JP2008277612A - チップ移送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大幅な作業時間の短縮を図ってウェーハから切り出されるチップをトレイに作業効率よく移送することができるチップ移送装置を提供する。
【解決手段】ウェーハ21から切り出されるチップ23をトレイ27に移送するチップ移送装置である。外周側に周方向に沿って所定ピッチで吸着コレット25が配置され、軸心周りに間欠的に回転して吸着コレット25をピックアップ位置と受け渡し位置とに移動させるターンテーブル26と、トレイ27をX軸方向およびこれに直交するY軸方向に移動させる移動手段28とを備える。ピックアップ位置でチップ23をピックアップし、移動手段28にて受け渡し位置に移動させたトレイ27にチップ23を供給する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウェーハから切り出されるチップをトレイに移送するチップ移送装置に関するものである。
半導体素子の製造工程は、一般には、シリコン等の円盤状のウェーハ上にIC回路形成した後、そのウェーハをもとに所望の半導体部品(チップ)に仕上げる工程を行うものである。そして、ウェーハから分離されたチップは、通常はトレイに移送され、その後、このトレイをボンディング工程等へ搬送されたりする。
図6に示すように、ウェーハ1は、金属製のリング(ウェーハリング)2に張設されたウェーハシート上に粘着されており、ダイシング工程によって、多数のチップ3に分断(分割)される。
チップ移送装置としては、特許文献1に記載のように、チップ3をこのウェーハ1からピックアップするピックアップ手段を備える。このピックアップ手段は、チップを吸着する吸着コレット5と、この吸着コレット5をX軸方向の移動を可能とするボールネジ及びサーボモータによる往復動機構6とを備える。また、吸着コレット5はボールネジ及びサーボモータによる上下動機構(図示省略)にて上下動が可能となっている。吸着コレット5は、下面に吸着孔が開口したヘッド(ノズル)を備え、この吸着孔には真空発生器が連結され、この真空発生器の駆動によって吸着孔のエアを吸引してチップ3を吸着するものである。
また、図示省略のXYθテーブルに前記ウェーハリング2が配置され、多数のチップに分割されたウェーハ1が、前記X軸方向及びY軸方向(X軸方向に対して直交する方向)の移動が可能とされるとともに、XYθテーブルの軸心廻りの回転が可能となっている。
チップ3を移送するトレイ7は、図5に示すように、直線フィーダ等の往復動機構8によって、前記X軸方向と直交するY軸方向に沿って移動可能とされている。往復動機構8は、トレイ7を支持する支持体9と、この支持体9をガイドレール部11に沿って矢印Y方向に往復動させる駆動部等からなる。トレイ7はトレイ供給部10から順次支持体9に供給される。トレイ供給部10から支持体9へトレイ7を供給する場合、トレイ7はガイド部にガイドされつつ図5の矢印C方向に沿って供給される。なお、トレイ7は上面に多数の収納用凹部を有し、収納用凹部にチップ3を収容することができる。
次に前記図5と図6に示されるチップ移送装置を使用したチップの移送方法を説明する。まず、往復動機構6に支持されている吸着コレット5を図6の矢印X1のように、ピックアップすべきチップ3上に位置させる。次に、吸着コレット5を上下動機構を介して矢印Z1に沿って下降させる。この際、前記XYθテーブルに付設された突き上げ手段によって、ピックアップしようとするチップ3を下方から突き上げ、粘着シートから剥離しやすくする。この状態で、下降してきた吸着コレット5にこのチップ3を吸着する。
チップ3を吸着した後は、吸着コレット5を上下動機構を介して矢印Z2に沿って上昇させて、矢印X2方向に沿って吸着コレット5を移動させて、トレイ7上にこの吸着コレット5を位置させる。その後は、吸着コレット5を矢印Z3に沿って下降させた後、吸着コレット5の吸着を解除して矢印Z4に沿って上昇させることによって、トレイ7の収納用凹部へ供給することになる。その後はXYθテーブルをXY方向へ移動させたり、回転させたりして、次にピックアップすべきチップ3をピックアップ位置(つまり、吸着コレット5がウェーハ1の上方に位置してチップ3の吸着が可能な位置)に移動させて、前記工程と同様の工程を行うことによって、このチップ3をトレイ7に供給することができる。この際、トレイ7側も移動する必要があれば移動させることになる。
