JP2008275767A - レンズ鏡筒および撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】像振れ補正装置30はベース36と、中間枠38と、シフトレンズ保持枠34と、案内機構56と、駆動部58などを含んで構成されている。シフトレンズ保持枠34を移動させる駆動部58は、巻線が第1の方向と平行な軸心回りに巻回され、シフトレンズ保持枠34を第1の方向に移動させる第1の筒状コイル42と、第1の筒状コイル42に対向するベース36の箇所に設けられた第1のマグネット44と、巻線が第2の方向と平行な軸心回りに巻回され、シフトレンズ保持枠34を第2の方向に移動させる第2の筒状コイル50と、第2の筒状コイル50に対向する中間枠38の箇所に設けられた第2のマグネット52とを含んで構成されている。
【選択図】図5
Description
ところで、撮影中に撮像装置を持った手が動き、いわゆる手振れが生じると、撮像素子上に結像された被写体像に像振れが生じてしまう。
このような像振れを防止するために、撮影光学系の一部を構成するシフトレンズを保持するレンズ保持枠を前記シフトレンズの光軸と直交する平面に沿って移動可能に支持するとともに、像振れが発生した際に、駆動機構により前記レンズ保持枠を移動させることで撮像素子上に結像される被写体像の像振れを防止する像振れ補正装置を備えた撮像装置が提案されている(特許文献1参照)。
この撮像装置では、シフトレンズを動かすアクチュエータとして、撮影光学系の光軸と垂直な方向に巻き回されて平面的な広がりを有する2つの扁平コイルを用いている。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、像振れ補正装置が占有するスペースを縮小でき小型化を図る上で有利なレンズ鏡筒および撮像装置を提供することにある。
また本発明は、撮影光学系と、前記撮影光学系を構成するシフトレンズを前記撮影光学系の光軸と直交する平面内で移動させる像ぶれ補正装置を備えた撮像装置であって、前記像ぶれ補正装置は、ベースと、前記シフトレンズを保持するシフトレンズ保持枠と、前記ベース上において前記シフトレンズ保持枠を前記光軸と直交する平面上で互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動可能に案内する案内機構と、前記シフトレンズ保持枠を移動させる駆動部とを備え、前記駆動部は、巻線が前記第1の方向と平行な軸心回りに巻回され、前記シフトレンズ保持枠を前記第1の方向に移動させる第1の筒状コイルと、巻線が前記第2の方向と平行な軸心回りに巻回され、前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動させる第2の筒状コイルとを含んで構成されていることを特徴とする。
次に本発明の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態に係るレンズ鏡筒16が搭載される撮像装置10を前方から見た斜視図、図2は撮像装置10を後方から見た斜視図である。
図1、図2に示すように、撮像装置10はデジタルスチルカメラであり、撮像装置10は、外装を構成する筐体12を有している。
なお、本明細書において前方とは被写体側をいい、後方とは結像側をいう。また、撮像装置10の左右は前方から後方を見た状態でいうものとする。
筐体12は、前方に臨む前面12Aと、後方に臨む背面12Bと、上方に臨む上面12Cと、下方に臨む下面と、左右側方に臨む左右の側面とを有している。
筐体12の前面12Aの右側部寄りの箇所には、前後方向に延在する円筒壁状の筒部1201が設けられ、筒部1201の内側に、撮影光学系14を収容保持するレンズ鏡筒16が設けられている。
レンズ鏡筒16の後端には撮影光学系14によって導かれる被写体像を撮像する撮像素子18(図3)が設けられている。
レンズ鏡筒16内部には、後述する像振れ補正装置30(図3)が組み込まれている。
像振れ補正装置30は、撮影光学系14の一部を構成するシフトレンズ32(図3)を含んでいる。
本実施の形態では、撮影光学系14は、被写体側に臨む対物レンズを含むレンズ群と、この1群レンズと撮像素子18との間に配置された1以上のレンズ群とを含んで構成されており、像振れ補正装置30のシフトレンズ32は、前記1以上のレンズ群の一部を構成している。
グリップ部1202の上面には、グリップ部1202を把持した右手の指で操作されるシャッターボタン1204および操作用リング1206が設けられている。
操作用リング1206は、それを回転操作することにより、例えば、シャッター速度や絞り値の設定値などを調整するものである。
上面12Cには、撮影補助光を照射するためのフラッシュ部1208が出没可能に設けられている。
また、前記底面には、撮像装置10によって撮影された画像データを記録する記録媒体であるメモリカード140(図3)を挿脱するためのメモリカード用スロット116(図3)が設けられている。
