JP2008275089A - シールリング及びシールリングの製造方法 - Google Patents

シールリング及びシールリングの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】捩れや捻りの発生を抑制することができ、シール性の向上を図ったシールリング及びシールリングの製造方法を提供する。
【解決手段】軸孔を有するハウジングと前記軸孔に挿通される軸との間の環状隙間を封止するシールリング100において、外周側と内周側にそれぞれ3つのシールエッジ(第1シールエッジ111,第2シールエッジ112,第3シールエッジ113と第4シールエッジ121,第5シールエッジ122,第6シールエッジ123)を備えることによって、外周側の3つのシールエッジがハウジングの軸孔表面に接触し、かつ、内周側の3つのシールエッジが軸表面に接触し、シールリングが安定した状態で装着され、軸とハウジングが相対的に移動する場合であってもシールリングに捩れや捻りが発生してしまうことを抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、環状隙間を封止するシールリング及びシールリングの製造方法に関するものである。
2部材間の環状隙間を封止する場合、一般的にシールリングが用いられる。シールリングは、2部材が相対的に移動する場合も、2部材が相対的に静止する場合も用いられる。このようなシールリングの代表例としてはOリングが挙げられる。シールリングの利点は、汎用性が高く、簡単かつ低コストで製造できることである。
一方で、特に2部材が軸方向に相対的に移動する箇所に用いられる場合に、シールリングに捩れや捻りが発生してしまうことがあるという欠点がある。
また、シールリング(特にOリング)の場合、所望のシール性を得るためには、2部材に挟まれた際の圧縮率を比較的高く設定しなければならない。そのため、シール面の面積が広くなり、2部材が相対的に移動する場合には、これらの部材とシールリングとの摩擦力が高くなってしまうという欠点もある。
また、一般的に、シールリングは、軸心に対して垂直であって、かつ軸方向幅の中心を通る面をPL面(型分割面)とする金型によって製造(成形)される。そのため、最も、シール機能に影響する部分にPLが形成されるという欠点もある。
実開平4−133070号公報 実公平6−45101号公報
本発明の目的は、捩れや捻りの発生を抑制することができ、シール性の向上を図ったシールリング及びシールリングの製造方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のシールリングは、
軸孔を有するハウジングと前記軸孔に挿通される軸との間の環状隙間を封止するシールリングにおいて、
外周側と内周側にそれぞれ3つのシールエッジを備えることを特徴とする。
本発明によれば、外周側の3つのシールエッジがハウジングの軸孔表面に接触し、かつ、内周側の3つのシールエッジが軸表面に接触する。そのため、シールリングが安定した状態で装着される。したがって、軸とハウジングが相対的に移動する場合であってもシールリングに捩れや捻りが発生してしまうことを抑制できる。また、シールエッジによってシールする構成であるので、軸表面と軸孔表面によってシールリングが圧縮された場合の圧縮率を低くすることができる。
外周側の3つのシールエッジと内周側の3つのシールエッジは、外周側のシールエッジと内周側のシールエッジがそれぞれ軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられているとよい。
これにより、外周側のシールエッジと内周側のシールエッジが互いに影響を及ぼし合うことでシール面の面積を狭くしつつ、高い面圧を得ることができる。
外周側の3つのシールエッジのうちの中央のシールエッジは両側のシールエッジよりも突出量が少なく、
内周側の3つのシールエッジのうちの中央のシールエッジは両側のシールエッジよりも突出量が少ないとよい。
こうすることで、中央のシールエッジは、自己のシール機能と両側のシールエッジを支える機能をバランス良く発揮し、かつ両側のシールエッジのシール機能も高めさせることができる。
外周側の隣り合うシールエッジの間には、軸孔表面に接しない程度の凹部が設けられ、
内周側の隣り合うシールエッジの間には、軸表面に接しない程度の凹部が設けられているとよい。
これにより、シール面の面積が広くなってしまうことを抑制できる。
両側面のうちの少なくとも一方の側面側に2つのシールエッジを有するとよい。
これにより、シールリングが環状溝に装着されて使用される場合において、環状溝の側面に対してシールリングがシール面を形成する場合にも、2つのシールエッジを環状溝の側面に接触させることができる。従って、環状溝の側面に対する接触状態を安定させることができ、かつシール面の面積を狭くすることができる。
前記側面側に設けられた2つのシールエッジの間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を備えるとよい。
このように突出部を設けることで、シールエッジの変形を抑制できる。
軸心に対して垂直であって、かつ軸方向幅の中心を通る面に対して対称形状であるとよい。
これにより、両方向に対して同じ機能を発揮させることができる。また、取付方向が関係なくなるので、取付作業性にも優れる。
本発明のシールリングの製造方法は、上記のシールリングの製造方法において、
