JP2008275785A - 光学フィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の光学フィルム1は、フィルム基材3と、半円柱状の複数の単位凸シリンドリカルレンズ4を、凸面側がフィルム基材3と接しないようにフィルム基材3の一方の面3aに並列配置してなるレンズ群と、フィルム基材3の他方の面3bのうち、レンズ群の凸面側から平行光Fを入射した場合に、平行光Fが各単位凸シリンドリカルレンズ4によって集光される領域2a以外の領域に設けられ、白色顔料と赤外線吸収剤とを含有した樹脂層からなり、光反射性を有する光反射層2とを備える。
【選択図】 図1
Description
すなわち、本発明の第1の実施の形態に係る光学フィルム1は、図1の部分断面図にその一例を示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの透明なフィルム基材3と、半円柱状の複数の単位凸シリンドリカルレンズ(レンチキュラーレンズ)4を、凸面側がフィルム基材3と接しないようにフィルム基材3の一方の面3aに並列配置してなるレンズ群とを備えている。フィルム基材3の厚みは、通常、50×10−6mから200×10−6m程度である。
本実施例では、フィルム基材3として厚さ75×10−6mのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム(東洋紡A4300)を用いた。
アクリル樹脂 (東洋インキ製造(株)製) 10部
酸化チタン(石原産業(株)製 CR−93) 15部
赤外線吸収剤 (日本化薬(株)製IRG−068) 0.125部(0.05重量%)
メチルエチルケトン 35部
酢酸エチル 40部
次に、図3に示すようにして、光反射層2のストライプ加工を行った。YAGレーザーから出射された波長1.064×10−6mのレーザー光Fを、光学フィルム1のレンズ面側から照射し、レーザー光Fを、単位凸シリンドリカルレンズ4の長手方向及び配列方向Pにそれぞれ走査することによって、レーザー光Fの集光部2aに対応する光反射層2を選択的に除去し、光反射層2のストライプパターンを形成した。
本実施例は、下記組成の光反射層形成用インキ組成物を用いた以外、実施例1と同様にして、厚さ11×10−6mの光反射層2を形成した。この光反射層2の光透過率は10%であった。
アクリル樹脂 (東洋インキ製造(株)製) 5部
酸化チタン(石原産業(株)製 CR−93) 20部
赤外線吸収剤 (日本化薬(株)製IRG−068) 1.25部(0.5重量%)
メチルエチルケトン 35部
酢酸エチル 40部
実施例1と同様に、レーザー光Fの光学フィルム1への入射角度を種々変化させて、ストライプパターンの加工状態への影響を調べた結果、0°入射の場合、露光強度9J/cm2以上でストライプパターンを得ることができた。また、実施例1と同様に、レーザー光Fの出力を種々変化させて、パターンの加工状態への影響を調べた。その結果、図5に示すように、白色インキのみの場合と比べて、約2800%効率向上が確認できた。
本発明の第2の実施の形態に係る光学フィルム110は、第1の実施の形態に係る光学フィルム1の変形例であって、第1の実施の形態に係る光学フィルム1の単位凸シリンドリカルレンズ(レンチキュラーレンズ)4を、単位プリズム5に置き換えた構成をしている。すなわち、本実施の形態に係る光学フィルム110は、図6の部分断面図にその一例を示すように、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの透明なフィルム基材3と、複数の単位プリズム5を、プリズム底面5aがフィルム基材3と接するようにフィルム基材3の一方の面3aに並列配置してなるレンズ群とを備えている。
Claims (11)
- フィルム基材と、
半円柱状の複数の単位凸シリンドリカルレンズを、凸面側が前記フィルム基材と接しないように前記フィルム基材の一方の面に並列配置してなるレンズ群と、
前記フィルム基材の他方の面のうち、前記レンズ群の凸面側から平行光を入射した場合に、前記平行光が前記各単位凸シリンドリカルレンズによって集光される領域以外の領域に設けられ、白色顔料と赤外線吸収剤とを含有した樹脂層からなり、光反射性を有する光反射層と
を備えた光学フィルム。 - フィルム基材と、
複数の単位プリズムを、プリズム底面が前記フィルム基材と接するように前記フィルム基材の一方の面に並列配置してなるレンズ群と、
前記フィルム基材の他方の面のうち、前記レンズ群のプリズム面側から平行光を入射した場合に、前記平行光が前記各単位プリズムによって集光される領域以外の領域に設けられ、白色顔料と赤外線吸収剤とを含有した樹脂層からなり、光反射性を有する光反射層と
を備えた光学フィルム。 - 前記光反射層の光透過率が0%より大きく15%以下である請求項1又は2の光学フィルム。