背面12Bには、撮像素子18によって撮像された被写体像、あるいは、メモリカード140から読み出された画像などを表示するためのモニター、例えば液晶表示装置からなるディスプレイパネル20が設けられている。
ディスプレイパネル20の周囲の背面12B箇所には、電源のオンオフ操作、撮影や再生にまつわる操作、あるいは、各種設定にまつわる操作を行うための複数の操作ボタン1212、十字キー1214などが設けられている。
図3に示すように、撮像装置10には、映像信号増幅部102、映像信号処理部104、映像信号記録再生部106、制御部108、モニタドライバ110、内部メモリ112、メモリカード用インターフェース114、メモリカード用スロット116、外部入出力インターフェース118、外部入出力端子120、手振れ検出部122、手振れ信号処理部124、アクチュエータ駆動部126、位置検出部128、位置検出信号処理部130などが設けられている。
映像信号記録再生部106は、映像信号処理部104から供給された映像信号を制御部108の制御にしたがってメモリカード用インターフェース114を介してメモリカード用スロット116に装着された記録媒体としてのメモリカード140に記録する。
また、映像信号記録再生部106は、映像信号処理部104から供給された映像信号、あるいは、メモリカード用インターフェース114を介してメモリカード140から供給される映像信号を、モニタドライバ110を介してディスプレイ30に供給して画像の表示を行わせる。
制御部108は、シャッターボタン1204、操作用リング1206、複数の操作ボタン1212、十字キー1214などの操作に基づいて、映像信号記録再生部106を含む各部の制御を行う。
内部メモリ112は、映像信号記録再生部106の動作のために必要なメモリエリアを提供する。
外部入出力インターフェース118は、外部入出力端子120に接続された外部の電子機器と映像信号記録再生部106との間で映像信号の授受を司る。
手振れ検出部122としては、例えば、ジャイロセンサなど従来公知の様々なセンサを採用可能である。
手振れ信号処理部124は、手振れ検出部122から供給されるアナログ信号としての手振れ検出信号から手振れの方向や手振れの大きさなどを示すデジタル信号としての手振れ検出信号を生成して制御部108に供給する。
位置検出部128は、撮影光学系14の光軸Lと直交する平面上において互いに直交する第1、第2の方向(撮像装置10の撮影光学系14の光軸Lを水平方向に向けた状態で上下方向および左右方向)におけるシフトレンズ32を保持するシフトレンズ保持枠34(図4)の位置を検出するものであり、シフトレンズ保持枠34の位置に応じた位置検出信号を出力する。
位置検出部128としては、例えば、マグネットと、該マグネットに対向して配置されたホール素子とを有し、マグネットとホール素子の相対的な位置変化に応じてホール素子から得られる検出信号を用いるなどの従来公知の様々なセンサを採用可能である。
位置検出信号処理部130は、位置検出部128から供給されるアナログ信号としての位置検出信号から位置を示すデジタル信号としての位置検出信号を生成して制御部108に供給する。
制御部108は、手振れ信号処理部124から供給された手振れ補正信号に基づいてアクチュエータ駆動部126を制御する。
したがって、本実施の形態では、手振れ検出部122および制御部108によって、像ぶれを検出し前記像ぶれを補正すべきシフトレンズ32の移動量を算出する検出部が構成されている。
また、アクチュエータ駆動部126は、検出部で算出された移動量に基づいて駆動信号を生成し、駆動信号を後述する駆動部58(図4)に供給し駆動部58を駆動する。
また、本実施の形態では、制御部108は、手振れ補正信号を生成する際、位置検出信号処理部130から供給された位置検出信号に基づいたフィードバック制御を行うことでシフトレンズ32を保持するシフトレンズ保持枠34(図4)の位置制御の高精度化が図られている。
図4は像振れ補正装置30の構成を示す分解斜視図、図5は像振れ補正装置30の組立図、図6は像振れ補正装置30からシフトレンズ32およびシフトレンズ保持枠34を取り除いた平面図、図7は図6のA矢視図、図8は図6のB矢視図、図9は図8のC矢視図、図10は図5のXX線断面図である。
像振れ補正装置30は、図4に示すように、ベース36と、中間枠38と、シフトレンズ保持枠34と、案内機構56と、駆動部58などを含んで構成されている。
本体板部3602の前面で開口3604の上方の箇所および下方の箇所に、左右方向に延在する第1のガイドロッド40A、40Bがそれぞれ設けられている。
上方に配置された第1のガイドロッド40Aは、図5、図8に示すように、一対の支持壁3606により支持されている。
下方に配置された第1のガイドロッド40Bは、図4、図5、図10に示すように、一対の支持壁3608により支持され、第1の筒状コイル42の内部を挿通して配設されている。
