装置は、第1から第5のいずれか1つの画像読取装置において、移動制御手段が、読取ラインを副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させるようにライン読取手段を制御した場合、ライン読取手段は、前進しつつ一定範囲の読取動作を行い、読取動作の終了後、移動制御手段が、読取ラインを一定距離原稿先端側に後退させるようにライン読取手段を制御した場合、ライン読取手段は、読取ラインが後退させられた位置から再度読取動作を開始することを特徴とする。
本発明の第7の画像読取装置は、第6の画像読取装置において、移動制御手段が、原稿搬送手段による原稿搬送が減速されると同時に、読取ラインを副走査方向の原稿後端側に加速させるようにライン読取手段を制御した場合、ライン読取手段は、加速しつつ読取動作を継続することを特徴とする。
本発明の第8の画像読取装置は、第7の画像読取装置において、移動制御手段は、原稿搬送手段による原稿搬送が減速されると同時に、読取ラインを副走査方向の原稿後端側に加速させるようにライン読取手段を制御した場合、原稿搬送の減速度と読取ラインの加速度とを同等にし、相対速度を一定に保つことを特徴とする。
本発明の第9の画像読取装置は、第1から第8のいずれか1つの画像読取装置において、移動制御手段は、設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能にする第1のモータ駆動機構、及び、第1のモータ駆動機構により制御される第1のモータを有し、第1のモータ駆動機構及び第1のモータによって、ライン読取手段の加減速及び停止が自在に行なわれることを特徴とする。
本発明の第10の画像読取装置は、第1から第8のいずれか1つの画像読取装置において、原稿搬送手段は、設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能にする第2のモータ駆動機構、及び、第2のモータ駆動機構により制御される第2のモータを有し、第2のモータ駆動機構及び第2のモータによって、原稿搬送の加減速及び停止が自在に行なわれることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、本発明の第1から第10のいずれか1つの画像読取装置を備えたことを特徴とする。
本発明の第1の画像読取方法は、原稿搬送手段により搬送された原稿の原稿面を光源により照射する原稿面照射ステップと、光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、原稿面をライン単位で読み取る原稿面読取ステップと、を有し、原稿面読取ステップでは、読取ラインを、副走査方向へ加速又は減速させながら、反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域内を移動させ、読取可能区域を介して、原稿搬送手段により搬送された原稿面を読み取ることを特徴とする。
本発明の第2の画像読取方法は、第1の画像読取方法において、原稿面読取ステップの読取動作が一時中断されている間に、読取ラインを、副走査方向の原稿先端側に一定距離後退させた後、原稿後端方向に一定距離前進させることを特徴とする。
本発明の第3の画像読取方法は、第1又は第2の画像読取方法において、原稿面読取ステップでは、読取ラインを、副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させつつ一定範囲の読取動作を行い、読取動作の終了後、読取ラインを一定距離原稿先端側に後退させた場合、読取ラインが後退した位置から再度読取動作を開始することを特徴とする。
本発明の第1のプログラムは、搬送された原稿の原稿面を光源により照射する原稿面照射処理と、光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、原稿面をライン単位で読み取る原稿面読取処理と、をコンピュータに実行させ、原稿面読取処理として、読取ラインを、副走査方向へ加速又は減速させながら、反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域内を移動させ、読取可能区域を介して、搬送された原稿面を読み取る処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、第1のプログラムにおいて、原稿面読取処理が一時中断されている間に、読取ラインを、副走査方向の原稿先端側に一定距離後退させた後、原稿後端方向に一定距離前進させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、第1又は第2のプログラムにおいて、原稿面読取処理として、読取ラインを、副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させつつ一定範囲の読取動作をコンピュータに実行させ、読取動作の終了後、読取ラインを一定距離原稿先端側に後退させた場合、読取ラインが後退した位置から再度読取動作を開始する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の記録媒体は、本発明の第1から第3のいずれか1つのプログラムを記録したことを特徴とする。
