JP2005181607A - 空間光変調装置及びプロジェクタ - Google Patents

空間光変調装置及びプロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2005181607A
JP2005181607A JP2003420959A JP2003420959A JP2005181607A JP 2005181607 A JP2005181607 A JP 2005181607A JP 2003420959 A JP2003420959 A JP 2003420959A JP 2003420959 A JP2003420959 A JP 2003420959A JP 2005181607 A JP2005181607 A JP 2005181607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
liquid crystal
incident
crystal panel
spatial light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003420959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4333355B2 (ja
Inventor
Daisuke Uchikawa
大介 内川
Shunji Uejima
俊司 上島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2003420959A priority Critical patent/JP4333355B2/ja
Publication of JP2005181607A publication Critical patent/JP2005181607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4333355B2 publication Critical patent/JP4333355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】広い視野角で、高コントラストな画像を得られる空間光変調装置、及びこれを備えるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】入射する光に所定の位相差を与える光学補償フィルム130R、130G、130Bと、光を画像信号に応じて変調して射出する変調部である液晶層204と、液晶層204に対して、光を少なくとも斜入射させための屈折面である斜面LBを有する屈折光学素子に対応するマイクロレンズ素子203とを有することを特徴とする空間光変調装置を提供できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、空間光変調装置、特に液晶型の空間光変調装置、及びこの空間光変調装置を備えるプロジェクタに関するものである。
空間光変調装置の代表例として、例えば液晶パネルが用いられている。液晶パネルには、その画像表示領域内に、データ線、走査線、容量線等の各種配線や、薄膜トランジスタ、薄膜ダイオード等の各種電子素子が作り込まれている。このため、各画素において、画像表示に寄与する光が透過又は反射できる領域は、各種配線や電子素子等の存在により制限される。各画素の開口率は、各画素の領域に対する画像表示に寄与する光が透過又は反射できる領域、即ち開口領域の面積比率で定義される。一般的に、液晶パネルの開口率は略70%程度である。また、液晶パネルに入射する光源からの光は、略平行光の状態で液晶層等の電気光学物質層を透過又は反射する。このため、液晶パネルを略平行光で照明するときは、全光量のうち各画素の開口率に応じた光量だけ利用できる。利用されない光は光量損失となる。
そこで、従来は、各画素に対応するマイクロレンズ素子を含むマイクロレンズアレイを、液晶パネルの対向基板に形成している。マイクロレンズ素子は、光源からの照明光を画素単位で開口領域へ向かって集光する。マイクロレンズ素子で集光された照明光は、効率良く画素の開口領域を透過できる。このため、液晶パネルにマイクロレンズアレイを用いると、光の利用効率を向上できる。ここで、照明光を集光すると、液晶パネルの基板に対して垂直入射する成分が減少する。このため、画像のコントラストが低下してしまう。
このため、マイクロレンズアレイを用いるときに、コントラストを向上させる構成が、例えば特許文献1に提案されている。
特開2000−275627号公報
また、液晶パネル、特にツイステッド・ネマチック(Twistwed Nematic、以下「TN」という。)表示の液晶パネルに、光学補償フィルムを用いる場合がある。TN表示の液晶パネルに光学補償フィルムを用いると、視野角を広げることができる。しかしながら、光学補償フィルムを備えるTN表示の液晶パネルに対して、上述のマイクロレンズアレイを用いると、コントラスト向上の効果が得られないという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、光学補償フィルムを備える空間光変調装置、特にTN表示の液晶パネルにおいて、広い視野角で、高コントラストな画像を得られる空間光変調装置、及びこれを備えるプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、第1の発明によれば、入射する光に所定の位相差を与える光学補償フィルムと、光を画像信号に応じて変調して射出する変調部と、変調部に対して光を少なくとも斜入射させための屈折面を有する屈折光学部と、を有することを特徴とする空間光変調装置を提供できる。
本発明の空間光変調装置、例えばTN表示の液晶型空間光変調装置は、光学補償フィルムを有している。光学補償フィルムは、TN表示の液晶パネルにおいて、電圧印加時の配向膜近傍の動きの少ない液晶分子に起因した光軸方向、即ち光が進行する方向の偏光の非対称性を補償する機能を有する。このため、観察者が、画像を良好に観察できる視野角を広げることをできる。本発明では、変調部に対して、光を少なくとも斜入射させための屈折面を有する屈折光学部をさらに設けている。変調部は、例えば2枚の平行平板に挟まれた略平行な空間に形成されている液晶層である。屈折光学部で屈折された光は、変調部である液晶層の法線に対して所定の角度をもって斜入射する。これにより、画像のコントラストを向上できる。なお、本発明では、光が進行する方向に沿って、光学補償フィルム、屈折光学部、変調部の順番に配置することが最も望ましい。しかしながら、これに限られず、光が進行する方向に沿って、屈折光学部、光学補償フィルム、変調部の順番に配置すること、又は屈折光学部、変調部、光学補償フィルムの順番に配置することの何れでも良い。