本体板部3602の前面の下部には、図5、図6に示すように、第1の筒状コイル42の下方に位置するように、左右方向に延在する薄板状の第1の第1のマグネット44および第1のヨーク46が、凹部3610にはめ込まれる(あるいは埋め込まれる)ことで配設されている。
第1のマグネット44はその厚さ方向の一方がN極に着磁され、他方がS極に着磁されている。
第1のマグネット44の厚さ方向の一方は第1の筒状コイル42に対向し、第1のマグネット44の厚さ方向の他方には第1のヨーク46が重ね合わされている。
中間枠38は、撮影光学系14の光軸と直交する平面上を延在する板状の本体板部3802を有し、本体板部3802の中央に撮影光学系14の光路を確保するための開口3804が形成されている。
本体板部3802の上部と下部にそれぞれ軸受け部3806、3808が設けられている。
上部の軸受け部3806は、一対の支持壁3606の間で第1のガイドロッド40Aに滑動可能に係合されている。
下部の軸受け部3808は一対設けられ、それら軸受け部3808の間に第1の筒状コイル42が取着されている。
第1の筒状コイル42は、巻線が左右方向と平行な軸心回りに巻回されている。
上述のように第1の筒状コイル42に第1のガイドロッド40Bが挿通され、下部の軸受け部3808は、第1の筒状コイル42の両側で支持壁3608との間に露出する第1のガイドロッド40B部分に滑動可能に係合されている。
本体板部3802の左右側部に、上下方向に延在する第2のガイドロッド48A、48Bがそれぞれ設けられている。
左側部に配置された第2のガイドロッド48Aは、図5、図7に示すように、一対の支持壁3810により支持され、第2の筒状コイル50の内部を挿通して配設されている。
本体板部3802の左側部には、図5、図6に示すように、第2の筒状コイル50の左側方に位置するように、上下方向に延在する薄板状の第2のマグネット52および第2のヨーク54が、凹部3812にはめ込まれる(あるいは埋め込まれる)ことで配設されている。
第2のマグネット52はその厚さ方向の一方がN極に着磁され、他方がS極に着磁されている。
第2のマグネット52の厚さ方向の一方は第2の筒状コイル50に対向し、第2のマグネット52の厚さ方向の他方には第2のヨーク54が重ね合わされている。
右側部に配置された第2のガイドロッド48Bは、図5、図7に示すように、一対の支持壁3814により支持されている。
本体板部3402の後面で左側部と右側部にそれぞれ軸受け部3406、3408が設けられている。
左側部の軸受け部3406は、上下に間隔をおいて一対設けられ、それら軸受け部3406の間に第2の筒状コイル50が取着されている。
第2の筒状コイル50は、巻線が上下方向と平行な軸心回りに巻回されている。
上述のように第2の筒状コイル50に第2のガイドロッド48Aが挿通され、左側部の軸受け部3406は、第2の筒状コイル50の両側で支持壁3810との間に露出する第2のガイドロッド48A部分に滑動可能に係合されている。
右側部の軸受け部3408は、一対の支持壁3814の間で第2のガイドロッド48Bに滑動可能に係合されている。
上述のように軸受け部3806、3808が第1のガイドロッド40A、40Bに係合され、軸受け部3406、3408が第2のガイドロッド48A、48Bに係合された状態で、筒部3404は開口3604、3804内に収容される。
そして、本実施の形態では、図4に示すように、ベース36上においてシフトレンズ保持枠34を光軸と直交する平面上で互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動可能に案内する案内機構56が、中間枠38を含んで構成されている。
また、案内機構56は、ベース36上において中間枠38を第1の方向に移動可能に案内する第1の案内機構56Aと、中間枠38上においてシフトレンズ保持枠を第2の方向に移動可能に案内する第2の案内機構56Bとを含んで構成されている。
第1の案内機構56Aは第1のガイドロッド40A、40B、軸受け部3806、3808を含んで構成されている。
第2の案内機構56Bは第2のガイドロッド48A、48B、軸受け部3406、3408を含んで構成されている。
シフトレンズ保持枠34を移動させる駆動部58は、第1の筒状コイル42と、第1の筒状コイル42に対向するベース36の箇所に設けられた第1のマグネット44と、第2の筒状コイル50と、第2の筒状コイル50に対向する中間枠38の箇所に設けられた第2のマグネット52とを含んで構成されている。
また、第1のマグネット44は、第1の筒状コイル42に対して第2の方向に沿って光軸から離れた箇所に配置されていることになり、第2のマグネット52は、第2の筒状コイル50に対して第1の方向に沿って光軸から離れた箇所に配置されていることになる。
そして、第1のヨーク46が第1のマグネット44の接地ヨークを構成しており、したがって、第1のマグネット44、第1のヨーク46、ガイドロッド40Bによって第1のマグネット44の磁界を第1の筒状コイル42に効率よく導く磁路が形成されている。