本発明によれば、つなぎ目付近でのモータ加速分による遅れや画像の一部が欠落を防止でき、また、つなぎ目補正処理を可能にし、高解像度の画像を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は画像読取装置及び原稿搬送装置の断面図である。
図1において、画像読取装置は、原稿に対して光を照射する光源16、その反射光をイメージセンサ19に受光させるためのレンズ18、原稿面からの反射光を受光するイメージセンサ19、光源16とレンズ18とイメージセンサ19を支持し、これらを同時に移動させる走行体110と、その走行体110を移動させる走行体ステッピングモータ111と、光源16の光と原稿からの反射光を透過し、イメージセンサ19の受光を可能にするガラス板15と、を備えている。読み取りライン112は、光源16より照射された光が原稿によって反射され、イメージセンサ19に受光される光の光路である。
図1において、原稿搬送装置は、給紙する原稿を支える給紙トレイ13と、用紙を検知するセンサ113と、各ローラを回転させる原稿搬送ステッピングモータ12と、を備えている。原稿搬送ステッピングモータ12の駆動により各ローラが回転することで、原稿は給紙トレイ13より給紙され、搬送路14を通り排出される。
なお、制御を容易にするため、原稿搬送ステッピングモータ12の回転速度と各ローラの回転速度は同じ速度で回転するような機構であり、走行体110の移動距離は走行体ステッピングモータ111の回転量と同じになるような機構とし、原稿搬送ステッピングモータ12と走行体ステッピングモータ111は同種のステッピングモータとし、加速度と減速度及び加速距離と減速距離は同じになるように使用する。
なお、説明の便宜上、以下の説明では、図1において、走行体110が右方向(図中の右矢印方向)に移動することを“走行体110が前進する”と表現し、左方向(図中の左矢印方向)へ移動することを“走行体110が後退する”と表現する。さらに、走行体110が前進するように走行体ステッピングモータ111を回転させることを“走行体ステッピングモータ111を正転させる”と表現し、逆に、走行体が後退する方向へ移動させるように回転させることを“走行体ステッピングモータ111を逆転させる”と表現することにする。また、原稿を給紙トレイの方向から排紙する方向へ搬送するように原稿搬送ステッピングモータ12を回転させる場合は“原稿搬送ステッピングモータ12を正転させる”と表現する。
図2は画像読取装置の機能構成を示す図である。
CPU20は、RAM21に記録されているプログラムを解釈実行し、各部を制御する。RAM21は、記憶媒体であり、特に画像データを蓄積する画像メモリ22を備えている。バッファフル監視部23は、画像メモリ22を常に監視しており、バッファフルが発生した場合は、すぐにCPU20へ通知する。光源制御部24は、CPU20の指示に従い、光源16の点灯及び消灯の制御を行なう。ステッピングモータ制御部26は、CPU20の指示に従い、原稿搬送ステッピングモータ12及び走行体ステッピングモータ111の制御を行なう。タイマ27は、CPU20の要求があった場合、現在時刻を知らせる。A/D変換機28は、イメージセンサ19が受光した光を画像データとして変換する役割を持つ。画像処理部29は、画像データの変換、圧縮や調整を行い、特に、画像データと画像データの切れ目を常に補正して目立たないようにするためのつなぎ合わせ補正部210を備えている。通信部211は、画像読取装置の外部との通信を行なう。
なお、上記つなぎ合わせ補正部210は、原稿の同じ部分を一定ライン数以上読み取らないと十分な補正ができない制約があるとする。説明の便宜上、以下の説明において、この一定ライン数分の距離を「つなぎ合わせ補正距離」と呼ぶことにする。
図3はステッピングモータ制御部26の内部を示している。
ステッピングモータ駆動部A31は、原稿搬送ステッピングモータ12の回転加速度及び回転速度を自在に変化させることができる。回転角監視部A32は、常に原稿搬送ステッピングモータ12のステップ数を常に監視している。よって、CPU20は、設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能である。
ステッピングモータ駆動部B33及び回転角監視部B34と、走行体ステッピングモータ111との関係は、ステッピングモータ駆動部A31と回転角監視部A32と原稿搬送ステッピングモータ12との関係と同様なので、ここでの説明は省略する。
ステップカウンタ35は、回転角監視部A32と回転角監視部B34を常に監視しており、原稿搬送ステッピングモータ12と走行体ステッピングモータ111の回転での原稿とライン読取位置の相対距離を監視している。ここでの説明では、原稿搬送ステッピングモータ12と走行体ステッピングモータが同種であるため、原稿搬送ステッピングモータが1ステップ正転するたびに1カウンタ増加、走行体ステッピングモータが1ステップ逆転するたびに1カウンタ増加、1ステップ正転する場合は1カウンタ減少させ、カウントが0になるまでカウントする。また、CPU20により、カウンタの値は書き換え、機能の停止、稼動も自在である。