特開2004−22633号公報
すなわち、従来のこの種の移送装置では、1個の吸着コレットを1軸方向(X軸方向)に往復動させるとともに、トレイ7をX軸方向と直交するY軸方向に往復動させ、さらにはピックアップ位置及びトレイ7への受け渡し位置で吸着コレット5を上下動させることによって、チップ3を移送している。
このため、1個のチップ3をトレイ7へ移送するための作業時間を多く費やすことになっていた。しかも、1個のチップをトレイ7へ移送する工程の1サイクルを行った後、次のチップ3のための1サイクルを行う必要がある。このため、1枚のウェーハ1からの全チップの移送作業時間が大となって作業性に劣るものであった。
本発明は、上記課題に鑑みて、大幅な作業時間の短縮を図ってウェーハから切り出されるチップをトレイに作業効率よく移送することができるチップ移送装置を提供する。
本発明のチップ移送装置は、ウェーハから切り出されるチップをトレイに移送するチップ移送装置であって、外周側に周方向に沿って所定ピッチで吸着コレットが配置され、その軸心周りに間欠的に回転して吸着コレットをピックアップ位置と受け渡し位置とに移動させるターンテーブルと、前記トレイをX軸方向およびこれに直交するY軸方向に移動させる移動手段とを備え、ピックアップ位置でチップをピックアップし、前記移動手段にて受け渡し位置に移動させたトレイにチップを供給するものである。
本発明のチップ移送装置によれば、ピックアップ位置に対応している吸着コレットにてチップをピックアップすることができ、受け渡し位置に対応している吸着コレットチップをトレイに供給することができる。また、受け渡し位置側においては、移動手段にてトレイをX軸方向及びこのX軸方向と直交するY軸方向(以下単にXY方向と呼ぶ場合がある)へ移動させることができ、トレイへ安定してチップを供給することができる。
吸着コレットを複数個備えることによって、一の吸着コレットにてチップをピックアップしている間に、他の吸着コレットからトレイにチップを供給することができる。この際、少なくとも周方向に沿って90度ピッチで配設される4個を備えていれば、ピックアップ位置と受け渡し位置とを180度反対位置に設けることができ、これによって、ピックアップ位置で吸着したチップの姿勢と、受け渡し位置でのチップの姿勢は180度回転させたものとなる。
ピックアップ位置および受け渡し位置にそれぞれ吸着コレットを上下に移動させる上下動手段が配置されている。これによって、チップのピックアップチップの供給作業(受け渡し作業)とを同期させる必要がなく、多少のタイムラグ(時間差)があってもよい。また、ピックアップ位置と受け渡し位置とで高低差を設けてもよい。
本発明では、ピックアップ位置に対応している吸着コレットにてチップをピックアップすることができ、受け渡し位置に対応している吸着コレットのチップをトレイに供給することができて、安定したチップの移送を行うことができる。しかも、一の吸着コレットにてチップをピックアップしている間に、他の吸着コレットからトレイにチップを供給することができるので、作業時間の大幅な短縮を図ることができ、作業効率の向上を図ることができる。
また、ピックアップして受け渡し位置に搬送する間に、このチップに対して裏面検査等のオプション機能を追加することができ、しかも、このようなオプション機能を追加しても、チップの移送時間に影響を与えない。このため、半導体素子の製造工程において、作業性に優れた装置となる。
ピックアップ位置で吸着したチップの姿勢と、受け渡し位置でのチップの姿勢は180度回転させたものとすることができ、このようにすれば、受け渡し位置においてチップの姿勢やトレイの姿勢を修正したりすることなく、チップをトレイに収納することができる。すなわち、チップは一般的に矩形状であるので、180度反転したとしても姿勢としては変化がないからである。
ピックアップ位置および受け渡し位置にそれぞれ吸着コレットを上下に移動させる上下動手段を配置することによって、チップのピックアップチップの供給作業(受け渡し作業)とを同期させる必要がなく、多少のタイムラグ(時間差)があってもよい。このため、ピックアップ位置および受け渡し位置の制御の簡略化を図ることができる。