また、第1の発明の好ましい態様によれば、変調部は、複数の画素開口部を有し、屈折光学部は、複数の屈折光学素子からなり、屈折光学素子は、入射する光を画素開口部の領域を通過させ、かつ少なくとも斜入射させることが望ましい。TN表示の液晶型空間光変調装置は、例えば、複数の画素開口部が略直交する格子状に形成されている。そして、屈折光学素子は、各画素開口部に対応して設けられている。また、屈折光学素子は、入射する光を、対応する画素開口部を通過させる。これにより、光の利用効率を向上できる。さらに、本態様では、屈折光学素子は、入射する光を各開口領域を通過させて、かつ変調部へ斜入射させる。これにより、高いコントラストの画像を得ることができる。
また、第1の発明の好ましい態様によれば、屈折光学素子は、多角錘プリズム、円錐プリズム、又は非球面レンズであることが望ましい。これらの構成により、さらに効率的に変調部へ光を斜入射させることができる。
また、第2の発明によれば、光を供給する光源と、上述の空間光変調装置と、空間光変調装置からの光を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタを提供できる。本発明は、上述した空間光変調装置を備えているため、大きな視野角で高コントラストな投写像を得ることができる。
以下に、本発明に係る空間光変調装置を備えるプロジェクタの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではない。
(プロジェクタ全体説明)
初めに図1を参照して、本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成を説明する。次に、図2以降を参照して、本実施形態の特徴的な構成を説明する。まず、図1において、光源部である超高圧水銀ランプ101は、第1色光である赤色光(以下、「R光」という。)、第2色光である緑色光(以下、「G光」という。)、及び第3色光である青色光(以下、「B光」という。)を含む光を供給する。インテグレータ104は、超高圧水銀ランプ101からの光の照度分布を均一化する。照度分布を均一化された光は、偏光変換素子105にて特定の振動方向を有する偏光光、例えばs偏光光に変換される。s偏光光に変換された光は、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106Rに入射する。以下、R光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rは、R光を透過し、G光、B光を反射する。R光透過ダイクロイックミラー106Rを透過したR光は、反射ミラー107に入射する。反射ミラー107は、R光の光路を90度折り曲げる。光路を折り曲げられたR光は、光学補償フィルム130Rに入射する。光学補償フィルム130Rを透過したR光は、第1色光であるR光を画像信号に応じて変調する第1色光用空間光変調装置110Rに入射する。第1色光用空間光変調装置110Rは、R光を画像信号に応じて変調する透過型のTN表示の液晶表示装置である。なお、ダイクロイックミラーを透過しても、光の偏光方向は変化しないため、第1色光用空間光変調装置110Rに入射するR光は、s偏光光のままの状態である。
第1色光用空間光変調装置110Rは、λ/2位相差板123R、ガラス板124R、第1偏光板121R、液晶パネル120R、及び第2偏光板122Rを有する。液晶パネル120Rの詳細な構成については後述する。λ/2位相差板123R及び第1偏光板121Rは、偏光方向を変換させない透光性のガラス板124Rに接する状態で配置される。これにより、第1偏光板121R及びλ/2位相差板123Rが、発熱により歪んでしまうという問題を回避できる。なお、図1において、第2偏光板122Rは独立して設けられているが、液晶パネル120Rの射出面や、クロスダイクロイックプリズム112の入射面に接する状態で配置しても良い。
第1色光用空間光変調装置110Rに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Rによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたR光は、ガラス板124R及び第1偏光板121Rをそのまま透過し、液晶パネル120Rに入射する。液晶パネル120Rに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、R光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Rの変調により、s偏光光に変換されたR光が、第2偏光板122Rから射出される。このようにして、第1色光用空間光変調装置110Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
(光学補償フィルム)
ここで、光学補償フィルム130Rについて説明する。本実施例の液晶パネル120Rは、TN表示の液晶パネルである。TN表示の液晶パネルについてノーマリーホワイトモードを例に、光を変調して階調表示する作用を説明する。TN表示では、誘電率異方性が正の液晶を平行配向させる。そして、後述するように、液晶層を挟む2枚の基板の配向膜の配向方向(以下、「ラビング方向」という。)を略直交させて形成する。この構成により液晶分子が90°ねじれた配向となる。そして、第1偏光板121Rと第2偏光板122Rとの偏光軸と、配向膜の配向方向とを一致させると、液晶層内で光が旋光する。このため、第1色光用空間光変調装置110Rは、クロスニコル下で入射光を透過して射出する。これに対して、液晶層に電圧を印加すると、液晶分子が立ち上がり、液晶分子のねじれ構造が消失する。このため、第1色光用空間光変調装置110Rへの入射光は、クロスニコル下で透過しない。従って、液晶層に電圧を印加すると、暗表示となる。このように、TN表示でノーマリーホワイトモードの液晶パネル120Rでは、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が減少する。これにより、第1色光用空間光変調装置110Rからの透過光の光量を制御して、階調表示できる。なお、液晶パネル120Rがノーマリーブラックモードのときは、各画素の単位で印加された電圧に応じて入射光に対する透過率が増加する。そして、空間光変調装置全体としては、画像信号に応じたコントラストを有する光が射出する。