また、第2の筒状コイル50に挿通される第2のガイドロッド48Aが磁性材料で構成されることで第2のマグネット52の対向ヨークを構成している。
そして、第2のヨーク54が第2のマグネット52の接地ヨークを構成し、したがって、第2のマグネット52、第2のヨーク54、ガイドロッド48Aによって第2のマグネット52の磁界を第2の筒状コイル50に効率よく導く磁路が形成されている。
すなわち、アクチュエータ駆動部126からの駆動信号が第1の筒状コイル42に供給されることで生じる磁界と、第1のマグネット44の磁界との磁気相互作用により中間枠38を左右方向に移動させる力が発生し、これにより、シフトレンズ保持枠34が左右方向に移動する。
また、アクチュエータ駆動部126からの駆動信号が第2の筒状コイル50に供給されることで生じる磁界と、第2のマグネット52の磁界との磁気相互作用によりシフトレンズ保持枠34を上下方向に移動させる力が発生し、これにより、シフトレンズ保持枠34が上下方向に移動する。
これによりシフトレンズ32が前記検出部によって算出された移動量分だけ移動し、撮像素子16に撮像される被写体像の像振れが補正される。
特に、シフトレンズ32を動かすアクチュエータとして撮影光学系14の光軸と垂直な方向に巻き回されて平面的な広がりを有する2つの扁平コイルを用いる場合に比較してレンズ鏡筒16および撮像装置10の小型化を図る上で有利となる。
また、第1、第2の筒状コイル42、50による駆動力を確保するためには、それらコイルの巻線数を確保すればよく、言い換えると、軸線方向の寸法を確保すればよいので、それらコイルの半径方向の寸法を縮小することができる。
したがって、第1、第2の筒状コイル42、50が撮影光学系14の光軸と平行な方向において広いスペースを確保する必要が無いので、レンズ鏡筒16の光軸方向の小型化を図る上でも有利となり、撮像装置10の小型化を図る上でより有利となる。
さらに、本実施の形態では、第1、第2の筒状コイル42、50に挿入された第1、第2のガイドロッド40B、48Aを磁性材料で構成し、対向ヨークとして利用したので、第1のマグネット44、52の磁界をより効率よく第1、第2の筒状コイル42、50に導くことができる。
したがって、第1、第2の筒状コイル42、50に供給する駆動信号の電力を低減することができ、省電力化を図る上で有利となる。
次に第2の実施の形態について説明する。
図11、図12は第2の実施の形態における像振れ補正装置30の断面図である。
第1の実施の形態と同一の部材、箇所には同一の符号を付してその説明を省略し、相違点のみを説明する。
第2の実施の形態では、図11、図12に示すように、軸受け部3808が第1のガイドロッド40Bに固定されており、中間枠38が第1のガイドロッド40Bと共に左右方向に移動し、第1のガイドロッド40Bは左右の支持壁3608により左右方向に移動可能に支持されている。
また、図4を流用して説明すると、軸受け部3810が第2のガイドロッド48Aに固定されており、シフトレンズ保持枠34が第2のガイドロッド48Aと共に上下方向に移動し、第2のガイドロッド48Aは上下の支持壁3406により上下方向に移動可能に支持されている。
なお、第1、第2の筒状コイル42、50は、図11に示すように、第1、第2のガイドロッド40B、48Aに嵌合固定され、あるいは、図12に示すように、接着剤Sにより第1、第2のガイドロッド40B、48Aに固定されている。
このような第2の実施の形態によっても第1の実施の形態と同様の作用効果が奏される。
次に第3の実施の形態について説明する。
図13は第3の実施の形態における像振れ補正装置30の組立図、図14は像振れ補正装置30からシフトレンズ32およびシフトレンズ保持枠34を取り除いた平面図、図15は図14のA矢視図、図16は図14のB矢視図、図17は図16のC矢視図である。
第1の実施の形態と同一の部材、箇所には同一の符号を付してその説明を省略し、相違点のみを説明する。
第3の実施の形態では、第1、第2のマグネット44、52および第1、第2のヨーク46、54の配設箇所が第1の実施の形態と異なっている。
すなわち、左右動用の第1のマグネット44および第1のヨーク46は、図15、図16、図17に示すように、第1の筒状コイル42の後方に臨むベース36の箇所に配置されている。
左右動用の第1のマグネット44および第1のヨーク46は、図17に示すように、本体板部3602に前後に貫通形成された開口3620にはめ込まれる(あるいは埋め込まれる)ことで配設されている。
また、上下動用の第2のマグネット52および第2のヨーク54は、第2の筒状コイル50の後方に臨むベース36の箇所に配置されている。
上下動用の第2のマグネット52および第2のヨーク54は、図17に示すように、本体板部3602に前後に貫通形成された開口3622にはめ込まれる(あるいは埋め込まれる)ことで配設されている。