PL(型分割面によってできる線(パーティングライン))をシールエッジから離れた位置に形成する金型によってシールリングを製造することを特徴とする。
これにより、シール性に大きく影響する箇所にPLが形成されることを防止できる。従って、PLの除去作業などの仕上げ作業を軽減またはなくすことができる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、捩れや捻りの発生を抑制することができ、シール性の向上を図ることができる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図3を参照して、本発明の実施例1に係るシールリング及びシールリングの製造方法について説明する。図1は本発明の実施例1に係るシールリングの模式的断面図である。図2は本発明の実施例1に係るシールリングの使用状態を示す模式的断面図である。図3は本発明の実施例1に係るシールリングが金型によって成形された際の様子を示す模式的断面図である。
<シールリング>
特に図1を参照して、本発明の実施例1に係るシールリングの構成について説明する。
本実施例に係るシールリング100は、外周110にそれぞれ設けられる3つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第1シールエッジ111,第2シールエッジ112,第3シールエッジ113と称する)と、内周120にそれぞれ設けられる3つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第4シールエッジ121,第5シールエッジ122,第6シールエッジ123と称する)と、一方の側面130にそれぞれ設けられる2つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第7シールエッジ131,第8シールエッジ132と称する)と、他方の側面140にそれぞれ設けられる2つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第9シールエッジ141,第10シールエッジ142と称する)とを備えている。
いずれのシールエッジも互いの傾きが異なる2つの面の交差部分によって形成されており、先端が尖った形状である。
そして、第1シールエッジ111と第4シールエッジ121は、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。また、第2シールエッジ112と第5シールエッジ122も、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。更に、第3シールエッジ113と第6シールエッジ123も、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。つまり、断面で見た場合には、径方向幅の中心を通る線に対して対称形状となっている。
外周110に設けられた3つのシールエッジのうち中央の第3シールエッジ113は、両側の第1シールエッジ111及び第2シールエッジ112よりも突出量が少なくなるように構成されている。図1に示すように、第3シールエッジ113の突出量は、第1シールエッジ111及び第2シールエッジ112の突出量よりも距離K1だけ少ない。
また、内周120に設けられた3つのシールエッジのうち中央の第6シールエッジ123も、両側の第4シールエッジ121及び第5シールエッジ122よりも突出量が少なくなるように構成されている。図1に示すように、第6シールエッジ123の突出量は、第4シールエッジ121及び第5シールエッジ122の突出量よりも距離K2だけ少ない。
また、第1シールエッジ111と第3シールエッジ113との間、第3シールエッジ113と第2シールエッジ112との間には、いずれも湾曲した凹部114,115が形成されている。第4シールエッジ121と第6シールエッジ123との間、第6シールエッジ123と第5シールエッジ122との間にも、いずれも湾曲した凹部124,125が形成されている。
本実施例においては、外周110側の凹部114,115の深さH1の方が、内周120側の凹部124,125の深さH2よりも深くなるように設定されている。
<シールリングの使用例>
本実施例に係るシールリング100は、一般的なOリングなどのシールリングと同様に汎用性があり、2部材が相対的に移動(軸方向移動、回転移動など)する場合も、2部材が相対的に静止する場合も用いることができる。シール対象としては、液体や気体を例に挙げることができる。
ここでは、特に図2を参照して、シールリング100の用途の一例として、軸とハウジングとの間の環状隙間を封止する場合であって、軸に設けられた環状溝に装着されて用いられる場合を説明する。
この図に示すシールリング100は、軸孔を有するハウジング300と、軸孔に挿通される軸200との間の環状隙間を封止するために用いられる。また、軸200には環状溝201が形成されており、シールリング100は、この環状溝201に装着される。
シールリング100の外周110に設けられた3つのシールエッジ(第1シールエッジ111,第2シールエッジ112及び第3シールエッジ113)は、ハウジング300の軸孔表面301に接触して、それぞれ環状のシール面を形成する。このとき、シールエッジ間の凹部114,115は、少なくとも最も凹んでいる付近においては、軸孔表面301に接しないように構成されている。