ここで、配向膜近傍に存在する液晶分子は、印加電圧に応じて液晶分子の配列方向が適正に制御されない場合が多い。具体的には、配向膜近傍の液晶分子は、印加電圧に応じて配列方向が変化しにくい。このため、例えば、ノーマリーホワイトモードの液晶パネル120Rで暗表示、つまり全黒表示したいときでも、透過光(漏れ光)が生じてしまう。これにより、観察者が暗表示を認識できる視野が限定されてしまう。つまり、TN表示の液晶パネルでは、観察者が適正なコントラストの画像を観察できる視野角が制限されてしまう。光学補償フィルム130Rは、TN表示の液晶パネル120Rの視野角をさらに広げて大きくする機能を有する。光学補償フィルム130Rは、上述したように電圧印加時の配向膜近傍の動きの少ない液晶分子に起因した光軸方向、即ち光が進行する方向の偏光の非対称性を補償する。光学補償フィルム130Rは、ディスコチック液晶化合物をハイブリッド配向させた後、架橋させたもの、例えば、WVフィルム(富士写真フィルム社製)を用いることができる。光学補償フィルム130Rを用いることで、観察者は、光学補償フィルム130Rを設けていないときに比較して、大きな視野角で投写像を観察できる。
次に、G光について説明する。R光透過ダイクロイックミラー106Rで反射された、G光とB光とは光路を90度折り曲げられる。光路を折り曲げられたG光とB光とは、B光透過ダイクロイックミラー106Gに入射する。B光透過ダイクロイックミラー106Gは、G光を反射し、B光を透過する。B光透過ダイクロイックミラー106Gで反射されたG光は、光学補償フィルム130Gに入射する。光学補償フィルム130Gを透過して射出したG光は、G光を画像信号に応じて変調する第2色光用空間光変調装置110Gに入射する。第2色光用空間光変調装置110GはG光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。第2色光用空間光変調装置110Gは、液晶パネル120G、第1偏光板121G及び第2偏光板122Gを有する。液晶パネル120Gの詳細に関しては後述する。
第2色光用空間光変調装置110Gに入射するG光は、s偏光光に変換されている。第2色光用空間光変調装置110Gに入射したs偏光光は、第1偏光板121Gをそのまま透過し、液晶パネル120Gに入射する。液晶パネル120Gに入射したs偏光光は、画像信号に応じた変調により、G光がp偏光光に変換される。液晶パネル120Gの変調により、p偏光光に変換されたG光が、第2偏光板122Gから射出される。このようにして、第2色光用空間光変調装置110Gで変調されたG光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。
次に、B光について説明する。B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光は、2枚のリレーレンズ108と、2枚の反射ミラー107とを経由して、光学補償フィルム130Bに入射する。光学補償フィルム130Bを透過して射出したB光は、B光を画像信号に応じて変調する第3色光用空間光変調装置110Bに入射する。第3色光用空間光変調装置110Bは、B光を画像信号に応じて変調する透過型の液晶表示装置である。
なお、B光にリレーレンズ108を経由させるのは、B光の光路の長さがR光及びG光の光路の長さよりも長いためである。リレーレンズ108を用いることにより、B光透過ダイクロイックミラー106Gを透過したB光を、そのまま第3色光用空間光変調装置110Bに導くことができる。第3色光用空間光変調装置110Bは、λ/2位相差板123B、ガラス板124B、第1偏光板121B、液晶パネル120B、及び第2偏光板122Bを有する。なお、第3色光用空間光変調装置110Bの構成は、上述した第1色光用空間光変調装置110Rの構成と同様なので、詳細な説明は省略する。
第3色光用空間光変調装置110Bに入射するB光は、s偏光光に変換されている。第3色光用空間光変調装置110Bに入射したs偏光光は、λ/2位相差板123Bによりp偏光光に変換される。p偏光光に変換されたB光は、ガラス板124B及び第1偏光板121Bをそのまま透過し、液晶パネル120Bに入射する。液晶パネル120Bに入射したp偏光光は、画像信号に応じた変調により、B光がs偏光光に変換される。液晶パネル120Bの変調により、s偏光光に変換されたB光が、第2偏光板122Bから射出される。第3色光用空間光変調装置110Bで変調されたB光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112に入射する。このように、色分離光学系を構成するR光透過ダイクロイックミラー106RとB光透過ダイクロイックミラー106Gとは、超高圧水銀ランプ101から供給される光を、第1色光であるR光と、第2色光であるG光と、第3色光であるB光とに分離する。
色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム112は、2つのダイクロイック膜112a、112bをX字型に直交して配置して構成されている。ダイクロイック膜112aは、B光を反射し、R光、G光を透過する。ダイクロイック膜112bは、R光を反射し、B光、G光を透過する。このように、クロスダイクロイックプリズム112は、第1色光用空間光変調装置110R、第2色光用空間光変調装置110G、及び第3色光用空間光変調装置110Bでそれぞれ変調されたR光、G光及びB光を合成する。投写レンズ114は、クロスダイクロイックプリズム112で合成された光をスクリーン116に投写する。これにより、スクリーン116上でフルカラー画像を得ることができる。