したがって、第3の実施の形態では、第1のマグネット44は、第1の筒状コイル42に対して前記光軸方向に沿って離れた箇所に配置されていることになり、第2のマグネット52は、第2の筒状コイル50に対して前記光軸方向に沿って離れた箇所に配置されていることになる。
なお、第1の実施の形態と同様に、第1のマグネット44および第1のヨーク46と、第2のマグネット52および第2のヨーク54との一方を第1または第2の筒状コイル42、50の側方に配置するとともに、第3の実施の形態と同様に、第1のマグネット44および第1のヨーク46と、第2のマグネット52および第2のヨーク54との他方を第1または第2の筒状コイル42、50の後方に配置するなど任意である。
また、実施の形態では、シフトレンズ32を撮影光学系14の光軸と直交する方向に動かして像振れ補正を行う構成について説明したが、本発明は、撮像素子16を撮影光学系14の光軸と直交する方向に動かして像振れ補正を行う構成にも適用可能であることは無論である。
また、実施の形態では、レンズ鏡筒16が搭載される撮像装置10としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、ビデオカメラ、その他種々の撮像装置に搭載可能である。
Claims (13)
- 撮影光学系と、
前記撮影光学系を構成するシフトレンズを前記撮影光学系の光軸と直交する平面内で移動させる像ぶれ補正装置を備えたレンズ鏡筒であって、
前記像ぶれ補正装置は、
ベースと、
前記シフトレンズを保持するシフトレンズ保持枠と、
前記ベース上において前記シフトレンズ保持枠を前記光軸と直交する平面上で互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動可能に案内する案内機構と、
前記シフトレンズ保持枠を移動させる駆動部とを備え、
前記駆動部は、
巻線が前記第1の方向と平行な軸心回りに巻回され、前記シフトレンズ保持枠を前記第1の方向に移動させる第1の筒状コイルと、
巻線が前記第2の方向と平行な軸心回りに巻回され、前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動させる第2の筒状コイルとを含んで構成されている、
ことを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記ベースと前記レンズ保持枠との間に中間枠が設けられ、
前記案内機構は、
前記ベース上において前記中間枠を前記第1の方向に移動可能に案内する第1の案内機構と、
前記中間枠上において前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動可能に案内する第2の案内機構とを含んで構成され、
前記第1の筒状コイルは前記中間枠に設けられ、
前記第2の筒状コイルは前記シフトレンズ保持枠に設けられている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記案内機構は、前記第1の方向に延在する第1のガイドロッドを含んで構成され、
前記第1のガイドロッドは前記第1の筒状コイルの内部に挿通されて配設されている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1のガイドロッドは磁性材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項3記載のレンズ鏡筒。 - 前記案内機構は、前記第2の方向に延在する第2のガイドロッドを含んで構成され、
前記第2のガイドロッドは前記第2の筒状コイルの内部に挿通されて配設されている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記第2のガイドロッドは磁性材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項5記載のレンズ鏡筒。 - 前記案内機構は、前記第1の方向に延在する第1のガイドロッドと、前記第2の方向に延在する第2のガイドロッドを含んで構成され、
前記第1のガイドロッドは前記第1の筒状コイルの内部に挿通されて配設され、
前記第2のガイドロッドは前記第2の筒状コイルの内部に挿通されて配設されている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記ベースと前記レンズ保持枠との間に中間枠が設けられ、
前記案内機構は、
前記ベース上において前記中間枠を前記第1の方向に移動可能に案内する第1の案内機構と、
前記中間枠上において前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動可能に案内する第2の案内機構とを含んで構成され、
前記第1の筒状コイルは前記中間枠に設けられ、
前記第2の筒状コイルは前記シフトレンズ保持枠に設けられ、
前記第1の案内機構は前記第1の方向に延在する第1のガイドロッドを含んで構成され、
前記第2の案内機構は前記第2の方向に延在する第2のガイドロッドを含んで構成され、
前記第1のガイドロッドは前記第1の筒状コイルの内部に挿通されて配設され、
前記第2のガイドロッドは前記第2の筒状コイルの内部に挿通されて配設されている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1、第2のガイドロッドはそれぞれ磁性材料で形成されている、
ことを特徴とする請求項7または8記載のレンズ鏡筒。 - 前記ベースと前記レンズ保持枠との間に中間枠が設けられ、
前記案内機構は、
前記ベース上において前記中間枠を前記第1の方向に移動可能に案内する第1の案内機構と、
前記中間枠上において前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動可能に案内する第2の案内機構とを含んで構成され、
前記第1の筒状コイルは前記中間枠に設けられ、
前記第2の筒状コイルは前記シフトレンズ保持枠に設けられ、
前記駆動部は、前記第1の筒状コイルに対向する前記ベースの箇所に設けられた第1のマグネットと、前記第2の筒状コイルに対向する前記中間枠の箇所に設けられた第2のマグネットとを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記ベースと前記レンズ保持枠との間に中間枠が設けられ、
前記案内機構は、
前記ベース上において前記中間枠を前記第1の方向に移動可能に案内する第1の案内機構と、
前記中間枠上において前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動可能に案内する第2の案内機構とを含んで構成され、
前記第1の筒状コイルは前記中間枠に設けられ、
前記第2の筒状コイルは前記シフトレンズ保持枠に設けられ、
前記駆動部は、前記第1の筒状コイルに対向する前記ベースの箇所に設けられた第1のマグネットと、前記第2の筒状コイルに対向する前記ベースの箇所に設けられた第2のマグネットとを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1、第2のマグネットのうちの少なくとも一方のマグネットが前記ベースに埋め込まれている、
ことを特徴とする請求項11記載のレンズ鏡筒。 - 撮影光学系と、
前記撮影光学系を構成するシフトレンズを前記撮影光学系の光軸と直交する平面内で移動させる像ぶれ補正装置を備えた撮像装置であって、
前記像ぶれ補正装置は、
ベースと、
前記シフトレンズを保持するシフトレンズ保持枠と、
前記ベース上において前記シフトレンズ保持枠を前記光軸と直交する平面上で互いに直交する第1の方向と第2の方向に移動可能に案内する案内機構と、
前記シフトレンズ保持枠を移動させる駆動部とを備え、
前記駆動部は、
巻線が前記第1の方向と平行な軸心回りに巻回され、前記シフトレンズ保持枠を前記第1の方向に移動させる第1の筒状コイルと、
巻線が前記第2の方向と平行な軸心回りに巻回され、前記シフトレンズ保持枠を前記第2の方向に移動させる第2の筒状コイルとを含んで構成されている、
ことを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2007117099A JP2008275767A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
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JP2007117099A JP2008275767A (ja) | 2007-04-26 | 2007-04-26 | レンズ鏡筒および撮像装置 |
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Citations (3)
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---|---|---|---|---|
JPH06281990A (ja) * | 1993-03-26 | 1994-10-07 | Canon Inc | 防振装置 |
JP2000199920A (ja) * | 1999-01-06 | 2000-07-18 | Fuji Photo Optical Co Ltd | カメラの防振装置 |
JP2006340518A (ja) * | 2005-06-02 | 2006-12-14 | Alps Electric Co Ltd | 電磁式アクチュエータおよびこれを用いた光学機器のレンズ駆動機構 |
-
2007
- 2007-04-26 JP JP2007117099A patent/JP2008275767A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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