また、シールリング100の内周120に設けられた3つのシールエッジ(第4シールエッジ121,第5シールエッジ122及び第6シールエッジ123)は、環状溝201の溝底面(軸表面)203に接触して、それぞれ環状のシール面を形成する。このとき、シールエッジ間の凹部124,125は、少なくとも最も凹んでいる付近においては、溝底面203に接しないように構成されている。
また、この図2に示す例の場合には、図中右側が高圧(高圧側(H))となっており、左側が低圧(低圧側(L))となっている。例えば、密封された油が大気に放出されるのを防ぐためにシールリング100が用いられる場合には、油が密封された側が高圧側(H)となり、大気側が低圧側(L)となる。
そのため、シールリング100は低圧側(L)に押されて、一方の側面130に設けられた2つのシールエッジ(第7シールエッジ131及び第8シールエッジ132)が環状溝201の側面202に接触して、それぞれ環状のシール面を形成する。
<シールリングの製造方法>
特に図3を参照して、本発明の実施例1に係るシールリング100の製造方法について説明する。
本実施例に係るシールリング100は、第1型410と第2型420とエジェクタ430とを備える金型成形によって成形される。第1型410は、シールリング100の外周110側と他方の側面140の一部を形成するための型である。第2型420は、シールリング100の内周120側と一方の側面130の部分を形成するための型である。エジェクタ430は、成形されたシールリング100を型から取り出すときに用いられるためのものである。
本実施例に係る金型は、PLをシールエッジから離れた位置に形成するように構成されている。第1型410と第2型420のPL面は、図示のように第1シールエッジ111と第7シールエッジ131との間の中央を通るように構成されている。これにより、これらの型によるPLは、第1シールエッジ111や第7シールエッジ131から離れた位置に形成される。
また、第1型410とエジェクタ430のPL面は、図示のように第9シールエッジ141と第10シールエッジ142との間の凹んだ部分を通るように構成されている。これにより、これら第1型410とエジェクタ430によるPLは、第9シールエッジ141や第10シールエッジ142から離れた位置に形成される。
更に、第2型420とエジェクタ430のPL面は、図示のように第5シールエッジ122と第10シールエッジ142との間の中央を通るように構成されている。これにより、第2型420とエジェクタ430によるPLは、第5シールエッジ122と第10シールエッジ142から離れた位置に形成される。
そして、本実施例では、上記の通り、外周110側の凹部114,115の深さH1の方が、内周120側の凹部124,125の深さH2よりも深くなるように設定されている。そのため、外周110側の方が、型に対する接触面積が広くなるように構成されている。これにより、型を開く際に、第1型410とエジェクタ430側に、成形品であるシールリング100を残し、第2型420をシールリング100から離すことができる。そして、第2型420をシールリング100から離した後に、エジェクタ430によってシールリング100を押し出すことで、シールリング100を型から取り出すことができる。
<本実施例の優れた点>
本実施例に係るシールリング100によれば、外周110側の3つのシールエッジ(第1シールエッジ111,第2シールエッジ112,第3シールエッジ113)がハウジング300の軸孔表面301に接触し、かつ、内周120側の3つのシールエッジ(第4シールエッジ121,第5シールエッジ122,第6シールエッジ123)が軸表面(図2に示す例の場合には環状溝の溝底面203)に接触する。そのため、シールリング100が安定した状態で装着される。
したがって、軸200とハウジング300が相対的に移動する場合、例えば、軸200とハウジング300が軸方向に相対的に移動する場合であっても、シールリング100に捩れや捻りが発生してしまうことを抑制できる。また、シールエッジによってシールする構成であるので、軸表面と軸孔表面301によってシールリング100が圧縮された場合の圧縮率を、Oリングなどの一般的なシールリングの場合に比べて低くすることができる。また、シールエッジによってシール面を形成する構成であるので、一般的なシールリングの場合に比べてシール面の面積を狭くすることができる。
また、本実施例においては、第1シールエッジ111と第4シールエッジ121が軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられ、第2シールエッジ112と第5シールエッジ122も軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられ、第3シールエッジ113と第6シールエッジ123も、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。
これにより、外周側のシールエッジと内周側のシールエッジが、それぞれ互いに影響を及ぼし合うように圧縮するため、効果的にシール面の面積を狭くしつつ、高い面圧を得ることができる。
外周110側の3つのシールエッジのうち中央の第3シールエッジ113は、シール機能を発揮すると共に、その両側の第1シールエッジ111と第2シールエッジ112を支持する機能も発揮する。また、内周120側の3つのシールエッジのうち中央の第6シールエッジ123も、同様に、シール機能を発揮すると共に、その両側の第4シールエッジ121と第5シールエッジ122を支持する機能も発揮する。
本実施例では、シール機能と両側のシールエッジを支持する機能とがバランスよく発揮するように、上記の通り、中央の第3シールエッジ113はその両側の第1シールエッジ111及び第2シールエッジ112よりも突出量が少なく、中央の第6シールエッジ123は両側の第4シールエッジ121及び第5シールエッジ122よりも突出量が少なくなるように設定されている。
また、本実施例に係るシールリング100は、両側面(一方の側面130と他方の側面140)にそれぞれ2つのシールエッジ(第7シールエッジ131及び第8シールエッジ132と第9シールエッジ141及び第10シールエッジ142)を有する構成を採用している。
このように、側面側にも2つのシールエッジを設けることにより、シールリング100が環状溝201に装着されて使用される場合において、環状溝201の側面に対してシールリング100がシール面を形成する場合にも、2つのシールエッジを環状溝201の側面202に接触させることができる。従って、環状溝201の側面202に対する接触状態を安定させることができ、かつ接触面積を狭くすることができる。また、両側面にそれぞれ2つのシールエッジを設けることで、軸方向のいずれが高圧になる場合にも対応させることができる。
また、本実施例に係る製造方法によれば、PLはシールエッジから離れた位置に形成される。これにより、シール性に大きく影響する箇所にPLが形成されることを防止できる。従って、PLの除去作業などの仕上げ作業を軽減またはなくすことができる。
更に、本実施例に係るシールリング100の形状は、Oリングなどの一般的なシールリングに比べて複雑な形状であるが、本実施例に係る製造方法によれば、内周側の凹部と外周側の凹部の深さを工夫することにより、金型の機構は簡易なもので済む。従って、本実施例に係るシールリング100も、一般的なシールリングと同様の機構の金型によって成形(製造)することができる。
(実施例2)
図4及び図5には、本発明の実施例2が示されている。上記実施例1では、外周側の凹部の深さの方が、内周側の凹部の深さよりも深くなるように設定される場合について説明した。本実施例では、内周側の凹部の深さの方が、外周側の凹部の深さよりも深くなるように設定される場合について説明する。
図4は本発明の実施例2に係るシールリングの模式的断面図である。図5は本発明の実施例2に係るシールリングが金型によって成形された際の様子を示す模式的断面図である。
<シールリング>
特に図4を参照して、本発明の実施例2に係るシールリングの構成について説明する。
本実施例に係るシールリング500は、外周510にそれぞれ設けられる3つのシール
エッジ(以下、説明の便宜上、第1シールエッジ511,第2シールエッジ512,第3シールエッジ513と称する)と、内周520にそれぞれ設けられる3つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第4シールエッジ521,第5シールエッジ522,第6シールエッジ523と称する)と、一方の側面530にそれぞれ設けられる2つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第7シールエッジ531,第8シールエッジ532と称する)と、他方の側面540にそれぞれ設けられる2つのシールエッジ(以下、説明の便宜上、第9シールエッジ541,第10シールエッジ542と称する)とを備えている。
いずれのシールエッジも互いの傾きが異なる2つの面の交差部分によって形成されており、先端が尖った形状である。
そして、第1シールエッジ511と第4シールエッジ521は、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。また、第2シールエッジ512と第5シールエッジ522も、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。更に、第3シールエッジ513と第6シールエッジ523も、軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられている。つまり、断面で見た場合には、径方向幅の中心を通る線に対して対称形状となっている。
外周510に設けられた3つのシールエッジのうち中央の第3シールエッジ513は、両側の第1シールエッジ511及び第2シールエッジ512よりも突出量が少なくなるように構成されている。図4に示すように、第3シールエッジ513の突出量は、第1シールエッジ511及び第2シールエッジ512の突出量よりも距離K3だけ少ない。
また、内周520に設けられた3つのシールエッジのうち中央の第6シールエッジ523も、両側の第4シールエッジ521及び第5シールエッジ522よりも突出量が少なくなるように構成されている。図4に示すように、第6シールエッジ523の突出量は、第4シールエッジ521及び第5シールエッジ522の突出量よりも距離K4だけ少ない。
また、第1シールエッジ511と第3シールエッジ513との間、第3シールエッジ513と第2シールエッジ512との間には、いずれも湾曲した凹部514,515が形成されている。第4シールエッジ521と第6シールエッジ523との間、第6シールエッジ523と第5シールエッジ522との間にも、いずれも湾曲した凹部524,525が形成されている。
そして、本実施例においては、上記実施例1とは異なり、内周520側の凹部524,525の深さH4の方が、外周510側の凹部514,515の深さH3よりも深くなるように設定されている。
<シールリングの使用例>に関しては、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
<シールリングの製造方法>
特に図5を参照して、本発明の実施例2に係るシールリング500の製造方法について説明する。
本実施例に係るシールリング500は、第1型610と第2型620とエジェクタ630とを備える金型成形によって成形される。第1型610は、シールリング500の内周520側と一方の側面530の一部を形成するための型である。第2型620は、シールリング500の外周510側と他方の側面540の部分を形成するための型である。エジェクタ630は、成形されたシールリング500を型から取り出すときに用いられるため
のものである。
本実施例に係る金型は、PLをシールエッジから離れた位置に形成するように構成されている。第1型610と第2型620のPL面は、図示のように第5シールエッジ522と第10シールエッジ542との間の中央を通るように構成されている。これにより、これらの型によるPLは、第5シールエッジ522や第10シールエッジ542から離れた位置に形成される。
また、第1型610とエジェクタ630のPL面は、図示のように第7シールエッジ531と第8シールエッジ532との間の凹んだ部分を通るように構成されている。これにより、これら第1型610とエジェクタ630によるPLは、第7シールエッジ531や第8シールエッジ532から離れた位置に形成される。
更に、第2型620とエジェクタ630のPL面は、図示のように第1シールエッジ511と第7シールエッジ531との間の中央を通るように構成されている。これにより、第2型620とエジェクタ630によるPLは、第1シールエッジ511と第7シールエッジ531から離れた位置に形成される。
そして、本実施例では、上記の通り、内周520側の凹部524,525の深さH4の方が、外周510側の凹部514,515の深さH3よりも深くなるように設定されている。そのため、内周520側の方が、型に対する接触面積が広くなるように構成されている。これにより、型を開く際に、第1型610とエジェクタ630側に、成形品であるシールリング500を残し、第2型620をシールリング500から離すことができる。そして、第2型620をシールリング500から離した後に、エジェクタ630によってシールリング500を押し出すことで、シールリング500を型から取り出すことができる。
<本実施例の優れた点>に関しては、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
(実施例3)
図6には、本発明の実施例3が示されている。本実施例は、上記実施例1の変形例であり、上記実施例1の構成に加え、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を設けた構成である。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は本発明の実施例3に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング100aにおいては、上記実施例1に係るシールリング100の構成に加えて、一方の側面130aにおいて、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部133が設けられている。なお、この突出部133は、全周に亘って設けるようにしてもよいし、複数の箇所において所定の間隔で部分的に設けるようにしても良い。
このように、本実施例では、突出部133によって、その両側の第7シールエッジ131と第8シールエッジ132を支持する機能が発揮する。そのため、一方の側面130a側でシール面を形成する場合に、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132の変形を抑制する機能が発揮され、シール性を高めることができる。また、一定以上の圧力が作用すると、突出部133も相手側部材(例えば、上記実施例1で示した環状溝201の側面202)に当接する。従って、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132が
異常に変形してしまうことを防止できる。
(実施例4)
図7には、本発明の実施例4が示されている。本実施例は、上記実施例1の変形例であり、上記実施例1の構成に加え、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を設けた構成である。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図7は本発明の実施例4に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング100bにおいては、上記実施例1に係るシールリング100の構成に加えて、他方の側面140aにおいて、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部143が設けられている。なお、この突出部143は、全周に亘って設けるようにしてもよいし、複数の箇所において所定の間隔で部分的に設けるようにしても良い。
このように、本実施例では、突出部143によって、その両側の第9シールエッジ141と第10シールエッジ142を支持する機能が発揮する。そのため、他方の側面140a側でシール面を形成する場合に、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142の変形を抑制する機能が発揮され、シール性を高めることができる。また、一定以上の圧力が作用すると、突出部143も相手側部材(例えば、上記実施例1で示した環状溝201の側面202)に当接する。従って、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142が異常に変形してしまうことを防止できる。
(実施例5)
図8には、本発明の実施例5が示されている。本実施例は、上記実施例1の変形例であり、上記実施例1の構成に加え、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を設け、かつ、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を設けた構成である。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図8は本発明の実施例5に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング100cにおいては、上記実施例1に係るシールリング100の構成に加えて、一方の側面130aにおいて、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部133が設けられており、かつ、他方の側面140aにおいて、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部143が設けられている。なお、これらの突出部133,143は、全周に亘って設けるようにしてもよいし、複数の箇所において所定の間隔で部分的に設けるようにしても良い。
このように、本実施例では、突出部133によって、その両側の第7シールエッジ131と第8シールエッジ132を支持する機能が発揮する。そのため、一方の側面130a側でシール面を形成する場合に、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132の変形を抑制する機能が発揮され、シール性を高めることができる。また、一定以上の圧力が作用すると、突出部133も相手側部材(例えば、上記実施例1で示した環状溝201の側面202)に当接する。従って、第7シールエッジ131と第8シールエッジ132が異常に変形してしまうことを防止できる。
また、本実施例では、突出部143によって、その両側の第9シールエッジ141と第
10シールエッジ142を支持する機能が発揮する。そのため、他方の側面140a側でシール面を形成する場合に、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142の変形を抑制する機能が発揮され、シール性を高めることができる。また、一定以上の圧力が作用すると、突出部143も相手側部材(例えば、上記実施例1で示した環状溝201の側面202)に当接する。従って、第9シールエッジ141と第10シールエッジ142が異常に変形してしまうことを防止できる。
このように、本実施例では、一方の側面130aと他方の側面140aのいずれがシール面を形成する場合にも同様の機能を発揮する。
(実施例6)
図9には、本発明の実施例6が示されている。本実施例は、上記実施例2の変形例であり、上記実施例2の構成に加え、第7シールエッジ531と第8シールエッジ532の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を設け、かつ、第9シールエッジ541と第10シールエッジ542の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を設けた構成である。その他の構成および作用については実施例2と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図9は本発明の実施例6に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング500aにおいては、上記実施例2に係るシールリング500の構成に加えて、一方の側面530aにおいて、第7シールエッジ531と第8シールエッジ532の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部533が設けられており、かつ、他方の側面540aにおいて、第9シールエッジ541と第10シールエッジ542の間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部543が設けられている。なお、これらの突出部533,543は、全周に亘って設けるようにしてもよいし、複数の箇所において所定の間隔で部分的に設けるようにしても良い。