なお、上述のように、第1色光用空間光変調装置110R及び第3色光用空間光変調装置110Bからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、s偏光光となるように設定される。また、第2色光用空間光変調装置110Gからクロスダイクロイックプリズム112に入射される光は、p偏光光となるように設定される。このようにクロスダイクロイックプリズム112に入射される光の偏光方向を異ならせることで、クロスダイクロイックプリズム112において各色光用空間光変調装置から射出される光を有効に合成できる。ダイクロイック膜112a、112bは、通常、s偏光光の反射特性に優れる。このため、ダイクロイック膜112a、112bで反射されるR光及びB光をs偏光光とし、ダイクロイック膜112a、112bを透過するG光をp偏光光としている。
(液晶パネルの構成)
次に、図2を用いて液晶パネルの詳細について説明する。図1で説明したプロジェクタ100では、3つの液晶パネル120R、120G、120Bを備えている。これら3つの液晶パネル120R、120G、120Bは変調する光の波長領域が異なるだけであり、基本的構成は同一である。このため、液晶パネル120Rを代表例にして以後の説明を行う。
図2は液晶パネル120Rの一部の構成の斜視断面図である。液晶パネル120Rは、複数の開口領域APが略直交する格子状に配置されている。開口領域APは、遮光機能を有するブラックマトリックス205に形成されている矩形の開口部である。開口領域APは一つの画素に対応する。図2では、液晶パネル120Rの複数の開口領域APのうち一の開口領域APの部分のみを示す。他の開口領域に対応する液晶パネル120Rの構成は図2に示す構成と同一なので重複する説明は省略する。超高圧水銀ランプ101からのR光は、図2の上側から液晶パネル120Rに入射し、下側からスクリーン116の方向へ射出する。入射側防塵透明プレート201の内側(射出側)には、マイクロレンズアレイ基板202と光学的に透明な接着剤層204とで屈折光学素子であるマイクロレンズ素子203が形成されている。マイクロレンズ素子203の詳しい構成と作用については、図3を用いて後述する。一のマイクロレンズ素子203は対応する一の開口領域APに対応して設けられている。液晶パネル120Rの全体について見ると、複数のマイクロレンズ素子203が複数の開口領域APに対応して平面上に配列されて屈折光学部であるマイクロレンズアレイを構成する。
マイクロレンズ素子203の内側(射出側)には、ITO膜からなる透明電極207等を有する対向基板206が形成されている。また、対向基板206と透明電極207との間には、遮光部であるブラックマトリックス205が形成されている。ブラックマトリックス205には、上述したように画素に対応する矩形の開口領域APが設けられている。さらに、透明電極207の射出側には、ラビング処理等の所定の配向処理が施された配向膜208が設けられている。配向膜208は、例えばポリイミド膜の透明な有機膜からなる。
また、射出側防塵透明プレート213の内側(入射側)にはTFT基板212が形成されている。TFT基板212の内側には、透明電極やTFT(薄膜トランジスタ)形成層211が設けられている。TFT形成層211のさらに内側(入射側)には配向膜210が設けられている。配向膜208のラビング方向と、配向膜210のラビング方向とは略直交するように配置されている。そして、対向基板206とTFT基板212とを対向させて、入射側防塵透明プレート201と射出側防塵透明プレート213とを貼り合わせる。対向基板206とTFT基板212との間には、画像表示のための液晶層209が封入されている。
なお、図1で示した構成では、第1偏光板121R、第2偏光板122Rを、液晶パネル120Rに対して別体に設けている。しかし、これに代えて、入射側防塵透明プレート201と対向基板206との間、射出側防塵透明プレート213とTFT基板212との間などにも偏光板を設けることもできる。
次に、図3−1に基づいて、マイクロレンズ素子203の構成と作用を説明する。図3−1は、液晶パネル120Rの入射側防塵透明プレート201から液晶層209までの概略構成を示す。液晶パネル120Rのその他の構成は省略する。光学的に透明なマイクロレンズアレイ基板202と、光学的に透明な接着剤層204とで、屈折光学素子であるマイクロレンズ素子203を構成する。略平行光束である入射光は、マイクロレンズアレイ基板202と接着剤層204との界面で屈折する。ここで、マイクロレンズ素子203は、光軸AX近傍のレンズ部LAと、レンズ部の周辺に形成されている斜面部LBとからなる非球面レンズである。斜面部LBは、平行平板である入射側防塵透明プレート201の平行面に対して傾斜角θで形成されている。そして、レンズ部LAに入射する光線LARは、レンズの集光作用により、ブラックマトリックス205の開口領域APを通過するように集光される。また、斜面部LBに入射する光線LBRは、斜面の屈折作用により、開口領域APを通過し、かつ液晶層209に斜入射する。斜面部LBで屈折された光線LBRは、液晶層209に入射角αで斜入射する。なお、マイクロレンズ素子203の形状と、マイクロレンズアレイ基板202の屈折率と接着剤層204の屈折率とは、集光光と屈折光とが開口領域APを効率良く通過できるように適宜設定する。
図3−2は、マイクロレンズ素子203を対向基板206の面に投影した様子を示す。斜面部LBが投影された領域に斜線を付して示す。図3−2から分かるように、マイクロレンズ素子203のうち、殆どの部分が斜面部LBで構成されている。これにより、マイクロレンズ素子203に入射する光のうち、斜面部LBの面積に比例した割合の光が、液晶層209へ斜入射する。
次に、マイクロレンズ素子203により、投写像のコントラストが向上することについて説明する。図4は、マイクロレンズ素子203の斜面部LBの傾斜角θ=0°、40°、60°の3通りについて、液晶層209への光線の入射角α(横軸、単位:度)と、光量の合計(縦軸、単位:W)との関係を示す。傾斜角θ=0°の場合、マイクロレンズ素子203は単なる平面部と同じ状態である。この場合、光量分布のピーク値は、入射角α=4°近傍である。これに対して、傾斜角θを40°から60°へ大きくしてゆくに従い、光量分布のピーク値は、入射角α=7°近傍へシフトする。また、傾斜角θが大きくなるに応じて、液晶層209へ斜入射する成分も増加する。