ピックアップ位置と受け渡し位置とで高低差を設けてもよい。このように高低差を付けることによって、装置全体をコンパクトに配置したり、高い方の下方側に検査機器や制御部を配置したりすることができる。
以下本発明の実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。本発明に係るチップ移送装置は、ウェーハ21から切り出されるチップ23をトレイ27に移送するものである。ウェーハ21は、前記図6に示すものと同様、図2に示すように、金属製のリング(ウェーハリング)22に張設されたウェーハシート上に粘着されており、ダイシング工程によって、多数のチップ23に分断(分割)される。また、図示省略のXYθテーブルにウェーハリング22が配置され、多数のチップ23に分割されたウェーハ21が、X軸方向及びY軸方向(X軸方向に対して直交する方向)の移動が可能とされるとともに、XYθテーブルの軸心廻りの回転が可能となっている。
このチップ移送装置は、外周側に周方向に沿って所定ピッチで吸着コレット25が配置されるターンテーブル26と、トレイ27をX軸方向およびこれに直交するY軸方向に移動させる移動手段28とを備える。
ターンテーブル26は、図示省略のモータ等の駆動手段の駆動によってその回転軸(中心軸)の軸心廻りに回転する。また、吸着コレット25はその下面に開口する吸着孔を有するヘッド(吸着のノズル)30(図3参照)を有し、吸着孔を介してチップ23が真空吸引され、このヘッド30の下端面(先端面)にチップ23が吸着する。この真空吸引(真空引き)が解除されれば、ヘッド30からチップ23が外れる。
吸着コレット25は、図3に示すように、上下動ガイド機構31を介してターンテーブル26に付設されている。上下動ガイド機構31は、各吸着コレット25を保持する保持部材32と、この保持部材32の上下動をガイドするガイド部材33等を備える。
すなわち、保持部材32は、吸着コレット25を保持する保持部32bと、この保持部32bから上方へ延びる本体部32aとを備え、本体部32aがガイド部材33のレール33aに摺動可能に嵌合する嵌合部32cを介して上下動する。また、本体部32aには、転動体(カムフォロア)32dが付設され、このカムフォロア32dがカム体35のカム溝36に嵌合している。
カム体35は、図4に示すように、180度反対位置に分割部35a、35bを備えたリング体(円環体)からなる。すなわち、カム体35は、一対の大円弧部35c、35dと、大円弧部35c、35d間に介在される前記分割部35a、35bとから構成される。大円弧部35c、35dが図示省略の固定部に固定され、各分割部35a、35bが上下動可能に大円弧部35c、35d間に介在されている。そして、各分割部35a、35bの外径面及び大円弧部35c、35dの外径面には、それぞれ、溝36a、36b、36c、36dが形成され、これらが連結される前記カム溝36が構成される。
このため、ターンテーブル26がその軸心廻りに回転すれば、吸着コレット25を支持(保持)している各保持体32がこのターンテーブル26の回転に伴って回転し、その際、各保持体32のカムフォロア32dがカム体35のカム溝36内を転動する。これによって、各保持体32がガイド部材33にガイドされつつ上下動する。
この場合、図3に示すように、ピックアップ位置A(ウェーハ21からチップ23を吸着コレット25にて吸着する位置)が最下位とし、受け渡し位置B(チップ23をトレイ27に供給する位置)が最上位とする。
そして、ピックアップ位置A及び受け渡し位置Bにはそれぞれ上下動手段38、39が設けられている。上下動手段38はボールネジ及びサーボモータによる駆動機構40にて構成され、上下動手段39はカム及びモータによる駆動機構41にて構成されている。すなわち、これら上下動手段38,39による動作が連結体42、42を介して各分割部35a、35bが上下動する。このように、各分割部35a、35bが上下動すれば、カムフォロア32dが分割部35a、35bの溝36a、36bに嵌合している保持体32が上下動する。
次に、移動手段28は、図1に示すように、X軸方向に沿って配設されるガイド体45と、このガイド体45上に配設される移動体46とを備える。すなわち、ガイド体45には、X軸方向に沿って配設されるX方向ガイドレール(図示省略)を備え、このX方向ガイドレールに嵌合する嵌合部を備えた移動部材を介して前記移動体46がX方向ガイドレール上に配置される。
また、移動部材には駆動手段(ボールねじ機構及びボールねじ機構のねじ軸を回転させるモータからなる)が付設され、この駆動手段の駆動によって、この移動部材を介して移動体46がX軸方向に往復動する。
移動体46には前記移動部材とは別の駆動手段(例えば、ボールねじ機構及びボールねじ機構のねじ軸を回転させるモータ等からなる)が付設され、この駆動手段の駆動によって、移動体46が前記X軸方向と直交する方向のY軸方向に往復動する。
移動体46はトレイ27を支持する支持体29が設けられ、トレイ供給部50から順次ガイド部51にガイドされつつ図1の矢印C方向に沿って支持体29にトレイ27は供給される。なお、トレイ27は上面に多数の収納用凹部を有し、収納用凹部にチップ23を収容することができる。
次に、前記のように構成されたチップ移送装置によるチップ移送方法を説明する。まず、一の吸着コレット25を図3(a)に示すように、ピックアップ位置Aに位置(対応)させた状態となるように、ターンテーブル2を停止する。
この状態で、ピックアップ位置Aに設けられている上下動手段38にて、図3(b)に示すように、分割部35aを下降させる。これによって、ピックアップ位置Aにおいて、吸着コレット25が下降する。この際、前記XYθテーブルに付設された突き上げ手段によって、ピックアップしようとするチップ23を下方から突き上げ、粘着シートから剥離しやすくする。この状態で、下降してきた吸着コレット5にこのチップ3が吸着する。
また、このようにチップ3が吸着コレット5に吸着されれば、上下動手段38にて分割部35aを上昇させる。これによって、図3(c)に示すように、チップ3を吸着している吸着コレット5が上昇してチップ23をピックアップすることができる。その後は、ターンテーブル26を回転させて、この吸着コレット5を図3(a)に示すように、受け渡し位置に対応させる。
次に、受け渡し位置Bに設けられた上下動手段39にて、図3(b)に示すように、分割部35bを下降させる。これによって、チップ23が吸着されている吸着コレット5が下降して、収納すべきトレイ27の一の収納用凹部に、チップ23を供給することができる。そして、供給後は、図3(c)に示すように、上下動手段39にて分割部35bを上昇させる。これによって、チップ23のトレイ27への受け渡しが終了する。
ところで、この実施形態では、吸着コレット25が図1に示すように、45°ピッチで8個配設されているので、一の吸着コレット25をピックアップ位置Aに対応させれば、この吸着コレット25に対して180°反対位置にある吸着コレット25が受け渡し位置に配置される。
このため、チップ23のピックアップ作業と、チップ23の受け渡し作業とを同時に行うことができる。また、一のチップ23をピックアップした後には、ウェーハ21を支持しているXYθステージを駆動して、次にピックアップすべきチップ23をピックアップ位置に対応させる。また、トレイ27の一の収納用凹部へ受け渡した後には、移動手段28あるいは移動手段46を駆動させてトレイ27の他の収納用凹部(次にチップ23を受け渡すべき収納用凹部)を受け渡し位置Bに対応させる。これによって、チップ23を順次ピックアップすることができるとともに、このピックアップしたチップ23を順次トレイ27の収納用凹部に収納していくことができる。
ところで、ピックアップ位置Aおよび受け渡し位置Bへはターンテーブル26が間欠的に回転することによって、吸着コレット25が順次対応していくことになる。このため、ピックアップ位置Aと受け渡し位置Bとの間のおいて、吸着コレット25が位置する範囲が存在する。そこで、本発明では、ピックアップ位置Aから受け渡し位置Bへ搬送する間に、チップ23に対して裏面検査やチップ23の有無の検査等を行う観察手段を設けたり、受け渡し位置Bからピックアップ位置Aへ搬送する間に、チップ23の有無の検査等を行う観察手段を設けたりすることができる。観察手段は、例えばCCDカメラ等のカメラを備えたもので構成することができる。