- 前記フィルム基材へのレンズ群の並列配置は、溶融押出し方式でフィルムを成形する際に、溶融した透明樹脂をレンズ面の逆型形状を有する金型を押し付けることによりなされる請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の光学フィルム。
- 前記フィルム基材へのレンズ群の並列配置は、透明基材フィルム上に紫外線硬化性樹脂を塗布し、更にレンズ面の逆型形状を有する金型で押しながら紫外線照射によって前記金型のレンズ形状を紫外線硬化性樹脂に転写することによりなされる請求項1乃至3のうち何れか1項に記載の光学フィルム。
- 光学フィルムの製造方法であって、
フィルム基材の一方の面に、半円柱状の複数の単位凸シリンドリカルレンズを、凸面側が前記フィルム基材と接しないように並列配置し、
前記フィルム基材の他方の面に、白色顔料と赤外線吸収剤とを含有した一様な厚みの樹脂層からなり、光反射性を有する光反射層を形成し、
前記複数の単位凸シリンドリカルレンズの凸面側から、前記フィルム基材に対してレーザー光を照射し、
前記形成された光反射層のうち、前記レーザー光が前記各単位凸シリンドリカルレンズによって集光される領域を除去することによって、前記光反射層のない開口部を形成する
ことにより光学フィルムを製造する製造方法。 - 光学フィルムの製造方法であって、
フィルム基材の一方の面に、複数の単位プリズムを、プリズム底面が前記フィルム基材と接するように並列配置し、
前記フィルム基材の他方の面に、白色顔料と赤外線吸収剤とを含有した一様な厚みの樹脂層からなり、光反射性を有する光反射層を形成し、
前記複数の単位プリズムが配置された面側から、前記フィルム基材に対してレーザー光を照射し、
前記形成された光反射層のうち、前記レーザー光が前記各単位プリズムによって集光される領域を除去することによって、前記光反射層のない開口部を形成する
ことにより光学フィルムを製造する製造方法。 - 前記レーザー光の波長が0.75×10−6m以上、11.3×10−6m以下である請求項6又は7の光学フィルムの製造方法。
- 前記光反射層に含まれる前記赤外線吸収剤の含有率が、0.001重量%以上、10重量%以下である請求項6乃至8のうち何れか1項の光学フィルムの製造方法。
- 前記フィルム基材へのレンズ群の並列配置は、溶融押出し方式でフィルムを成形する際に、溶融した透明樹脂をレンズ面の逆型形状を有する金型を押し付けることにより行う請求項6乃至9のうち何れか1項に記載の光学フィルムの製造方法。
- 前記フィルム基材へのレンズ群の並列配置は、透明基材フィルム上に紫外線硬化性樹脂を塗布し、更にレンズ面の逆型形状を有する金型で押しながら紫外線照射によって前記金型のレンズ形状を紫外線硬化性樹脂に転写することにより行う請求項6乃至9のうち何れか1項に記載の光学フィルムの製造方法。
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JP2007117518A JP2008275785A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | 光学フィルム及びその製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107346075A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-11-14 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种准直膜结构以及显示装置 |
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JP2005181607A (ja) * | 2003-12-18 | 2005-07-07 | Seiko Epson Corp | 空間光変調装置及びプロジェクタ |
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JP2006330149A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Toppan Printing Co Ltd | 光学シート用シート、光学シート及びバックライトユニット |
WO2007002797A2 (en) * | 2005-06-29 | 2007-01-04 | Reflexite Corporation | Method and apparatus for aperture sculpting in a microlens array film |
-
2007
- 2007-04-26 JP JP2007117518A patent/JP2008275785A/ja active Pending
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