図5は、投写像のコントラスト(縦軸)と傾斜角θ(横軸)との関係を示す。一つの傾斜角θについて製造方法が異なる2つのマイクロレンズ素子203を用いている。このため、3種類の傾斜角θ=0°、40°、60°に対して、6個のコントラストデータがプロットされている。また、光学補償フィルム130R、130G、103Bを設けた場合と、設けない場合との2つの場合について投写像のコントラストを評価している。
まず、光学補償フィルム130R、130G、130Bを設けていない場合について説明する。傾斜角θ=0°、即ちマイクロレンズ素子203が平行平板と同じ状態でノンパワーの時、傾斜角θを0°から60°まで変えると、投写像のコントラストは約250〜300:1となる。これに対して、本実施例のように光学補償フィルム130R、130G、130Bを設けた場合、傾斜角θ=0°の時は、投写像のコントラストは約250:である。傾斜角θ=60°の時は、コントラストが約510:1と向上する。また、傾斜角θ=40°の時は、コントラストは傾斜角θ=0°と60°との中間的な特性を示す。
図4と図5とから、マイクロレンズ素子203の斜面部LBの傾斜角θ=60°として、液晶層209への光線の入射角αを略7°とするときに、高コントラストの投写像を得られることがわかる。次に、この状態で、高コントラストな投写像を得られる理由を図6、図7を用いて説明する。
図6は、全白表示をした時、投写像の光量(縦軸、単位:任意)と傾斜角θ(横軸)との関係を示す。一つの傾斜角θについて製造方法が異なる2つのマイクロレンズ素子203を用いている。そして、3種類の傾斜角θ=0°、40°、60°に対して、それぞれ光学補償フィルム130R等を設けた場合(白抜きで示す)と、設けていない場合(斜線を付す)との光量を棒グラフで示す。図6から明らかなように、全白表示する時、傾斜角θ=0°、40°、60°の何れの場合も、光学補償フィルム130R等を設けた時の光量と設けていない時の光量とは略等しい。
図7は、図6と同様に全黒表示する時の光量を示す。傾斜角θ=0°、40°の場合、光学補償フィルム130R等を設けた時の光量と設けていない時の光量とは略等しい。これに対して、傾斜角θ=60°の場合、光学補償フィルム130R等を設けた時の光量に比較して、設けていない時の光量が多くなっている(図7において円で囲った部分)。全黒表示する時は、スクリーン116(図1参照)へ到達する光は、理想的にはゼロであることが望ましい。つまり、光学補償フィルム130R等を設けた光学系において、マイクロレンズ素子203の傾斜角θ=60°とすることで、スクリーン116への透過光量を小さくできる。液晶パネル120R等の透過光量が少ないことは、理想的な全黒表示に近くなることを意味する。このため、傾斜角θ=60°では、より理想的な全黒表示に近づけることができるため、投写像のコントラストを向上できる。
本実施例では、光学補償フィルム130R、130G、130Bを用いている。このため、液晶パネル120Rは、従来技術のTN表示の液晶パネルに比較して、視野角を大きく広げることができる。また、図4、図5、図6、図7を用いて説明したように、マイクロレンズ素子203の斜面部LBの傾斜角θ=60°として、液晶層209へ入射角α=7°で光線を入射させることで大きな視野角の状態で、さらに投写像のコントラストを向上できる。なお、傾斜角θは、45°<θ<80°の範囲であることが望ましい。さらに好ましくは、55°<θ<80°の範囲であることが望ましい。傾斜角θがこれらの範囲であれば、高コントラストな投写像を得られる。
また、本実施例では、超高圧水銀ランプ101側から順番に、光学補償フィルム130R、屈折光学素子であるマイクロレンズ素子203、変調部である液晶層209で構成されている。しかしながら、これに限られず、光学補償フィルム130Rをマイクロレンズ素子203と液晶層209との間に配置する構成、又は光学補償フィルム130Rをマイクロレンズ素子203と液晶層209とよりも投写レンズ114側に配置する構成の何れでも良い。
本発明に実施例2に係る空間光変調装置について図8を参照して説明する。図8は、実施例2に係る空間光変調装置のうち液晶パネル820Rの斜視構成を示す。本実施例は、マイクロレンズ素子の代わりにマイクロプリズム素子803を用いている点が上述した実施例1と異なる。実施例1と同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図8は、液晶パネル820Rの複数の開口領域APのうち一の開口領域APの部分のみを示す。他の開口領域に対応する液晶パネル820Rの構成は図2に示す構成と同一なので重複する説明は省略する。超高圧水銀ランプ101からのR光は、図8の上側から液晶パネル820Rに入射し、下側からスクリーン116の方向へ射出する。入射側防塵透明プレート201の内側には、マイクロプリズムアレイ基板802と、屈折光学素子であるマイクロプリズム素子803が形成されている。マイクロプリズム素子803の詳しい構成と作用については、図10を用いて後述する。一のマイクロプリズム素子803は対応する一の開口領域APに対応して平行平板であるカバー硝子804上に設けられている。液晶パネル820Rの全体について見ると、複数のマイクロプリズム素子803が複数の開口領域APに対応して平面上に配列されて光学屈折部であるマイクロプリズムアレイを構成する。
図9は、マイクロプリズム素子803の斜視構成を示す。マイクロプリズム素子803は、多角錘形状、例えば略正方形のカバー硝子804上に形成された四角錐形状である。このため、マイクロプリズム素子803は、4つの斜面部LB1、LB2、LB3、LB4を有する。
次に、図10に基づいて、マイクロプリズム素子803の構成と作用を説明する。図10は、液晶パネル820Rの入射側防塵透明プレート201から液晶層209までの概略構成を示す。液晶パネル120Rのその他の構成は省略する。光学的に透明なマイクロプリズムアレイ基板802に対向するカバー硝子804上に光学的に透明な接着剤層803aを充填して屈折光学部であるマイクロプリズム素子803を構成する。略平行光束の入射光は、マイクロプリズムアレイ基板802と接着剤層803aとの界面で屈折する。ここで、マイクロプリズム素子803の斜面部LB1、LB2、LB3、LB4は、平行平板である入射側防塵透明プレート201の平行面に対して傾斜角θで形成されている。例えば、斜面部LB1に入射する光線LBRは、斜面LB1の屈折作用により、開口領域APを通過し、かつ液晶層209に入射角αで斜入射する。なお、マイクロプリズム素子803の形状と、マイクロプリズムアレイ基板802の屈折率と接着剤層803aの屈折率とは、屈折光が開口領域APを効率良く通過できるように適宜設定する。