このように、本実施例では、突出部533によって、その両側の第7シールエッジ531と第8シールエッジ532を支持する機能が発揮する。そのため、一方の側面530a側でシール面を形成する場合に、第7シールエッジ531と第8シールエッジ532の変形を抑制する機能が発揮され、シール性を高めることができる。また、一定以上の圧力が作用すると、突出部533も相手側部材(例えば、上記実施例1で示した環状溝201の側面202)に当接する。従って、第7シールエッジ531と第8シールエッジ532が異常に変形してしまうことを防止できる。
また、本実施例では、突出部543によって、その両側の第9シールエッジ541と第10シールエッジ542を支持する機能が発揮する。そのため、他方の側面540a側でシール面を形成する場合に、第9シールエッジ541と第10シールエッジ542の変形を抑制する機能が発揮され、シール性を高めることができる。また、一定以上の圧力が作用すると、突出部543も相手側部材(例えば、上記実施例1で示した環状溝201の側面202)に当接する。従って、第9シールエッジ541と第10シールエッジ542が異常に変形してしまうことを防止できる。
このように、本実施例では、一方の側面530aと他方の側面540aのいずれがシール面を形成する場合にも同様の機能を発揮する。
なお、本実施例においても、上記実施例3や実施例4の場合と同様に、いずれか一方の側面側にのみ突出部を設ける構成を採用できることは言うまでもない。
(実施例7)
図10には、本発明の実施例7が示されている。本実施例は、上記実施例1の変形例であり、上記実施例1の構成において、他方の側面を平面形状にした構成である。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図10は本発明の実施例7に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング100dにおいては、上記実施例1に係るシールリング100の構成において、他方の側面140bを平面形状としている。
つまり、他方の側面140b側をシール面として利用しないのであれば、シールエッジを形成する必要がないので、本実施例のように他方の側面140bを平面形状とすることで、シールリング100dの形状をより簡素化することができる。
(実施例8)
図11には、本発明の実施例8が示されている。本実施例は、上記実施例1の変形例であり、上記実施例1の構成において、一方の側面を平面形状にした構成である。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図11は本発明の実施例8に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング100eにおいては、上記実施例1に係るシールリング100の構成において、一方の側面130bを平面形状としている。
つまり、一方の側面130b側をシール面として利用しないのであれば、シールエッジを形成する必要がないので、本実施例のように一方の側面130bを平面形状とすることで、シールリング100eの形状をより簡素化することができる。
(実施例9)
図12には、本発明の実施例9が示されている。本実施例は、上記実施例1の変形例であり、上記実施例1の構成において、一方の側面と他方の側面を平面形状にした構成である。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図12は本発明の実施例9に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング100fにおいては、上記実施例1に係るシールリング100の構成において、一方の側面130bと他方の側面140bを平面形状としている。
つまり、両方の側面(一方の側面130b及び他方の側面140b)をシール面として利用しないのであれば、シールエッジを形成する必要がないので、本実施例のように両方の側面を平面形状とすることで、シールリング100fの形状をより簡素化することができる。
(実施例10)
図13には、本発明の実施例10が示されている。本実施例は、上記実施例2の変形例であり、上記実施例2の構成において、一方の側面と他方の側面を平面形状にした構成である。その他の構成および作用については実施例2と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図13は本発明の実施例10に係るシールリングの模式的断面図である。本実施例に係るシールリング500bにおいては、上記実施例2に係るシールリング500の構成にお
いて、一方の側面530bと他方の側面540bを平面形状としている。
つまり、両方の側面(一方の側面530b及び他方の側面540b)をシール面として利用しないのであれば、シールエッジを形成する必要がないので、本実施例のように両方の側面を平面形状とすることで、シールリング500bの形状をより簡素化することができる。
なお、本実施例においても、上記実施例7や実施例8の場合と同様に、いずれか一方の側面側のみ平面形状とする構成を採用できることは言うまでもない。
(その他)
上記実施例1,2,5,6,9,10のように、軸心に対して垂直であって、かつ軸方向幅の中心を通る面に対して対称形状とした場合には、両方向に対して同じ機能が発揮する。そして、シールリングを取り付ける際の取付方向が関係ないため、取付作業性に優れる。
また、上記各実施例におけるシールリングにおいて、隣り合うシールエッジ間の凹部(凹んだ部分)を、潤滑剤を溜めておくために利用することも好適である。
また、上記各実施例におけるシールリングの素材としては、例えば、熱可塑性ポリウレタンを好適例として挙げることができる。この熱可塑性ポリウレタンを採用した場合には、射出成形機により製造できるという利点がある。また、熱可塑性ポリウレタンの場合には、一般的なエラストマーに比べて、耐磨耗性,引張強度,低温特性に優れている。このように、熱可塑性ポリウレタンでシールリングを成形した場合、シールリングのショア硬さは80〜90HSとなる。
図1は本発明の実施例1に係るシールリングの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例1に係るシールリングの使用状態を示す模式的断面図である。 図3は本発明の実施例1に係るシールリングが金型によって成形された際の様子を示す模式的断面図である。 図4は本発明の実施例2に係るシールリングの模式的断面図である。 図5は本発明の実施例2に係るシールリングが金型によって成形された際の様子を示す模式的断面図である。 図6は本発明の実施例3に係るシールリングの模式的断面図である。 図7は本発明の実施例4に係るシールリングの模式的断面図である。 図8は本発明の実施例5に係るシールリングの模式的断面図である。 図9は本発明の実施例6に係るシールリングの模式的断面図である。 図10は本発明の実施例7に係るシールリングの模式的断面図である。 図11は本発明の実施例8に係るシールリングの模式的断面図である。 図12は本発明の実施例9に係るシールリングの模式的断面図である。 図13は本発明の実施例10に係るシールリングの模式的断面図である。
符号の説明
100,100a,100b,100c,100d,100e,100f シールリング
110 外周
111 第1シールエッジ
112 第2シールエッジ
113 第3シールエッジ
114,115 凹部
120 内周
121 第4シールエッジ
122 第5シールエッジ
123 第6シールエッジ
124,125 凹部
130,130a,130b 一方の側面
131 第7シールエッジ
132 第8シールエッジ
133 突出部
140,140a,140b 他方の側面
141 第9シールエッジ
142 第10シールエッジ
143 突出部
152 シールエッジ
200 軸
201 環状溝
202 側面
203 溝底面
300 ハウジング
301 軸孔表面
410 第1型
420 第2型
430 エジェクタ
500,500a,500b シールリング
510 外周
511 第1シールエッジ
512 第2シールエッジ
513 第3シールエッジ
514,515 凹部
520 内周
521 第4シールエッジ
522 第5シールエッジ
523 第6シールエッジ
524,525 凹部
530,530a,530b 一方の側面
531 第7シールエッジ
532 第8シールエッジ
533 突出部
540,540a,540b 他方の側面
541 第9シールエッジ
542 第10シールエッジ
543 突出部
610 第1型
620 第2型
630 エジェクタ

Claims (8)

  1. 軸孔を有するハウジングと前記軸孔に挿通される軸との間の環状隙間を封止するシールリングにおいて、
    外周側と内周側にそれぞれ3つのシールエッジを備えることを特徴とするシールリング。
  2. 外周側の3つのシールエッジと内周側の3つのシールエッジは、外周側のシールエッジと内周側のシールエッジがそれぞれ軸心に対して垂直な面上に位置するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシールリング。
  3. 外周側の3つのシールエッジのうちの中央のシールエッジは両側のシールエッジよりも突出量が少なく、
    内周側の3つのシールエッジのうちの中央のシールエッジは両側のシールエッジよりも突出量が少ないことを特徴とする請求項1または2に記載のシールリング。
  4. 外周側の隣り合うシールエッジの間には、軸孔表面に接しない程度の凹部が設けられ、
    内周側の隣り合うシールエッジの間には、軸表面に接しない程度の凹部が設けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のシールリング。
  5. 両側面のうちの少なくとも一方の側面側に2つのシールエッジを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のシールリング。
  6. 前記側面側に設けられた2つのシールエッジの間に、これらのシールエッジよりも突出量の少ない突出部を備えることを特徴とする請求項5に記載のシールリング。
  7. 軸心に対して垂直であって、かつ軸方向幅の中心を通る面に対して対称形状であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のシールリング。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載のシールリングの製造方法において、
    PLをシールエッジから離れた位置に形成する金型によってシールリングを製造することを特徴とするシールリングの製造方法。
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