本発明では、ピックアップ位置Aに対応している吸着コレット25にてチップ23をピックアップすることができ、受け渡し位置Bに対応している吸着コレット25のチップ23をトレイ27に供給することができて、安定したチップ23の移送を行うことができる。しかも、一の吸着コレット25にてチップ23をピックアップしている間に、他の吸着コレット25からトレイ27にチップを供給することができるので、作業時間の大幅な短縮を図ることができ、作業効率の向上を図ることができる。具体的には、前記図5に示す従来のチップ移送装置では、マシンタクトタイム(ピックアップからトレイに供給するまでの1サイクル時間)が約0.7sec/個かかるのに対して、本発明にかかる装置では、マシンタクトタイムが約0.28sec/個程度であった。
また、ピックアップして受け渡し位置Bに搬送する間に、このチップ23に対して裏面検査等のオプション機能を追加することができ、しかも、このようなオプション機能を追加しても、チップ23の移送時間に影響を与えない。このため、半導体素子の製造工程において、作業性に優れた装置となる。
ピックアップ位置Aで吸着したチップ23の姿勢と、受け渡し位置Bでのチップ23の姿勢は180度回転させたものとすることができ、このようにすれば、受け渡し位置Bにおいてチップ23の姿勢やトレイ27の姿勢を修正したりすることなく、チップ23をトレイ27に収納することができる。すなわち、チップ23は一般的に矩形状であるので、180度反転したとしても姿勢としては変化がないからである。
ピックアップ位置Aおよび受け渡し位置Bにそれぞれ吸着コレット25を上下に移動させる上下動手段38、39を配置することによって、チップ23のピックアップの供給作業(受け渡し作業)とを同期させる必要がなく、多少のタイムラグ(時間差)があってもよい。このため、ピックアップ位置Aおよび受け渡し位置Bの制御の簡略化を図ることができる。
ピックアップ位置Aと受け渡し位置Bとで高低差を設けてもよい。このように高低差を付けることによって、装置全体をコンパクトに配置したり、高い方の下方側に検査機器や制御部を配置したりすることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、ターンテーブル26に配置される吸着コレット25の数は、少なくとも周方向に沿って4個配置されていればよく、その増減は任意である。また、ピックアップ位置Aと受け渡し位置Bとで高低差を設ける場合、前記実施形態では、受け渡し位置B側を高位としていたが、逆にピックアップ位置A側を高位としてもよく、さらには、ピックアップ位置Aと受け渡し位置Bとに高低差を設けなくてもよい。
ピックアップ位置Aと受け渡し位置Bとの位置として、180°反対側に設けなくてもよい。すなわち、ターンテーブル26が停止した状態で、ピックアップ位置Aと受け渡し位置Bにそれぞれ一つの吸着コレット25が対応できればよい。
本発明の実施形態を示すチップ移送装置の簡略平面図である。 ウェーハの簡略斜視図である。 前記チップ移送装置による作業工程を示す簡略図である。 前記チップ移送装置に使用するカム体の平面図である。 従来のチップ移送装置の簡略平面図である。 従来のチップ移送装置におけるチップのピックアップ工程を示す簡略斜視図である。
符号の説明
21 ウェーハ
23 チップ
25 吸着コレット
26 ターンテーブル
27 トレイ
28 移動手段
38 上下動手段
39 上下動手段

Claims (4)

  1. ウェーハから切り出されるチップをトレイに移送するチップ移送装置であって、
    外周側に周方向に沿って所定ピッチで吸着コレットが配置され、その軸心周りに間欠的に回転して吸着コレットをピックアップ位置と受け渡し位置とに移動させるターンテーブルと、前記トレイをX軸方向およびこれに直交するY軸方向に移動させる移動手段とを備え、ピックアップ位置でチップをピックアップし、前記移動手段にて受け渡し位置に移動させたトレイにチップを供給することを特徴とするチップ移送装置。
  2. 吸着コレットは、少なくとも周方向に沿って90度ピッチで配設される4個を備えていることを特徴とする請求項1のチップ移送装置。
  3. ピックアップ位置および受け渡し位置にそれぞれ前記吸着コレットを上下に移動させる上下動手段が配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のチップ移送装置。
  4. ピックアップ位置と受け渡し位置とで高低差を設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかのチップ移送装置。
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