上記実施例1では、マイクロレンズ素子203のうち、レンズ部LAは光線LARを集光している。また、斜面部LBは光線LBRを屈折している。このように、液晶層209には、屈折されて斜入射する光と、集光されて入射する光とが混在している。これに対して、本実施例では、マイクロプリズム素子803は、入射する光線LBRを、開口領域APを通過するように屈折する。これにより、マイクロプリズム素子803を経由した光は、全て液晶層209に対して入射角αで入射する。入射角αは、例えば実施例1と同様に略7°程度である。これにより、広い視野角において高コントラストな投写像を得られる。マイクロプリズム素子803のように、レンズ部を設けず、斜面のみで屈折面を構成すると、超高圧水銀ランプ101からの光を容易に所定の斜入射光へ変換できる。このため、光学補償フィルム130Rによる広い視野角において、さらに高コントラストな投写像を得られる。なお、マイクロプリズム素子803は、多角錘形状に限られず、円錐形状でも良い。
また、実施例1、2では、3つの色光の光路内にそれぞれ光学補償フィルム130R、130G、130Bを設けている。しかしながら、この構成に限られない。例えば、各色用の液晶パネル120R、120G、120Gの配向膜のラビング方向を合わせておけば、3色の光の光路が共通している位置、例えば超高圧水銀ランプ101からの光が色分解される前の光路内に一つの光学補償フィルムを配置する構成でも良い。
次に、図11−1〜図11−5を参照して、実施例1のマイクロレンズ素子203を備える液晶パネル120Rの製造方法を説明する。本製造方法は、グレースケールリソグラフィ技術を用いる方法である。図11−1は、グレースケールマスクの構成と、その透過光量を示す。グレースケールマスク1100は、中心部から周辺部に向かって透過率が段階的に大きくなるように構成されている。例えば、中心部の透過率は0%、周辺部の透過率は100%とし、その中間は所望の透過率となるように形成されている。グレースケールマスク1100は、面積階調マスクや感光性硝子を用いたグレースケールマスクを用いることができる。そして、斜面部LBを形成する領域では、透過率が略リニアに変化するように設定する。図11−1のグレースケールマスク1100を透過する光量1101を棒グラフで合わせて示す。まず、硝子基板であるマイクロレンズアレイ基板202上にフォトレジスト層1102を形成する。そして、グレースケールマスク1100を用いてフォトレジスト層1101を露光する。露光後、エッチング処理を行う。これにより、図11−2に示すように、フォトレジスト層1102には、グレースケールマスク1100の透過率に応じた形状が形成される。次に、フッ素系ガス、例えばC48を用いてドライエッチング処理を行う。ドライエッチング処理により、図11−3で示すように、マイクロレンズアレイ基板202に対してフォトレジスト層1101の形状を転写できる。そして、図11−4に示すように、マイクロレンズアレイ基板202と対向基板206とを光学的に透明な接着剤層204で固着する。接着剤層204の屈折率nは、例えばn=1.56程度である。次に、図11−5に示すように、対向基板206上にブラックマトリックス205をパターニングする。そして、さらにITO膜等の透明電極207等を形成する。これらの工程に続く製造工程は、公知の液晶パネルの製造方法と同様であるため、説明を省略する。この製造方法によれば、グレースケールマスク1100の透過率を制御することで、任意の形状のマイクロレンズ素子203を製造できる。
次に、図12−1〜図12−4を参照して、実施例1のマイクロレンズ素子203を備える液晶パネル120Rの他の製造方法を説明する。まず、マイクロレンズアレイ基板202上に、基板側から順にHTO膜1201、マスクとなるクロムマスク1202を形成する。クロムマスク1202の中央部には開口部AP2を設けておく。さらに、フォトレジスト層1203を塗布してパターニングを行う。そして、図12−1に示すように、C48等のフッ素系ガスGを併用してリアクティブ・イオン・エッチング(以下、「RIE」という。)を施す。このRIEはプレ・エッチングの機能を果たす。プレ・エッチングが終了すると、図12−2に示すように、マイクロレンズアレイ基板202の中央部にレンズ部LA(図3−1参照)の極率頂点となる部分が形成される。そして、プレ・エッチングが終了した基板に対して、フッ酸溶液を用いてウエット・エッチングを行う。ウエット・エッチングが終了すると、図12−3で示すような、マイクロレンズアレイ基板202に凹形状のレンズ形状を形成できる。そして、図11−4、図11−5で説明した工程と同じ手順でマイクロレンズ素子203、ブラックマトリックス205等を形成する。なお、HTO膜1201を用いないときでも、斜面部LBを有するマイクロレンズ素子203を形成することができる。
なお、本発明はプロジェクタに限られることなく、TN表示の液晶パネルを備える装置、例えば直視の画像表示装置等にも広く適用できるものである。
以上のように、本発明に係る空間光変調装置は、特にTN表示の液晶パネルに有用である。
本発明の実施例1に係るプロジェクタの概略構成図。 実施例1の液晶パネルの概略構成図。 実施例1のマイクロレンズ素子近傍の概略図。 マイクロレンズ素子の投影図。 入射角αと光量との関係を示す図。 像のコントラストを説明する図。 全白表示時の光量比較図。 全黒表示時の光量比較図。 実施例2の液晶パネルの概略構成図。 マイクロプリズム素子の構成図。 実施例2のマイクロプリズム素子近傍の概略図。 グレースケールマスクの概略と透過光量を示す図。 マイクロレンズ素子の製造方法の説明図。 マイクロレンズ素子の製造方法の他の説明図。 マイクロレンズ素子の製造方法のさらに他の説明図。 マイクロレンズ素子の製造方法の説明図。 マイクロレンズ素子の別の製造方法の説明図。 マイクロレンズ素子の別の製造方法の他の説明図。 マイクロレンズ素子の別の製造方法のさらに他の説明図。 マイクロレンズ素子の別の製造方法の説明図。
符号の説明