なお、ガラス板15は、少なくともつなぎ合わせ補正距離以上の副走査方向の長さを有するものとする。
上記のように構成された画像読取装置の動作について、図4のフローチャートを参照して以下に説明する。なお、図5は、図4のフローチャートに対応するタイミングチャートである。
まず初期状態は、図1において、ガラス板15の右端と読み取りライン112とがつなぎ合わせ補正距離以上離れるような位置になるように走行体110を停止させておく。また、この際に、走行体110の読み取りライン112がガラス板15上のどこに位置しているのか計算しておく。この計算方法としては、画像読取装置において一般に用いられる、基準位置板検知による位置確定方法などを用いる。
ステップS1、S2及びステップS20、S21は、原稿先端を読み取りライン112まで搬送するステップである。ステップS1で原稿搬送ステッピングモータ111を正転させ、原稿を搬送する。搬送速度は、構成や解像度、変倍率等より決定される読み取り速度とする。しばらくすると、センサ113がOFFからONに変化するので(ステップS20)、その時点で、センサ113と読み取りライン112の搬送路14上での距離を原稿搬送ステッピングモータ12のステップ数に換算した値を負の値にして、その値をステップカウンタ35に設定する(ステップS21)。その後、ステップカウンタが0になり、原稿先端が読み取りライン112上に到着したことになる(ステップS2/YES)。
ステップS3〜S9は、原稿をバッファフルまで読み取り、外部へ送信するステップである。ステップS3に移行した時点で、原稿先端が読み取りライン112上にあるので、ステップS3では、イメージセンサ19の読み取りを開始し、A/D変換機28と画像処理部29を通して画像メモリ22へ画像データをして蓄積を開始する。また、ステップカウンタ35を停止させておく。
ステップS4では、ステップカウンタ35が停止しているのでステップS5に進み、バッファフルが発生するまでステップS4とステップS5を繰り返す。
バッファフル監視部23によって画像メモリ22でバッファフルが発生したことを検知した場合は(ステップS5/YES)、読み取り中断をする(ステップS6)。その後、原稿搬送ステッピングモータ12を減速、停止させ(ステップS7)、外部へ画像データを転送させて画像メモリ22が空になるまで待つ(ステップS8、S9)。
ステップS10〜S15は、一旦走行体110を前進させ、その後、後退しつつ読み取りをすることで、同じ部分の一定ライン分以上読み取り、つなぎ合わせ補正を行なうステップである。画像メモリ22が空になると、ステップS10へ移行し、ステップS10では、走行体ステッピングモータ111をステップ1での原稿搬送ステッピングモータ12と同じ速度で正転開始させる。そして、前進距離分回転させた後、減速、停止させる(ステップS11)。なお、前進距離とは、つなぎ合わせ補正距離と同じ距離と、原稿搬送ステッピングモータ12の加速距離との和とする。走行体ステッピングモータ111が停止した後は、ステップS12へ移行し、逆転方向に加速し、ステップS1での原稿搬送ステッピングモータ12と同じ速度になるまで待つ。ステップS13では、一定速度になった時点で、読み取りライン112の位置は原稿面に対してステップ6で読み取りを終了した位置よりもつなぎ合わせ補正距離分だけ原稿先端側の位置していることになるので、イメージセンサ19で読み取りを再開し、再び画像データを画像メモリ22に蓄積を開始すると同時に、つなぎ合わせ補正部210でつなぎ合わせ補正も行なう。ステップS14では、走行体110がステップS3時点の読み取りライン位置より減速距離分、つまり前進距離分後退した位置になった時点で、ステップS15へ移行し、走行体ステッピングモータ111の減速と原稿搬送ステッピングモータ12の加速を同時に行なう。同時に行なうことで原稿と走行体110の相対速度は保たれたままとなる。その後ステップS4に戻る。
以上のように、ステップS4〜ステップS16を繰り返していくことにより、いずれ原稿後端がセンサ113に到達し、センサ−読み取りライン間の距離に相当するステップ数をステップカウンタ35で設定しカウント開始する。その後、いずれはカウンタが0になり読み取り中の読み取りライン112が原稿後端に達したことになるので、ステップS16でイメージセンサ19での読み取りを終了させ、外部への画像データの転送を開始させる。全て転送しきったら終了である。
次に、本発明の画像読取装置の別の動作について、図6のフローチャートを参照して以下に説明する。なお、図7は、図6のフローチャートに対応するタイミングチャートである。また、画像読取装置の構成は実施例1と同様なので省略する。
まず初期状態は、図1から見てガラス板15の左端と読み取りライン112がつなぎ合わせ補正距離以上離れるような位置になるように走行体を停止させておく。またこの際に走行体の読み取りラインがガラス板上のどこに位置しているのか計算しておく。
ステップS30〜S31及びステップS42〜S43は、実施例1でのステップS1、S2及びステップS20、S21における原稿先端を読み取りラインまで搬送するステップと同様であるので、ここでの説明は省略する。
ステップS32〜S38までは、原稿停止よりつなぎ合わせ補正距離分を走行体110で読み取るステップである。ステップS32では、イメージセンサ19での読み取りを開始し、ステップカウンタ35を停止させる。ステップS33では、ステップカウンタが停止しているのでステップS34へ進む。ステップS34では、画像メモリの残り容量が走行体110の後退距離に相当する分の画像データ量になるまで画像データを蓄積する。なお、後退距離とはつなぎ合わせ補正距離と同等である。画像メモリの残り容量が走行体110の後退距離相当の画像データ量になった場合に、ステップS35へ移行し、原稿搬送ステッピングモータ12減速と走行体ステッピングモータ111が、原稿搬送ステッピングモータ12が正転していた速度まで逆転加速を同時に行なう。それにより、原稿と走行体110の相対速度は保たれたままとなる。その後ステップS36に移行し、走行体ステッピングモータ111が後退距離分の逆転駆動を行い、ステップS37で、イメージセンサ19の読み取りを終了し、外部へ画像データの送信をすると共に走行体ステッピングモータ111を停止するまで減速させる。そして、ステップS38で画像メモリが空になるまで転送を続ける。
ステップS39〜S41では、走行体110がステップS32時点の位置、つまり初期位置に戻るステップである。ステップS39で走行体ステッピングモータ111が正転方向に読み取り速度まで加速し、後退距離分だけ回転したあと、ステップS40に移行し、原稿搬送ステッピングモータ12を読み取り速度まで加速開始させ、走行体ステッピングモータ111は停止するまで減速させると同時にイメージセンサ19による読み取りを開始させ、再び画像データを画像メモリ22に蓄積を開始すると同時につなぎ合わせ補正部210でつなぎ合わせ補正も行なう。原稿搬送ステッピングモータ12の加速と走行体ステッピングモータ111の減速を同時に行なうことにより原稿と走行体110の相対速度は保たれる。走行体ステッピングモータ111が停止した時点で走行体110は初期位置に戻っていることになる。
ステップS33〜ステップS41を繰り返していくことにより、いずれ原稿後端がセンサ113に到達し、センサ−読み取りライン間の距離に相当するステップ数をステップカウンタ35で設定しカウント開始する。その後、いずれはカウンタが0になり読み取り中の読み取りライン112が原稿後端に達したことになるので、ステップS46では、イメージセンサ19での読み取りを終了させ、外部への画像データの転送を開始させる。全て転送しきったら終了である。
以上説明した実施例1及び2の画像読取装置における動作(画像読取方法)は、プログラムにおいても実現可能である。また、そのプログラムを記録した記録媒体も実現可能である。
また、以上説明した実施例1及び2の画像読取装置を搭載した画像処理装置(画像形成装置。例えば、ファクシミリ装置や複写機、ディジタル複合機など)も実現可能である。
本発明の第1の効果は、読み取り可能区域に副走査方向に幅を持たせることで、原稿搬送装置によって搬送された原稿を読み取る読み取り方法であっても、読み取り可能区域に幅があるために、原稿面上の読み取りラインと原稿の相対的位置を、原稿を後退させることなく、前後に移動させることができるので、つなぎ目付近でのモータ加速分による遅れや画像の一部が欠落を防止できる。また、一部を重複して読み取らせることにより、つなぎ目補正処理を可能にし、高解像度の画像を得ることができる。
本発明の第2の効果は、読み取りラインが副走査方向の原稿先端側に一定距離後退するために読み取りラインと原稿の相対位置を後退させることが可能になる。
本発明の第3の効果は、読み取りラインが原稿先端側に一定距離後退した後の原稿後端方向に一定距離前進中に読み取りを再開することによって、読み取り再開位置を前回の読み取り中断位置と同じ又は原稿先端側にすることができる。
本発明の第4の効果は、原稿搬送の再開と同時に読み取りラインの原稿後端側への前進停止を行なうことにより読み取り可能区域の幅が短くても読み取りを中断させずに後端方向への読み取りを続けることができる。
本発明の第5の効果は、読み取りラインの減速度と原稿の加速度を同等にし、原稿と読み取りラインの相対速度を一定に保つことにより、読み取った画像が原稿と読み取りラインの相対速度の変化で歪むことを防ぐことができる。
本発明の第6の効果は、読み取りラインを副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させつつ一定範囲の読み取りを行い、読み取り終了後に読み取りラインを一定距離原稿先端側に後退させ、後退させた位置から再読み取りを開始することにより、再読み取り時での読み取りラインの原稿面上での位置が前回の読み取り終了位置より原稿後端側にあるための、相対的に原稿後端側に読み取りラインが後退することができる。
本発明の第7の効果は、原稿が減速されると同時に、読み取りラインを副走査方向の原稿後端側に加速させつつ読み取り、継続させることによって、原稿が停止していても読み取りを中断させることなく読み取りラインを原稿上の原稿後端側に移動させることができるため、読み取りラインを原稿先端側へ後退する距離を作り出すことができ、その距離を読み取りラインが後退することにより、読み取りラインが原稿上の読み取り終了位置よりも相対的に後退することが可能になる。
本発明の第8の効果は、原稿が減速と読み取りラインの加速を同時に行なう際に、原稿の減速度と読み取りラインの加速度を同等にすることにより原稿と読み取りラインの相対速度を一定に保つことができるため、読み取った画像が原稿と読み取りラインの相対速度の変化で歪むことを防ぐ。
本発明の第9の効果は、設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能にするモータ駆動機構および、前記モータ駆動機構により制御されるモータによって読み取りラインの加減速および停止を自在にすることができるため、第2〜第8の効果を奏することができる。
本発明の第10の効果は、設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能にするモータ駆動機構および、前記モータ駆動機構により制御されるモータによって原稿の加減速および停止を自在することができるため、第2〜第8の効果を奏することができる。
以上、本発明について説明したが、上記記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
本発明は、原稿を搬送しながら原稿面の画像を読み取る画像処理装置全般に適用できる。
本発明の画像読取装置の構成の概略を示す側断面図である。 本発明の画像読取装置の構成の要部を示すブロック図である。 本発明の画像読取装置のステッピングモータ制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1に係る動作のフローチャートである。 本発明の実施例1に係る動作のタイミングチャートである。 本発明の実施例2に係る動作のフローチャートである。 本発明の実施例2に係る動作のタイミングチャートである。
符号の説明
12 原稿搬送ステッピングモータ(第2のモータ)
13 給紙トレイ
14 搬送路
15 ガラス板(読取可能区域)
16 光源
18 レンズ
19 イメージセンサ(ライン読取手段)
20 CPU(Central Processing Unit)
21 RAM(Random access Memory)
22 画像メモリ
23 バッファフル監視部
24 光源制御部
26 ステッピングモータ制御部
27 タイマ
28 A/D変換機
29 画像処理部
31 ステッピングモータ駆動部A(第2のモータ駆動機構)
32 回転角監視部A
33 ステッピングモータ駆動部B(第1のモータ駆動機構。移動制御手段)
34 回転角監視部B
35 ステップカウンタ
110 走行体
111 走行体ステッピングモータ(第1のモータ。移動制御手段)
112 読取ライン
113 センサ
210 つなぎ合わせ補正部
211 通信部
212 システムバス

Claims (18)

  1. 原稿を搬送する原稿搬送手段と、
    前記原稿搬送手段により搬送された原稿面を照射する光源と、
    前記光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、前記原稿面をライン単位で読み取るライン読取手段と、
    前記ライン読取手段の移動及び停止を制御する移動制御手段と、
    前記反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域と、を有し、
    前記移動制御手段は、
    前記ライン読取手段を、副走査方向へ加速又は減速させながら前記読取可能区域内を移動させ、
    前記ライン読取手段は、
    前記読取可能区域を介して、前記原稿搬送手段により搬送された原稿面を読み取ることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記移動制御手段は、
    前記ライン読取手段による読取動作が一時中断されている間に、前記ライン読取手段によって読み込まれる部分である読取ラインを、副走査方向の原稿先端側に一定距離後退させた後、原稿後端方向に一定距離前進させるように、前記ライン読取手段を制御することを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 前記ライン読取手段は、
    前記読取ラインが前記原稿先端側に一定距離後退した後の前記原稿後端方向に一定距離前進中に、前記読取動作を再開することを特徴とする請求項2記載の画像読取装置。
  4. 前記移動制御手段は、
    前記原稿先端側に一定方向後退させた後の前記原稿後端方向に一定距離前進中に前記ライン読取手段が前記読取動作を再開した後、前記原稿搬送手段による原稿搬送の再開と同時に、前記読取ラインの前記原稿後端側への前進を停止するように、前記ライン読取手段を制御することを特徴とする請求項3記載の画像読取装置。
  5. 前記移動制御手段は、
    前記ライン読取手段の読取ラインの停止開始と同時に前記原稿搬送手段による原稿搬送を再開する際に、前記読取ラインの減速度と前記原稿搬送の加速度とを同等にし、前記原稿搬送と前記読取ラインの相対速度を一定に保つことを特徴とする請求項4記載の画像読取装置。
  6. 前記移動制御手段が、前記読取ラインを副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させるように前記ライン読取手段を制御した場合、前記ライン読取手段は、前進しつつ一定範囲の読取動作を行い、
    前記読取動作の終了後、前記移動制御手段が、前記読取ラインを一定距離原稿先端側に後退させるように前記ライン読取手段を制御した場合、前記ライン読取手段は、前記読取ラインが後退させられた位置から再度読取動作を開始することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記移動制御手段が、前記原稿搬送手段による原稿搬送が減速されると同時に、前記読取ラインを副走査方向の原稿後端側に加速させるように前記ライン読取手段を制御した場合、前記ライン読取手段は、加速しつつ読取動作を継続することを特徴とする請求項6記載の画像読取装置。
  8. 前記移動制御手段は、
    前記原稿搬送手段による原稿搬送が減速されると同時に、前記読取ラインを副走査方向の原稿後端側に加速させるように前記ライン読取手段を制御した場合、前記原稿搬送の減速度と前記読取ラインの加速度とを同等にし、相対速度を一定に保つことを特徴とする請求項7記載の画像読取装置。
  9. 前記移動制御手段は、
    設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能にする第1のモータ駆動機構、及び、前記第1のモータ駆動機構により制御される第1のモータを有し、
    前記第1のモータ駆動機構及び前記第1のモータによって、前記ライン読取手段の加減速及び停止が自在に行なわれることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記原稿搬送手段は、
    設定されたモータの回転角もしくは回転距離分のモータの回転を可能にする第2のモータ駆動機構、及び、前記第2のモータ駆動機構により制御される第2のモータを有し、
    前記第2のモータ駆動機構及び前記第2のモータによって、前記原稿搬送の加減速及び停止が自在に行なわれることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の画像読取装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  12. 原稿搬送手段により搬送された原稿の原稿面を光源により照射する原稿面照射ステップと、
    前記光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、前記原稿面をライン単位で読み取る原稿面読取ステップと、を有し、
    前記原稿面読取ステップでは、
    読取ラインを、副走査方向へ加速又は減速させながら、前記反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域内を移動させ、前記読取可能区域を介して、前記原稿搬送手段により搬送された原稿面を読み取ることを特徴とする画像読取方法。
  13. 前記原稿面読取ステップの読取動作が一時中断されている間に、前記読取ラインを、副走査方向の原稿先端側に一定距離後退させた後、原稿後端方向に一定距離前進させることを特徴とする請求項12記載の画像読取方法。
  14. 前記原稿面読取ステップでは、
    前記読取ラインを、副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させつつ一定範囲の読取動作を行い、
    前記読取動作の終了後、前記読取ラインを一定距離原稿先端側に後退させた場合、前記読取ラインが後退した位置から再度読取動作を開始することを特徴とする請求項12又は13記載の画像読取方法。
  15. 搬送された原稿の原稿面を光源により照射する原稿面照射処理と、
    前記光源により照射された原稿面からの反射光を受光し、前記原稿面をライン単位で読み取る原稿面読取処理と、をコンピュータに実行させ、
    前記原稿面読取処理として、
    読取ラインを、副走査方向へ加速又は減速させながら、前記反射光を透過する所定の副走査幅を持つ読取可能区域内を移動させ、前記読取可能区域を介して、前記搬送された原稿面を読み取る処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  16. 前記原稿面読取処理が一時中断されている間に、前記読取ラインを、副走査方向の原稿先端側に一定距離後退させた後、原稿後端方向に一定距離前進させる処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15記載のプログラム。
  17. 前記原稿面読取処理として、
    前記読取ラインを、副走査方向の原稿後端側に一定方向前進させつつ一定範囲の読取動作をコンピュータに実行させ、
    前記読取動作の終了後、前記読取ラインを一定距離原稿先端側に後退させた場合、前記読取ラインが後退した位置から再度読取動作を開始する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項15又は16記載のプログラム。
  18. 請求項15から17のいずれか1項に記載のプログラムを記録した記録媒体。
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