100 プロジェクタ、101 超高圧水銀ランプ、104 インテグレータ、105 偏光変換素子、106R、106G ダイクロイックミラー、107 反射ミラー、108 リレーレンズ、110R、110G、110B 各色光用空間光変調装置、112 クロスダイクロイックプリズム、112a、112b ダイクロイック膜、114 投写レンズ、116 スクリーン、120R、120G、120B 液晶パネル、121R、121G、121B 偏光板、122R、122G、122B 偏光板、123R、123G、123B 位相差板、124R、124B ガラス板、130B、130G、130B 光学補償フィルム、201 入射側防塵透明プレート、202 マイクロレンズアレイ基板、203 マイクロレンズ素子、204 接着剤層、205 ブラックマトリックス、206 対向基板、207 透明電極、208 配向膜、209 液晶層、210 配向膜、211 TFT形成層、212 TFT基板、213 射出側防塵透明プレート、802 マイクロプリズムアレイ基板、803 マイクロプリズム素子、803a 接着剤層、804 カバー硝子、820R 液晶パネル、1100 グレースケールマスク、1101 透過光量、1102 フォトレジスト層、1201 HTO膜、1202 クロムマスク、1203 フォトレジスト層、AP 開口領域、AP2 開口部、AX 光軸、LA レンズ部、LAR 光線、LB、LB1〜LB4 斜面部、LBR 光線、α 入射角、θ 傾斜角

Claims (4)

  1. 入射する光に所定の位相差を与える光学補償フィルムと、
    光を画像信号に応じて変調して射出する変調部と、
    前記変調部に対して、光を少なくとも斜入射させための屈折面を有する屈折光学部と、を有することを特徴とする空間光変調装置。
  2. 前記変調部は、複数の画素開口部を有し、
    前記屈折光学部は、複数の屈折光学素子からなり、
    前記屈折光学素子は、入射する光を前記画素開口部を通過させ、かつ少なくとも斜入射させることを特徴とする請求項1に記載の空間光変調装置。
  3. 前記屈折光学素子は、多角錘プリズム、円錐プリズム、又は非球面レンズであることを特徴とする請求項1又は2に記載の空間光変調装置。
  4. 光を供給する光源と、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の空間光変調装置と、
    前記空間光変調装置からの光を投写する投写レンズとを有することを特徴とするプロジェクタ。
JP2003420959A 2003-12-18 2003-12-18 空間光変調装置及びプロジェクタ Expired - Fee Related JP4333355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003420959A JP4333355B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 空間光変調装置及びプロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003420959A JP4333355B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 空間光変調装置及びプロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005181607A true JP2005181607A (ja) 2005-07-07
JP4333355B2 JP4333355B2 (ja) 2009-09-16

Family

ID=34782329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003420959A Expired - Fee Related JP4333355B2 (ja) 2003-12-18 2003-12-18 空間光変調装置及びプロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4333355B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212609A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Seiko Epson Corp 液晶装置及びプロジェクタ
JP2008275785A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toppan Printing Co Ltd 光学フィルム及びその製造方法
JP2010122665A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
KR20120010554A (ko) * 2010-07-26 2012-02-03 한국전자통신연구원 고해상도 홀로그래픽 디스플레이
JP2014194472A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Seiko Epson Corp マイクロレンズアレイ、光変調装置、及びプロジェクター

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0361927A (ja) * 1989-07-28 1991-03-18 Nec Corp 液晶表示装置
JPH07311376A (ja) * 1994-05-18 1995-11-28 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JPH09127496A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Sony Corp 透過型表示装置
JP2001021862A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置およびその製造方法ならびに投射型表示装置
JP2002014345A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Sony Corp 投射型液晶表示装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0361927A (ja) * 1989-07-28 1991-03-18 Nec Corp 液晶表示装置
JPH07311376A (ja) * 1994-05-18 1995-11-28 Sanyo Electric Co Ltd 液晶表示装置
JPH09127496A (ja) * 1995-10-31 1997-05-16 Sony Corp 透過型表示装置
JP2001021862A (ja) * 1999-07-12 2001-01-26 Seiko Epson Corp 電気光学装置およびその製造方法ならびに投射型表示装置
JP2002014345A (ja) * 2000-06-28 2002-01-18 Sony Corp 投射型液晶表示装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007212609A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Seiko Epson Corp 液晶装置及びプロジェクタ
US7576813B2 (en) 2006-02-08 2009-08-18 Seiko Epson Corporation Liquid crystal device and projector
JP2008275785A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Toppan Printing Co Ltd 光学フィルム及びその製造方法
JP2010122665A (ja) * 2008-11-19 2010-06-03 Samsung Electronics Co Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
KR20120010554A (ko) * 2010-07-26 2012-02-03 한국전자통신연구원 고해상도 홀로그래픽 디스플레이
KR101704738B1 (ko) * 2010-07-26 2017-02-08 한국전자통신연구원 고해상도 홀로그래픽 디스플레이
JP2014194472A (ja) * 2013-03-28 2014-10-09 Seiko Epson Corp マイクロレンズアレイ、光変調装置、及びプロジェクター

Also Published As

Publication number Publication date
JP4333355B2 (ja) 2009-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004163817A (ja) プロジェクタ
JPH11143404A (ja) 反射型液晶表示装置及びそれを用いた投射型液晶表示装置
US6680762B2 (en) Projection liquid crystal display apparatus wherein overall focal point of the lens is shifted to increase effective aperture ratio
EP1780560B1 (en) Spatial light modulator and projector
JP2007147931A (ja) 位相差板、液晶表示素子、および液晶プロジェクタ装置
US6943850B2 (en) Optical apparatus and projection type display apparatus for reducing a physical distance between a light source and a display
WO2006001183A1 (ja) 液晶表示装置及び液晶表示層を用いた投射型表示装置
JP2010160307A (ja) 光学素子および画像表示装置
US20020113911A1 (en) Liquid crystal display element and projection type liquid crystal display device
US7031065B2 (en) Spatial light modulator and projector
JP5768428B2 (ja) プロジェクター
JP4333355B2 (ja) 空間光変調装置及びプロジェクタ
JP3337022B2 (ja) プロジェクタ
US7576813B2 (en) Liquid crystal device and projector
JP2008145649A (ja) 液晶表示装置および投射型表示装置
JP4967253B2 (ja) 光学装置及び投射装置
JP2006330143A (ja) マイクロレンズ、空間光変調装置及び画像表示装置
JP2005070632A (ja) 空間光変調装置及びプロジェクタ
JP3610804B2 (ja) 照明装置及び投写型表示装置
JP3633361B2 (ja) 投写型液晶表示装置
JP2000047137A (ja) 反射型表示素子および投写型表示装置
JP4525052B2 (ja) プロジェクタ
JP4696503B2 (ja) 画像表示装置
JP4016940B2 (ja) 空間光変調装置及びプロジェクタ
JP4492067B2 (ja) プロジェクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060703

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20070403

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090602

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090615

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120703

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130703

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees